アメリカにおける選挙の流れ

Last-modified: 2009-10-06 (火) 12:29:49

アメリカ大統領選挙になるまで!!

5.jpg

4年に1度、オリンピック開催年がアメリカ大統領選挙の年です。

 

大統領選挙に出馬する候補者の資格。

○第1にアメリカで生まれた合衆国民である事。
○年齢は35歳以上で、しかも14年以上アメリカに住む市民である事。
(合衆国憲法第2条に記載されている)

1_0.jpg
 

大統領選のスタート

大統領選のスタートは、選挙の前の年の8月頃から約1年5ヶ月にも及ぶ期間行います。

 

選挙の主な流れ
<選挙の前の年の8月頃
立候補者を表明し、選挙に必要な支持と資金を集めたりし始める。

2.jpg

<選挙の年を迎え2月を迎える>
各州の予備選挙 Primaryと党員集会Caucusが始まる。(本格的な選挙戦の幕開け)
予備選挙のニューハンプシャー州・党員集会のトップはアイオワ州と決まっている。
この2州の結果が選挙戦を占う試金石とされている。

3.jpg
 

この間2月又は3月上旬に全米約20州で一斉に予備選挙・党員集会が開催される火曜日がある。それをスーパーチューズデー(Super Tuesday)と呼ばれてる。

6月までに>
予備選挙・党員集会が全州で終わる。
この段階で、共和党・民主党の2大政党の候補者がふるいにかけられ残った人だけが先に進むことになります。

2_0.jpg

7~8月にかけ>
通常4日間全米党大会が行われる。ここで予備選挙を勝ち抜いた候補者中より正式な大統領候補と副大統領候補が選出・指名される。

 

党大会が終了後、両党の候補者同士が戦う後半戦に突入!!

2_1.jpg

全米を遊説し、TVCMなどでも支持を訴え10月にはテレビ討論が実施されだんだん大詰めとなってくる。

2_2.jpg

11月「第1月曜日の次の日の火曜日」
大統領本選挙が行われます。
選挙人選出の為の選挙であり、これは直接選挙である。州ごとに選挙人の数が決められていて、各州で優勢の候補がその数を総取りする、という方法である。
選挙人は全米で538人存在しているので、その過半数の270人を獲得した方の候補者が、その選挙人による最終投票後、翌年の1月6日にワシントンDCの連邦上下両院合同会議の場で正式に大統領の当選が決まる。

2_4.jpg

1月20日

4.jpg

いよいよ「大統領宣誓式」が行われる。
ここでの宣誓式を終え、そのままホワイトハウスへとつながるペンシルヴァニア通りをパレードし、大統領官邸・ホワイトハウスへと入る。

2_3.jpg
 

※党員集会・・・政党の党員が集まる集会のこと
※予備選挙・・・アメリカ合衆国大統領候補を選出するための一連の手続をいう。