GalnetNews3304年10月

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3304年10月31日- 大統領候補殺人事件は迷宮入り

 同盟大統領選の最中に起こった、Fazia Silva候補の不審死について捜査が終了しました。捜査は困難を極めているもようです。

 同盟国際刑事警察機構のErin Sangster警部補から次の声明が公開されています。

 「Fazia Silva氏の不審死は殺人事件であると公式に判断されました。神経毒の高度な取り扱いとHume Orbitalの警備体制を回避する手腕から、本件にはプロの暗殺者が単独、あるいは複数人関わっていると考えられます。」

 「捜査は難航しております。遺憾ながら捜査活動を断念する他ない状況です。」

 Gibson Kincaid同盟大統領はメディアに対し、こう述べています。

 「Ms Silvaの一件が私たち同盟社会の民主主義を冒す行いである事は明らかです。同盟の敵どもがその代価を払うまで、私が歩みを止めることはないでしょう。」

 Tashmira Silva氏が亡き姉妹の後を引き継ぎ、今後の財閥経営を行うと考えられます。

3304年10月27日- 今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えします。

 同盟議会はKincaid大統領の要請を退け、憲法は変えず、また権限の付与も行わないことを決定しました。しかしながら、議会では大統領職に関しては新しくthe Office of the Alliance Presidentという非政治的部署を作る事に同意しました。また大統領職の人気は3年に延長されました。

 Sirius社は、エンジニアであるRam Tah氏に対し、ガーディアンと人間のハイブリッド技術の向上のために共に働くことを公に提案しました。す。業界アナリストのうち何人かはすでにRam Tah氏に彼が設計した製品の大量生産のためにこのオファーを受けるように勧め、他のアナリストの中にはSirius社は単に利益を求めているだけだと警告するものもいます。今の所、Ram Tah氏からの反応は得られていません。

 Zachary Rackham氏から10億クレジットを盗んだ事件を含め、最近の複数のデジタル犯罪が“Collective”という名前だけが知られる謎めいた犯罪集団と結び付けられています。彼らは反体制的“ハクティビスト”の集団で、全ての情報は公開されるべきだとの信念を持っています。当局はこのグループに対する捜査を開始しました。

 一方で、連邦捜査局(FSS)はMars Tribune紙への操作を続けて降り、同社の親会社であるCordova Groupはこれに対して正式な抗議を行いました。The Mars Tribune紙のオーナーであるKingsley Cordova氏は、告発は同紙の報道姿勢に対する侮辱だと述べています。

 Caspian Leopold帝国元老院議員がサーゴイドの攻撃を受けた人々を支援するための物資の提供を要請しています。議員の難民センターはサーゴイドとの紛争で被害をうけた何十万人もの人々を助けてきましたが、人道危機を回避するためにさらなる支援が必要なようです。

 最後に、Palin Instituteのサーゴイド物資を求める呼びかけは銀河系コミュニティの大きな協力を受けることができました。Cora Shaw教授は研究所の最新の研究計画を支援した人たちに感謝し、サーゴイドの理解のさらなる進歩を目指すと語りました。

 以上、今週のニュースでした。

3304年10月26日- CGニュース:帝国元老院議員による人道支援要請

 Caspian Leopold帝国元老院議員がサーゴイドの攻撃を受けた人々を支援するための物資の提供を要請しています。

 Caspian Leopold議員のスポークスマンはメディアに以下のように話しました。

 「先日に皆さんの協力で建設された難民センターはサーゴイドとの紛争で被害をうけた何十万人もの人々を助けてきましたが、さらなる支援が必要とされています。物資が不足してきており、人道危機を回避するには銀河中の支援が必要となります」

 この取組を監督しているNiflhel Guardians Of Traditionは基礎医薬品、水浄化装置、天然繊維、避難シェルターの公開注文を出し、これらの商品をNiflhel星系のBiruni Portに配達したパイロットに報酬を与えることを約束しています。組織はまた、この計画に貢献するものが危害にさらされないよう指名手配リストにのっている全ての船の撃墜命令を発しました。

