黄昏のネちょ学Ⅰ ~始まりの最終生徒~ 1

Last-modified: 2009-11-17 (火) 17:23:52

目次

注意書き



このSSはネちょwikiでの設定、他の方々のSSの設定、自分独自で考えた設定などが含まれております。
あらかじめご了承ください・・・・・。


もし嫌な表現が気になった方は、こちらにお知らせください。
次から気をつけるか、訂正などさせていただきます。

囁く声







         ――彼女は太陽のように、輝いた笑顔をしていた。





本編

私立ネちょネちょ学園。


               ・生徒総数不明
               ・敷地面積不明
               ・経営体制不明


という謎の教育機関であるが、それは確実にどこかに存在している。
今日もネちょい一日がこの世のどこかで繰り広げられているのだ。




ネちょ学は・・・・黄昏色に染まっていた








【1】




「ふーんふふー・・・あら?」


私の名前は酒飲みスーさん
学校の放課後忘れ物を取りに来たのだが、とあるものが教卓においてあった。


ばんじろう先生がいつもつけている出席簿である。
どうやら、持ち帰るのを忘れていたのである。


私は・・・興味本心で、ペラペラとめくり始めた。


「ほぉー・・・結構いるんだねぇ・・・。」


そこには沢山の生徒の名と写真があった。
知っている人、知らない人・・・友人である人、親友である人、大切な人・・・沢山の生徒が載っていた。


ペラペラとめくっていくうちに、沢山の空欄があった。
どうやら、新しく来た生徒を追加する時に使うのであろう。
そしてペラペラとめくり・・・最後のページを見たとき




とある・・・一人の生徒の名がそこに存在していた。
ショートヘヤーの子で満天の笑顔でピースしている姿がそこにあった。




「あれ・・・こんな生徒いましたかねぇ・・・?」








【2】




ネちょ学が創立される8年前


とあるコンビニ・・・
一人の男性がコンビニからでてきた


「ありがとうございました。」
「・・・ふぅ。」


私は、一息つくと歩き始めた


私の名はばんじろう
とある学校の国語の先生をしている
子供達との会話も充実しており、楽しい日々を過ごしている


今日も学校の仕事を終え、コンビニにより晩飯を買うことにした
コンビニ袋を片手に持ち、自宅に向かって歩き始めた・・・
その時・・・


「おいこのくそがっきゃあああ!!」
「さっさと金はらえっちゅーてんの分からんのかごらぁ!?」


とある家の前に・・・二人の男が一人の少女に向かってそう言っていた。
一体何なんだ・・・子供に向かってあんなことするなんて・・・


私はほおっておけず、その二人の男の元に近づいた。


「すみません・・・ちょっといいですか?」
「あぁ?なんだ?」
「この子は何をしたのですか?」


すると、男たちは語り始めた。


「この餓鬼の親が借金抱えたまま逃げてな・・・そいで、この餓鬼に借金を払ってもらおうかとおもってなぁ?」


・・・こんな小さい少女に払えと?
それはあまりにも無理な話である。
第一、話によると連帯保証人がいるにも関わらず、この子に支払えといってるらしい。


「では、そちらの連帯保証人の方に言えばよろしいかと。こんな子供が払えるわけがありません。」
「うるせぇ!こっちはいそいでるんじゃ!わざわざそいつのとこにいくのにどれだけ時間がかかるとおもってるんじゃ!」


どうやら、連帯保証人が遠い地にいるために面倒くさいのでこの子に払えといってるらしい。
なんというヤクザだ・・・これはひどい


「この子は、今回のことについては関係ありません。二度とこの子に関わらないでくれませんか?」
「なんだとてめぇ!?」


そういうと・・・ヤクザは襲い掛かってきた。
やれやれ・・・面倒ですが、ヤクザにはこれが有効的ですかねぇ




ドォォォン!!




