SP型

Last-modified: 2010-11-16 (火) 23:21:05

主に攻撃行動をスキル=SPに依存した型。
オフィシャルバトルでしか経験値を得られないため、当然序盤は厳しい戦いを強いられる。
その代わり、きちんと育てれば他の型には無い多大なSPを得ることができ、
大型スキル連射の力押しだけでなく、移動スキルを使用した立ち回りも可能になる。

はじめに

目安となるステータスは?

合計150
LPLv25以上/MLP3000以上
SPLv50以上/MSP1250以上
攻撃/命中 合計45程度
回避/防御 10or20以上

なぜSPLv50?
  • SP○(200) (1250-200)/50=21
  • SP◎(250) (1250-250)/50=20
  • SP★(300) (1250-300)/50=19

1Lv毎のMSP成長の平均値から逆算すると、
アメジストを入れない状態でMSP1250を実現する場合、
★の花型でなければ、ほぼ確実に50以上が必要になる。
1Lv毎のMSP成長は、10-32までの2刻みの偶数からのランダム。
素体のSPセンス及びそれを向上させるCSCの効果は、
「高い成長値を出しやすくする(平均値を引き上げる)」程度。
たとえSP★にアメジストを3つ積んでも、成長値10が出ることはある。
素体のSPセンスによる平均値の目安と、それに対する乱数幅は、実際に育成して体感するほかにない。
アメジストを1つ積むごとに、平均成長率がおおよそ1.5程度上昇する。

その他、目標SP値に対しての必要SPレベルの目安表

SP型にのみ特化した表なので、1000以下の250刻みとSP△のセンスは省略してある。
エレガンスホワイト(SP○250)の場合は、センス○の2~3レベル低い値が目標値になる。

アメジストを入れない場合

SP目標\センス
1250565046
1500696358
1750827570
2000958881

 
アメジスト1つ

SP目標\センス
1250524743
1500645954
1750767065
2000888276

アメジスト2つ

SP目標\センス
1250484440
1500605550
1750716661
2000827771

アメジスト3つ

SP目標\センス
1250454138
1500565248
1750666257
2000777267

またスキルの威力はSPLvに依存し、(現SPLv-スキル可能使用SPLv)≦50まで上昇する。
SPLv50以上であればSPLv0スキル、小型・中型ミサイルの威力が最高になるのは心強い。

なぜMSP1250?

SPは1Tの初期値50に加え、毎ターンMSPの20%づつ回復していく。
MSP1250なら4ターン目で50+1250*20%*3ターン=800となり、

  • 4ターン目に消費800スキル。
  • 同じく4ターン目に消費400スキルの攻撃+追撃。
  • 最速3ターン目、5ターン目に消費400スキル。
  • 偶数ターン毎に消費250スキル。
    といった具合に、回復速度も火力も高めのレベルで安定する。
    1250に限らず、200or250刻みのMSPは一つの節目となる。
    150レベルで実現可能な範囲のMSPの節目

    1500ならば4ターン目に150消費前進移動スキルから消費400スキルの攻撃+追撃が可能になり、
    また450スキルを連打可能。
    1750ならば4ターン目に移動スキルから450スキルの連打が可能になり、
    ハイブラ+ディバインなどの、450+600コンビネーションが可能になる。
    2000ならば4ターン目に400スキルが3連打可能になり、
    パペチュ3連打やダクスラ+8ミソ→ダクスラなどといったコンボができるようになる。
    さらに移動スキル+防御スキルで道を切り開いてからの450スキル2連打ができる。

なぜ回避と防御は10と20刻み?

SP型はSP回復の待ち時間を必要とするスロースターター。
SPが溜まるまでに落とされてしまっては本末転倒。
またスキル発動後の無防備状態を突かれることを避けるため、
溜まったSPを有効に使い、早期に決着を付けたい。
そのため、下記の装備のいずれかに必要なステータスを満たせる配分が望ましい。

メギンギョルド打撃ダメージアップLv2回避10防御10
アイゼンヒンダニス・ASシールド
ユースティティア・AMシールド
打撃/投擲ダメージダウンLv2防御20
マジックシールド魔法ダメージダウンLv2回避10防御5
ジェムバレットSP減少攻撃[-20%]命中10回避20
クリスタルソードSP減少攻撃[-15%]攻撃10命中20
ヴァジュラSP減少攻撃[-10%]命中5回避5

相手を倒すことを念頭に入れれば勝手に上がる攻撃/命中はともかく、
回避/防御は育成次第では中途半端なレベルで止まってしまう可能性がある上、
攻撃面ではメギンギョルド、生存面では半減盾2種とマジックシールドという重要な装備の制限に関わる。
このため、回避/防御に関しては明確な数値を挙げている。
SPLv50/MSP1250を超えるつもりでも、これは念頭に入れておいた方が良いだろう。
 
もちろんこれは最低限の値であり、可能なら回避ないし防御を30以上にすればより生存率が高まるが、
その場合、(1250以上のMSPと両立するには)攻撃/命中を低く抑えなければいけない。
まずは最低限の数値を確保することを意識した育成から始め、
慣れてきたところでステップアップをしていこう。

SP型に適した素体は?

