【皇帝継承】

Last-modified: 2025-09-23 (火) 20:35:13

ここでは主にRS2の皇帝の交代について解説。

RS2

概要

【皇帝】【伝承法】により、自らの帝位を次代へ継承すること。
発生すると、プレイヤーが操作する皇帝のキャラは強制的に変更となる。
ストーリー上や設定上の影響は【伝承法】を参照。
 
詳しい条件はromasaga2apli Wikiにて。
上記サイトの通り、皇帝のLP0(および退位)では残ったパーティ内から直接選ぶが、そうでない場合は直前の皇帝の所属クラスによって候補が決定される。
その際、下記のケースに注意。

  • 【レオン】皇帝からの継承は【ジェラール】固定*1
  • 直前の皇帝のクラスで既に皇帝未経験者がいない場合、1人目の候補者は4人目の候補者と同じ条件
  • 2~3人目の候補者の条件に該当するキャラがいない場合、4人目の候補者と同じ条件
  • 4人目の候補者の条件に該当するキャラがいない場合、その枠は無視される
  • 【コッペリア】を加えていた場合に皇帝のLP0(および退位)が発生した場合、残ったパーティ内のコッペリアには継承できない
  • 直前の皇帝の時代でコッペリアを仲間にしていたことがある場合、その際にコッペリアが生き残っていようがいまいが、年代ジャンプ時に4人目の候補者がコッペリアになる
  • 【陰陽師】【忍者】は、初出のiアプリ版やEZアプリ版では皇帝のLP0(および退位)経由でしか継承できなかった。リマスター版では他のクラスと同様に候補に上がる
  • 【最終皇帝】が皇帝継承で出現する場合、最終皇帝固定
    最終皇帝でない場合は最後の七英雄を倒した地点で皇帝が固定となる

掻い摘まんで言うならば、【全滅】【年代ジャンプ】で発生した場合、基本的に皇帝と同一クラスで皇帝未経験者がいれば必ず皇帝継承者として登場し、他の3キャラについてはその時点での皇帝とタイプが近い者が1人、そうでない者2人が選出されると思えば良い。


該当【クラス】の中から具体的に誰が選ばれるかについて。
基本的には継承発生時にした際に該当クラスがいる場所に予め出現していたキャラになる。
ただしそのキャラが皇帝経験者なら、皇帝未経験のキャラが登場する場合がある。
例えば、【帝国重装歩兵】を例にすると、【ベア】しか未経験者がいない状態で全滅の皇帝継承が発生したら、詰所に予めスタンバイしている帝国重装歩兵が誰であろうと、残っているベアが皇帝継承者として出現することになる。
 
ただし、皇帝のLP0(や退位)の場合は、残ったパーティメンバーに皇帝経験者がいても再び選出できる。


皇帝継承が行われると、直前の皇帝の【HP】【WP】【JP】【術・技レベル】については新たな皇帝と比較し、高い方のパラメータを採用する。
育て方によって「【片手剣】が得意な【宮廷魔術士】」や「【大剣】が得意な【帝国猟兵】」なんて事もできる。
ただし術系統に関しては、直前の皇帝と次の皇帝の系統が違えば、直前の皇帝の術系統が優先される。
装備している技や術については基本的には直前の皇帝の状態を引き継ぎ、欄に空きがあった場合は次帝の初期修得技・術が追加される。もちろん次帝が相反する系統の術を所持していても一切継承されない。
 
一方で【LP】【腕力】等の能力値についてはキャラクター固有のパラメータが用いられるため、皇帝継承を行ったからといって、万能キャラが出来上がるというわけではない。
 
本作ではパーティメンバーの自由な除外はできないので、皇帝を(年代経過なしで)その場で入れ替えたい場合は現在の皇帝を殺すしかない。
こう言った事情で皇帝を殺すことはよく【謀殺】や、【ルドン送り】と呼ばれることになるが、上記の利便性ゆえに多くのプレイヤーが経験する道でもある。


