Meleemancer(Passion型)
攻撃速度の遅いNecromancerも、RW Passionを手に取ってZealを用いれば最速6フレの攻撃が可能になる。
Necromancerならではの立ち回りと、高速な攻撃で敵を切り刻め!
構想
- 「支援型」近接戦闘スキル
ZealはRange内の敵に満遍なく攻撃を仕掛けるため攻撃が分散する。敵に囲まれると攻撃が一点に集中せず、Corpse Explosionに繋ぐには効率が良いとは言い難いが、攻撃が分散する性質を活かすことを考える場合、例えばOpen Woundsや速度低下など、状態異常を与える効果とは相性が良い。またCrushing Blowも攻撃が集中しないお陰で、トドメこそ刺しづらいものの、ダメージ総量では効率が良くなる。
そこで、自らはトドメを刺すことを意識せず、状態異常をばら撒く「支援型攻撃」で敵の殲滅を図る。
戦い方
呪いやBone Prisonなどを駆使して敵をコントロールしながらRW Passionで近接攻撃を仕掛ける。
Crushing Blowでライフを削り、Open Woundsを発生させ、また逃走効果などで無力化、弱体化させて倒すというのが基本線。
武器考察-RW Passion
ベースは最速6フレをデフォルトで達成できるPhase Bladeを選択しておけば他の装備で速度のことで頭を悩ませる必要はない(終速10フレに拘るならあと45%必要。Zealの終速は通常攻撃速度に準拠している模様)。その他ScourgeならばRange3の武器で6フレを達成できる(あと35%必要、終速12フレ)。
RW PassionはZealの圧倒的な速度によって敵が攻撃に割り込む隙を大幅に減らしており、通常攻撃では少し囲まれたくらいでも再三攻撃をキャンセルさせられるのと比べると、ただでさえ速い攻撃速度がキャンセルされないのだから、その手数は圧倒的だ。所詮RW Passionなので一発のダメージは小さいが、囲まれることに対する耐性は通常攻撃と比べるとかなり高く、ストレスが少ないのは特筆すべき点だ。
逃走効果が近接戦の妨げになり、盲目効果もあってNecromancerの片腕たる呪いを上書きして消してしまうため、使いづらいと思うかも知れないが、Necromancer独自の方法も含め、その不利を克服する方法がいくつかある。
- 【逃走対策】
- Open Wounds
Open Woundsは8秒間の継続的ダメージで、毒のように相手のライフをじわじわ削る。一旦傷が開けば、逃げても勝手に倒れてくれる。倒れなくても8秒の間には逃走効果が切れて戻ってくるので再度殴ればよい。ライフ回復を阻止するので、逃走効果が切れて戻ってくるまでに回復される心配はあまりない。オプションで毒スキルを選択してより大きな効果を期待するのもいい。属性ダメージではないので無効もおらず、軽減されないのである程度Crushing Blowで削ってあれば、確実にとどめを刺す。
- Bone Prison
手軽に敵を分断できる有用なスキルだが、逃走対策としても活躍する。敵集団の後方に檻を出せば、前方の敵はその檻に阻まれて逃走できない。敵集団に一発お見舞いすると、敵のいる位置には檻が発生せず、囲いが不完全になることがある。その開いた箇所から攻撃すれば、敵の逃げ場はない。用途は実に多彩だ。
- Attract
敵の攻撃目標を敵の中に作るスキルであるが、このスキルの「他のAI Curseに上書きされない」という性質によって逃走効果自体が発生しない。このスキルは敵のコントロールに使うのが本来の使い方で、常に相手にする敵の数をコントロールしたい当ビルドにとっては元々役に立つスキルだが、逃走というデメリットはこのスキルによって完全に払拭される。
そもそもNecromancerとしては囲まれてタコ殴りにあうと厳しい。逃走効果も敵に囲まれないようにするという意味では役に立つ効果と言える。Attractで逃がさないようにできるからと言って闇雲に掛けるのではなく、適度に敵を逃がしながら、倒す敵を1体ないし数体に絞り込むために使うのがいいだろう。Attractの存在によってRattlecageなどで更に逃走効果を稼ぐという構築例さえ考えられる。
なお「他のAI Curseに上書きされない」はずのConfuseは、攻撃によって逃走効果が発生してしまった。敵のコントロール方法として上手に使えばとは思うが、逃走効果対策にはならない。
- Open Wounds
- 【呪いの上書き対策】
