GalnetNews3301年8月下旬

Last-modified: 2018-01-25 (木) 03:37:03

GalnetNews3301年9月
GalnetNews3301年8月上旬

3301年8月31日-GalNet週刊経済レポート

毎週お送りするこのダイジェストレポートでは最新のGalNetデータに基き、小規模勢力とその星系の経済状況を示す一覧を作成してお伝えいたします。※

 

 下記は、好況(Economic boom)状態にある3,539勢力の内の10勢力です。

  • Independent LP 30-55 Confederacy
  • Avalon Organisation
  • Liberty Party of Tz'utuls
  • Glusargiz Patron's Principles
  • Angurongo Patron's Principles
  • Mawu Corporation
  • Reddis Independents
  • LHS 3262 Blue Clan
  • Kruger 60 Free
  • Kuki An Ring

 星系が好況状態にあるとその持続時間と全てのトレードミッションが影響力(influence)に与える効果が2倍になります。また小規模勢力の影響力も増加します。好況状態は一定量の貿易による利益得る事と貿易ミッションを行うことで発生します。そして例えば食糧不足(famine)のような他の状態、それを示す指標が増加してくるまで継続されます。

 

 下記は、経済破綻(Economic bust)状態にある勢力です。

  • Zandu Jet Syndicate

 経済破綻の状態にあると星系の財政状態(Wealth)が悪化し、小規模勢力の影響力も低下します。経済破綻中に貿易やトレードミッションを行っても、好況状態に近づくことはありません。経済破綻は一定時間で終了します。

※データは更新日時点のものです。

3301年8月30日-冷たい氷、温もりの残る形跡、デラインはそこにいた

 本日未明、帝国海軍特殊任務部隊は、チャキリ(Tjakiri)星系において海賊団:蜘蛛一家の襲撃隊が用いていたとみられる秘密前線指揮所を発見しました。特殊任務部隊が突入した際にはすでにもぬけの殻でしたが、ついほんの30分ほど前まで彼らが居たことを示す証拠が残されていました。テーブルの上のグラスにはまだ氷が浮かんでいたのです。その後、科学捜査チームが部屋に落ちていた毛髪のDNAを分析したところ、アーコン・デライン(Archon Delaine)のものと一致したとのことです。

 「銀河系の最重要指名手配犯をたった数分差で取り逃がしてしまうなんて、、、我ながら頭に来るよ。」隊員の一人はこう語ってくれました。「でも、日に日に少しずつ奴を追い詰めているのは確かだ。」

 コマンダー:Corrigendum

3301年8月29日-スーザン・モンロー氏、前副大統領の警護も務めていた

 今日のフェデラル・タイムズ(Federal Times)の記事では、現在進められている同社の記者:エレイン・ボイド(Elaine Boyd)氏の自殺に関する調査の最新状況について書かれています。

 記事が明らかにしているのは、ボイド氏が自殺前に殺害したとされるエージェント(連邦保安局所属の要人警護官):スーザンモンロー氏は、前連邦副大統領:ナイジェル・スメアトン(Nigel Smeaton)氏が死亡した当時、やはり彼の警護に当っていたということです。モンロー氏が同記者の情報元だったことはほぼ間違いなさそうですが、今回の記事はむしろモンロー氏の方から望んで情報提供を行った可能性を示唆しています。

 連邦保安局の担当者はこの記事の内容を受け、要人警護に当たるモンロー氏が自ら望んで要人に関する情報の提供を申し出るはずはなく、同記者がモンロー氏の死に関与していることを示す証拠が存在する、と主張しています。

 フェデラル・タイムズの編集長は、今回の連邦保安局の主張は「ナンセンス」であり、真実が明らかになるまで決して手を休めることはない、と回答しています。

3301年8月29日-GalNet週刊拡大レポート

毎週、GalNetでは現時点において新しい星系へ勢力拡大中の1,419の小規模勢力の内、10勢力をリスト化してお伝え致します。※

 
  • Wuruku Prison Colony
  • Revolutionary Party of Diaguandri
  • HIP 101846 Empire Group
  • Wong Guin Imperial Society
  • Eleumo Empire Group
  • Guguroro Silver Public Comms
  • Imantana Values Party
  • T'a Shakarwa Coalition
  • Nyalayan Imperial Society
  • 30 Lyncis Interstellar
 

拡大(Expansion)は、小規模勢力の影響度(Influence)が十分なレートに達しており、人の住む星系が攻撃範囲にある場合に発生します。領域拡大の活動には膨大な費用がかかるため、活動中の財政(Wealth)、開発(Development)のレートは悪化します。

 

※データはニュース更新日時点のものです。

3301年8月28日-帝国保安局、宙域探査データを募集

 帝国領内の治安維持を担う情報機関:帝国保安局(IISS=Imperial Internal Security Service)が前例のない動きをしています。宙域探査データ収集に関する暫定契約(open contract=契約条項が途中で変化する契約)を公表したのです。当局の担当官:コープ(Cope)氏は以下のような声明を発表しました。

 「帝国保安局は現在、情報ネットワークの総合的な改訂に取り組んでおり、できるかぎり最新のデータを求めています。データ情報が多く寄せられれば寄せられるほど、我々のデータベースはより正確なものとなります。我々の取組みに協力して戴ければ幸いです。」

 保安局が宙域探査データ収集を呼びかけるのには訳がある、そんな噂が立っています。当局が実際に集めようとしているのは『皇帝の夜明け(Emperor’s Dawn)』と呼ばれるグループの情報だというのです。会見の場でこの噂について質問が出ると担当官は以下のように回答しました。

 「この場ではっきりと申し上げておきます。我々、IISSが特定の個人或いはグループに対して関心を示しているという主張は全くの事実無根です。帝国社会にとって有用な情報を築き上げるためにありとあらゆるデータを分析する、それが我々の任務です。我々が宙域探査データを求めているのもそのためなのです。今回の情報改訂作業は『皇帝の夜明け』に関する情報収集を意図したものではありません。」

 当局によるこの反論はしかし、今朝のインペリアル・シチズン(Imperial Citizen)紙に掲載された記事のおかげでほとんど説得力を失ってしまいました。記事によれば、IISS内部では『皇帝の夜明け』を名指しで言及している、その通話を傍受したというのです。

 「『帝国の夜明け』に関して知りたければ最新の天文探査データを集めてグループの動向や活動拠点に関する情報を洗い出すしかない。我々が入手した情報からすれば、この組織の活動拠点は我々人間が暮らしている宙域内には数えるほどしかないようだ。とにかく方々あたって正確なデータを積み上げるしかない。」

 今回の宙域探査データ収集契約については、IISSの代行機関としてセミエス帝国党(Cemiess Empire Party)が窓口となっています。今回の契約に興味のあるコマンダーパイロット諸氏は、セミエス星系のマッケンジー・リレー(Mackenzie Relay)に宙域探査データを届けて下さい。

3301年8月28日-GalNet週刊紛争レポート

毎週お送りするこのレポートでは最新のGalNetデータに基づいて、現在のところ紛争(Conflict)状態にある星系の一覧をお伝えいたします。※

 

下記は現在のところ内戦(Civil War)状態にある13,342の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Masters of Wolf 906
  • LP 811-17 Corporation
  • Yawa Empire Party
  • Natural LP 811-17 Conservatives
  • NLTT 13249 Limited
  • HIP 20480 Coordinated
  • HIP 20480 Universal Incorporated
  • Allied Wu Kich Dominion
  • Progressive Party of Wu Kich
  • Ernutet United Co

内戦(Civil War)は、同星系内の小規模勢力間で、主要なスターポート(ステーション)の所有権を巡って行われます。戦闘ミッションや戦闘活動によってのみ内戦に貢献できます。セキュリティレベルおよび開発レベル、生活水準といった指標は、内戦中は低下します。

 

下記は、現在のところ戦争(War)状態にある2,443の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Family of HIP 94863
  • Independent Gladyangar Revolutionary Party
  • Crew of Gamamonga
  • Amahutii Gold Dragons
  • Purungurawn Purple Society
  • Haolin Ti Partners
  • Nik Future
  • Lodemovoi Advanced Incorporated
  • Worker's Party of Tamor
  • G 126-31 Purple Federal Org

戦争(War)は、小規模勢力が別の星系に侵攻した時に発生します。Conflict状態の間は、生活水準、経済と安全の水準に大きな影響が出ます。戦闘ミッションと戦闘活動によって勝敗が決定されます。勝者が確定しない場合は、戦争は休戦状態へと移行します。

※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年8月28日-前副大統領の死と「アンタレス事件」に関連が?

