GalnetNews3307年5月

Last-modified: 2021-11-05 (金) 20:16:52

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3307年5月28日-同盟選挙でMahonが勝利

 同盟の首相選挙は、現職のEdmund Mahon氏が勝利し、2期目の6年間の任期をスタートさせました。

 同盟議会は昨日、新しい国家元首を選出するための投票を行いました。Mahon氏は、過半数には達しなかったものの、他の候補者よりも多くの票を獲得しました。一部の議員が追加のチェックを要求したため、結果の発表が遅れました。

 Mahon首相は、国民に向けて勝利のスピーチを行いました。

 「引き続き、同盟の多様な人々に貢献できることを大変光栄に思っています。私たちは、銀河系がどのような事態に陥ろうとも、民主主義、繁栄、相互防衛の原則を堅持していきます。」

 The Alliance Tribuneの政治記者であるVanya Driscoll氏は次のように述べています。

 「中枢の星系が政情不安、テロの脅威、経済的混乱の影響を受けている中で、議会が安定に票を投じたのは驚きではありません。Mahonには高い知名度があり、同盟は彼の冷静で穏健なリーダーシップを頼りにしています。」

3307年5月27日-同盟選挙投票日を期にトリチウム採掘

 議会が新しい指導者を選ぶ投票をする日に、Edmund Mahon首相は領域拡張のためのトリチウムの採掘を要請しました。

 この新たな取り組みは、大量のCeramic Composites、Polymers、Superconductorsを生み出した彼の産業用資材への取り組みの成功を受けたものです。この活動に貢献したパイロットは、Gateway星系のDublin Citadelで報酬を受け取ることができます。

 また、選挙でのMahon首相の主要なライバルであるNakato Kaine評議員が行った競合するコミュニティ活動では、Copper、Micro-controllers、Polymersなどが届けられました。

 Mahon首相の新しいトリチウム採掘計画は、同盟の拡張計画を支える燃料の備蓄を目的としています。これには最大5つの新しいスターポートの建設が含まれており、1ヶ月以内に運用を開始する予定です。

 採掘されたトリチウムは、Gateway星系のDublin Citadelに運ばれます。

 同盟議会のメンバーは今日、新首相を選ぶための投票に集まります。世論調査では、Mahonが楽に勝利すると考えられていますが、Kaineが幅広い支持を得ていることも知られています。当選した候補者は、6年の任期で同盟の首長を務めることになります。

3307年5月24日-The Oracle落下

 Delphi星系のステーションThe Oracleが、最近のサーゴイドの攻撃のために軌道から外れ落下し始めました。

 Delphi星系へのサーゴイドの侵略のためにステーションは腐食性酵素によって炎上し、深刻なダメージを受けていました。これが連鎖的なシステム障害を引き起こし、ステーションの軌道維持スラスターがすべて停止しました。

 その結果、スターポート全体がDelphi 5aの重力の影響を受け、衛星に向かって落下し始めたのです。これにより即座に数万人の民間人の命が危険にさらされることになりました。

 ドッキングベイの火災被害と時間的制約から、The Oracleが地表に衝突する前に全住民を避難させることは不可能と判断されていました。

 衝突まで数時間しかない中、独立系パイロットは命をかけて損傷して落下しつつあるスターポートに閉じ込められた何千人もの住民を救出しました。そのおかげでエンジニアたちはThe Oracleの軌道維持システムの修復に専念することができました。現在、ステーションは安定した軌道に乗っていると考えられています。

 Sirius Incの広報担当者は、メディアに対して次のように述べています。

 「私どもは、現代史において最も恐ろしい災害の一つとなり得たものを防いでくれた勇気あるコマンダーたちに非常に感謝しています。」

 サーゴイドに狙われた他のステーションでも同様の事件が報告されており、これは偶然ではないのではないかと推測されています。このスターポートの脆弱性を補うことに狙いを定めた計画が現在進行中です。

3307年5月24日-連邦政府、「ペスト船」の入港を拒否

 メガシップAlexandriaは連邦内のどの星系に立ち入ろうとしても破壊されると警告されています。

 Aegis所有のこの船は、HIP16538星系に到着した際、本格的なサーゴイドの侵攻を引き起こしました。これは、船の貨物室に保管されている大量のガーディアンの遺物に対する反応と考えられています。

 Alexandriaの司令官Jacob Morales船長はこのようなメッセージを流しました。

 「連邦海軍は我々に太陽系への旅程を再開することも連邦内のどの星系に立ち入ることも禁止すると通告してきた。彼らは我々を疫病船のように扱っている!サーゴイドが我々を追跡してくることを彼らが憂慮しているのは分かっているが、我々には安全な港にたどり着かなければならない数千人の乗組員がいるのだ。」

 Aegisの軍事責任者のAden Tanner提督は、ある戦略の概略を描きました。

 「我々は、独立系パイロットと対エイリアン部隊の助けを借りて、HIP16538システムのタルゴイド船の排除を試みています。それが完了した後、メガシップは人口が非常に少ない星系にジャンプし、そこで貨物を降ろす予定です。」

 Aegisは、Alexandriaの貨物を放棄するという選択肢は最後の手段であると繰り返し述べています。というのも、ガーディアン遺物は彼らの研究プログラムにとって不可欠なものであり、取得には数十億クレジットの費用がかかっているからです。

3307年5月21日-Hadrian Duvalの疑惑は「決定的ではない」と判断される

 ACTによると、ImperatorのHadrian Augustus DuvalがNMLAのテロ作戦の首謀者だったという証拠は真偽不明であるのことです。

 ACTの共同リーダーの一人であるMara Klatt捜査官がこの報告を行いました。

 「我々はHadrian Duvalからの詳細な指示が記録されたMudhrid方伯から提供されたデータを厳密に分析した。その内容がスターポートの爆破を手配したものであることは疑いないが、その出所は確定的ではない。それが彼からのものだというのはNMLAによって偽装されたものである可能性が高いと思われる。」

