お姉さんっぽく振舞いたい、しかし母のクッキーは取られたくない
そんなアリスが少し素直になる話ですね!
魔理沙の両親のエピソードが、この作品の中で浮いているというか、少し異質に思えたけど、
最後、手紙を書き出すアリスのイメージが、晴れ時々曇りの日の洋室に一筋風が吹き込んで
テーブルの上の本のページをパラパラとめくる、そんな爽やかな感じでよかったです!
→どうも一万点超え作品としては欠点が多すぎるように思える。
鼻に付く設定と、冗長な文章。
よく言えばほのぼの、悪く言えば余り話にメリハリが感じられない作品。
おかず無しで食べるどんぶり一杯の白米、そういう印象を持った。
正直デビュー作のインパクトからすればがっかりだったかなと。次に期待。
【作品集60】
【タイトル】お元気ですか?
【書いた人】aho 氏
【サイズ】118.07KB
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1221980424&log=60
【あらすじ】
アリスは自宅で一人、頭を抱えていた。目の前には真っ白な便箋。くずかごには大量の書き損じ。毎週のように魔界神から送られてくる、手紙と手作りクッキー。そのお礼の手紙を書こうとしていたのだ。
そんな折、魔理沙が訪ねてきた。クッキーを強奪して遁走しようとした魔理沙だが、母から送られてきたクッキーであることを知ったとたん、つっけんどんに付き返して飛び去ってしまう。
実は魔理沙の母は……
【感想】
うなるしかないですね、この設定には。壮絶というかなんと言うか。魔理沙の両親の決断なんか、本気で鳥肌が立ちましたもん。ちょっと軽すぎるような気もしますが。
最初のあのシーンから始まってあそこで締める。テンプレートということもできますが、それを巧く使いこなすのは、やはりahoさんなんだなと。
【五段階評価】
★★★★☆(良い親子愛。食指が動いたならぜひ)
真剣ゼミ 電気羊氏
ペチュリー先生のお悩み相談室ですね!
赤ペン先生が快刀乱麻のごとく幻想郷の種々の問題を解決していきます。主にマッチングで。
話のテンポが非常によく、すいすい読んでいけるのは、原作(真剣ゼミ)通りですね!
コメ欄のオチに不満という声も、そのテンポゆえのものではないでしょうか!
ホップステップときたら、ジャンプしたいけど、この作品だとホップステップ、あ、アリス・・・だったという
個人的に、アリスへ送ったお返事が気になります。
2年1組8番 東風谷早苗 yuz氏
蛙と蛇の観察日記。早苗の可愛さにニヤニヤし、カナスワの行動に笑いつつもシリアスを忘れてない。
小学生にしては漢字を知っているなあと感心するが、それじゃあ蛙と蛇のどちらかは書けそうではあるよねと思った。
一人と独り 飛蝗氏
ルーミアと紫の、何時か先の切ないお話。
前者の一人称で話が進む為、中盤までそう感じさせないのが憎らしい。
チープな感想で恐縮だが、胸にジンときた。
あと、ルーミア可愛いよルーミア。
懺悔室 3P氏
地の文を少なくした会話のテンポの良さが面白さを出しているものの、その軽快さと同じくらい内容が無いのが少々勿体無い。
しかしこの軽いノリだから面白かったのか。何も考えずにさらっと読んで楽しむのが一番。
紅と紅 ネコ輔氏
バトル好き美鈴好き妹紅好きにはたまりませんね!
非常に丁寧につくられた話のようで、キャラクターの性格や行動、話の流れなどどれもいい感じです!
それにプラス話の頭と終わりに香辛料が置いてあるという。なんともニクいですね!
目玉は戦闘描写なのですが、若干くどいかもしれません。個人的にはちょうどいい感じです。
四肢の動きが丁寧に描写されているほうが、どちらかといえば大好きです!