敵に囲まれたくない立場とすれば、相手にする敵を減らしたいわけだが、それは相手にしていない敵がいるということでもある。自分が相手にしなければ呪いを上書きされることはない。一方でただ放置しているだけでは時間効率的にはよくない。
- Dim Vision
Dim Visionならそもそも上書きされても困らない。
- 傭兵
傭兵が対峙する敵に対してはAmprifyやDecrepifyを掛けるが、この時同じ敵を攻撃してしまうと逃走してしまったり、呪いを上書きしてしまうので、なるべく傭兵とは別の敵を攻撃するようにする。傭兵と分担をうまくできれば、効率よく敵を倒せるだろう。
- Raise Skeleton
骨戦士にも敵と対峙させることができる。傭兵と分担するのと同じように、骨戦士が相手にしている敵にはAmplify DamageでもDecrepifyでも掛けて頑張ってもらう。
- Dim Vision
RW Passionによる近接攻撃時の注意点
RW Passionで攻撃した際に敵に起こりうる状態変化としては、
- RW Passionによるもの
- Hit Causes Monster To Flee(逃走効果)
- Hit Blind Target(盲目効果)
- 物理ダメージによるライフ減少(ライフが減少した状態は回復されない限り続く)
- RW Passion以外によるもの
- Crushing Blow(壊滅打)によるライフ減少
- Open Wounds(傷を開く)
- 凍傷効果
- 毒ダメージ
- Slows Target(速度低下)
- Knockback(跳ね飛ばす)
などがある。装備によっては使用できない効果もあるが、これらの効果のあるものを装備すれば、RW Passionの万遍ない攻撃によってその効果をばら撒くことができる。
- Crushing BlowとOpen Woundsのコンビネーション
Crushing Blowはトドメを刺すことはできないが、敵のライフをあっと言う間に瀕死状態まで持っていく。ここではCrushing Blowを「敵にダメージを与える攻撃」と捉えず、「敵を瀕死状態にする能力」と捉える。
敵にトドメを刺すのは専らOpen Woundsの役割である。単独では倒すまでに時間が掛かるが、Crushing Blowで瀕死状態にしておけばそれ程時間を掛けずに倒すことができる。また一度発生すれば放置して別の敵を攻撃することもできる。毒ダメージも100pdscを多数敷き詰めるだけの資産があれば強力。
- Hit Causes Monster To FleeとHit Blind Targetのコンビネーション
逃走効果もKnockbackも近接攻撃のレンジ外に追いやってしまうので、あまり好まれる効果ではないようだが、傷の開いた瀕死の敵に対しては最早攻撃の必要はないので、遠ざけてしまった方が良い。このとき盲目効果が発生していれば敵は戻ってこなくなる。
そう都合のいいタイミングで逃走効果が発生するとは限らないが、離れた敵は無理に追う必要はない。他の敵がいればそれを攻撃すれば良いし、ここで逃走されると攻撃が途切れそうだと思えば事前にAttractを使用しておくなど手を打っておけば良い。逃走効果は攻撃の邪魔になるものと考えず、利用できるものと考えよう。
- 凍傷効果、Slows Target
敵を無効化まではできないが、弱体化しておけば脅威にはならない。もちろん削って締めるお膳立てが整っているのであれば退いて頂いた方がいいのだが、運悪く効果が発生しなかった場合でもリスクを軽減できるだろう。
呪い使用時の注意点
Amprify Damage、Decrepifyは上書きされてしまうので意味がないように見えるかもしれないが、自分の攻撃が命中するまでは影響下にあるし、傭兵も戦闘に参加している。うまく傭兵と攻撃を分担しながら有効に使いたい。例えば、
敵全体にDim Vision → 傭兵周辺にAmpまたはDec → 傭兵から離れた敵にAttract |
こういう感じで、直接対峙する敵の数を制限しつつ傭兵の攻撃力を生かし、自分の攻撃力も生かすプレイングが可能である。
良い点・悪い点
良い点
- 標準的な構成の場合、装備が安い。
- 自身の攻撃力は、武器の表記ダメージに全く頼らない。
- RW Passionの癖のある攻撃を上手に使いこなすのもお楽しみの一つ。
- 呪いが上書きされないボス、ユニーク、チャンピオンには強い。Uber Tristramも攻略できます。
悪い点
