[籠居の菓匠]ヨルトルット
プロフィール
パティシエだが家にこもり外に出たがらないお菓子の国の青年。菓子作りの才能があり、その腕前を知る同業者は、繊細で奥深い味を評価しているが、本人はそれを知らない。
人との接触が苦手なわりに、誰かにかまって欲しいと願う菓匠は、今日も厨房で材料と向き合っている。
「仲間を作るレシピってないのかな……」
- フルネーム:-
- 綴り(一例):Jortholdt
- 出身:お菓子の国
- 現在地:
- 性別:男
- 年齢:27
- 職業:パティシエ
- 武器:弓
- 趣味:お菓子作り、チョコ
- 性格:うちき
- 一人称:僕
- 実装日:2020年1月31日
容姿
- 背景なし
- 立ち絵
&ref(): Usage:([pagename/]attached-file-name[,parameters, ... ][,title]);
- SD
- 表情差分
&ref(): Usage:([pagename/]attached-file-name[,parameters, ... ][,title]);
- 外見特徴
- 容姿:
- 服装:
- 武器:
- 鈴:
詳細
- 名前の由来
わかれば。案でも推測でもなんでも歓迎。 - 2つ名
- ユニットストーリー(ネタバレ防止につき折りたたみ)
<夕方・河原にて>
ラビューン×3「キュイ!キュイィッ!」
町の男性「……まいったな。周囲をモンスターに取り囲まれちまったぞ。くそっ、こうなったら強行突破しか!」
ヨルトルット「こそこそこそ……。」
町の男性「おわっ!な、何だ!?妙な飾りのついた木が動いて……、」
ヨルトルット「こそっと……弓矢で、えいっ!」
ラビューン「キュイーッ!」
町の男性「モンスターを追い払ったぞ!な、なぁ……あんたは一体?」
町の男性「ん?誰もいないぞ。おかしいな、さっきまでそこにいたのに。」
町の男性「って、何だこれは?キラキラした紙に包まれた……チョコ?」<紹介所にて>
主人公「メルク、知ってるか?困っている人を助けてくれる木みたいな人が町で話題になっているらしいぞ。」
メルク「もちろん知っているのです!その方はキラキラしていて、とても美味しいチョコを残して立ち去るそうなのですよ~!」
主人公「うーん、その人の正体は何なんだ?」
メルク「と……普段なら首を傾げるところなのですが。心当たりがありすぎるのですよ。」
主人公「だな……。」
ヨルトルット「……こそこそこそ。」
主人公「ええっと、今の話に出てくる木みたいな人って、ヨルトルットさんのことですよね?」
ヨルトルット「ぼ、僕は木みたいな人じゃないよ……。主人公くん……。あ、あと、あまり近寄りすぎないで。」
メルク「みゅ~!名前を覚えてくれているのですよ!」
ヨルトルット「お、覚えて当然さ……メルクちゃん。だって君たちは毎日、引きこもりパティシエの僕に会いに来るじゃないか……。」
メルク(みゅみゅっ!昨日までは物陰から顔を覗かせるだけだったのですが、今日はたくさん話ができているのですよ!)
主人公(長い間、通い続けた甲斐があったな!よし、ヨルトルットさんが困らない距離を保ちつつ、心の距離を縮めていくぞ!)
メルク(はい、なのです!では早速!)
