航空戦

Last-modified: 2019-12-13 (金) 17:36:56

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概要

主に空母が行う戦闘形態。艦載機を用いて索敵・攻撃・防御を行う。航空戦での敗北は、味方洋上艦隊の不利を確定させてしまう。空母は細心の注意を払って敵艦隊・航空機と交戦しよう。
基本事項・操作方法に関しては初心者ページ/空母での戦闘?に書いてあるため、まずはそちらを理解してからこのページを読むと良い。

艦載機

艦種ごとに搭載できる艦載機は異なる。
空母は、中隊単位で操作できる戦闘機・爆撃機・雷撃機を搭載できる。
巡洋艦や戦艦は、着弾観測機や水上戦闘機を搭載しているが、場所を指定して移動させることはできない。しかし魚雷や島陰の敵艦を見つけることは可能である。

戦闘機 (略号:FT 英訳:Fighter)

敵の航空機を専門に狙う機体。
敵の雷撃機や爆撃機を攻撃することで雷撃・爆撃の精度を低下させ、味方攻撃機が狙われないように敵戦闘機とのドッグファイトを行うのが主な役割。また比較的飛行速度が速いため、終始索敵要員としても活躍する。
攻撃対象を指定すると自動的に接近し攻撃を開始する。しかしその接近ルートは機械的であり遠方だった場合到達が遅れてしまう。先回りさせたい場合は手動でルートを設定する必要がある。
味方機、味方艦をクリックすると直掩につける事が出来、接近する敵航空隊を自動的に迎撃する。ただし直掩での自動迎撃は先に迎撃範囲に入った敵をターゲットとするため優先順位を付けられず万能ではない。しかし操作量の多さから頼る機会も多い為、常に状況を見極めて使っていこう。

対攻撃機

雷撃機や爆撃機を全機撃墜された空母は対艦攻撃力を失ってほぼ無力化するため、護衛を持たない敵攻撃機には近づくだけでも十分なプレッシャーを与え、攻撃を遅延させることが出来る。
敵攻撃隊全滅はもちろんだが、後述の「1機残し」など波状攻撃回数の低下を招くことが時に味方艦隊を護る事につながる。 仕様変更により全滅すると再出撃時間にペナルティーが付くようになったので、可能であれば全滅させた方がよい。
到達前の迎撃が間に合わなかった場合敵攻撃隊の妨害を行う。対空防御放火?と同じく命中精度を悪化させられるが、対空砲と違い戦闘機1中隊が妨害できるのは攻撃隊1中隊のみである。複数の雷撃隊が接近していた場合、標的となっている味方艦と敵攻撃隊の動きから瞬時に囮と本命を見極める事が必要となる。
また、長時間敵の攻撃機がほとんど、もしくは1機も見当たらなくなった場合は、マップの端などから一斉に進行し空母である自艦や後方の戦艦に危険が迫っている可能性が大きいので、戦闘機をすぐさま後退させ味方のいないエリアを索敵し妨害しなければならない。戦闘機中隊に余裕があるなら普段からマップ端など味方の目の届かないエリアを索敵しておけば、敵駆逐艦の裏取り対策にもなる。

対戦闘機

戦闘機が交戦中は敵攻撃機への迎撃が不可能となることに注意が必要だ。敵戦闘機を見かけたからといって上空援護も無い空域で積極的に戦闘を仕掛けるのは良い判断ではない。対空支援が無いのは敵も同じであるが、逆に言えば囮である可能性も高い。
例え撃墜を目的としていなくても偵察に出てきた敵戦闘機を牽制し、味方艦の動向を把握させない事も重要となる。特に味方駆逐艦を追い掛け回している敵戦闘機は速やかに排除する必要がある。
戦闘機の強さは、Tier>国籍(中隊機数)>艦長スキル>モジュール>アップグレードでほぼ決まる。戦闘機同士の戦闘は秒間ダメージと生存性のステータス差が重要なので、同格相手であれば艦長スキルなどで競り勝つ可能性があるが、格上には基本的に勝てない。
また日は4機編成であるのに対し米は6機編成であり、画面上では 1中隊vs1中隊 の 1on1 に見えても実際はすでに2機の戦力差がある。同Tierでもこの2機差は大きく、全滅もあり得る。さらに艦長スキルなどで強化されていた場合は成す術が無い。1中隊6機に対し2中隊8機を同時に一気にぶつけたり、味方空母と連携して攻撃する必要がある。
味方艦からの対空砲は味方航空機への誤射が行われない為、対空能力の高い艦の上で戦闘を行えばある程度までは差を縮める事も可能。ただしその味方艦は敵機にスポットされることになるので、距離による隠蔽を行う味方駆逐艦の上での空戦は絶対にやってはいけない。味方の巡洋艦・空母・戦艦の上で戦闘するように心がけよう。
また、爆撃機と雷撃機にもわずかながら対空戦闘能力が備わっている(しかも航空戦では弾切れしない)ため、一緒に戦わせることで敵戦闘機を撃墜しやすくなる。
なお、移動命令中に襲われた場合は自動的に迎撃する。この状態になるとどちらかが全滅するか両方弾切れを起こすまで行動不能になる。