良い点を良いと見ることができない場合、それはそのまま悪い点になる点。
- 装備コンセプトに従った結果、偶々装備が安くなっただけなので、高価な装備を持たせても(装備コンセプトから外れてしまえば)パフォーマンスの上積みを期待できない。
- 武器そのものの威力を重視する人には絶望的に低い表記ダメージ。
- RW Passionの逃走効果、呪いの上書きといった癖のある攻撃は、使いこなせなければ邪魔なだけ。
基本スキル配分
Skill Tab | Skill | Point | 備考 |
Summoning Skill | Cray Golem | 1 | |
Golem Mastery | 1 | ||
Poison and Bone Skill | Teeth | 1 | 経過 |
Bone Armor | 1 | ||
Corpse Explosion | 1 | ||
Bone Wall | 20 | ||
Bone Spear | 1 | 経過 | |
Bone Prison | 20 | ||
Curses | Amprify Damage | 1 | |
Dim Vision | 1~20 | ||
Weaken | 1 | 経過 | |
Iron Meiden | 1 | 経過 | |
Terror | 1 | 経過 | |
Confuse | 1 | 経過 | |
Life Tap | 1 | ||
Attract | 1 | ||
Decrepify | 1 |
Bone ArmorのシナジースキルであるBone WallとBone PrisonをMAXにするのが基本的な振り方。Defが充分に高い場合、他のスキルに振りたければBone Wallぐらいは削ることも可能。
Summon Resistは取得する召喚スキルがCray Golemのみの場合はややポイントが勿体無いかも。Raise Skeletonなどお供を増やすのであれば、是非取得しておきたい。
スキルオプション
- Dim Vision
近接戦闘ビルドだけにそれ程大きなスキルブーストは望めないが、スキルポイントを費やして充分な範囲と効果時間を得れば有効に使うことができるだろう。
他の防御手段と併用できるので、Bone Prisonと使い分けたり、敵の強烈な攻撃に対しては同時使用して更に防御的に立ち回ることもできる。敵を集めることがないのでUber Tristramでも使いやすい。
RW Passionによる攻撃で他の呪いを上書きしてしまうが、Dim Visionなら上書きされても何ら問題ないこともあり、特に理由がなければとりあえず20振っておきたいオススメスキル。
- Poison Explosion
非常にダメージの伸びるスキルだが、当てるのが難しいため殆ど利用されていない不遇のスキル。しかし近接戦闘ビルドなら敵を集めることができるので、Poison Explosionを当てるのは容易だ。
問題はRW Passionの場合、逃走効果が先に発生すると敵が散ってしまってPoison Explosionを当てるのが難しくなる点。効果的にPoison Explosionを当てるためには戦術を工夫する必要がある。
・ 敵を集めたところにBone Prisonで固めてしまう
・ ゴーレムを先行させて敵を集め、自分はその端の敵1体を狙う
・ 傭兵が作った死体を爆破して、傭兵に集まった敵に当てる
などの方法が考えられる。
Dim Visionとは敵が集まってこなくなるので相性が良くないが、とりあえず使用して敵の動きを止め、範囲の狭い別の呪いで盲目を解除すれば、遠距離攻撃型の敵を沈黙させながら敵を呼び寄せるという芸当も可能。
フルシナジーまで考えるとスキルポイントが不足するが、そこまでやるとオーバーキルなので、シナジー込みで30~40ポイント程度で良い。スキルブースト装備を多めに選択するようにすれば、シナジー込み30でも8000ダメージぐらいは行くので充分だろう。
装備例
装備例はあくまで例です。型によっては資産状況を考慮して敢えて高級品ではなく、手に入りやすいものを装備例として挙げているものもあるので、いろいろパーツを交換して試行錯誤して欲しい。
スタンダード型
装備箇所 | スタンダード型(Full装備) | Spirit型 | |
右手 | 表 | RW Passion(Scourge) | |
裏 | RW Call to Arms | ||
Inv. | Demon Limb(Hel) | ||