冒頭の「主に攻撃行動をスキルに依存する」とは、
「SPが無い限り、積極的に相手にトドメを刺すことが出来ない」という意味でもある。
「自分が倒されるよりも早く(スキルを決めて)相手を倒す」という攻めの姿勢は当然だが、
「相手を倒すまで(SPが溜まるまで)自分が倒されない」と受身になることも大事。
SPは当然として、それ以外のステータスでは特にLPが高いと心強い。

SP◎以上の素体

LP◎/SP○の素体

  • ヴァイオリン型MMS紗羅檀(LP◎ MLP2000/SP○ MSP200)
  • エレガンスホワイト(LP◎ MLP2100/SP○ MSP250)
    SPセンスは○止まりのため、並程度の成長しか期待できず、
    突出したSPを求めることは難しくなってしまうが、
    SP◎以上の素体の弱点、LPセンスで大きく勝る。

SP○/回避or防御◎以上の素体

採用が難しい素体

  • SP○/回避or防御○以下
    SPにも耐久性にも大したメリットがなくイマイチ。
    特化せずに攻命型とのバランスを考えていった方が良いだろう。
  • SP△
    LP◎以上なら、高LPを逆に利用してLPを抑えつつ、SPを上げても良いかもしれない。
    しかし、これを考慮しても、Lv0時点では移動スキル発動がほぼ不可能。

Sを目指すためのお勧めのCSCは?

もちろんアメジスト、ブラックオパール…と言いたいところだが、
「なぜSPLv50?」で答えたように、SP成長率は運要素の強いステータス。
効果を実感できないケースもあるので、極まった型を作る目的でなければ、
3積み一択というわけでもなく、1~2個でも十分だろう。
逆に言えば極まった型を求めるなら、3積みも辞さない覚悟が必要かもしれない。
素体と目標MSPの2つを見定め、それらと慎重に相談しよう。
 
SP同様に運要素の強いステータスだが、LPも重要であり、SP稼ぎの過程ではLPも同時に稼ぎやすい。
オニキスを使えば、通常以上のリターンが得られることも考えられる。
 
また、LPSPにレベルを大きく割り振るため、
他のステータスのレベルを一定以上に上げることは、どうしてもできない。
回避のエメラルド、防御のトパーズも、その恩恵を受けにくいと考えられる。
(この点においても、素体はLP○以上であることが好ましいと言える)
ライフ底上げで総合的に・防御寄りに強化するなら先述の通りオニキス、
回避なら環境性能を強化するCSCの使用をお勧めする。
 
純粋なSP型からはやや考えが外れるが、攻撃○以上ならルビーを使用してみるのも面白い。
移動スキルからの連続攻撃、通常攻撃からの追撃スキルといった戦術が可能になる。
スキルが必中である以上、実質的に役割が重複するサファイアはあまりオススメできない。

防御する?回避する?

攻命型と違い、(SPが無いために)積極的にトドメを刺せないターンが存在する上、
SPを消費すると、反動による無防備状態ができてしまう。
せっかくのSP型なので、回避と防御は素直に素体性能あるいは半減盾の有無に従って行動し、
無防備状態を突かれて負けるよりも早く、大技を打ち込んで勝利しよう。
 
一応、序盤で溜め込んだSPを使って、中盤から攻撃スキルを発動しつつ、
一部を防御スキルに転用する、という戦術もあることにはある。

どの武器で、どの距離で戦う?