メイドだって笑ってないといけないのですよ 大崎屋平蔵氏
夢枕獏に砂糖一袋ぶち込んだあとに少し酸味を加えた、そんな感じです。
シンプルに言葉少なく話は進むのですが、僕の脳みそのせいでしょうか、非常にイメージ豊かに感じます
というか、話を省くのがうまいですね。
咲夜さんの魅力をチラッとだけ見せて、あとは「手を出したら殺す」で表現してます。
殺されてもいいんじゃよ?ワシ
→一番不思議な作品。
大崎屋さんらしく堅実で丁寧な作りで安心して読める。
ただ、際立って光る個性がある作品でもなく、普通のキャラ萌え話の域を出ないという印象。
大崎屋さん本人がそう言ってるように三千点くらいが妥当な作品だと思うけど、思いのほか伸びたねぇ。
メイド冥土逝き記念式典始末記 白石 薬子氏
東方キャラがみんな6~8頭身になっています。かっこいいです。
吸血鬼には脳がないということを念頭において読むと、ややスッキリ理解できるかもしれません
しかしなんなんでしょうか、読んでいる最中で作品のイメージが二転三転四転してしまうという、
まさに作者の人の頭を覗いてみたくなる作品です。
しかしチルノかわいいなあ!
個人的に今作品集では一番好きです。
→久々に膝を屈せざるえない作品に出会った。
ネタバレになるからここでは“イベント”としておくけど、
それの参加者の思考、台詞、立ち振る舞いに心惹き込まれる。
ステレオタイプに各キャラクターを描写するのではなく、いい意味で個性を際立たせる、
それを高いレベルで成功させた作品だと思う。
“イベント”そのものは非常に悪趣味ではあるけれど、それをそう感じさせず、
むしろ読者に納得させる、それだけ構成力の高い作品でもあると思う。
あと、台詞がかっこいいって大切なことだなと。
何と無く、岩波文庫の戯曲台本の訳文を思い出した。
惜しむべくは終盤がややだれ気味になったところかな。でも評価されて然るべき作品だと思う。
何と濃密な描写。ゆゆ様の狂気っぷりとか、ガラクタ呼ばわりするフランちゃんとか各キャラクターの個性が光る作品。
もう、個人的に作品集60のMVPあげちゃう。
【作品集】60
【タイトル】メイド冥土逝き記念式典始末記
【書いた人】白石 薬子 氏
【ポイント】14560
【レート】12.00
(2010/05/21時点)
【あらすじ】
その日の紅魔館は深い悲しみに満ちていた。紅魔館を訪れる者達も皆、表情は明るくない。
そして、厳かな空気の中で、紅魔館らしい十六夜咲夜の葬儀が執り行われる。
【感想】
構成の完成度は創想話でも一二を争うであろう作品。
葬式の弔問客である東方のキャラクター達の描写が非常に濃く、それでいて違和感が無い。
個性の際立った登場人物の、長い台詞に回想シーン、不自然な振る舞いは
序盤から中盤に掛けて読者を大いに不安がらせる。
そして、終盤で一気に伏線が回収され、納得する。
それはまるでミステリー小説を読んでいるかのよう。
幻想郷のキャラクターたちの個性が十二分に描かれている作品。
【総合評価】★★★★★(後半のちゅっちゅラッシュも必見)
貧乏巫女伝説 しゅんえー氏
カフェーっていいですね、伸ばすのが。
夏に読みたかった!このスッキリ感を暑いときに味わいたかった!