 計画は3304年10月25日に始まり、1週間実行されます。最終目標が計画より早く達成された場合、計画は直ちに終了します。

3304年10月26日- 同盟のAssembly、大統領職を改定

 同盟議会がGibson Kincaid大統領によって提案された大統領職の権限についての議論を終えました。

 Edmund Mahon首相は以下のように発表しました。

 「同盟議会ではKincaid大統領の要請を退け、憲法は変えず、また権限の付与も行わないことを決定しました」

 「しかしながら、大統領職に関しては新しくthe Office of the Alliance Presidentという部署を作る事に同意しました。この部署には政治的権限はありません」

 「大統領は今後、使節団の長として外交での役割を担っていくことになります。これによって議会のメンバーの時間をより多く内政に費やすことが出来るようになります。また、大統領の任期は3年に伸ばされました」

 Kincaidはメディアに対してこう語りました。

 「The Assemblyが、私の描く”強い同盟”のビジョンを共有出来ないのは非常に残念だが、彼らの決定には従わなければならない。私の残された期間を有効に外交のために使っていきたい」

3304年10月26日- Sirius社の公開提議

 Sirius社は、エンジニアであるRam Tah氏に対し、ガーディアンと人間のハイブリッド技術の向上のために共に働くことを公に提案しました。

 同社のCEOであるLi Yong-Rui氏は下記のように述べました:

 「Ram Tah氏のガーディアン研究は、今の人類に最も必要なものであり、我が社はこの研究の発展のために資金を提供する用意があります」

 「つい先日の事件のように、Ram Tah氏の研究には危険が及ぶ可能性があります。我々は、氏の安全を保証出来るだけでなく、この生産力を使ってガーディアンテクノロジーを銀河全体に届けることが出来ると信じています」

 業界からの反応は様々です。業界アナリストのうち何人かはすでにRam Tah氏にこのオファーを受けるように勧め、他のアナリストの中にはSirius社は単に利益を求めているだけだと警告するものもいます。

 今の所、Ram Tah氏からの反応は得られていません。武装強盗による強襲から、Meene星系にある氏の基地はようやく復帰を遂げたばかりです。

3304年10月25日- Mars Tribune紙、申し立てに対し反論

 連邦捜査局(FSS)の、Mars Tribune紙が連邦市民の個人情報を違法に取得したとする捜査に対し、同社の親会社であるCordova Groupは正式な抗議を行いました。

 FSSは、数十名の公人や富裕層の家政ロボットに監視プログラムが隠されており、これらのプログラムがThe Mars Tribune紙による複数のスキャンダルの独占記事の情報源になったと結論づけました。

 The Mars Tribune紙のオーナーであるKingsley Cordova氏は社説のなかでこの状況に触れています。

 「この告発は我々の報道姿勢への侮辱です。我々は嘘や犯罪を暴くことで罰せられるのでしょうか?我々の読者は太陽系の暗部に我々がまばゆい光を当てることを喜んでいます。」

 「私はFSSにもっと慎重にことを進めるよう提案します。これらのロボットは明らかに非常に繊細なデータに触れています。もし彼らが所有者について知っていること全てを公に喧伝したらどうなるか想像すべきです。」

3304年10月24日- The Collective

 テクノロジージャーナリストのHarlow Nassry氏がThe Federal Times紙に「Collective」という名前だけが知られている謎の犯罪組織に関する記事を書いています。

 「Zachary Rackham氏から10億クレジットを盗んだ事件を含め、最近の複数のデジタル犯罪が“Collective”と結び付けられています。当局は捜査を開始しましたが、この名前はすでにハッカーコミュニティの間ではよく知られていたもののようです。」

 「Collectiveは反体制的“ハクティビスト”の集団で、全ての情報は公開されるべきだとの信念を持っています。数年前から存在していましたが、最近まで活動は小規模なものでした。」

 「グループメンバーの身元を知るものは誰もおらず、広報担当者もはっきりとしたリーダーもいません。アナキストとして、彼らは法を無視することを面白がり、全ての情報を公共財産にすべきだと信じています。もちろん、彼ら自身の情報は別です。」

 「一部ではCollectiveを愉快犯だと見ているようですが、現代的ロビンフッドになぞらえる人たちもいます。いずれにせよ、銀河系で最高のハッカー集団である可能性があり、将来、彼らのことを耳にする機会が増えそうです。」

