《地名・地形・施設》/【マルドゥーク】

Last-modified: 2022-09-23 (金) 20:01:34

【関連項目】
《アビリティ》/【マルドゥークゲイズ】
《エネミー》/【宇宙帝王マルドゥーク】


名の由来は古代バビロニアの中心都市バビロンの守護神。アマルトゥ、メロダクとも。神々の中で最も大きな体格と四つの瞳・耳を持ち、唇を動かすだけで口から炎を噴き上げると伝えられるほどの強大な権能を持つとされた。
地母神ティアマトーを倒し、その肉体から豊饒たるメソポタミアの大地を創造したとされる英雄神である。


1st

1stおよびFの共通ラストダンジョン。
ファルガイアの現生住民から“新しい月”と呼ばれ、凶兆として忌まれる天体の正体。その実体は対魔族大戦の最中に、ファルガイア脱出を想定した当時の特権階級によって秘密裏に建造された、一種のスペースコロニーである。
小惑星を核として表面を金属にて覆った「ダイソン球型」と呼ばれるコロニーの一種であり、小惑星に蓄えられた資源をもとに、選ばれた住人が数百年単位で居住することができるように設計されていた。また極めて強力な対地攻撃能力、最大で守護獣達の力により宇宙そのものよりも強固なファルガイアさえも消しかねないほどの物を備えており*1、「決戦兵器」と呼ぶに相応しいスペックを備えていたことが窺える。
しかし起動直前にその存在が魔族に露見し、同じく星の海の要衝であったフォトスフィア?共々攻撃を受けた末陥落、居住区にいた特権階級の人々は残らず虐殺されてしまった。


ラストダンジョンということで、準ラスダンであるカ・ディンギル最上部の亜空間エレベーターを使って行き来することができる。
1stでは基幹部であるトラフィックスエリアを中心に、神殿エリア、居住エリア、鉱石採掘エリアの計四区画に分かれているが、中央制御室に入るために必要な三種の神器さえ取ってしまえば特に目ぼしいものもないので、クリアするだけならトラフィックスエリア以外の三区画をくまなく探索する必要は無い。
……隠れボスが二体いるので、そいつらと戦うというのであれば相応の準備は必要だが。

トラフィックスエリア

カ・ディンギルから転送されて一番最初に降り立つエリア。マルドゥークというダンジョンの中核をなすエリアであり、亜空間エレベーター-各エリアへのワープ装置間の前半部分と、三種の神器を揃えて以降踏み込める後半部分に分かれる。
前半部ではザックの最後のグッズとなるオールドギターを皮切りに、三人の準最強武器、ロディの最後のARMであるアークスマッシャー、そしてザックの最後の早撃ちとなるエースインザフォールのヒントを授けてくれる試練の石像などがあるので、取りこぼしがないようにきっちり探索しよう。

  • 前半部と後半部をつなぐエリアは一方通行なので後戻りはできないように見えるが、後述の三区画に行くための転送装置を初期状態で起動させれば亜空間エレベーターのある最初のエリアに戻ってこられる。入手アイテムに漏れがあるようならこれを利用しよう。

神殿エリア

マルドゥークの腕が安置された区画。瓦礫と階段、赤青スイッチ扉で移動が制限されるところを上手く突破して奥に進んでいくことになる。
お目当てのマルドゥークの腕以外にも、三人の準最強防具が手に入るので、必要なら回収しておこう。
なお、最奥部にはルシファアが封印された魔法陣がある。

  • 青い扉に閉ざされた準最強防具の宝箱を通り過ぎて段差を降りた先に赤青スイッチがあり、本来なら長距離移動の後にやっと入手出来る。…のだが懐中時計を使えば段差の上の入り口に戻って手早く入手可能。

居住エリア

かつてこのコロニーに移住する予定だった特権階級の人々の残留思念が漂うエリア。マルドゥークの翼が隠されている。
入口の石碑に書いてある通り、扉の向こうから聞こえてくるメッセージは皆ウソであることを念頭に置きつつ本当の隠し場所を推理するのが正しい解法……なのだが、実はトレジャーコールを使うとマルドゥークの翼がどこにあるのかはあっさり判明してしまうのでちょっと拍子抜け。

