Last-modified: 2009-08-10 (月) 22:51:18

目次

最初に



どうも~盾にロマンを賭けるです。まぁ第三弾です~
SSは楽しいけど時間がなかなか作れないですね~ 内容が楽しいかどうかは置いといて
今回も新規に何人か出てます。勝手に女性になってたりもしますがご了承を~

本編



チュンチュン・・・ギャース・・・キャーイクサーン・・・


朝だ。が、鳥の声では起きれなかった。


「覇王翔吼拳をつかわざるをえない!
    覇王翔吼拳をつかわざるをえない!覇おっ」


ピッ・・・


目覚まし時計での目覚めはなぜか元気が出ない・・・もっと寝たいがそうもいかんだろうなぁ
ま、とにかく体を起こそう・・・


ピキッ


盾「ぐぁぅぉぅぁぃぉ・・・・」


筋肉痛・・・か?体に剣山でも埋め込まれてるんじゃないかと思えるほどの激痛が走った。
まぁ考えてみればそりゃそうだ。師匠相手に死ぬほど心抄舞で飛びまわった上未来永劫斬(オリジナルだが)
を撃った。まぁ普通に考えて筋肉はブチブチだろう。準備しておいてよかった。


ゴクゴク・・・キュピーン


因幡さんからもらった「コクシム~爽~」の最後の1本。布団の横に置いといたので動かなくても手が届き、
痛みも驚くほどよくなった。さすがボク。さすが「コクシム~爽~」と言わざるをえない。


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ゾ「おぅ、盾。おはよぅさん!」
盾「おはよ~ 元気だな~ゾルゲwこっち筋肉痛で死ぬかと思ったぞ;」
ゾ「鍛え方の違いよb軟弱者めw」
盾「うるへぃゃぃ この野生人め」


そして二人で登校。やはりハミ男を発見。目で一喝したらマッハで消えた・・・何気に早・・・


盾「やっぱハミ男ってボクん家のそばなのかなぁ 迷惑な話だ」
ゾ「そうなのか?うらやましいなぁオイ」
盾「なんでそうなるw」
ゾ「むしゃくしゃしたら一刀両断できるじゃんb」
盾「もうあのハッスルロリオヤジと戦うのは御免こうむる」
ゾ「以下同文wまぁ盾と一緒なら考えてもいいがな~」
盾「その時は後ろで応援してやるbまかしとけ」
ゾ「この薄情者w」


学校到着


ゾ「今日の授業は?」
盾「今日は二人とも同じ授業だな。午前は家庭科の調理実習か・・・」
ゾ「昼飯ぬきでいいな。まぁ十中八九アレ系だろうが・・・」
盾「まぁたまにはいいか。量が人並みならうれしいんだけどね・・・」
ゾ「午後は?」
盾「えーっと、クラス対抗で体育のなんかみたいだな」
ゾ「ってことは今日ノート取らなくていいじゃん!やったぜ!」
盾「たまには授業予定くらいメモってから帰れ・・・」


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家庭科の先生は穣子は家内です先生
自称既婚者。作る料理は大方サツマイモ料理で量が半端じゃない。
軽くテーブルを埋め尽くすほどの料理を作る。妻への愛はある意味超越したものであり、
なんども自慢話をされ、その時奥さんの名前を間違えてしまうと成績を1にされるとかされないとか。


穣「今日はサツマイモの炊き込みごはんとおさつチップスを作ってみましょう」


言うが早いか2,30台はあろうかというジャーを長いテーブルに並べた。


穣「失敗してもいいようにご飯はたんと用意してあります。さぁ、おいしくできるまで作りましょうか」
ゾ「みろよ盾。先生の後ろにあるやつって米俵じゃないか?」
盾「どう見てもドラム缶以上の大きさだ・・・しかもひぃふぅみぃ・・・10はあるな;」
穣「ところで盾にロマンを賭ける君。私の妻の好物を知っているかい?」
盾「は、はい!サツマイモと先生の愛情のこもった料理です!」
穣「そうなんだよ!愛情を込めたおさつチップスは格別だって妻がね・・・~・・・~~・・・」


