【究極エビルプリースト】

Last-modified: 2024-01-12 (金) 21:12:54

概要

【魔法の迷宮】【コインボス】【???系】
2023年5月1日のアップデートVer.6.4.3で実装された。
BGMは【悪の化身】。討伐称号は「究極邪法バニッシャー」。

魔法の迷宮の奥深くから
進化を極めた歓喜の声が 響き渡った……。

初出はリメイク版DQ4。【エビルプリースト】【進化の秘法】により異形の怪物と化した姿。
エビルプリーストが裏ボス化すると同時に最終ボスがデスピサロからエビルプリーストに切り替わる。
なお、究極の肩書きはスマホ作品にて、オリジナル版DQ4から登場する人型形態と区別するために付けられたものであり、本作もこれに倣う形となっている。DQ大辞典:【エビルプリースト】およびDQ大辞典:【究極エビルプリースト】も参照。
表ラスボスのデスピサロに先んじて、【ダークドレアム】【破壊神シドー】【堕天使エルギオス】に続き4例目の「DQ10の常設コンテンツに出演した歴代ナンバリングのラスボス・裏ボス勢」となった。コインボス枠での出演は彼が初。
 
原典の裏ラスボス版エビルプリーストは、表ラスボスのデスピサロと同様に戦闘中に新たな首を生やすなど頻繁に形態変化していたが、本作においてもその一部が再現された。
戦闘前はリメイク版DQ4における第一形態(下半身と腹部の顔のみの姿)で鎮座しているが、接触するとリメイク版DQ4と同様の演出で形態変化していき、第二形態を飛ばして第三形態(白い体色となったデスピサロ最終形態の姿)から戦闘が始まる(DQ4時より一部省略・高速化されてはいるものの、戦闘開始までに20秒弱かかるため、連戦する場合は少々クドイという意見もある)。
更に、HPが減少すると体色が変わり、原典における最終形態である第四形態(紫の体色となったデスピサロ最終形態の姿)に変化する。
 
原作の再現要素が少なかった通常形態エビルプリーストとは打って変わって、形態変化や攻撃方法やモーションなど、リメイク版DQ4の時の演出が再現されている。
なお、名前は10文字だが、討伐モンスターリストにそのままの名前で載る。

使用特技・呪文

攻略

HPは21万、攻撃力は1770程度。
属性耐性は闇属性が0.7倍、それ以外の属性が等倍。
 
元が裏ラスボスという立ち位置故かコインボスとしては規格外のHPと攻撃力を持ち、【常闇の聖戦】のつよさIVにも匹敵するレベル。
HPが70%を下回ると第四形態に移行する。この際、自身の不利な状態変化を全て解除した上で状態異常耐性が上がり、与ダメージが1.2倍(+20%)になる。
耐性低下系や【おもさ減少】【毒】などの状態異常が一切効かなくなる(内部的には【闇のころも】をまとっている扱い)。
一方で【与ダメージ減少】【被ダメージ増加】【守備力ゼロ】などは問題なく入る。
 
各種ブレスや神速メラガイアーが無耐性では即死する威力のため、ブレス、呪文、炎耐性のいずれかがあると良い。通常版エビルプリーストと違い闇属性の攻撃は一切使ってこないので耐性の盛り間違いには注意。
ブレス耐性と呪文耐性のどちらを優先するかは構成による。【フバーハ】【レンジャー】【まもりのきり】があるなら呪文耐性や炎耐性、【マジックバリア】【ガーディアン】【退魔の鏡】があるならブレス耐性を優先すると良いだろう。
ただしブレスは【心頭滅却】だけでも即死は避けられる反面神速メラガイアーはマジックバリアだけでは1発が即死級で、いてつくはどうからの神速メラガイアーで壊滅する事故も起きやすいため基本的には呪文耐性で。
また退魔の鏡は一度しか反射できないので神速メラガイアーは一発は防げても二発目以降を喰らう可能性がある。このためガーディアンがいる場合でも【マホステ】【魔結界】で呪文対策は怠らない方が良いだろう。
なお、全員に退魔の鏡がかかっていると神速メラガイアーやマダンテを使用しなくなる。マダンテは詠唱時間が短いため、敵の吹き出しを見てから退魔の鏡を使っても間に合わない。
 
ふみつけは威力が非常に高く、素の状態では即死か瀕死状態になるダメージを受ける。最終形態に移行し与ダメージが1.2倍になってからはさらに耐えるのが難しくなるので必ず回避したい。
ただし、HPと守備力が高い【パラディン】なら【守備力上昇】2段階がかかっていれば耐えることも可能。
ガーディアンや【戦士】がいるなら【天光の護り】or真やいばと【ぼうぎょ】などの併用で味方も耐えることが可能。
土属性なので、宝珠の土耐性や【ダークタルト】があれば避け損なったときの保険にもなる。
 