主人公「ええっと、ヨルトルットさんはさっき自分のことを、引きこもりパティシエだって言っていましたけど……、」
主人公「お菓子の国には、そういうパティシエもけっこういたりするんですか?」
ヨルトルット「ど、どうだろう?僕は……子供の頃からずっと引きこもって、家でお菓子作りをしているから、他のパティシエのことは詳しくないんだ。」
メルク「子供の頃からなのです!?」
ヨルトルット「うん……たいていの人は驚くんだけど、僕は人と関わるより、お菓子……とりわけチョコと向き合っているのが好きだったんだ。」
ヨルトルット「さ、幸いそのことを周囲の大人も理解してくれてね、両親は僕に専用の厨房を与え……近所の人は僕の菓子を品評して成長の機会を与えてくれたのさ。」
主人公「……なるほど。そんな事情があったから、今のスタイルになったんですね。」
主人公「それにしても自分に合った環境で好きな仕事ができるって、すごく素敵なこと……、」
ヨルトルット「……だと思ってた。す、少し前まで……。」
主人公「あれ?」
メルク「みゅ?どうかしたのです?どこか思いつめた表情をしているようなのですが……、
ヨルトルット「そ、その……。」
主人公「もしかして、旅に出たことが関係していたりするんですか?」
ヨルトルット「……っ!」
主人公「いや、自分の望む形で仕事ができているのに、なぜ旅に出たのかなと思って……。」
ヨルトルット「す、するどいね。そう、僕は……人と関わるのが怖くて引きこもったけど、引きこもりでいるのも怖くなって……旅に出たんだ。」
メルク「どういうことなのです?」
ヨルトルット「お菓子の国の自宅兼厨房で、僕は毎日……チョコを作っていた。話をするのは得意先の店主とスイーツハンターだけ……。」
主人公「スイーツハンターって確か、お菓子の原料を採取する職人でしたよね?」
ヨルトルット「うん、馴染みのスイーツハンターがいて、彼しか話し相手はいなかった……。でも、それで満足していたんだ……あの日までは。」
主人公「考えが変わるきっかけがあったんですね……。」
ヨルトルット「せ、聖雪祭りといって5年に1度行われる大きなお祭りの準備中に……必要な材料が切れて、どうしても町に出ないといけなくなってね。」
ヨルトルット「その時に、パティシエ同士の言い合いを見かけたんだ……。」<回想・お菓子の国にて>
オペラティオ「聖雪祭のギフト用にオーダーされたチョコレートの試作品か……。」
タルトレード「ああ、複数のチョコレートをブレンドして、単一では表現出来ない味わいを生み出した特別製だ!」
オペラティオ「……ふん。聖雪祭は心浮きたつ華やかな祭りだ。だが、この試作品にはそういった要素が一欠片もない。」
タルトレード「待てよ!見た目も確かに大事だけど、このチョコレートはシンプルにしておきたいんだ。誰かに伝えたい気持ちは、いつだってシンプルだからな。」
オペラティオ「それなりに考えたようだが、見た目で満足させることも、より意識するべきだ。なぜなら洗練されたチョコレートというものは……、」
オペラティオ「……いいから食えよ。」
ルナ「わふっ!」
タルトレード、オペラティオ「お前が食ってどうする!」ヨルトルット「た、互いの意見を……臆せずにぶつけ合う。そんな二人の姿を見て気づかされたよ。今のままでは、僕の世界は閉ざされたままだって……。」
ヨルトルット「だ、だから旅に出たんだ、互いを成長させられる仲間を見つけるために。」
メルク「みゅ~!そんな事情があったのですよ!」
主人公「自らを割って出るなんて、すごく立派ですね!でも……、」
主人公「どうしてお菓子の国じゃない場所で仲間を探そうと思ったんですか?それに、その飾りつけをされた木っぽい恰好は一体……。」
ヨルトルット「緑と赤……それから金は、聖雪祭のイメージカラーなんだ……。」
メルク「ということは聖雪祭と何かしらの関係があるのです?」
ヨルトルット「も、元々は、聖雪祭で……仲間を見つけようと思ってたんだよ。」
ヨルトルット「それで、自らを聖なる菓子の木に見立てて、飾りつけをしたんだ……。ほら、目を引く格好をしていると話かけやすいでしょ?」
主人公「……ちょっと派手すぎる気もしますけど、仲間作りのきっかけになりそうですよね。」
ヨルトルット「でも、聖雪祭当日……。人前に出るのが、やっぱり怖くなって僕は厨房にこもってしまったのさ……。」
メルク「みゅううっ……。それは残念なのですよ……。」
ヨルトルット「本当に悔しかった……。で……でも、だからこそ思い立ったんだ。逃げ場のないところまで旅をしようってね。」
ヨルトルット「なんて言いながら、僕は……紹介所に引きこもってる。こんな臆病で情けないパティシエと旅をしたいと思うなんて……、」
主人公「ここにいますよ。」
メルク「それにヨルトルットさんは臆病でも情けなくもないのです!」
ヨルトルット「ぼ、僕が臆病じゃない?」
主人公「ヨルトルットさんは初めて会った時、俺たちから逃げるように隠れていましたけど、今ではこうして顔を合わせて話してるじゃないですか。」
メルク「しかも、紹介所に来る途中で困っている人を助けたりもしているのです!」
主人公「派手な木の人の正体がわかって、ヨルトルットさんと旅をしたい気持ちがより強くなったんです。だから……、」
ヨルトルット「……。」
主人公「……あ、あれ。」
メルク「みゅうう……。お誘いするのは、まだ早かったのです?」
ヨルトルット「違うよ……。嬉しすぎて情けない顔をしているから、ちょっと引きこもりたくなったんだ。」
ヨルトルット「で、でも……引きこもるのはこれでおしまい。だって、共に旅をしたいと思える最高の仲間と巡り会えたんだから。」 - 人間関係
- 登場ストーリー
- 他細かいプロフィール(好き嫌い等あれば)
関連事項等