写真の撮り方

Last-modified: 2020-06-26 (金) 18:26:05

※ ここに書かれているのは、 あ く ま で 基本的な事項のみ です。
※ 本格的に凝った綺麗な写真を撮りたい方は、検索して特化したサイトやスレを探してください。
※ 野外撮影に関しては各所で是非が激しく議論されていますのでここでは特に述べません。

最低限必要な物は?

  • カメラ(携帯付属でも使い捨てでも一眼等)
  • SD

他に何かあったらいい道具とかはありますか?

  • 三脚 (三角脚立)
  • レフ板 ※ 100円ショップ等で購入できる代用品などを利用する方法もあります。詳しくは レフ板 の項目で後述します。
  • ライト (卓上ライト等)
  • 大きな布 or 背景になりそうなもの

撮影前にすること

まず人形の周囲を片付けましょう。
せっかくの可愛い、綺麗な人形の背後が汚部屋だったり、生活臭の漂うものだと台無しです。
壁際やカーテンのすぐ手前に台を置いて、その上に置くだけでも構いません。
布や衝立等で隠すなどの方法もあります。
人形の周囲が白っぽいと、あとで写真をデジタル加工するときに便利です。

撮影する時に何か注意することはありますか?

周囲に十分な”光”はありますか?
レフ板で人形に光を照らしてあげると、グラスアイに光が入って綺麗に撮れます。
だからといって安易にフラッシュを使わないようにしましょう。どちらかといえば発光禁止がお勧めです。
フラッシュの光は近距離の一点から放射状に照らすため、不自然な影がでてしまいがちです。
どうしてもフラッシュを使用する場合は白色のコンビニ袋を発光部分に被せることで多少影をぼかすことができます。

 

シャッターを押すときは、脇をぎゅっと絞って腕を固定しましょう。
特に、デジカメだと脇を絞ることで「手ブレ」しにくくなります。
右手でカメラを持って、手のひらを自分側に向けた左手に乗せて持つと、手ブレを防ぎやすくなります。
もしくは三脚を使いましょう。
ブレた写真になってしまう確率が減ります。

 

デジカメの場合、「二度押し」できる機能があります。
そのカメラの性能によりますので、詳しくはお手持ちのカメラの「取扱説明書」を参考にして下さい。
まず人形にカメラを向け、半分ほどシャッターを押します。
ピントが合わさったところで、シャッターを押しきります。
これで「ピンボケ」写真を減らすことができます。

 

ちょっとだけ、撮影設定

デジカメで撮影する場合 の 重要な設定 に、露出補正 と ホワイトバランス の 設定 があります。
露出補正 は 写真全体 の 明るさを決める と同時に、白飛び、黒潰れを防ぐ ために必要です。
ホワイトバランス は 写真の色合いを決めるもので、肌色が肌色に写るようにします。
どちらも 設定は それほど 難しくない ので、カメラの説明書を見ながら試してみてください。

その他

写真は、可能な限りたくさん撮っておくことをおすすめします。
「この一枚で全てを決める!」というよりも、
「下手な写真、たくさん撮れば一枚はいいのがあるさ」ぐらいの気持ちで、
角度を変えアップにしたり引いたりしたり、好きなだけ撮ってみましょう。
また、複数枚撮影して、手ブレのもっとも少ないものを選ぶこともできます。

機材について

どんなカメラを選ぶ?

どんなカメラであれ、画質であれ、まずはたくさん枚数を取ることが大事です。
気軽に撮れるカメラがいいのですが、いつでも撮れるから、と撮らなくなってしまっては本末転倒です。
撮るのに気合が必要なカメラでも、綺麗に撮れるから何枚でも撮りたくなる、というのならそれを選ぶべきです。

 
  • ほとんどの人は用意するまでもなくカメラ付き携帯電話を持っていると思います。
    携帯性、撮った写真をすぐにメールで送れるコミュニケーション性では他の追随を許しません。
    基本的に、カメラとしての機能、性能はおろそかになっています。
    写真は撮れますが操作性の悪さからあまりお勧めしません。
    画質もそれなりのものがほとんどですが、Webやブログにアップする目的なら充分でしょう。
 