プレイヤーによっては全滅を恐れ、好きなキャラクター(【帝国猟兵】【フリーファイター】など)を皇帝に継承させたいがために年代ジャンプ直前のセーブデータをロードし直す事がしばしば。

RS2R

原作との違いは以下のとおり。

  1. 継承候補として登場する人数が原則6人となった
  2. 任意で皇帝継承を発生させる【皇帝退位】が可能となった
  3. 継承候補の選定基準が変更された
  4. 継承候補となるのはその時、出現しているキャラクターのみとなった
  5. 一度皇帝を経験したキャラクターは何があっても継承候補にならなくなった

また、皇帝継承の仕様の変化というよりはシステム上の扱いの変更点として、自由な皇帝継承が可能となるのが【ジェラール】即位後から、【クジンシー】(第1形態)撃破後(ジェラールが金鎧姿になった後)に変わったほか、【コッペリア】の皇帝継承の条件が緩和されている(コッペリアのページを参照のこと)。


1について。

原作版では、皇帝継承候補は全滅又は年代ジャンプの場合は原則4人(例外は皇帝継承候補が3クラス以下の場合または最終皇帝が登場する時のみ)、皇帝死の場合は生存しているパーティメンバーのみが皇帝継承候補となったが、本作ではどのような場合であっても基本的には6人が候補となる。
皇帝死の場合は生存パーティメンバー(ただし、一度皇帝を経験したキャラクターは除外)が優先され、6人に満たない人数分だけパーティメンバー外の皇帝継承候補が挙がる仕組みで、例外は原作版同様、最終皇帝のみが候補となる場合や、皇帝継承候補となるキャラクターが5人以下の場合のみ。


2について。

【アバロン宮殿】2階の【玉座】に座ることで任意のタイミングで皇帝継承を発生させる皇帝退位が利用可能となった。
利用可能となるのは任意の皇帝継承そのものが可能となる【クジンシー】第1形態撃破後。


原則として、皇帝死に準じた皇帝継承となるが、システム上の利用制限として、2回連続で皇帝退位は不可能といったものがあり、直前に皇帝退位を行った場合は、全滅、皇帝死、又は年代ジャンプしない限り皇帝継承はできない。
なお、皇帝退位した後で全滅などの理由で皇帝継承が発生した後は再度皇帝退位が可能である。


詳細は【皇帝退位】のページを参照のこと。


3について。

原作版との細かい違いは色々あるが大きな違いとして、同一クラスのキャラクターが優先的に出てくるわけではないことや、皇帝死による場合であってもパーティメンバー外候補も提示されることが挙げられる。


1枠目と2枠目は皇帝未経験のクラスが優先的に選ばれる(該当クラスがない場合は全クラスからランダム)。
それ以降の枠はそれまでの皇帝のクラスに応じて戦士タイプ、軽装タイプ、弓士タイプ、術士タイプが選出される。


4について。

原作版との変更点でやや注意が必要な点。


原作版では、特定のクラスが皇帝継承候補となる場合において、マップに出現している当該クラスのキャラクターが既に皇帝経験済みの場合、皇帝経験者から未経験者に入れ替わる形で皇帝継承候補となる仕様であったが、本作ではこの仕様は廃止され、キャラクターが既に皇帝経験済みの場合はそのクラスのキャラクターが皇帝継承候補として選ばれることはなくなった。


文章だけだと分かりづらいと思われる為、【帝国重装歩兵】を例として説明する。
例えば、現在、帝国重装歩兵のキャラクターでマップに登場しているキャラクターを【ベア】と仮定し、帝国重装歩兵が皇帝継承候補として選ばれる場合の挙動を考える。