夕日があたりを照らす中・・・一発の銃声がなった。
私の手には・・・黒い銃があった。
ヤクザは驚きを隠せないのか、目を見開いたまま何も言わなかった。


「・・・・・お願いしますよ。次は狙いますよ?」
「・・・ひぃ!?」


一目散にヤクザは逃げていってしまった。
やれやれ・・・


この銃は私の愛銃『マグナム』
色々あって、私はいつも手放せない存在になっている。
普段はばれないように、他の人に見えないように隠している。
一度捨てても必ず戻ってくるため、呪われているのかもしれない。


「あ・・・あの・・・。」


あぁ、忘れてた・・・。
少女がこっちの顔をおそるおそる覗いていた。


「あぁ、大丈夫か?」
「あ、はい・・・えっと・・・ありがとうございます!」
「んー・・・いやぁ、なんか悪そうな感じな奴等だったからな。当然のことをしただけだ。」
「それでも・・・ありがとうございます。」


私は再び歩き始めた
振り返ることもなく、後ろに手をぶらぶら振ってこういった。


「どういたしまして。」




その後、彼女はどうしているか・・・私は知らない






【3】




そして・・・ネちょ学創立の年
とある夏の日・・・


私は訳ありで、この学園の先生になることになった。
担当は前と同じ国語・・・


この学園は、普通の学園と少し違った。
なんでもしてよく、なんでも教えてよく、そして・・・特殊な能力を携えることもできる学園だった。


どの学園よりも楽しい学園になるとは思ったが・・・。
この学園は表向きには公開されてはいないため、創立した時以来、生徒は全然訪れなかった。


いるのは、創立した時にいるとある一人の生徒と先生達のみだった。
学園に入学するのは簡単に決めるようなところだったが・・・誰もこなければ意味がない・・・




そんな日々が3日ほど続いた日・・・
とある一人の生徒が入学してきた。




「私の名前は風香です!私を入学させてください!」




それは・・・8年前
私がヤクザから助けた生徒であった・・・




それは、この学園にきた最初で最後となる最終生徒


私が決して忘れられない生徒・・・












『黄昏のネちょ学 ~始まりの最終生徒~』












「君は・・・あの時の・・・?」
「・・・?」
「いやぁ・・・8年前。ヤクザに絡まれている君を見たんだけど・・・同じ人かい?」


そう私が風香さんに言うと、何か考え出して、そしてすぐに何か思い出したように話始めた。


「あぁ!あの時のおじさま!?」
「・・・そうですよ。」


おじさまって言われたのが少し気になったが・・・まぁいい。
記憶どおり、8年前ヤクザに絡まれている少女だった。
顔つきもあの頃から変わっていない。
ただ、身長も体つきも当時からするとかなり変わっていた。


「あの時はありがとうございました!」
「まぁ、当然のことをしたまでですよ。・・・ところでここに入学したいと?」
「そーですよー。」


にぱにぱ笑いながらそういってきた。
明るい子になったものだ・・・。


「だけど、この学園は他のところと比べてかなりおかしいところなんだが・・・。」
「それでもかまいませんー。なんか楽しそうだから来てみましたー。」


どこかでこの学園が噂になっていたのだろうか・・・?
まぁ、本人が入学したいっていうんならいいだろう。






正直、私もこの学園についてはよく分かっていない・・・。
いつの間にか学園ができていて、いつの間にか先生達が集まってきていた
私もその一人。
いつの間にかこの学園の先生になっていたのだ。
夏だからという理由だけで、現在は校内ではフリーでなにしてもかまわないらしい。
授業を勝手にしてもいいし、遊びも勝手にしていい・・・。
まぁ、一応夏休みが終われば授業はしっかりとするらしいが、それでもほとんどいろいろとしてもいいらしい。
どうなっているのか・・・この学園は、なにか引き込まれる感覚があってやってきたのである。


多分・・・この子もその一人なのだろう。




「ところで、私以外の生徒はどこにいますか?」
「一人いることはいるが・・・この学園に初めて入学する生徒はあなたですね。」
「・・・え?私一番!?やったー!!」


両手を万歳させて、風香さんは喜び始めた。
・・・まぁ一番なのはいいけど、他に生徒いないってことになるんですけどねぇ。


「ちなみにその一人って?」
「・・・この学園の創立に関わっている人物のろりこnさんって人です。」


なんで生徒が創立するのに関わってるか分からないが・・・。
とにかくそうなっているのである。


「そーなのかー。」
「そーなんです。」
「そーなんだー!」
「そーなんです。」


そんな会話を繰り広げながら、私は風香さんと共に学園内に入っていった。
入学手続きをすましにいかないといけませんからねぇ・・・。




そんな様子を屋上から眺めている先生がいた。


「あっはっはーーーやっと一人来たねぇ。」


お酒を飲みながら、その先生は高らかに笑っていた。
夏の暑い日のことである・・・。






【4】




ヒュンヒュンヒュンッ


とある雑草が大量に生えている学校の校庭の片隅で、鎖鎌が飛び交っていた。
雑草がみるみるうちに刈り取られていく・・・
だが、この学園は敷地面積不明なため、雑草はまだまだ生え残っていた。
それを刈り取るのは・・・用務員の刹那であった。


「あぁ・・・しんど・・・。」


暇だぁーっと教頭に言ったのが間違いだっただろうか。
草刈を頼まれてしまって、こんなことをする羽目になってしまった。


「まぁ、ストレス発散できるけど・・・暑いわこりゃ・・・。」


そんなこといいながら、鎖鎌を振り回して雑草をみるみるうちに刈り取っていっていた。
正直、鎖鎌で草刈するのもどうかと思うが・・・。
あたいはこれが似合ってるのかねぇ。逆にやりやすい。


「・・・凄い。」


そんな声が後ろから聞こえて作業をやめる。
聞きなれない声・・・誰だ?
振り返ると・・・・・そこに一人の女性がいた。


「んー?どなた様ー?」
「凄ーーーーーーーい!!」


そういって、いきなり刹那に向かって抱きしめてきた。
な、なんだぁ!?


「ちょ!いきなりなに!?」
「ねえさん凄いーッ こんなかっこよく草刈できるなんてーッ」
「は、はぁ・・・。」


やはり見かけない子であったが・・・なんかいきなりなつかれた。
どなた様なんだろうか・・・あたいは知らないのだが。


「んー。とりあえず、どなた様?」
「あ!」


そういうと、あたいから離れていきなりその子は敬礼した。
なんぞ・・・。


「私!新しくこの学園に入学した風香です!よろしくお願いします!」
「・・・あぁ。」


ついにこの学園にも入学者がきたんだねぇ・・・。
でも、この暑い夏の日に入学者とは・・・あの小鬼の仕業かねぇ・・・。


「あたいは刹那っていうんだよ。この学園の用務員を頼まれてるよ。」
「そーなのですかー!」


それにしても・・・明るい子だねぇ・・・。
こんな暑い中こんなにも元気なんてねぇ。


「かっこいいなー・・・。」
「そうかい?ただ単にこんな刈りかたしかできないだけなんだけどねぇ・・・。」


さっき普通の鎌を使って草を刈ろうとしたら、勢いあまって飛んで、教頭の肩の横ぎりぎりを飛んでいったってことを言うのはやめておこう・・・。
鎖鎌だと、鎖持てば飛ばないからねぇ・・・。


「正直色々と憧れますー。」
「会ったばかりの人を憧れるなんてねぇ。」
「だってそうなんですもん!あははー。」


そんな会話しながら、草刈を再開する
ヒュンヒュンヒュンっと軽快な音が響き渡り、その後ろで風香が目をキラキラさせながらこっちを見ていた。
あーそうだ。


「風香様・・・だったよね?」
「はい?」
「ちょっと、購買部のとこからるなちー・・・ルナさんって人から飲み物もらってきて欲しいんだけど・・・いいかねぇ?」
「あ!はい!分かりました!」


あたいは風香様に購買部のところを教えて、飲み物を持ってこさせることにした。
少しぱしりっぽいが・・・まぁ、大丈夫だろう。
そういって、風香様は走って購買部のところに走っていった。
さぁて・・・草刈しないとねぇ・・・。






一方その頃・・・
私・・・ばんじろうとてんこぬさんは、学園内を歩き回っていた。
学園が創立して間もないため、学園内を徘徊しておかないと覚えられないからだ。


「ここが風呂のようですねぇ。」
「てか、なんで風呂があるんでしょうか・・・。」
「さぁ・・・?でも後からばんじろう先生も一緒に風呂に入りませんか?」
「了解ー。ところで・・・ついにこの学園に生徒がきましたねぇ・・・」


新しい生徒の話題を会話しながら歩き回っていた。
昔知りあった生徒のためか、私はあの生徒に結構興味をもっていた。


「ほぉー・・・そりゃあ元気な子がきたもんですなぁ!」
「まぁ、昔ごだごだあってしっていた子だけにビックリしましたが・・・。今は、学園内をあっちこっち見学してると思います。」
「ふむぅ・・・運命ってすごいですよねぇ。」
「運命って言うんでしょうか・・・と、刹那さんの草刈の様子を見に行きましょうか・・・。」


学園内の徘徊をやめて、二人とも刹那さんの様子を見に行くことになった。






「おーいせっちゃーん!はかどってるか・・・ーい・・・?」


てんこぬさんの満点の笑顔が凍りついた。
そこには、頬を赤く染めて明らかに酔っている刹那さんが座っていたからである。


「きょーとーー!今日もいい天気だねぇーー!?」
「・・・せっちゃん・・・?」
「あはははー!ねえさんも元気じゃないですかー!」
「んー?そうだねぇー!あはははッ!」


そこには風香さんも一緒にいた。
風香さんの近くに、とある一つの水筒が置いてあった。
私はその水筒の中身を確かめるべく、水筒のふたのコップに注いだ。


「風香さん・・・がこれ持ってきたんですか?」
「いいえ?購買部のルナさんって人から貰ってきました!刹那さんから頼まれたので・・・。」
「そうそう~あたいがふーちゃんに頼んだんだよぉ~。」
「・・・これ中身が・・・。」


液体の色はオレンジ色。
水筒の中身は・・・・・オレンジジュースだった。


「るなちいいいいいいー!せっちゃんにわざとのませたなあああああああああああ!!」


刹那さんはオレンジジュースで酔ってしまうという謎の性質があるのである。
本当に何故そうなるのかは謎のため、私もそれは知らない。
オレンジジュースを渡した人は・・・なにも知らない風香さんを見て、いたずらをおもいついたのだろう。
彼女にオレンジジュースを手渡したのである・・・。


「きょーと~・・・。」


刹那さんは鎖鎌を持って、立ち上がった。
そして、てんこぬさんのところにゆっくりと歩き出す・・・。


「ちょ・・・せっちゃん大丈夫・・・?」
「血をヨコセーーーー!!!!」
「うぎゃああああああああああああああああああ!!」


刹那さんは鎖鎌をぶんぶん振り回して、てんこぬさんを追いかけ始めた。
実際危ない状況だが・・・。
この学園内なら、一種の弾幕ごっこみたいなものである。
華麗に攻撃を避けるてんこぬさんと、酔いながら襲っているてんこぬさんの姿を見て、私は少しため息をついた。


「あははは!ねえさんったら面白い人~!」
「・・・まぁ、今日も平和というべきですか。」


しかし・・・今の状態のネちょ学はまだまだ平和すぎるレベルであった。
のちに沢山来る生徒がきて、もっとカオスになった世界こそが平和なのだと思い知らされるのであった・・・。








【5】




~風香が来て4日目~






「・・・で、たった4日でいきなりこんなに増えると。」


生徒は・・・風香さん、ろりこnさんを合わせて、計7名になっていた。




風香さんが2日目に来た生徒は、れっみっりっあっ!うー・・・れみうーと呼ばれる生徒だった。


校庭で風香とのんびり散歩していた最中に、いきなり空から飛んできた。
大きな漆黒な羽をもった女性が、れみうーさん。
まるで吸血鬼のような姿をしていたが、吸血鬼ではないらしい。


「私がれみうーよ。この学園に入学しにきたわ。」


彼女はカリスマが多少なりともあった女性であった。・・・多少だが。
だが、数ヵ月後・・・このカリスマは0以下・・・マイナスになるほど失われることになる。その出来事は、知る人ぞ知る事件ということになってしまったが。


風香さんはいろいろ興味を持ったらしく、いきなり近づいていって、どこから来たのかとか、羽がどうして生えているのとか聞いていた。
れみうーさんはくっくっくっと笑っていた。
・・・初対面の人でもいきなり仲良くできるあたり凄いな。


そして二人は入学手続きを済ませた。
ただ・・・カリスマ溢れるれみうーさんであったが、写真を撮るとき・・・。


「は~い!1+1は~?」
「う~♪」


といって、カリスマ崩壊したのは無理も無い。
この頃から、少しはカリスマが無いところはあったのである。




風香がきてから3日目には、オワタさんと呼ばれる生徒がやってきた。
実際は学園に入学するためにきたわけではない・・。
学園前で体の調子が悪くなってしまったため、学園内に入っていった。


「ぁ・・・が・・・ちょ・・・しぬ・・・」


そう言いながら来たオワタさんを見つけたのは、風香であった。
すぐさま倒れてるオワタさんの元に駆けつけたらしい。


「おーい!?大丈夫!?」
「・・・いや・・・大丈夫じゃない・・・っぽいです・・・。」
「とりあえず、保健の先生呼んでくるね!しっかりして!」
「あ・・いえ・・・救急車の方が・・いいんじゃ・・・。」


確かに普通なら救急車をよぶべきであろう。
だが、ここはネちょ学。
保健の先生は伊達じゃなかった・・・。


「これで大丈夫だろう。」
「・・・あれ?普通に動ける・・・?」


養護教諭・・・ズベンさん。
彼は凄腕の医者でもあった。
このネちょ学だからこそ、必要な人材なのだろう。
彼が何故ここにきてしまったかは知らないが・・・。


「ここは一体どこなんですか・・・?」
「ここはネちょ学だ。私はカオス空間みたいなもんだと思ってる。変なことにまきこまれたくなければ、このまままっすぐ帰りな。」
「・・・・・。」
「それとも・・・」




「この学園に入学したいか?」




こうして一人・・・また生徒が増えた。
名前はオワタさんというと、まさしくそんな状況だったなっとズベンさんはいったそうだ。
これで、オワタさんの病状が悪化しても大丈夫になったのであった。
ただ・・・このカオスの空間でどんな生活を送ることになるかを、オワタさんはまだ知らない・・・。






そして、今日。
つまり風香さんがきてから4日目。


「で・・・今日は3人と。」


今日は・・・3人の生徒が入学してきた。




一人目はAAAさん。
眼鏡をかけているこの人は普通に、学園入り口にある看板の学園案内を見て入学してきたらしい。
単にいろいろできて楽しそうだからだそうだ。
しかし、B.B.先生を見た瞬間・・・。


「AとBの存在だと!?」


といいながら、仲良くなっていた。
仲は何故か悪くならなかったそうだ。何故か。




二人目は当身さん。
なんか俗に言うJOJO立ちっぽいポーズをして、学園の前で立っていた。
だが、それを見て対抗した生活指導の先生・・・瀟洒!先生を見て・・・。


「私が・・・当身ポーズで適わないだと・・・ッ」


こうして彼は学園に入学した。
・・・それだけの理由らしい。
当身を極めつくすために・・・彼は入学した。




三人目はぽきさん。


「この自由な学園でアルティメットに私はなる!!」


そう言って、学園に入学してきた。
風香さんがぽきさんにパチパチパチパチと喜びながら拍手していた。
なんか二人とも仲良くなったらしい。笑顔が絶えない人がまた増えた・・・。
ぽきさんは常に笑顔である・・・いいことだ。




「生徒来ましたねぇーばんじろう先生!」
「そうですね風香さん・・・これから忙しくなりそうだ。」
「でも、楽しみですよね!」


そう、風香さんに言われた。
にっこりと笑う風香さんは、かわいらしかった。
確かに・・・生徒を私達、先生が育てていくんだからねぇ・・・。


「そうですねぇ。」
「いやほーい!」


風香さんは、楽しそうにこの学校にいる生徒の輪に入っていった。
今日もネちょ学は平和そうである。






【6】




放課後・・・・・空が夕焼け色に染まる頃。
ネちょ学の屋上に、二人の人物が存在していた。




「ふーふふ。」
「泥酔さんー頑張ってますねぇ・・・。」


鬼の容姿をした生活指導の先生・・・泥酔萃香は屋上で寝転がっていた。
そこに現れたのは、ネちょ学創立にかかわっている生徒・・・ろりこnである。


「まぁ、何人かは萃まったねぇー。萃香っぽい能力使うの疲れるねぇーーー!」
「おつかれさまです。ほい、お酒ー。」
「いやっほーーーーーう!」


泥酔先生はすぐにお酒を飲み始めた。
相当疲れたのだろうか・・・。


「でも、これだけ萃まれば十分だねぇ。後はゆっくり自然と萃まってくるよー。」
「そうですか・・・。」
「まぁ、この人達もここに来たいって意識を強めてここに萃まらしただけ。いずれにしてもここには来る生徒だったんだよ。」
「へー。」


