【ギュスターヴ14世】

Last-modified: 2025-10-17 (金) 16:40:22

SF2

【ギュスターヴ12世】の三男。
12世は前妻【ソフィー】との間に【ギュスターヴ13世】【フィリップ】【マリー】を儲けており、彼らと14世は腹違いの兄弟に当たる。
当初の12世は13世を後継者に据える予定だったが、13世が極度の【術不能者】と発覚し、ソフィーが彼を庇ったことで二人の追放を余儀なくされ、フィリップはソフィー追放の余波で【ノール侯国】との関係が悪化するのを防ぐためノール侯へ任命せざるを得なくなる。
12世の下には【ファイアブランド】【フィニー王国】を継ぐことができる男児がいなくなってしまったため、のちに後妻と結婚して14世を儲けたのである。
 
14世は13世と異なり充分な術の資質を持っており、12世の思惑通り父の死後にフィニー国王に即位する。
しかし、13世が南大陸から上陸し、継承権を主張したことで【バケットヒルの戦い】が勃発。
時のオート侯【カンタール】とノール侯フィリップは名目上14世と共に13世を迎え撃つ側だったが、彼らは13世と14世のどちらにも付く気がなく、両者で潰し合ってくれれば良しと言わんばかりにこの戦いには積極的に関与しなかった。
内心フィニー王家全体を憎んでいたカンタールについては言うまでもないが、当時のフィリップも母が追放され自身がノールに追いやられた原因を作った13世を憎むと同時に、自分が手にしたかもしれないフィニー王位を奪った14世のことも良く思っていなかったなどと推測される。
こうして味方を失った14世は同じ名を持つ兄弟による戦いに敗れ、13世陣営の【ネーベルスタン】に捕えられる。
13世と対面するも目を瞑り黙っていただけだったが、最期には13世が立ち去ろうと背を向けた途端に目を開き、彼に「出来損ないめ」と大声で罵声を浴びせ*1、直後にその叫びをかき消させるかのように一刀のもと処刑された。享年20歳であった。
 
なお、バケットヒルの戦いの後、13世はフィニーの支配を望まず、自ら開発した新都市【ハン・ノヴァ】の領主となる。
14世の後を継ぎ事実上のフィニーの指導者になったフィリップは、【ファイアブランドの儀式】の適齢期を逃したことから真の王と認められず、その息子【フィリップ2世】【ファイアブランドの悲劇】に見舞われる。
そして後に王位とファイアブランドの継承権を持って生まれた【ギュスターヴ15世】家出して冒険者になったため、これ以降のゲーム中の時間軸ではフィニーの王座が空位となってしまった。
 
そんな経歴からか、【サガフロンティア2 設定資料集 サンダイル年代記】にて書かれた800年後の世界では彼が本当に実在していたかどうかすら怪しまれているという有様になってしまっている。

年代年齢シナリオ
124719【上陸】
124820【バケットヒルの戦い】

IS

レア限定HP
攻防速適
各種情報実装日
戦士-247
23
20
26
25
【タグ】[戦士][サガフロ2][男性][体術][火][風][闇]

皇帝-410
34
30
38
35
【タグ】[皇帝][サガフロ2][男性][体術][火][風][闇]
【コマ】[火]攻防速(+4),適(+7)
【奥】プライド・オブ・フレイム
【見切】毒音波


天帝-540
44
40
48
35
【タグ】[天帝][サガフロ2][男性][体術][火][風][闇]
【コマ】[火]攻防速(+4),適(+7)
【奥】プライド・オブ・フレイム
【見切】毒音波


【カンタール】の教唆に乗って魔物を操るクヴェルを用い、ギュスターヴ13世に対して反旗を翻す。
結果的には不利を悟ったカンタールに見捨てられる形で13世軍に敗北し、捕らえられることとなるがここで彼の運命が二つに分岐する。

