【追憶の神殿】

Last-modified: 2024-03-26 (火) 22:00:18

DQ11(3DS版)

【ヨッチ村】の祭壇の間から行ける神殿で、【冒険の書の世界】クエストを全てクリアすると現れる階段の先にある。
冒険の書の世界における【クエスト】の都合上、ここに来る為には1度【邪神ニズゼルファ】を倒しておかないといけない。
ここにある「過ぎ去りし時の祭壇」から行ける世界では、冒険の書の世界を改変した黒幕たちが待ち受ける。そいつらは見た目こそ本作に出て来るザコ敵の色違いだが、各作品の【ラスボス】を模したモンスターとなっており、名前の一部に各ラスボスの名前が含まれている。
系統も外見とは関係なく全て【???系】
1層と2層は2D、3層以降は3Dモードで戦うことになる。それぞれ各作品のラスボスの特徴を、外見のみならずや台詞や能力の一部まで再現しているが、もちろん裏ボスということでオリジナル作品より強化されているものがほとんど。
本編ストーリーのボスキャラは状態異常に何かしらの弱点を抱えていることが多く、その弱点を突けば容易に撃破可能な相手が多かったが、追憶の神殿のボスは元がラスボスのせいか状態異常への耐性が軒並み高い。特に【りゅうおうもどき】の補助への耐性は圧巻で、ルカニを含むほぼ全ての状態異常やステータス低下が効かない。
他のヤツらもマヌーサと毒、ステータス低下以外は軒並み効きにくく、眠りや混乱は揃って無効なので、搦め手がほとんど通用せず、力押しで負けないようにこちらも十分にレベルを上げなければ勝てないようになっている。
本作本編のボス戦とは異なり痛恨がバンバン飛んで来るため、【アルテマシールド】の少ない見せ場かもしれない。
1層はニズゼルファをぎりぎり倒せるレベルでも何とかなる強さだが、2層は火力が高くなり、3層は連戦の上に複数の状態異常や容赦無い攻撃でLv90以上でも苦戦の可能性がある。
 
3層の連戦は、【魔王ウルノーガ】の連戦とは異なり、【呪われしマルティナ】【妖魔軍王ブギー】や呪われし闘士たち→アラクラトロ・邪のように一戦目の勝利後にHPやMPが回復せず、【死亡】したキャラは生き返るもののHPは1という、消耗した状態のまま二戦目が始まる。
そのため、一戦目で消耗をできるだけ抑えることや戦闘の締めくくり方が非常に重要なのだが、高火力の特技や装備だけで全て対策しきるのが不可能な複数の状態異常技の連発によりそれを容易にさせない難敵となっている。
特に対処困難な【魅了】が厄介で、オマケに使い手は素早く先手を取られて誰かが魅了されて巻き込み事故が起きる可能性が高いので、全体攻撃は細心の注意を持って使う事。
合間に経験値が40000入るため、もしまだLv99になっていなければ、ここでレベルアップ出来るように調整して置くのも有効。

それがムリなら主人公を控えで温めておいて1戦目を倒し、2戦目が始まったら控えのメンバーに全員即座に交代し、ベホマズンで全回復→交代の手順を踏むことで立て直す手もある。
元々1戦目は盾役のグレイグ、回復にセーニャ、レディーファーストでキラキラポーンをバラ撒くシルビア、呪文で弱点を突けるベロニカorロウに適正があるため主人公は2戦目に備えて温存するのは悪手とは言えない。

さらに二戦目の敵は上記に加えて毎ターンのように【いてつくはどう】を連発するため、確実な対処法が「殺られる前に、出来るだけ早くどちらか片方を倒す」位しかなく、3DS版DQ11の中でも最大級の難所となっている。
1戦目を突破して2戦目で全滅した場合、ドラクエでは大抵の場合、次に挑むときは2戦目からになるのだが、ここではそんな常識も通用しない。見事1戦目を突破しても、2戦目で全滅してしまえば、1戦目からやり直しになるのだ。
魅了等に引っかかったり、極悪コンボを連発されたりと運にも左右されるため、根気よく何回も挑戦してみよう。

 
時の破壊者を撃破すると、その正体である【時の守り神】によって【主人公(DQ11)】の銅像が設置される。

DQ11S

上記のボス戦全てを2Dグラフィックで戦うことになり、ここの戦闘とイベントで使われるDQ11のBGM3曲もFC風アレンジとなる。
またナウマンボーグ系モンスターの削除に伴い、ナウマンムーアが【セルゲイムーア】に置き換わっている。
 
戦闘システムも当然2Dモード(3DS版の方式)のものになり、コマンドはターン前の一括入力である。
行動直前入力(PS4版の方式)である3Dモードでのボス戦とは異なり【すばやさ】【いれかえ】が重要になってくるので、キャラによってはほしふるうでわ+3を用意して素早さを高める必要がある。
回復担当のセーニャやロウ、【レディファースト】を併用する際のシルビアなど、場合によってはほしふるうでわ2つ体制にすることもあるだろう。
特に普段から3Dモードで本編を進め、ヨッチ村を後回しにしてまとめてクエストを片付けここに挑んだ場合だと、モードごとの仕様の違いに戸惑い苦戦しやすい。
それぞれの冒険の書の合言葉を手に入れた時期に各クエストを挑めば、時期相応のレベルなのでほどほどの難易度を楽しみつつも3Dモードと2Dモードの違いに少しずつ気づき理解するだろうが、ラスボス撃破後にここに来た場合はどのクエストも単なる消化試合となり、AI任せでさっさと済ませて終わらせることになるだろう。
その結果、難関のここに至るまでに2Dモードでの仕様の違いや戦闘の立ち回りのコツに気づくこともない為、3DS版をプレイした人ならともかく、PS4版しかプレイしていない人は、ここでの戦いがより一層難しく感じることになる。
 
もちろん搦め手がほとんど通用しないのも3DS版と同じなので、すべての敵が強いしばりプレイをしている場合、尚更レベル上げが必要になってくる。
全体攻撃技の連発でのゴリ押しが通用するのは1層まで(というか、1層の相手が最も状態異常耐性が高いので、ゴリ押しせざるを得ない)。
2層以降は敵の火力が大幅に上昇し、3層では火力に加えて無数の状態異常まで駆使してくるので、装備での対策やステータス低下呪文を駆使した戦術が求められる。
特に敵マダンテのダメージが450程度まで引き上げられているので、これ+他の敵の攻撃でパーティが半壊するようだと勝てない。
 
また【ゾーン】はモードが切り替わると消えてしまうため、戦闘前に予めゾーンにしておく場合は冒険の書の世界のダンジョンで戦う必要がある。
ゾーン溜めは仕様を生かして雑魚戦で逃げまくれば3Dモードよりもあっさり溜まるのでそれほど手間にはならないし、2Dモードの長所の一つである総替えからのれんけい技先手発動はいざという時に役に立つものも多いので、事前に準備しておくのに越したことは無い。