【グロッタの町】

Last-modified: 2024-08-03 (土) 18:59:46

DQ11

【ロトゼタシア】北東部・【ユグノア地方】の山間部にある【町】。英語版での地名はOctagonia。
なお、グロッタというのはイタリア語で「洞窟」という意味の単語である。この語は英語版ではまったく別の地名に使われている。
 
入口から向かって正面には立派な【グレイグ】の像がある。
町自体が一つの巨大な建物になっているのが特徴で、武器屋等の店は地下にある。
最奥部に孤児院があり、セーブなど【教会】の機能もそこで受けられる。
シナリオを進めるとその地下室から【グロッタ地下遺構】へ行けるようになる。
 
その構造上、ルーラで天井に頭をぶつける仕様が存在する3DS版では全域がルーラ不可となる(カジノのルーレットエリアは吹き抜けであるためか、ルーラは可能)。
おまけに教会は奥地にあるため、中断ポイントとしての使い勝手は最悪と言える。
なおPS4版では受付近く(町の入口から比較的近い所)に【女神像】がある上ルーラも使えるので中断ポイントに使うのも悪くない。
 
ストーリーではまず、【虹色の枝】を求めて訪れたところ、それが【闘技場】で開かれている【仮面武闘会】の賞品になっているため、主人公たちが参加する事になる。【イエローオーブ】も賞品として並んでいる。
しかし闘士が消えるという事件も発生しており、その真相を確かめるべく、【ロウ】【マルティナ】も参加する。
仮面武闘会決勝終了後、消えたマルティナを追ってグロッタ地下遺構へ向かい、事件の元凶である【アラクラトロ】を討伐することになる。
討伐後は武闘会表彰式にて虹色の枝がロウたちに持ち去られたことが分かり、追って【ユグノア城跡】へ向かう。
なおアラクラトロ討伐後のイベントでこの町に戻って宿屋で目覚めるタイミングであの忌まわしき【呪いのモチーフ】が流れるので苦手な人は警戒が必要。
最も、イベントの中身はただのネタで、全然忌まわしくも何ともないのだが…。

世界に異変が起きた後

町の手前でマルティナの噂を聞き、再会するために訪れる。先にユグノアで【バクーモス】を倒していないと、フィールドの橋でロウに止められて来ることができない(この時、ロウが死んでいるとHP1で生き返る)。
町は【妖魔軍王ブギー】の仕業により魔物に占領されている。と言ってもブギーの意向なのか魔物たちは戦うつもりが無いようで、町中で戦闘になることはない。
魔物たちは基本的に人間のやり方に合わせて町を運営しており、金を扱うのが回りくどいと言いながら、店も魔物たちが営業している。
彼らは主人公たちに対しても友好的で、普通に売り買いも可能。
中には「人間に憧れていて、人間のようなコトをしてみるのが夢だった」という魔物までいて、ソイツも普通に店番をしている。
住民は怯えているためか、教会と店以外の民家には入れない。
町の闘技場が【カジノ】に改造され、グレイグ像は首から上がブギーの頭部にすげ替えられている。
町中のモンスター曰く、「ブギー様はもっとぽっちゃり系のはず」「ブギー様は着痩せするタイプなのね」とのこと。
 
カジノで魔物化された【呪われしマルティナ】、そしてブギーと戦う。回復なしの2連戦となるので注意が必要。
倒すとマルティナが正気に戻り、パワーアップして仲間に帰ってくる。【マーメイドハープ】も同時に手に入り、【クレイモラン城下町】に行けるようになる。
3DS版ではここで1度ブギーに【全滅】しておかないと【旅のおもいで】をフルコンプできないので注意が必要。所持金は先に銀行に預けておくこと。また、呪われしマルティナ戦で全滅しないように注意。
 