左手 | 表 | Homunculus(Shael) | RW Spirit |
裏 | RW Splendor | ||
胴 | RW Duress | ||
頭 | Guillaume's Face(IAS Jewel) | ||
手 | Blood Craft Glove | Laying of Hands | |
ベルト | Blood Craft Belt | ||
足 | Goblin Toe | ||
護符 | Metalgrid | ||
リング1 | Raven Frost | ||
リング2 | Bul-Kathos' Wedding Band | レジ付きレア | |
チャーム | Hellfire Torch, レジ, AR, FHRなど | ||
Annihilus | |||
傭兵 | Act2傭兵(Defiance) |
表の左側はCrushing BlowとOpen Woundsをバランス良くかつ最大限に稼ぐ基本的な構成。この構成でCBは最大85%、OWは最大43%になる。
裏装備はBattle Orderなどの効果時間が短く吠え直しが頻繁に発生するためRW Call to Arms。Demon LimbのEnchantは効果時間が10分以上あるので、インベントリ内に置いておく。BOのブーストにRW Spiritを用いると、156もの筋力を要することになる。これさえなければ筋力はScourgeの125、またはGuillaume'sの115まで減らせて、それをVitalityに費やせばライフに60以上の差が出てくる。スキルブーストが1少なくなっても、結果的にライフはより多くなるため、裏の盾には必要筋力の少ないRW Splendorを使用したい。
盾のHomunculus自体は貴重度で言えば大したことはないが、RW Spirit盾を外すとスキルブーストがなくなり、Zealの振り回数が減ってしまうので、別のブースト装備で補わなければならなくなり、そこに貴重品が必要になってくる。安く済ませるなら表の右側のようにRW Spirit盾で構成するのも大いにアリだ。
レジには余裕があるので、HomunculusにはShaelを入れてブロック速度を上げておく。RW Spiritではブロック速度を稼げないので注意したい。Defを稼いでいればそれほど気にする必要はないが、正念場では致命傷になることもあるので立ち回りでカバーしたい。
鎧はRW Duressだが、できればこれはEtherealものを用意したい。ベース自体はDef1000超えでも、需要が少ないためそれほど高額ではないし、RW Duress自体は安価なルーンワードなので、耐久力がなくなる前に次の鎧を調達するのはそれ程難しいことではない。この鎧を10個作成しても、その製作コストはRW Enigma1つに遠く及ばない。
【参考動画】
びんぼう型
装備箇所 | Toothrow型 | Crow Caw型 |
右手 | RW Passion(Flail系) | |
左手 | RW Spirit | |
胴 | Toothrow(Ort) | Crow Caw(Ort) |
頭 | Guillaume's Face(IAS Jewel) | Guillaume's Face(Ral) |
手 | Laying of Hands/Magnus' Skin | |
ベルト | Immortal King's Detail/レジ付きレア | |
足 | Goblin Toe | |
護符 | Angelic Wings | |
リング1 | Raven Frost | |
リング2 | Angelic Halo | |
チャーム | レジ, FHR, ARなど | |
傭兵 | Act2傭兵(Defiance) |
撒きレベル、もしくはPgemで手に入る程度の装備構成だとこんな感じ。
かなりレジの厳しい構成だが、鎧にOrtを嵌めて稲妻レジを稼ぎ、あとはベルトと指輪とチャームでせめて火炎と稲妻レジぐらいは何とかしたい。レジが足りないからと言って頭や足をレジ付きに変更すると本当に敵が倒せなくなるので注意。このビルドはCBが発生しなかったら空振りしたも同然ということをお忘れなく。
鎧はOpen Woundsを稼げるToothrowかCrow Cawが良い。ToothrowはDefが高いため、びんぼう装備候補の中では最も安定している。Crow Cawを使用する場合、IASがある分Guillaume'sでレジを補うことができるが、Defはちょっと心許ない。Toothrowがない場合の代替品だろう。びんぼう装備なのでUpgradeはここでは考慮しないが、Upgradeできれば対物理攻撃がかなり改善される。
