【はぐれメタルキング】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:18:30

概要

DQMJ2P以降のモンスターズシリーズに登場する【はぐれメタル】の王様。
王冠を被って浮遊している超巨大はぐれメタルで、【スライム系】のSSランクモンスター。
かつて「あるくんです」に【はぐれキング】というものが登場していたが、それが何倍にもデカくなって帰ってきた。
【メタル系】なのでかなり硬いはずだが、それが疑わしいほどドロドロした体をしている。
まあスライムとしては非常に正しいあり方をしているわけだが(浮いている以外)。

DQMJ2Pでの出現時や体技等の使用時等、身体から垂れ流した滴からはぐれメタルをボトボト生み出す描写が存在する一方で、はぐれメタルが合体してこの魔物になる場面は存在しない。
DQMJ3Pの説明では【キングスライム】の様な集合体ではなく、逆に分裂してはぐれメタルを生み出す側の存在にもとれる。
一部のプレイヤーからのあだ名は歯茎(はぐれメタルング)。
 
ちなみにはぐれメタルの口は黒色だが、はぐれメタルキングの口は赤色。
 
DQMSLでは、上位種として冠が変わった「はぐれロイヤルキング」が登場した。

ジョーカー2プロ

【ヒヒュドラード】を倒した後、【ピピッ島】の焚き火や燭台があるフロアに稀に出現する。
出現するタイミングはエリアに入った直後か、ザコとの戦闘後。
初回のみ登場ムービーが流れ、ドロドロした巨体や滴り落ちた体がはぐれメタルになるのを堪能できる。
出現時ははぐれメタルがあちこちに現れるが、本体を守るためか、他のエリアのものと異なりこちらを発見すると向かってくる。
ここではぐれメタルと戦ってしまったり、正面から当たろうとしてしまったりすると、折角現れたこいつが消えてしまうのでステルスを使おう。
しかも現れたらすぐに追いかけないと雲の中に隠れて戻ってこなくなるので注意。
 
やっとのことでこいつと遭遇しても、倒すのは至難の業。 
350という(メタル系にしては)猛烈に高いHPと2000もの守備力と素早さを併せ持ち、さらにすぐに逃げてしまう。
斬撃よそくをしてくることもあるので、魔神斬りに頼る戦法はあまり有効ではない。
倒すならこうどうはやいとアンチみかわしアップを持つ【最強サーベルきつね】を使おう。
コイツにメタルキラーの特性ともろば斬りを覚えるスキルに攻撃力アップSPをつけぎんがのつるぎを装備。
1ターン目にバイキルミンをコイツに使い、もろば斬りを使わせよう。アンチみかわしアップで外れる心配は無い。
斬撃よそくで跳ね返されて死んでもいいように、2匹ほど用意してもいいだろう。
経験値稼ぎには向かないが、倒せば655350という莫大な量の経験値と、1/256の確率でぎんがのつるぎを落とすこともある。
 
スカウトすることもできるが、前述の通りすぐに逃げるため悠長にテンションを溜めている暇は無いので霜降り肉は必須。
というか圧倒的な守備力に加えて、メタルボディによる補正、サイズによる補正、高ランクによる補正、圧倒的な素早さによる回避率など、スカウトを妨げる要件がてんこ盛りなので、スカウト特化のパーティでもほとんどスカウト率が上がらない。
つまり肉なしでの入手はほぼ不可能に近い。
1ターン目に逃げないように祈りながら、霜降り肉とマインドブレイクを持つモンスターになめまわしを使わせよう。
効いたらスタンバイしておいたアンチみかわしアップの特性を持つ攻撃力ができるだけ高いモンスターを出してスカウトアタック。
これでも10数%程度なので後は祈るしかないが、他の3枠と違って出現するかどうかは運任せ。つまりリセマラしようにも尋常じゃなく効率が悪いのだ。
一応リセマラに近いことはできる。それは、はぐれメタルキングが出るエリアと時間でセーブして、近くの敵と戦闘する。
出現したら、ステルスを使って当たりに行き、はぐれメタルキングと戦闘する。
救済措置か、【スラ・ブラスター】【ダイヤモンドスライム】の配合で作ることも可能だがこっちもハードルが高い。
いずれにしろ、苦難を強いられることになるだろう。
………のだが、1度は逃げずに必ず10%でスカウトできる方法が存在する。
その方法とは、1ターン目に主人公は霜降り肉、【こうどう はやい】持ちのモンスターに自滅技(【メガンテ】など)を使わせる方法。
そうすれば、はぐれメタルキングは何もできずに強制的にスタンバイと交代。1ターン経過する。
注意点として、自滅技使用でパーティーが全滅しなければならないことと、スタンバイが一体は要ること。
 
