お気に入りの作者さん

Last-modified: 2017-12-31 (日) 19:01:04

スレ住人お気に入りの作者さんです。
作家レビューはここにまとめられていますが、元々はスレで語らない人も書きこんでみようという場だったので、こっそり書きこんで構いません。

 

行数オーバーのため整理。
英数字~な行まで。

7th fall氏

7th fall氏は浦沢直樹っぽい人

浦沢直樹と言えば、そのアオリ技術の巧さ故に、『20世紀少年』という、意外にこぢんまりとしたわけわからん作品が
日本映画界の粋と60億円という巨額の制作費を集めて実写化されたという過去を持っている
この人もアオリが抜群に巧い。「オイオイこの次はどうなるんだよ」と思わせる書き方が凄く上手いのだから得点も伸びる伸びる
おまけに先に紹介したごんじり氏と同じく、大作志向的であり、その世界観はもはやZUNですら予想外だと苦笑いするレベルである

ただ、この人はもう完全に話の畳み方がヘタクソで、『幻想郷動乱』はまだしも、『the Fairytale of the Girls』ですら畳めず放置している始末
おそらくではあるが、この人は気づいてしまったのだ。名声以外に何も得るものがない二次創作作品にこんなに情熱を傾けるのはいかがなものかと
大作を書く際は、その話と自分が払うべき犠牲が果たして釣り合うのかどうか考えてみる必要があるだろう。ちなみにもう次回作は待つまい

おすすめ作品『the Fairytale of the Girls』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1261935425&log=95

aho氏
幻想郷という世界に生きるキャラクターたちに作者さんの全力が注ぎ込まれ、活き活きと動いている姿が目に映るようです。

【作者名】aho氏
【推薦者】俺
【紹介】
初投稿は作品集59。実は結構新しい人で、2008年9月あたりからの作者さんです。
2008年12月30日現在で合計10作品を投稿中。そのうちの八作品が一万点を越し、二万点越えが二作(連載途中作を含めれば三作)と驚異的得点を持ちます。
文章は奇抜な表現や比喩が少なめ。多少悪く言うのであれば型に嵌った感じがあります。
ですが決してそれが悪いということではなく、逆に言うなら基礎が重視された非常に読みやすい文体であると自分は思っております。
そして何よりストーリー。幻想郷という世界に生きるキャラクターたちに作者さんの全力が注ぎ込まれ、活き活きと動いている姿が目に映るようです。
あと題名に強烈なセンスを感じます。「お疲れババァ!」とか「あなたと繁殖したい」とかクリックせずにはいられんでしょう。
では、まことに勝手ながら推薦でございました。もしこれを読んで氏の作品に興味を持っていただければ幸いです。
ちなみに同氏の作品で紫は皆勤賞だったり。
【代表作】
作品集59~62 時には昔の話を
作品集63~64 死なない太郎の鬼退治
作品集64   幻想人類覚悟のススメ

どのジャンルでも最高水準のものを書き上げる技量を持ち、実験的な作品ですら高得点を叩き出す文句無しの実力者である。

aho氏

傾向……オールジャンル

一時期までは、誰もが一番人気の作家として名前を挙げていた。が、最近見かけなくなった。
どのジャンルでも最高水準のものを書き上げる技量を持ち、実験的な作品ですら高得点を叩き出す文句無しの実力者である。
しかしスレではしょっちゅう難癖を付けられる。嫉妬もあるだろうが、一番の理由は作風だろう。
無難で王道過ぎる雰囲気のため、万人に広く浅く支持されるが、熱狂的な信者は少ないのだと思われる。
一般人気はワンピースだが、ネット上で持ち上げられるのはハンター×ハンターなのと似ている。
創作暦が長いというタレコミが有ったのと、ちょっとオヤジ臭い目線で女体を描写するせいか、40歳説が生じた。

いやこの人は怪物。

aho氏はキング・オブ・ヒーロー・オブ・創想話

いやこの人は怪物。最高点が約60000点、一万点作品はなんと50作品を超えるという正真正銘の化け物
この人の魅力は圧倒的なキャラの魅力にある。この人の手にかかれば、既存の東方キャラはもちろん、
オリジナルキャラまでがまるで昔から東方キャラクターであったかのように魅力的に描かれてしまうんだから凄い
また、決して一芸に秀でているわけでもなく、構成力、ネタ、オリジナリティ、文章力、いずれも卓越したものを持っている
まさに創想話を代表する作家である。ありがとう、そしてありがとう

おすすめ作品『Re     fantasia』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1284330661&log=126

Alcohol氏

【作家名】Alcohol氏
【代表作】魂を映す境界
【作品傾向】?
【一言】
初投稿は二年前で現在四作とあまり投稿しないながらも確かな実力を持っています。
妙に淡泊な文章は魅力的でもあり物足りなくもあり。
作風がよくわからないというか一定しない感じですが、共通するのは謎の理屈っぽいこじつけをもとに展開される不思議なストーリー。

guardi氏
ほとんどの作品が20KB以下で、設定引継ぎの作品もあり、全体が一つの短編集っぽい。

【作家名】guardi氏 【傾向】綺麗にまとまった短編
【デビュー】2009年1月 【作品数】20作(創想話) 【平均点】3000点弱

【雑感】
ほとんどの作品が20KB以下で、設定引継ぎの作品もあり、全体が一つの短編集っぽい。
ある意味特徴的なのがタイトルで、素っ気無さではじょにーずさんと双璧。
文章は平易で書きぶりも淡々としていて話もすっきりとまとまるし、割と安心して読める。
基本的には原作設定+独自の二次設定という感じで著名な二次設定はあまり見られない。
そのため突拍子もない設定やマイナーカプもあり、はまると幸せな気分になれる。
カプといっても百合要素は無く、友人関係が織り成す日常の一コマを切り取っている感じ。
まぁシリアスでもギャグでも感動巨編でも泣ける物語でもないから高得点作家になることはないだろうが、
これからも地味に俺好みの作品を投稿し続けてほしいと思う。

【作品紹介】
最新作:てんいく(とある幻想少女がマジ少女だったときのお話。何というか素敵)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1298308680&log=139
最高得点:さなあり(うっかりサナアリに目覚めそうになる。ふう……)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1237137773&log=72
最高レート:まりあり(まさかの関西アリス。何故か読み終わったら良い話。すげえ)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1280678880&log=121
個人的お気に入り:かぜはふり(唯一の中編。真面目で普通な早苗が見れる良作)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1261951764&log=95
埋もれた名作?:めいさく(マジで埋もれてる。もったいない)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1248804993&log=82

個人的にはもっとのびてほしい

【作家名】guardi氏
【代表作】すかーれっと
【作品傾向】ほのぼのした作品が多く、長さも短編~中編のものがほとんどで割とすんなりと読める。作品中にリンクを貼るなど読者への配慮もある。あと、タグがだいたいヤバイ。
【一言】 個人的にはもっとのびてほしい。

KASA氏
男が思い描いているであろう百合を書く人。

KASA氏

傾向……百合

男が思い描いているであろう百合を書く人。
キャラに女臭さが無く、女装したホモ・カップルでしょこれ、と言いたくなってしまう。簡単に言うと性的過ぎる。
これからも百合を真剣に描き続けるのであれば、女友達を増やすか女性誌を買い漁るなりした方がいいかもしれない。
意欲はありそうだし、毎回質も上がっているので希望はある。
重いガチ同性愛話より、お色気展開が多めの微百合コメディ、ぐらいのゾーンを狙って書いた方が上手くいきそうに感じる。

最近の創想話のラブコメ担当。

【作家名】KASA氏
【代表作】メリーに首ったけ、幽谷響子シリーズ
【作品傾向】ドタバタ、百合カプ
【概要】
最近の創想話のラブコメ担当。まずグレイズありきな作品とは異なり、
きっちり作品を形作っていておいて、かつお色気ある描写を魅せてくる人。
あくまでラブ「コメ」であって、描かれるカップリングは二次創作的で甘々なものが多め。
カップルがいかに引っ付くかが軸の作品が多いため、軽い作品が主体なのも特徴。
もうすぐ3年目に突入という事もあり、作風が安定してきた印象がある。
この人のレビューを書こうとすると、甘々、エロい、ちゅっちゅのフレーズがだいたい入る。

あらゆる意味で掘り出し物

KASA氏はあらゆる意味で掘り出し物

最近注目してる人は具体的にこの人しかいない。何度も言ってることだけどこの人の作品はどれもこれも生理的に受け付けない
百合にしても変にエロティックで、しかも妙にエグすぎる。普通の人は押さないボタンを人知れず連打してるような作品ばかり
だからこそこの人に得体の知れないパワーを感じる。小奇麗にまとまるわけでもなく、妙に短い作品を連投するわけでもなく、
まるで何かに取り憑かれたかのようにキワモノを量産するこの人のパワーにアテられる人が俺以外に増えることを期待したい

おすすめ作品『にんっしんっ紅魔館!』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1311411938&log=150

MS*** 氏

【作家名】MS*** 氏
【代表作】[作品集57]いたずらガーディアン、[作品集76] 犬走新聞、[作品集95] 家具売り巫女と前途多難な話
【作品傾向】丁寧、静か、短編~中編、
【紹介】
 「聲色」(プチ作品集16)でデビュー。「或る月夜の契約」(作品集45)で創想話に活動の場を移す。
場の空気が伝わってくるような、丁寧な風景描写が作風の作家。
その丁寧な文章で純粋に風景を楽しむような和やかなテーマのものから、
心に刺さる重いテーマまで、作品の内容は幅広い。あと、霊夢のS度がかなり高い。
短くて綺麗な作品が多いため、肩の力を抜いてSSを読みたい時にはお勧めの作家。
 別の顔として、「しらは」名義で東方のピアノアレンジを手掛けている。
特に「東方連奏曲」シリーズの評価は高く、動画サイトではpart1が48万、part2が39万再生を記録している。

N氏

N氏

物凄くドSか物凄くドMなのか、あるいは両方なんだと思う。それぐらい自分の作品に対しての甘えを殺しにかかっている人。
主人公キャラクターの置かれている現状と比喩表現をしっかり刷り合せてくるのは感性で片付けるのはもったいない。
これだけ丁寧に物語を編みこんでくる人はかなり珍しい。
大体の話が暗いシリアスなんだけども、なるべくしてなったというか、悪意によって捻じ曲げられたものではないというか。
ここらへんは私の言葉のセンスが悪いんでなんともいえないんですが、理詰めで殺しにかかってくるのはむしろ心地良いです。