スキルには距離適正、コアユニットの得手不得手、コーディネートおよびディゾナンスは影響しない。
なのでスキルを使えさえすれば、武器や距離に拘る必要はあまりない。
強いて言えば、回避・防御しやすい距離適正・コーディネートを保っておく程度。

育成について

トレーニングでも育成できる他のタイプとは違い、
限られたオフィシャル戦でSPを消費して育成しなければならないため、初期から明確な育成が必要になる。
育成効率を考えれば、移動スキルを連続して使用するのが最も望ましく、
次点でSPを一気に消費するのが望ましいが、発動するまでに対戦が終了したり、
SP減少・SP回復減少攻撃を受ける可能性もあるので、
小まめにSPを使うデッキを用意するのはムダでは無い。

なぜ移動スキルを使うのか

「移動スキルのみ使用した次のターン」はSPが回復するため、消費効率が段違い。
移動スキルによって相手の攻撃できない・しにくい距離に逃げれば、回避/防御経験値の加算の機会を少なく出来る利点もある。
回避/防御は不要ではないが、SP型にとってはLPSPの目標値到達を優先すべきである。
また攻撃/追撃スキルは攻撃/命中経験値を加算するので、多用しすぎると攻撃/命中レベルが無駄に上がりかねない。

育成序盤

負ければSクラスが遠のき、引き分けがかさめばBクラスすら危うい状況を克服することが最大の課題。
SPの初期値は各素体ごとに固定で、かつSPLv0から使えるスキルは少ないので注意が必要。
また戦闘を少ないターンで終わらせる事の無いよう、相手の技量に応じた武装選びをしなければならない。
ディゾナンスの影響もあり以前のように回避装備を複数装備するメリットが薄れてしまい、
重量のある防御向けの装備は元々使用しづらい序盤では、回避・防御で長引かせるのも苦しいところ。
実際に見られる例では、

  1. 回避レベルを最初にトレーニングであげる方法
  2. 低火力の相手向けに防御の高い装備で防御する方法
  3. 高機動装備や機動ダウン攻撃を行い相手の攻撃を受けないようにする方法
  4. 移動スキルを初期に覚えさせる方法
  5. 防御スキル・反撃スキルを多様する方法
  6. チアリーダーコーディネートでSP回復量を増やす方法
  7. スタンやダウンの高い武器を使用する方法
  8. LPの育成と思って割り切る
    どの方法をとるにせよ、距離適正には常に細心の注意を払う必要がある。
     
    移動スキルが最善なのは言うまでもない。
    次点では本数を変えることでSP消費量を調節できるミサイルが筆頭。
    SP初期値の状態でミサイルを最大SP量分搭載するか、1~2本にするかはオーナーの好みが分かれる。
    プチマスィーンズやステディプロテクションも有効だが、
    Cクラス制限の総重量20の1/4,1/5を1パーツで占めるため、装備幅を狭める。

序盤から使える主なスキル

SPLv0~ ヘルストーム/ヘルファイア/追撃プログラムwk3、サンドスプラッシュフィーバー
SPLv0~ ステディプロテクション、各種移動スキル
SPLv3~ ラストキッス、ホーリーフェザー
SPLv5~ ウィンド・オブ・ディジーズ

育成中盤

まだまだSPLvが低く、他の神姫との明確な差別化ができない中盤。
できるだけ試合を長引かせて、SP育成に励みたいところ。
一方で、ある程度勝ちにいく試合を増やさないと、BからExクラスになってしまうのでもどかしい。
Cクラスの頃よりもSP育成効率を高めやすくなっているため、
うっかりLv100制限に引っかかってしまうことが、あるとかないとか。
 
悪魔羽などの優秀な追撃スキルや、状態異常付与効果のあるスキルがオススメ。
早い段階でダークスラッシャーやデモニッシュクロー、ハウリングサンダーなど
消費400帯の大型スキルが打てるSPLv15以上になると勝ちやすい。

中盤(以降)主力となりえるスキル

SPLv10~ 天雷、ヒーリング・ホーン
SPLv12~ パペチュアルスリープ
SPLv13~ 疾風迅雷
SPLv15~ 魂の呪縛、ハウリングサンダー、ダークスラッシャー、デモニッシュクロー

育成終盤~成長限界

良く使われるスキル

◆打撃スキル
デモニッシュクロー、ガルガンテュアロア、飯綱落とし、パペチュアルスリープ、
飛燕、刀技・灼刑帝、ドラゴンテイルストライク、シェルブレイカー、スーパーねこキック

◆射撃スキル
ハイパーブラスト、ハウリングサンダー、レーザー・オブ・ネメシス、ファイナルジャッジメント

◆投擲スキル
ダークスラッシャー、ヘルファイア

◆特殊スキル
完全なる停止“kill -9”、永劫の沈黙“shutdown -h”
 
◆組み合わせ例

武装セット1
刀技・灼刑帝(or ガルガンテュアロア、飛燕)+ドラゴンテイルストライク(+メギンギョルド装備)
プリンセストップス/ABシールド/ラクーンハットのアニマル三種軽減とメギンを併用。
機動力はあまり高くできないが、メギンが適用される2つの打撃スキルを組み合わせ、高威力で広範囲をカバーする。