 エレイン・ボイド(Elaine Boyd)記者の事件が予想外の展開をみせています。本日、フェデラル・タイムズ(Federal Times)を含む複数の有力ニュース・メディアの元に件の暗号化されたデータファイルが届いたとのことです。この情報は、エレイン・ボイド氏本人の指示により、もしも彼女自身が死亡した場合はデータ保管用公共サーバーから各ニュース・メディア宛に自動送信されるようになっていたようです。

 このデータ情報は、本年春に起きた前連邦副大統領:ナイジェル・スメアトン(Nigel Smeaton)氏死亡事件とアンタレス事件に関係があることを明示しています。当時、彼の死については数多くの疑惑が囁かれましたが、公式には事故と発表されました。50年前にその処女飛行で行方不明となった豪華高速連絡船:アンタレスの搭乗員の一人と副大統領に何らかの関係があったことを示している今回の情報、当時の疑惑が再燃しそうな気配です。

 エレイン・ボイド氏が発見したのは、副大統領が個人的に進めていた「記録に残らない」調査の詳細資料でした。そこにはアンタレス事件は駆動装置の故障ではなく破壊工作によって引き起こされた疑いがあると書かれており、事件の真相を知った彼は、公式調査に関わっていた様々な高官にその独自の調査結果を相談していたようです。エレイン・ボイド氏がもたらした今回の情報は、副大統領の死は単なる事故ではなく、その独自の調査を止めさせるために何者かに殺されたのではないかという疑惑を投げかけています。

 フェデラル・タイムズの編集長は声明を発表、その中で以下のように述べています:

 「エレインがもたらしてくれたこれらの情報の中にきっと彼女自身が無実であることを証明する証拠が含まれているだろうと我々は考えている。我々はこのデータを詳しく調べている最中だ。」

3301年8月27日-ゼミナ・トーバルとフローレンス・ラヴィグニー、パトレウスの作戦に参加表明

 皇帝:ヘンギスト・デュバル(Hengist Duval)殺害実行グループに対して宣戦布告を行ったパトレウス(Patreus)元老院議員を改めて支持する声が増しているようです。議員の声明によれば『皇帝の夜明け(Emperor’s Dawn)』というグループが主君殺しの犯行声明を出しているとのことです。なお、犯行声明の内容についてはgalnetではまだ確認がとれていません。

 帝国元老院議会の席で、ゼミナ・トーバル(Zemina Torval)元老院議員がこの作戦に対する支持を表明、彼女の配下にある支持者にこの軍事活動に参加するよう指示を下したとのことです。

 皇帝が亡くなって以来、帝国内外の政治情勢の変化を事細かに観察していたアナリストの多くは、皇帝暗殺を謀ったブレンダン・ポール・ダライアス(Brendan Paul Darius)との関連をあれこれ取り沙汰されたためにパトレウス議員の影響力は衰えてしまったと早々に結論づけていました。しかし、『皇帝の夜明け』に宣戦布告をするという彼の断固たる行動は今や多くの賛同を集めつつあるのです。

 あのフローレンス・ラヴィグニー(Florence Lavigny)までもがパトレウス議員に支持を表明しています:

 「かつて私がもっと若かった頃、私の愛する最初の夫アリスタイド(Aristide)はかわいそうに、自ら作った動物園で大切に飼っていたリンラン(Ling Lang)に襲われ食べられてしまったのです。真実は単純です。彼が愚かだったのです、危険な動物をあんなにたくさんペットとして飼うなんて、、、。でも当時はいろいろな陰謀説が飛び交いました。いずれも真実とは程遠い内容でした。デントンとは数年来の知り合いです。彼は皇帝陛下殺害とは無関係です。たしかにヘンギストには敵が多かった、でもデントンは違います。」

3301年8月27日-GalNet民主的活動まとめ

毎週お送りするこのコーナーでは、選挙(election)を行うことで民主的自由の夢を追いかけている小規模勢力を取り上げます。

 下記は選挙活動を行っている2,106の小規模勢力の内の10勢力です。※

  • Cocoyet Holdings
  • HIP 113948 United Industries
  • HIP 113948 Systems
  • Alcor Independents
  • LTT 14019 Democrats
  • Darkan Vision Interstellar
  • Darkan Network
  • Quiate Jet Legal Inc
  • Tun Netcoms Services
  • Party of Kremainn

選挙は類似の政治構造を持つ2つの小規模勢力が、星系の所有権や権限(influence)に関する問題を解決するために行われます。

※データは更新日時点のものです。

3301年8月26日-フューエル・ラッツの救助活動、1,000回達成

 英雄:ある者はフューエル・ラッツ(Fuel Rats)をそう呼びます。今回、フューエル・ラッツは長い星間航行から故郷に戻ろうとしていた矢先に燃料トラブルに巻き込まれた、あるコマンダーパイロットを救出しました。これで、二か月ちょっと前に緊急燃料配達サービスを開始以来、救出者数は1000人に達したことになります。

 5カ月に及ぶ探査データを蓄積しながら、人類が暮らす宙域から遥か31,500光年離れたところで燃料切れのために立ち往生してしまったコマンダーパイロットにとって、フューエル・ラッツはまさに救いの神でした。コマンダー:Paul KavinskyとRusticolusは互いに連携し、恐るべきスピードで銀河系の遥か向こう側で立ち往生していたコマンダー:TheHairyMobを救出したのです。

 フューエル・ラッツが救出可能な最長距離がどれくらいであるか?それを実証してみせたのがコマンダー:AnuraniumとDomaqです。銀河のはるか上流、射手座A*(サジタリウスA*:Sagittarius A*)からさらに2800光年ほど北に位置する宙域で立ち往生してしまったコマンダー・パイロットがいました。彼にはもはや自力で故郷に帰る可能性は残されておらず、さらに不運なことに近隣に救難の目印となる星系がなかったため機体の位置の特定すら非常に困難だったのですが、それでもラッツは彼を発見したのです。

 コマンダー:Aitken とDardevelだって負けてはいません、人類が暮らす宙域に近いところでもラッツは活躍しているのです。コマンダー:Ghetto Kingは文字通り息絶える寸前でした。緊急用空気残量が残り2秒というまさにそのとき、ラッツが駆けつけて彼を救ったのです。

 今回、記者である私は救出現場を直接取材するためにフューエル・ラッツに参加してみました。死に瀕したパイロットに実際的な変化をもたらし新たな運命へと導く、それはスリルと心温まる満足が入り混じった貴重な経験でした。

 コマンダー:Ceska Zbrojovka

 ラジオ:サイドワインダーニュース

3301年8月26日-ヘイケ星系の宇宙港、パトロール追いつかず

 様々な船が行き交うブルネル・ステーション(Brunel Station)。ここを訪れる全てのパイロットが必ずしも「法に基づいた完全な監視」の下にあるわけじゃない、同ステーションでパトロール任務に就いているヘイケ(Heike)星系治安部隊のパイロット:ケンジ・ノブ(Kenji Nobu)はしぶしぶながらその事実を認めています。

 「船があまりにも多すぎて俺達だけじゃ追いつかない。」ノブは諦めたように言います。過去24時間でブルネル・ステーションに入港した宇宙船の数はおよそ750隻、そのほとんどは小型或いは中型の輸送船で、通常の10倍以上の数だとのことです。

 「お偉いさんは人増やすため緊急予算の承認を待ってるって話だが、あくまでも噂だな。それに、パイロット組合の担当者の話だと俺達の残業が増えるらしい、これは残念ながら噂じゃなさそうだ。今までこんなことなかったんだけどな。」

 同ステーションを出入りする交易パイロットの様子を詳しく語ってくれたのは、ドックで働くソシー・フェレル(Sothy Ferrell)です。「果物、コーヒーいろいろあるけどやっぱりほとんどの連中は茶葉を積んでいくわな、まあ当たり前だ、何てったってエラーイお坊様が大切に育ててるんだから。どうだいあんたも買っていきなよ?」