延々と語り続けられたが成績には影響しないだろう・・・なんとか切り抜けた・・・


ゾ「本当に成績が1になるのか確かめたかったのはあるからちょっと残念だなw」
盾「そんなに地平線まで跳ね返されたいか?ゾルゲクンやw」


その後約1週間分はあろうかという炊き込みごはんと格闘し、午前終了。
なにか飲み物をということでゾルゲと購買へ向かった。


因「いらっしゃいで・・・あら、珍しいお客さんですねぇ~」
盾「因幡さんこんにちは~ 飲み物買いに来ました~」
因「はいは~い 好きなの選んでくださいね~ あ、そいえばこの前のドリンクどうでした??」
盾「恐ろしいくらいに効きましたよwまた今度仕入れたら買わせてもらいますw」
因「ごひいきにです~にょふふふ・・・」


人気商品らしい「7色の魔法ドリンク」を二人で買って購買を後にした。


ゾ「食堂で時間つぶすには酷な状況だな・・・どうする?」
盾「道場で運動でもするか。腹ごなししないと体育できないぞ・・・ウプッ」
ゾ「そりゃ名案。久々にテストしてやるy・・ウッ・・・」


ある意味満身創痍で道場へとたどり着いた。


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*「はっ!とうっ!せぇぃ!」


ボク達の前に先客がいるようだ。そっと中に入ってみると一人で修行中のようだ。


*「あら、盾クンにゾルゲクンじゃない。どうしたの?昼休みに二人で道場にくるなんて」


彼女は半霊前先輩。魂魄流護剣術5段の超強者で礼儀正しく。満心なく常に稽古を続けている努力家である。
桜が好きで自分の技の名前にも「桜」を入れている。心抄舞のスピードで曲線に曲がれるオリジナルのステップ
「心桜舞」そこからの一太刀「心桜斬」が彼女の最も得意な技である。


盾「じつはかくかくじかじか・・・まるまるうまうま・・・」
半「なるほど、SSは便利ね。つまり腹ごなしにきたのね、確かにきつそうな顔だことw」
ゾ「笑い事じゃないですよ・・・五升は食べたからなぁ俺達」
半「常人なら死ぬよ?無理はいけないなぁ・・・あ、そうだ」
盾「?」
半「3人でバトルロワイヤルしよっか?1対1対1で」


盾 「な、なんだってー」
ゾ 「な、なんだってー」
神男「地球が危ない!」


盾&ゾ「現世斬!」


ズバーン・・・


半「今何かいたような・・・」
盾「気のせいじゃないですか?」
ゾ「何も見えず聞こえずですよ?空目空耳ってやつですかねぇ?」
半「そうなのかなぁ・・・」
盾「ま、まぁそれは置いといて。バトルロワイヤルはあっという間に負けそうですねぇ」
ゾ「先輩の剣早すぎますもん」
半「んー、じゃあ私は剣1本でやりましょう。それでいいかしら?」
盾「それでも負ける気満々だが・・・折角の機会だし」
ゾ「無謀にも挑戦してみるか!」
半「決まり、ね」


3人で三角形を描くように並び。しばし静寂が訪れる・・・
ギシッと木の床が鳴ると共に3人は一斉に動いた


盾&ゾ「心抄舞!」
半「心桜斬・・・」


ボクは様子見に離れるように跳んだのに対し、ゾルゲは一直線に半霊前先輩に突っ込んでいくが、
先輩は木刀を軸にカーブをかけゾルゲの後ろに回り込んだ。曲がるジャンプはやはり恐ろしい。
そのまま背中に一発。ぴしっと叩いて元の場所に戻った。一飛びの移動距離も長いとはどんだけなんだ・・・


ゾ「いって~!;;」
盾「大丈夫か?ゾルゲ」
ゾ「ぉぅ・・・盾・・・隙あり!」


ヒュッ ビシッ


盾「ッ!あぶなっ!」
ゾ「ふっふっふ。今はバトルロイヤルだぜ?他人の心配してる場合じゃないだろ!そら!」


ヒュッ!


盾「くっ このぉ!」


ビシッ


盾「ぐぁ!?」
半「油断大敵ね 敵は一人じゃないのよ?」


これはまずい。とりあえず二人が見えるような位置を保ちつつ離れた。かなりきついなこれは・・・


ゾ「これでどうだ!妙技!結跏趺斬・改!」


ヒュヒュ・・ヒュン!


半「!?」


やっぱりこの技初めて見たらそうなるよな~と内心思いつつ飛ぶ斬撃にしっかりと視線を合わせて構える。


盾「妙技!反射下界斬!」


フォン・・・キィン!