3304年10月20日- 今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えします。

 Gibson Kincaid氏が同盟の大統領選挙で勝利を収め、次期も大統領を務めることになりました。incaid氏はElijah Beck氏を接戦で打ち破りました。Edmund Mahon同盟首相は同盟議会は今後も彼の提案する大統領への権限強化について話し合いを重ねていくと述べています。

 武装集団がMeene星系のPhoenix Baseへの侵入を試みましたが防がれました。同基地はエンジニアRam Tah氏の拠点です。Ram Tah氏はこれがGuardian技術に関する研究データやサンプルを盗もうとする試みだと考えられると語っています。

 別のニュースでは、連邦安全保障局(FSS)は捜査中のロボット盗聴プログラム混入事件についてThe Mars Tribune紙に容疑をかけています。“スパイ”ロボットの複数の所有者がTribune紙の告発記事で扱われていることによるものです。これにThe Mars Tribune紙の親会社は容疑は誤ったものだと反発しています。

 大富豪のZachary Rackham氏が高度に洗練されたハッキングの標的となり、個人口座から10億クレジットを引き出されていました。Zackham Capital Investmentsは、犯人がRackham氏の口座に「Collectiveは必ず勝つ」とのメッセージが残されていたことを認めました。この犯行はRackham氏が連邦大宝くじで“当てた”10億クレジットを狙ったものだと考えられています。

 一方、Palin Instituteは多種多様なエイリアン生体データの分析を加速する計画を発表しました。この計画はサーゴイドの苛烈な侵略の背景にある動機を見定められる可能性があります。Instituteでは銀河系コミュニティに対して、サーゴイドの研究試料を提供することを求めています。

 最後にClose Encounters Corpsは物資の公開調達が銀河系コミュニティの大きな指示を受け、成功量に達したと発表しました。大量のMuon Imagerが一週間にわたってCrown Prospectに運び込まれました。これによりBD-12 1172星系を取り巻く星雲の調査を行う研究用メガシップの建造が可能になります。

 以上、今週のニュースでした。

3304年10月20日- Mars Tribune紙、スパイロボット騒動に関係か

 連邦安全保障局(FSS)は捜査中のロボット盗聴プログラム混入事件についてThe Mars Tribune紙に容疑をかけています。

 FSS捜査官のRamesh Thorne氏の声明です。

 「Morgan Unwin前連邦議会議員と俳優のTomas Turai氏所有の個人用ロボットから盗聴プログラムが発見されました。この数週間に二人とも告発記事をThe Mars Tribune紙が独占で出しています。」

 「広報活動における指導者的なAnya Blackriver氏もまた“スパイ”ロボットを所有していましたが、彼女の有名人の顧客のために様々なスキャンダルの隠蔽を行なったとTribune紙によって最近暴露されました。事実として、感染したロボットの所有者は全て太陽系在住であり、すなわちTribune紙の主な取材対象です。」

 「以上のことにより、我々は彼らが独占記事のためのネタを得るためにこれらのロボットを使って個人的データを収集していたか、Tribune紙のスタッフの聴取を行う予定です。」

 The Mars Tribune紙を所有するCordova Groupの法的代理人は、FSSは「名誉毀損であり、根拠のない告発」を行なっているとして反発しています。

3304年10月19日- Phoenix Baseが襲撃される

 武装集団がMeene星系のPhoenix Baseへの侵入を試みましたが防がれました。同基地はエンジニアRam Tah氏の拠点です。

 Harper Vargas警備主任の報告によりますと:

 「少人数の侵入者が基地の外縁部を破ったことに防衛システムが警報を発しました。我々の部隊は彼らに攻撃を仕掛け、彼らを待機していた船に撤退させました。残念なことに船籍の特定や逃亡を妨げることはできませんでした。」

 「襲撃の際、侵入者は基地の電力網に対して爆発物を使用しました。幸いなことに基地は操業を続けています。」

 Ram Tah氏が報道陣に語りました。

 「これは、Guardian技術に関する研究データやサンプルを盗もうとする試みだったと考えられる…これが意味するところを考えるとゾッとしない。この試みは失敗したが、今回のことで私の重要な研究に支障が出た。」

3304年10月18日- Close Encounters Corpsの計画終了

 Close Encounters Corpsは物資の公開調達が銀河系コミュニティの大きな指示を受け、成功量に達したと発表しました。

 大量のMuon Imagerが一週間にわたってCrown Prospectに運び込まれました。これによりBD-12 1172星系を取り巻く星雲の調査を行う研究用メガシップの建造が可能になります。

 計画の終了にあたり、Close Encounters CorpsのAnton Vern提督が以下の声明を発表しました。

 「計画に参加してくださったパイロットが示したプロ意識はありがたいものでした。我々の研究者に代わり感謝します。新しい地平線、新しい世界が我々を待っています。」

 計画に貢献したパイロットにはKagutsuchi星系のCrown Prospectで報酬の支払いが行われています。

3304年10月18日- CGニュース:Palin研究所の計画

 Palin Instituteは多種多様なエイリアン生体データの分析を加速する計画を発表しました。この計画はサーゴイドの苛烈な侵略の背景にある動機を見定められる可能性があります。

 Palin InstituteのCora Shaw教授は次のような声明を発表しました。

 「ここ数ヶ月で当研究所はエイリアンの技術と生体について数えきれないほどの研究成果を挙げましたが、我々の持つエイリアン生体サンプルが激減しております。今後もこのような成果を挙げるために我々は広範囲な実験に必要なサーゴイドマテリアルを大量に必要としています」

 この計画を支援しているRyder Revolutionary Partyは様々なサーゴイドマテリアルの公開注文を出し、Maia星系のObsidian Orbitalにこれらの試料を配達したパイロットに報酬を与えることを約束しました。組織はまた、試料が安全に配達されるよう指名手配リストにある全ての船の撃墜命令を発しました。

 計画は3304年10月18日に始まり、1週間実行されます。最終目標が予定より早く達成された場合、計画は直ちに終了します。

3304年10月18日- Rackham氏がハッキング被害に

 大富豪のZachary Rackham氏が高度に洗練されたハッキングの標的となり、個人口座から10億クレジットを引き出されていました。

 Rackham Capital Investmentsの広報担当者が株主に明らかにしたところでは:

 「窃盗事件として当局に届け出を行い、コンピュータのセキュリティシステムの監査を行っています。犯罪者の身元に繋がる唯一の手がかりは、Rackham氏の口座に暗号化して残されていたメッセージ:『Collectiveは必ず勝つ』だけです。」

 The Federal Times紙の経済部のBryanna Blanco記者はこれについて:

 「ハッキングの目的は明らかにRackham氏が連邦大宝くじで“当てた”10億クレジットを狙ったものです。Rackham Capital Investmentsが明らかにしなかったのは、このお金は何年も前に同社からの年金支払いを拒絶された数百人の元従業員に公平に分配されたことです。」

 「かつての海賊Calico Zackがサイバー海賊に金を盗まれたというのは皮肉が効いています。Collectiveが誰であるにせよ、彼らは正義とユーモアの感覚を併せ持つようです。」

3304年10月17日- Kincaid氏、再選

 Gibson Kincaid氏が同盟の大統領選挙で勝利を収め、次期も大統領を務めることになりました。

 Kincaid氏はElijah Beck氏を接戦で打ち破りましたが、第3の候補者であった企業家Fazia Silva女史はつい最近死亡事件が報告され、目下インターポールが捜査中です。

 Kincaid大統領は勝利演説において以下のように述べました:

 「私の描くヴィジョンに共鳴し、貴重な一票を投じてくれた皆様に今一度お礼申し上げます。私は、必ずやあなた方を栄光ある未来へと導く事をここに約束いたします!」

 Edmund Mahon同盟首相はメディアに対し短い発表をしました。

 「Kincaid氏の再選にお祝い申し上げます。The Assembleは今後も彼の提案する大統領への権限強化について話し合いを重ねていく所存であります。我々は議論の期間を一週間伸ばすことに同意し、その後議会がこの提案の可否を投票で決めることになります」

3304年10月13日- 今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えします。

 フリージャーナリストのGethin Okonkwo氏が遠き神教での自身の経験について更に詳細を公表しています。記事の中で、Okonkwo氏は数週間にわたる迫害を生き延びた遠き神教の信者たちが集合礼拝所に戻ってきているのを見てほっとしたと述べています。また同記者は異星宗教学者のAlfred Ulyanov博士と協働してこの宗派の評価を決定づけたいとも述べています。

