広い幻想郷

Last-modified: 2014-03-16 (日) 20:26:35

目次

注意書き

 初めての投稿になります。
試作品として短編にしようと思っています。
また、東方Projectのキャラクターについては説明しませんので
知ってる上で見るようにお願いします。


以上の点を宜しくお願いします。

異空間幻想

ここは人には知れない場所、幻想郷。
遥か昔、妖怪の住まう地であった幻想郷は、
人々に恐れられ、賢者たちによって封印された。

 

それ故ここに住む人々は科学の進展が遅れてるのだ。
だが自然の緑色に関しては何も変わっていない。
動物たちも、妖怪たちも、人間たちもその中で楽しく暮らしているのである


さて、前置きはこの位にして
愉快な少女たちの暇そうな生活を見ていこう

ボーリング

 「暇な毎日よね」
 そういったのは博麗霊夢。
博麗神社の巫女である。

 「かと言って異変が起こるのは御免だろ?」

 返事をしたのは霧雨魔理沙。珍しくもない普通の魔法使い。

 

 「面倒臭いだけで嫌ってわけじゃないわ」

 「この幻想郷にもまだ知らない妖怪だっている」

 「静かにしてた妖怪も暴れだしたぐらいだしねぇ」

時は下克上騒ぎの事後。今まで黙っていた妖怪たちも暴れ、
まだ知らぬ愉快な妖怪がいることは彼女たちは知っていた。

「敵わないからな」


彼女たちは今日もお茶をする。
2人だけというのも実は珍しいのだ。だってほら。

「魔理沙、やっぱりここにいたのね。」

霊夢そっちのけでやってきたのはアリス・マーガトロイド
彼女もまた、魔法使いだ。

 

「家にいるほうが珍しいさ。やることないし」

「ここにいてもやることないでしょうに」

「あるさ。お前と話してるだろ?」

「………………ふんっ」

「私を差し置いて人間2人でお茶会ですかそうですか」

「そっ……そんなことないぜ!」

「何よ今の間!」


暇だけど何故か賑やかな緑の地。そこに住んでいるものは
生活に不満を覚えているものは少ない。なぜなら、
不満を持てばその時点で「異変」を起こし、叩かれているのだから。

狭く、広いセカイ

「ふああああああ」

幻想郷の今は朝。欠伸が欠伸を呼ぶ時間帯

「ふああああ……あっ! ホントに釣られちゃったじゃない!」


ここは幻想郷の山。人呼んで、妖怪の山。
その山には神社がある。博麗神社とは違う、もう一つの神社。

「眠いんだからしょうがないって。生理現象生理現象」

と言った一人の少女。
以前まで外の世界に住んでいて引っ越してきたという神の一人。
八坂神奈子である。

「神に生理現象なんてあるの? 一応この身体だけど」

もう一人も引っ越してきた神。守矢諏訪子。

「この身体なんだからあるでしょうね~。生理生理」

「まぁ欠伸が釣られるってことも事実だったわけだしね」

と、なんでもいい会話をしている彼女たちに近づく影が……


「そんなこんなで、もうすぐクリスマスですね」

と、現れたのは山の巫女、東風谷早苗。
外の世界の現人神だった彼女も、この世界ではそんなこと普通だった。
今の季節は肌寒い冬。クリスマスさえここでは本気に感じてしまう。

「クリスマスは大変よ。きっと神の日ってことは忘れてるんでしょうね」

「そうだな。その分、この世界は広いよな。」

「心も広いですね。」



ここは隔離された世界、幻想郷。妖怪も人間も共存する世界。
警戒の分、狭いと思うかもしれないが、決してそんなことはない。
科学の進展が遅い分、心は寛大なのだ。
決して狭いことはない。どんな者もどんな者に馴染め、過ごせる世界。
そんな分、日本より広いのかもしれない

             FIN

あとがき

初めましての方は初めまして、他からの方はこんにちは
練習用と始めたこの話もなんか真面目に書いてました。
SSを書くのってそんな感じでしょうか?初めての作品です。
ご指摘頂けると次回作の参考になるので是非お願いしたいです。

 

これは短編ですが、続ける気満々です。
その都度出来たら宜しくお願いします。

感想スペース

コメント欄: