会話
〈表の会話〉
武:【Information】学習モードへ移行いたします。罪:不可解だわ、あなたからは生者とも死者ともとれる気配を感じる。
罪:冥界の導きに反したひどく罪深い存在だわ。
武:【Request】冥界の導きについての定量的な判定基準を伴う定義。
武:ミリアルに搭載されている動力期間及び人口知能はすべて人類の知覚能力に準じた実装が行われており
罪:はっ?えっ…?
武:該当法則への逸脱が認められる場合、CoefontSTUDIOの動作不良リスクがリコール基準を上回る可能性がございます。
武:尚、『冥界』については、有機生命体が生命活動を終了した際の人格や思い出といった
武:精神的な要素の保存則を認める文化圏における宗教的な表現が該当しております。
武:ミリアルの知覚情報や学習データは、すべてCoefont統括クラウドにてアーカイブされておりますが
武:これを踏まえ、冥界の導きをCoefontの個体クラウド間の通信プロトコルと定義してもよろしいでしょうか。
罪:中二病患者の愛治療みたいな質問攻めやめなさいよ
〈裏の会話〉
罪:ちょっと待ちなさいよ