猫談義は個人的にはあまり好きではないとも書いておきます。

nekojita氏

【作家名】nekojita氏 10/02/16デビュー
【作品数】4作(2010/05/22時点)
【代表作】『器物破損時に於けるセメダインの圧倒的有用性について』(作品集112)
【作品傾向】作品の傾向としては短編中心ですが、とにかく氏は文章が特徴的です。隠喩や凝った言い回しが多いのにも関わらず、すらすらと読めるその文体はお見事。
【一言】個人的に猛プッシュしたい作家です、独特の作風と文章は必見。人によって好き嫌いがわかれる傾向にありますが、埋もれてしまうには惜しい傑作が多いと思います。
【推薦作品】
火車考・『嗚呼母上様』 (作品集110)
鳥籠、北風、冬の風鈴。(作品集110)

Ninja氏
スレ内でも絶賛されている通り、質の良い作品を書いてくれます。

Ninja氏

スレ内でも絶賛されている通り、質の良い作品を書いてくれます。
ソフトな百合表現を含む、ギャグ作品が主なジャンル……というか、まだ他のジャンルは書いていらっしゃらない。今後に期待。
そそわ、プチ双方で活動しています。
言葉遊び、不意打ちの様な若者言葉、テンポを意識したシュールな笑い、とギャグのレパートリーは豊富。
あの手この手で楽しませてくれます。

自由奔放に見えて一文一文に悩んでいる人。

Ninja氏

自由奔放に見えて一文一文に悩んでいる人。ストレス無く読めるのは努力があるんだなーと感心する。系統的には冬扇さんの直系に当たるんだろうか


創想話の作品もかなり読み込んでいるらしく、ツボを狙い撃ちにしてくる個人的に大好きな作家さん。
マゴリトルラバーは長編(300kb超だったかな)から現在のkb数まで削ったらしく、チャラ門天様や頭のねじがトンだ大妖精を書いた人とは思えない。
基本的にギャグが読みたい人向け、私が一番好きなのは「ベタクラッシュ!」

PNS氏
読者を飽きることなく感動まできちんと連れて行く安定感は流石だ

PNS氏
文章力A 発想力S 構成力S キャラ個性S オリジナリティA ストーリーSS
東方らしいストーリーを書かせたら氏にかなう逸材はaho氏レベルしかいないだろう
どの長編も物語の出来が素晴らしく、読者を飽きることなく感動まできちんと連れて行く安定感は流石だ

仕事が丁寧である。

丁寧で繊細な仕事に定評があるPNS氏

PNS氏は仕事が丁寧である。物語の展開や作り方が非常に丁寧で細やかであることからもそれは伺える
一時期よく書かれていた紫とちび藍の話も、エピソードの作り方が上手く、なおかつキャラの行動に説得力がある
唐突な展開など何もなく、じりっ、じりっと、物語の核心まで慎重にコマを進めているような書き方をなさる方のようだ
『サイダー色した夏の雲』全四部作をソツなくやりきった手腕はひとえにこの丁寧さの賜であろうと思う

おすすめ作品『バックドロップは八雲式』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1221148793&log=59

schlafen氏

schlafen氏
文章力C 発想力C 構成力B キャラ個性A オリジナリティC ストーリーC
さくっと読める軽快作風が持ち味な反面、既存作品とのデジャヴが多く匿名点止まりになりがちな印象
様々なジャンルに挑戦しようとの心意気は伝わってくるものの、読者を惹き付ける切れ味にいまいち欠ける

Seji Murasame氏

清涼飲料水みたいな文章
隅々まで清涼感があって、なんてことないシーンでも読んでて気持ちが良い
一見無駄に見える風景描写まで読みたくなる

shinsokku氏

マニア向け
日本語がフリーダム 読んでてなんか踊り出したくなる楽しい文章
とりあえず、この人の代表作、『あの星には会いたい人がいるのさ』を読んだ事ないなら、読んだ方が良い
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1139043463&log=25

Taku氏

Taku氏

個人的に、今年(2009年)一番、成長したと思う作家さん。
デビュー直後の作品と、最新作の出来が段違いで驚きました。
ブログを拝見した所、酷評にもめげず、熱心に勉強を続けていたみたいです。
「アイアム白楼剣」「光の速さでケツからドロワーズ出したらどうなるの? 」等の作品で、おかしな方向に才能を開花。
投稿する度、笑いの破壊力が増しています。
今では、そそわ好みのよく鍛えられたギャグ作家。期待しています。

 

Taku氏

デビュー作からギャグ作家としての片鱗を見せていた。
最近その才能が花開き、ギャグは安心して読めるだけの安定感を身につけた。
地道に試行錯誤してステップアップしていくのは、少年漫画の主人公的。
努力の作家な雰囲気が漂っている。
反面、シリアスはあまり評価されていない様子。
これからどの方向性を目指すのかはわからないけれど、いずれにせよがんばってほしいものです。

 

Takuさん
【作品数】30(無印17 ジェネ12 こんぺ1 (尚、合作が1))
【無印平均点】4033.235
【無印最高点】10300
(2010/09/08時点)
【代表作】博麗ネクロファンタジア2010
【傾向】全力投球で放たれた剛速球の様なギャグ。八雲紫を軸としたシリアス展開

 他の作家レビューにも取り上げられた事もある氏だが、何よりもその成長っぷりには驚かされるばかりである。
 少々言葉が悪くなってしまうかもしれないが、氏の初期のシリアス作品は山場を作る事や地の文の描写で「空回り」をしてしまい、物語の魅力を活かしきる事が出来ていない印象を受けてしまう。
 しかしながら、2009年末~2010年頭の頃からその成長っぷりを発揮。発想の鋭いギャグや、物語を活かしたシリアス系のSSを投稿する実力者として開花したのだと、確かな成長を感じた。
 今では、雲山がChoo Choo TRAINを踊る、藍が素っ裸で月の牢獄に幽閉される……等、中々にぶっ飛んだギャグで楽しませてくれる作家の一人である。
 シリアスSSでは、代表作に挙げた「博麗ネクロファンタジア2010」をお勧めしたい。八雲紫と正面から向き合った、氏の力作なのだから。
 小説サークルでSS本を作る等の活動も精力的に行っており、今後の活躍と成長にも期待をしたい所である。

TAM氏

TAM氏

【デビュー】4月
【投稿作品数】9作
【代表作】クイズ!サトリオネア
紅美鈴は博愛主義
【点数】一万点越×1、七千点越×1、その他二千点~六千点×7
(2009/12/28現在)

 

TAM氏

投稿数:12作品
最高点:15240点
万超え作品:2つ
五千超え作品:4つ
平均点:6149点
(2010/02/11時点)

作品傾向……発想力で勝負するタイプの作家。とにかく変化球かつ斬新な作品が多い。ミステリーなんかもやってる。

VENI氏

【作家名】VENI 氏
【代表作】[作品集43]寺子屋クライシス、[作品集46]妖怪の楽園
【作品傾向】色々。ギャグからシリアスまで。
【紹介】
 作品集32「月見酒」でデビュー。
シリアスめな作品とぶっ壊れギャグの両方を書いている。
イラストも書くことが出来、妖怪の楽園以降はそちらでの活動が主体。
しかし、最近の活動はこの板では書くことが出来ない……
他にもネトラジをやったりとマルチな方。
創想話からは離れてしまっているが、現在でも違う形で形を続けている人である。

yuntaさん

【作家名】yuntaさん(作品集109 2010/04/13)
【作品数】6作(創想話4作、こんぺ2作)
【代表作】落魄の少女 ~ Life Edge Maiden
【作品傾向】
第一回プチコンペで初のSSを投稿。その作品を大幅加筆修正し、100kb超という長編で鮮烈な創想話デビューを果たした作家さんです。
その後も152kbという長編や独自設定を活かした短編を投稿、さらに『幻想入り』という敬遠されがちなテーマを良質なコメディーとして投稿したりと、豊富な才能を感じさせます。
その作品の特徴は高水準の文章と、秀逸なストーリー構築です。魅力的な独自設定や解釈を、違和感なく話に溶け込ませる手腕は、多くの有名作家を彷彿とさせます。
【一言】
個人的には今後の成長が非常に期待できる作家さんです。氏にはこれからも精力的に投稿してほしいところです。

yuz氏

【作者名】yuz氏
【紹介文】初出は作品集56「I WAS HORN TO LOVE YOU」。以来、無印で24作品とプチで26作品投稿されている。
ほとんどの作品がギャグなのだが、文体があまりに無駄を削ぎ落としたシャープなものであり、
ともすれば殺風景とも取られかねない。……(三点リーダ)も――(ダッシュ)も!も無く、
会話文も非常に簡潔で、単語だけで喋っていることも多い。
ネタの当たり外れが激しいが当たった時の破壊力は半端ではなく、500点台の作品もあれば6000点に到達した作品もある。
というか、それまでの文章の全てがオチの一言のための前フリだったんじゃないか?とまで思わされる。
だいたいどのシリーズも均等に書いてるけど、ゆかりん関係のネタが多いように見える。

【オススメ】
・プチ31『女子高生幻想』シリーズ全7作
(とにかくぱねぇ作品です。紫が……えーりんが……ゆゆ様が……笑度と痛さがメガトン級なので注意)
・作品集60『2年1組8番 東風谷 早苗』
(「かえるとへびのかんさつ日記」メインは小2の早苗の書いた「自由研究」。ただのギャグだけじゃないしんみりさもあり、作者の懐の深さが見える)

青茄子氏

【作家名】青茄子氏
【代表作】うそつき、ドジっ子たんGJ!
【作品傾向】短編
【一言】何気ない一文一文が魔法の様に魅力的。最高にスマートである。個人的にはタイム・トラベラーが好き。
    私がSSを書く上で、目標としている作家さんです。次の作品まだかなあ

紅川寅丸氏

【作家名】紅川寅丸氏
【代表作】ナズーリンデスク! スクープです!
【作品傾向】すべてナズーリンメイン。百合作品が多いけどちゅっちゅ描写は少なめ。毎回違うキャラにスポットをあてて出来事や事件があって、ナズと星が色々するってことが多い。
【一言】全作品を通じてナズーリンの持ち上げ方が凄い。
   はたてからは師と仰がれ、紅魔館からは恩人とされ、霊夢からは「あの御方」と呼ばれ、妹紅や慧音からは先生や学者と尊敬され、永琳や神奈子からも一目おかれている。星もナズには及ばないけどかなりヨイショされている。
   あとナズーリンを筆頭にキャラにが変態が多い。直接的な描写はないけど、やってることは明らかで、女同士で子供を作ることもある。
   かといってその2点は不快なわけではなく、それなりに自然に表現されていて好きな人は好きだと思う。自分は結構好き。
   キャラが生き生きしているので、百合が嫌いでなくナズ星好きなら大体どれを読んでも損はない。(ただし最新作は番外編っぽいのでそれ以外で)命蓮寺の他のキャラの存在感はあんまりない。
   
