構想
- 反射尼
Thornsを活用したビルドと言えばThornsmancerがまず思い浮かぶ。数多くの手下を引き連れることができるNecromancerの専売特許のように見える反射ビルドだが、反射の特性上、その攻撃力は敵の攻撃回数やダメージに依存するのであり、手下の数に依存するのではない。
つまり手下の数が10体だろうと1体だろうと、極論すれば反射するダメージは同じである。幸いAmazonにはDecoy、Valkyrieと手下がおり、特にDecoyはやられてもコスト無視でいくらでも後続を出すことができる。この無尽蔵サンドバッグを被弾役に反射ダメージで戦うという構想がまず出来上がった。
反射ダメージを用いる以上、RW Edgeは確定の装備となるが、RW Edgeは物理ダメージが弱いため、主力の攻撃にはその弱点を考慮せずに済む属性弓スキルが候補に上がった。
・ Freezing Arrow
ダメージは申し分ないし敵の動きを止めれば安全だが、
凍結は敵が攻撃してくれないと困る反射スキルとは相反するものであり、
他の氷系スキルにしても敵の速度を低下させれば反射効率が落ちるため同様に相性が悪い。
・ Magic Arrow
物理ダメージを魔法属性ダメージに変換するスキルであるため、
そもそも物理ダメージの弱いRW Edgeで攻撃力を稼ぐのは難しく、
主力に据えられるスキルではない。
・ Immolation Arrow
Casting Delayがあって連射が利かないため殆ど評価されていないが、
Delay中に他のスキルを使用する前提でその組み合わせとして評価すれば、
コンセプトを阻害しないし悪くはない感じ。
という感じでImmolation Arrowが主力弓スキルとして浮上した。
Delay中の攻撃手段には主にStrafeを選択し、Crushing Blowによる物理攻撃で火炎無効への対策としても活用することにした。
Strafeのような攻撃分散型のスキルはOpen Woundsや毒ダメージのようなDOT攻撃(Damage Over Time:秒間ダメージ)との相性がよく、Open Woundsを稼ぐのは勿論のこと、ちょうど反射ダメージ強化のためにRW Bramble装備が想定されることから、PDSC(毒ダメージスモールチャーム)を使用することにした。その結果、
1. Immolation Arrowの残り火
2. Open Wounds
3. RW Brambleにより強化される毒ダメージ
と3種類のDOT攻撃が揃うことになった。こうして反射ダメージ+Immoration Arrow+DOT攻撃で戦うビルドとして完成した。
戦い方
Decoyを前方に出し、群がった敵に反射ダメージを与えながら、本体は弓によるDOT攻撃を仕掛ける。
Immolation ArrowのDelay中もStrafeを撃つなどして、攻撃を休まないことが肝要。
Immolation Arrow
Delayがあるため連射できず、その割にダメージも平凡なため、Amazonのスキルの中でも特に使えないスキルとされている。もちろんこのスキル単体の攻撃力で考えれば微妙だが、残り火は重ねることができる点、Delay中に他の攻撃をすることは可能である点といった、目に見えにくいところに強さを見出せるかがこのスキルを使いこなす鍵となる。
Black Soulを一撃で葬るのがこのスキル最大のハイライト。
- 残り火
残り火は4秒間有効でDelayは1秒なので、正確に1秒ごとに撃った場合、残り火は最大4つまで重ねることができる。つまり残り火のダメージは表記の最大4倍のダメージが期待できる。
- Delay中の攻撃
- Strafe
コンセプト上、装備でOpen Woundsと毒ダメージも高いレベルで稼ぐことになるので、これらを効率よくばら撒けるStrafeの出番は多い。Strafeの硬直時間が長いため、寧ろ1秒間隔でImmolation Arrowを撃てなかったりするが、元々火炎無効対策として出番は多く、その延長で操作していればよいため操作が楽。Immolation ArrowとStrafeを交互に撃つ感じで。
- Strafe
- Exploding Arrow
シナジーでMAX振っているので使用したくなるのもやまやまだが、相応のマナ供給手段を準備しないとマナがあっという間に枯渇するので、使用する場合は注意すること。
- Magic Arrow
魔法ダメージは武器ダメージが低いため全く期待できないが、高いレベルで稼いでいるOpen Woundsと毒ダメージはそのまま有効なので、マナと矢を節約したい場合や、マナポーション切れ、矢切れの場合の非常手段として出番がある。
- Fire Arrow
シナジーでMAX振っているスキルとしては、Exploding Arrowほどマナコスト面で厳しくないため、マナ供給手段を準備できなくてもある程度使用は可能。
良い点
- 安い装備でもそれなりに戦える。
- DOT攻撃を利用した戦い方が身につく。
- 不遇のスキルであったImmolation Arrowを楽しめる。
悪い点
- 攻撃が即ダメージに繋がらないDOTダメージを中心とした戦い方は、慣れない人には迂遠に見える。
パーティープレイ
味方にNecromancerがいる場合は、小手から発するLife Tapの扱いに注意しましょう。
スキル配分
Skill Tab | Skill | Thornazon | 備考 |
Passive and Magic Skills | Inner Sight | 1 | 経過 |
