GalnetNews3305年12月

Last-modified: 2020-01-18 (土) 17:30:14

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3305年12月18日- Reorteの年末祭終わる

 Reorte星系での年末祭が終了、主催団体からは大成功の週であったと宣言されました。

 独立系パイロットらの配送活動が功を奏し、10億人以上いた参加者のニーズが満たされたとのことです。一方、星系での不穏分子による輸送船団襲撃やトラブルも無事阻止されました。

 Edmund Mahon総理大臣は次の声明を発表しています。

 「星間貿易商の皆さんや街頭で酒盛りを楽しんだ人々に至るまで、この祝祭に関わった全ての人に感謝を、そしてお礼を申し上げます。現在、惑星Homeのあらゆる場所で後片付けが開始されており、荷造りや感覚的経験のできた各種設備の解体も進んでおります。これほど多くの人々がReorteに集まるところに立ち会えたのは真に名誉なことです。」

 「同盟総会を代表し、皆さんが最も豊かな新年を迎えられることを願っております。」

 現在、両計画に参加したパイロットらに対しReorte星系・Davies Highで報酬の支払いが行われています。

3305年12月12日- Reorte星系の年末祭

 同盟の年末年始行事の会場としてReorte星系が選出され、同地ではさまざまな商品に巨大な需要が発生しています。

 既に同盟全体から貿易商やパフォーマンスアーティスト、シェフたちが集結しており、数十億人の動員が期待されているとの事です。惑星Homeでは全大陸同時進行の花火大会が計画されており、Davies High基地の居住デッキでも銀河各地のメニューを取り揃えた料理祭が行われます。

 Edmund Mahon同盟総理大臣も開会式に来賓されており、集まったマスコミに対して次のように語りました。

 「今年も終わりが近づきましたが、我々は感謝しなければならない事が多くあります。列強の間では平和が保たれており、人類圏へのサーゴイド侵攻も停止する様相を見せております。大変な出来事と協力を通じ、私たちは重大な課題に対して共に成長できることを証明したのです。これは私たち、一人ひとりが誇りを持って受け止められるものでありましょう。」

 「Reorteの祝祭は未来の世代へと誇りを伝える、そうした行事になるでしょう。各コミュニティの皆さんには十分な物資調達を求めるものであります。引き続き支援をして下さる頼もしいパイロットの皆さんに報いられる日を楽しみにしております。」

 Reorte Mining Coalitionが本計画の監督に当たり、Reorte星系・Davies HighではFish、Fruit and vegetables、Animal meat、Beerを求めているとのことです。また珍品専門の貿易商へはLavian Brandy、Anduliga Fire Works、Eranin Pearl Whiskeyの持ち込みも奨励されています。

 滞りなく行事を進めるため、星系内での指名手配船にかけられた賞金も十分な額が支払われると発表されました。

 計画は3305年12月12日から18日まで行われ、早期に目標に達した場合その時点で終了となります。

3305年12月11日- ホロウェイ生物学センター開設

 Colonia星系で建設されていたHolloway Biology Centreが、数ヶ月もの遅れの後にようやく開設しました。この施設は新たに分類された生命体に焦点を当てて研究を行う予定です。

 Holloway Bioscience Instituteの主任研究員であるRoy Casimir博士はオープニングセレモニーで会見を開き、今年2月に行われた研究センター設置の取組みからこれほどの遅れが発生した理由について説明しています。

 「過去1年間に発見された生命体の研究は、研究センターの基礎設計に役立てておりました。ところが各コミュニティの皆様がスキャンし提供してくださるデータは増え続けるばかりで、これらを全て研究するには必要な実験室のスペースが不足することがわかったのです。」

 「その結果Holloway Bioscience Instituteは幅広い試料を分析できるよう、数ヶ月の投資と再設計に注力する事となりました。この決断は必要なものだったと我々は確信していますし、科学者らもこの最先端設備で研究を行えると喜んでおります。」

 Holloway Biology CentreはColonia星系・Colonia 7 G惑星上に設置されています。

3305年12月5日- Golconda乗員、Forester’s Choice基地へ移住

 世代宇宙船Golconda号の乗員らが新たな住処、Upaniklis星系Forester’s Choice基地への移住を行ったとのことです。

 連邦は移住支援への立候補に続き、乗員らを古き住まいからUpaniklis B 3惑星軌道上の新たな基地へと移動させるべく手配を行いました。

 旅立ちまでの数日間も世代船との通信が行われていましたが、このとき乗員たちには明らかに不安がみられたようです。しかし数世紀に渡る宇宙の旅を通してGolcondaは乗員を十分に扶養する力を失いつつあったため、大多数が移住を支持する結果となりました。

 また、Golconda首脳部からは"Apa Vietii"飲料の蒸留を継続すると発表がなされました。この特産品スピリッツはForester’s Choice基地で販売されます。

 Orion Independent Universityの人類学部長である、Elizabeth Perez教授は今回の大規模移住を間近で見学していました。

 「輸送船へ移動が進む中でGolconda乗員の多くが泣き、Golcondaへの感謝と哀情の言葉を口にしました。数回に渡って自然発生的に歌が広がり、数百人が腕を組みながら歌うのです。」

 「フライトの間、これから使えるようになるテクノロジーについて興奮しつつ歓談する若者のグループがいました。恐らくこの移動がどんな意味を持つのかわかっていないのでしょう。しかし最も印象的だったのは彼ら共同体の決意、新たな時代に突入しようとする中で独自の文化を維持する決定を下し、これからも共にあろうとする決意でしょうね。」

 「この社会が孤立主義的な展望を維持するのか、それとも喜んで銀河社会と統合するようになるのかはまだわかりません。ただ彼らという注目すべき過去からの旅人が、34世紀人類を自らのペースで知る猶予を十分得られるよう願うばかりです。」

 この歴史的な出来事を祝福し、連邦から3305年12月5日から16日の間連邦船舶を対象に購入割引を行うと発表が行われています。