   こっから先は個人的な愚痴
   
   この人のてゐもそうなんだけど、てゐが大国主に恋慕を抱いているというのはよくある二次創作だけどさ、てゐが因幡の素兎だとすると年齢が180万歳を越えるじゃん? 
   180万歳っていったら植物の域を超えて鉱物の年齢なのに、10代女子みたいな恋愛感情をみせるのはどうも違和感が拭えない。

あめの 氏

【作家名】 あめの 氏
【2017年 代表作】 観測するものへ (2017年 1位)
【作品傾向】 オールジャンル 屠自古 神子
【一言】
 読みやすさの意識された、読者に優しい文体が特徴。作品ごとに色々な工夫が見られる努力型。
 等身大のキャラクターを主格として、その五感を丁寧に書くことにより、幻想郷のありようを読者に楽しませてくれます。
 2017年は一作のみの投稿ですが堂々の最高得点。十二分に存在感をアピールなさいました。
 個人的には、氏の名前を見るとカツオが思い浮かんでしまいます。

アン・シャーリー氏
センスあふれるギャグが持ち味の超速筆作家。

【作家名】アン・シャーリー氏
【代表作】「眠る八雲家 わかめ編」 「おんな邪気眼」 ギャザーシリーズ
【作品傾向】短編ギャグ、シリアス
【一言】センスあふれるギャグが持ち味の超速筆作家。
    シリアスものにも挑戦しているようであり、現在連載中の「ギャザー」シリーズは、私にとって、最も気になる連載の一つ。
    「まとめて投稿したら?」との声もあるが、個人的にはあの長さでの連載でもいいと思う。
    未読の方はとりあえず「ギャザー (2)」だけでもお読みくださいませ。(3)が待ち遠しくなるから

不思議と不快感を抱いた事は無い。

アン・シャーリー氏

傾向……軽めのオールジャンル?

これといってセンスや個性は感じないが、無駄に筆は速い。そのため嫌でも名前が視界に入る。
しかし、不思議と不快感を抱いた事は無い。資質に恵まれないなりに、楽しみながら頑張ってる印象が有るせいだろうか。
おそらく大物作家と呼ばれるほど大成する事は無いだろうが、平均ちょい上程度には成長すると思う。
コメント欄でもちょくちょく名前を見かけるし、これからも良き添え物、良き読者としてちょこんと居座って欲しい。

期待のニューフェイス

アン・シャーリー氏は期待のニューフェイス

2010年にデビューした作者の中でもひときわ頑張って投稿しているのがアン・シャーリー氏
しかしこの人のSSは正直言ってもうひとつだと思う。何と言っても問題点はその煮詰め方の不足にある
もうちょっと分量を書けば、もうちょっとネタを煮詰めれば、といつも歯がゆい思いをして読んでいる
速筆は結構なことであり武器になり得る特技だが、それだけじゃ不足になる日が近からず訪れることだろう
デビューから半月以上経ってるし、そろそろじっくりと腹にたまるものを書いてもいいと思う

おすすめ作品『眠る八雲家 わかめ編』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1289825235&log=131

いこの氏
詩的な文章が特徴。普段中々見られないような設定も、とても面白い。

【作家名】いこの氏
【代表作】『よいにいたりて』『何も、無い、お話』
【作品傾向】詩的な文章が特徴。普段中々見られないような設定も、とても面白い。
【一言】大好きな作家さんなので、もっと沢山の人にも読んでもらいたいと思い、レビューしました。

ほんわか系

ほんわか系
回りくどい表現が多いけど、その分、あの手この手で心情の掘り下げがしっかり行われるので、作品世界にハマっていける

歪な夜の星空観察倶楽部氏

【作家名】歪な夜の星空観察倶楽部氏

長編と短編の両方書く。作品傾向は8割シリアスで、1割が哲学的、残り1割が百合。
今のところ長編は4つで、うち『真っ紅なアンテルカレール(作品集35~66)』だけ未完。早い続編再開を望まれる。
現在、『ほのぐらぼん(作品集153)』で、話を週一で更新する奇抜な企画を行っている。10月いっぱいで完成予定とのこと。

特徴
・詩、歌、古典文学からの引用を多用する
・視点を一つのキャラに固定せず、同時間の出来事を複数のキャラに語らせる
・時間軸を入れ替えたり、語り手をぼかして読者を混乱させる
・薄味の百合
・キーアイテムを使った演出を好む
・伏線が多い
・名前のないオリキャラがたくさん出てくる
・前作品の設定を引きずってシリーズを進める

上記のように、人によっては倦厭しがちな手法を好むため、読み手を大変選ぶようだ。
ハマる人はがっつりハマるので、過去作品を一気に読んだなんてコメントもチラホラ。
上でちょっと問題になってから触れるけど、この人の引用は古典が多いし、あとがきや文中で明記してるから大丈夫だと思われる。断言はできない。

おすすめ
入門編『【ターンテーブル・コタツムリ】(作品集94)』、『【そこに座っているならば】(作品集100)』
中級編『【墓場にて】(作品集91)』、『人形は、これでもいいと思いました(作品集90)』
上級編『眠れないとアリスが言ったから(作品集93)』『【ひどくみじかいはなしたち】(作品集95)』

まずは作風と合うかどうかを短編で試してみると入りやすいと思う。。中級の段階で手応えを感じたなら、長編に直行するのも手。その際は投稿された順に読むの推奨。
個人的に、この人の作品で最も素晴らしいところはキャラの崩壊が無いところだと思う。原作の設定に忠実かつ丁寧に肉付けしている。そしてどのキャラも魅力的である。
ただし、露骨な表現はないが百合を匂わせる描写があるので、苦手な人はそっと回避。

イムス氏

イムス氏

少年漫画っぽい作風が得意っていう印象。最近の作品は申し訳ないけれど目を通せていないんだけど、会話の上手さはかなりのものだったという印象


間延びしがちな展開をその後の勢いで誤魔化せるのかが分岐点という感じで読んでるんですが、パワーアップしたんでしょうか。
まだ伸びる余地があるとははっきり感じる。

えにぐま 氏

【作家名】えにぐま 氏

【代表作】ある妖精の純情な感情
     ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259438147&log=92

【作品傾向】今のところこの人の特徴は、1人称の短編でどれも切ない系のお話
      マリアリ、大チル、チルノとレティのお別れとどれも王道の設定ながらも
      儚いような切ないような繊細な心理描写で、とっても読後感がいい。

【一言】個人的もう少し伸びてもいいんじゃね作家の一人 もっといっぱい描いて欲しいなと思います

おしお 氏

冬扇さんたちと比べると一枚落ちるけど、おしおさんも大好き。
作風は毒々しくも何処か知的でケレン味たっぷり。
暴走キャラや二次設定に安易に頼らず、
しっかりキャラの個性を立てた上で物語を見事に暴投してみせる手腕は流石。
構成力はかなりレベル高いと思う。
ともすれば悪意あるともとられかねないブラックなギャグは人を選ぶだろうけど、嵌れば爆笑できるはず。
代表作
「アリスがいない!」作品集30
「超ド級汎用特化型絶対無敵最強専管・幽々子改-MAXIMUM」作品集37

お嬢様氏

お嬢様氏

テンションの高いギャグ漫画系の話を書く。
キャラの性格が壊れ気味であり、よく言われる基本文法を気にしない。
また漫画的な擬音を多用するためそのようなものに違和感を持つ人にはうけないが、点数の高さから分るようにツボにはまる人には絶賛される。

おるふぇ氏

作者名:おるふぇ氏
初投稿:10/06/28(作品集117)
投稿数:8
好きな作品『運命の泥濘』

噛めば噛むほど味が出てくる話を書く人。あと、キャラクターがぶれない。
最近は作品の賞味期限も短くなってるから初投稿が二か月前でも新人って感じがしない気もする。
けれど、まあ、聞いてくれ。この人レートは11前後なのに点数は1000超えてなかったりするのが多いんだよ。典型的な好きな人は好きって話を書くタイプ。
でも、苦手な人が多くいるような話を書いてるってわけでもない。多分、本題に入るまでが冗長だからだと思うんだけど。
読めば大抵の人はなにか思うところ(良くも悪くも)ができてコメントしたくなると思う。でも、読了するまでが大変。作品がツンデレ。
物語読みたいストーリー楽しみたいって人なんかは気になる作者になると思う。

過酸化水素ストリキニーネ氏
コンペで常に上位へ食い込む実力と、肥大化した姉妹愛。

【作家名】過酸化水素ストリキニーネ氏
【代表作】想起「嫌われ者のフィロソフィ」、あなたと世界の終末医療
【作品傾向】古明地姉妹、スカーレット姉妹。
【一言】
コンペで常に上位へ食い込む実力と、肥大化した姉妹愛。まるで詩の如く心地よい比喩と、緻密な構成。
ベクトルの全く違う素養が、一人の人間に備わっているのは奇跡としか言いようがありません。

このひと、凄い。

【作家名】過酸化水素ストリキニーネ氏
【代表作】あなたと世界の終末医療
【作品傾向】姉妹が全てである。
【一言】このひと、凄い。さとこいについては、もう世界ができている。うまい言葉が見つからないのでただ紹介だけにする。

腕は悪くないだけに惜しい。

過酸化水素ストリキニーネ氏

傾向……重めの百合シリアス。姉妹もの。

デビュー当初は腐向け小説サイトに転がってそうな、心理描写ネチネチ系だった。
しかし段々と読みやすさと独特な文体との折り合いをつけ、引退直前にはかなりバランスの良い文章になっていた。あの頃がこの人のピークだったろう。
復帰後は何故か文体が劣化西尾維新になっていた。
毎度毎度、キャラも話の展開も似たようなものばかり投下するせいか、やや点数が落ちている。腕は悪くないだけに惜しい。
ギャグ作品を書くと、信じられないほど低俗なものが出来上がるのでやめておいた方がいい。
三人称になると文章が萎びてしまう。

紙木氏

作者名:紙木氏
初投稿:10/08/08(作品集122)
投稿数:2
好きな作品『博麗ハルシネイション』

多分、万人受けする話が書ける人。書き続けていればいずれ万点作品出すと思う。
話のつくりが非常に丁寧で、特に書きだしが上手い。読ませる工夫に慣れてる印象を受ける。
表現や描写も十分に仕事させているし、創想話では初投稿日時的には新人だけれどSS書きの経験はあるんじゃねえの。
みんな仲良く幸せになってるほのぼのとした話が好きなら、この人の作品が好きになるはず。ハッピーエンド主義とか相性良さそう。