RW PassionのベースはできればScourgeが良いが、都合よく手に入らないかも知れないし、基本的にDefは高くならないため、なるべくブロックは避けたい。そのため必要Dexの低いFlailを使用する手もある。Dexを低く抑えるとARが心配だが、天使セットで大幅に稼ぐので問題ない。
さすがにびんぼうだけあって全体的に防御は貧弱なので、召喚、AI Curse、Bone Prisonを駆使してカバーするようにしたい。
LowDef型
装備箇所 | Spirit型 | Rhyme型 | |
右手 | 表 | RW Passion(Phase Blade) | |
裏 | RW Call to Arms | ||
Inv. | Demon Limb(Hel) | ||
左手 | 表 | RW Spirit | RW Rhyme(Preserved Head系) |
裏 | RW Spirit | RW Splendor | |
胴 | RW Bone | ||
頭 | Guillaume's Face(Um) | ||
手 | Dracul's Grasp | ||
ベルト | Immortal King's Detail/Blood Craft Belt | ||
足 | Goblin Toe | ||
護符 | Metalgrid | Angelic Wings | |
リング1 | Raven Frost | Angelic Halo | |
リング2 | AR上昇, レジ付きレア | Bul-Kathos' Wedding Band | |
チャーム | Annihilus | ||
Hellfire Torch, レジ, AR, FHRなど |
RW BoneのBone Armor自動張り替え効果で増しに増した物理耐久力を背景に戦う。RW Passionは呪いを上書きしてしまうが、構わずDecrepifyを掛けてBone Armorを守る。以降は上書きされても構わず殴るが、上書きされずにDecrepifyの効果が切れる敵がいる場合は敵が多いので、再度Decrepifyを掛ける。敵が少なくなって逃げてしまう場合はAttractを使って1体ずつ仕留める。
RW DuressがないとOpen Woundsが全く稼げなくなるため篭手はDraculがいいだろう。それでもCrushing Blowは60%、Open Woundsも25%~とびんぼう型以下だが、Defを無視できるので傭兵のオーラを自由にできる。低いDefで安全を求めるならHoly Freezeがいいだろう。手下を連れるならThornsもよさげ。
盾はRW Spirit。RW Boneの効果で物理攻撃は受けても回復できるので、FHRを大幅に稼ぐ一方で、RW PassionのスキルLvを上げている。AnnihilusなどのZealをブーストできるものがあれば、ブロック速度の速いRW Rhymeを利用するのも良い。この場合ベースはベースブロック率の低いPreserved Head系が望ましい。ブロック率を下げるのが優先事項なのでAutoModは気にしなくて良いが、都合良くスキルの付いたベースでスキルポイントを節約できれば尚良い。凍結無効が付いており、Raven Frostは必須でなくなるので、天使セットの超ARボーナスを利用することもできる。
筆者はMeleemancerの記事を書くに当たって実際にプレイする必要から、概ねこんな装備(LowDef-Spirit型)でスキルオプションなしの純粋な近接戦闘によるHellソロクリアを行った。
Def型
装備箇所 | Def型 | |
右手 | 表 | RW Passion(Phase Blade) |
裏 | RW Call to Arms | |
Inv. | Demon Limb(Hel) | |
左手 | 表 | Homunculus(Shael) |
裏 | RW Splendor | |
胴 | Ethereal RW Prudence | |
頭 | Guillaume's Face(Um) | |
手 | Dracul's Grasp | |
ベルト | Blood Craft Belt | |
足 | Goblin Toe | |
護符 | Metalgrid | |
