イベント名
- ヴォヤージュ201⑨ 世界荒廃編~『クライシス15』(仮タイトル)
概要
世界は岡崎夢美教授が開発した新エネルギーにより戦力の均衡が崩れ、全面核戦争へと突入しようとしていた。
主人公は裏に動く大きな陰謀の気配を感じ、ある人物(過去の行動により分岐)と共に調査を始める。
(パートナーによって、得られるアイテムや装備、途中のルートが変化。難易度にも深く影響する)
このルートでは世界的な大恐慌により大会社が次々と倒産して失業率が増え治安が大幅に悪化、
かつてのクラスメイトたちも就職に失敗して引きこもる、事件に巻き込まれショックで精神病院に入院、戦場カメラマンになって行方不明になるなどロクな状態ではなくなっている。
過去で恋人を作っていた場合、消えた主人公に捨てられたと思った恋人は自暴自棄になって悲惨な末路を辿っていることも・・・。
条件
- 現代で夢美が新エネルギーの研究中であることを聞かされている
- ヴォヤージュ201⑨の発生
- 最初の選択肢で「新聞を読む」を選択
攻略
この世界を参考にして過去に戻って歴史を変えればこのような未来にはならなくなるだろうが、「この世界」の仲間たちは救えない。お前本当にそれでいいのか?
これが第一の分岐となり、過去に帰らないことを選択すればシナリオが続行され、教授ルートの本編に突入する。
帰らない場合、もう過去に戻れない(過去に戻った時点でエンディングになる)ので注意。
未来でパートナーとなるキャラ
- 現代から連れていったヒロイン
こんな世界に誰がした。あまりに異様な未来に混乱を隠せない二人。
その原因を探るため、二人は戦火の中に飛び込む。
- にとり
10年後の彼女は科学とからくりにより荒廃した世界を「こんなはずじゃないのに」と思いながら暮らしている。
昔、彼女にしていた振る舞いそのままに接してあげれば、かつての情熱を取り戻しパートナーになってくれるぞ。
世界荒廃編で重要になる機体(戦車やロボット)を修理したり操縦する技能が高いため即戦力になる。
ただし耐久は平均以下であるため、修理のために機体から降ろしたところを攻撃を受けて撃破されないように注意。
- 文
彼女が行方不明になったニュースを知ってから、ランダムで彼女を見つけることができる。
最初は警戒されるが、本当に10年前から来た自分で有る事を信じさせてあげれば、文が行方不明になってまで身を守ろうとした「理由」を聞くか選ぶことができる。
その理由を元に調査を進めるため、二人はパートナーになる。
- 咲夜
現代でレミリアの友好度が高いと、ニュースをチェックすることでスカーレットの代表となったレミリアを見かける事が出来る。
そこから企業連に行き、何度かレミリアにアポを取ろうとする事で彼女に会える事が有る。
最近お嬢様の笑顔を見ていない事、フランが行方不明で有る事を聞かされた後、「やはりなんとかしてレミリアに会いたい」を選ぶと二人での行動が開始する。
- こいし
古明地姉妹両方と知り合っていて、どちらかの好感度が一定値以上である事が条件。
病院に行くと、偶然空襲の場に居たため怨嗟の声に耐え切れず、心を壊してしまったさとりの姿があった。
かつての自由奔放さもどこへやら、甲斐甲斐しく姉を世話するこいし。そこに「今度の新兵器にお空が関わっているらしい」との噂が入る。
真相を探るため、二人は調査を進める。
現代編でフラグが立っており、こいしの方が好感度が高い場合はさとりの世話はレイヴンが引き継ぐ。
能力値としては、精神耐性が最初から完璧な以外は見るところはあまりない。
さとりが復活するイベントをこなせばパワーアップするもの終盤すぎ、その頃には他の仲間が育っているわけで・・・
普通に進めていても、精神耐性装備にはあまり困らないのもマイナス点。
- 早苗
なんと母親になっており、9歳になる子供(性別はランダム)を育てている。
相手は不明だが、主人公が過去に早苗を恋人にしていると「行方不明になった主人公を思うあまりに奇跡の力で授かった」
主人公が恋人でないと「ある日お腹の中に雷が落ちる夢を見て、神から授かった」と言い張っている。
ちなみに前者の場合でも主人公には全く心当たりはない。(健全な付き合いをしていたらしい)
ないのだが、子供は容赦なく「パパ」と呼んでくる。
どうやら早苗が今まで行方不明になった父親(主人公)のことを子供に語って聞かせていたようだ・・・。
いきなり小学生が息子or娘になった高校生の主人公の心境はいかに。
- ヴぁーんさん
少数民族であるヴァッヴァン人の差別を無くすために活動している。
タイミングと選択肢によっては「これからはガイアを見なければだめだ」と考えて一緒に活動してくれるものの、放っておくと過激派のテロリストとして敵対する事に・・・。
能力値は典型的なモンクタイプで、ダンスにより自身を強化する技も豊富。
攻撃力を一度だけ倍増させる「ワイルドストレッチ」と、連続で攻撃する「セクシーダイナマイト」の組み合わせが序盤から使用可能で強力。
アイテムが厳しい世界荒廃編なので、武器を買うお金が節約できることもポイント。
- 霊夢
「終焉は近い」と書かれた看板を背負って街を徘徊している。実は・・・?
ちなみに霊夢の真・TRUEEND『楽園を繋ぐ不思議な巫女』を一度でも見ていると登場しない(主人公と同じように、ある時期に突然消えたらしい)。
- ヤマメ
破滅しそうな未来でも普通に生活している。10年前と同じように感染症の研究を乏しい予算で続けている。
明日をも知れぬ世界で生きる一人の一般市民だったが、主人公と会ったことで運命の歯車が回り始め・・・。
- ちゆり
現代で恋人を作っていない状態で、ある条件を満たしていると彼女が接触して来る。
(主人公と一緒に直接未来へ飛んできた場合は、通常の「現代から連れていったヒロイン」と同じ展開になる。)
荒廃したこの時代の現状を正しく把握している数少ない人物の一人。彼女と未来で合流した場合、独自のフラグが発生する。
暴走する何者かの意思を止めるためには、彼女の協力は必須であるはずだ。
- ルナチャイルド
ファイナル幼稚園跡地にて遭遇。
暴徒や強盗が昼夜を問わずぽかじゃかPOPしてくるリアルヨハネスブルクと化した街で、他の成長した園児組と共に職員組が行方不明となってしまったファイナル幼稚園跡地を守っている。
彼女に限らず園児組それぞれの好感度が現代で一定以上でない場合は自動的に死亡扱いとなる。最悪成長した元園児が一人で跡地を死守していると言う図も・・・。
パートナーとして連れ出すには現代でルナと紫それぞれの好感度が高いと見れるプチイベント「孫康映雪」を通過している事が前提条件。また跡地を守る人数が彼女抜きで三名以上で無い場合、AC学園の生徒とコンタクトを取り跡地の守備を依頼しなければならない。彼女以外が全員死亡してる場合は諦めが鬼になりパートナーには出来るが跡地に誰か居たのにいなかったと言う事になる。
戦闘では決してトップクラスとは言えないが典型的な後衛として活躍出来る他、現代で真改との好感度がかなり高まっており彼に跡地守備を依頼した場合は「07-MOONLIGHT」を餞別として、AC学園の闇をクリアしている場合はどこで手に入れたのか「蛍光灯 withLS-99-MOONLIGHT」を装備。
妖怪化イベントをこなせばブレード光波と空中斬りで敵をばっさばっさ切り倒す頼もしい火力になってくれるだろう。だがどちらの入手パターンも難易度は極めて高いと思われる。
- チルノ
街でランダムで遭遇できる。
流れの用心棒をしており、その正義感と腕前で住民からは信頼されている。幼稚園時代から見られた妖怪化の兆候は10年の間に進行してしまい、現在は完全に妖怪化している。妖精相応の実力はそのままに妖精の優位を失ってしまったので、死なないために努力を重ねて続けており現在ではかなりの実力を持っている。
氷属性を持つためドラゴンキラーとして活躍できる。しかし、炎・格闘・岩・鋼属性からは大ダメージを受けてしまうので注意。
- ミストさん
防衛隊に入って戦っている。
しかし一方で、「なんでだよ・・・なんで俺たち地球人は仲良くできないんだよ・・・」と新米の自分が鎮圧に慣れてしまうくらい暴動が頻発していることを異常事態だと認識している。
更に、自分の行っていることは平和の維持ではなく武力による恐怖政治の一端を担っているだけではないかとも思い、これが根本的な解決にはならないとは感じつつも、目の前の争いを止めるために兵器に乗って戦う苦悩の日々を送っている。
「暴動が発生したら鎮圧はするけど、暴徒が出る原因を潰さない限り、同じような事が絶対起きるはずだし・・・。地球を守るために命をかけるのは構わないと思っているけど、俺がしているのは本当に地球を守ることなのだろうか?」
そして、暴動を裏で煽る犯人の調査を命じられた彼は主人公と出会ったことで、「異世界(過去)人なら、俺の気付かないことに気付けるかもしれない」ということで主人公と一緒に行動を開始する。
初期機体としてレヴリアスを持っているため、序盤のタイムリミットが厳しい世界荒廃編では大きな戦力になってくれるが、反面イベントで機体を改造できないと能力が伸び悩むため、敵にもロボが増えてくる後半はやや厳しい。
なんかまとも!ふしぎ!