監督氏
いわゆるオールラウンダー系

監督氏

傾向……オールジャンル

この手の何でも書けるけど、これといった個性が無い、いわゆるオールラウンダー系の最上位クラスにいる人。(その系統の頂点はaho氏であろう)
時々東方成分が薄れてしまうものの、それ以外に目立った欠点は無い。

作品に共通して言えるのは「超展開」。

【作家名】監督氏
【代表作】ナイトメアによろしく、バリスティック収穫祭、振り込め魔界神
【作品傾向】オールジャンル
【概要】
文チルの名作「ナイトメアによろしく」で一世を風靡した方だけれど、
元々は短編中心で、コンスタントに印象に残る作品を投下している。
作品に共通して言えるのは「超展開」。オリキャラがわんさか出てきたり、
某神様が電話でかみ合わないやり取りしたり、料理をしたらスライムが出来たり。
突然驚くような展開が飛び込んでくるという所から始まる作品が多いように思える。

桐生氏

桐生氏

傾向……ギャグ以外は何でも

淡々と書くべきところは淡々と、べちゃべちゃ心情を並べるべき場所ではべっちゃべちゃに書いてくれる。
文体をコントロールできるレベルの作家なのだろう。実力者である。メタを活かした妙技を見せてくれるのも嬉しい。
時々こじんまりとまとめ過ぎて低得点なのが出てしまうので、常に冒険するぐらいが丁度いい人という印象。

くーぴー氏

【作家名】くーぴー氏
【代表作】『妖夢、今日からあなたは乳首ビンビン丸よっ!』
【作品傾向】ちょっとしたギャグ、最後で落とす話が大目。
【一言】
デビューから三作目の『妖夢、今日からあなたは乳首ビンビン丸よっ!』のタイトルのインパクト、更にはカオスっぷりで、そそわスレの人気をかっさらっていった。
あの時、某『幻想入り』さえ無ければもっとこの話題でスレは賑わっていたに違いない。
肩の力を抜いて、さくっと読める作品が多い。今後に期待したい。

幻想と空想の混ぜ人氏

幻想と空想の混ぜ人氏

パロディの人。
あとAAの人。
これで十分ではないだろうか。

小魚氏

小魚氏

生まれた初めて書いたというSS、『あなた専用の驚かせ方』が7700点を記録。
その後の作品もハイスコアが続き、現時点で無印四作の平均点が7662.5点、平均レートが12.235。
SSを書き始めてから一ヶ月余り(処女作の投稿時~最新作の投稿時で起算)とは思えない、驚異的な数値を叩き出している。
無論、得点が高いのは作品の内容がそれに見合うものであるからに他ならない。
緻密に計算された構成、起承転結を意識した話のメリハリなど、苦心を重ねて丁寧に書き上げている様子が作品から伝わってくる。
(『バクマン。』のキャラで言うとシュージンみたいなタイプかなあ、とか個人的には思ったり。分からない人はごめんなさい。)
無印四作は、話としては相互に独立しているものの、設定が共通している部分もあるので、できれば『あなた専用の驚かせ方』から順次、読み進めることを推奨する。
もっとも、いずれの話も長過ぎず短過ぎず適度な長さで、かつ形式面でも読みやすさに配慮されているため、さくっと四作読めると思う。
未読の方は、是非ご一読を。

コトリ 氏

【作者のなまえ】コトリ 氏
【代表的な作品】長い話書けなかったから短いのまとめてみた

(上から1、2、3)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1262188717&log=95
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1262611597&log=95
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1263467836&log=96

【感想】
 するすると自然に入ってくる文章が読んでいて心地よい。
 個人的にはvol.1の二つめのお話が好き。氷の美しさとその中に秘める温度をうまく表現した作品だと思う。

【作者さんへ】
 どれもよい作品で非常に楽しませてもらいました。
 これからも無理をしない程度に頑張ってください。
 次作も楽しみにしております。

 あと、関係ないことなんですが、私は藍さまが好きだったりします。
 ほんの余談としてお受け取りください。

こねぬい氏

こねぬい氏

テンポの良い読みやすい文章が印象的。
二作品投稿しているが両方百合が入っているため、苦手な人は駄目かもしれない。
オチは期待を裏切るタイプでないので、オチそのものに期待するのではなくストーリーとキャラの動きを楽しむとよい。

ごんじり氏
長編が多い

【作家名】ごんじり氏
【代表作】『未来百鬼夜行 ~紫とメリーの神隠し~』『異聞吸血鬼異変』
【作品傾向】長編が多い。異聞吸血鬼異変はまだ完結しておらず、その量も既に九章目になるが、時間をかけても読んで絶対に損しない内容。
圧倒的な規模で描かれる壮大な物語は、まるで洋物のハイファンタジー長編のよう。異常な躍動感や緊張感から、常にわくわくして読めるのでスクロールするのが楽しい。
ただし量が多いから、時間のあるときにね。
【一言】続編を渇望しております。ご無理をなさらず、間に違う作品を挟んでも全然いいと思うので、どうか完結させて欲しいです。あれだけの話が完結しないのはもったいないです。
これからも応援しています。勝手な応援、ごめんなさい。

世界を作る程度の能力

【作家名】ごんじり 氏
【代表作】[作品集53]未来百鬼夜行 ~ 紫とメリーの神隠し ~
【作品傾向】長編、シリアス
【紹介】
 作品集48「少女と妖怪桜」でデビュー。2作目となる未来百鬼夜行が大ヒットする。
特色は、「世界を造る程度の能力」とまで言われるほど、
綿密に考証され、巧妙に原作と織り込まれた独自の設定とその描写。
まるで現実世界に東方キャラが動いているかのように感じるほどリアルで濃い文章である。
現在、「異聞吸血鬼異変」シリーズを執筆中。

映画で言うとリンダ・ハミルトンっぽい人

ごんじり氏は映画で言うとリンダ・ハミルトンっぽい人

リンダ・ハミルトンと言えば『ターミネーター』二作品だけで映画史にその名を残した名優である
ごんじり氏も同じで、『未来百鬼夜行 ~ 紫とメリーの神隠し』前後編だけで創想話氏にその名を残した人である
二次創作作者には珍しくその文章力は映像感覚に優れ、大作を志向していたという点も他との差別化という意味で
印象に残りやすかったのだろう。実際、件の作品は創想話史に残る傑作であるし、私も100点を投じるのに何のためらいもなかった

ただ、その後に連載を始めた『異聞吸血鬼異変』で、あまりに広がりすぎた風呂敷を包みきれなくなったのか、現在は姿を見せていない
あまりに番外編ばかりやりすぎたせいで獲得点数も3000点台まで落ち込み、話の筋は完全に収斂のポイントを失してしまった
コレほどの大風呂敷を包むのはいくら何でも難しいと思う。この作品は打ち止めにしてもいいので次の作品を読んでみたい

おすすめ作品『未来百鬼夜行 ~ 紫とメリーの神隠し』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1209961069&log=53

沙月 氏
シリアスならしんみりさせてくれ、ギャグならふっとんだ展開か大どんでん返しがほぼ約束されます。

【作者名】沙月 氏
【紹介】
作品集58「もこ記」(ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1219337546&log=58)
が初投稿の、2009年7月2日現在としては割と新しい感じのする作家さん。
シリアスならしんみりさせてくれ、ギャグならふっとんだ展開か大どんでん返しがほぼ約束されます。
しかもどれもが短く、非常に読みやすい。
一日一レビューの人にもよくレビューされることが納得できます。

やはりおすすめは、動画にもなった『踊るワラキア』
→(ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1238321564&log=72)
あの一行目でほぼ勝利が決まる。

ぜひ、名前読みしてほしい作家さん。

【代表作】(カッコに囲まれているのは見どころ)
『踊るワラキア』(一行目、最後の行)
→(ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1238321564&log=72)
『もこ記』(あの六文字)
→(ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1219337546&log=58)
『やくもつくもの』(最後の数文、あとがき)
→(ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1232987710&log=68)

しっとり丁寧に積み上げたシリアス話か、陽気に壊れたカオスギャグのどちらかが多い。

沙月氏

傾向……シリアスかカオスギャグ

しっとり丁寧に積み上げたシリアス話か、陽気に壊れたカオスギャグのどちらかが多い。そして後者の方が高評価だと思うし、実際おもしろい。
だが、あのレベルのカオスなアイディアは滅多に降りてこないだろう。努力で書けそうなシリアス話の方が多くなってしまうのは仕方が無い。
今日も沙月氏の頭に閃きが走るのを待っている。

佐藤厚志 氏
『世界一の東方でやる意味がry作家・佐藤厚志』

作家レビューらしきもの 【佐藤厚志】
【俺の好きな作品】UNDERGROUNDシリーズ Mechanical Animals
【作品傾向】東方でやる意味が無いが(ry
【強み】東方でやる意味が(ry
【弱点】東方でやる意味が(ry

まったくもって、佐藤厚志ほど東方でやる意味がryという言葉が良い意味で似合ってしまう作者さんは居ない
と、語りはじめる前に。みんなは思わないだろうか、漢字四文字の本名ぽいPNって敬称を付けないで呼んだほうが格好いいよねと
なので敬称は付けないで呼ばせていただくが、とにかく東方でやる意味がryな人が彼なのだ

どれくらい、東方でやる意味がryなのかと言うと、昨今の回転寿司に例えることが出来る
もっぱら激安回転寿司の【河童寿司】 ツナマヨ握りとかエビ天巻きなんかの変わり種が普通にある、あそこだ
でもツナマヨやエビ天ならまだ海産物だし、寿司としてはありかな、とも思える
だけど、ハンバーグ握りとか牛カルビ握りとかが、回転してきたらどうだ
初見の人は絶対に心の中で絶叫する、「こいつは寿司じゃねえ!だってこれもう寿司じゃなくて普通のハンバーグご飯じゃん!」
要するに、寿司屋でハンバーグご飯を平然とした顔で出す作家が、佐藤厚志、と言いたいのではない

だって、そんな生やさしいものじゃないと思う
彼が寿司ネタとしてつかうのは、ハンバーグのかわりにペディグリーチャムであったり、カルビのかわりにケロシン(ジェット燃料)だったりする
だから、彼の作品を読んだ多くの人は絶叫する、「これ寿司じゃねえ、ってか人間の食い物ですらねえ、俺ワンワン鳴かないし、アフターバーナーとか無理だし!」
だけども、恐ろしいのはそんな人間の食い物ですらないものを、狭い範囲の人間たちへとはいえ、食わせてしまうことだ
しかも、「ドッグフード寿司超うめえ^p^」とか「今ならアフターバーナー使えそうな気がする^p^」とか読者に思わせつつだ