Critical Strike | 1 | ||
Dodge | 1 | ||
Slow Missiles | 1 | ||
Avoid | 1 | ||
Penetrate | 1 | ||
Decoy | 20 | ||
Evade | 1 | ||
Valkyrie | 1 | ||
Pierce | 残り~10程度 | ||
Bow and Crossbow Skills | Magic Arrow | 1 | |
Fire Arrow | 20 | ||
Cold Arrow | 1 | 経過 | |
Multiple Shot | 1 | 経過 | |
Exploding Arrow | 20 | ||
Guided Arrow | 1 | 経過 | |
Strafe | 1 | ||
Immolation Arrow | 20 |
自身の攻撃力に影響するスキルはImmolation Arrowのみと言って差し支えないため、シナジー込みでMAX振ってよい。DOT攻撃だけあれば良いならExploding Arrowは要らないが、わざわざ爆発ダメージを捨てることはないのでMAX推奨。
スキルオプション
経過スキル(および経過ついでに利用するスキル)が多いこともあり、火炎弓スキルとDecoyを20にするとスキルポイントの残りは殆どない。
ステータス配分
- Str : 装備の要求値
- Dex : 装備の要求値
- Vit : 残り全部
- Ene : 初期値
装備
装備箇所 | Thornazon | |
右手 | 表 | RW Edge(Matriarchal Bow) |
裏 | RW Call to Arms | |
左手 | 表 | - |
裏 | RW Splendor/RW Spirit | |
胴 | RW Bramble | |
頭 | Guillaume's Face(Cham) | |
手 | Dracul's Grasp | |
ベルト | Blood Craft Belt | |
足 | Gore Rider | |
護符 | Highlord's Wrath | |
リング1 | Manald Heal/マナ吸い付きレア | |
リング2 | Dwarf Star | |
チャーム | Annihilus, Hellfire Torch, レジ | |
Bow and Crossbow Skills GC/PDSC | ||
傭兵 | タイプ | Rouge Scout(Act1/Fire) |
武器 | RW Faith | |
胴 | Ethereal RW Duress | |
頭 | Guillaume's Face(Cham) | |
その他強化 | Demon Limb |
Thornazonは反射ダメージを活用するために敵の速度低下効果を切り捨てている。
- RW Edge
コンセプト上、武器はRW Edgeで確定。RW Edgeがいくら非力であろうと、スキルダメージやOpen Wounds、毒ダメージには関係ないのがミソ。ベースは当然速さ重視でMatriarchal Bow。
- RW Bramble
反射ダメージを更に強化し、PDSCの枚数が揃っていれば毒ダメージも跳ね上がる。Spirit of Barbsはアテにはならないが、枯れ木も山の賑わいで召喚してあげよう。
- Highlord's Wrath
Act1傭兵のRW Faithと合わせた攻撃速度の強化により、Matriarchal Bowベースで通常攻撃が最速の7フレに達する。*1
火炎物理無効に対してOpen Woundsを発生させるための稲妻ダメージも貴重。*2
- Raven Frost
無論装備させて構わないが、一応反射ダメージを使用するコンセプト上、凍傷により敵の攻撃速度が低下するのは相性が良くない点は注意。
- Demon Limb
Amazonの弓スキルにAR上昇効果はないので、その補完として。なくても十分とは思うけど、リスクなしで強化できるのにやらない手はないのである。
育成
コンセプトアイテムのRW Edgeが早い段階から装備できるので、まずはそれを目指します。傭兵はAct2傭兵にRW Insightを持たせて火炎スキルでガンガン押して行けば、NMクリアまではそれほど問題なく行けるでしょう。
ただしそのままだとHellでは火炎無効に苦戦するので、上記装備例などを参考にCrushing Blow、Open Woundsなど他の攻撃手段を集めて、火炎無効に対抗できるようにしておきましょう。
傭兵
育成段階ではAct2傭兵が無難。
ただ成長後は、反射ダメージで戦うコンセプトからすると防御力の高いAct2傭兵は相性が悪く、できるだけ攻撃はDecoyとValkyrieに集中させたいところ。RW Infinityも影響するのが火炎ダメージのみでは攻撃手段に対する影響が低く、イマイチ。
そのあたりも考えると、成長後はAct1傭兵がオススメ。前線に出ないため敵の攻撃をDecoyとValkyrieに集中させることができ、RW Faith装備により自身の攻撃速度は容易に最高レベルに達する。Inner Sightによる防御低下も合わせて命中率に不満がなくなるのもいい。
注意点
- vs Baal
反射ダメージを活かすために敵の速度低下に繋がる効果を切り捨てているため、そのままでは分裂するわテレポートするわで苦労します。したがってBaalを相手にする場合は、こだわらずに速度低下効果が得られる装備構成に変更して対応しましょう。