【白波の装】

DQ8（3DS版）

新たに追加された【ククール】専用の鎧。守備力は88。
【着せ替え】に対応しており、DQ10から増えてきた和装になる。
騎士が侍にジョブチェンジである。
紺と赤の騎士団服で展開された【死なせないさ…】のイベントを、和装で見ることも可能になる。
　
【みずのはごろも】・【紅蓮のローブ】・【月のおうぎ】の3つの武具を錬金する事で入手できる。
錬金素材の関係上、最速で三角谷の辺りで入手可能であり、もうだいぶ終盤まで来てはいるが性能は優秀で、メラ、ギラ、イオ、バギ、ヒャド、炎、吹雪すべてのダメージを35減らしてくれる。
守備力は劣るが、呪文やブレスの軽減数値は【ドラゴンローブ】に迫るほど高く、バギにも対応する点では上回る。
そのためククールはこちらをメインにして、ドラゴンローブを【ゼシカ】他に回すのもいいだろう。
材料の水の羽衣をゼシカなどが装備していた場合はなおさらである。
　
ただ、割合軽減ではなくポイント軽減である事には注意。【追憶の回廊】のような桁の違うダメージが飛び交う魔境ではあまり役に立たない。耐性の数が減る事になっても割合軽減またはステータス異常防止の防具を選んだ方が良い。
気分を変えるのには最適なのでそのあたりを割り切って使おう。
　
レシピは【暗黒魔城都市】で入手可能。
これを書いた暗黒神の信者は、異国の装束「着物」の材料（=白波の装のレシピ）は知っていたが、その仕立て方を知らなかった。
暗黒神が世界を一つにすれば異国へ行くこともできるようになり、着物の実物を見ることができるかもしれない、と夢見ていたことが窺える。
狂信者ばかりと思われた暗黒神の信者の中に、このような夢を抱いて信仰していた者がいたのは意外と言うべきか。
文章の語調からいって、このレシピは女性が書き残したものであろう。
ちなみにプロモーションビデオでこのアイテムを錬金する様子が流れており、着せ替えができることもついでにアピールしている。
めざといプレーヤーなら気づいただろう。
　
余談だがこの装備、女性向けを狙ったデザインではあるが当の女性ユーザーは服装の方ではなくむしろ髪型がポニーテールになっている方に着目していた。
いつの時代も、異性のウィークポイントというのは分からないものである。
武器まで含めて和装にしたい場合は、【退魔の太刀】を装備しよう。
また、【オーディーンボウ】などで弓道スタイルなんてのも良いかもしれない。
　
ちなみに「白波」とは、歌舞伎の演目「白波物」に由来し、「盗賊」を意味する言葉である。
（語源は中国・三国時代の黄巾賊の一党である「白波賊」より）
聖職者のはずのククールに不似合いなイメージだが、「女子のハートを盗む」イケメンならばこうした服装もアリなのだろう。
さらに余談だが、DQ10ではこの服と同じ白波の名を冠するNPCが季節イベントに登場している。