仲間としては、【ギャンブルボディ】【スタンダードキラー】【メタルボディ】・ギガボディ2~3回の特性を持つ。
今作は行動回数が多いモンスターはデメリット特性を持つのだが、なぜかこいつはAI2~3回行動なのにデメリット特性を持たない。
そのくせ守備力・素早さは1600まで伸びる他、賢さも1490と【マガルギ】に次ぐ値を誇る。
HPも200とメタルボディ持ちの中では最大だが、「HPアップSP」も付ければほぼ完璧な値になる。【エルギオス】は泣いていい。
高い賢さから1ラウンドに2~3回繰り出される呪文の威力は驚異的だが、攻撃力の上限は565と低い。
そのためつねにマホカンタやメタルボディのモンスターが相手にいる場合は呪文だけだと無力になるので注意。
またマインド系への耐性が半減しかないので、スーパーキラーマシンのなめまわし→魔神斬りで即死することも。
他にもルカニやかぶとわり、ギガ・マホトラなど弱点は結構多いのでそれを補うようなスキル構成にしておこう。
所持スキルは固有の【はぐれメタルキング】
デメリットのある強力な呪文や特技を覚えるが、本人との相性はイマイチだ。

テリワン3D

スカウトできる形で出現するのが他国マスター戦か【めぐりあいの扉】だけなので、余計に経験値稼ぎには向かない。
他国マスター戦では【ダイヤモンドスライム】と組んで出てくる。
倒せば莫大な経験値が得られる。が、何とこいつらはよくマスターを見捨てて逃げてしまう…。
かと言って攻めに回られてもSSクラスのギガサイズは伊達ではなく、半端なパーティでは文字通り手も足も出ずに叩き潰されるのがオチ。
前作と同じく斬撃よそくも使う。
2回は動くのでこいつに半壊させられた直後に逃げられたり3回攻撃で反撃すら許さぬ完封をやってのけたり。
魔神斬りの仕様やこいつのメタ貼りにイライラさせられたプレイヤーも多いだろう。
守備力にさらに磨きがかかっており、前作でワンキルできた攻撃力1200程度では1ダメージしか入らない。
いずれにせよじっくり相手をしている余裕はほとんどないので、スカウトするにしろ倒すにしろ短期決戦を心がけよう。サージタウスなどのこうどう はやい持ちにバイキルトをかけ、かぶとわり→攻撃をさせるのも手。メタルキラーを付けておこう。
隣のダイヤはこいつほど守備力はないので、ダメージが通るなら勝手に死ぬ。
しかし仲間にする手段は意外にも豊富で、他国マスターからスカウトする、ダイヤモンドスライムに【スライダークロボ】、スラ・ブラスター、【勇車スラリンガル】【エリスグール】【スラリン船】【スライバ船】のいずれかを配合して作る、【ちいさなメダル】をメダルおじさんに250枚渡す、【すれちがい通信】でごく稀に乱入してくる「恐怖の大王」に勝つ(条件はジュヒョウ編クリア後に誰ともすれ違えず本体が3000歩数えること)、【にじのタマゴ】から孵すのいずれかの方法で仲間にできる。
 