空戦中の戦闘機隊はAltキーを押して移動指示をすることで戦闘を離脱し移動することが可能となったが、必ず中隊の1機を失う仕様となった(現時点でSaipanのみ例外)。対空支援を得られない状態での不毛な消耗戦や、後続の敵戦闘機隊到着による全滅を回避できるうる。
ただし、残り1機の場合は離脱不能となりこれはSaipanにも適応される。

対艦

先行し敵艦隊を索敵するのも戦闘機の重要な仕事である。特に敵駆逐艦をあぶり出しスポットし続けることで味方艦への脅威を大きく減らすことができる。これは敵航空戦力を全滅させた後でも同様である。
逆に敵艦をスポットする必要がない場合は、戦闘機は敵艦には極力近づけない方がいい。戦闘機は対艦攻撃ができないので対空砲で一方的に削られてしまう。 

  • 着弾観測機
    着弾観測機は攻撃機ではないが対空戦闘力が弱いので、攻撃機と同様に戦闘機で一方的に撃墜できる。
    しかし着弾観測機は射程が延びるだけでダメージ量や装填時間が向上するわけではない。そして水上戦闘機と比べて効果時間が極めて短く、わざわざ撃墜するほど優先度は高くない。同様に味方観測機護衛のために戦闘機を向かわせる価値も薄い。
    着弾観測機はほぼ無視して構わないだろう。
    魚雷の発見距離が若干伸びるので、雷撃機の攻撃力が減ることだけは認識しておくべきだ。

余談となるが、味方攻撃隊及び味方艦隊の奮闘により敵艦を撃沈せしめた際、敵艦の着弾観測機や水上戦闘機が母艦を失い上空を旋回している場合がある。この際敵側には視界情報が提供され続けてしまい味方艦隊、特に一刻も早く隠蔽状態に戻りたい駆逐艦などが脅威にさらされる可能性が高い。
また、上級者ともなると上記の視界提供を目的として撃沈寸前でもあえて発艦させることもある。
前線での上空援護に当たっている等で近くに戦闘機隊がいた場合や通りかかる進路であった場合など片付けておくことも時として必要だ。

戦果上ではたかが撃墜数1に過ぎないが勝利に直結する可能性がある。

戦闘機のAlt攻撃

Altキーによる攻撃範囲指定攻撃は航空機に対し圧倒的な火力を出せる。海面に表示されるマーカー*1をよくみて仕掛けよう。
この範囲攻撃は味方と自分の艦載機もろとも撃墜するので、襲われている味方航空隊を助けようというタイミングでは確実に味方機ごと撃墜することになる。使用は状況を見極めよう。この仕様により味方戦闘機中隊複数で同時に範囲攻撃を仕掛けた場合、攻撃を先に開始した中隊を後続が次々に全滅させることもある。とてつもない仕様である
また範囲攻撃の攻撃中は一切の迎撃や針路変更を行わず攻撃キャンセルも不可能なため敵戦闘機に対しては諸刃の剣となる。この攻撃を開始すると中隊の前方方向へ対し高い攻撃力を発揮するが、正面からの強行突破で背後を取られたり側面からの攻撃を受けると一方的に攻撃される。正面から攻撃を仕掛ける場合、敵機との相対速度をよく見て攻撃範囲の終端で敵機とすれ違うように出来れば理想的だ。
また弾薬の消費が激しいため、肝心なときに弾切れにならないよう使用するタイミングは見極めよう。
攻撃失敗時の危険性が高い為、戦闘機に対して使えるタイミングは限られてしまう。
味方の先行した戦闘機隊が複数の敵戦闘機隊に囲まれ全滅は免れない場合、味方もろとも敵戦闘機隊を撃墜するなどの運用にならざるを得ない。
したがって優先的に狙うべき対象は足の遅い敵攻撃隊となるだろう。攻撃を終え帰投中であるとか、こちらの接近から逃れるためいっせいに向きを変え逃走を図っているとき、あるいは一目散に味方艦船に突入を仕掛けようとしているときである。同じ方向へ移動している相手に対し使用することで攻撃エリアを最大限に活用できる。複数の敵中隊を攻撃する際、通常攻撃では敵1中隊を攻撃するだけだが、Alt攻撃ならば数の多い米攻撃隊2中隊だろうが一瞬で全滅させられる。