一つは、この場で処刑を命じるルート。
原作と同様、術不能者の兄への怨嗟の声とカンタールの計略に易々掛かってしまった後悔、そして死への恐怖の中で異世界での生を閉じることになる。……はずであった。
実は「異世界に来てまで兄弟同士で殺し合う必要はない」というギュスターヴ13世の意向により、表向きは処刑されたことにされた上で密かに助命され、に匿われることになったのだ。
この処遇にひどく感じ入った14世は、自身の完全敗北と兄の器の大きさを認めるのだった。

もう一つは帝国に処遇を任せるルート。
兄弟を自ら手にかけるのは忍びなかったか、立場を弁えていたのかはともかく、14世の身柄は帝国に預けられることとなる。
……そして連れてこられたのは、あの【教授の館】。今後はここで贖罪のため、飼育係として死ぬより辛い目に遭う従事するのだとか。
なお、顔がいいので【教授】からは気に入られていたという。

いずれの運命を辿るにせよ、「原作の登場人物の行動だけで原作の悲劇を回避することができた」という事実は【リベル】に驚きを与えるとともに、【ディスノミア】での出来事の尊さを再認識させるに至った。

ISEC

属性初期★実装日限定HP


詳細
★319
10
31
--1483
142
152
147
【タグ】[火][体術][サガフロ2][男性][サポーター][術士][ベーシック]
【基1】炎の矢💡火の鳥[術]…敵横:威力48~240
【基2】ファイアウエポン[術]…味[火]:相攻倍率+16.6~33.3(3T)
【奥】グローリー・オブ・フレイム[術]…味[火][体術]:クリ発生+100(3T)・クリ倍率+5~25(3T)・クールタイム−1・無敵(1回)
【連】自分:奥義ゲージ+10
【コマ】[火][サガフロ2]HP+50・攻防す+2
【補1】炎の抱擁…味1:防御倍率−5~10(3T)
【補2】猛火の激成…味1:相攻倍率+30~60(1T)
【特9】騒乱への順応…味[火]:耐混乱+15
★523
08
10
1545
137
146
174
【タグ】[闇][体術][小剣][サガフロ2][男性][サポーター][術士][アートキャラ]
【基1】アウトバーン[術]…敵全:威力32~160(無敵貫通)
【基2】運命の再燃[術]…味[闇][小剣]:威力倍率+25~50(3T)、味[アートキャラ][体術]:威力倍率+25~50(3T)
【奥】シアリングメモリー[術]…味[闇][小剣]:威力倍率+50~75(3T)・相攻倍率+133.3~200(3T)、味[アートキャラ][体術]:威力倍率+50~75(3T)・相性増幅(3T)
【連】味[闇]:連携発生+20(2T)
【コマ】コマンダーの残HP50%以上の時、[闇][アートキャラ]攻防す+10
【補1】灰の祝福…地相:チェンジ[闇]、味[闇]:連携発生+10~20(1T)
【補2】運命の流転…味[闇]:連携発生+10~20(1T)・奥義ゲージ+10~20
【特9】未来への謝意…自分:奮起25
【特E】強敵女王の系譜および原土の試練・極で相性有利・のびしろ50・Rank99・奥義ゲージ+100

何かと留守にしがちのに代わり、【ディミルヘイム】に転移したフィニー城の城主を務める。
領主としては善政を敷いているようで、領民からの信頼も篤い。それでいて貴族特有の驕りも無く、誰とでも分け隔てなく接する好人物。流石にジニーの「ヤンギュス様」呼びには辟易しているが。

自身の可能性を繋いでくれた【リベル】のことは深く敬愛しており、初めて王城を訪れた際は歓待をもって出迎えてくれた他、リベルの危機には自身の危険も顧みずに救援をよこしてくれた。
尤も、それが原因で後に散々な目に遭うことになるのだが。

原作からは考えられないほど機転の利く人物であり、前述のヤンギュス呼びも「後で嫌というほど窘めてやるから絶対に帰ってこい」と激励に繋げたり、
暴走マシーンからほうぼうの体で脱出した直後ながら即座に周囲の状況を察し、「フィニー王国からのサプライズイベント」と称して観衆を沸かせ、あわや国際問題という事態を見事に収めて見せた。


*1 余談であるが、この叫びが彼の作中での唯一の台詞である。