 最近になって『皇帝の夜明け(Emperor's Dawn)』と呼ばれる派閥勢力がヘイケ産抹茶(ceremonial Heike tea)を大量発注したということが報道されています。このグループはヘイケ星系から200光年以上離れた帝国領の複数の星系を拠点としているようですが、彼等の輸送ルートは専ら連邦領内を通っているようです。

 「『皇帝の夜明け』?ああ、一度か二度スキャナでその名前をみかけたかもしれないな。大抵そういう連中はグループで動いてるよ。もういいかな、パトロールに戻らなきゃ。」そう言ってノブは仕事に戻って行きました。

 コマンダー:Tyber de Maat

 ザオンス・マーケット・サーキュラー | インターステラー・プレス

3301年8月26日-アテネ星系で「XYZファイトクラブ」開催

 「XYZファイトクラブ(XYZ Fight Club)」の名で知られる、巷で大人気の宇宙船による格闘戦選手権大会が再び今週末に開催されました。今回、我々記者はそのリングサイドでこのスペクタクルを取材することができました。本大会の会場となるアテネ星系に集まったのはいずれも腕に覚えのあるのコマンダーパイロット達ばかり。彼等は小型船クラスと中型船クラスに分かれてドッグファイト(格闘戦)スキルを競い合います。

 大会の開会式では、参加者の一人であるコマンダー:Angel Roseを狙ってゴロツキ共が会場に乱入、観客はメチャクチャになってしまった本会場からダルボー・オービタル(Darboux Orbital)への避難を余儀なくされました。しかしその後のコマンダー:RheaとLynk1973の対戦試合は予備用特設アリーナで行われ、観客は一連の騒動に巻き込まれずに済みました。

 小型船クラスで圧倒的強さをみせたのがコマンダー:BodmansとDantenそしてOld Sauveurです。早いテンポで勝負を決める、そのためには体当たりも辞さない、それが彼らの戦法のようです。コマンダー:DJTruthsayer、Estelath、Ace RimzyそしてJanksterも堅実な戦いぶりをみせてくれましたが、いずれも敗退してしまいました。

 小型船クラスの準決勝は、太陽系グランプリ優勝者:Bodmansに対してRainy Dayが接近格闘戦で挑むという試合でした。しかしRainy Dayがチャフとシールド・セルを使い果たしたところで、Bodmansが皆様お待ちかねの必殺技:ミサイルの乱れ打ちを披露して勝負あり。観客は大喜びです。

 中型船クラスではクーリエ、ヴァイパー、ダイアモンドバック・スカウトなど様々な機種が入り乱れ、夜までもつれ込む持久戦となりました。コマンダー:Synapticはダイアモンドバックスカウトのステルス性能を駆使してミサイル攻撃をみごと躱したものの、最終的には相手の攻撃に倒されてしまいました。

 Angel Roseが駆るヴァイパーと対戦したのはコマンダー:Louise of Darkwaterのクーリエでした。この試合の生中継放送を見ていた視聴者の多くはスラウ・オービタル(Slough Orbital)出身のAngelを応援していたようですが、その声援もむなしく彼女は相手の連射攻撃にあえなく敗退、Louise of Darkwaterが試合を勝ち取りました。

 どちらかが倒れるまで素晴らしい技の応酬が繰り広げられる本大会、決勝戦では何と小型船クラス及び中型船クラス共に同じパイロット同士が対決するという異例の展開になりました。決勝戦に進出したのはBodmansとOld Sauveur。小型船クラスでは両者共にイーグルを駆って対決、シールド・セルを抜群のタイミングで使い、早いテンポで戦いをリードしたOld Sauveurが勝負を制しました。中型船クラスではやはり両者共にクーリエを駆って対決、互いに真正面から挑みつつも決定的な攻勢には出ずに持久戦にもつれ込みました。長く続いた戦いを最終的に制したのはBodmansでした。

 コマンダー:Edgar Starwalker

 ロマス・レーシング・ニュース | インターステラー・プレス

3301年8月26日-GalNet週刊ヘルスホットスポット

 毎週発行されるこのレポートでは、食糧不足(famine)や伝染病の拡大(outbreak)といった重大な人体の健康に関わる問題が発生している小規模勢力を取り上げています。この記事の掲載時点で、伝染病の拡大が報告されている小規模勢力はありません。

3301年8月26日-数百万に及ぶ弔問者がカピトルを埋め尽くす - 民間救護施設パンク状態

 帝国の首都:カピトル(Capitol)では、来週行われる葬儀を前に棺に納められた皇帝:ヘンギスト・デュバルを一目拝もうと、数百万に及ぶ弔問者が殉職者慰霊堂(Hall of Martyrs)への入場を待つために通りを埋め尽くしています。市民行政当局では、その対応のために食糧・医療補給品・休憩施設の確保など戦略的備蓄の必要性が生じつつあると発表しています。

 帝国の歴史を振り返ってみても、これほど多くの市民が帝国の故郷となる星に集ったことは未だかつてありません。行政のあらゆる緊急サービス対応はすでにその限界を超えていることから、日に日に増す治安維持の要請に応えるべく地元軍隊が特別動員され、弔問者に対する支援活動を補佐しているとのことです。また、帝国海軍兵も一時的措置とはいえ市街地全体にその活動領域を広げ、医療及び救急サービスに従事している模様です。

 この問題をさらに厄介にしているのが、他所からカピトルを訪れた人が弔問を終えた後もなお市街に滞在し続けているという点です。弔問を終えたら市街から出るように行政から勧告が出ているにもかかわらず、大半はやはり来週の葬儀にも立ち会いたいというのが本音なのでしょう。

3301年8月26日-GalNet今週の勢力図更新

 明日の午前7時(日本時間:8月28日16時)にGalNetの勢力監視活動は、データ更新のために一時的にオフラインとなります。

 勢力のために活動しているパイロットの方は、データ更新作業が始まる前までに、カーゴ(Cargo)輸送やバウチャー(Voucher)の引き換えを完了させてください。

3301年8月25日-デイビー・ジョーンズ作戦の真の目的とは?懸念を示す研究報告

 政治、安全保障、経済の各分野のアナリストで構成された独立系シンクタンク:ストラティス・インフォメーション・グループ(Stratis Information Group)は、帝国海軍とアーコン・デライン率いる海賊団とのあいだで今なお続いている紛争、デイビー・ジョーンズ作戦(Operation Davy Jones)に関する詳細な研究内容を公表しました。

 帝国軍が現在展開中の作戦に関する統計情報はさておくとして、注目すべきは今回の報告が本作戦の全体目標に対する懸念を提起しているという点です。報告では以下のように述べています。「現在進行中のペガシ宙域における蜘蛛一家排外活動は、端的に言えば帝国による連邦派星系への積極的な勢力圏拡大を前提としている。」

 同グループのアナリスト:マーカス・オリン(Marcus Orrin)氏はその懸念を以下のように詳しく説明しています「帝国海軍はペガシ宙域の確保に多大な労力と資産を投じています。戦闘が終わりを告げた時、彼等が当該宙域からそのまま撤退するとは到底信じられません。これまでの歴史がそれを証明しているからです。おそらく帝国は紛争終結後もしばらくのあいだペガシ宙域に駐留するでしょう。」

 コマンダー:Driggers

 タイムズ・オブ・マーズ| インターステラー・プレス

3301年8月25日-有名記者、自殺か

 エレイン・ボイド(Elaine Boyd)容疑者の捜索活動は本日、幕切れを迎えることとなりました。Wyrd星系の安宿で彼女が遺体で発見されたためです。地元警察の発表によれば、彼女の居場所について匿名の密告情報があったため現場に急行したところ、彼女の遺体を発見したとのことです。

 フェデラル・タイムズ(Federal Times)の記者であった彼女は、パートナーであった連邦保安局(Federal Security Service)所属の大統領警護官:スーザン・モンロー(Susan Monroe)殺害の罪に問われていました。今回遺体で発見された彼女に関する捜査は既に進行中とのことですが、地元警察の支援という名目で特別捜査権を与えられた連邦保安局のエージェントも現地に派遣されているとのことです。