リング1 | Raven Frost | |
リング2 | Bul-Kathos' Wedding Band | |
チャーム | Annihilus, Hellfire Torch, レジ, ARなど | |
傭兵 | Act2傭兵(Defiance) |
LowDef型が攻撃を食らいながらBone Armorの自動張り替えによって耐久力を確保するのに対し、こちらは単純にDefとブロック率を上げることによって耐久力を確保する。LowDef型はNecromancerの特徴を生かした、Necromancerらしい形だが、こちらはある意味正統派と言えよう。筆者がRW DuressをEtherealで作成するようになるまで中心的に使用していた構成。
今となっては劣化型という感じだが、Ethereal鎧を継続的に作成し続けなければならないのはそれなりに労力と費用が掛かる。再作成を前提としないならば、圧倒的な高Def構成を目指すにはRW Prudenceに頼らざるを得ない。Defもさることながらレジも稼ぎやすく、MDRも多く稼いでいるので、防御面で言えばこれに勝る鎧はないだろう。
この構成で牛集団と戦える手応えを得たことで、筆者のDefに対する考え方が、それほど重視する必要のないものから、重視すべきものに変わった。筆者にDefの重要さを教えてくれた功績は計り知れない。
Slow型
装備箇所 | Slow型 | AR強化Slow型 | AR重視Slow型 | |
右手 | 表 | RW Passion(Phase Blade) | ||
裏 | RW Call to Arms | |||
Inv. | Demon Limb(Hel) | |||
左手 | 表 | Homunculus(Shael) | Cleglaw's Claw(Shael) | Cleglaw's Claw(Um) |
裏 | RW Splendor | |||
胴 | RW Duress | Ethereal RW Duress | ||
頭 | Guillaume's Face(Um) | Guillaume's Face(Cham) | ||
手 | Cleglaw's Pincers | |||
ベルト | Arachnid Mesh | |||
足 | Goblin Toe | |||
護符 | Metalgrid | Angelic Wings | ||
リング1 | Raven Frost | Angelic Halo | ||
リング2 | Dwarf Star | AR、レジ付きレア | Angelic Halo | |
チャーム | Annihilus, Hellfire Torch, レジ, FHR | |||
AR | 追加のレジチャーム | |||
傭兵 | Act2傭兵(Defiance) |
Cleglaw's PincersとArachnid MeshのSlow効果で囲まれるリスクを軽減させようという構成。Zealと相性の良い状態異常の中でもSlow効果は非常に扱いやすい。35%は多いとは言えないが、それでも敵の攻撃速度は2/3程度になるので、ある程度囲まれても対応できる。
AR強化Slow型はCleglawセットのAR強化を利用したちょっと意外な構成。これでもARチャームを適当に追加すればAR10,000は超えられる。様々なNormalセットに付属する強烈なAR上昇効果だが、発生する部位の組み合わせはセットによって異なる。よく利用されるのはAmuretとRingで発生する天使セットだが、実のところ同じ部位であるMetalgrid+Raven FrostでもかなりのARを稼げるので、天使リング1つではあまり旨みがないというのが実情だ。天使リング2つにHomunculusという構成もあり得るが、凍結無効のためにソケットが必要なので、結局レジは厳しくなる。
AR重視Slow型はそれでも何とかAR強化を極めようという構成。天使指輪×2とCleglawセットで稼いでDemon Limbなどで増幅するとARは15,000を超える(Lv85時)。その代わりレジが悲惨なことになっている。全レジ15GCで4枚ぐらい揃えないとレジが足りないので注意。更にブロック速度を捨てているので鎧はEtherealもので作成し、Defを稼いでカバーしたい。色々厳しいが、全レジGCが揃うなら最も伸びしろのある構成とも言える。全レジ15GCを6枚揃えれば盾にShaelを入れることができる。
っ て そ こ ま で や る か ?