ではなぜ、彼はそんな事ができるんだろうか
UNDERGROUNDを例に抽象的に考えてみたが、自分が感じる魅力はなんといっても、メインテーマへのアプローチ方法に尽きた
UNDERGROUNDに限らず、佐藤厚志作品においてメインテーマの扱いを一言で言えば
それは、「物語という狩猟場において、“狩るべき獲物”」と捉えるのがもっとも適切だと思う

彼の作品は物語が始まると同時に、“狩るべき獲物”の足跡や糞などといった痕跡が読者へ提示される
これによって、読者は獲物の存在を確信し、それが潜む言葉の森林へ、狩猟場へ踏み込むことになる
森の奥へと進むに連れて、獲物の正体や、居場所が明らかになってくるが、狩猟ガイド・佐藤厚志はすぐには獲物を仕留めない
彼は獲物がいる場所を包囲し捕まえるために、慎重に罠をしかけはじめ、読者は物語の核心へふれる予感に胸を高鳴らせる
しかし、彼は意地悪だ。罠が仕掛け終わったときに獲物へ攻撃するのかと読者に思わせて、そんな事お構いなしにいきなり矢を放ち、しかもわざと急所をはずす
獲物は血まみれでのたうち回りながらも逃げていく、
佐藤厚志はニヤニヤ笑いながら言う、「ほら、どうした、あとは自分で捕まえられるだろ?」
読者は追わざるを得ない
こんな風にUNDERGROUNDでは、メインテーマの追跡・包囲・攻撃・捕縛はが物語の長期的な展開にもちろん適応されているが、短いスパンのミクロな展開でも各所で繰り返される
追跡に継ぐ追跡、包囲による期待と、攻撃時の興奮と高揚、それこそが彼の現存する長編作品であるUNDERGROUNDシリーズ最大の魅力になる
しかし、これは特段変わった手法というわけでもなく、エンターテイメントの技法でままみられるものでもある
ならば彼の場合は、どこに個性があるかと言えば、Mechanical Animalに良く現れている 

Mechanical Animalの冒頭、ヴァイキングとか修道院がどうたら、いきなりどうみても、「これなんか東方と関係あるんすか」から始まるわけだが、
あまりにも東方と関係なさすぎて、逆にこれがどう東方SSになるのかが気になってしょうがなくなり、獲物の追跡が始まる
そしたらいきなり、

*本文
奇妙な噂が、地底の巷間に流れていた。というのも人々の心臟からチクタクと音がするのだそうだ。腹の中から、頭の中から、足の中から、肩の邉りから。またある者は額の邉りから角のような金屬片が生えていたりするのだそうだ。まるで鬼だ。鬼。黴の香りがする。黴がこのところ増加傾向にあるのだ。

などとの意味不明が段落が襲来、ますます、わけがわからなくなる
これは獲物を包囲するための足がかりになる一節でもあるのだが、おそらくこの時点で、寿司屋にまっとうな寿司を求めて着た人は帰るだろう
しかし、珍寿司職人・佐藤厚志はそのタイミングで何食わぬ平然とした顔で、怪しげな寿司ネタを握り始めるのだ
そして、彼が読者の皿に「へいおまち!」と差し出すのが、『どこの誰とも付かないオリキャラの自慰シーン』
なんというか、獲物を追跡・包囲しようとしたら、三秒で獲物が完璧に料理された状態で「へいおまち」されちゃった状態になる

当作品を読んだことの無い人に説明すると、当作品のメインテーマとは、Mechanical Animalというタイトルの通りに、
動物として自然状態で生きる者でも、それらが生み出す文化を積み重ねていくうちに、文化があたかも機械の部品のように生活の一部に組み込まれ、
文化と動物のハイブリッド生物とも言える現代の妖怪たちが、さらなる文化を生み出す悲喜こもごもの可能性、世界の有り様とも言うべきもの(と解釈している)
これを身も蓋もないワンシーンで表現したのが、『どこの誰とも付かないオリキャラの自慰シーン』なわけであり、そのあとに続く勇義の身も蓋もない放送禁止言動なのだが
これが物語の開始早々、まったく物語全体が漠然としているところで、いきなり提示される
あまりにも、身も蓋もなく、かといって否定のしようのない現実を見せ付けられるような、あっけなさと、説得力がどうしようもないほど釣り合ってしまってるのだ
ジェットコースターのような展開、という言葉を聞くことがあるが、佐藤厚志の場合は、違う、いきなり読者をドロップキックで吹っ飛ばして谷底へ突き落とす
この谷底への落差と、キックする方向の的確さ、正直さ、身も蓋も無さこそが、佐藤厚志作品の魅力の正体だ

あまりにも鮮やかなキックを食らった読者は、彼の提示したものを認めざるを得ない
だけど言いたくなる、「いやさ、でももっと、ほかにも色々あるよね?」と聞き返したくなる
しかし、聞き返してしまったら最後だ
ドロップキッカー佐藤厚志は逆に問い返してくる、「じゃあ、例えばどんなのあるとおもってんだ?」と
そうなれば読者は答えを探さざるを得ない 
ドロップキックで谷底へ突き落とされたら、這い上がらなきゃならない、答えを探すために読まざるを得なくなってしまうわけだ

這い上がる過程で見えてくるものは人それぞれ違うかも知れないが、這い上がりきった後で、心の奥に残るのは、きっとこの世で生きていくための、個人の力の及ぶ範囲での限定された希望
言い換えれば心を持つ存在全てが持ち得る、生きていく勇気といったものだ
そして、そういった物語によって心に残るものは、もはや東方という枠を超えて、人間である読者に直接訴えかけるものでもある。東方がどうしたなどと関係がないわけだ
彼の作品が東方でやる意味がryと言われても、それをお構いなしに作品を魅せてくれる秘密は、まさにこの東方という枠を超えて、人間である読者に直接訴える部分だろう

実際に彼はMechanical Animalsの後書きで、こう語っていた
「例えばですね。これを見て『東方じゃないな』って思う方がいらっしゃると思うんですよ。
ただわたしが東方をやっていなかったらこうしたものは生まれなかったわけで、その点は考慮していただきたいと、はい」
彼も現代に生きるAnimalとして文化を機械部品のように体の中に取り込みながら、新たな文化を生み出していた、Mechanical Animalsの一匹だった、ということなのかもしれない

長くなったし、果たして他人に説明してわかってもらえるような文章じゃなくなった気がするが、
最後に佐藤厚志さんに称号を送りたい
『世界一の東方でやる意味がry作家・佐藤厚志』
これからも、独創的なSSを創り続けていただきたい!

訳が分からない、第一の感想。

【作家名】佐藤厚志氏
【代表作】Mechanical animals
【作品傾向】マジックリアリズム的な作品が多い気がする。
【一言】訳が分からない、第一の感想。あまりにぶっ飛んだ方向性に呆れ果てる。これは褒めている。
もうちょっと勉強しないと、私はこのひとの作品を完全に理解はできないと思う。
とにかく、異常な説得力と現実性に圧倒される。

まさに自分の面白いと思ったことをそのまま形にしてを貫き通す、オリジナリティの塊のような世界観は他の追随を許さない

佐藤厚志氏
文章力S 発想力S 構成力B キャラ個性B オリジナリティSS ストーリーB
まさに自分の面白いと思ったことをそのまま形にしてを貫き通す、オリジナリティの塊のような世界観は他の追随を許さない
文章や物語のロジックは多少分かり難いが、それを読ませてしまうだけの力があるし、読解できた瞬間のじわじわと脳内を侵食する面白さは絶対的だ

何か目的があってこういう文章を書いているのはわかる。

佐藤厚志氏は文学者

何か目的があってこういう文章を書いているのはわかる。まるで呪文のような文章の魔力に圧倒される
だが如何せん、この話は一体何だったのだろう、と後で回想できるような話は一切書いていないので、
やっぱり二次創作としての旨みは薄いかもしれない。いやこんな異彩を放つ人が二次創作書きに来る時点で
創想話はやっぱりスゲェと思う

お勧め作品『UNDERGROUND』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1256505188&log=90

ザリガニ氏

【作家名】ザリガニ氏
【代表作】チルノVS新幹線
【作品傾向】一発ネタ、壊れギャグ
【まとめ】
「チルノVS新幹線」でデビューしスレで一時話題の的になる。その後しばらく姿を見せなかったが、12月に入り再び作品を投稿し始める。
ナンセンスに思える作風によりコメント欄で強く批判する人も多いが、近年の創想話に足りない毒々しい雰囲気を好む人もそれなりにいるようである。
今のところ管理人の逆鱗に触れる作品は投稿していない。今後もザリガニ氏の活躍に期待したい。ザリガニ(笑)

ジーノ 氏

【作者のなまえ】ジーノ 氏
【個人的なおススメ】

 プチ52 『抱き枕状態!』 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1257869254&log=52

 今、私の目の前には、居間のソファーで寝ているお姉ちゃんがいる。

 今、妹が私に覆いかぶさって、抱き締められている。

(以上作中より)

 写真を要求する! それだけだ。

 作品集91 『ちっちゃいこあと、パチュリー母さん』 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1258556572&log=91

 朝、目が覚めると、小悪魔の体が縮んでしまっていた!

「こあこあっ!」
「どういうことなの……」

(以上作中より)

 作者さんもあとがきで語っているようにアットホームな良いお話。
 さりげなくレミリアが可愛い。ツンデれは文化である。異論は認めない。

 実は作品集93 『たべるか、だべるか』 が特に好きでお勧めなのだがこちらは以前にレビューしたので今回は省略させてもらいます。
 ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259589521&log=93

【感想&作者さんへ】
 物語はあまあま、ほのぼのが多く、文章も安定しているので安心して読める作家さん。
 基本的にプチで活動している模様。なので気になる人はまずプチへ行くのが良いかも。
 名前読みしている作家さんなので、いつも次を楽しみにしています。

しくま氏

【作家名】しくま氏
【代表作】アマノジャクリリース
【作品傾向】まだ二作
【一言】
正邪や青娥といった、一筋縄ではいかないキャラ達を見事に「らしく」書いて見せるその東方力はかなりのもの。
今後も期待したい作者さんです。

東雲氏
言わずと知れた、創想話ポイント数第1位のレコードを所持する方。

【作家名】東雲 氏
【代表作】[作品集27]小野塚小町の越冬戦記
【作品傾向】長編、シリアス
【紹介】
 作品集19「小野塚小町の船頭日誌」でデビュー。
言わずと知れた、創想話ポイント数第1位のレコードを所持する方。
その得点に納得せざるを得ない、綿密で丁寧な風景と人物の描写が持ち味の作家である。
2007年以降は創想話を離れ、東方同人小説に参入。現在も活躍を続けている。