 現在のところ、警察は事件の詳細について一切公表していませんが、非公式情報によれば現場には遺書が残されていたとのことです。遺書には、恋人を殺してしまった罪悪感を抱えたままこれ以上生きていけない、といった趣旨の内容が書かれていたとのことです。

 現在のところ、フェデラル・タイムズは今回の事件についてコメントを拒否しています。

3301年8月25日-GalNet週刊セキュリティダイジェスト

最新のGalNetデータを基にお送りする今週のレポートでは、社会不安(Civil unrest)または厳重管理(Lockdown)の状態にある小規模勢力(minor factions)の内、10勢力をリストアップしました。※

 

下記は432の厳重管理状態にある勢力の内の10勢力です。

  • Meiri Fortune Industries
  • HIP 98211 Silver Electronics
  • Lu Pah Prison Colony
  • Labour of V902 Centauri
  • Kitjali Patron's Principles
  • Amphisatsu Empire Group
  • Ehecatl Silver Creative Ltd
  • Leesti Alliance Union
  • Progressive Party of Meiri
  • LHS 142 United Solutions

厳重管理状態では、星系のセキュリティレベル(Security Level)が上昇し、一方で星系の財政状態(Wealth)が悪化します。賞金稼ぎの活動が増加すると厳重管理状態の持続時間は短縮されます。

 

下記は671の社会不安状態にある小規模勢力の内の10勢力です。

  • Allied Veamit Movement
  • United San Muss Values Party
  • Contiku Empire League
  • Aristocrats of Aurawala
  • Hiranyaksha Co
  • Groombridge 1618 Inc
  • Krivasho Co-operative
  • HIP 107494 Public Company
  • Krivasho Dominion
  • Left Party of Polecteri

社会不安状態は星系内の違法行為および犯罪組織からの契約を遂行することで引き起こされます。星系が社会不安を抱えている時、財政状態と生活水準が悪化します。戦闘ミッションおよび戦闘活動によって社会不安状態を終わらせることができます。

※データは更新日時点のものです。

3301年8月24日-連邦と帝国、ペガシ宙域問題で外交交渉

 歴史的にみると、帝国と連邦いずれも相互利益のある宙域では協力関係を維持してきました。昨今のペガシ宙域における人道的危機は、まさに二大国家の相互利益に関わる問題と言えます。

 連邦派と帝国派双方のコマンダーパイロットによる会合の場で、連邦派のマーシャント・マリーンズ(Merchant Marines=商船隊)のコマンダー:Nyluss氏は以下のように呼びかけています。「我々は、無法と化したこれらの地域に改めて自由を確立し直す必要がある。蜘蛛一家とその賊頭が我々の宙域を跋扈するのは許されない。私は全ての連邦パイロットに問いかけたい。これ以上蛮族の侵略に耐え忍ぶ必要があろうか?」

 帝国ラヴィグニー配下のレギオンに属するコマンダー:Corrigendumは加えてこのように述べています。「我々は、アーコン・デラインの圧政に反対する者は誰でも歓迎する。また、ペガシ宙域でお互いを敬遠し合っている連邦派と帝国派のコマンダーパイロットにお願いしたい、今はアーコン・デラインに制裁を下すという共通目標に向けて一丸となって取り組んでもらいたい。」

 コマンダー:Corrigendum、ラヴィグニー・レギオン

3301年8月24日-GalNet週刊経済レポート

毎週お送りするこのダイジェストレポートでは最新のGalNetデータに基き、小規模勢力とその星系の経済状況を示す一覧を作成してお伝えいたします。※

 

 下記は、好況(Economic boom)状態にある3,607勢力の内の10勢力です。

  • HIP 20277 Inc
  • People's Procyon Values Party
  • Confederacy of Audhumbwe
  • Ngandins Organisation
  • Workers of Macuayan Liberals
  • United LTT 16548 Movement
  • Xereta Gold Creative Corp.
  • G 203-47 Silver Fortune Ind
  • Future of CD-39 14212
  • Chick Bara Empire Group

 星系が好況状態にあるとその持続時間と全てのトレードミッションが影響力(influence)に与える効果が2倍になります。また小規模勢力の影響力も増加します。好況状態は一定量の貿易による利益得る事と貿易ミッションを行うことで発生します。そして例えば食糧不足(famine)のような他の状態、それを示す指標が増加してくるまで継続されます。

 

 下記は、経済破綻(Economic bust)状態にある46勢力の内の10勢力です。

  • Zandu Jet Syndicate
  • Democrats of LTT 4961
  • Chi Orionis Vision Organisation
  • Ovid Defence Force
  • Ross 490 Justice Party
  • Law Party of CD-51 102
  • Isleta Transport Incorporated
  • HIP 51197 Central Services
  • CD-35 9019 Liberals
  • Lalande 38451 Creative PLC

 経済破綻の状態にあると星系の財政状態(Wealth)が悪化し、小規模勢力の影響力も低下します。経済破綻中に貿易やトレードミッションを行っても、好況状態に近づくことはありません。経済破綻は一定時間で終了します。

※データは更新日時点のものです。

3301年8月23日-皇帝暗殺は単独犯ではない?

 アンダース・ブレイン(Anders Blaine)宰相は、ほぼ毎日のように皇帝:ヘンギスト・デュバル(Hengist Duval)暗殺事件に関する捜査状況を伝えていましたが、これまでほとんど進展はありませんでした。今日になって、ブレンダン・ポール・ダライアス(Brendan Paul Darius)一家殺害事件に関する捜査の中で皇帝暗殺事件に関する情報が見つかり、これをきっかけに事件は急展開を見せました。

 地元警察で捜査を進めていたリーヴ(Reeve)警部補は、今回の一家惨殺事件で犠牲となったダライアス容疑者の6歳の姪が持っていた玩具の中に暗号データファイルが隠されていたことを発見しました。これらのファイルには、『皇帝の夜明け(Emperor’s Dawn)』と名乗る謎の秘密組織の存在が明らかにされていました。彼等は帝国の価値観が犯されるのを何よりも嫌う極端な伝統主義者の集まりです。

 なぜ皇帝が彼等の標的になったのか、その正確な理由は未だ不明ですが、アシュリン姫もその標的になっていることが判明しています。この事態を受け、彼女のセキュリティ態勢は強化された模様です。

 ブレイン宰相は本日の発表を以下のような言葉で締めくくりました。

 「このような予想外の展開は、私たち帝国社会の中に巣食うガンの存在を明らかにしました。大至急、追い詰めて根絶されることでしょう。」

3301年8月23日-フェデラル・タイムズ記者、殺人容疑で指名手配

 連邦大統領警護要員:スーザン・モンロー(Susan Monroe)惨殺事件のニュースに続き、連邦保安局(Federal Security Services)は、エレイン・ボイド(Elaine Boyd)氏を事件の「重要参考人(person of interest)」から「容疑者(suspect)」とみなし、同氏の動きに関するあらゆる情報提供を呼び掛けました。

 「今回の事件は、命懸けの仕事に就いている人間が殺されたという意味ではとりわけ凶悪な殺人事件と言えます。我々はエレイン・ボイド氏が機密情報にアクセスするために彼女の恋人を利用したとみています。我々は、彼女がアクセスしようとしているその機密情報の正確な内容、或いは彼女の殺人動機については未だ把握できていません。また、モンロー要員が機密情報取得を自ら進んで行ったのか、それとも強制されたのかは不明ですが、彼女が殺されている以上、我々は後者であるとみています。」

 「エレイン・ボイド氏を見かけた人は、その場所をすぐに我々に知らせて下さい。現段階では、我々は彼女を危険人物とみなしています。見かけたとしても決して彼女には近づかないでください。」

 この発表を受けて、フェデラル・タイムズ(Federal Times)の編集長は以下のように述べています:

 「ボイド女史とは7年間共に仕事してきた仲であり、私には彼女が言われているような犯罪を犯すとは到底思えないのです。勿論、我々は保安局の問合せに対して協力します、ただ、ここ数日間彼女と連絡が取れてないのは事実なのです。」

3301年8月22日-「ウラヌス作戦」成功

 今週、アーコン・デライン(Archon Delaine)は、帝国軍の新たな攻勢に対し反撃に打って出ました。多面攻撃を駆使し、蜘蛛一家はパトレウス元老院議員支配下の各星系に対して猛攻撃を行ったのです。「ウラヌス作戦(Operation Uranus)」と名付けられたこの一大反撃は成功し、コンチク(Contiku)星系を混乱(turmoil)へと陥れました。