  • その問題の置き場所も居住区ではちょっと浮いている場所なので、当てカンで調べたら手に入っちゃった……というトホホなオチになった人もいるのでは。

鉱石採掘エリア

マルドゥークの瞳が保管されているのがこの区画。
問題のマルドゥークの瞳は最奥にある六つの小部屋の宝箱に一つずつ入っているがこのうち五つは偽物で、当然本物を持っていかないと中央制御室への扉はうんともすんとも言ってくれない。おまけに宝箱一つを開けると残りは全て開かなくなってしまうので、六つ全部開けて持っていくなんていうズルも不可。
ローラー作戦でトライ&エラーを繰り返しても良いが、セトが封印された魔法陣の手前のエリアに、持っている「瞳」の真贋をチェックできる仕掛け(要バクダン)が存在するので、手間を省きたければそちらを利用しよう。赤く光れば偽物なので、元の箱に戻して青く光る本物の「瞳」を持って来よう。

F

The new moon is a smiling harsh queen of night.
(新しい月は無慈悲に微笑む夜の女王なり。)

設定についてはほぼ1stと同じだが、神殿エリア以外無骨な内装だった1stと比較すると洗練されたものになっている。四つのエリアについても、名前・仕掛け共々大幅に様変わり。
なお、Fのマルドゥーク内部ではエントランスエリアのF009にある緑色のクリスタル以外でのセーブが出来ない(1ギミルコインによるセーブも不可能。コンティニューはOK)
このクリスタルはHPやMP、VT、ECNゲージなどをまとめて全回復してくれるので、適宜利用して補給とゲームの進捗記録を行うと良いだろう。

  • ただしマザーフリード戦後はこのクリスタルも無くなるので、セーブは一切不可能となる。

エントランスエリア

マルドゥークに降り立って最初に攻略するエリアがここ。このエリアを突破しないことには先に進むのは勿論、上述のセーブクリスタルを利用することも出来ない。
ロディの最後のカートリッジであるアークノヴァや、ザックの最後のグッズオールドギターはここで入手できる。
また、このエリアの攻略の要となるプロテクターユニット?ゼットを仲間にするのに必要なアイテムである。
無駄なく使用すれば1つは手許に残るので、首尾良く手に入れられたらゼットを迎えに行くと良い。


三つのキシュムの炎を揃えると、1st同様に中央制御区画へ進入できるようになる。
F011では復活したベルセルク?との最後の対決、そしてその先にはいよいよ最終決戦が待ち構える。

碧炎エリア

キシュムの碧炎が安置されたエリア。
ここではフロア内に配置されたタンブルブロックをマイトグローブによって転がし、スイッチに描かれた紋様とブロックの紋様が一致するようにブロックをスイッチ上に置けばクリアとなる。
また、1stではシナリオボスであったベリアルがこのエリアに隠しボスとして封印されており、全てのブロックの三角紋様をスイッチと合わせることで対戦可能。

紅炎エリア

キシュムの紅炎が安置された紅炎エリアは、床スイッチ上でオールドギターを奏でることで出現するブーステッドタラスクを倒した後、出現するワープクリスタルを決まった順序で通過することでクリアすることになる。
正しい順序で通過すればキシュムの紅炎を取れる位置へワープできるが、真逆の順で通過するとルシファアが封印されているエリアに飛ばされることに。

蒼炎エリア

名前の通りキシュムの蒼炎が保管されているこのエリアは、各フロアにあるクリスタルスイッチをそれぞれに対応したグッズを用いることで反応させることで先へ進める。キシュムの蒼炎を入手する場合は全てのスイッチを青く変化させればOK。逆に全てオレンジ色に変化させた場合はセトの封印柱があるフロアに辿り着く。


*1 ザ・プレイステーション2002/5/特別増刊号・2004/1/30特別号冊子