武装セット2
ハイパーブラスト(+エンジェリックスカイ)
半減盾を装備した不動要塞、真正面から当たりたくない近接孔明などはこれで対処する。
 
武装セット3
ダークスラッシャー+ヘルファイア
DSの短準備・長射程からヘルファイアで高威力追撃を行う短期決戦型。
投擲軽減を装備していない中~遠距離型、特に回避型に対して有効。
メインウェポンはブーメランや芭蕉扇、ジェムバレットなど、
時間稼ぎのできるものを、状況に合わせて選ぶ。
序盤「使うな」指示、中盤以降「積極的に」で一気に放出することで効率良くSPを使える。
チアコーディを使ったり、ミサイルの本数を変えることにより細かな調整ができる。
追撃トリガーとするスキルは反撃の可否にも関わるので変えてみるのも一興。
冒頭で述べたMSP1250なら4ターンでSP800、DS+ヘルファイア8本の瞬間最大火力を得られる。
(チアコーディならMSP1000、マジカルコーディならMSP1138以上で可)
仕留め損なうと高確率で高負荷状態を突かれ一気に落とされるので注意。その意味でも短期決戦型。
4ターンキルが確実な相手にのみ出すのが最善だが、
4ターン目以降も視野に入れるなら、MSP1500以上での運用を想定、
育成目標MSPの引き上げを検討しておいた方が良いだろう。
(本当に最低限度で良ければ、MSP1440で4T914→6T402が確保できる)
 
武装セット4
ラッキーコイン+飯綱落としorパペチュアルスリープ(+メギンギョルド装備)
防御・回避不能の組み合わせ。バトルモードや防御・回復スキルを完備した相手に対して威力を発揮する。

バトルモード

ブルーミングガーデン
生存性能は著しく低いが、発動後の突破力は驚異的。
SP育成や、どうしても貫けない不動要塞などを相手に使おう。
発動すると移動中ですら無防備状態になるので、LPは多めに。

神力解放
十分なSPを確保した状態で発動すればスキルの使い放題。
反撃スキルを持ち込めば相手の攻撃をいなすことも可能である。
ただし、反撃不可能な攻撃には無防備なので、ブルーミングガーデンと同様LPは多めに。

ステータス例

素体とレベルのサンプルをあげておきます。
なお、LPとSPは平均値で計算しているため、実際はこの値を前後します。
そのため、LPやSPの値にあわせて他の4つの値を調整するとよいでしょう。

回避SP型

素体:飛鳥ノーマル
CSC:アメジスト×1 エメラルド×2
LP20(3000ライン) SP52(1250ライン) 攻撃10 命中20 回避38 防御10

飛鳥ノーマルはLPが○なので、LPレベルを絞り込んでも3000を超えてくれる。
回避38あれば多くの攻命型に命中装備を強要でき、そこに反撃デッキを刺し込むことが可能になる。
その命中装備ですらステッキでもない限り、たとえ十手をもってしても
命中△の攻命型では5割前後の推定命中になってしまう。
メギンがかろうじて装備可能な状態にはなっているが、
メギンを装備すると装備回避が大幅に減少するため、
回避力の利点を生かしたいならメギンを封印する必要がある。

半減SP型

素体:イーダst
CSC:アメジスト×3
LP20(3000ライン) SP56(1500ライン) 攻撃10 命中20 回避10 防御34

イーダリペイントは重装関連で困らないため、素直にアメジストを3つ入れられる。
防御が◎なのでジルダリアなどのような防御△素体より高い耐久力を得られる。
また、メギン付の通常攻撃はルビー無し攻撃10でも思ったよりは高いダメージを与えるので、
防御の代わりに攻撃や命中を上げるのも悪い選択肢ではない。
種子BM+メギンで、ときおりネタで作られる廃防御種子の種子BMにもひけをとらないダメージを与えられる。

廃SP型

素体:花型MMSジルダリア
CSC:アメジスト×3
LP26(3000ライン) SP67(2000ライン) 攻撃10 命中17 回避10 防御20

アメジストを2つでジルコンを積む手もあるが、その場合は半減盾装備を捨ててSPを育てなければならない。
LP値はおおよそ3000を確保可能なラインであるが、成長によっては3000を下回る可能性もある。
Sクラスを狙って育てるにはバンドガンやコルク銃などでダメージ率、命中率を極限まで絞り込みつつ、
ある程度SPが育ってAランクになってからはshutdown -hの使用が必須。
また回避が育たないように防御重視で戦う必要がある。