- ロールシャッハ
陰陽鉄学園がなくなったため、用務員を止めて本格的なヒーローとして活動しているが、
魔理沙に絡んだある事件によりショックを受け、「10年前はクズどもに甘かった」
「あれは俺のふりをした別の何かだった」と称してその行動は苛烈さを増しており、
あまりの容赦のなさに、今では他の者たちとも疎遠になっているようだ。
米ディアンの秋穣子が何者かに殺された事件と、岡崎夢美が刺客に銃撃された事件を結びつけ
「何者かによる陰陽鉄学園の関係者狩り」と推理し裏を探っていたが、中盤に黒幕が仕掛けた罠にかかり、
殺人の容疑をかけられ逮捕されて崖下刑務所に入れられてしまう。
別に放っておくことも可能だが、主人公が救うとそこから急展開になり・・・
- 虚空の使者
「世界移動シナリオ-倫理崩壊編」の世界からやってきた並行世界の番人。
この世界を変えた元凶を探すべく、主人公に協力する。
倫理崩壊編で虚空の使者ENDを迎えていれば登場する。なお、登場するのは最後に虚空の使者になった倫理崩壊編の主人公である。
初期機体がディス・アストラナガン……ではなく、ベルグバウだが、ミストのレヴリアス同様、序盤のタイムリミットが厳しい世界荒廃編では大きな戦力になってくれる。後半、強制的にディス・アストラナガンが解放されるのが強み。
その他のサブキャラ
過去時代に知り合いだったサブキャラの大半は消息が掴めないが、一定以上の好感度、友好度があった場合、確立で出会うことができる。
ただシナリオには密接に関わることはなく、そのキャラの現在の生活や学生時代に思っていたこと等を知ることができる。
また現在の話の中に攻略のヒントや隠しルート(?)のヒントも含まれる場合がある。
- ANATA
園児組の好感度が現代で一定以下、更に現代で紳士学園の生徒をあまり倒していない場合にランダムで登場。
なんとファイナル幼稚園の園長になっており、おまけに幼稚園を高級××に改造している。
もっともこれは理由があり、危険なこの世界で身寄りのない子供を守るためには金とコネが必須で、
彼女の能力でそれらを得て子供の命を守るためにはこれ以外に方法がなかったから、らしい。
実際に現在では複数の政府高官との『付き合い』もあり、法律からも守られて衣食住も安定しているようだ。
主人公が事情を話すと、資金面での援助をしてくれる。
なお選択肢を失敗したり、接触せずに放置しておくと、
事情を知った防衛隊のミストさんが「こんなの許されることじゃない……!」と動きだした結果、
繋がりを知られたくない政府高官たちの手により全員口封じされてしまう、という結末になる。
- ボブとマイク
ANATAに会えた場合ボブとマイクが改造されたファイナル幼稚園で用心棒をしている姿を見つけることが出来る。
この状況になった経歴は一切語られずANATAも何も教えてくれないが。
上記の全員が口封じされてしまうイベントでは、決して敵うわけがない相手に立ち向かい命を散らす彼らの姿からその決意の一部を知る事ができる。
ルート詳細
その後、途中のルートは様々だが、全ての計画を知った主人公とパートナーは、
冥王計画を止めるために『東の果て』へ向かう。
全てを明かす黒幕。終わる世界の中で、最後の戦いが始める。
エンディングは未来編はもちろん、過去で行っていたイベントまで関係して複雑に分岐する。
計画の内容もエンディングによって変化する。
複雑な分岐が存在するこのシナリオだが、
- 岡崎夢美が新エネルギーを開発したが、それが原因で世界が東西に分裂し、全面核戦争の危機にある。
- 夢美は東西の対立を無くすためにある計画を立てており、このシナリオの黒幕である。
以上2項が全てを通して共通することである。
その計画はこれまでのところ、
- 夢美自身が世界の共通の敵になることで東西の対立を無くす。
- その際に起こる戦争で世界が夢美に対して敗北したとしても、夢美が何らかの形で世界全てを支配する。
という通称「冥王計画」と、
- 夢美自身が過去に戻り、「月光蝶システム」で過去の世界を滅ぼす。
という計画の2種類が確認されている。
主人公は過去に戻り、未来を変えるための行動を開始した。
岡崎教授は殺したくない。となると、東西の確執をどうにかする必要がある。
未来で得た情報を使って政府の諜報機関に取り入った主人公は、
後の東西の確執の原因となるテロリスト忍者たちに対する潜入捜査を開始する。
そして時間をかけて主人公を信用した忍者から、ある計画を打ち明けられる。
西方の首都で、ナイトのふりをして人々を大勢殺害する、というものだった。
この計画を主人公は知っていた。未来世界では犯人が分からず、東西の対立の悪化の原因となったのだが、
自分が参加して証拠を掴めば、きっと未来を変えられる。
無実の人を殺すことも、どうせ自分が手を下さなくても死ぬのだ。
あの未来を回避するためなら…と主人公は心の中で歯を食いしばり、計画に参加する。
その後、『仕事』を終えた彼らは、救急車に偽装した車で現場から脱出しようとしていた。
「素晴らしいメッセージになったでござるな」と言う若い忍者に
「こんなものはメッセージではないでござる」と答えるリーダーの忍者。
そして、リーダーの忍者はいきなり主人公の心臓を釘手裏剣で撃ちぬき、救急車から放り出した。
「これがメッセージでござる」
虐殺の現場に明確に東方人の加害者の死体があったことで、西方は激怒。
仲が険悪になっただけの史実とは違い、西方は幻想郷に対する奇襲攻撃を行い、宣戦布告した。
ついに始まる東と西の全面戦争。
しかし、岡崎教授が新エネルギーを使った戦略兵器「八卦ロボ」を完成させ、軍事介入。
後に「国家解体戦争」と呼ばれるこれは、最大の緊張状態から横合いから殴りつけられた効果もあり、一か月足らずのうちに岡崎教授が勝利を収める。
世界は岡崎教授を頂点とする企業が主体となり、下層の人々は日々の糧を得るためだけに働く奴隷的生活を強いられることになった。
次元を連結させてエネルギーを直接送り込むことにより核ミサイルすら撃ち落とす精度と攻撃力を持ち、あらゆる既存兵器による攻撃をバリアーで無効化、
異次元からエネルギーを取り出して無限の動力を発揮する、究極兵器にして『世界の均衡破壊者(バランスブレイカー)』である八卦ロボと、
八卦ロボのパイロットを監視する忍者軍団「ストライダーズ」を従えた岡崎教授に、逆らえる者はもはや誰も存在しなかった。
あるいは世界が滅ぶよりはマシだったのかもしれないが、こんな世界にするために過去へ来たのではなかったはずだ。
何が悪かったのだろうか。体は未来や過去に移動できても、魂が再び動き出すことはなかった。
→BADEND No.308「理想を求めた叫び」
- ヴォヤージュ201⑨のイベントの前に、現代編で慧音のハクタク化イベントを見ていること
- 現代編で、にとりと慧音が同じPTにいた回数が10回以上
- 世界荒廃編でにとりの情熱を取り戻す
- ちゆりと世界荒廃編で合流する
以上のフラグを立てた上で、ちゆりとにとり以外の世界荒廃編でパートナーになるヒロイン3人以上
の死亡イベントを見ると発生する、ヒロイン達の墓標の前でのにとりとの会話イベントでの選択肢で、
どうしてこうなったと、こんな未来【いりません】を選ぶ
これ以降戦闘でちゆりが戦闘不能になると死亡する。その際にこれは小さくても必殺の武器だ、これで
黒幕たる岡崎教授を止めてくれと頼まれ、ああ、それは僕の(キャラにより一人称は変化)仕事だを選ぶ