 連邦安全保障局は、隠し監視プログラムが導入された個人用の管理ロボットをさらに発見し、それに伴い数百台のビジネス用または家庭用の個人用fロボットが破壊されています。感染したモデルは全てAchilles Corporation社製であることが明らかになっています。

 別のニュースでは、テクノロジー企業のHerculean Machine社が新製品のパーソナルコンピューター、Duradriveの大量生産を開始しました。Rackham Ultratech Expoでの試作品の成功の後、同社はRackham Capital Investmentsを含む複数の投資家からの資金提供を受けました。

 同盟大統領選を控えた残りの2人が、大統領選キャンペーンの締めくくりにAlioth星系に帰ってきました。

 Elijah Beck氏は大統領としてより多くの星系を同盟に勧誘することに集中すると述べ、現職大統領のGibson Kincaid氏は大統領職をするよう改めて訴えました。

 一方で、Close Encounters CorpsはBD-12 1172星系に科学調査メガシップを建造する計画を発表しました。この新たな船は研究チームが周囲の星雲の星々を探検し、星図化することを可能とします。Close Encounters Corpsはメガシップの建造に使用する複数の物資の公開注文を行いました。

 最後に、roadcast Cobraは物資募集の結果が銀河系コミュニティからの大きな支援によって成功したと発表しました。
 大量のthoriumとindium、superconductors が一週間にわたってSopwith Dockに運ばれました。これにより、同団体が放送に用いるメガシップの建設を開始することが可能になりました。

 以上、今週のニュースでした。

3304年10月13日- 大統領選候補者、最後の公約を掲げる

 同盟大統領選を控えた残りの2人が、大統領選キャンペーンの締めくくりにAlioth星系に帰ってきました。

 候補の一人、Elijah Beck氏はthe Assembly(同盟議会)の議事堂で下記のように演説しました。

 「同盟はその独特な体制が故に、もととなる理念を常に意識しなければならない。私の目標は、さらに多くの独立星系を我々同盟の家族として迎え入れることだ」

 現大統領Gibson Kincaid氏の演説がその後に続きました。

 「Fazia Silva大統領候補の暗殺は、我々の民主主義に対する冒涜だ。同盟の敵はみるみる増長し、我々はこれに対抗しなければならない。私はthe Assembleに対し、大統領にさらなる権限を与えるよう要請し、増大する同盟への脅威に対抗できる真の三大勢力の一員とすることを約束する」

 Edmund Mahon首相はその後二人に謝辞を述べ、また幸運を祈る旨を伝えました。

 選挙は10月16日火曜日に行われ、結果はその週の後に発表されます。

3304年10月12日- Duradrive生産開始

 テクノロジー企業のHerculean Machine社が新製品のパーソナルコンピューター、Duradriveの大量生産を開始しました。

 Rackham Ultratech Expoでの試作品の成功の後、同社はRackham Capital Investmentsを含む複数の投資家からの資金提供を受けました。

 Herculean Machines社のMaddox Hurd CEOが報道陣に語りました。

 「以前に申し上げた通り、人々が求めているのはどんな扱いにも耐える頑丈で信頼できる道具なのです。この成功を可能にした物資を提供していただいた銀河系コミュニティには改めてお礼を申し上げます。

 今のところ、競争相手であるScorpio DeVorrow CEOからのコメントはありません。

3304年10月11日- Broadcast Cobraの取り組み終了

 Broadcast Cobraは物資募集の結果が銀河系コミュニティからの大きな支援によって成功したと発表しました。

 大量のthoriumとindium、superconductors が一週間にわたってSopwith Dockに運ばれました。これにより、同団体が放送に用いるメガシップの建設を開始することが可能になりました。

 Broadcast CobraのAlessandra Koaが以下の声明を発表しています。

 「このキャンペーンに協力していただいた全ての人に感謝します。どこにいるのであれ、どんな時も放送を聞いてくださいますように。」

 取り組みに協力したパイロットにはHIP 16038星系のSopwith Dockで報酬の支払いが行われています。

3304年10月11日- Close Encounters Corpsのサイエンスメガシップ建造計画

 Close Encounters CorpsはBD-12 1172星系に科学調査メガシップを建造する計画を発表しました。この新たな船は研究チームが周囲の星雲の星々を探検し、星図化することを可能とします。