急降下爆撃機 (略号:DB 英訳:Dive Bomber)

駆逐艦、巡洋艦に有効な機体。
攻撃対象を指定すると自動的に接近し真上から爆弾を投下。その際接近範囲のサークル上の矢印を操作することで投下向きを指定できる。マップ端にいる敵に対しても侵入方向を指定することで艦艇が行くことのできないエリア外からも攻撃することができる。
着弾範囲は楕円のサークル内になり、敵の対空砲火の影響を考えると正面からのアプローチが最適となる。しかし無理に合わせようとして対空砲火で機数を減らされては意味がないので、進入角度は事前に回り込むか、短期間で横からの方がいい場合もある。
直接のダメージは雷撃機と比べれば低いが、爆弾なので命中すればHE弾のように火災が発生する。敵艦が修理できなければDoTダメージとして追加ダメージが期待できる。爆撃機のダメージは火災で出すものと思うべし。
敵の陣地占領を邪魔する場合など、とにかく少しでもダメージを与えたい時にも役立つ。

攻撃を受けているアメリカ爆撃機の攻撃時の着弾範囲の増加は 150%

爆撃機のAlt攻撃

日本の爆撃機はAltキーの手動攻撃により大幅に着弾範囲を狭めることが出来るため、座礁した艦船や機動性に難のある戦艦などには着弾率を大幅に向上できる。また、航空雷撃に比べ接近範囲(突入角度指定サークル)が狭くなっているためギリギリまで着弾位置の修正が利くこともあり、4機編隊で4発命中など無視できない火力になることもある。しかし狭くなることでサークル外に出られるとすべて外れるということも。相手の動きを良く観察し進行方向を見極める必要がある。チャンスがあれば積極的に使っていこう。
大戦初期において日本の空母機動部隊の錬度が高く命中精度が非常に高かった事を取り入れたもの、とされている。

雷撃機 (略号:TB 英訳:Torpedo Bomber)

戦艦、空母に有効な機体。
空母のメイン火力。雷撃機の扱いではプレイヤーの腕の差が顕著に現れる。
魚雷命中時は浸水が発生することがある。浸水した敵艦は修理できなければDoTダメージとして追加ダメージが期待できる。
応急修理をリロード中の敵を攻撃したり、先に爆雷撃で応急修理を使わせてから後続の雷撃で再度浸水を発生させられれば、DoTダメージといえど無視できない大ダメージになる。
 
米空は中隊数が少ないので、複数の雷撃機中隊で同時に攻撃を仕掛けることは難しい。しかし6機編隊の攻撃は強力かつ回避しにくいので、1中隊で突入できればそれで良い。
日空雷撃機の理想は、「十字雷撃」や「X雷撃」と呼ばれる、敵にとって回避不能の一撃である。中隊数の多い日空のほうが、この攻撃を仕掛けやすい。ただし相当の技量が要求される上、日空の雷撃機の生存率が低いことは留意しておこう。中隊の多さを生かし、戦闘機や爆撃機を囮にするなどして雷撃機を送り込もう。

  • 時間差の十字雷撃
    十字雷撃は同時に投下することでも有効弾となりえるが、日本の雷撃機は魚雷射程が長いため、魚雷と並走する針路に追い込むことで長期間にわたり針路を強制することが可能(後方から投下することでその効果は最大となる)。
    中隊の多さから先行隊で針路を強制し、後続隊で手動投下させるなど着弾率を上げる事が可能となる。この針路の強制は、魚雷と並走する時間が延びる足の速い艦船に対しても効果が高い。
    これにより米空の魚雷射線の多さに対抗しうる手段となる。

雷撃機のAlt攻撃

自動攻撃に比べて、敵艦の進路を予測して手動で雷撃位置を指定しなければいけないが、魚雷の散布角度を狭く投下することができるためより多くの命中を期待できる。しかし信管作動距離というものがあり、投下直後に命中すると不発になってしまう。
操作量が少なくてすむ敵艦指定の自動攻撃と適宜使い分けていこう。
Alt攻撃時は日空は魚雷が扇型に収束するように、米空は_するように投射される。
また、爆撃機と同じくマップ端にいる敵に対し侵入方向を指定することで、エリア外からも攻撃ができる。