その後、にとりから歴史を食べる(隠す)程度ではなく本当に消してしまう魔弾オールドヒストリーを
渡され、過去に戻ってこの未来につながる原因を消してくれと頼まれる。そうすればこんな未来はなくなる
みな初めからいなかったことになると。ひるむ主人公に、ここまでに選択した台詞をいいながらつめよるにとり
意を決してタイムマシンに乗り込み過去に戻る主人公。
戻ると、ヴォヤージュ201⑨開始時点とイベント絵、メッセージとも同じものが流れるが選択肢が違う
ここで岡崎教授を消すを選ぶ。
岡崎教授を消してしまうと、世界荒廃編で手に入れたアイテムがすべて消滅する。その後文々。新聞に
オカルト研究部の部長がいるはずなのに、誰も知らない、名前が不自然に開いた出席簿に座席、昨日まで
人が住んでたはずなのにそれが誰なのかわからない謎の部屋の記事が載り一時話題になるが次第に
忘れられてゆく。オカルト研究部には新部長が就任し、出席簿も新しくなり謎の部屋も新しい住人が入る。
それから10年の時が流れ、201⑨年のおおみそか、博麗神社に世界荒廃編でもっとも好感度が
高かったヒロインと初詣にきた主人公。あの荒廃した201⑨年は本当になくなってしまった、
にとりのタイムマシンを使っても、もうこの201⑨年にしか行けない。自分は今幸せだ、でも
教授を、あの世界を消して本当によかったのだろうか?淡い後悔を飲み込み、時は過ぎ行く
→ENDING No.93「Time Goes by」
八卦ロボによる冥王攻撃を半分は阻止したものの、もう半分は防げず世界の1/3が崩壊した。
それでもくじけず黒幕の乗る八卦ロボを追いつめる主人公たち。
計画は失敗だ、観念しろと言う主人公に対し、黒幕は唐突なことを喋り出す。
「ウィルス進化説、というものを知っているか?」
進化はウィルスが意思に合わさることによる突然変異で起こる、という説だ。
それは進化説に当てはめると本当なのか疑わしいのだが、
自分はその話に目を付け、今までウィルスの研究をしてきた。
また、今まで戦ってきたオメガなどは黒幕がウィルスとサイボーグ技術で生み出したものだという。
それがどうしたと詰め寄る主人公だったが、途端に足元がふらついて倒れてしまう。
いつの間にか、歩けないほどの高熱が出ていた。病気に感染していたのだ。
それを見た黒幕は、すでにウィルスはこの一帯に撒いていた。全て計画通りだ、と語った。
自分は人類を進化させて次のステップに歩ませるため、人間に突然変異を起こすウィルスを開発した。
人間の「生きたい」という気持ちを増幅させ、生きる意思のない者を殺し、
十分な生存力を持つ者だけを『次の段階』へ進ませる特別なウィルスを。
そしてそれを撒くための最大の状況を君たちは作ってくれた、と。
世界を半壊で済ませたのが、人類を追いつめて生存本能を最大限に増幅させるためだったとしたら。
人類を一か所に集め、まとめてウィルスを撒くためだったとしたら。
後はワクチンを持つ私が宇宙へ消えれば選定と進化は無事完了するだろう、と黒幕は言い残し、
主人公は空の彼方へ飛び去る八卦ロボを見ながら、眠るように気を失っていった。
主人公が次に起きたとき、今までは感じられないものが感じられるようになっていた。
そして、音でも光でもない情報が体内に響くのを感じた。
「ようこそ、新しい世界へ」
→BADEND No.321「次へ」
なんとかラスボスの八卦ロボを撃破した主人公たち。
だが、東方と西方の全面核戦争が今まさに行われようとしていた。
相棒は破壊した八卦ロボの動力を使いタイムマシンを起動させ、主人公を一人で過去に返そうとする。
一緒に行こう、過去に戻って未来を変えようと説得する主人公。
だが相棒は微笑み、過去に戻って何かをして運命を変えても、それは「この世界」の事ではない。
自分は自分の世界と運命を共にするけど、君は元いた世界に帰れ、と諭す。
主人公が時空の流れに呑み込まれる中、最後に相棒の声が聞こえた気がした。そっちの世界の自分もよろしく、と。
そして・・・世界は核の炎に包まれた。
→BADEND No.301「しかし人間は死滅していなかった」
なんとかラスボスの八卦ロボを撃破した主人公たち。
だが、すでに量産型の八卦ロボが世界を冥王攻撃で壊滅させていた。
瀕死の黒幕は計画を語りだす。人間を人間が支配しようとするから限度がある。
八卦ロボを使って人類の数を調整し、残った人間を地下世界に追いやって機械で支配する。
それが冥王計画の全貌だというのだ。
そんなものはエゴだと怒る主人公に対し、相棒は全ては手遅れだと言った
すでに計画は発動され、人が大勢死んだ。もう自分たちに出来ることは何もない。何かをしても、それは世界をもっと破滅させるだけだ。
そちらの世界ではこのような結末にしないでほしいと言い残し、相棒は破壊した八卦ロボの動力を使い、
有無を言わさずにタイムマシンを起動させて主人公を元の世界へ返してしまった。
人間は数を大きく減らし、地下世界に押し込められ、完璧なコンピューターに管理されるところとなった。
今では人口は0と1により数字のように管理され、絶対に増えることもなければ減ることもない。
それは本当に正しいことだったのか? 自分の意思を持つ人間がいない今では、誰も答えられなかった。
→BADEND No.303「幸福は義務です」
黒幕、岡崎夢美の駆る八卦ロボから108発の「四次元ポジトロン爆弾」が放たれ、ヴァナディールは滅亡し4000万人が死んだ。
この蛮行に恐れ、そして怒った地球の民は一致団結。
今まで対立していた人たちは手と手を取り合い、地球連合軍が結成された。
そして人類が持つ全ての力を結集して黒幕と戦い…負けた。
もはや夢美を止める者は、地球にはいない。
なぜ彼女を止められなかったのか――主人公には最後まで分からなかった。
>嗚呼、時間を戻せるのなら、絶対に彼女を救ってみせるのに――――
→BADEND No.305「首輪付きの獣」
>何を犠牲にしようとも、彼女を止めてみせる――――
→BADEND No.305-b「レイヤーセクション」
戦闘の最中、アジトのモニターにニュースが映し出される。
「東西陣営は互いに協力し、岡崎教授の対処に当たる」
主人公達はこの報道に耳を疑った。自身が「世界共通の敵」となることで、不可避と思われた核戦争による世界の滅亡を防ぐ、それが夢美の目的だったのだ。夢美は言う、「後は自分が健在であると思わせている限り、東西の同盟は続くだろう」と。
もはやその場に居る者達に戦う意思はなかった。真相を公表すれば、再び核戦争の危機が訪れるだろう。
「納得は出来ない、だが理解は出来る」それが主人公達の結論だった。
そして夢美は、誰にも悟られずに地上を去り、二度と訪れない事で計画は完成すると言い残し、可能性空間移動船に乗り込もうとする。
※過去で夢美のフラグを立てていると、ここで一緒について行くかどうかの選択肢が出る。選択肢によってエピローグが変化する。
世界は滅亡の危機から救われた。争い続けた東方と西方は手を取り合い、人類は平和な世界を築いて行くだろう。4千万人の人命と、一人の天才という犠牲を引き換えに。
そしてそれを語る者は誰もいない――――
→ENDING No.53「世界一頭の良いヒーロー」
PTにロールシャッハがいると迎えるエンディング(教授とフラグを立てていてもこちらのエンディングになる)
東方、西方の首脳が固く握手を交わす映像を前に、口を開く者はいなかった。