 Close Encounters CorpsのAnton Vern提督は以下の声明を発表しました。

 「多くの探査チームがBD-12 1172星系を取り巻く星雲のマッピングに関心を示しています。この新しい科学調査船はこの星雲に豊富に存在している未知の星々を研究する基盤となります」

 メガシップの建造を促進するため、Close Encounters CorpsはMuon Imagerの公開注文を出し、Kaguchuchi星系のCrown Prospectにこれらの商品を配達するパイロットに報酬を与えることを約束しました。組織はまた、物資が安全に調達されるよう指名手配リストにある全ての船の撃墜命令を発しました。

 計画は3304年10月11日に始まり、1週間実行されます。最終目標が予定より早く達成された場合、計画は直ちに終了します。

3304年10月11日- スパイロボットの不安広がる

 連邦安全保障局は、隠し監視プログラムが導入された個人用の管理ロボットをさらに発見しました。

 フリーレポーターのFlint ‘Firemaker’ Lafosse記者がRewiredニュースでこの状況について語っています。

 「ここ数週間、何百もの個人と企業が所有しているロボットを破壊しています。集団ロボット恐怖症?それともロボットが盗聴しているという妄想でしょうか?こうした人たちはいったい何を隠そうとしているんだろうと興味をそそられませんか?」

 「いったい何百万のロボットたちがたった今私たちをスパイしているのでしょう。なんのために?感染したモデルが全てAchilles Corporation社製だったのは偶然なのでしょうか?富裕層を脅迫するのが彼らの新しい収入源なのかもしれません。」

3304年10月10日- 遠き神教の生き残り

 フリージャーナリストのGethin Okonkwo氏が遠き神教での自身の経験について更に詳細を公表しています。

 「遠き神教信者としての3ヶ月の生活の後、私も普通の市民としての生活にようやく馴染んできました。あそこでは、私は“Third Witness of the Tenth Chapter”という名前というよりは肩書きとしてのみ知られていました。同じローブを着て、私たちは皆名前の無い共同体の奉仕者だったのです。」

 「こう聞くと専制的に思われるかもしれませんが、個人というものを捨てることには不思議と魅惑的な一面があったのです。当時は本当の信者たちが感じるような平穏を自分も体験しているようでした。」

 「数週間にわたる迫害を生き延びた遠き神教の信者たちが集合礼拝所に戻ってきているのを見て私はほっとしています。これは教団にとって数百人の死者と複数の境界を失う砲火の洗礼となりました。」

 「他の多くの終末論的宗教は解散してしまうか、永遠の無協会のように非合法化されました。しかし、遠き神教の信仰はサーゴイドとの戦争のあとでさえ耐え抜くことでしょう。」

 「異星宗教学者のAlfred Ulyanov博士からお互いの研究を総合してみないかと接触がありました。私たちは共にこの粘り強い宗教の評価の決定版を作れるのではないかと期待しています。」

3304年10月6日- 今週のニュースハイライト

 このコーナーでは今週の主要なニュースをお伝えします。

 同盟の大統領候補三人のうちの一人であるFazia Silva氏が死亡しているのが発見されました。、Silva候補が提案する同盟の経済政策の変更を動機とした政治的暗殺と見られています。dmund Mahon首相やSilva女史の対立候補の二人、Gibson Kincaid氏とElijah Beck氏が哀悼の意を表しました。

 10月3日水曜日に開催されたRackham Ultratech Expoでは、テクノロジー企業のHerculean Machines社の優勢が伝えられています。大富豪のZachary Rackham氏は同社のDuradriveを前に上機嫌で、Duradriveへの投資用予備資金を調達するよう許可を出してみせました。Supratech社の競合製品であるTorcは見劣りすることになりました。

 別のニュースでは、連邦安全保障局(FSS)の調査により、隠し監視プログラムが導入された管理ロボットがさらに発見されました。共通点としていずれのロボットもPA912モデル、Achilles Corporation社製である事が挙げられています。同社はFSSの操作に協力していくと発表しました。