 帝国領内での蜘蛛一家による襲撃数が今週になって増加しており、複数の帝国派コマンダー・パイロットが海賊連合と交戦状態との報告を寄せています。帝国軍連合作戦部隊によってペガシ宙域には包囲網が敷かれていたものの、パトレウス元老院議員派のコマンダー・パイロットは海賊連合による反撃を抑えることができなかったようです。これにより各勢力間の脆い同盟関係は危ういものとなり、ペガシ海賊戦争における内部分裂がますます激化する恐れがあります。

 海賊団によるこの反撃作戦が各勢力間のバランスを変えてしまうのかどうか、それは時が教えてくれるでしょうが、アーコン・デラインは「深まる夜に穏やかに身を委ねる」ような人間ではないことは確かです。

 コマンダー:Mikalus

 リアイディン・クロニクル| インターステラー・プレス

3301年8月22日-GalNet週刊拡大レポート

毎週、GalNetでは現時点において新しい星系へ勢力拡大中の1,480の小規模勢力の内、10勢力をリスト化してお伝え致します。※

 
  • People's Nu Tauri Independents
  • Nima for Equality
  • HIP 78866 Services
  • HIP 53509 Partners
  • Workers of Skeggiko O Labour
  • Lexovit Empire League
  • Hun Nighu Empire Party
  • Caneph PLC
  • Confederation of Kong Tzu
  • Antanasata Co-operative
 

拡大(Expansion)は、小規模勢力の影響度(Influence)が十分なレートに達しており、人の住む星系が攻撃範囲にある場合に発生します。領域拡大の活動には膨大な費用がかかるため、活動中の財政(Wealth)、開発(Development)のレートは悪化します。

 

※データはニュース更新日時点のものです。

3301年8月21日-帝国奴隷協会に監査

 先日、帝国元老院議会特別委員会の主導の下、帝国奴隷協会(ISA:Imperial Slave Association)に対する抜き打ち監査が行われました。帝国奴隷の処遇及び移送に関する法律がきちんと遵守されているかどうかを確かめるため、ISAの会計内容について事細かに検査が行われた模様です。その結果、委員会は帝国領国境付近の星系において輸送規定に関する違反を多数発見、多くの国境警備担当官及びコマンダーパイロットはその後、これらの違反を理由に起訴されました。

 一方で帝国奴隷の処遇規定に関する重大な違反は発見されなかったものの、契約期間を超えて奴隷として扱っていた事例が多数発見されたため、それらに対しては警告が出されました。このような状況下に置かれていたことが判明した帝国奴隷は、その市民権が完全に復帰し、契約期間を超えて行われた労働に対しては対価が払い戻されました。

 今回の監査を受けてISAは以下のような声明を発表しました。

 「我々は帝国領外の星系或いは帝国領ではない地域に対する帝国奴隷の販売は厳しく禁止されていることを改めて表明するものであります。このような違法活動に従事していることが判明した者は責任を追及されることとなるでしょう。」

 コマンダー:Corrigendum

3301年8月21日-大統領警護官、遺体で発見

 連邦保安局(Federal Security Services)は本日、連邦大統領警護官(Presidential Protection Detail)のメンバー一名が自宅で死亡しているのが発見されたと発表しました。

 「エージェント:スーザン・モンロー(Susan Monroe)は本日未明に殺されたとみられ、何者かが以前から彼女の自宅を監視中であったことを示す証拠がある。現時点において、なぜ彼女が殺されたのか或いは何かが盗まれたのかについて我々は把握していない。彼女の胸と首には幾つかの刺し傷があり、これが死因とみられる。」

 今回の事件の容疑者は特定できているのか?という質問が出ると、広報担当は以下のように答えました:

 「現段階では容疑者の特定には至っておらず捜査は進行中である。我々はエレイン・ボイド(Elaine Boyd)氏からぜひ話を伺いたい。彼女はエージェント・モンローと恋愛関係にあり、今回の事件の重要参考人だと我々はみている。もし彼女がこの会見を聴いているならば、ぜひ我々に連絡を取り、そして捜査に協力してもらいたい。エレイン・ボイド氏の所在を知っている人は、我々に連絡を取るか或いは地元の警察に届け出るように。」

 エレイン・ボイド氏はフェデラル・タイムズ(Federal Times)の記者ですが、彼女に対する問合わせに対して同社はコメントを拒否しました。

3301年8月21日-皇帝暗殺事件、連邦が関与?

 連邦と帝国、この二大勢力間で繰返されてきた紛争の長い歴史を考えれば、今回の皇帝暗殺に連邦が関与しているのではないか?と、連邦にその疑いの目を向けるパラノイア的妄想を抱く帝国市民がいたとしても不思議ではないでしょう。帝国内の指導者層が誰一人としてこのような主張を真剣に取り合わない一方で、帝国社会における市民や下層階級の人々の中には、このような主張が本当ではないとすればじゃあ指導者層は単純にそれを否定すればいいのに、なぜそうしないのか?と変に勘ぐってしまう者もいるようです。

 指導者層が答えようとしないこの疑問、もしかするとたしかに理不尽なこの疑問、でも待てよ、この疑問はカピトルの会葬者の列で起きたようなトラブルの核心に触れるんじゃないのか?いや、そうに違いない!と信じ込んでいる者もいます。

 対等の戦力を持つ唯一の敵対巨大勢力の指導者を殺せば全面戦争に陥るのは必然であり、連邦がそのようなリスクを犯すとはとても思えない、私たちの多くはそのような考え方に立つでしょう。しかし、キチガイ連中の理屈は全く別のところにあるのです。

 自称「陰謀論のエキスパート」改め「陰謀論提唱者」:リカルド・ベントニオ(Ricardo Bentonio)氏の主張によれば、皇帝は実は死んでおらず、死んだのは皇帝が人間社会で生きていくための仮の姿、彼が乗り移っていた人体の方だけであると。いわゆる皇帝:ヘンギスト・デュバルと呼ばれていた実体は、彼の故郷であるアンドロメダ星雲に帰って行ったのだということです。

3301年8月21日-GalNet週刊紛争レポート

毎週お送りするこのレポートでは最新のGalNetデータに基づいて、現在のところ紛争(Conflict)状態にある星系の一覧をお伝えいたします。※

 

 下記は現在のところ内戦(Civil War)状態にある13,383の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Independent Dimoco for Equality
  • Cemiess Inc
  • New Kigana Movement
  • VESPER-M4 Cartel
  • Betel Free
  • Social Potriti Future
  • Cemiess Imperial Society
  • Dimoco State Organisation
  • Values Party of LFT 820
  • Bureau of LFT 820 Constitution Party

内戦(Civil War)は、同星系内の小規模勢力間で、主要なスターポート(ステーション)の所有権を巡って行われます。戦闘ミッションや戦闘活動によってのみ内戦に貢献できます。セキュリティレベルおよび開発レベル、生活水準といった指標は、内戦中は低下します。

 

 下記は、現在のところ戦争(War)状態にある2,447の小規模勢力の内の10勢力です。

  • United Ndandjimbo Progressive Party
  • Drug Empire of Wallangu
  • League of Amemait
  • Chingaa Energy Solutions
  • 5 Gamma Equulei Life Exchange
  • Jakuta Empire Assembly
  • HIP 104504 Imperial Society
  • Friends of Choerini
  • Chicchang Crimson Federal Dev
  • Anayali Crimson United Corp.