前作と比べるとHPは260(究極化で312)に上がっているが、賢さは大幅に減らされている。
通常だと1000までしか上がらず、究極化しても1160にしかならない(それでもそこそこ高い方ではあるが)。
メタル系の性で攻撃力も死んでおり、究極化しても318にしかならない。他国マスター戦でのあの攻撃力はなんだったんだろうか。

その代わり、守備力と素早さは究極化すれば1880まで伸びる。
特性は前作のものににげあしが追加されており、+25でギャンブルボディが、+50でジャミングブレイクが追加されるようになっている。ギャンブルボディはダメージが1.5倍になるので注意。
こいつに【スライダークロボ】を配合すれば、スライム系最上位のモンスターである【メタルスター】を生み出せる。
 
運用は前作と同じような感じでOKだが、マホトラ、ルカニに加えてマインドまで弱点になってしまっているのでここを補強すべし。またメタルボディに内包されている消費MP2倍も痛い。
行動回数が多い分特技を連発しやすく、MPがあっという間に枯渇してしまう。できればこの辺もスキル等で埋め合わせたいところ。
 
所持スキルの【はぐれメタルキング】はウトウトを押し付けられた挙句に〇〇ガード+が変更された上に1つに減らされる仕打ちを受けたが、アンカーナックルとそのガード+の仕様で使用率はむしろ上がっていたりする。
本人との相性は相変わらずなのでほとんどの場合【ドラゴン系】(とくに【キングヒドラ】)に回される。

イルルカ

入手方法はテリワンの頃とほぼ変わらず。
他国マスターも相変わらずこいつを連れているが、相方がダイヤではなくはぐれメタルになっている。こいつから零れ落ちたのだろうか。
相変わらず経験値は高いが、1ターン目にはぐれメタル共々マスターを見捨てて逃げてしまう可能性も高い。前作同様、両方逃げてもこちらの勝利になってアイテムがもらえるが、何とも言えない気分になる。
仕様変更で他国マスター戦でのセーブロード戦法が使えなくなってしまったので、経験値を稼ぎ損ねても肉を文字通り食い逃げされても泣かないこと。
この個体ははぐれメタル共々【星降りのサンバ】【ギガ・マホトラ】を使用してくる。また、はぐれメタルの【ハイテンション】の代わりにもっと恐ろしい【スーパーハイテンション】を使う。
星降りのサンバの威力は素早さ依存だが、メタル系だけにこいつは素早さが非常に高いのでSHT無しでもその破壊力はすさまじい。どのくらいの威力かというと、守備2600を誇る身代わりメタルであろうとサンバ二発であっさり沈むほど。要注意。
そんなわけで、運悪くスーパーハイテンション→星降りのサンバと繰り出されるとどれだけみがメタが強くても命は無い。
 
特性は【新生配合】により、パラメータブレイクを習得する。

ジョーカー3プロ

ジョーカー3でリストラされたが、プロ版にて復活。サイズは変わっていない。
しかし野生のものは超ギガボディになっている。
裏シナリオクリア時の一枚絵の奥に描かれており、近くには【テリー】【イル】【ルカ】もいる。
【プラチナキング】【ベビンゴサタン】【スライムファミリー】【みならい神獣】の四体配合で生み出せるほか、【神獣界】でスカウトできる。
…が、確率がかなり低く、かつ出現する場所は複数個所に分かれておりランダム(やたの大滝前、神獣の里の東の丘、ルーラポイント【西の大街道】北他)。基本的に夜に出現するようだが、昼にも出現したとの報告もある。
出現場所候補の前でライブラリを開閉しシンボルの配置をリセットし直すことで見つかる場合もある。
前作をプレイしていれば、ベビンゴサタンが来るかにもよるがかなり作成は簡単である。
また、通信コインでも交換は可能な模様。必要なコインはゴールドコイン2枚。
ライブラリにははぐれメタルの王様で、身体からはぐれメタルを生み出すと書かれている。
 