幻想アンダーザブリッジ YDS氏
安心して読める正統派ギャグ。
そしてまさかの万能建材ダンボール。もうカリスマとかいうレベルじゃねえぞ。
A4 電気羊氏
発想の勝利。
でも、ネタの斬新さだけに頼らず、きっちりストーリーとして纏めているのは流石。
【作品集】60
【作者】電気羊 氏 【作品名】『A4』
【冒頭】
「あんたクビ」
いきなりそんなこと言われても対応に困る。
A4。
つまり四人の代表的なアリスが定期的に集まって議論を交わす場で、『友達いないロンリーアリス』である私は、開口一番に告げられた。侮蔑の目線とともに。
【感想】
タグについているように、狂気の産物。それぞれのアリスが、それぞれのアリスの立場を展開させます。どこからこの発想が得られるのか想像がつきません。二次創作において描かれる『キャラ立ち』、それを意識されていたのではないかと個人的には思うのですが。受け入れられなかったキャラクタは『クビ』。万人に受け入れられたものが勝ち残り、愛される。
『モブキャラクターだって、立派な職業じゃない』
もっとも印象に残った一文。
とにかく読んで欲しいです。レビューですから、真にオススメしたい作品なのです。普段自分が、誰をどんな風に描こうかとしているかを、考えさせられました。
阿求、にくきうをぷにぷにされるの事 つくし氏
これ程ぬこ可愛いよぬこな作品は見たことがない。あきゅーんで悶え死ぬ。
【作品集】60
【タイトル】時には昔の話を
【書いた人】aho 氏
【あらすじ&感想】
霊夢はある日突然、1万2千年後の幻想郷にタイムスリップしてしまう。
そこで目にしたのは、大きく変貌しながらも幸福そうな人妖達が暮らす世界だった。というお話。
その1からその5までの連作。どこか古き良きSFの香りが漂いつつ、ほのぼのとコメディと感動を絶妙のバランスで織り上げている。
かなりの長編作品だが、ストーリー構成の妙と読みやすい文体のために引き込まれるように読み進めてしまう。
奇抜などんでん返しなどない、まさに王道の作品。
王道度 ★★★★★
魔理沙のかっこよさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
【作品集】60
【作品】時には昔の話を その1
【作者】ahoさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1223659216&log=60
物語19点 キャラクター20点 ストーリー18点 構成17点 表現19点
総点93点
一万年と二千年前から愛してる。
おおもとの設定自体はありがちかもしれないが、付属的にくっついてくる小道具的な設定がいちいちそれらしい。
キャラクターの魅力は言うまでもなく、ストーリーの流れも終始、幻想郷という世界を見ているような気分に浸れる。
名台詞あります。
【作品集】60~62
【タイトル】時には昔の話を (その1~5)
【書いた人】aho 氏
【ポイント】49190(その5)
【レート】13.82(その5)
(2010/05/15時点)
【あらすじ】
霊夢が起きると、そこは1万2千年後の幻想郷だった。
変わった所は変わり、変化して無い所は変化していない、遥か未来の幻想郷を
いつも通り暢気な態度で回って、霊夢は自分が物凄く尊敬されていて、
中には再会に感極まり泣いている者さえいるのに気付く。
湿っぽい態度が嫌いな霊夢は嫌がるけれど、段々と周りの空気に呑まれていき……
【感想】
aho氏の3作目にして、最も勢いのある作品。
独自の設定をありったけ詰め込んだその文章は、
構成や語彙、技巧よりも、勢いを重視して書いたような印象を受ける。
それでも、読者を引き込み、心を揺さぶるのは、その勢いある文章によって
描かれた世界と人物が、非常に幻想郷らしいからではないだろうか。
この作品を誰よりも読んで欲しいのは、最近のaho氏の作品を読んでいるのに未読の人である。
この作品は以降の作品の世界観の基礎となっている作品でもある。
この作品を読んでから以降の作品を読むと、捉え方が一変する。是非読んでほしい。
【総合評価】★★★★★(王道中の王道。)
【作品集】60
【タイトル】鳳凰秘話 【書いた人】みつき氏
【内容】
妹紅が幻想郷へ来る前、輝夜を探して旅を続けていた頃の話。
旅を続ける妹紅は山の中で怪我をしていた一羽の鳥を助けたのだが…
【感想】
一貫してとてもシリアスな展開で、あえて人との距離を置こうとする優しさと、
それでも隠せぬ孤独を持ち合わせた人間臭い妹紅の描写は秀逸。
鳥の正体とその後の展開、こんな過去があっても不思議ではないと思わせてくれる良作。
【五段階評価】
〈シリアス度〉 ★★★★★
〈バトルの熱さ〉★★★★☆
〈総合評価〉 ★★★★☆
【作品集】60
【作品】もうひとりの裁判官
【作者】深山咲
【あらすじ】