罪無き4千万もの人が死んだ。だが変わりに世界は救われた。他に方法は無かったのか?そんな疑問を口にする者はいない。あればやっている、分かりきった事だ。だから、主人公達は何もいわない。誰も口にしないだけで、誰もが分かっていた、「仕方が無かったのだ」と・・・。
そう、ただ一人を除いて。
「・・・とんだ茶番だ。秘密ならお前らで勝手に守るが良い。俺はこいつを告発する」ロールシャッハはそう吐き捨てた。悪で成り立つ平和など欺瞞だと。
誰もが呆気にとられたが、ロールシャッハは本気だった。「・・・例えそれが欺瞞でも、世界が救われたのは紛れもない事実だ!」説得を試みる仲間達を後目に、彼は言う・・・「俺は絶対に、妥協しない」
・・・夢美は何も言わず、ただ成り行きを見守っていた。その行く末をすでに知っているかのように。
主人公の目に、夢美の使っていたイントリンジック・フィールド干渉ライフルが映った。ただそれだけだった。だがそんな主人公を見てロールシャッハは言う「止めたいなら・・・俺を殺す事だ、秘密を知る俺を。今更死体が一つ増える事に躊躇うこともないだろ?・・・やれよ」と。
・・・思えば、それが「絶対に妥協しない男」の最大限の譲歩だったのかもしれない
そして長い静寂の末…施設に一発の銃声が響いた。
人は彼を狂人と呼ぶに違いない。だが彼を知る人間は、きっとこう言うだろう。それが悪の上に成り立つなら、世界にさえ¨NO¨を叩きつけた男…例えその意思が世界を滅ぼそうと、彼は確かに『ヒーロー』だったのだ・・・と。
後日、文々。新聞社編集部宛ての投書の中に、一冊の日記帳が発見される。投書の日付は、あの最終決戦の前日。日記の書き出しはこうだ。
『ロールシャッハ記 2019年・・・』
→ENDING No.54「絶対に妥協しないヒーロー」
相棒が、ちゆりとなる。
主人公が未来へ飛んだことで起こりうる事象は、この世界の未来を悲惨なものに確定させてしまう。
開発した事象観測装置で数多の平行世界を見たちゆりが出した結論は、絶望的なものであった。
たとえ未来を垣間見たとしても、自分だけの力ではそれを完全に止めることは出来ない。
自分だけの力では、世界も友人も救うことは出来ない。ならば、せめて彼女は自分の手で。
ちゆりは教授を討つ為に行動を開始する。
成層圏。
全ての量産型八卦ロボを破壊し、満身創痍の主人公たちは、最後の敵と対峙していた。
地球に存在する全ての核弾頭は破壊された大地の底に埋まり、もはやそれを掘り起こすだけの力も国家には残ってはいない。
地上が焼き尽くされていく中、主人公達の乗り込むロボットが、
夢美の乗る、全ての八卦ロボの武器を使える究極の兵器、グレート八卦ロボと火花を散らす。
死闘の末、最後の八卦ロボは破壊され、夢美は爆発の中へと消えていった…
「こ、これで・・・終わった・・・!・・・だけど・・・だけど・・・教授・・・バカな・・・ヤツだったぜ・・・・・・くそっ!!」
大多数の犠牲を払った戦いが集結し、世界文明の殆どが土に消えた。だが、それでも人類は生きていくしかない。
岡崎夢美が行おうとしていた計画ももはや露と消え、これからも幾度となく戦乱は続くだろう。
だが、今はただ、土を踏みしめて歩き続けよう。未来へと続く果てしない大地を・・・。
→ENDING No.310「ラグナロク」
四次元ポジトロン爆弾に世界文明の殆どが滅ぼされるも、黒幕の夢美を倒した一同。
「なぜ私を討つ・・・? 私がこんなことをしたのは、私自身を人類共通の敵として祭り上げ、更に一部の優れた人間だけを生き残らせ、人類を団結させるためだったのに・・・。あなたたちのせいで、計画は半端なところで終わってしまった・・・」
負け惜しみを言う夢美に、主人公は「地球を壊滅させるなんて、どんな目的だろうと許されるわけがない。人類に危害を加えるなら、我々は対抗する」と答える。
「なら、見なさい。これがあなたの守ろうとした人類の姿よ」
ガラクタ同然になりながらも最後の動力を振りしぼった八卦ロボにより、世界各地の情景が天空に映し出される。
そこには、世界が破壊されたというのに争い合う事を止めようとせず、それどころか混乱を利用して勢力を拡大しようとしている人間たちの姿があった。
これを守るために、自分たちは命がけで戦っていたのか・・・?
いや、これで世界を守ったと本当に言えるのだろうか・・・?
目の前には息絶えた夢美が残り、一同は混沌と破滅が渦巻く荒野となった世界に寂しく取り残された。
そして、主人公は気付いた。気付いてしまった。
この神も悪魔もいない世界を新たに調停できるのは、夢美を倒してその力を継承した自分たちだけだと。
→ENDING No.312「神も悪魔も降り立たぬ荒野に我々はいる」
決戦の末、ついに黒幕の夢美を打ち倒した一同。
破壊されたグレート八卦ロボの中から瀕死の状態で出てきた夢美を、主人公は追いつめる。
今にもとどめを刺そうかという瞬間、アジトのモニターの中に衝撃的な画像が映し出される。
それは、一面が砂漠に覆われた地球の姿だった。
どうやら戦っている最中に量産型の八卦ロボが世界を壊滅させていたらしい。
絶望する一同を前に、夢美は大声で笑い出した。
もはや国家はなくなった。この混沌とした世界を救えるのは世界一の天才にして新世界の神たる私しかいない。
だから私を助けろ、と。
血まみれの顔で勝利を確信し勝ち誇る夢美だったが、
主人公は倒れた彼女の喉元を両手でしっかりと抑えつけ、こう言った。
「笑わせるな。たとえ世界が滅んでも――」
→ENDING No.311「アブソリュートジャスティス」
ある日、いつのも様にオカルト話に花を咲かせていた二人の前に突如黒尽くめの男が現れ、人間離れした動きで襲いかかってくる。
なんとかこれを倒した二人だったが、なんと男はアンドロイドであり、夢美の命を狙っていたことを告げる。
そしてほぼ同時期から謎の失踪事件が多発。その中には彼らのクラスメイトや親しい人々の姿もあった。
これに対し、主人公達は有志を募り「科学特捜隊」を設立。独自に失踪事件の捜査をして行く事になる。
事件の捜査を進める「科学特捜隊」のメンバーは、失踪事件の影に仮面の女が居ることを突き止める。
その女のアジトと思しき場所に向かうメンバー達。
そこには失踪者の一人であったはずの魂魄妖夢によく似た部位を持つモンスター、「みょメガ」が居たのであった。
※妖夢SADENDのみょメガは倒す事は出来ないが、こちらのみょメガはキチンと勝つことができる。
ただし、強敵で有るのも確かなので準備はしっかりと行うこと。特に混乱耐性はしっかりしておかないと
一気に前線が崩壊し、痛い目を見ることになる。
辛くもみょメガを倒し妖夢の分離に成功したメンバーの前に、仮面の女が現れる。
激昂するメンバー達を制止し、女は妖夢がまだ救助可能であることを告げると、自分をゲームの登場人物になぞらえ「魔王オディオ」を名乗った。
何が目的かを訪ねる主人公に、オディオは科学文明を根絶するために行動している事、そしてその楔こそが夢美で有る事を告げると姿を消す。
「科学特捜隊」のメンバーを、重苦しい沈黙だけが覆っていた・・・。
※これ以降、特定の戦闘中に岡崎夢美が戦闘不能のまま戦闘を終了すると「死亡」となり、一気に時間が進みBADENDに突入するので注意。
悲しみに包まれる主人公の前に、魔王オディオが現れる。
怒りにまかせ掴みかかろうとする主人公であったが、彼女が仮面を外すとその動きを止めることとなる。
その仮面の下は、死んだはずの恋人――岡崎夢美の成長した姿であった。
