RS2R
本作で新たに登場したイベントで、リマスター版の追加クラスである【忍者】を加入させるためのイベント。
【ユウヤン】の北側の祠に行くとイベントが発生し、忍者の【アザミ】と出会うことになる。
彼女は【皇帝】も【チョントウ城】のお宝を狙っていると思い込み、宝物を手に入れるのは自分だと言い残して姿をくらます。
その後は【忠臣セキシュウサイ】のイベントをチョントウ城にモンスターが現れる段階まで進めると、チョントウ城の牢屋で再会することができる。
牢屋に閉じ込められたアザミは皇帝に隣の牢屋にあるスイッチを踏むように依頼し、皇帝がその依頼に乗ってスイッチを踏むと、アザミの牢屋が開き、皇帝の牢屋が閉じる仕掛けが発動。
アザミがそのまま逃げようとすると【オーガバトラー】が現れ、慌てて元居た牢屋に戻ってスイッチを踏むと再度皇帝側の牢屋が開き、オーガバトラーとの戦闘になる。
ここで勝利すると、オーガバトラーの死体を皇帝側の牢屋のスイッチに乗せる形でアザミを救出することができる。
皇帝に対してアザミはゴマすりをするが効果がないと分かると最終的にジャンピング土下座をし、皇帝が呆れながらも許してやるとそれに感銘を受けたアザミが加入するという流れ。
このイベントを開始しておけば、忠臣セキシュウサイの攻略の途中で牢屋は必ず通る必要があるため敢えて無視しない限りは救出し損なってしまうということは起きない。
【南下政策】を行うことで【ジェラール】の時代で忍者を仲間にすることも可能。
また、オーガバトラーに敗北したとしても【皇帝継承】して再度牢屋まで来れば再挑戦可能だし、【年代ジャンプ】したとしてもアザミはいつまでも牢屋で待ち続けてくれるのでイベント失敗にはならない。
【ワグナス】を【ラストダンジョン】に送ったとしても、何故かチョントウ城のモンスター襲撃は起きるので、忍者が仲間にならなくなるという心配は無用である。
ただし同時並行する必要がある忠臣セキシュウサイは話が別で、途中で年代ジャンプを挟んだ場合は【セキシュウサイ】と【一騎討ち】ができなくなってしまい、アビリティ「【カウンター強化】」と【イーストガード】加入の両方が失われてしまう。
忍者が強力なクラスであるため早期にこのイベントを進めるのは悪くないが、少なくとも忠臣セキシュウサイについては同時にクリアしておくことが望ましい。
ただ、比較的早い段階でこのイベントを進めた場合【グレート】やセキシュウサイとの一騎討ちは苦戦必至の難易度となるので覚悟が必要である。
実は舞台こそ変われどリマスター版の【赤の迷宮】の忍者加入イベントと展開はかなり酷似している。
本作のチョントウ城でオーガバトラーが登場するのはこのイベント限定だが、これは元となったイベントで登場していたのが理由。
助けた後の基本的なやりとりもリマスター版準拠であり、加入イベント自体が大きく刷新された【陰陽師】とは異なる。
また、細かい違いとしてスイッチを押すのを促す台詞は、性別差分を省くためか「ちょいとそこ行く“お兄さん(お姉さん)”!」が一律「皇帝さん」に、「床をポチッと踏む」もぴょんぴょんのSE付きであざとく両手で指差ししながら「そこの台にエイヤッて乗ってくれないかな?」に変わっている。
牢屋に逃げた時もよく見ると、自分のいる牢屋が降りた瞬間に「あっ」という表情をする芸コマぶり。
また、媚を売る時も片目を開く際にピコっというSEが入るなど、一連の演出が結構凝っている。アザミは製作陣に愛されているようだ。
余談
「自分が出し抜こうとした相手に助けを請う」という展開が【アバロンの泥棒猫】の【キャット】と似ているため、キャットの別称であるアバロンのダニにならって、アザミのことをヤウダのダニと呼ぶ者もいる。キャットは皇帝を罠に嵌めてはいないが
ただ、アバロンの泥棒猫のケースと異なりこちらはアザミを見捨てる選択肢がない*1、助ける際に敗北したとしても再度チャンスがあるということが大きな違い。
やろうと思えば、キャットでこのイベントをすることも可能だし、逆にアザミでアバロンの泥棒猫を攻略することもできる。
特にキャットでこのイベントを進めて「恩を仇で返すとはどういう事よ!」の選択肢を選ぶとかなりしっくりとくること間違いなしである。
一方、アザミでアバロンの泥棒猫を進め、「ははっ、ざまあみなさい」を選んだ日には、キャットでなくとも「皇帝のくせにひどいわよ!」と言いたくなること請け合いの爆笑展開になる。
また、キャットを見捨てずに協力ルートで【運河要塞解放】をクリアした場合、キャットは運河要塞のお宝をちゃっかり頂戴しており結局出し抜かれているという、ある意味アザミ涙目な結末になる。
ユウヤンの祠における初対面時に階段を避けて右脇の石塔付近から回り込むことで、イベントを発生させずに接近できる。【氷の遺跡】等でボス戦をスルーして宝箱を回収するテクニックの応用。
加入後の【アバロン宮殿】での待機時には柱に背を預けているため視認しづらい背中などをじっくり眺める貴重なチャンス。
イベント時の選択肢
- 男性皇帝
- 恩を仇で返すとはどういう事だ!
- 皇帝を罠にハメた代償は大きいぞ!
- 女性皇帝
- 恩を仇で返すとはどういう事よ!
- 皇帝を罠にハメた代償は大きいわよ!