首アクセは【金のロザリオ】【竜のうろこ】それぞれに利点があるが、ふみつけを耐える調整を行うならば竜のうろこのほうが向いている。
 
構成は自由度が比較的高めで、攻撃役2名+レンジャー+【僧侶】といった構成が人気。
攻撃役としてはリカバーが容易な【バトルマスター】や盾で耐性を盛りながら高い火力を出せる【海賊】、上述のパラディン、ガーディアン、Ver.6.5で強化された戦士などが向いている。ただし、ガーディアンは天光の護りや退魔の鏡をかけ続ける必要があるため、ややサポーター寄りになる点に留意。
高めの闇耐性があり、【いてつくはどう】が必要になるような状態変化も無く、【ダークマター】の闇耐性ダウンも最終形態になると入らなくなるので【魔剣士】はやや厳しい。
毒が効かないので【踊り子】に関しては相性が最悪である。
実装時点では【フォースブレイク】も入らなくなることから【魔法戦士】も相性が良くなかったが、Ver.6.5前期の仕様変更により盾を持ちながら戦える点もあって相性は良好になった。
 
中衛はほぼレンジャー一択。蘇生係としても使え、まもりのきりによるブレス無効化で錬金を呪文対策に集中できるのはもちろん、レンジャーが得意とする被ダメージ増加や【アヌビスアタック】による守備力ゼロが後半でもちゃんと入るので、大活躍できるだろう。
 
回復役も今回は一撃の高さから【いやしの雨】【きせきの雨】が機能しづらいので【賢者】では厳しい。僧侶は壁やブレスの無効化をしている間にスクルトや聖女の守りも掛けられると安定する。
サポート攻略でなら避けそこなうことが多いふみつけを耐えやすくなるので、守りの霧を使ってくれないレンジャーの代わりに賢者を入れるのはアリ。
 
【創造神マデサゴーラ】と同様に【判断力】の高さを逆手に取った反射戦法も可能のため、【魔法使い】および【スーパースター】の起用も面白い。
一人だけ【マホカンタ】がかかっていない味方がいるとそのキャラばかりを狙って神速メラガイアーを連射してくるという穴があるため、マホステの使えるガーディアンや賢者を囮にし、他3人にマホカンタをかけておくことで反射でダメージを稼ぐことができる。
多少時間はかかるもののマダンテも事実上封殺することができ、レンジャーのまもりのきりと併せれば物理攻撃以外は完封することができるため、安定を取るならこちらもアリ。この戦法ならば耐性を積む必要もなくなる。
 
特殊なギミックはなく、状態異常も眠りと転びだけで、シンプルに高火力で攻めてくる昨今では非常に珍しいタイプのボス。逆に言えば搦め手がほとんどないので攻めの手が休まることがほぼなく、攻撃力の高さも相まって一度追い込まれると立て直しが難しい。
Ver.6.4時はフォースブレイクがまともに効かないため一気にHPを削る戦法が使えず、順調に行っても戦闘時間は5~6分程度とコインボスとしては長期戦になりやすかった。
小細工が通用しないので、真正面から相手の攻撃に対処しながら攻撃を加えていくという点ではプレイヤースキルが重視されるボスと言える。
 
サポート攻略は足元系攻撃や仲間呼びがない分ハードルが低そうにも思えるが、攻撃の激しさから耐性を考えない構成で行くと苦戦するか最悪返り討ちが関の山なので、きちんと構成を整えていく必要があり、敷居は高い部類と言える。やはりソロサポで行くなら定番の【天地雷鳴士】は自身のマジックバリアにカカロンのフバーハで安定して攻略ができる。【真・やいばくだき】が通るので呪文耐性を整えた【戦士】がかばいながら戦うのも面白い。地味にかばうの選択射程が長いのでボスの図体の向こうにいる味方もかばえる。ただしチャージタックルは一切通らないので使用しないように。
また【ミステリドール(仲間モンスター)】は石膏ガードでのダメージ軽減に加え守備力上昇、呪文・ブレス耐性増加も撒いてくれるため優秀。特に6.5後期での強化後は居ると非常に安定するようになった。
一方盾で耐性を盛れない【まもの使い】がHPリンクで守りながら戦うのは少し厳しい。

Ver.6.5前期

実装時点ではHPが70%以下になると【フォースブレイク】の最低保証の50%ダウンも入らなくなっていたが、本Ver.で入るように修正された。
これはVer.6.4期間中は意図的な挙動とされていた。

討伐報酬

余談

まめちしき2ページ目によると、エビルプリーストはいかに強くとも自我を失えば無意味と考え、一度外部に魂を保存してから肉体を進化させ、その後魂を憑依させたとのこと。
リメイク版DQ4の知識が無ければ意味不明の一文だが、これは出典においてエビルプリーストが進化の秘法を用いた後も記憶や人格を保持していたことへの理由付けとなっている。
ピサロが自らをデスピサロに改造した際には進化の秘法の副作用で精神汚染を受けてしまったが、エビルプリーストは改造時に肉体から精神を切り離すことで精神汚染を回避したということだろう。DQウォークの究極進化エビルプリースト(2022年11月11日実装)でも同様の回避方法がされたという設定がなされた。
 
報酬アクセのラストチョーカーは2022年の【クリスマスプレゼント】にて先行配布されており、そのフレーバーテキストから対応コインボスは進化の秘法と関わりのある者と判明していた。
また、Ver.6.4.0ではラストチョーカーの入手先として、未実装のはずの究極邪教司祭コインの名が確認できてしまうという不具合(恐らく設定ミス、後にVer.6.4.1で修正)があり、次のコインボスが彼でほぼ確定と容易に予想可能になってしまっていた。