水上戦闘機

tier4~5以降の巡洋艦と、高tierの戦艦が搭載している。その名の通り、戦闘機としての役割をこなしてくれる。艦隊防空を行う際、いつも味方空母が戦闘機を飛ばしてくれるとは限らないので、この水上戦闘機が活躍する。一隻につき一機(艦長スキル「制空権」では増えない。「水上機指揮所」で2機に増やせる。)で、敵戦闘機との格闘戦になれば一方的に落ちる。基本的に対攻撃機用だと考えよう。さらに1機当たり1中隊しか妨害できず、しかも母艦に最も近い敵機に向かって飛んでいく仕様のため、攻撃機の集中運用を受けると止めきれない。とはいえ敵、味方が同じ戦闘機で、どちらが勝つか分からない場合に使うと確実に味方を勝たせられる、くらいの能力はあるので上でドッグファイトをしていたら助けてあげよう。
また索敵能力もあり、島陰に潜む敵艦や、遠距離の魚雷を発見できる。
基本的にはただでさえ強い対空砲を、さらに一定時間強化する駆逐艦の対空防御砲火と同様の物と思うと良い。
効果時間が長めであることと、効果が絶大である。

着弾観測機

主に戦艦が搭載(高tierの巡洋艦も搭載)している機体。飛んでいるあいだは、自艦の射程が延長される。索敵能力は水上戦闘機と同等だが、空戦能力は無いに等しく、多少高速なこと以外に空母艦載機に対する優位は無い。
味方の着弾観測機は、敵魚雷や敵航空機を索敵することができ、搭載艦に限り周囲警戒に役立つ。

対艦

敵艦の索敵・警戒・誘導

全体の戦況を見渡せる視界の広さと艦載機の機動力で双方の艦隊の動きを操作することも重要である。
艦載機はその機動性によって広い海域を索敵することができ、被スポットを嫌う敵艦、特に駆逐艦の行動を制限できる。
攻撃機は敵艦にダメージを与えるだけでなく、近づけて回避行動を取らせることで針路の妨害をできる。味方艦と交戦中の敵艦に針路変更を強制して脇腹のVPを晒させることもできる。また大型艦であれば砲旋回が追い付かず味方艦が有利に戦うことができる。

対戦艦

戦艦は、マップ上の開けたスペースに居ることが多い。戦艦ユーザーの心理として、島陰からひょっこり出てくる駆逐艦を警戒するからだ。よって、戦艦を探す場合は、通常戦でも制圧戦でも、開けた場所を探すと良いだろう。
また、戦線が伸びている場合足の遅さから後方に取り残されていることもある。

戦艦は雷撃機の主たる獲物であるが、継戦能力が高いため一回の攻撃では撃沈できないことが多い。よって、戦艦への対艦攻撃は対面している味方艦隊を有利にすることも同時に意識しよう。
戦艦から見れば雷撃機は天敵であり、少しでも慣れた乗り手なら必ず回避行動をとってくる。この時、急旋回によって主砲の照準は味方艦隊から外れ、場合によっては腹を見せるなど致命的な隙を晒すこともある。(時には魚雷を使い切った雷撃機によるフェイントですら効果的だ)
攻撃機を2中隊以上持っている場合は1中隊目の攻撃で応急工作班を使用させ、2中隊目の攻撃で1分近く続く火災or浸水を起こせばダメージ量は大変なことになる。
相手の攻撃機会を削り、同時に雷撃によってダメージレースを有利なものとしたら、あとは味方の戦艦に任せればよい。

ただし、孤立しておらず巡洋艦に囲まれている戦艦への攻撃は可能な限り避けなければならない。
雷撃位置につくまでに対空砲火によって撃墜され、投弾前に全滅ということもしばしば起こるからだ。
狙うのならば足の問題から後方で孤立している戦艦や、艦隊の外縁にいる戦艦を狙おう。
なお、日本戦艦は対空火力がやや劣り艦体も長いが全体的に速力が速いため旋回速度も速い。アメリカ戦艦はやや小型の艦体に強烈な対空火力を持つが特に中Tierで速力の遅さが目立つ。

対巡洋艦

巡洋艦は、制圧戦ではcapに動いたり、通常戦では打って出てきたり、様々な動きをする。
米巡は、敵艦隊と距離を取りたがることが多く、大抵戦艦と一緒に居る。また、魚雷が無いため島陰からの遭遇戦を恐れている。よって、マップ上の開けた場所に居ることが多い。
日巡は防空艦と言う意識が低く、戦艦に気をつけながら駆逐艦を探している。魚雷があるため、遭遇戦に対応可能なので、島の密集した海域にも突入してくる。敵戦艦のまわりに日巡が見当たらない場合は、そうした海域を探してみよう。
ドイツ巡洋艦(独巡)に関しては基本的に日巡寄りだと考えればよい