戦い方としてはとりあえず最初にDecrepifyを掛けるが、効果は長く続かないので、早急にZealでSlow効果をばら撒く。逃げる敵やKnockbackで後退する敵は無理に追わず、Open WoundsとSlow効果をばら撒くことを意識しながら、手近な敵を攻撃すればよい。
Slow効果に固執するあまりGuillaume's Faceを外してBlackhorn's Faceを使用するのは、それによって失われるCrushing Blow35%が大きいため厳しい。Blackhorn's FaceもSlow効果の他にPrevent Monster Healの相性がZealや逃走効果と良く、稲妻吸収もあってかなり優秀な装備なのだが、前述の通りこのビルドはCBが発生しなかったら空振りに等しい。敵を遅くはしたけど倒せませんでは何にもならないので注意したい。
Rattlecage型
装備箇所 | Rattlecage型 | |
右手 | 表 | RW Passion(Phase Blade) |
裏 | RW Call to Arms | |
Inv. | Demon Limb(Hel) | |
左手 | 表 | Swordback Hold(Shael) |
裏 | RW Splendor | |
胴 | Rattlecage(Um) | |
頭 | Guillaume's Face(Um) | |
手 | Dracul's Grasp | |
ベルト | Blood Craft Belt/Immortal King's Detail | |
足 | Gore Rider | |
護符 | Metalgrid | |
リング1 | Raven Frost | |
リング2 | Bul-Kathos' Wedding Band | |
チャーム | Annihilus, Hellfire Torch, レジ, AR, FHRなど | |
傭兵 | Act2傭兵(Holy Freeze/Defiance) |
一般にはデメリットと言われる逃走効果を有効に活用しようという構成。75%のCrushing Blowでライフを削り、85%以上のOpen Woundsで出血させ、Rattlecageと合わせて65%の逃走効果で逃走させている間に倒す。
Rattlecageの防御力は貧弱なので、敵が固まらないうちに攻撃して散らしてしまうようにしないと囲まれてしまって辛い。敵が固まっていると詰まって逃走できないことがよくあるし、緊迫した場面ではBone Prisonなどを多用して切り抜けなければならないが、敵の数をうまくコントロールできれば、仁王立ちする自分に掛かってくる敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げる豪傑のように戦えて面白い。Poison Explosionを取得して、敵を毒煙に誘き寄せながら戦うのも面白い。
盾のSwordback Holdは50%ものOpen Woundsを稼ぎ出すが、ただでさえRattlecageでDefが低いのに、無駄にブロック率だけを上げるという性能で、盾としては全く期待できない。ブロックで固まってしまうのでは本末転倒なので、Shaelを入れてブロック速度を稼ぎたい。そのためレジがボロボロになるが、その代わりイモキンベルトで火炎と稲妻ぐらいは一応形になるだろう。レジの付いたBlood Craft Beltが手に入ればOpen Woundsを更に強化できる。RattlecageはUpgradeすると必要筋力を圧迫する上に大してDefは伸びないので注意。やっても1段階だろうが、無理にUpgradeする必要はないだろう。
Shockmancer
装備箇所 | Single型 | Double型 | ||
右手 | 表 | RW Passion(Scourge) | RW Passion(Phase Blade) | |
裏 | RW Call to Arms | |||
Inv. | Demon Limb(Hel) | |||
左手 | 表 | RW Dream | ||
裏 | RW Splendor | |||
胴 | RW Duress | |||
頭 | Guillaume's Face(IAS Jewel) | RW Dream | ||
手 | Blood Craft Glove | |||
ベルト | Blood Craft Belt/Immortal King's Detail | |||
足 | Goblin Toe | |||
護符 | Metalgrid | |||
リング1 | Raven Frost | |||
リング2 | Bul-Kathos' Wedding Band | |||
チャーム | Annihilus, Hellfire Torch, レジ, AR, FHRなど | |||
