【ベロリンマン(DQ11)】

Last-modified: 2021-06-13 (日) 14:09:21

DQ11

【グロッタの町】【仮面武闘会】参加メンバーの一人。【ガレムソン】とのコンビで登場する。
 
DQ4の【武術大会】に登場したイエティタイプのモンスターではなく、人間キャラである。
丸い目や舌だし、戦闘時の待機ポーズや「ベロ~」などの口調と言った【イエティ】の特徴を残しつつも「銀髪ロン毛」「格闘家らしいマッチョな肉体」、さらには「【キングスライム】級を誇るビッグなお尻」などよりワイルドな風貌に変化した。
簡単に言えば顔はそのままで体が【あらくれ】と同じ物になった、という所。
仮面武闘会ということで、イエティの隈をあしらった仮面を着けている。
英語版での名前はAbominable Showman。「興行師」を意味するShowmanと「雪男」を意味するAbominable Snowmanを掛けたものと思われる。
 
もちろん、今作でも代名詞の【分身】は健在。
熱狂的なファン曰く「変幻自在のトリックスター」「ただベロベロ言ってるだけと思わせて、相手を油断させるのがうまい」だとか。
相棒とともに巨体&ビッグなお尻を活かした肉弾戦で主人公の前に立ちはだかる。
相棒共々ラリホーが効くが、ハンフリーの判断力が低いため眠らせた端から起こされてしまう。
 
なお、討伐モンスターリストによると「呼び出した分身は、掃除・洗濯・家事・育児をこなす」そうで、後述の微笑ましいエピソードを含めて考えると、彼の意外に家庭的で面倒見の良い部分が浮かび上がってくる。
 
実は、【さえずりのみつ】入手後の【ダーハルーネの町】の露店の前に彼の姿を見ることができる。しかし、初回プレイで彼が今作のベロリンマンだと気付いた人は多くはないだろう。ちなみにこの時、隣には【ミスター ハン】がいるが、彼曰くベロリンマンは「相棒」らしい。こいつら意外と仲良いのか?

世界に異変が起きた後

魔物蔓延るグロッタの町でも魔物化することなく、孤児院にいる。しかし、魔物のような顔立ちのせいで事実上軟禁状態にあった。
町が戻った後は孤児院の子供達と戦いごっこ(子供がハンフリー役で自分が魔物役)に興じる微笑ましい姿を見せる。

過ぎ去りし時を求めた後

復活した【アラクラトロ】に洗脳されて「ベロリンマン・邪」と化し、【グロッタ地下遺構】の奥で他の武闘会参加者とともに再び主人公たちと相まみえる。
 
アラクラトロ・邪撃破後は正気に戻る。正気に戻った後は、イシの村復興イベントの一環で主人公の依頼を受けガレムソンとともに【イシの村】の用心棒となる。
【結婚】イベント後は自分もおヨメさんが欲しいとつぶやく。もっとも彼の性格からして、おヨメさんにしたいタイプであるが。
ある程度戦えるし家事も万能。【シルビア】と通じるところがある。
 
余談だが、邪モンスターと化した際は、他の闘士たちが仮面をつけていないのに対し、彼はつけたまま。
外すと元のモチーフが分かりにくくなってしまうためだろうか。

戦闘能力

仮面武闘会

上述のとおり、ガレムソンとのコンビで主人公・【ハンフリー】コンビと予選1回戦で戦うことになる。
十八番の分身を絡めた手数で戦うタイプであるが、残念ながら旧作ほどの脅威はない。というのも

  • 【主人公(DQ11)】は特技か呪文でグループ攻撃が可能なので、本体と分身をまとめて攻撃が可能
  • 分身の際にMPを消費するが、ベロリンマン自身の最大MPが低い為、3回までしか分身を生み出せない
  • 一体でも分身が倒されるとその度にMPを消費して分身を生み出そうとするため、あっさりとガス欠になる
  • 共闘しているハンフリーの攻撃で確実に一体は分身を潰してくれるため、こちらが何もしなくても勝手にMPを消費してしまう

といった理由で4でアリーナを苦しめた「分身の中から一体だけ本物を見抜かなくてはいけない」という状況になることがないのだ。
また、本作では敵もHPが減ると名前の色が白→黄→オレンジと変わるのですぐわかってしまう(PS4版等ではターゲット選択時、3DS版や2Dモードでは状態変化確認時に判別可能)。
…というかそもそも2Dモードではガレムソンの隣のが本体なので問題があまりない。蘇生も行ってこないし。
 
連携技の【ダブルヒッププレス】に注意しつつ、痛恨の一撃を繰り出す相方から先に沈めよう。
 
【におうだち】を使うこともあり、かばわれるとガレムソンの痛恨チャンスを増やしてしまうことになり、危険度はかなり増すので油断はしないようにしよう。

邪ver

PS4版では5人全員と一気に対決するが、3DS版ではガレムソンとのコンビに【マスク・ザ・ハンサム邪】を加えた3人で出現し、その後に【ビビアン・邪】【サイデリア・邪】コンビが来る連戦である(DQ11Sは各モードとも移植元の仕様)。
もちろん、どちらでもその後にはアラクラトロ・邪が控えている。
 
この戦いでは分身は使わなくなっており、その分におうだちの頻度が高くなっており、呪われた闘士達を攻撃からかばおうとする。
HPも闘士たちの中で一番高い2400。さらに呪われし闘士たちは有効な属性がバラバラで、それ以外は半減するようになっているので攻撃呪文は通じにくく、全体攻撃呪文をにおうだちで受けてもすぐには倒れないことも。
やはり【覇王斬】などの無属性攻撃が有効。味方も相当強くなっているはずなので前座は早めに片付けたい。

DQ11S

声優は小西克幸(【ムンババ】【イッテツ】と兼役)。
 
【縛りプレイ】「町の人にウソをつかれる」では「ベロリンマンを演じるのに疲れたのでキャラ変更したい」と言う。
嘘ばらし後の反応が

おい! ウソだと言ってるだろ!
そんな目で 見るんじゃない!
お前に 何が わかるってんだ!

というあたり、何だか色々な苦労をしているようで同情してしまう。
ベロベロ言ってること自体はキャラ作りだがやめる気はない、ということか。