  • コンパクトデジカメ は 手軽に便利に撮れるのが特徴です。
    ズームしてシャッターを押せば綺麗に撮れます。
    人形撮影に必須のマクロ能力においては、一眼を凌駕する部分があります。
    センサーの小ささから広い範囲にピントが合いやすく、風景まで入れた記念写真のような用途にも向きます。
    2L判(普通の写真サイズの2倍)程度までのプリントなら、画質はじゅうぶんです。
 
  • デジタル一眼 は 主に暗所撮影でのノイズの少なさ、ボケ描写、AFの速さが特徴です。
    本体だけでなくレンズにも投資が必要です。その他周辺機材も含めるとさらに高価になります。
    きちんと撮れば綺麗に撮れますが、綺麗に撮るためにはきちんと撮らないといけません。
    普通の部屋 は 意外と暗いですし、ドールイベント や オフ会でも 照明が不十分なことが多いので、一眼の高感度が役立つ場面もあります。
    ボケを出しやすいので、イベントで展示を撮影しつつ その奥を歩く人はぼかして見せない、という撮影もしやすいです。
    動く被写体にも強いのですが、人形撮影ではその特長が活きることはあまり無いでしょう。
    A4サイズ以上にプリントしたり、パネルを作ったりするなら一眼の画質が欲しくなります。
 

おすすめは3万円前後で5倍~10倍程度のズームのついたコンパクトカメラです。
「絞り優先オート」(Aのモード)が設定できて、ホワイトバランスが調整できるものがいいでしょう。

 

絞り優先オートで絞り(Fの数値)を最小値にし、望遠側(望遠ズーム:T 最大)、接写モード(チューリップマーク)で
人形に焦点を合わせて撮れば、「なんちゃって背景ボケ」な写真が と り あ え ず は撮れます。

 

一眼特有の大きなボケを求めるならば、最低でも30万~50万の出費を覚悟する必要があります。
本体価格だけで考えることはできません。
近年は初心者向けに10万円以下で買える物もあります。
ミラーレス一眼という機種も発売されており大きさについてもデジカメを一回り程の大きさです。

三脚などを活用する

手ブレを防ぐために三脚は必須です。お人形は小さいので、少しのブレでも拡大されて写ってしまいます。
また、三脚を使うときは、カメラの手ブレ補正機能はOFFにしましょう(逆にブレてしまいます)。

 
  • コンパクトカメラを固定できるなら、台の上におくだけでもOKです。
  • 机に肘ついたり、柱に腕を押し付けたりしながら カメラを持つ ことで、多少なりとも、位置を固定することができます。
  • コンパクト用なら、卓上用のミニ三脚 や 8段伸縮等のコンパクト三脚 で充分でしょう。あるだけで全然違います。
  • 一眼用なら、それを支えるだけの頑丈さを持ったものが必要です。

レフ版ってなあに?

光を反射させる板のことです。光があたる反対方向に置いて、陰になる部分にも光をあてるために使われます。
レフ板は、要するに「キラキラして光を反射すればいい」ので、本格的にやってみる!というのでなければ、
以下のものなどで代用できます。

  • ダンボールにアルミ箔貼ったもの
  • レンジの油避け
  • カレンダーの裏
  • 車用日よけ(車内フロントガラスの前に置く、きらきらしたものです)

撮影用ライトについて

通常、部屋の中の明かりでは、綺麗な写真を撮るための光としては不十分です。
また、天井からの照明だけでは前髪の影が顔に落ちたりしがちです(上述のレフ版を足元に置けば緩和できますが)。
高価で大型のライトも販売されていますが、卓上用の蛍光灯が1つか2つあれば、光を補うことができます。
電球型ではなく、大きな面積が光るものを、多少離れた距離に設置すると、比較的自然な光になります。
直接照らすのではなく、間にトレーシングペーパーなどを挟むと、よりやわらかい光になりますが、設置は大変です。
カメラを三脚で固定し、リモコン等でシャッター操作を行って、照明自体は手で持っていい角度から照らすという手段もあります。