巡洋艦への対艦攻撃は中ティアと高ティアでそれぞれ異なる理由で推奨されない。
中ティアにおいては目標となるのは軽巡洋艦であるため駆逐艦に次ぐ機動力を持つため回避されやすく、高ティアにおいては強力な対空火力を持つため攻撃機の損失が大きくなるためである。
それでも巡洋艦を狙う他ない場合には相手を選び、その上で手動雷撃を使用することが必要になる。

巡洋艦の対空火力の要は消耗品?の対空防御砲火と水上機だ。

対空砲火防御を使用している場合には艦載機の攻撃精度が著しく悪化し、とてもではないが命中など見込めなくなる。また、対空火器のダメージが大幅増加(3倍)するため、使用時は相手が日巡でも中隊全滅の危険もある。効果時間は40秒と短いのでダメージ量の少ない爆撃機で対空砲火防御を誘い、効果が切れ次第雷撃機を投入するのがよいだろう。ただし、至近まで接近した時に発動された場合は離脱からの再突入より、そのまま攻撃した方が戦果はともかく被害は少なくなることが多い。

水上機については効果時間が6分と長いが、1機、「水上機指揮所」習得時でも2機しかいないため、戦闘機をぶつければ十分に撃墜しうる。戦闘機が使えない場合でも「最も近い敵機を狙う」という特性があるので、爆撃機を先行して突入させれば後続の雷撃機は妨害を受けずに済む。
なお、対空砲についても手動での目標指定が無い限り同様の優先順位であるので、爆撃機の先行突入は雷撃機の保護という点では極めて有効だ。

以上のように対空火力を凌いだとしても巡洋艦の機動力は自動での雷撃を躱すには十分なものである。
従って上の方にあるような十字雷撃や、舷側方向至近(相手が舵を振り切っている状況で旋回の外側からが理想的)からの攻撃を手動で行う必要がある。
巡洋艦の対空火力の前で悠長に位置調整をする暇はないので、近づく前からある程度相手の航路を読み、再突入することなく1回で決めるようにしよう。

狙う相手については対空砲にある表も参考にして欲しいが、日本巡洋艦が最も対空火力が低く、ドイツ、アメリカの順で高くなる。
どうしても巡洋艦を相手にしなければならない状況になったら、メインターゲットは日本巡洋艦とするのがベターだろう。

巡洋艦への注意

Tier6以降の巡洋艦は基本的に対空火力が高い(一部例外あり)。対空の弱い日巡であっても、対空砲+水上戦闘機+対空防御砲火の3つが揃うと侮れない対空火力となる。巡洋艦を中心に半径5km以内は、非常に危険な空域であり、不必要に飛んではならない。ver 0.5.3で長射程を持つ大口径対空砲の効果が大幅に上昇したため、少し迂回した程度ではたちまちのうちに中隊を溶かされるという事態になりかねない。
この5㎞という距離は意外に長く、日米の雷撃機の魚雷射程がそれぞれ3.4㎞と3.7㎞であり、魚雷の消失距離の約1.5倍である。
なお、5㎞よりさらに踏み込んで3.5㎞のラインを越えてしまうと、そこまでの倍から下手をすれば3倍ものダメージを食らってしまう。上空を通過することは絶対に避けなければならない。
ただしイギリス巡洋艦はT8までは対空火力が弱く、対空防御砲火が積めないため、他国巡洋艦と比べれば攻撃しやすい。
逆に言えば、敵艦戦に追われた際に味方巡洋艦の半径5km以内の上空に逃げ込めば護衛してもらえる安全空域と言える。
ただしあくまで対空砲が敵機を減らしやすくしてくれるだけであり、自機が受けるダメージ自体を軽減する機能はない。

対駆逐艦

発見が難しく雷撃を避けうる小型船体と高機動力に一撃必殺の威力の魚雷を併せ持つ駆逐艦は、至近距離ではもちろんのこと前線にあっても空母で相手をするのは難しい。
しかしながら艦隊全体で見た時の対駆逐艦戦術において空母の役割が極めて重要であるのもまた事実だ。


なお、空母上級者向けにはなるが、雷爆撃を命中させることができれば低HPゆえに特大ダメージが確定し1回の攻撃で瀕死に追い込むことも可能だ。駆逐艦に手動爆撃や航空魚雷を命中させる能力はスコア・チームへの貢献両面において絶大な影響を与えられるだろう。勿論無理をする必要は無く索敵し味方に任せるのも立派な選択である。