傾向……長編。小町。

東雲氏

傾向……長編。小町。

そそわ史上に残る大作を書き上げ、凄まじい点数を叩き出したものの商業デビューに何度も失敗している。そのため、徐々に権威が落ちてきているように思う。
――こんな話を聞いた事がある。二次創作の場で超一流の結果を出してしまった人は、一生プロデビュー出来ずに一流の同人作家として過ごすのだと。
本当にプロ志向の人は、最高のアイディアを思いついても商業デビュー後のためにとっておくのだそうだ。
東雲氏は、そそわで力を使い切ってしまったのかもしれない。

ジャンプ漫画にありそうな、まっすぐな小町が印象に残る。

【作家名】東雲氏
【代表作】小野塚小町の越冬戦記、霧雨邸大掃除大作戦!
【作品傾向】ストレートな長編
【概要】
2011年6月現在、創想話最高得点の記録所持者。
ジャンプ漫画にありそうな、まっすぐな小町が印象に残る。
彼岸周辺の地理、彼岸の制度、個性あるオリキャラなどなど、緻密な設定を構築する才能が光る。
その一方、後半から終盤にかけての物語の締め方は苦手で、
特に越冬戦記以降の作品だと、展開が尻つぼみになってしまっていると感じる作品も。
風呂敷を広げるのは得意だけれど、畳むのが苦手なタイプの人だと思う。

司馬漬け氏
さらっと読める短編が主体で、ほのぼの甘々とした作風の持ち主。

【作家名】司馬漬け 氏
【代表作】[作品集14] 蕎麦寿 、[作品集15] おひつに一杯、幸せを
【作品傾向】短編、ほのぼの
【紹介】
 妖夢の災男 (プチ作品集1)でデビュー。創想話が出来る以前から執筆活動を行っている方で、
東方参入前はTYPE-MOONなどのジャンルで活動していた。今年で活動10年目となる大ベテラン。
 さらっと読める短編が主体で、ほのぼの甘々とした作風の持ち主。
また、食べ物が出てくる作品が多く、ほのぼのとした作風と相まって非常に良い雰囲気を醸し出している。

よく整った大人な文章で、ラノベのコーナーにぽつりと一般書籍が一冊置かれているような場違いさを感じる。

 司馬漬け氏

 傾向……オールジャンル

 よく整った大人な文章で、ラノベのコーナーにぽつりと一般書籍が一冊置かれているような場違いさを感じる。
 それ故に点数も控えめだが、下手糞と感じる人はいないだろう。
 華やかなエピソードと、良質な文体が結びついた時の破壊力は凄まじいが、滅多にその機会は無い。
 文体よりもアイディアを練った方が得点に繋がりそうに感じる。それも、軽くてインパクトのあるアイディアである。

文章がめちゃくちゃきれいな方。

【作家名】司馬漬け氏
【代表作】小悪魔改造計画~はしたない女は嫌いですか~、幽香の風見
【作品傾向】オールジャンル
【概要】
2005年、ジェネリック1にてデビューのベテラン。文章がめちゃくちゃきれいな方。
とりわけ、景色や背景など変化の大きくない物や、食事のシーンの描写が光る。
一方、文章が上品過ぎるが故に、評価はあまり高くない印象がある。
こう書いたけれど、実は初期の頃のジェネリック投稿作などでは、割と軽い作品もあり、
現在の作風は、そのような過程を経て落ち着いたものなのかもしれない。

白々燈氏
デビュー作が夢幻姉妹という、ある意味勇気溢れる人。

【作家名】白々燈氏
【代表作】『『ソラ』と『ウツホ』』
【作品傾向】温かい、いい話が大目。
【一言】
デビュー作が夢幻姉妹という、ある意味勇気溢れる人。
読んだ後に、じんわりと心が温かくなるようないい話を書いてくれます。文章もしっかりとしている実力派。

氏を語る上では、まずその筆の速さが挙げられるのではないだろうか。

白々燈さん
【作品数】75(無印72 ジェネ3)
【無印平均点】4351.25
【無印最高点】12120
(2010/09/08時点)
【代表作】『ソラ』と『ウツホ』
【傾向】読むと心が温まるお話。女の子同士の中睦まじい日常を描くお話

 氏を語る上では、まずその筆の速さが挙げられるのではないだろうか。
 デビューが2009年の9月で、このレビューをしているのは2010年の9月。1年たらずの間に70以上の作品を書き上げて投稿した筆の速さには、驚かされるばかり。
 傾向としては、読後感が爽やかな「良い話」や「感動できる話」、「ほのぼのとした話」がその中心。
 短編では少女同士の賑やかな掛け合いだけで終わってしまう事も多く、山場を作るのがやや下手な印象もちらほらと見受けられた。
 しかし、じっくりと腰を据えて読める長編ではその心配も無く、登場人物の間に描かれた愛情や信頼、忠誠や絆をこれでもかと楽しませてくれる。
 オススメのSSとしては、代表作に挙げた「『ソラ』と『ウツホ』」の他に「仄暗い湖の底から『声』を届けて」を紹介したい。両方とも長編だが、是非読んで欲しい。

ギャグ作品は、深夜の低予算アニメみたいな作風である。

白々燈氏

傾向……バトルとダーク以外は大体何でも手をつけてると思う。

ギャグ作品は、深夜の低予算アニメみたいな作風である。
萌えキャラがワーキャー叫びながらじゃれ合いドタバタし、そういう場面を目で追ってる内にあとがきへと辿り着く。びっくりするほど心に響かない。
真面目な話も書けるようで、こちらの方が完成度は高い。決して上手い文章では無いが、丁寧に共感できるキャラを作るのだ。
平易な言葉使いをするため、読みやすいのはどちらの作風でも共通している。

紳士的ロリコン氏

【作家名】紳士的ロリコン氏
【代表作】『パーフェクトガンキャノン』
【作品傾向】短めのギャグ
【一言】
プチ専作家。出来の良いギャグ作品が多い。実力派。
コメント数がそれを物語る。本館に出張しても、高得点狙えると思うんだけどなぁ。

即奏さん
作風としては、明るく、賑やかで、お祭り騒ぎの様なSSが大多数。

即奏さん
【作品数】11(無印6 ジェネ4 ラグナロク1 (尚、合作が2))
【無印平均点】3988.333
【無印最高点】8610
(2010/09/09時点)
【代表作】V.S.O.P.シリーズ
【傾向】幻想郷の一幕を、ボリュームのある長編でギッシリと充実の内容で描いた展開

 投稿された作品の多数は中~長編で、短編が多い創想話では少々珍しい作家である。
 作風としては、明るく、賑やかで、お祭り騒ぎの様なSSが大多数。
 何だそれは? と思った方はとりあえず「恒星過多の永遠亭職員採用面接」を読んで欲しい。そうすれば、きっとお祭り騒ぎの意味が分かる。
 また、氏の作品には長編にありがちな「中だるみ」「途中で失速する」が無く、最初から最後までフルスロットルで楽しめる物ばかりなのが実に嬉しい。
 代表作として挙げた「V.S.O.P.」シリーズ三部作は、序盤からラストまで常に楽しめる作品で、時間が一瞬で過ぎてしまった程。
 プリズムリバーと村紗を主人公として、ライブをSSとして表現した氏の渾身の力作なので、分量でスルーをせずに、是非読んで貰いたいと思う。
 読後に「読んで良かった」と爽やかな読後感を覚えさせてくれるのは本当にありがたい。
 お勧めをしたい作品は、既に挙げているが「恒星過多の永遠亭職員採用面接」「.S.O.P.」シリーズ。
 秋の夜長に長編のSSを読むならば、是非クリックをして欲しいと思う。

2010年組の中ではかなり読める方で、中の上~上の下ぐらいのギャグ作品をぽつぽつ投下していた。

即奏氏

傾向……長編ギャグと、シリアス

2010年組の中ではかなり読める方で、中の上~上の下ぐらいのギャグ作品をぽつぽつ投下していた。
笑いの雰囲気はパワーダウンしたはむすた氏といった感じで、将来が楽しみな作家だった。
しかし何を血迷ったか重たいシリアスに興味を持ち始め、適正がある訳でもないのにその手の作品を投げては返り討ちに遭っている。
早く目を覚まして貰いたい。ちゃんとした才能があるのに、何故よそ見をするのだろう。

蛸擬氏

【作家名】蛸擬氏
【代表作】「いくとせいくとていくはいく」「武者は来ずとも片を欠く」「パノラマ郷綺譚」 
【作品傾向】短編全般
【一言】高い筆力と独特の言葉使いを使う作家さん
ギャグやからシリアスまで幅広いジャンルに手を出している蛸擬氏だが氏の作品で推したいものはやはり代表作に挙げたような雰囲気を大切にする作品だろうか。 
人を惹きつける表現やキャラの感情を上手に表している当たりが氏の技量を感じさせる 
あと奇怪仕掛けの神の続編待ってるんで、ホント待ってるんで、本当に待っt(ry

タマー氏

【作家名】 タマー 氏
【2017年 代表作】 あんた (2017年 2位)
【作品傾向】 コメディ さとり
【一言】
 コメディだけど徹頭徹尾のコメディってわけでもない、ほんのりした優しさを感じることのできる作風。
 氏の書く幻想郷のありようは、さとりを始めとした幻想少女達への愛情に溢れており、穏やかな世界を楽しませてくれます。
 また第一回幻想郷ドラフト会議(2010年)ではなんと二万点超えというポイントを叩き出した古豪であります。
 あんた(2017年 2位)は殆んど一年ぶりの投稿でしたがブランクを感じさせることはなく、読者にも好意的に受け止められました。

超空気作家まるきゅー氏
際どい内容の時ほど文章が活き活きしているように感じる。

超空気作家まるきゅー氏

傾向……オールジャンル?

