SF2
物語序盤における【フィニー王国】のトップ。
フィニーの繁栄のため【メルシュマン】の統一を果たさんとし、軍人としても政略家としても優れていた。
【ソフィー・ド・ノール】との結婚により【ノール侯国】を手に入れ、【ギュスターヴ13世】・【フィリップ】・【マリー】の3人の子をもうけた。
そしてマリーを【カンタール】と政略結婚させたことで【オート侯国】も事実上手に入れる。
しかし長男の13世が【ファイアブランドの儀式】に失敗したことで失望して彼をソフィーともども追放。
術至上主義が根深い東大陸。周辺諸国を事実上の支配下の置いたとはいえ、未だ安定には程遠い状況であった。
そんな中当時の国王である彼は、王家から【術不能者】とそれを擁護する者が生まれるという大スキャンダルに対し、両者を追放するという選択を取らざるを得なかったのである。
その後、ソフィー追放の余波でノールとの関係悪化を危惧した12世はフィリップを次期ノール侯へ任命せざるを得なくなる。
そしてフィニー王の地位を継げる男児がいなくなったという懸念を解消するため、後妻【マリア】を娶って三男【ギュスターヴ14世】をもうけ、自身の新たな後継とした。
メルシュマン統一後はさらに領地を【ロードレスランド】へ広げようとするが、その矢先に死亡。暗殺という噂も。
フィニー王の地位は14世が継いだが、程なくして【バケットヒルの戦い】で彼は敗死。
さらに【ファイアブランドの悲劇】により14世の次に正式に国王即位した者は現れなかったため、【ユジーヌ】家によるフィニー王朝は事実上ここで途絶える。
12世はフィニーの王朝においてまともに仕事をした最後の国王と言えるかもしれない。
PWの設定ではかなりの暗部も描かれている。
父である【ギュスターヴ11世】は彼と違って、そして家系に見合わぬ温厚な人格者だったのだが、反乱を起こした【ブリュイエール】が11世に取り入ろうとした末にテルムを共に脱出したのを聞いて、追撃の末に11世ともども討ち取ってしまっている。
サガシリーズでも直接の親殺しをした人物はなかなかに珍しい。
| 年代 | 年齢 | シナリオ |
|---|---|---|
| 1220 | 25 | 【ギュスターヴ誕生】 |
| 1227 | 32 | 【ギュスターヴ追放】 |
| 【故郷を離れて】 | ||
| 1239 | 44 | 【病床の母】 |
| 1245 | 50 | 【父の急逝】 |