 Juanita Bishop氏の連邦議会選挙に立候補する試みは失敗に終わったようです。遠き神教団とサーゴイドの両者には何のコネクションも無いとするGethin Okonkwoの公開した調査結果を受け、片や連邦議会がBishop女史に対して社会不安を煽るものだとする立場を固めたことで、彼女のシンパの多くは彼女を見捨てたようです。

 一方で、メディア組織のBroadcast CobraはHIP 16038星系でメガシップを建造する計画を発表しました。この政治と最新ニュースを専門とする組織はこの移動放送局の建造によってより多くの視聴者にサービスを提供することを目指しています。

 最後に、ould Federal Mining Incorporatedの発表によると、Bhagui星系のオクトーバーフェストで用いる品々の調達依頼が各方面に熱烈に受け入れられたとの事です。何百ものパイロットがLeavitt Portに物資を輸送、また輸送船の行き交う星系航路の防衛に従事しました。

 以上、今週のニュースでした。

3304年10月5日- 監視プログラムロボット、さらに発見

 連邦安全保障局(FSS)の調査により、隠し監視プログラムが導入された管理ロボットがさらに発見されました。

 FSS捜査官、Ramesh Thorne警視はメディアに対しこう発表しています。

 「Lloyd Hardacre氏の管理ロボットが企業詐欺の証拠を秘密裏に記録していた事件ですが、本件の捜査規模は大幅に拡大しつつあります。異常な動作を示したとの報告に基づき、問題のプログラムを含むロボットがさらに5台発見されました。」

 「共通点としていずれのロボットもPA912モデル、Achilles Corporation社製である事が挙げられます。発見されたロボットの持ち主の方々には聞き取り調査を進めている最中です。」

 5つのロボットのオーナーのうち、2人が特定されています。Kuiper Mining Inc.のCEO、Don Zhao氏。Olympus Village、San Francisco、Columbusステーションの各オフィスで広報コンサルティングを行っているAnya Blackriver氏の2名です。

 Achilles Corporationの広報担当者からは以下の声明が出されています。

 「私どもとしてもFSSの捜査活動には協力させていただく所存です。弊社製ロボットはこれまで通り信頼の置けるものとして、皆さんには安心して利用していただきたく思います。このような違法監視はAchilles Corporationとは一切関係ないものですから。」

 過去10年間、同社は連邦全体で2000万台を超えるロボットを売り上げており、このうち渦中のPA912モデルは30万台近く含まれていると考えられます。

3304年10月5日- テクノロジーエキスポはHerculean Machinesが優勢

 テクノロジージャーナリスト、Harlow Nassry氏から10月3日水曜日に開催されたRackham Ultratech Expoの詳細記事が発表されました。

 「パーソナルコンピュータの設計競争で大騒動となった事も手伝い、参加者の目は全てHerculean Machines社とSupratech社へと向けられていた。Maddox Hurd氏とScorpio DeVorrow氏。互いにCEOでありライバルでもある二人の豪華なプレゼンに続き、両社の新製品DuradriveとTorcの試作品が出席者へと配られる。」

 「Supratech社にとっては不幸としか言いようがないのだが、Torcのホログラフィックシステムは予定通りには動作しなかった。ユーザーの殆どが不可解な色とイメージの渦に呑み込まれる結果となり、吐き気を催すことすらあった。対するDuradriveは完璧に機能してみせたのである。」

 「エキスポのクライマックスはやはり大富豪のZachary Rackham氏みずからがDuradriveの上で飛び跳ねてその頑丈さを試し、主任会計士に連絡してDuradriveへの投資用予備資金を調達するよう許可を出してみせた一幕だろう。Rackham氏は群集に対しこうも述べている。『私が宇宙を飛んでいた頃にこういうものがあったら良かったんだがね!』」

 「銀河中のコミュニティがHerculean Machinesに支援活動を行った結果、この優れた製品が生まれたのは明らかだ。Duradriveを市場で目にする事ができるようになるのもそう遠くないだろう。」