茫然とする主人公に、オディオは自分が未来から来た岡崎夢美である事、「こちらの自分」にそれを認識されるとお互いが崩壊しかねない事、
そしてその為に大々的に動く前に「こちらの自分」を排除する事が必要で有った事を告げる。
科学文明を根絶するために彼女が作り出した「月光蝶システム」が世界を包みゆく中、主人公はただ立ち尽くすのみであった――
→BADEND No.307「ハルマゲドン」
「科学特捜隊」が次々に減っていく中、ついに計画の根幹である「月光蝶システム」の前に辿り着いた教授と主人公。
LEDの光の中、待ち構えるかの様にたたずむオディオとの、二人きりの最終決戦が開始する――
魔王オディオを倒し、月光蝶システムを破壊した二人に驚愕の真実が明かされる。
オディオとは、憎しみの意。彼女こそ、「世界共通の敵」になる事で人類を守ろうとした未来の夢美その人だったのだ。
彼女は「世界共通の敵」が現れたにも関わらず、争い合う事を止めようとせず、それどころか混乱に乗じて利権を貪ろうとする人類に絶望。
世界を根本から変えるために「新エネルギーを開発する前」の夢美を殺し、科学と共に滅び去ろうとしていたのだ。
世界から弾き出されるように消えたオディオは最後にこう言い残す。
「貴様は本当にこうならないと誓えるか?」
ディスプレイに移る人々の争いと滅びの喧騒の中、二人はただ佇む。
――数年後、元「科学特捜隊」のメンバーに1つのニュースが入り込む。
それは、新エネルギーを元にした軍事力で世界に宣戦布告した岡崎夢美の姿であった。
「人類種の天敵」とも呼ばれた彼女は、世界で最も多くの人々を虐殺した個人でもある。
→BADEND No.307「貴女には山ほど説教がある」
貴様は同じ道を行かない自信があるのかと夢美に詰め寄るオディオに、夢美は不敵に笑って返す。
「ならないわ。何を賭けてもいい。私は絶対に貴女にはならない。」
「何故って?決まってるじゃない。私には彼が居るもの。」
「この人、私の彼氏なの。素敵でしょ?」
オディオはその言葉に一瞬呆れかえると、満足したように消え去っていった。
そう、一人なら折れてしまった道も、二人なら歩んでいける。例えどんなに辛くたって、彼と一緒なら――
「さよなら、私。」
→ENDING No.55「君と一緒なら」
相棒はちゆりになるが、シナリオが大きく変わっている。
最低条件として、現代編教授√、ちゆり√、現代・未来両方のにとり√、ニールセン√、過去編里香√の全てのTrueED、そして未来編でちゆりを相棒にしたEDを一度でも見る必要がある。
その上で現代編にて
- 夢美、ちゆりの好感度が初期値より上になっている(一度以上出会っている)
- 夢美アナザールートを発生させない(アナザールートは一度TrueEDを迎えると以後選択式になるらしい?)
- くびわつきをPTに加えていない(加えていると従来の辺境者たちルートに移行するため)
- 科学部のアニメ鑑賞に付き合う(ガンダム種を鑑賞して不満点を語り合う系の仕事)
- 科学部とコン部が去年共同で作った同人ロボゲーのオンラインマッチ・Lunaticランクで10連勝する
(実はにとりが密かに製作中の操縦型ロボットのプログラムを流用している。これの発展型が未来の主人公機に搭載される)
(ちなみに最初に対戦した相手はちゆりと夢美で、完膚なきまでに倒されるイベント戦闘。) - 同ゲームに関する取材をする為に射命丸がやってくるので、それに応じる
- 同ゲームで、HustlerOneと名乗るプレイヤーとマッチングする(正体はチルノ・ニールセンとナインボール)
- 同ゲームで、EvilEyeΣと名乗るプレイヤーとマッチングする(正体は里香)
- 同ゲームで、主人公の友人キャラクター3人以上と対戦し、全員に一回以上勝利している
これらすべての条件を満たした状態でルートに突入することで、学園に登場した全ての科学者キャラが一同に会するルートへと変化する。
たとえ未来を垣間見たとしても、自分だけの力ではそれを止めることが出来ない。
ちゆりは10年前より人知れず行動を開始し、仲間や、学園にゆかりのある識者を探し出して協力を求めたのだった。
科学は絶対ではない。自分が垣間見た未来になるとも限らない。杞憂ならそれでもいい。
そう言いながら必死で頭を下げる彼女に手を伸ばす者は中々居なかった。
だが、やがて彼女の予測が現実味を帯び始めると、かつて頭を下げた者達が集まり始めた。
「世界の滅亡?何を馬鹿な」と思いながらも、胸騒ぎを感じていた科学者達は、自分たちの研究を持ち寄ってちゆりの元へとやってきたのだ。
集まった科学者達は、やがて私設武装組織「Sailor of Time」を秘密裏に立ち上げ、その時を待つこととなる。主人公が現れる201⑨年を。
「ヴァナ・ディールで生まれ育ったすべての人類に報告させていただきます。私たちは・・・」
全ての戦争行為に対する武力介入を表明したちゆり達は、探し出した主人公を拠点に案内し、一機のロボットを見せる。
⑨年の月日を経て開発された機動兵器の内一機を託された主人公は、やがて集めた仲間達と共に八卦ロボに立ち向かい始める。
(託される機体は、どの主人公を選んだかによって変化する。以後、この機体を戦闘中に指パッチンで召喚して乗り込むことができる)
そして未来での戦いが始まってから、
- 武力介入を何度も行い、各国のエースパイロット達全員と一回以上戦闘を行う
- 戦場や各国への潜入ミッションで、民間軍事会社など戦争幇助をしている組織の情報を一定以上集める
- とある潜入ミッションにて、いくえ不明になっていた射命丸を救出しておく(コネを使って各国に情報を伝えてくれる)
- ちゆり達の諜報レベルを一定以上にして、ほかに戦争を止める為に動いている組織の動向を把握できるようにしておく
- 主人公と関係のあるキャラクターがテロリストに組していた場合、これを倒しておく
- 全員同じ顔をした仮面のテロリスト集団と一戦交えて生き残る。倒した際仮面に内蔵された自爆装置が起動するので巻き込まれないようにする事
- 中盤から現れる八卦ロボを一機でも鹵獲し、情報解析を行う(ちゆり達の技術レベルが低いと自爆されて失敗する。レベルは資金援助で上げられる)
- 八卦ロボによる虐殺を、全て阻止する
- トラんざムシステムを完成させる(技術レベル一定以上で可能となる)
- 主人公達の乗る機体を、全機新型にアップグレードさせる(技術レベル一定以上で可能となる)
- ニュートロン・ジャマーの研究を完成させ、射命丸にリークさせる(技術レベル一定以上で可能となる)
- ロールシャッハは最終PTに加えない(別働でクズ共を屠ってくれる。居た場合、既存の「絶対に妥協しないヒーロー」EDになる)
以上の条件を満たすことで、既存のエンディングと違う展開になる。
(条件を全てクリアーするには相当な能力値が要求されるため、周回を重ねて鍛えておかないと話にならない)
最終局面、遂に発射される無数の四次元ポジトロンミサイル。そしてそれを守る無数の八卦ロボ。
打ち出されたミサイルの爆発を止めることはもはや不可能だと宣言する夢美であるが、主人公たちはあきらめていなかった。
「着弾・起爆前に打ち落とせば破裂しない」と全員でミサイルを撃墜し始める。
だが、数機のロボットに対し敵はあまりにも強大。更に追加でミサイルを発射していく夢美の八卦ロボ。矢張り未来は変わらない・・・そう嘆く夢美であったが・・・?