味方に任せる場合で重要になるのは巡洋艦との連携である。
洋上艦では足の差から敵駆逐艦を発見しても振り切られてしまうことが多いが、航空機ならその心配はない。敵駆逐艦の上空を飛行し続けて場所を特定し続ければ味方艦が始末してくれるだろう。
T8以上の米駆以外は駆逐艦の対空砲火はさほど脅威ではない。駆逐艦は隠蔽の問題から対空砲をOFFにしていることも多い。ただし5km対空砲を保有してる駆逐艦(対空砲参照)を追跡しつづける場合は相応の被害も覚悟しなければならない。T6以下だと予備機も少ないので諦めることも考えよう。


駆逐艦の陣取る場所は主に艦隊の前衛で、隠蔽に自信のある場合はオープンスペースにも普通に出てくる。
島陰での待ち伏せもあることはあるが、高ティアになればなるほど主砲・魚雷射程が伸び、他艦種の近接対応力も上がるので少なくなる傾向にある。
また、地形が複雑なマップでは島陰に隠れて回り込み(そして空母の暗殺)を狙ってくることもある。初期位置から移動するのは当然だが、余裕があれば敵陣から初期位置までのルートを偵察してみるのもいいだろう。


CAPの中断を狙う場合は爆撃機で攻撃すると中断しやすい。接近を許してしまった場合など撃破を必要とする場合は雷撃機の強力なダメージが必要である。雷撃機は基本的には手動照準を駆使しない限り命中を見込めないが、煙幕内で停船砲撃している場合は手動操作の雷撃機が大いに役立つことも覚えておこう。
また雷撃機編成に余裕のある日本空母であれば、十字雷撃を試みるのもいいだろう。ただし2編成使っても1発当たればいい方(駆逐艦にとっては1発で致命傷だが)なので使いどころに注意。
米空では1中隊しかないので日空より難しいとされるが、1中隊6機の雷撃密度を活かし進路を読んだり島周辺に追い込むなど状況を作れば不可能ではない。

対空母

空母同士の直接対決は戦闘開始前の待機画面から始まっているといっても過言ではなく、上記の航空隊の特性を十分に理解する必要がある。

なお、敵空母に執着するあまり前線の上空援護や火力支援、視界の提供を疎かにすることは味方艦隊を危機に追い込みかねない。たとえ執拗な攻撃で空母を撃沈したとしても味方艦隊が壊滅しているなどがあってはならない。

ここでは空母に対する対処及び攻撃機会を得た場合における運用について記述する。

敵空母への攻撃機会及び攻撃
各Tier帯ごとにそれぞれでは有るが攻撃機会は基本的にはあまり多くないと考えておくと良い。
しかし運よく、もしくは誘導や欺瞞により敵空母を攻撃する機会を得られたのならば攻撃可能であるかを十分に考えた上でこれに臨もう。

低TierにおいてはAltによる位置指定攻撃が不可能であり、着弾数に任せた魚雷や爆弾による直接火力が見込めない。同様に中Tier帯においては対空火力が向上した艦艇も増え妨害を受けず無傷で攻撃位置につくことが難しい。また高Tier帯においては敵対空火力も壮絶を極める。
これらのことから一撃必殺を狙うより一発でも当たれば発生しうる浸水、火災のDotダメージを主体として戦うこととなる。

雷撃機による浸水からの甲板火災がセオリーだが、この時応急修理を行ったタイミングをしっかりと確認しよう。
甲板火災を引き起こせば敵航空隊は発着艦不能(スキルによる軽減はあるが)となる上被発見距離が増加、味方艦隊からの支援が得られるだろう。隠蔽性に優れる空母もいる為視界を提供することで味方艦隊に始末を任せることも必要だ。なにも厄介な敵航空隊を黙らせる方法は沈めるだけではない。

一人で沈めようとせず、確実に支援が得られるときこそが攻撃のチャンスといえる。

では遥か後方に陣取り悠々と航空隊を操作する空母へはどう対処すべきか。
状況にもよるものの、そういった空母は航空隊を飛ばす距離が長大になってまともな迎撃も攻撃も出来きず味方艦の対空支援も得られない状態にあるといえる。前線を疎かにするわけには行かない為攻撃に時間を要すると判断すれば無視して前線の制空と航空火力支援に集中しよう。
このような空母は自分の寿命こそ長くなれどおおよそ生き残れないだろう。