戦争(War)は、小規模勢力が別の星系に侵攻した時に発生します。Conflict状態の間は、生活水準、経済と安全の水準に大きな影響が出ます。戦闘ミッションと戦闘活動によって勝敗が決定されます。勝者が確定しない場合は、戦争は休戦状態へと移行します。

※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年8月20日-カムチャ、ディンカス、チャン・ディ、各星系に物資輸送依頼

『皇帝の夜明け』と呼ばれる謎の組織が、多様な商品の抄録からなる公式契約を発行しています:「ヘイケ特産茶(Ceremonial Heike Tea)」、「軍隊用火器(Battle Weapons)」そして「有毒廃棄物(Toxic Waste)」です。

これらはそれぞれ、下記に示す特定の宇宙港(StarPort)に配送されます。

 
  • 軍隊用火器はカムチャ(Kamcha)星系サーリネン(Saarinen)ステーションへ輸送せよ
  • ヘイケ特産茶はチャン・ディ(Jang Di)星系シコルスキー・オービタル(Sikorsky Orbital)へ輸送せよ
  • 有毒廃棄物はディンカス(Dinkas)星系ブラーウ・ポート(Blaauw Port)へ輸送せよ
 

カムチャ星系を根拠地としていると見られる『皇帝の夜明け』は、殆ど無名で奇妙な名称の組織ですが、この通商任務に多額の資金を投じれるだけの莫大な財源を有しているようです。

商人気質のパイロットなら、『商才に富んだ交易商が、きちんと利潤を得る機会は確かにありそうだ』とこの取り組みへの参加を検討するのも良いでしょう。

3301年8月20日-オールド・ワールドで民主主義派閥が脅かされる

 独立星系同盟のエドモンド・マホーン(Edmund Mahon)首相官邸に近い情報筋から疑惑が持ち上がっています。それによれば同盟領内のオールド・ワールズ(Old Worlds)星系の民主政権政府に対し、連邦に属する匿名のコマンダーパイロットが意図的に妨害活動を展開しているというのです。これらのグループはアリオト(Alioth)星系との貿易協定を強化するために企業型政府を同勢力圏にねじ込もうと画策していると言われています。

 レイヴ星系はこのような勢力闘争の犠牲となった最たる例と言っていいでしょう。独立派のコマンダーパイロットの支援により、レイヴ・フォーチューン・オーガニゼーション社(Lave Fortune Organization, inc.)は同星系においてもっとも影響力のある派閥勢力となりました。もしも彼等の試みがこのまま成功すれば、レイヴ星系は同宙域においてリースティ(Leesti)、レオルテ(Reorte)に次ぐ第三の影響力を備えた星系となり、同星系の民主政権政府は企業型政府によって転覆させられることになります。

 独立星系同盟が銀河系の一大勢力として台頭したことは、オールドワールズに繁栄をもたらしました。しかし、貿易から得られる利益を保護しようとするあまり、エドモンド・マホーンは同盟の基本原則をないがしろにしているのではないかとの懸念を示すコメンテーターもいます。このような申し立てに対し、首相官邸はまだ何も見解も示していません。

 コマンダー:Kulzar (AKA Léonard Chamberlain)

 アリィド・ニュー・サービス | インターステラ―・プレス

3301年8月20日-『自由の民』帝国の未来を占う

 本日、「チルドレン・オブ・リバティ(Children of Liberty=自由の民)」と呼ばれるグループが公式声明を発表しました。声明の中で彼等は、皇帝:ヘンギスト・デュバル(Hengist Duval)暗殺をきっかけとして帝国は「岐路」に立たされていると主張しています。

 「誰もが認めるところであろうが、帝国はいま岐路に立っている。これは単に次期皇帝が誰であるかという問いかけに留まらない。むしろ次期皇帝が人民の声に耳を傾ける人物であるかどうかという問いかけでもあるのだ。帝国はそもそも議会制民主主義の原則に基づいて創設された国家であったはずである。人民によって正式に選出された元老院が、人民の代表として、人民の意志を実行するのではなかったのか?マーリン・デュバル(Marlin Duval)が掲げたあの崇高なビジョンが彼女の兄弟とその子孫によって如何にねじ曲げられ、破壊されているかを、彼女がもしも知ったらきっと嘆くであろう。」

 声明は続けて、現在の皇位候補者の中に「自由と名誉の回復」を帝国にもたらすことができる人物が一人もいないと嘆きつつも、以下のように明言しています。
「皮肉なこととは言え、アシュリン・デュバル(Aisling Duval)こそが最も民主的な方法及び目標を信奉する人物である。もしも彼女に帝国をその民主主義的起源に立ち戻らせる狙いがあるならば、銀河系の自由を愛する者達はこぞって彼女を支持するだろう。」

 コマンダー:Virgil Kyle

3301年8月20日-ダライアス一家殺人事件の捜査、銃撃戦で幕

 本日、イオティエンセス(Eotienses)で地元警察隊による銃撃戦が発生、ダライアス一家殺人犯の捜索は劇的な結末を迎えました。

 ダライアス一家が惨殺されるという痛ましい事件が起きたのは四日前です。これは、皇帝:ヘンギスト・デュバル(Hengist Duval)を暗殺したブレンダン・ポール・ダライアス(Brendan Paul Darius)に対する復讐だとする見方が強かったわけですが、今回の地元警察隊による作戦によってその容疑者全員が殺害された模様です。死亡が確認されたのは地元の自警団のメンバーとのことで、彼等は皇帝暗殺事件に対する復讐劇を画策・実行したとのことです。今回の捜査を主導していたリーヴ(Reeve)警部補はその声明の中で以下のように述べています。

 「我々は容疑者を逮捕しようと試みた。しかし彼等は重武装しており、我々がその潜伏先の建物に進入した際、先に発砲してきたのは彼等である。相手はダライアス一家を皆殺しにしている。その残虐性を踏まえるならば我々には他に選択肢がなかった。」

 警察はなぜダライアス一家を保護拘置対象としなかったのか、或いは一家襲撃の際になぜ警察の警護チームはいとも簡単に無力化されるに至ったのか、会見の場で記者からこのような質問が出たものの、警部補は回答しませんでした。また、今回の地元警察隊による作戦を目撃したという人が、『警察は初めから容疑者を逮捕しようとはしていなかったじゃないか!』と警察の対応を告発する声を上げたものの、警部補はそれを激しく否定しました。

3301年8月20日-GalNet民主的活動まとめ

毎週お送りするこのコーナーでは、選挙(election)を行うことで民主的自由の夢を追いかけている小規模勢力を取り上げます。

 下記は選挙活動を行っている2,000の小規模勢力の内の10勢力です。※

  • Dominion of Ross 718
  • Dukes of Pira
  • Primi Patrons of Law
  • New Hrimfaxi Party
  • League of Hrimfaxi Justice Party
  • Kweleutahe Transport Industries
  • Kweleutahe Corporation
  • SPOCS 495 Purple Fortune Co
  • SPOCS 495 Allied Solutions
  • Summerland Patron's Principles

選挙は類似の政治構造を持つ2つの小規模勢力が、星系の所有権や権限(influence)に関する問題を解決するために行われます。

※データは更新日時点のものです。

3301年8月19日-連載:彼等の流儀(第2号)「海賊(pirates)」

In this series, we look at some of history’s less well-known figures, and examine the part they have played in shaping the galaxy. This week, we revisit a group of individuals whose exploits were covered by a number of media outlets last year.

 

Commander Angel Rose

Angel Rose’s career belies her relatively mundane origins, which saw her grow up on a starport under the watchful eye of her mother, Maugvahnna Rose. Angel’s rebellious streak was evident from an early age, however, and in a calculated attempt to exasperate her mother, she left home at the earliest opportunity to become a trader.

 

Unfortunately for Angel, things did not pan out exactly as she had hoped, and through a sequence of unfortunate events, the aspiring merchant found herself drawn into a life of crime, ultimately becoming a reluctant (and not entirely successful) assassin. This in turn led to her entanglement with a group of pirates, resulting in the events that so entertained the viewers of the Underground Channel last year.

 

Maugvahnna Rose

Most of those who know Maugvahnna Rose would describe her as a ruthless social climber, and in most cases they would mean it as a compliment. The daughter of a seamstress and a corporate pen-pusher, Maugvahnna was never going to be content to follow in her parent’s footsteps, and at 23 she married the most powerful man that her limited social network gave her access to. Four years later she gave birth to her only child, Angel, although it fair to say that Maugvahnna was never burdened with an overabundance of maternal spirit. She went on to carve out a career as a starport captain, and played only a small part in the misfortunes that drove her daughter to a life of criminality. At least, that’s how Maugvahnna tells it.