半「うぁ・・・!」


今回は敵同士だが普段から一緒のボクらは何をするのか大体わかる。反射して当てた斬撃に当たり軽く吹っ飛ぶ先輩。
しかし転ばずに体制を立て直すあたりさすがだと言わざるを得ない。すぐに追撃を試みる。


盾「生死!流転!斬!」
半「ふっ、はっ、今だ!」


三段斬り最後の一撃を真上に弾かれ。その刹那に脇腹へ一太刀。


半「奥儀・天女返し・・・お味はいかがかな?」
盾「かはっ!?」


よろめいたボクにゾルゲが待ってましたとばかりに心抄舞で突っ込んできた。まいった、動けない・・・ならば・・・


ゾ「もらったー!」
盾「甘い!」


カキン!ビシッ


盾「炯眼剣!防御・反撃はボクの得意分野だぞ?」
ゾ「うぐぅ・・・ドジった・・・」


そんなボクたちを距離を置いて見ている先輩。すでに現世斬の構えに入っていた。まずい!


半「まさか二人とも妙技を使えるなんて・・・やるじゃない なら私もとっておきを見せてあげる・・・!」


言い終わるが早いか凄まじいスピードでジグザグに突進。ボクたちはすぐに構えたが先輩は素通りして立ち止まった。
・・・現世斬の失敗か?


半「・・・乱雑に斬られた空気は不規則な真空の刃を生み出し・・・相手は桜の如く散っていく・・・奥儀!桜花閃々!」


スバババババン!!


盾「!?」
ゾ「?!」


一瞬で斬撃に包まれて体中に攻撃が通った・・・こりゃキツイ・・・
そのまま膝をついてしまった。


半「勝負あり?」
盾&ゾ「まいりました~」


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腹もだいぶこなれた。喉が渇いたということで先輩は飲み物を買いに行った。


盾「ボクたちはこれでも飲むか」
ゾ「だな、名前の割に色は1色だが・・・黒?」
盾「う~ん・・・灰色?」
ゾ「まぁいいや。飲もうぜ」


ゴクゴク・・・


「仏蘭西・阿蘭陀・西蔵・京都・倫敦・露西亜・おるれあ~ん♪」


・・・・・・・・・・・


盾「・・・」
ゾ「・・・」
盾「・・・何か聞こえたか?」
ゾ「・・・いや、何も・・・そっちは?」
盾「いや、何も・・・聞こえなかったはず」
ゾ「そっか」


因幡さんの購買にヤンデレイセン先生の実験以上の驚異を感じた一時だった・・・
その後先輩が来て三人で軽く雑談の後、グラウンドに帰ってきた。


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午後は土曜の闘技大会に向けての予行練習らしい。
1:1で勝負し勝敗がついたら先生に報告。そのまま帰宅らしい。
・・・今更ながらにこんなのが授業として認めて良いのだろうか、
と小一時間問い詰めたいが返り討ちにあうor埋められるのでやめておこう
ゾルゲの相手は・・・らいぶらり~sか、図書委員って戦うのか?未知数だな
ボクは・・・ぅゎ、ゆか眠sだ。


~風紀委員ゆか眠s。常に背中にバス○ーソードのようなごつい鉈を携帯している
 普段は温和で人となりも良いが何かのゲージが上昇するごとに5段階の性格変化があるらしい。
 綺麗な服を着ている5に到達したゆか眠sを見た人はいないといわれる程の鬼神が待っているらしい~


で、でも今日は予行練習だしそんな本気なゆか眠sはいないは・・・ず・・・?


眠「あ、盾クンこんにちは~今日はよろしくね、ね♪」
盾「よ、よろしくお願いしまぁ~す・・・;」


お願いですからそんな口調で体から目に見えるオーラ出さないでください・・・泣きそう・・・
っと、ボクの番らしい。さすがに鉈は置いて木の模造品を使うようだ。良かったホントに良かった。


黒子「試合開始!」


誰だと突っ込む前に突風が巻き起こった


ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ


眠「瞬華終討・・・春風!」
盾「うぉぉぉ!?」


よく見るとリ○ク顔負けの高速回転をしつつこっちに向かってくる!木でもあれは痛いだろ・・・
風に負けないよう重心を落としつつかわす。


眠「夏晴!」


ドッゴーン!