3304年10月5日- 大統領候補が暗殺される

 同盟の大統領候補の一人であるFazia Silva氏が死亡しているのが発見されました。殺されたものとみられています。

 同盟星間警察のErin Sangster捜査官の報道発表です。

 「Silva女史の遺体は大統領選のため滞在中のHume Orbitalの一室で発見されました。医療チームが毒物の痕跡を発見しており、これが殺人だと考えられる根拠になっています。」

 これが、Silva候補が提案する同盟の経済政策の変更を動機とした政治的暗殺ではないかとする疑いはすでにありました。起業家である彼女にはビジネスの世界における激しいライバル関係にもあります。

 彼女の姉妹で、Silva財閥の取締役でもあるTashmira Silva氏の声明です。

 「私たち家族はFaziaの命が奪われてしまったことが信じられず、悲嘆にくれています。彼女が築き上げ成功させた企業の経営を引き継ぐことで、彼女の名誉に報いたいと思います。」

 Edmund Mahon首相やSilva女史の対立候補の二人、Gibson Kincaid氏とElijah Beck氏が哀悼の意を表しています。Kincaid大統領の言葉です。

 「この悲劇は我々の民主主義そのものに対する攻撃です。同盟の敵は我々を不安定にするためなら殺人を含むどんなことでもするでしょう。これに反撃するためには、強いリーダーシップが必要なのです。」

3304年10月4日- CGニュース:Broadcast Cobraの計画始動

 メディア組織のBroadcast CobraはHIP 16038星系でメガシップを建造する計画を発表しました。この政治と最新ニュースを専門とする組織はこの移動放送局の建造によってより多くの視聴者にサービスを提供することを目指しています。

 Broadcast CobraのAlessandra Koaは以下の声明を発表しました。

 「放送事業者として、私たちは銀河の最遠端にも私たちの放送波を届けることができる船というアイデアを気に入りました。メガシップは私たちが他の事業者が夢見ることしか叶わない星系にも送波することを可能とします」

 Broadcast Cobraはメガシップの建造を促進するためにThorium、Indium、Superconductorsの公開注文を出し、HIP 16038星系のSopwith Dockにこれらの商品を配達するパイロットに報酬を与えることを約束しました。組織はまた、支援物資が安全に配達されるよう指名手配リストにあるすべての船の撃墜命令を発しました。

 計画は3304年10月4日から1週間行われます。最終目標が予定より早く達成された場合、計画は直ちに終了となります。

3304年10月4日- オクトーバーフェスト支援計画成功

 Mould Federal Mining Incorporatedの発表によると、Bhagui星系のオクトーバーフェストで用いる品々の調達依頼が各方面に熱烈に受け入れられたとの事です。

 何百ものパイロットがLeavitt Portに物資を輸送、また輸送船の行き交う星系航路の防衛に従事しました。

 同社の広報担当者から次の声明が出されています。

 「寛大なパイロットの皆さんのお陰で、Bhaguiオクトーバーフェストはすぐにでも開始される予定です。参加者の皆さんはお互いの違いや悩み事を忘れ、いのちを祝福することができるでしょう。」

 現在、Bhagui星系Leavitt Portにて報酬の支払いが行われています。

3304年10月4日- Bishop氏の議会立候補運動、崩壊する

 遠き神教に対する抗議運動で広く支持を得ていたJuanita Bishop氏ですが、連邦議会選挙に立候補する試みは失敗に終わったようです。

 独立系政治アナリスト、Vaughan Niven氏による本件の要約は次の通りです。

 「Gethin Okonkwoの公開した調査結果を受け、Juanita Bishopシンパの多くは消えつつある。遠き神教団とサーゴイドの両者には何のコネクションも無い事がわかったからだ。結果として、Mrs Bishopの議会選挙運動は崩壊する事となった。」

 「議会内部でも土壌の変化が見られる。社会不安を煽り、連邦の掲げる基本的原則である宗教の自由を侵すMrs Bishopには賛同できないとする立場が議会でも主流になってきたのである。」

 これに対し、Juanita Bishop氏はメディアに強硬な声明を発表しています。

 「遠き神の連中が危険だということもわからないのなら、議会は愚か者の集まりなのでしょう。サーゴイドのスパイは一網打尽にした上で処刑してしまう必要があるというのに。それも人類が奴らに根絶やしにされる前にやらなければ。私の正当性は歴史が証明する事になる!」