 

Pirate Dread Katherine

With her thick mass of shoulder-length dreadlocks and studded gun-metal jewellery, few would mistake ‘Dread’ Katherine for anything other than what she is – a pirate. Born into a wealthy agricultural family, Katherine was kidnapped by pirates when she was just 19, and found herself an unwilling spectator to a campaign of murderous plundering – an experience that gave rise to a profound hatred of any form of machismo, and indeed of men in general. But Katherine’s proximity to the pirate life also bred a certain appetite for its dangers and freedoms, and it wasn’t long before she became a pirate in her own right. Today, Pirate Dread Katherine is one of the most feared buccaneers in her region of space.

3301年8月19日-GalNet週刊ヘルスホットスポット

 毎週発行されるこのレポートでは、食糧不足(famine)や伝染病の拡大(outbreak)といった重大な人体の健康に関わる問題が発生している小規模勢力を取り上げています。この記事の掲載時点で、伝染病の拡大が報告されている小規模勢力はありません。

3301年8月19日-GalNet今週の勢力図更新

 明日の午前7時(日本時間:8月20日16時)にGalNetの勢力監視活動は、データ更新のために一時的にオフラインとなります。

 勢力のために活動しているパイロットの方は、データ更新作業が始まる前までに、カーゴ(Cargo)輸送やバウチャー(Voucher)の引き換えを完了させてください。

3301年8月19日-連邦、戦争をめぐる議論続く

 連邦議会では、ペガシ宙域情勢に対する連邦の姿勢に異議を唱える者が出始めています。今回のペガシ海賊戦争は帝国を疲弊させるのに役立ったという意見が大多数ではあるものの、一方で、戦争の行方が読めなくなりつつある現状に対し、連邦が何の対応も取らないのはおかしいのではないかとの批判が上がっています。

 「我が領内でこのような無法が横行するさまを見て見ぬふりをするのは、あたかも我々にはそれを正す力がないようにも見える。我々が持てる力を今ここでしっかりと誇示しない限り、連邦領を我物とする輩を徒に招くことになりはしないか。」本日の連邦議会でこのように主張したのはマクランド(McRand)議員です。

 一方で、フェイ(Faye)議員は下記のように反論しています。
「帝国同様、我が国もあの戦争に巻き込まれるとなれば、もう軍事力に頼るしかなくそうなれば外交政策の敗北でしかない。率直に言って、帝国軍のパイロットもアーコン・デラインも信用できないという点では大差ないでしょうよ。」

 議会は今回の戦争に対して積極的なスタンスを取るという方向で議論を進めているようです。実際のところ、140を超える星系と890億の連邦国民が海賊団:蜘蛛一家の支配下に置かれているためのです。

 コマンダー:Zonr

 タイムズ・オブ・マーズ|インターステラ―・プレス

3301年8月18日-帝国市民、亡き皇帝を称える

 殉職者慰霊堂(Hall of Martyrs)から遠く離れた地に暮らす帝国市民のあいだでも、今は亡き皇帝を称える動きが起こっています。各地方の星系自治政府の多くはランドマークや建物の名称を皇帝に因んだものに変更しており、中には建築家や芸術家に委託してそれぞれの中央都市に新しい記念碑を建造している星もあるようです。その中でも最も壮大な計画と言われているのがトパーズ(Topaz)星系のFacece帝国党(Facece Empire Party)がその首都の中央広場に委託した記念碑であり、凱旋門の上に皇帝が腰掛けている様子が前衛的とも言うべき抽象的な彫刻として表現されています。同党が発表した声明によれば「今は亡き皇帝陛下はもとより過去の先人達が我々市民をその高みから見守っている様子を、そして彼等が掲げたその精神をこの彫刻は表わしています。」

 ところで最近、コマンダー・パイロットが集うバーは文字通りサロン(※ここでは議論を交す場の意?)の様相を呈しており、ブレンダン・ポール・ダライアス(Brendan Paul Darius)が皇帝を殺害した動機は何なのか?このショッキングな暗殺計画の背後にはどのような黒幕が存在するのか?といった話題でもちきりです。

 おそらく、今は亡き皇帝を心から悼んでいるのは名もなき一般市民なのです。皇帝逝去の知らせが帝国中を駆け巡ったあの日以来、帝国統計局の調べによれば「ヘンギスト」というファースト・ネームが付けられた男の子の赤ん坊の数が16%に急増したとのことで、これは亡くなった主君に対する民衆の愛慕の気持の表れと言えるでしょう。

 コマンダー:Stateira "Starcloak" Eleshenar

3301年8月18日-フローレンス・ラヴィグニー、帝国市民に冷静呼び掛け

 フィアンセである皇帝:ヘンギスト・デュバル(Hengist Duval)が婚儀当日に亡くなって以来、公の場に姿を現したのは今回が初めてですが、フローレンス・ラヴィグニー(Florence Lavigny)氏が宮殿のプレス・ホールで短い声明を発表しました。記者団からの質問にも幾つか回答した彼女のコメントはカピトル(Capitol)において緊迫しつつある情勢に一石を投じる内容でした。

 「私達はこの悲しい時こそ然るべき礼儀作法を今いちど顧みる必要があります。愛しい我等が皇帝陛下は、御自らの死が私達の街中で起こっている喜ばしからざる出来事の口実になることをお望みにはならないでしょう。私達は陛下を同胞市民の一人として尊重し、その逝去を静かに見送るべきです。」

 彼女は帝国市民に対して冷静を呼び掛けるに留まらず、プレス・ホールに詰めかけていた記者団に対して、かつて皇帝陛下が若かりし時代、彼女の最初の夫であるアリスタイド・ラヴィグニー(Aristide Lavigny)皇太子がご存命だった時代を思い起こさせるような話をしてくれたのです。彼女の言葉には、一連の出来事で塞いだ顔をしていた記者達でさえ思わず笑みを浮かべてしまうような不思議な魅力がありました。長年の友を失ったことは大きな打撃だったはずなのに、それでもなお堂々として尊厳を保っている彼女をみていると、ふと摂政の皇后(Empress Regent)を目の当たりにしているような気がしてなりません。

3301年8月18日-GalNet週刊セキュリティダイジェスト

最新のGalNetデータを基にお送りする今週のレポートでは、社会不安(Civil unrest)または厳重管理(Lockdown)の状態にある小規模勢力(minor factions)の内、10勢力をリストアップしました。※

 

下記は415の厳重管理状態にある勢力の内の10勢力です。

  • Siki Jet Creative Ltd
  • Robor Crimson Travel Inc
  • Aowica Empire Party
  • HIP 112829 Silver Organisation
  • Turir Creative Incorporated
  • Movement for 34 Pegasi Values Party
  • Jet Energy Co
  • Hranit Democrats
  • Calhuacan Empire Party
  • Revolutionary Party of Ewah

厳重管理状態では、星系のセキュリティレベル(Security Level)が上昇し、一方で星系の財政状態(Wealth)が悪化します。賞金稼ぎの活動が増加すると厳重管理状態の持続時間は短縮されます。

 

下記は670の社会不安状態にある小規模勢力の内の10勢力です。

  • Jala Jet Camorra
  • Andracanike Purple Federal Inc
  • Union of Gliese 868 Green Party
  • Kamito Patron's Principles
  • LTT 5053 Crimson Clan
  • 15 Delphini Purple Raiders
  • Wirnako Limited
  • Kauruku Empire League
  • Mbukuravi Jet Brothers
  • HIP 35246 United Interstellar

社会不安状態は星系内の違法行為および犯罪組織からの契約を遂行することで引き起こされます。星系が社会不安を抱えている時、財政状態と生活水準が悪化します。戦闘ミッションおよび戦闘活動によって社会不安状態を終わらせることができます。

※データは更新日時点のものです。

3301年8月17日-アパラルの経済、好転

 アパラル(Apalar)星系のスヴァーヴァルッソン・ターミナル(Svavarsson Terminal)の関係当局は、同星系の経済成長に要する工業用資材(industrial materials)を受領し終えたことを発表しました。アパラル自治政府が示した輸送支援要請は、銀河系全体のコマンダーパイロット達から熱意を以て受け入れられ、彼等の貢献は同星系の経済成長に必要な弾みをつけるのに大いに役立ちました。

 アパラル星系への工業用資材輸送に貢献したパイロットに対する報酬支払いはまだ行われていませんが、アパラル労働党(Apalar Labour)では支払準備が整い次第、発表するとのことです。

3301年8月17日-連載:パワープレイの今(第6号)

A Week in Powerplay

It's time for another weekly report on the struggles of the foremost political powers in the galaxy. Some have fallen from grace and others have climbed higher than anyone expected. Read on for the details.