盾「危なっ!」


力任せという言葉がまさにそれだ。ただの振り下ろしだが凄まじいスピードと衝撃。
鉈型の武器なのに地面にクレーターができるってォィォィ・・・


眠「秋雨!」


カキキキキキィン


縦切り横切り切り返しの激しい連激。だがその分パワーは落ちてる。何とか木刀でいなした。
そしてそのまま反撃に移った。


盾「炯眼剣!」


決まったと思ったが寸前で後ろ跳びをされていた。これでもまだ過程だというのだから恐ろしい
それにしても初めて見た。瞬華終討(しゅんかしゅうとう)四季の天候をモチーフにした戦い方。
その一瞬だが華やかな連携技を見終わる時には既に討たれた後だという・・・
秋雨で止まったから良かったってことなのか?今はそういうことにしておこう。
とりあえずパワーの差は歴然。ゾルゲみたいに間合いの外からの攻撃は無し。
恐らく相手の飛び道具も無し、つまり反射下界斬も無意味。さぁどうする


眠「ハッ!」
盾「っ!」


斬ってくるというより潰してくる。でも意外と隙はでかい・・・いける!


ドゴッ


眠「うぐっ」


みぞおちにヒット。このまま連撃を・・・


眠「霊撃!」


カッ!


盾「うぉ!?」


何かにぶっ飛ばされた・・・何?霊・・・撃?
なんだあのカード・・・


眠「幻巣ー飛光虫ネスト!」


ヒュン・・・ドシュドシュドシュ


盾「!!」


・・・・・・・・・・・・・・
負けた・・・不思議な攻撃ばっかりで手も足も出なかった・・・
後でゾルゲに聞いてみると、スペルカードというものらしい。カードに封じた力を解放
攻撃を主に回復、回避をするカードもあるらしい。
しかもかなり主流なものらしく知らないのは道場の大会しか出てないお前くらいだと言われてしまった。
こんなものがあったとは・・・まさか師匠もこれ使ってたんじゃないか・・・?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


先生に報告後。ゾルゲと帰宅


ゾ「らいぶらり~さんものすごい沢山スペカ使ってきたぜ!予行練習なのにとばすねぇ」
盾「ボクもスペカ作ってみないとなぁ~図書館で本でも探してみるか」
ゾ「俺の分もt」
盾「断る」
神男「地球があb」
盾&ゾ「現世斬!」


ズバーン・・・


盾「今日は空目空耳が多い日だな」
ゾ「盾もか、奇遇だな、俺もだ」


そうこう言ってるうちに家に着いた。


盾「じゃ、また明日~」
ゾ「ぉぅ、じゃあな~」


スペルカードかぁ・・・初めて知った・・・明日から勉強タイムだな。
今日は疲れた、明日から本気だす・・・うん明日だ・・・Zzz


いい加減戦わない日が来ないのかと思いながら畳でうたたね・・・
たまには平凡な日がきますように・・・

あとがきみたいなもの



戦闘2回分書きました~ 半霊前sは先輩扱いの女性。ゆか眠sは一応同期で設定しています。
レナっぽさもゆかりんっぽさも出せないのは腕です。スマセン 懲りずにハミ男の名が出てきたのは仕様ですb
今回の先生は家庭科。どうしようかと2日ほど悩んで大量生産先生キャラを作ってみました。不平不満は例のごとくコメへどうぞw

感想スペース

コメント欄:

  • 購買……何を売っているんだ……。何やら、恐ろしい購買だなぁ……。ネちょ学らしいけど。炯眼剣は好きな技なので出てきてちょっと嬉しかったりw うん、今回も楽しませていただきましたー。 -- ドックンドール? 2008-10-05 (日) 11:13:40
  • にゃは~、盾さん技名のセンスあるな~、レナも見習わなくちゃ♪ -- ゆか眠? 2008-10-05 (日) 12:38:19
  • 購買っていうか・・・何でも屋ですね・・・・w 現世斬!に笑いましたw地球が危ない!w -- ? 2008-10-05 (日) 18:11:25
  • まさにお覇王…目覚ましそれにしよう -- 穣子は家内? 2008-10-05 (日) 18:27:27
  • 今回は空耳が多かったですね~ww図書館来るのは歓迎だけど暴れないでねw -- リィ? 2008-10-05 (日) 23:03:46
  • 桜花かこいい!でも実戦では成....ゲフンゲフンw -- 半霊前? 2008-10-08 (水) 18:56:47
  • とても読みやすくて面白かったです。 目覚ましに吹いてしまったw もはや地球規模なのかー(;゚;Д;゚;) -- オワタ☆残骸? 2008-10-10 (金) 03:02:40