突如として飛んできた、無数のビームの嵐。その向こうには、何十機もの機動兵器。
それだけではない。今まで主人公達が相手をしてきた各国軍隊のライバル達が、人類を守るために立ち上がったのだ。
「軍法会議?」「何それ?」「外人?」「歌?」とばかりに国境の壁を越えて団結するパイロット達。
性能も数も既存の機動兵器とは比べ物にならない筈の八卦ロボが、無数のミサイルが、だんだんとその数を減らしていく。
各国に伝えられた八卦ロボの情報により専用の戦術を組んでいるだけではない。パイロット達の底力が劣勢の状況を徐々にではあるが押し返している。
スパロボ組のキャラの好感度が高いとそのキャラが他の戦争を止めるために動く組織に参加しており、
この戦闘で助っ人に駆けつけてくれる。
以下、友好度によって追加される組織。1人につき参加出来る組織は1つだけである。
- αナンバーズ
- メンバー:アムロ・レイ、波嵐万丈、獅子王凱、剣鉄也、コウ・ウラキ、ヒイロ・ユイ、トロワ・バートン、ディアッカ・エルスマン、アロハ服の客、熱気バサラ、ゼンガー・ゾンボルト
なお、バサラの登場条件が整うと、『GONGを鳴らせ!』イベントが発生する。
- メンバー:アムロ・レイ、波嵐万丈、獅子王凱、剣鉄也、コウ・ウラキ、ヒイロ・ユイ、トロワ・バートン、ディアッカ・エルスマン、アロハ服の客、熱気バサラ、ゼンガー・ゾンボルト
- インパクトナイツ
- メンバー:アムロ・レイ、波嵐万丈、剣鉄也、コウ・ウラキ、ドモン・カッシュ、アレンビー・ビアズリー、ロム・ストール、飛影
- シャドウミラー
- メンバー:アクセル・アルマー、ハーケン・ブロウニング、ウォーダン・ユミル、ファントム
- Z.E.U.S
- メンバー:アムロ・レイ、南光太郎、ギリアム・イェーガー、シュウ・シラカワ
上記の組織の内、3つ以上登場出来る状況が整っていると、
上記のキャラ達が全員参加出来る「ロンド・ベル」が登場する。
- ロンド・ベル
- メンバー:上記のキャラ全員に加えて、バーナード・ワイズマン、シン・アスカ、ギュネイ・ガス、紫雲統夜、ミスト
夢美の顔が、驚愕で染まる。絶対的な戦力差を埋めるような底力がどこから沸いてくるのかが理解できずにいる彼女に、主人公達が、そしてちゆりが叫ぶ。
「人間の可能性は、あんたが思ってるほど小さくなんてないんだ!」
やがて、ミサイルは底を尽き、最後の量産型八卦ロボが機能を停止する。尚も退かない夢美のグレート八卦ロボは死闘の末に大破。
計画を阻止され、コクピット内で呆然とする夢美の耳に、ニュース音声が入る。「地球上の全ての原子力発電所が停止した」と。
核分裂を抑制する「ニュートロン・ジャマー」が、全世界に撒布されたのだ。
アニメの中だけと思われ、現実には不可能と思われていた技術が、ちゆり達の努力の果てに現実化したものだった。
そしてそれが意味するものは、「核ミサイルの無効化」。
この設計データを射命丸を通じて同盟中の組織に送り、世界の目が主人公達と夢美に向いた隙を突いて全世界で起動する作戦は成功した。
試作型の為ジャマーの効果期間は約1ヶ月しかなく、これで核戦争が回避できるわけではない。しかし、これにより混乱が起こせればそれでよかった。
最大の武器である核ミサイルが使用不可能になったことで混乱した国家から、核戦争を幇助していた者達が続々と炙り出されて行く。
あの男が、クズ共の指をひたすら折りまくっていたのだ。動いたのは彼だけではない。全世界の「クズ共」がどんどん締め上げられていく。
学園があった国の中田町でも、空から「クズ共」の雨がドバッと・・・。
いつだって戦争を実際に起こしているのは科学者自身ではなく、その研究成果を使うほかの人間達なのだ。
そして、いつだって、戦争を食い物にして至福を肥やす悪魔のような人間が沢山居る。
そいつらを叩くことで押さえられている穏健派を開放し停戦を呼び込み、その間にエネルギー問題を少しでも前に進ませる。
そうすることで、絶望的な未来を少しでも変えたかった。そう話しながら、ちゆりは真っ直ぐ夢美の瞳を見据える。
「教授、新エネルギーを生み出してしまったのは確かにあんたの責任だよ。けれど、だからって全部背負い込むことはないだろ?何もかも自分だけで無理に解決するなよ。あんたは、一人じゃない。一人じゃないんだ・・・!」
ボロボロになった夢美をコクピットから引きずり出し、抱きしめながら涙を流すちゆり。それは、自分自身への戒めでもあった。
観測した無数の可能性の中にあった「一人で背負い込んだ挙句、結局何も得られなかった自分」を見ていた彼女は、だからこそがむしゃらになって動き続けたのだから。
押しつぶしていた感情のタガが外れるように、夢美もまた子供のように泣いた。全てが終わった戦場を洗い流す雨は、彼女の涙そのものだったのかもしれない。
数年後、主人公達は世界の抑止力としてその活動を続けていた。状況は決して良いとは言えないが、存在することに意義があると信じ、今日まで戦い続けている。
そのメンバーも時が経つにつれ変遷していたが、その中には、赤い服を身につけた苺好きな天才科学者も居るのであった・・・。
その胸に贖罪を抱えた彼らの戦いは、今も尚続いている。
→ENDING No.56「未来を切り開く意思」
尚、このENDINGを迎えることでデータベースの「ミニゲーム」に劇中でプレイしたロボゲーが追加されて遊び放題できるようになる。
未来編で登場したロボも使用可能になるので、グレート八卦ロボとタイマンでもして絶望感を感じるのが天人の嗜みであるな^^
- 現代編でウルタラ学園伝説を終えている。
- 「ゼロントアイ」を保有しておりかつ手持ちにはない。
- 「ゴジラの骨」を手持ちしている。
- 現代編で夢美から多次元宇宙論の話を聞き、「存在すると思う」を選択。
- 主人公を含めブロントさん・リューサン・汚忍・内藤・ファイナルタツヤが現代編で生きている。
以上の条件を満たしていると発生。
数年前・・・とある海底遺跡から謎のプレートが発見された。そこに刻まれた古代文字には
「コダラーの封印解けし時、天よりシラリー舞い降りる。やがて第三のもの目覚める。全ては再び闇に還らん」とあった。
しかし、そのことは誰にも本気にされずいつしか人々の記憶から消えていった。
黒幕・岡崎夢美はある兵器に着目していた。かつてウルタラマンゼロントとの激闘の末破壊されたバルラン星のオーバーテクノロジー「機龍」である。機龍はゴジラと同種の生物の骨格と遺伝子コンピューターを用いて作られたもであり、それを転用すれば人の知能と柔軟性、怪獣の戦闘能力と闘争本能を持つ最高の兵器を作れるのではないのかと…。
一方、主人公は夢の中でゼロントと会っていた。せっかく守ってもらった星を自分たちの手で破滅の道へ進んでしまったことを詫び、また共に戦ってほしいと頼む主人公だったが、答えはNOだった。ゼロントが戦ったのはあくまで地球の生命・文明の自主性を守るためであり、地球人どうしの内輪もめの解決を異星人の自分が手伝いをするのはそれを損なってしまうそうだ。つまり「大人の戦乱に巻き込まれて死んでしまう子供を守るため」という理由だけでは、悔しくもヒーローが戦う理由に足らないというのだ。ただ地球に『大いなる危機』が迫っていることを観測したため、それを防ぐことには協力してくれるそうである。
主人公は再び一体化するために、現代に置いてきてしまった「ゼロントアイ」を未来の世界で見つけるために未来の家に向かうのであった。
なかなかゼロントアイを取り戻せず主人公があちこち走り回っていると、ついに夢美が建造した機龍が出撃し人類への攻撃を始めた。何もできず見ていることしかできない中、突如現れ機龍へと向かっていく巨人がいた。それはあのゾフィーであり、激戦の末ゼロントのものよりはるかに強力な光線で見事機龍を撃破した。人々が10年ぶりのウルタラマン(彼はウルトラマンだが)の再来に喜ぶ中、主人公にテレパシーで指定の場所へ来るよう伝えて帰っていく。急いでその場に行くと、そこにいたのはファイナルタツヤであった。なんと彼は今ゾフィーと一体化しており、『大いなる危機』の正体を探っていたそうだ。