以降Tier帯ごとの留意すべき点をまとめる。

・低Tier
このTier帯における注意点は中隊数の少なさと予備機の少なさ、航空機自体の足の遅さとなる。
上記の通り浸水と火災によるダメージを狙っていこう。このTier帯の空母は隠蔽性に優れる傾向があるため視界の提供も重要となる。対空砲があまり脅威ではないこのタイミングである程度基本的な立ち回りを覚える必要があるが、対空砲が弱いとはいえ航空機の生存性は低い為無理な運用をすれば予備機の少なさも相まってあっというまに航空戦力を喪失しうる危険がある。

・中Tier
敵戦闘機中隊の数が増えることで妨害を受けやすい。こちらも戦闘機をぶつけて足止めを図るか、敵戦闘機をおびき寄せる為囮として攻撃機を分散させる、あえて執拗に敵攻撃機に戦闘機を向かわせる、など多くの戦術が関わるようになる。対空火力が向上した艦艇が出現し始め、敵空母もその対空支援を得られるように行動しているだろう。また、戦闘機のAlt攻撃による瞬間火力も注意が必要である。戦闘機隊でAltを狙う敵戦闘機を捕まえ、首尾良く敵空母に攻撃隊が接近できれば一撃必殺のAlt雷撃を叩き込もう。もちろん修理直後の火災発生も狙って行くべきである。

・高Tier
敵空母自体も防御対空砲火や素の対空値が向上しており無理な攻撃は禁物である。いくら予備機が増えたといってもむやみに未帰還機を増やす必要は無い。ここまでくれば相手も貴官同様熟練者である。低、中Tierと今までやってきたことを存分に生かし戦闘に臨もう。

開幕空母狙いについて
開幕空母狙いは成功すれば、敵の航空戦能力を半減乃至壊滅させることが可能で、試合展開を有利に進めることができる。
※注意事項※
アップデートによりTier5以下の空母においてAlt攻撃が撤廃された為根本的に開幕空母狙いの成功確立が激減、有効性がほぼ失われたと思って良い。魚雷数発を当てる為だけに視界も火力支援も航空支援も得られなかった味方艦隊は壊滅する事態にさえなりうる。中Tierにおいては対空性能が向上した艦艇が数多く存在し、熟練の空母乗りであれば対空支援を受けやすいよう行動しており、後述の防御対空砲火や空母自体の対空性能が向上する高Tierにおいてはそもそも成功することは無く前線放棄という極めて悪質なプレイとされる場合がある。


※改訂予定※


しかし失敗すればこちらの航空戦力が壊滅的ダメージを受けるばかりか、成功した場合でも敵空母に航空戦力を集中させている間に航空支援を受けられなかった友軍が試合序盤で突破され、結果的に試合展開が劣勢に傾くことがある。沈めるのに手間取っている間に味方が沈められては本末転倒である。特に低Tierにおいては攻撃機の少なさ故、空母1隻のみの場合一波で敵空母を撃沈するのは難しい。空母2隻ずつでかつ、味方空母も開幕空母狙いに同意していることを確認すべし。

まさにハイリスク・ハイリターンな戦術なので、開幕空母狙いが本当に有効なのかそうでないのかを見極める必要がある(試合開始前の待機画面で敵味方の空母のステータス、空母の隻数、敵空母が巡洋艦と分艦隊を組んでいるかを確認するなど)。
低Tierであれば対空能力の低い艦が多く、対空連携に不慣れなプレイヤーも多いため強引な空母狙いも成功することがある。しかしTier6からは巡洋艦が「対空防御砲火」を搭載でき、空母自身もTier8から「対空防御砲火」で自衛可能になるため、基本的にTierが高くなるほど成功率は低くなる。


実行する場合、攻撃機や爆撃機をMAP端で飛行させるのが常道である。状況によっては(敵戦闘機がMAP端にいることが確認できる場合など)中央突破を仕掛けるのも良い。
この時戦闘機は、護衛として随伴してもいいが敵戦闘機を引きつけるための陽動として、また敵戦闘機の居場所を突き止めるための偵察としてMAP中央に飛ばすのも手である。勿論、敵攻撃機を襲って友軍艦艇を守っても良い。


空母は基本的にMAP端が初期位置のため、発見するためにはまず敵空母の位置を把握しなければならない。MAPごとの空母の初期位置の把握し、敵攻撃機の航空路や帰投経路、そして勘と経験を頼りに索敵しよう。
この時注意しなければならないのは、浸透中の攻撃機が敵の戦闘機、あるいは敵艦艇に発見された場合すぐに空母襲撃を諦めるべきということである。
敵の空母との距離が近ければいいのだが、そうでなければ敵戦闘機がすぐに引き返してくるため、航空隊が壊滅的ダメージを負うことが多い。あまり敵に執着せずに安全空域に移動、もしくは最寄りの敵艦船を攻撃して帰投すべきだ。