幻想郷で殺人事件が起こった。
被害者は博麗霊夢。被告は八雲紫。裁判官は四季映姫。
八雲紫の動機が分からない四季映姫は、古明地さとりに調査を依頼した。
【感想】
古明地さとり探偵のミステリー。
霊夢が死んだり、独自設定が含まれてたり、
話の流れに少々無理があったりするが、
読心術の描写が面白い。
・読心術の際に見える断片の数々。
・見えた心に対するさとりの感想。
・読まれた側のリアクション。
これらがキャラ毎に違っていて、個性の表現になっている。
四季映姫の心は整然としていて読みやすいとか、
八雲紫は情報量が多すぎてまるで読めないとか。
あと、チョイ役の妖夢がみょうに可愛い。
【作品集】60
【作品】ある死神の研修中の話
【作者】phantom氏
【あらすじ】
「もう少し要領よく出来ないものかねえ」
教官に読み上げられた小町の成績は、あまり著しくなかった。
不器用さは自他ともに認めるところ。どうにも気持ちが曇ったまま、小町は魂を対岸まで渡す実地訓練へと臨む。
【感想】
タイトル通り、見習いこまっちゃんの話。ちょっと不器用だけど、やっぱり男前な小町を応援したくなる作品。
独自設定が多めだが、短くまとめられていて違和感なく読むことができると思う。
オチが弱いと感じたら、同作品集の『ある死神がまともだった頃の話』も合わせてどうぞ。
【5段階評価】
文章★★★☆☆
構成★★★★☆
総合評価★★★★☆
【作品集】60
【タイトル】「Sleeping Cutie ~小さなお姫さま~」
【書いた人】ママンズ命 氏
【あらすじ】
紅魔館のとある一室。そこに住まうは"3人"である。
ある夜、いつものように2人は1人を寝かしつける……。
【感想】
こ ん な 話 俺 に は 書 け な い 。
冒頭の注意書きを読んで、ああなるほどと思い当たり、
それでも読み進められる人にとっては天国だぜ。
そして後書きの最後の一文を読んだとき、
もう何とも言えない気持ちになるんだ。
でも、合わない人には本当に合わないからな!
【五段階評価】
文章★★★☆☆
母親★★★★★
乳親★★★★★
総合★★★★☆
【作品集】60
【作品】ぼくのかんがえたれいむさんです
【作者】音無氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1223207831&log=60
【あらすじ】
霊夢はなんでもないことのように、隣に座る魔法使いにとんでもないことを言った。
【感想】
霊夢のとある変化とその後を綴った一編。
淡々と進む作風が、非常に霊夢らしく感じられる。
内容自体も読みやすく、手軽に読める作品だと思える。
おすすめ度:★★★★★
【作品集】60
【作品】魔女の家で朝食を
【作者】sirokumaさん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1223672005&log=60
【あらすじ】
ある雨の日、アリスの家をパチュリーが訪れた。ひねくれた愛情表現をするパチュリーと、我慢強いアリスのやり取り。
【感想】
パチュリーのひねくれた愛情表現のうざさと、そんなパチュリーにいちいち反応するアリスのいじられぶりとツッコミを楽しむSSです。
ひたすら人形たちが怯えるようなやり取りを続けるので、あんたら仲がいいなと思わずこちらがツッコミたくなります。
デレないパチュリーが潔いです。
【作品集】60
【作品】苦労人同盟 「お勧め!」
【作者】華月さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1222170073&log=60
【あらすじ】
自分たちが苦労人であると改めて悟らされた小屋に手、第二回・苦労人同盟会議が開かれる。アクシデントにより四季映姫が完全に酔っ払い、事態は混迷へと突き進む。
【感想】
酔っぱらった映姫様が可愛すぎます。これに尽きます。そして、小町が何だかんだで映姫といいコンビだなと思わせる描写がよかったです。
ストーリーとしては結局は酔っぱらった映姫に全員が付き合わされるという感じなのですが、最後に新しい展開が。
【作品集】60
【作品】メイド喫茶・紅魔館
【作者】華月さん
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1222594193&log=60
【あらすじ】
第二回・苦労人同盟会議の場で決まったメイド喫茶が本当に開店した。苦労人以外の東方キャラもそこでバイトを始める。
【感想】
そこそこ長いです。若干だらだらしている感があるので読みづらい所もありますが、作者さんがとても楽しんで書いているのが伝わってきます。
とにもかくにも、メイド喫茶の東方キャラたちの働きぶりと衣装などの描写を楽しむSSです。パチュリーがとても魅力的でした。なんという数値。そして、小悪魔の策士っぷりが光ります。輝夜も生き生きとしていました。