『大いなる危機』の正体…それはあのプレートに記された伝説深海怪獣コダラーと伝説宇宙怪獣シラリーであった。そしてコダラーを目覚めさせシラリーを呼ぶもの…それは兵器として目覚めさせられ、永遠の眠りを妨げられたゴジラの怒りであった。
ならば機龍を破壊し骨を再び時の流れへ葬ったのだからとホッとする主人公だったが、それは違うと言われてしまう。そう、地球上にはもう1体のゴジラの骨があるのだ。10年前ゼロントを殺し、人間の手で葬られたより若く、より強いゴジラの骨が…。
かつての戦場からゴジラの骨は消えており既に開発に着手している可能性が大きい。そうなればいくらゾフィーであってもその3体の大怪獣を相手にすることはできない。ゾフィー側は引き続き怪獣の出現地と機龍の開発工場を探るかわりに、ゼロント側には⑨りの勇士を探してほしいそうだ。
現在いるのはウーマンクラエア、ファイナルタツヤ=ゾフィーの2り。主人公=ゼロントは⑨りの勇士には含まれない。
多次元宇宙論に基づき、別世界で変身していた者たちに別世界の記憶を覚醒させてやることで⑨りの勇士として仲間になってくれる。
なお、ゾフィーは「ウルトラマン」ではあるがウルタラマンがいないさらに別世界からやってきた正真正銘本人である。
対応する変身者が主人公の場合は、そのウルタラマンは登場しない。
- ウルタラマンワロス
変身者:内藤
- ウルタラマンエース^^
変身者:リューサン
- ウルタラマンカゲ(ハンターニンジャ キコク)
変身者:汚い忍者
- ウルタラナイン
変身者:ブロントさん
- ウルタラマンビリー
変身者:阿部高和
- ウルタラウーマンロン
変身者:紅美鈴
- ウルタラウーマン11
変身者:上白沢慧音
※主人公と対応するウルタラマンの代わりに登場する。
そして、もう1り存在する勇士は終盤に明かされる。よって、上記の8りをまず探し出そう。
その頃の夢美の秘密兵器工場では巨大ロボットが建造されていた。あのゴジラの骨を使った地球産の新生機龍である。先ほどゾフィーと戦ったのはバルラン機龍を回収し修理したものなのだ。だが今度の機龍は違う。骨格は10年前のゴジラの骨を、装甲は人工ダイヤモンドコーティングを、動力源は科学と魔力のハイブリッドを、そして遺伝子コンピューターには機龍のものを元に夢美が改良を加えたAIと夢美自身の遺伝子が使われた、まさに史上最強最高の対人類用戦闘マシンである。
それが亡き怪獣王のどれほどの怒りを買い、破滅への道を加速度的に進むことになるのかも知らずに…。
再びゼロントアイを探すと同時に⑨りの勇士を見つけだすことも始めた主人公。ときにお使いをし、ときに勝負をして勇士が集まっていく中、夢美の新生機龍がついに始動した。再び現れたゾフィーであったが、対熱線を想定した装甲に思うように手が出せず、右腕と絶対零度砲を破壊するもエネルギー切れで敗退してしまう。機龍が去っていき主人公はタツヤの元に駆けつけるが、大けがをしており当分目を覚ましそうになく、これでは機龍の格納庫もコダラー・シラリーの現れる日にちもわからない。主人公はいつくるかも分からない「大いなる危機」に備えるため、大急ぎで他の勇士を探しに行った。
上記のイベントは勇士の探索開始後2週間で発生する。その後2週間以内に上記全員見つけられなければBADENDとなる。
勇士が揃わない中、修復を終えた機龍が再び現れた。勇士たちが変身し半数が犠牲となるも、これを破壊し付近で操作していた夢美も光線で消滅させた。犠牲となった仲間を想い悲しみにくれる中、そこへコダラーとシラリーが姿を現してしまった。満身創痍でありながら再び変身し怪獣たちと戦うウルタラマン達であったが、力及ばずついに全員が命を落としてしまう。
邪魔者を消し人類を滅ぼすべく人々を殺していく2匹を、主人公はただ茫然と見ていることしかできなかった…。
→BADEND No.308「人類の清算」
2週間後、ついに⑨りの勇士の内の8りまで集まったが、肝心のゼロントアイが未だ見つからないうえ最後の勇士も見つからず、主人公は歯痒い思いをしていた。
そして回復したゾフィーの案内の元、宇宙で待機しているウーマンクラエアを除き機龍の格納庫へと出向くと、そこで待っていたのは機龍を守るべく配備された怪獣やメカであった。
体力温存という名目で7りが1vs1で戦う7連戦になる。
誰が戦うかは戦闘前に選べるが、一度選ぶと以後の戦闘で使えないので慎重に吟味するように。
1戦目:ベムラー機龍
2戦目:コダイゴンガンダム
3戦目:3ゲットビルガモ
4戦目:ゼットン(クローン養殖もの)
5戦目:レッドキング機龍
6戦目:メタルグレイモン(ウィルス種)
7戦目:メカキングギドラ
なお、負けても他の仲間が倒したということで話は進むが、負けた仲間は死んだことになりいなくなる。
そして機龍戦で全員揃わないことになるので、BADEND No.308「人類の清算」になってしまう。
守り手をすべて撃破しついに機龍の元へ辿り着くが、時間稼ぎによって整備は終了してしまっていた。そして夢美は機龍を起動し、ウルタラマンVS機龍の戦いが始まった!
光線を放つも装甲は傷つかず、逆に胸部に追加装備された「プラズマ・グレネイド」で光線を幾倍にも増幅して放ちウルタラマン達を苦しめるが、合体光線で許容量を超えるエネルギーを叩きこむことで頭部の駆動回路を破壊し機能停止へと追い込むことに成功した。後は機体ごと海へ葬りゴジラの骨を弔えば解決するが、その時2つの飛行体が地上へと飛来してきた。片方は宇宙で待機していたウルタラウーマンクラエアである。すなわちもう一方は…伝説宇宙怪獣シラリーである。主人公たちはあと一歩というところで間に合わなかったのだ!同時に海の底で1つの生命が再び胎動を始めた。伝説深海怪獣コダラーである。そして2体の怪獣は出会い本格的に地上の破壊を開始した!地球を再び原始の状態へと戻すために!
機能停止した機龍から降り、夢美はウルタラマンたちが2大怪獣と戦う様を眺めていた。そんな彼女のもとへ主人公は駆け寄った。
主人公は夢美に問うた。なぜこんなことをしたのかと。それに対し夢美は答えた。
「私が東西の対立の原因を作った。私が新エネルギーを発明したばかりに……。だから私には責任がある!この対立を完全になくす責任が!だから私は敵になる!!この世界全ての敵に!!私、岡崎夢美という敵に対して東西が手を組んで立ち向かうならばそれもよし!東西が滅んで私が最後に立っているならばそれもまたよし!どちらにしても世界は再び平和になる!!」
そう荒野に向かって叫ぶ夢美に対して主人公は再び問うた。これが本当に望んだ世界なのか?その問いに夢美は再び戦場をぼんやりと眺めた。
「……違う。こんな世界は望んでない。私は10年前のあの日がもう一度見たかった。皆で一緒に研究して、バカやって、たまに喧嘩して、それでも笑いあってたあの日常が……」
その様子を見て主人公は言った。これは地球の意思じゃないか?傲慢に栄えた人類を滅ぼそうとする意思じゃあ?それに対し夢美はクスリと笑った。
「その答えじゃ50点よ?人類の滅亡は地球が示した可能性の1つにすぎない。地球は人類に選択を迫っている。滅亡するか生存するか。その答えを私はすでに持っている」
そして夢美はポケットから何かを取り出した。
「コダラー、シラリー、ゴジラは人類滅亡の可能性。そしてこれはこれまでの研究から偶然発見した地球が示すもう1つの可能性。人類の生存というね!」
夢美がそれを掲げた瞬間辺りは閃光に包まれた。そして視界が晴れた時そこには一人のウルタラマンが立っていた!
「これが私の見つけた人類生存の可能性、ウルタラウーマンアース。私は選択する、人類の生存を。だからあなたも私に示して見せて?私が使ったような手段を使わなくても世界に平和をもたらせるという可能性を!」
そういうと岡崎夢美、ウルタラウーマンアースは2大伝説怪獣と戦う仲間たちのもとへと飛んで行った。
⑨りの勇士全員がついに揃った!地球の怒りすべてをぶつけてくる2大怪獣。その圧倒的な力を前にしても⑨りは決して怯まず果敢に戦った。そして人々の声援で力を貰い、ついにコダラー・シラリーを打ち倒した!