ブギー撃破後のイベントで【呪いのモチーフ】が流れるので注意。
正確なタイミングは、マルティナ再加入後の「そして 夜が明けた!」というメッセージと共に流れる【宿屋(曲名)】の直後。呪いのモチーフが苦手な人は、このメッセージを見たら覚悟しておくこと。
この演出によりこの町だけで二度も呪いのモチーフを聴く事になる。それもボス撃破後の展開で。
 
グレイグ像改めブギー像はPS4版と3DS版3Dモードでは大体同じ作りになっている。
だが3DS版の2Dモードではグレイグ像が武器を構えた構図ではないので大分雰囲気が異なる。
そして何よりブギー像はグレイグ像の首すげ替えではなく首から上がドーンと鎮座するデザインになっている。
首から上だけでありながら大きさはグレイグ像よりむしろ大きいくらいでインパクト抜群である。
なお、「グレイグ像が不細工になった」と呆れている住民もいる。

モンスターカジノ

妖魔軍王ブギーの手によってかつてのコロシアムを改造したカジノ。
不自然なまでに当たりが出やすいという罠丸出しの場所であり、気づかずに大勝ちして調子に乗った人間やブギーに立ち向かった闘士達は、魔物に変化させられブギーの手下となってしまう運命が待ち構えている。
 
ここの景品【ラブリーエキス】が、マルティナのいるスペシャルステージに入るのに必要、すなわちシナリオ進行必須となるため、解決にはこのカジノで遊ぶことになる。
この時、コインが一定枚数以上なければ2000コインを無償で提供してくれる。
 
この時点のカジノで遊べるのは普通の【スロット】だけだが、大当たりが出る確率は非常に高く、笑いが止まらないくらいの確変祭りになる。
PS4版では【マジックスロット】もあるが、こちらも通常なら絶対にありえない「設定7」で固定されている。一度ボーナスに入ると半永久的にボーナスが続く。
それでもうっかり負けてコイン0になった時に備え、再び2000コインを無料で提供してくれるという極めつけにありえないシステムで客を逃がさないようにしており、「なんとしても勝たせて調子に乗らせよう」という思惑が見えるのは、DQ10における【悠久の回廊】のカジノと同じである。
主人公たちがブギーの手下にさせられることはないので、遠慮なく100コインスロットで散財しよう。通常ではめったに見られない【ジャックポット】演出を確認しておくのもあり。
PS4版・DQ11Sでまだカジノを体験してなければこれを期にマジスロを体験してみるのも悪くないだろう。
 
ただし【ラブリーエキス】以外の景品は、アイテム名が隠されている上に【ひのきのぼう】【うまのふん】といった格安アイテムばかり。【ボンモール北の村】を思い起こしたプレイヤーも多いだろう。
カジノ系の称号もここでは入手不可。
なお、【ソルティコの町】のカジノで稼いだコインはそのまま使えるため、ラブリーエキス1つ分のコインさえあればスルー可能。
 
ちなみに、モンスターカジノでの景品は以下の通り。
10,000枚…ラブリーエキス
25,000枚…やくそう
50,000枚…ひのきのぼう
100,000枚…うまのふん
500,000枚…ステテコパンツ
1,000,000枚…まほうのせいすい
実は名前が伏せられている景品でもキャラクターの所持品やふくろに入っている個数はわかるため、それらと照らし合わせれば交換しなくとも正体があっさりわかったりする。
 
さらにここのコインは幻であり、ブギーを倒すと先述した呪いのモチーフとともにすべてなくなってしまう。【戦歴】のカジノ項目も遊ぶ前のものにリセットされる。
コインに関しては、異変後のグロッタのイベント開始前の状態まで巻き戻される。交換したアイテムはそのまま手に入れた状態となる。
ここで交換してもらえるラブリーエキスは鍛冶で使うこともあるので、ここでコインを稼いだら、コインが尽きるまでラブリーエキスを買ってしまおうのが良い。
まほうのせいすいなんかもそこそこ使えるアイテムだが、さすがに必要枚数が多すぎてタイムパフォーマンスが悪い。
これで、「手に入れたアイテムは手元に残り、コインは使い切ってもイベント開始時の枚数に巻き戻る」ことになるので損もしない。
 