稲妻Dmg*1 | 1~648 (0~550) | 1~1668 (0~1417) | ||
傭兵 | Act2傭兵(Defiance) | |||
傭兵武器 | RW Infinity |
基本的には上記スタンダード型の盾と兜をRW Dreamに変えただけ。Single型は盾のみを変更し、スタンダード型の攻撃力を削ぐことなく追加の稲妻ダメージを得ることができる。平均ダメージは300強だが、これにRW Duressの冷気ダメージ、Enchantの火炎ダメージなども加わり、物理無効を処理するくらいは難なくやってのける。
一方Double型は頭にもRW Dreamを配して稲妻ダメージの極大化を図る。Guillaume'sを外すことになるのでCB35%が失われるのは大きいが、傭兵にRW Infinityまで用意するならば、レジ下げによって安定したダメージを与えられるため有効だろう。一応CBも50%はあり、多種多様な攻撃のバランスで物理無効も稲妻無効も問題にしない点は良い。
RW Dreamの被弾時のConfuse投射を前提としなければならないので、呪いの扱いには注意したい。Dim Visionが上書きされていきなり攻撃に晒されたりもするので、敵が動いてこないことを前提にしていると足元をすくわれる。投射されるConfuseは自分を中心に13.3yard固定なので、それより広範囲に予めDim Visionを掛けておけば、Confuseに反応して新たな敵が参戦してくることはない。まめに更新して敵を集めないように気を付けたい。Confuseの掛かった敵はBone Prisonを併用して対応しよう。
UberTristram攻略型
装備箇所 | UberTristram攻略型 | ||
右手 | 表 | RW Passion(Phase Blade) | |
裏 | RW Call to Arms | ||
Inv. | Demon Limb(Hel) | ||
左手 | 表 | Homunculus(Um) | |
裏 | RW Splendor | ||
胴 | RW Duress | ||
頭 | Guillaume's Face(Um) | ||
手 | Soul Drainer | ||
ベルト | Thundergod's Vigor | ||
足 | Goblin Toe | ||
護符 | Metalgrid | ||
リング1 | Raven Frost | ||
リング2 | Dwarf Star | ||
チャーム | Annihilus, Hellfire Torch, レジ, AR, FHRなど | ||
Fade用 | RW Treachery | ||
傭兵 | Act2傭兵(Defiance) |
構成にはいろいろやり様があると思うが、とりあえず筆者が実際に攻略した時の装備。これはUber MephistのConvictionに対抗するための構成であり、臓器集めはスタンダード型などでも可能。
キーパーツは篭手のSoul Drainer。ARは高レベル高Defのボスと戦うには心許なかったので、命中するごとにDefを下げるこの篭手が活躍した。命中時発動のWeakenが邪魔になるが、このWeakenを自力で上書きできるのはNecromancerだけである。他のクラスではLife Tapを上書きされると致命傷になるので、この篭手は使うのは難しい。
【参考動画】
その他
傭兵
基本的にはAct2Def傭兵。Defがなければ敵に突っ込むことができなくなるので、LowDef型のようなDefがなくても敵に突っ込める構成、Rattlecage型のような敵を追い払う構成など、低Defを克服する相応の工夫がない限りは、Def傭兵にしておくのが無難。
傭兵の装備はRW Infinityがあれば命中率の心配がなく、あらゆる状況で本体の補強をしてくれる。資産がある人はこれを選択しておけば間違いはない。
他の装備では、Reaper's TollがDecrepifyを投射するので使いやすい。本体のRW Passionで呪いを上書きしてしまうため意味がないと考えるのは早計。これは寧ろ本体がばら撒く呪いをDecrepifyで上書きしてくれると考えれば良い。なるべく本体と傭兵は離れて別々の敵を攻撃したいが、その際に自分側にはAttract、傭兵側にはAmpなりDecなりを掛けて戦うのだから、傭兵側に呪いを掛ける手間が省けるのはありがたいことなのである。
Arioc's Needleで傭兵のスキルレベルを上げれば、本体のDef値が最大40%分上がる。もちろん+4スキルが装備の最低条件なわけだが。お供にはAndariel's Visageを。
鎧はEtherealのRW FortitudeかRW Duress、兜はGuillaume's FaceかAndariel's Visageが鉄板だろう。