大地に伏せる2大怪獣であったが、2匹は最後の力を振り絞って機龍の元へと駆け寄り機体の上に倒れこんだ。驚くウルタラマン達を尻目にその体を風化させ機龍のボディを融解させ骨をむき出しにしていく。その2匹の真意にいち早く気づいたのはアース=夢美であった。
「『コダラーの封印解けし時、天よりシラリー舞い降りる。やがて第三のもの目覚める。全ては再び闇に還らん』…第三のものとは地球そのもののこと…あいつらは自分達のエネルギーを与えてゴジラを復活させる気よ!」
ウルタラマン達は驚愕しすぐさま光線を放ったが、装甲を融解させた時に舞った人工ダイヤモンドで吸収し、そのエネルギーすら2匹はゴジラの骨に注ぎ込んでしまった!そして激しい光を放った後そこにいたのは…人類への地球の怒りと自身を殺した憎しみを併せ持った、生前よりもはるかに巨大な体高100mにも及ぶ復活したゴジラであった!
この超規格外の怪物を放っておけば必ずやコダラー・シラリー以上の大災害へと発展する。何としても止めるべく⑨りは挑んでいくが、10年前よりもはるかに強大に成長したゴジラには傷1つ付けることすらできない。逆に尻尾の一薙ぎで吹き飛ばされ、腕を振るえば大地に叩きつけられ、熱線はあまりのエネルギーに防御することすら躊躇われ避けるしかない。
なすすべもなく倒れていくウルタラ戦士達など気にも留めず進行していくゴジラでったが、途中懐かしく、同時に自身の死の遠因を作った憎っき気配を感じた。10年前ゼロントとしてゴジラと戦った主人公のものだ。気づかれてしまい逃げようとする主人公であったが、ゴジラの尾びれが光り次の瞬間ウルタラマンにとっても危険な熱線が主人公に向け放たれた。この熱線に当たれば人間の身である主人公など骨すら残らず蒸発してしまうであろう。思わず目を瞑る主人公であったが、不思議と生きている。恐る恐る目を開けてみると、そこにはゴジラと自分の間に立ち熱線すべてを体で受け止めたアースがいた。
倒れこむアース。主人公がなぜ自分を助けたのかと問い詰めると、夢美がテレパシーで語りかけてきた。
「私たちはコダラーとシラリーを倒すのにエネルギーの大部分を使ってしまったわ。もうゴジラを倒すことが出来るのはあなたしかいないの。人類に残された希望を守るためならこの命惜しくないわ」
カラータイマーが激しく点滅するが、なお立ち上がり再びゴジラに挑もうとするアース。だが今の自分にはゼロントと共に闘う力が無いと主人公は反論するが、それは違うと言われてしまう。
「アースと一体化した私には分かる…。思い出して…あなたにとってゼロントアイとは何なのか…。なぜ分離した後も変身アイテムのはずの物が手元に残ったのかを…それを理解すれば、あなたは再びゼロントになれる…」
そう言い残し飛び立つアース。その姿は弱弱しさなどおくびにも出さず、まさに人々の守り手であった。
主人公への興味を失い街の破壊を始めるゴジラとそれを止めようとひたすら挑んでいくウルタラマンの姿を見ながら主人公は考えていた。なぜ彼らはあんなにボロボロになっても立ち上がれるのか?
責任感?それもあるだろう。人々の想い?それもあるだろう。でも一番の理由は?……信頼しているのだ。人間は戦う力を与えてくれるウルタラマンを、ウルタラマンは共に戦ってくれる人間を、お互いに信頼し絆で結ばれているからだ。
「そうだ。ゼロントアイは俺とゼロントとの絆の証、最初から無くなってなんかなかったんだ…ゼロントアイは、絆はこの手の中にあったんだ!!!」
そう言うと光と共にゼロントアイが手の中に現れた。主人公が現代から未来までの間にいなかったため、2人の間の絆であるゼロントアイはこの時代ではモノという形では始めから存在してなどなかったのだ。だがゼロントアイは絆の証。たとえ形が無くとも両者の絆が無くならない限り、いつでも主人公の元に在り続けるのだ。
「オイィッっ!!!」の叫びと共にゼロントアイを目に当てると、次の瞬間その場にいた人間の姿は消え去り代わり1りの巨人が姿を現した。ついにウルタラマンゼロントが復活したのだ!
「へっ!遅かったじゃないか」「ようやく来てくれたか…!」「きた!10り目きた!」「メインウルタラマンきた!」「全員の力を合わせれば…こいつに勝つる!」
ゼロントを筆頭にゴジラに攻撃を仕掛けていくウルタラマン達。先ほどと同様ダメージこそ与えられないものの、10り分もの多方向からの攻撃の連続でゴジラはかく乱され苛立ち、冷静な判断を失っていった。そして反撃に打って出ようとしたところ、自身の熱線で抉れた地面に足をはめてしまう。彼らはこれを狙っていたのだ。これで少しだが時間を稼げる。10りは一度変身を、解き主人公の元へと集まった。
「(主人公名)!これから俺達のすべてのエネルギーをお前に託す。その力で今度こそ…お前があの悪魔を滅ぼすんだ!」
10りが円になり手を出すと、全員の体を光が包んでいく。そして全員の力を主人公に集め、掛け声と共に最後の変身をした!
「「「「「「「「「「オイィーーッッッ!!!」」」」」」」」」」
光が立ち上り人の形を形成していく。ようやく抜けだしたゴジラがそちらに目を向けると、金色の光に包まれた120mもの巨人の姿がそこにあった。
グリッターゼロント!すべての勇士の力が一つになり誕生した最強の奇跡の戦士、全宇宙のメイン盾である!
ゴジラのステータス・能力はウルタラ学園伝説の時の2倍になっている。だがグリッターゼロントも全ステータスに大ブーストがかかっているため、こちらの攻撃が通用する。
ゴジラは常時HP回復であるため、短期戦目指して絶え間なく攻撃して削り続けなければいけない。スラッガーは他の攻撃と併用できる上に通常攻撃よりもダメージが大きいため、常に発動させておくといい。またゴジラはHPを半分以下にすると発狂し、放射熱線と体内放射を連発し続けるようになる。熱線は無限射程、体内放射は全方位攻撃であるため、こちらも光線技を連発し相殺し続けなければ一方的に攻撃されてしまう。消耗はとてつもなく大きいがグリッターゼロントナインシュートなら攻撃相殺・防御貫通で大ダメージを与えられるため、HPが2割を切ったら使用し一気に片をつけよう。
10年越しのリベンジマッチ、それはグリッターゼロントの勝利で終わった。大地に倒れこむゴジラであったが、その体が突如赤く光り水蒸気を出し始めた。ゴジラが勝つ見込みが無くなったために地球そのものがゴジラにエネルギーを過供給し、メルトダウンさせようとしているのだ。それに気づいたグリッターゼロントはゴジラの体を持ち上げ、宇宙へと飛び立っていった。そして大気圏を突破し宇宙空間へゴジラを放り、グリッターワイドゼロントショットでゴジラの胸部…炉心を打ち抜き爆散させた!大いなる危機に対して完全勝利を果たしたのだ!
こうして大いなる危機は10りの勇気ある者達の手で防がれ、地球意思による人類滅亡の危機は去ったのであった。だが東西対立は未だ続いている。それにこのことを反省せず再び同じ過ちを繰り返せば第2第3の危機が訪れる可能性もあるのだ。そのために、今度こそ人間だけの力で乗り越えなければいけないのだ…。
あの戦いから数年後…。主人公はこの時代に残り東西対立をなくすための活動を行っていた。無論あの時の仲間も共に活動しており、ほんの少しずつではあるが世界は平和への道を進んでいた。それでも各地ではまだ多くの血が流れ憎しみの連鎖は続いている。だが決してあきらめなければいつかきっと平和な時代が訪れる。そしてその時は夢美が開発した反重力システムを用いて飛び立つのだ。自分たちの手で未来を掴むことができたと友に伝えるために、彼の住むフラッシュの国への宇宙の旅へ…。
→ENDING No.57「いざ、ウルタラの星へ」