もし敵に見つからず敵空母を発見したら、いよいよ攻撃である。
攻撃の手順は対戦艦とほぼ変わらないが、一撃で撃沈させる成功を高めるために手動雷撃による攻撃を推奨する。全弾当てる意気込みで頑張ってほしい。
敵空母を攻撃する順番は(余裕があれば)雷撃機⇒爆撃機がおススメだ。
魚雷が空母舷側に命中した場合、高確率で「浸水」が発生(場合によっては舵・機関損傷)する。浸水による継続ダメージを受けてそのまま沈むことを回避するため、敵空母は「応急工作班」を使用する。そして応急工作班の有効時間(5秒)が終わった頃を見計らって爆撃機による爆撃を行って、敵空母に火災を発生させるのである。
もしこれに成功した場合、敵空母は飛行甲板炎上によって艦載機の発着艦が不可能になるばかりか、継続ダメージによってそのまま撃沈させられる可能性が高まる。

しかし空母は大抵の場合対空火力が高めなため、もたもたしていると対空砲火で全滅もあり得るので注意。特に手動雷撃が苦手な人は、飛行経路調整中にやられてしまうことが多い。

また、攻撃手段は自艦の攻撃隊に限らない。
狭いMAPであったり、敵空母が前進気味であれば艦載機でスポットし続ける事により味方艦が砲撃可能になるのだ。
状況によってはフォーカス指示をしチームメイトに撃破して貰うという戦術も取れるであろう。


無論、敵が開幕空母狙いを実行する事もあり得る。
戦闘機をMAP端で飛行させて警戒させる、空母を初期位置から動かして友軍の支援が受けられる場所まで移動するなどの対策がある。特に初期位置からの移動は有効なので「初期位置が安全」と思わず、試合開始直後から自艦を動かそう。


基本的にこの戦術は、状況判断能力と航空隊の操作に慣れないと実現できない。空母に乗り始めたばかりの初心者には非推奨である。
このような戦術もある、ということを頭に入れて「自分が開幕空母狙いの標的になった時の対処法」として読んでくれれば幸いである。

中Tierの日本空母から爆撃機を2中隊使用できるため、爆撃機を端に飛ばしておいて開幕空母狙いを防ぐという事もできる。

※加筆修正求ム

小ネタ

マッチング後の待機画面で敵味方のステータスを見ておこう

空母以外の艦種でも言えることだが、ステータス数値を見れば艦長スキルやアップグレードで性能を向上させているかを確認できる。
敵空母の航空機の値から航空管制の編成を見極められれば初動の判断がしやすくなる。他国の空母となれば把握が難しいかもしれないが、自分と同じ艦であれば分かりやすいだろう。
また敵味方の巡洋艦、戦艦の対空値を確認しておこう。例えば青葉?の素の対空値は36であるが、対空砲改良2、基本射撃訓練、上級射撃訓練などを合わせた対空値は50にもなることがある。「日巡は対空が弱い」というイメージだけで戦うと思わぬ被害を受けることもある。逆に味方であれば、どの艦がより対空傘の安全地帯かを見ておくとよい。
一方初期船体の艦船は全体的に対空火力が貧弱な傾向にある(特に戦艦)ため、積極的に攻撃すればほとんど航空機を失うことなく一方的に攻撃できる。ガンガン狙って沈めてしまおう。
戦闘開始前から情報戦は始まっているのだ。

瀕死の敵艦

甲板上の対空砲は戦闘中の被弾で損壊することがある。
そのため残HPが少ない=被弾が多い艦ほどスペック通りの対空砲火を発揮できない可能性が高い。
ただし、バイタルヒットや雷撃でHPを削られた艦は対空砲がそのまま残っている可能性が高い。上から見て黒焦げになっている艦は巡洋艦の砲撃でHPを削られているため、対空火器が少ない=航空機の損害も少ないと考えることができる。

しかし、艦載機は一度の攻撃サイクルに数分かかるため、他の艦種でも短時間で沈められる程度しか敵HPが残っていない場合は攻撃するべきではない。
味方が沈めることが出来ず、そのまま放置すれば不利になる場合は攻撃して敵の頭数を減らすのもありだろう。

母艦が後進中の時は、艦載機の着艦が早くなる

例:瑞鳳
全速前進中(28.0kt)「艦首からの着艦12秒」、「艦尾からの着艦18秒」。
全速後退中(-11.9kt)「艦首からの着艦10秒」、「艦尾からの着艦11秒」。ただし若干の誤差あり。


*1 高度優勢からの急襲をデフォルメして取り入れたものといわれている。