際どい内容の時ほど文章が活き活きしているように感じる。
これからも読者が怒りそうで怒らない、ギリギリのラインを攻めて欲しい。
このジャンルが得意、このキャラが得意、このシチュが得意~とかそういうタイプではなく、変な脇道に逸れた方が調子よくなる人なのだ。文体にも独自性を持たせたらもう一段階上に行きそうな雰囲気を持っている。
なにやら独特な改行をしているが、これ、別に読みやすくはない。

正直、この人の作品に対して共通点を見出すのは難しい。

【作家名】超空気作家まるきゅー氏
【代表作】魔界カップ麺が好き!、イドの底、自動販売機が幻想入りした日
【作品傾向】オールジャンル
【概要】
しんみりとした静かな作品から、一発ギャグ、超展開な作品、
テーマの重いシリアスまでかなり作風の幅が広い人。
正直、この人の作品に対して共通点を見出すのは難しい。
文章は総じて読みやすい。ただ、テーマが重い作品だと、
それを押し出すことを優先して説明臭い台詞回しに陥りがち。

短編の雄。

超空気作家まるきゅー氏
文章力A 発想力S 構成力A キャラ個性SS オリジナリティS ストーリーA
短編の雄。カップ麺などに見られる発想のセンスが素晴らしい
氏の描くキャラクター(特に古明地姉妹)は圧倒的なキャラ像を確立している

こいしの人

超空気作家まるきゅー氏はこいしの人

ちょっと前まで異様に統合失調症っぽいこいし作品を量産していたが、件のカップ麺で一躍スターダムにのし上がる
氏の魅力は何と言ってもその圧倒的な構成力にある。このキャラがある特定の状況に放り込まれたらどうなるか、
という話を書き起こす手法に非常に長けており、それは魔界カップ麺において2万点という高得点を呼び込む大きな力になった

おすすめ作品『イドの底』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1283627741&log=125

つくし氏

【作家名】つくし氏
【代表作】J氏(仮)による口述筆記、紅美鈴に関するいくらかの伝記的事実 ~ We love Meiling!
【作品傾向】ほぼオールジャンルだと思います。
【一言】
どこか時代がかった言い回しが特徴的な方です。
そして『懐中時計を目でなでて』等、何気ない仕草さえ、思わず見入ってしまう文章に変換するセンス。見習いたいものです。

手負い氏
投稿作品数4

手負い氏

【デビュー】11月後半
【投稿作品数】4作
【代表作】パルスィがクリスマスに一言物申したいそうです
細かすぎて伝わらない霊夢
【点数】八千点越×1、七千点越×1、その他二千、三千点越×2
(2009/12/28現在)

ギャグ度では圧倒的

手負い氏

投稿数:10作品
最高点:11170点
万超え作品:2つ
五千超え作品:6つ
平均点:6223点
(2010/02/11時点)

作品傾向……4人の中では一番ギャグが多い、というかギャグ度では圧倒的。

デン氏

【作家名】
デン氏

【代表作】
作品集76「八雲紫の生態研究」
作品集82「地底には俺達が住んでいる」
あたりがポイント的には抜けているが、個人的には作品集87「好奇心は天狗を呪う」を推す。非常に軽いコメディチックで進む話で、とてもさっくり読める。

【作品傾向】軽いノリの作品が多いので、あっさり読めることうけあい。作品サイズも軽め。
ときおりものすごくおっさん臭のするネタを繰り出してくる。おっさんホイホイ。駄洒落のようなタイトルが多いのもそこはかとなくおっさん臭をかもし出している気がする。作者の年齢が気になるこのごろである。

【一言】
最近見かけなくなってしまったのでレビュー。
投稿初期は超ハイペース、ちょっと経って普通ペース、最近は間隔が開いているけれど、引退フラグじゃないといいなぁ

電気羊さん
彼の個性を語りたい

作家レビューらしきもの 『電気羊さん』
【作品数】いっぱい 【無印平均点】わりと高い気がする
【無印最高点】たぶん13000くらい?
(2010/09/09時点)
【俺の好きな作品】徒然桃 どうにかなる日々 俗っぽい神様
【傾向】ほぼオールジャンルだが、通ぶって恰好つけて言うなら『心と心の間にある距離感を書く人』
【強み】人物同士の立ち位置の妙による、関係性のわかりやすさと良い味加減
【弱点】主観モノローグ時の、ノリノリで書きすぎてて何言ってるんだかわかりにくさ

彼の個性を語りたい
書き手の個性を語る時に一つのパラメーターになるものがある
小説を分析したときに、物語として書かれなければ成立しない部分と、書かれなくても成立する部分があるとして
書かれなければ成立しない部分は、誰が書いても同じになるが、書かれなくても成立する部分は、十人十色になる
電気羊の場合は、この書かれなくても成立する部の多くが、『心と心の間にある距離感を描くこと』に費やされている
結果としてその傾向が、人物同士の絶妙な関係性のドラマを紡ぎ出す。これの集大成といえる作品が、『エンヴィシースクランブルエッグ』
風邪引いた魔理沙に咲夜がお粥を食わせに来るだけ、そこから一切展開らしい展開は無いという、地味すぎるストーリーなのだが、これが平均的な作品よりも多くの人に読まれていたりする
お粥を作って食べる間に交わされる、魔理沙と咲夜のやりとり、心情の機微、関係性の揺れ動き、これらの絶妙な距離感の味と展開のみで、多くの人に物語を魅せていたということだ

これは換言すると、『キャラクターが二人居れば強制的に魅力的なお話が書けてしまう程度の能力』とも言えるかもしれない
この能力がいかんなく発揮されるのが、二人っきりのキャラクターが部屋でだべるシチュエーション(エンヴィシースクランブルエッグもそうなのだが)
羊さんの作品には、このシチュエーションでの個人的名シーンが多い
『俗っぽい神様』なら、神奈子と諏訪子がTVでメロドラマを見てるシーンは、俗っぽくなるしかない現代の神様たちの、哀愁とささやかな希望が押しつけがましくなく、深すぎず浅すぎず実に丁度良い深度で演出されてるし
『徒然桃』だと、冒頭からいきなり四畳半で天子と衣玖が二人きりだ。一見わかりにくい関係に見えるけど、天子のモノローグで語られる世界では、本人たちがやってる行動には、変なしっくりくる説得力があったりする
『どうにかなる日々』これに至っては実質、ずっと四畳半内で物語りが終始する始末だ。四畳半が好きなのかは知らないが、他にも『ゼブラーウーマン』の小町と四季がアパートで晩酌するシーンもあった。
最新作の2117年の上海人形では、四畳半こそ出てこないが、物語の踏み切り台になる魔理沙との会話シーンが印象的だ

そして羊さんの物語に出てくる大概の部屋に共通するものがある
汚さ、生活臭とも言うべき雑然さだ
この気取ることのないリアルな臭いをついつい描いてしまう彼のセンスが、描くキャラクターに立体感、というよりも体温や体臭が感じられそうな生っぽさとも言うべき味を与えているのかも知れない
そんな彼に称号として、これを送りたい
『汚部屋作家・電気羊』

文章自体は悪くない。

電気羊氏

傾向……オールジャンル

文章自体は悪くない。きちんと基本を守れてる。
ただ名前を伏せて投稿されると、まず特定できないであろう没個性さが残念。文体にも話の展開にも「この人ならでは」という要素に欠ける。
ほぼ全てのジャンルを一人でこなせる器用さは○。しかし一つのジャンルに特化した人には敵わず、大体何でも書けるが何をやっても誰かの下位互換という印象。
筆の速さは文句無し。
100点満点中の68点くらいの作家である。アンチが貶すほど無能では無いが、本人が言うほど有能ではない。

作品傾向は壊れ設定を押し出したギャグから真面目な作品まで多様。

【作家名】電気羊氏
【代表作】2117年の上海アリス、まっどてぃーぱーてぃー、海を忌む日、真剣ゼミ
【作品傾向】オールジャンル
【概要】
最近は同人誌に重点を置いているためか、一時期よりは投稿頻度が大幅に落ちている。
それでも、総作品数126作と創想話の中でも指折りの投稿数を持つ人。
代表作にも挙げたように、作品傾向は壊れ設定を押し出したギャグから真面目な作品まで多様。
一方、感情よりも見栄えを重視しているような文章で、テーマが薄い、個性がないといった印象を受ける。
正直、この人の作品のレビューが一番苦手。見所を押し出して来る文章じゃないため、薄い感想になってしまいがち。

この人の頭はいい意味で他人と違うようだ

全ての創想話作家は電気羊氏の手のひらの上で踊っている

いや、電気羊氏の作品を読むたびに我々はいいように遊ばれてるんじゃないかと思う
お世辞にも、決して、悪い意味でなく、口が裂けても言えないことだが、いろいろ人間的にアレっぽい
電気羊氏の作品は結構ガチでどれも面白いからそう思うのだ。この人の頭はいい意味で他人と違うようだ

特に『2117年の上海アリス』なんて思わずウゲェやられたと叫んで土間に飛び出し額を地面に叩きつけたくなるぐらい良かった
いつもぶっ壊れギャグばかり書いているちょっとアレな人のイメージがあっただけにこの一作は強烈なボディーブローのように効いてゆき、
今では俺自身をすっかり電気羊信者にしてしまったのだ

おすすめ作品『みっしんぐ ぱんつ ふるぱわー☆』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1213539649&log=55

電動ドリル氏

電動ドリル氏

傾向……ライトな百合。ゆかてん。

『自分の好きな女キャラ数匹を、可愛く書いてイチャイチャさせたい』。それ以外の何も感じないし、それでいいんだと思う。
筆力が伴ってないのに、大真面目に女性同性愛と向き会おうとして自爆するより、よほど割り切っていて健全である。
作風の都合上、天才とか実力派とか誉めそやされる事は無いだろうが、ギリギリ中の上程度の文章力はあると思う。

砥石氏

砥石氏は美鈴の人

いやこの人も化けない人だなぁ。いっそ愚直とも言えるぐらいに美鈴ばっかり書いている
一体彼の中の何がここまで美鈴に執念を燃やさせるのだろうと思えるぐらい、その作品の内容は綿密で濃い
ただ最近は完全に尻垂れ気味で、タグを見たらわざわざ読む気になりにくいというのが偽らざる本心かもしれない
美鈴以外、百合作品以外の作品も書けると思うのでぜひそっちの方にも力を入れて欲しい

おすすめ作品『誤解』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1269502404&log=106

冬扇氏
圧倒的な語彙と文章構成能力でメタ発言、キャラ崩壊、設定崩壊を押し流すギャグ作家。

【作家名】冬扇 氏
【代表作】[作品集50] オトナのダブルクォーテーション
【作品傾向】長編、ギャグ
【紹介】
 作品集10「小骨物語」でデビュー。
圧倒的な語彙と文章構成能力でメタ発言、キャラ崩壊、設定崩壊を押し流すギャグ作家。
キャラの行動・発言が全てにおいて想定の斜め上を疾走していき、
それでいてストーリーの軸は外さず、しっかりと纏め上げられている。
 今となっては信じられないが、デビュー当初はギャグとシリアスの配分が真逆で、
評価も5000点は超えるもののレート10以下と、抜きんでた評価を得ていた作家ではなかった。
 氏の評価がガラリと変わったのは3作目の「紅魔館における幼女の生態と愛らしさの考察」から。
メタもキャラ崩壊も恐れない氏の作風と、二次設定を詰め込んでも色あせない紅魔館との出会いは運命的で、
以降、紅魔館を舞台にした作品で氏はヒットを量産することになる。