特性は【超こうどう はやい】が固定、これに加えて【ギガボディ】【メタルボディ】【AI2~3回行動】、にげあしが付いている。
+25で【ギャンブルボディ】、+50で【ジャミングブレイク】、+100で【パラメータブレイク】
超生配合で超ギガボディを引き継ぐことで【スモールキラー】が追加される。
ライド合体を行うと合体特技で【金剛裂壊斬】、合体特性で【究極こうどう はやい】を得る。
おそらく最も速いモンスターである。
今作に置いてメタル系で固定特性がにげあしではないのはコイツと【メタルライダー】のみ。外見は同じだがメタル系じゃない【スライムエンペラー】ですら持たされてるというのに…

非常に強力な合体特性の究極こうどう はやいを得たことに加えて【ゴメちゃん】【プラチナキング】に継ぐHP1000超え。さらに、1500とトップタイの守備力、1310と高いすばやさ、1170と十分活用できるかしこさというメタル系特有の尖ったステータスが【アイアンゲイザー】、星降りのサンバ、【悪夢のよびごえ】の3つの無属性特技によくかみ合い、アタッカーとしてメジャーな一体となった。もちろん守備としても現役。
合体特技は物理攻撃だが、攻撃力は530とかなり低いため、ほぼ使われない。
合体特性によってほぼ確実に先手を取って行動できるため、【いきなりスカラ】【暴走要塞】でステータスを上げたり、【暴走機関】でテンションを上げるなどして火力を高め、アイアンゲイザーや星降りのサンバを放って相手を上から叩いて潰すのを主な戦法とする。
 
メタル系の耐性もそのままなので、メタルボディを【ライトメタルボディ】と全ガード+にすることで全ての属性耐性を無効にすることができる。
究極こうどうはやいは耐性に一切影響が出ないので、合体して超ギガボディになれば【超こうどう はやい】があっても行動不能系の耐性も激減まで上昇するため、アクセサリーに付ける刻印だけで無効にできる。
ならばとマインドや耐性ダウン、MP吸収を狙おうにも、○○ガードEXだけで耐性を無効にされてしまうのでこれも難しい。
 
弱点としては、耐性の抜け穴を突くこと。
上述のとおりに様々な方法で耐性を塞げるが、一方で全て塞ぐのは非常に難しい。
固定特性がコスト8と重い【超こうどう はやい】であるために特性の自由度が多少低く、火力アップにつながる強力な特性を大量に付けると耐性を塞ぐことが難しくなり、逆に耐性を多めに塞ごうとすると火力が落ちてしまう。
合体故に、本体でつけることができるスキルは6つまでなのも厳しい。
行動回数を増やすと能力が落ち、それを補おうとすると能力アップ系スキルを付けなければならなくなるために、スキルの枠がかなりカツカツになる。
ギガキラーやメタルキラーなどをスキルでつけようとするとさらに埋めるのが難しくなる。
埋められにくいのは、MP吸収などの行動不能系状態異常以外。サイズが小さいものは状態異常が通るものもいる。
特にMP吸収は有効で、MPが切れたはぐれメタルキングは威力の低い物理攻撃しかできなくなり、合体解除もし辛くなる。
ただし、【ギガ・マホトラ】でもメタルボディの影響を受けて軽減されてしまう。
行動不能にするのも有効だが、でかいこいつはまず休み以外無効になっている上に合体解除→もう片方に合体で無力化されることには注意が必要。
また他の究極こうどう はやいと違いステルスアタックが使い物にならないため、フルアタ構成だとみがわり+根に持つタイプor亡者の執念に対応できないといった問題もある。
 
このモンスター+【闘神レオソード】【デモンスペーディオ】【長老ピピット】の四体配合で【邪獣ヒヒュルデ】を生み出せる。
 
初期スキルは【スラフォース+】
過去作で固有スキルがあったにも関わらず、今作では汎用のスキルとなったある意味珍しいモンスターである。
似たような境遇のモンスターに【レティス】【やまたのおろち】がいる。
 
【ペイント配合】では王冠、身体、口の中を別々に着色することが可能。
全身がまとめて着色されてしまうことの多いスライム系の中では珍しい扱いである。
固定特性といい固有スキルの没収といい今作では変わった扱いを受けることが多い。