いつも酔っ払っているように見えて、実はいろんなことをしているのがこの泥酔先生である。
お酒を飲んで楽しんでいる姿は、どこか和む部分がある。


「じゃあ、あたいはこれからゆっくりするねぇー。」
「あ、はい。分かりました。」
「生徒を近くで見守ってやんなよ?あははははーーー!」


そう言って、屋上から飛び降りた。
すたっと地面に着地して、職員室に向かって走り出していった。


「・・・足大丈夫なのか?」


ろりこnはただ一人・・・屋上に残っていた。








空は・・・黄昏に染まっていた・・・。





後書き

というわけで、後書きです。
後書き大好き!でも全部書き終えるまで短くしとくよ・・・。
黄昏のネちょ学はシリーズ化するつもりです。
・・・まぁ、一話づつ話は完結させていきますがw
ばんじろう先生の学園記みたいにシリーズ化すると思いますー。
どんな感じになるかはわかりません・・・。


今回の作品はネちょ学創立時くらいの話になっています。
まぁ、私の知り合いの方々が主に出るので、出る人でない人などの設定は、私のオリジナルとなっていますorz
後、内容も私のオリジナルになると思いますw


内容については今のところあまり語れませんが・・・。
ばんじろう先生が主に主役になると思います。風香って子はオリジナルなので注意。
これからどうなっていくのか・・・頑張って書いていきたいと思います。
それではお楽しみに・・・。






ところで、私って長編になる作品多いねぇorz
後、昔はギャグの方が多かったのにねぇ・・・w
まぁ、これが書きたいから書いてるんだけどねw
あははははーッ!




萃まる楽しき炎:酒飲みスーさん

感想スペース

コメント欄:

  • これは・・・もしや生徒全員分書く気・・・?!期待!w そして刹那姉ぇが・・・ww 泥酔さんに激しく期待なのぜ! -- きつね? 2009-02-03 (火) 18:52:52
  • シリーズ化ひゃっほう!長編モノは好きだぜー というかオレンジジュースの設定を取り入れたのかwさすがスーさん!あと、中途半端なカリスマほどアレなものは・・・ゲフン 次回も期待して待ってるy! -- さば? 2009-02-03 (火) 18:56:00
  • ばんじろうさんかっけぇー!wwれみうーさんのカリスマはこんな初期からなかったのか・・・・w -- ? 2009-02-03 (火) 19:00:53
  • ほうほう、これは展開に期待ですね。いつだったかネちょの初期メンバーを聞いてまわってたのはこのことだったのか?!まったりとお待ちしておりますw -- B.B.? 2009-02-03 (火) 22:53:14
  • シリーズ化は嬉しいw スレの初期の方とかが元ネタかな?だったら全然知らないから続きが楽しみですwもちろんそうじゃなくても続きは楽しみだよ?w -- リィ? 2009-02-04 (水) 04:18:03
  • ちょまwww自分の入学理由がひでぇwwww -- 当身達の宴? 2009-02-04 (水) 23:23:41
  • ふむ、生徒の面子は最初期メンバーかな。一スレ目はROMして様子見てたから、最初期メンバーが誰だか良くわからないんだぜ。あの頃はコテハン付いてなかったからなぁ……。しかし、最終生徒という言葉が気になりますな。どういう物語になるのか楽しみ。 -- ドックンドール? 2009-02-19 (木) 01:04:49
  • なるほど、スレ初期メンバーを聞いてたのはこういうことだったのかw ばんさんがカッコ良すぎます…! オリキャラの風香さんいいですねー。 誰にでも好かれそうな人ってこういう人なのかもね…。 あと、登場させてくれて感謝。 てか死にかけてる…だと…? まぁ当たってるけどね(マテ -- オワタ☆残骸? 2009-02-28 (土) 03:30:26