茶化した調子の修飾文というただその一点のみを成長させた作家である。

 冬扇氏

 傾向……壊れギャグ

 半ば超人的に持ち上げられているが、一人称のギャグのみ投下し続けている事から他の大物作家よりも文章力はワンランク落ちると感じる。
 初期の作品がかなり稚拙なのもあって、はむすた氏と同じくそそわで育った人なのだろう。
 それも、茶化した調子の修飾文というただその一点のみを成長させた作家である。そしてその部分が他の誰よりも強い。
 紅魔館以外を扱うとやや質が下がってしまうのは残念。

ギャグの人。この一言に尽きる。と言いたいが、実はギャグを書き始めたのは3作目から。

【作家名】冬扇氏
【代表作】マヨヒガ地獄変 ~スキマまっしぐら、オトナのダブルクォーテーション
【作品傾向】ギャグ長編
【概要】
ギャグの人。この一言に尽きる。と言いたいが、実はギャグを書き始めたのは3作目から。
デビュー当初の作品は、本当に氏の作品かと思ってしまうほど良くも悪くも当たり障りが無い。
技巧よりも勢い、描写よりも語彙といった感じの文章と、予想外の塊のような
奇抜な行動しかしない東方キャラが持ち味の人。
氏の作品だと紅魔館のギャグ物が良く語られるけれど、実は八雲家の扱いもかなり酷い。
近年は、かつてよりも勢いが落ち着いてきている印象。

道楽氏

道楽節といっていいぐらいにレミリアがとにかく独特で不思議なカリスマがある 
なんつーか昔の劇やオペラに出てきそうな感じ?
カリスマのある博愛主義とレミリアが見たい気があればおすすめ

戸隠氏

【作家名】 戸隠 氏
【2017年 代表作】 カリスマお姉さんカリスマお姉さん
【作品傾向】 戸隠 こいし
【一言】
 本人が登場するという突飛な作品が特徴。誤字は多いですが字義にこだわる必要もないでしょう、なにせ戸隠だもの。
 本人以外にも個性的なオリキャラが多く、おばさん、あんちゃん、アーサー、戸隠妹、妖精要塞K、風魔忍者、甲賀忍者、魔理沙さん、伊賀忍者などが挙げられます。
 2017年は総得点数のトップを取るという快挙を達成なさいましたが、たぶん来年になったところで何も変わらないのでしょう。
 いちおう戸隠は幻想郷で忍者という職業に就いていると勝手に想像しているのですが、実際のところ、どうなんでしょうね。

ナルスフさん

ナルスフさん
【作品数】36(全て無印)
【無印平均点】3464.444
【無印最高点】8490
(2010/09/08時点)
【代表作】ちるのさんLv.99シリーズ
【傾向】特定のキャラクターに焦点を当てたシリーズ物。コメディ色の強いギャグ話

 チルノとパルスィに焦点を当てた「ちるのさんLv.99」シリーズ等で知られる氏の作品群。
 その特徴は、何よりも特定のキャラクターの魅力をバトルや掛け合い、あるいはコメディを通じて描こうとしている点ではないかと感じられた。
 例えば、「ちるのさんLv.99」シリーズでは主人公のチルノ&パルスィコンビを軸として紅魔館の面々を魅力的に、活き活きと描いている。
 傾向は幅広く、バトルもギャグも何でもござれと言った所。
 シリーズ物が多く、全編を通すと結構な長編になってしまうので新規で氏の作品を誰かにお勧めをするのが、少々難しいのが難点だろうか。
 それでも是非「いかに嫉妬もするべきか!」「みなみつ!」のシリーズは読んで欲しい。そうすれば、氏のコメディ作品の傾向は掴めるだろうから。
 単独作品からお勧めしたいSSは「妖狐が幼狐になった日」を紹介しておく。何とも騒がしく、笑えて楽しい日常が描かれていて、面白い。

南条氏

平和でほのぼのと見せかけて、実はサツバツ!系がすきならおすすめ
左手で握手して右手で殴るような各勢力や個人の駆け引きが現実の社会らしく妙に生々しい
ほのぼの日常がいきなり血を見たりするその緩急が堪らない そういうのに抵抗がなければ

二度手間氏
この人の上手いところは語彙選択が絶妙に上手い。

二度手間氏

三連続で万点突破。しかもそれぞれ作風が違う凄い人。
この人の上手いところは語彙選択が絶妙に上手い。難読漢字も文脈から判断しやすく配置されていて、やはり一文一文丁寧に作っているんだなぁというのが伝わる。
惜しむらくはこの人の場合、もっと読みたいのに話が終わってしまうところ。
羽衣は想いの如くはもう100kbは読みたかった。
一作品に数ヶ月かけるそうですが、次の作品が楽しみです。
すべてが高水準で纏まっている方なのでホントに期待してます。

100kb越え長編でも常に飽きさせることなく、東方キャラを存分に堪能させてくれる

二度手間氏
文章力A 発想力S 構成力S キャラ個性S オリジナリティB ストーリーSS
100kb越え長編でも常に飽きさせることなく、東方キャラを存分に堪能させてくれる
最後まで飽きさせない工夫が随所に凝らされたストーリーはこれからも楽しみ

俄雨(俄ファン)氏

作者名:俄雨(俄ファン)氏
紹介:
初投稿は作品集39の「稗田さんちの阿求さん」
現在(2008年12月12日)までに創想話で21個、プチで7つとかなりたくさんの作品を投稿している作者さんであります。
個人的にその執筆速度は脅威。作品集40ではなんと7作品を投稿してます。一日三十時間あるんじゃないですかこの人。
作品傾向としてギャグとシリアスが4:6くらい。また長編が多いです。
ギャグにおいてはもうぶっちゃけすぎ、はっちゃけすぎ。だがそれが良い。
シリアスでは深く考えさせられる題材が高度な文章体によって綴られており、
いつの間にかにその世界にのめり込んでしまうでしょう。
創想話でこの作者さんの名前を見たら、作品を開いてみる価値は十分にあるかと思います。
では、稚拙ながら推薦をさせていただきました。
代表作:
作品集58 現創の九(前編 中編 後編)←超オススメ
作品集44 東方の地に風が吹く(前編 後編)
作品集40 西行幽明郷

ネコ輔 氏

ネコ輔 氏
【作品数】29(無印24 ジェネ5) ※うち電気羊氏との合作1
【無印平均点】6208.75
【無印最高点】13030
(※2010/09/09時点)
【代表作】緋想天 ~紅美鈴ストーリー~ (作品集55)
        咲夜「ツケておいてください。名義は紅魔館で」 (作品集58)
        アリスネコステラ (作品集69)
【傾向】美鈴、猫、格闘バトル、美咲

 一時期はスレでバトル物を聞くと真っ先に名前が挙がった、バトル物作品が有名な方。
でも実は、日常を綴ったほのぼの作品やコメディなど幅広いジャンルを執筆している。
代表作の「咲夜「ツケておいてください。名義は紅魔館で」」「アリスネコステラ」はその中の一つ。
前者は咲夜と美鈴のアフター5、後者はアリスのドタバタコメディである。
 また、バトル作品の特徴として、弾幕描写が薄く、格闘描写が中心であるという事がある。
作品によっては純粋な殴り合いを繰り広げ、一発も弾を打たない場合も。
 文章はやや硬め、長さは中編~長編というのが全体の傾向。ただし、ジェネリックで短編を投下してもいる。
傾向にあるように、美鈴か猫のどちらかが作品の中心となる場合が非常に多い。
しかし最近は、ぬえや霊夢などこれまで扱わなかったキャラクターを主人公とした作品も手掛けている。
 余談だが、氏はレビュワーとしても非常に精力的に活動している。
スレで見かけて思わず惹かれたあの作品のレビューは、実は氏が書いたものかもしれない。

ねじ巻き式ウーパールーパー氏

【作者名】ねじ巻き式ウーパールーパー氏
【推薦者】俺
【紹介】
初投稿は作品集54と、割と最近の作者さん。2008年12月11日現在でプチと合計で5作品を投稿しています。
一作目の「1/1000少女」が人生初SSとのことですが、それにして前後篇、
しかも5000点越えを叩き出すという凄まじい文才が垣間見える作者さんでございます。
作品傾向として全体的にシリアス寄り。しかしギャグのカオスっぷりは指折りつき。
キャラとしてはあややがよく出ております。「天狗」らしさを撒き散らす射命丸がかっこいいっす。
あとこの作者さんは歴史について知識が深いようで、文中に世界史用語がちょこちょこ出てたりします。
この推薦を読んでくれた方が、この作者さんのSSを名前読みしていただければ、推薦者としても恐悦に存じます。
【代表作】
ジョージ=ドロワ(多分アーカンソー訛り)の一生 (プチ35 ドロワ祭り中のカオスギャグ)
北京の蝶の羽撃きが紐育に嵐を齎す小話 (作品集57 や……きゅう……?)
シャラントン(作品集58 世界史節炸裂)

涅槃太郎氏

【作家名】涅槃太郎氏
【代表作】あの日あの時あの場所で
【作品傾向】どの作品もオリジナル色がそこかしこに滲み出ている。多分二次創作自体に不慣れなんだと思われ。
正直甘い部分や荒い部分が目立つが、その代わり文章はとても読みやすい。だから目立つのかも。
地力はあるので、ハマると一気に面白い作品になる。↑に挙げた「あの日あの時あの場所で」とか。
まだ得点も評価も低いけど、今後が期待できる作者ですな。
【一言】自分内評価は結構高め。

喉飴氏

【作者名】喉飴氏
【デビュー時期】2008年10月22日
【作品数】100
【紹介】
ついに、投稿数が100作品になりました。
創想話に参上してから、まだ一年たってません。
…………速ぇよ。
まさか、こんなに速く100越えするとは思ってなかった。
中身の方も、ギャグ、シリアス、ほのぼの、と様々な作品を製作。
過去に『東方っていうか、ただの漫才じゃん』と指摘された時もあったが、
それをしっかり受け止め、次回から改善した。『実力は投稿数に比例する』説の好例なお方。
このスレッドでも、良作作家として度々名前が出てくる。
ただ、未完結作品が多いかな。
いずれにせよ、今後の氏には期待したい。
【オススメ】
『頑張れ小さな女の子』シリーズ。
ルーミアが神社で霊夢のお手伝いを頑張る話。

 

【作家名】喉飴氏
【代表作】『知ること』(ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1240701928&log=42)
【作品傾向】ほのぼの。プチの常連作家さん。
【一言】上で挙げた作品はほのぼのというよりはシリアス色が強いんだけど、個人的に一番好きな作品なので。
    地の文の一つ一つ、台詞の一つ一つが心に沁みます。
    他、無印の『夢花火』『王様ゲーム』あたりもオススメ。
    基本ほのぼの路線ですが、甘いのやギャグや上で挙げたシリアス風の作品など、オールマイティな才能を発揮している作者さんです。