飴売り神社とかわいそうな話 MS*** 氏
『所詮この世は取るか取られるか(ギブアンドテイク)、性善説には限界があることを、突如として悟ったのである』
例によって空っぽの賽銭箱、突然悟ってしまった霊夢の決断とは……?
一つ一つ噛みたくなるような、丁寧な語り口で物語が進んでいく。
霊夢さんのシャープでソフトバンクな目の付け所には、ほほうと感心することでしょう。
そして、賛否両論の嵐を巻き起こした結末の“かわいそうな話”。
なんと外道な! だが、それがいい!
【作品集】48,49,50,52,57,64
【タイトル】屋台の会話 一~八夜目 【書いた人】楸氏
【あらすじ&感想】
黒いウサギさんは笑って、コップを差し出した。
私はそれにお酒をついで、次の歌を歌いだした。
今度は今までとは違う静かな歌。
「あら、珍しい歌ね。でもなんとなく、聞いたこともある気がするけど」
実は、大抵のお客はこの曲を聞いている。でも覚えてはいない。
なぜならそれは、大抵皆が酔いつぶれたときに歌う歌だから。
「まぁ、悪くはないわね」
夜が更けてくる森に流れる、夜雀の子守唄。
夜明けまでにはまだ少し・・・
(以上、本文冒頭)
悩みがあったりなかったり、騒ぎたかったりお腹が減ってたり。
様々な来客がミスティアの屋台でだべって飲んで騒ぐだけのお話。
短い為に気軽に読める点と、最後を綺麗に締めている点が高評価。
面白い! というよりゆっくりまったりという作品。
幻想郷の何気ない日常見るのもまた一興、という人におススメ。
話の繋がりは特にないので別に一夜目から見る必要はなし。
【五段階評価】
文章力 ★★★☆☆
まったり度 ★★★★★
総合評価 ★★★☆☆
【作品集】48~
【タイトル】屋台の会話
【書いた人】楸氏
【ジャンル】ミスティア、屋台、ほのぼの、シリーズ(続行中)
【Ptランク】B(3000~5999)
【あらすじ】
日が暮れる頃、ミスティアの屋台は動き出す。とある一夜の夜雀の屋台での出来事。
【感想】
楸氏のデビュー作で、読み切り形式の連作。現在も続いており、最新作は作品集73の九夜目(第9作)
4、5人の人妖が来て、食べて飲んで酔う、そんな屋台の一日をミスティアの一人称で描いている
ストーリー自体に大きな起伏は無く、バトルも無いしギャグも無い。
でも、そんなほのぼのとした描写が非常に心地よい作品。
作品集48, 狂乱の宴 ファイル【人形の悪夢】ナンバー1 (狂月 氏)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1202192366&log=48
アリス視点の何か。続きがあるらしい。
とにかくオリキャラの喋りやそこからの雰囲気からしてぱねぇ。
この特有の空気はまさしくあれだ。
作品集48, 東方縁抄 第一夜「迷い人ありて」 (新月 氏)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1202066568&log=48
冒頭の注意書き、それと少し読み進めば大体察せる作品。続くんだとさ。
とにかく表現が稚拙且t(略
イライラしてくるんだけどこういうの。やりたい事が透けて見える分余計に。
しかもこんなの続くとかアホか。
【作品集】48
【タイトル】少女と妖怪桜
【書いた人】ごんじり氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1202608303&log=48
【あらすじ】
一年に一度花を咲かせて迷いを断つ無縁塚の桜。今年の春は、まだ来る気配を見せなかった。
【感想】
妖々夢が始まる少し前のif物語。綺麗に本編へ繋げる構成力はさすがとしか言えません。
評価pointが伸び悩んでいるのが不思議な作品です。
【作品集】48
【タイトル】彼女が神と成り神から彼女となる過程
【書いた人】イセンケユジ氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1200424986&log=48
【感想】
いわゆる登場初期から一番イメージしやすい早苗さんを、丁寧に描いてくれた早苗界の良心作。
霊夢との邂逅から、挫折、再生がなかなかに熱くバトルを交えつつ書ききってくれています。
早苗さんには苦悩する姿が似合うと思う、カワイイのもいいんだけどね。
幽香とちいさな向日葵
作品集:48 作者:暇人KZ氏
幽香、盲目の少女に出会う! 果たして少女の運命は!?(笑)
不器用な性格の幽香がジャスティスな人は、絶対読んでおくべき作品。
ダーク分皆無の、身構えずに読めるほのぼの全開な作品です。
【作品集】48
【ポイント】8350
【レート】12.65
(2010/06/30時点)
【タイトル】メイド長と仁義なき戦い
【書いた人】暇人KZ 氏
【あらすじ】
永遠亭から紅魔館へ派遣されたスパイ亜兎、これは彼女の潜入から殉職までの記録である。
【感想】
オリキャラの亜兎が物凄くいい味を出している。日記形式のまじめな話と思いきや、段々おかしな方向に行き始め、最終的には完全な変態に。まさに愛すべきバカ。ブレーキの壊れたダンプカーよろしく、加速的に増していく亜兎のテンションと変態度には笑ってしまうこと間違いなし。そしてお嬢様かわいいよお嬢様。壊れ紅魔館・永遠亭というギャグとしては定番になりすぎて難しい分野を上手に調理した作品。