ベアが皇帝未経験であれば何も問題ないが、ベアが皇帝経験済みの場合は原作版と本作版で挙動が変わる。
原作版の場合、既にベアが皇帝経験済みの場合、2番手である【バイソン】から順番に皇帝未経験であるかをチェックし、皇帝未経験のキャラクターが見つかった時点でマップに登場している帝国重装歩兵はベアから当該キャラクターに入れ替わった上で、皇帝継承候補者として選ばれる。
なので、バイソンも皇帝経験済み、【ウォーラス】が皇帝未経験という状況であれば、帝国重装歩兵としてベアからウォーラスに強制的に入れ替わりが発生し、その上でウォーラスが皇帝継承候補者となる。
つまり原作版では、帝国重装歩兵そのものが皇帝継承候補者として扱われないケースは、帝国重装歩兵が全員皇帝経験済みの場合に限られることになる。


一方で、本作ではベアが皇帝経験済みの場合、バイソンから【フェルディナント】までのキャラクターが皇帝経験済みかどうかは帝国重装歩兵が皇帝継承候補になるかどうかに一切影響しない。
あくまで、その時登場しているキャラクターが皇帝継承候補になれるかどうかチェックされるに留まり、帝国重装歩兵としてベアが出現している以上、帝国重装歩兵は皇帝継承候補に挙がってくることはない。


そのため、このような状況で皇帝未経験の帝国重装歩兵がおり、そのキャラクターを皇帝にしたい場合は、【謀殺】なり、年代ジャンプなりで当該キャラクターを出現させておく必要がある。


なお、この仕様変更により、理論上は、その時出現しているキャラクター全員が皇帝経験者であるため、現代に出現していないキャラクターで皇帝未経験者が多数いたとしても、皇帝継承候補がいなくなり最終皇帝が出現することもあり得る。
もっとも、普通にプレイしてこのような事態が起きる可能性はまず有り得ない。


5について。

こちらも4と同様、原作版からの変更点で特に気になる人にとっては気になる内容。


既述の通り、一度でも皇帝になったことがあるキャラクターは年代ジャンプや全滅における皇帝継承の候補になることはできない。
ただ、原作版では、唯一の例外として、皇帝死による皇帝継承の場合に限り、皇帝経験者であったとしても再度皇帝継承候補者になることができた。


このテクニックを利用することで、既に皇帝経験済みのキャラクターを再度別の時代で皇帝にすることで擬似的な永世皇帝といったプレイが出来た。


しかしながら、本作では、この方法であったとしても一度皇帝にしたキャラクターは二度と皇帝継承の候補になることはない。
そのため、一番分かりやすいのが、パーティメンバーに入れた状態で皇帝死又は皇帝退位したにもかかわらず、そのキャラクターが候補として出てこないという場合は既に皇帝経験済みということになる。


永世皇帝プレイができなくなっているのもそうだが、クラス縛りをしたい場合は、最終皇帝の代を除き、年代ジャンプ7回以内でないとクラス縛りも出来ないことになるので注意。

IS

メインストーリーの各章が経過した際に発動し、直前の皇位継承キャラが【戦線離脱】して、次の皇位を選出する。
候補となれるのはレアリティが★3以上の家臣のみ。

  • 2章・3章の場合は「手持ちの家臣」と「特別候補」から選べる。後者は★3家臣の新規入手となる。
  • それ以外で発生した場合は「★5の特別候補のみ」から選ぶことになり、その家臣は完全一時加入となる(入手できない)。
    • 月光ルートの場合は1話が終わった段階で発生。章としては1章の扱いなので、「★5の特別候補のみ」のケースとなる。

皇位継承した家臣は、LPが減らなくなる(アビスバトルを除く)。ただし次の章になると皇位継承により同じように戦線離脱する。
エンディングに辿り着くと、戦線離脱した家臣は完全一時加入を除いて全員がLP全回復して戻ってくる。


*1 厳密にはパーティメンバーの2番目のキャラ固定だが、バグを使わない限り、ジェラールを離脱させられないのでジェラール固定。