【作品集】60
【タイトル】八雲の辿る道
【書いた人】アサデスヨー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1223523304&log=60
【あらすじ&感想】
八雲橙なおはなし。
紫や藍の偉大な背中と自分の至らなさのギャップに苦悩する橙。その橙が自分の式を通じて成長していく。
橙の心情と成長の過程を丁寧に描いた良作。
【五段階評価】
★★★★★
【作品集】60
【タイトル】がいらいしゅ
【書いた人】電気羊氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1222030895&log=60
【あらすじ&感想】
鈴仙が襲われ、髪を切られた上に怪我を負った。犯人は誰かに雇われた里のならず者たち。
永遠亭の商売に嫉妬した人里の医者が、冗談では済まない嫌がらせを仕掛けてきたのだ。
大切な「家族」を傷つけられた永琳とてゐは、悪辣非道な輩への報復に乗り出す……。
※※※
お馴染み電気羊氏のシリアス作品。物語における王道中の王道、勧善懲悪ものです。
あの永琳を怒らせるなんてとんでもなく危険な真似をやった悪徳医者はやや気の毒ですが、
鈴仙の美しい髪を無理やり切り刻んだ男はマジ地獄行きでいいと思います。
ブチキレた永琳の冷静な恐ろしさと、鈴仙を想うてゐの純粋な行動が対比的に光を放ち、
そこそこ長い物語を全く飽きさせません。脇役のアリスもいいスパイスを効かせてます。
とはいえ、狭い幻想郷のコミュニティという事情もあり、結末は比較的穏便なもの。
【プチ】60
【タイトル】ビター・アンド・スイート
【書いた人】無言坂氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1269388261&log=60
【あらすじ】
とある冬の日。諏訪子は思う。
【感想】
きっと多くの人が書いたことのある話。
ですが素材は同じでも、無言坂氏の味付けを堪能できました。
感謝。
【プチ】60
【タイトル】とりあえず困った事があったら永琳の所為にしとけっててゐが言ってた
【書いた人】ムラサキ 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1269448910&log=60
【あらすじ】
私が地霊殿で紅茶を堪能していると、お燐がにゃーにゃーと鳴きながら近づいてきた。しかも人型で。
【感想】
地霊殿メンバーの何気ない日々も永琳のお薬であら不思議!? とてつもないカオスに仕上がってしまいます。
永琳と紫の汎用性の高さは凄まじいなあ。それで納得できてしまうというのも恐ろしいものである。
久しぶりに声を出して笑えた作品でした。二つのverがあるけどどちらも面白い。
笑える作品を探している人におススメです。
【作品集】60
【タイトル】貧乏巫女伝説
【書いた人】しゅんえー氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1223331422&log=60
【あらすじ】
霊夢はカフェーで過ごしてみたい。
【感想】
長文を読むの気分では無い時に、サックリ3KBでインスタントな笑い。
【五段階評価】
おすすめ度★★★★☆
【作品集】60
【タイトル】エピクロス少女病
【書いた人】野田文七 氏
【URL】ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1222809007&log=60
【あらすじ】
宇佐見蓮子は常に光に包まれていた。
成績優秀でさばさばとした性格、容姿、豊富な知識に語り口。
学年において、彼女は誰からでも好かれていた。
片や自分――薫はどうであろう。
周囲の評価は一貫してこうだ。「暗い。何を考えているかわからない」。成績は一応優秀でこそあるが、蓮子クラスには及ばない。
自分が、蓮子にある種の憧れを抱くのは当然であるかもしれなかった。
別のものと表裏一体の憧れを。
【感想】
点は低いが力作であると思っている。俺個人は凄くプッシュしている。もっとのびろ。
失礼を承知で誤解されそうな言い方をあえてするなら、このSSはとにかく「気持ち悪い」。
作者様が地力のある人で、薫という人間の内面にある妄執やら、彼女の築くいびつな人間関係の生々しさやらを、じっくりねっとりと見せ付けてくる。それがこのSSのうまみ。
憧れが行き過ぎて、蓮子からの承認がそのまま自己実現になるさまや、一種の崇拝を通した後、それを踏みにじることで得られる優越感などの描写は、総毛のよだつものだった。
この人のほかの作品では「ありがとう」がおすすめ。割とグロいので注意。
【五段階評価】
★★★★☆