 

Arissa Lavigny-Duval seems set to remain the most influential individual in today’s political landscape. Immensely popular among members of the Pilots Federation, Arissa was able to secure seven more systems with ease while still contributing the bulk of the Imperial forces for the Pegasi Pirate War. While the size of her sphere of influence puts a heavy strain on the Princesses’ organisation, so far her pilots have managed to compensate through widespread fortification.

 

Aisling Duval’s administration faces another week of internal turmoil, which explains her drop to #4 in the GalNet rankings. While the ‘Peoples’ Princess’ continues to enjoy the support of many Commanders, her short-term situation is difficult. Her sphere of influence has grown rapidly and now includes many systems that are draining her resources, leaving her space vulnerable to the increased enemy undermining seen during the past week.

 

Zachary Hudson has extended his influence to four new systems this week, showcasing the increased ability of the president’s agents to project power across the galaxy. Hudson’s ability to expand his reach might be compromised, however, by developments at home, where enemy wings continue to attempt to undermine his control. Although determined defensive efforts allowed Hudson’s organisation to avoid falling into turmoil, it was a close call, sparking concerns for the future.

 

Felicia Winters’ administration has recovered from the turmoil of last week thanks to well-coordinated fortification efforts and a minor decrease in enemy activity. While danger has not passed for the Shadow President’s organisation, her supporters have again showed an ability to resist sustained hostile efforts to undermine her control, which have plagued Winters for the last two months.

 

Zemina Torval has seen her support base – which was previously dropping – stabilise and even slightly increase this week, as her supporters increase their efforts. Torval is still in an extremely difficult situation, however, as with almost a dozen of her systems undermined and both her organisation’s efforts to claim new systems failing, she is facing turmoil in her space. As her enemies smell blood in the water, it’s unclear if Torval’s organisation will be able to recover from its current difficulties.

 

Denton Patreus has enjoyed a surge in support in recent weeks – a situation his Commanders used to expand his grasp, adding five new systems to his sphere of influence this week. This expansion came at the same time as a drop in fortification efforts at home, however, and focused counter-attacks from Kumo Crew pilots. With Patreus’ administration barely escaping turmoil, it seems that the Senator’s rapid expansion will be checked, for now, by problems at home.

 

Edmund Mahon has proven without doubt that his #2 ranking is well deserved. Despite being the focus of extremely heavy enemy action, with seven systems undermined and several others threatened, the Alliance politician’s organisation avoided falling into turmoil with ease, even commanding a respectable reserve of resources to draw on. This is the result of both impressive fortification and a legacy of smart expansion choices, which is sure to make Mahon a formidable player on the galactic stage for the foreseeable future.

 

Li Yong-Rui claims the #3 position in the GalNet rankings – an impressive achievement for an organisation with fairly modest levels of Commander support. Sirius Gov continues to benefit from a strong strategic position, high-income systems and diplomatic efforts, which ensures the organisation does not see as much hostile activity as some of its neighbours.

 

Archon Delaine’s Kumo Crew has resisted the Imperial offensive in the Pegasi Sector for the past six weeks, and there is no end to the fighting in sight. While Archon’s control over most of his territory has been undermined, this has failed to push the pirate crew into turmoil, as his pilots focus their defence on a handful of key systems. What some envisioned as a quick knock-out blow has turned into a war of attrition, and as Torval, Patreus and Aisling face trouble at home, Arissa Lavigny-Duval’s legions might have to shoulder the burden of the conflict mostly by themselves.

 

Pranav Antal has added five new systems to the Utopia, continuing the surprising surge in activity for this once-minor organisation. With the ambitious attempt to establish an Utopian commune in the distant colony of Takurua successful, it appears that Antal’s rise to #8 might be sustained, or even improved, as long as Utopia continues to enjoy a period of relative peace.

 

Commander Cadoc

3301年8月17日-刑務所が海賊捕虜で一杯

 帝国統合軍による一大攻勢に端を発したいわゆる「ペガシ海賊戦争(Pegasi Pirate War)」は、帝国軍の兵站能力をも問う事態となっています。帝国軍では、補給物資、船舶、人員、これら全てをその補給基地から数百光年も離れたペガシ宙域まで輸送しなければなりません。このように長大な距離を隔てて遠征艦隊に物資を供給しようとすること自体、前代未聞とも言うべき作業なのですが、これに加えて、ペガシ宙域内で捕えた戦争捕虜(POW)を帝国領へと送還、護衛、収監する作業も同時に進めなければなりません。多くの捕虜はそこでパイロット連合(Pilot’s Federation)による罪状判定さもなくば帝国裁判所の判決を待つことになります。

 現時点で拘留中の捕虜の数は数千名に達しており、収監施設の確保が問題となっています。今のところ、捕虜は帝国領内各地に点在する収監施設に手分けして送還されていますが、その送還先もすでに数百に達しており新たな物流問題を引き起こしています。帝国内の情報筋によれば、全ての捕虜を送還・収監可能な流刑地の探索が始まっているとのことです。

 コマンダー:Corrigendum

3301年8月17日-会葬者の列でまた混乱

 昨夜遅く、デントン・パトレウス(Denton Patreus)元老院議員の支持派グループと同議員に抗議する市民グループが衝突、帝国海軍兵が再び仲裁に入る事態となりました。市民のあいだでは、皇帝を殺害したブレンダン・ポール・ダライアス(Brendan Paul Darius)とパトレウス元老院議員とのあいだに何らかの関係があるとして同議員に異議を唱える声が強くなっています。今回、議員に抗議する市民グループは帝国海軍による治安維持活動に対して真っ向から抵抗する姿勢を示しており、穏便に状況を解決しようとしていた海軍兵では埒が明かず、機動隊が出動し秩序回復に当たったとのことです。

 機動隊による対応が功を奏したのか、街では大きな混乱は起こっていません。しかし、ごく小規模の騒乱や抗議は一晩中あちこちで起きており、帝国海軍がそれら全ての抗議活動の鎮圧に乗り出したため、多くの会葬者は避難を余儀なくされました。最終的に街は冷静さを取り戻していますが、今回の件を受けて、帝国近衛師団(Imperial Guard)の一隊が殉職者慰霊堂(Hall of Martyrs)の入口の警備に当たり、海軍歩兵の全連隊が街区内に投入されることとなったようです。

3301年8月17日-GalNet週刊経済レポート

毎週お送りするこのダイジェストレポートでは最新のGalNetデータに基き、小規模勢力とその星系の経済状況を示す一覧を作成してお伝えいたします。※

 

 下記は、好況(Economic boom)状態にある3,685勢力の内の10勢力です。

  • HIP 106213 Independents
  • Nan Sapwe Purple Energy PLC
  • Bangwa Independents
  • Hanneng Labour
  • Ekonir Nobles
  • Nu Jet Crew
  • BPM 28514 Purple Power and Co
  • Huokang Silver Universal Ind
  • Menambe State Organisation
  • Kruger 60 and Co

 星系が好況状態にあるとその持続時間と全てのトレードミッションが影響力(influence)に与える効果が2倍になります。また小規模勢力の影響力も増加します。好況状態は一定量の貿易による利益得る事と貿易ミッションを行うことで発生します。そして例えば食糧不足(famine)のような他の状態、それを示す指標が増加してくるまで継続されます。

 

 下記は、経済破綻(Economic bust)状態にある50勢力の内の10勢力です。

  • Zandu Jet Syndicate
  • Democrats of LTT 4961
  • Chi Orionis Vision Organisation
  • Bodhengue Independents
  • Conservatives of Zandu
  • Defence Party of Arro Na
  • Social Tjakiri Progressive Party
  • Caeritis Front
  • United CD-58 538 Resistance
  • Borasetani Syndicate

 経済破綻の状態にあると星系の財政状態(Wealth)が悪化し、小規模勢力の影響力も低下します。経済破綻中に貿易やトレードミッションを行っても、好況状態に近づくことはありません。経済破綻は一定時間で終了します。

※データは更新日時点のものです。