なおブギーが討伐された以後もこのカジノは元に戻すにも費用がかかるということもあり、そのまま存続となる。
もちろん設定は通常のカジノの状態になってしまうが、【ポーカー】【ルーレット】が解禁され、景品もラブリーエキス以外一新されるので、ぜひ遊んでいこう。
 
占拠中のカジノ入口直後にいる【ライオネック】(PS4版では【シャドーサタン】)は「ここで得たコインは持ち帰らぬよう」と言っていていかにも持ち出せないようなことを言っているが、実はそんなことはなく普通に持ち帰れる。
しかも、強さ画面のカジノのコインにしっかりカウントされている。
じゃあこれを「ソルティコに持って行って景品貰い放題だぜ!」なんてことはできない。
ブギー占拠中のグロッタのイベントを開始すると、その間はソルティコのカジノは狙い澄ましたかのように清掃中になり、そもそもカジノに出入りができなくなる。
結局ここで稼いだコインはブギーカジノで使い切るしかないが、DQ10の悠久の回廊のカジノではアイテムの交換ができないので、それよりはマシだろう。

過ぎ去りし時を求めた後

異変が起きた後の世界ではカジノを運営せざるを得ない事情があったが、過ぎ去りし時を求めた後では町長が自主的に闘技場を潰してカジノを営業している。
恒例であった仮面武闘会は長年やって来たそれなりに歴史があるもののはずなのだがそれでいいのか?いったい何があったのだろうか。
【堀井雄二】の「歴史はいずれ一つにまとまっていくだろう」という発言から、各地の地形変化と同様に異変後世界の「闘技場がカジノになった」という因果事象が流れ込んできたのだろうか?
【デビルモード】の件と言い、こちらの世界へのブギーの影響は結構大きい。
異変後の世界では魔物に壊されてしまったエレベーターだが、こちらでは原因不明の故障を起こしカジノの儲けから修理代を出して貰うようぼやく【あらくれ】がいる。
町の入口の像はブギーがいない為グレイグ像のままだが、本人を連れてくると「自分の像が建っているのは恥ずかしい」とコメントする。
ルーレットステージのジャックポットタワーも、異変後の世界だとブギーの顔が設置されているが、こちらの世界では【キングスライム】の顔に差し替えられている。
 
【アラクラトロ・邪】が復活してかつての闘士たちを操っており、再び地下遺構へ向かうことになる。
解決後は【ハンフリー】から【クリスタルクロー】がもらえるほか、孤児院前にいる【ガレムソン】【ベロリンマン】【イシの村】復興のために連れていけるようになる。
また、カジノにいる【ビビアン】【サイデリア】からは【ギャルのコサージュ】【ギャルの服】【マスク・ザ・ハンサム】からは【カリスマスタイル】のレシピをもらえる。
 
3DS版では井戸の中に【さいごのカギ】で開く扉があり、【きんかい】が拾える。

DQ11S

追加エピソード【気高き戦姫マルティナ】では、この町を単身訪れたマルティナがブギーに挑む様子が描かれる。
この頃はモンスターカジノ建設のため町の人々がこき使われている。
ちなみに闘技場のエレベーターは後に主人公たちが訪れる時には壊れて使えなくなっているが、
このエピソードで重量オーバーの荷物をエレベーターに詰め込んでいる様子が見られている。
故障を起こしたのはそれが原因であろう。魔物たちには機械の知識が無かったようだ。あ~あ…。
 
完成後のカジノにはルドマンの屋敷【冒険の書の合言葉】を持つヨッチ族がいる。

ライバルズエース

一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」の第1章・ステージ4として登場。
異変後のモンスターカジノ化された状態であるため、ボスは妖魔軍王ブギー。
周辺に現れる敵リーダーのモンスターは【ファーラット】【メラゴースト】【かくとうパンサー】【ホイミスライム】【メタルスライム】となっている。