 Hadrian Duvalは、Paresa News Networkを通じて発表しました。

 「NMLAが我々に罪を被せるために偽の痕跡を作ったことはもはや疑いようがない。彼らはDuval一族を皆殺しにし、帝国の伝統を破壊することを目的としており、その目的を連邦が喜んで支援していることは明らかだ。」

 「妻のAstridと私は、Nova Navyと私たちの名誉を守るために協力してくれたパイロットたちに深く感謝しています。」

 連邦外交団はNova Imperiumに敗れたLeague of ManduがParesa 星系から撤退することに同意しましたが、ACTの報告については言及していません。

 Nova Imperiumの警備責任者であり、元IISS職員であるLeo Magnus法務官がACTに出向しています。彼は故人となったNiamh Seutonia大尉の後任を務めるとみられます。

3307年5月21日-サーゴイドがAegis船を追跡

 *パイロット連合より速報*

 メガシップAlexandriaがDelphiからHIP16538星系にジャンプしたことをきっかけに、サーゴイドの攻撃を引き起こしました。

 メガシップは、Aegisの研究プログラムの一環として届けられた大量のガーディアンの遺物を積んでいました。

 Alexandria号の指揮官のJacob Morales船長はSOSを発信しました。

 「これは緊急事態だ!太陽系に向かう途中、トリチウム補給のため HIP 16538 に立ち寄る予定だったが、数分とたたぬ間にタルゴイドの迎撃機が押し寄せてきた。早急な支援を求める!」

 Aegisの軍事責任者のAden Tanner提督の発表です。

 「Alexandriaの貨物室に保存されていた大量のガーディアンの技術にサーゴイドが反応していると考えています。この攻撃は乗組員とこの星系の住民を危険にさらすだけでなく、非常に貴重な研究材料を失う危険性があります。」

 「Aegisは、HIP16538内の全てのサーゴイド船を破壊し、Alexandriaを保護するために、対対エイリアン部隊と独立系パイロットに協力を要請します。」

3307年5月20日-同盟首相選挙の候補者がコミュニティ活動を発表

 *パイロット連合より速報*

 Edmund Mahon首相とNakato Kaine参議院議員が、同盟領域で輸送競争を始めました。

 実際の選挙は5月27日の議会での投票によって決定されますが、同盟首相の有力候補である2人は市民の支持を集めようとしています。

 各世論調査ではマホン氏の勝利はほぼ動かないものと見られていて、2期目の6年の任期が与えられることになる見通しです。しかし、これらのコミュニティ活動の結果は、当選した候補者の就任後の政策に直接影響します。

 マホン首相は、領域拡張のための産業資材の調達に力を入れています。彼は、Ceramic Composites、Polymers、SuperconductorsをGateway 星系のDublin Citadelに届けるよう要請しています。

 Kaine評議員は、貿易を促進するために地元の製造業者を支援することを目指しています。彼女は、Copper、Micro-controllers、Polymersを、Tionisla星系のBrett Highに届けるよう要請しています。

 勝者がどちらになるにせよ、この活動は翌週に第二弾が行われます。MahonはTritium採掘を組織し、新たな同盟スターポートの建設につなげる予定です。Kaineは、Void Opalの採掘を利用して貿易を活性化し、同盟支配星系での希少品の入手を増やすとしています。

3307年5月17日-MahonとKaineの対決で同盟に不穏な動き

 同盟首相選挙の最有力候補者たちは政治的・社会的不安が広がる中、選挙戦を強化しています。

 Edmund Mahon首相とNakato Kaine評議員は、5月27日に行われる同盟議会での投票に向けて国民の支持を集めるために、同盟領域を回っています。

 Mahon首相は、Zaonce星系の惑星Industryで開催されたビジネス分野の会議に出席し、次のように述べました。

 「Kaine議員からは反発的な言葉が多く聞かれますが、建設的な意見よりも批判的な意見の方がはるかに簡単です。彼女は、この6年間私が最も重視してきた、国民と企業の繁栄を確保するためにほとんど何もしていない。」

 Alkaid星系のNew Caledoniaで行われた抗議デモで、Kaine評議員は観衆に向かってこう述べました。

 「またしてもサーゴイドが我々を激しく攻撃する。またしても他の列強に話をもちかける。またしてもAegisとLakonに資金を投入するが、私たちの経済自体には何もしない。Mahonが落選して同盟が新しい方向を選ばない限り、何も変わらない!」

 世論調査によるとMahon氏は過半数の支持を維持していますが、当初選挙が予定されていた2月の時点よりも差は縮まっています。‘Nine Martyrs’の爆破事件につながった銀河サミットに同盟は参加すべきではなかったというKaine氏の意見は多くの賛同を集めています。

3307年5月14日-連邦市民が政府の精査を支持

 連邦のすべての民間通信を監視しているProactive Detection Bureauは、銀河コミュニティからの後押しを受けています。

 ハドソン大統領が行ったデータ追加キャンペーンが功を奏し、PDBは監視範囲を大幅に拡大しました。

 連邦情報局のBethany Blake副局長の発表です。

 「今や我々は、連邦領域内で使用されているほとんどすべての民間および公共の通信ネットワークを慎重にスキャンすることができます。その結果、逮捕率が急上昇し、いくつかの犯罪組織のつながりを解体しました。」

 影の大統領Wintersは、PDBをブロックする方法を配布することに努めて無視できない支持を得ましたが、Hudsonの計画を凌ぐことはできませんでした。これを受けて連邦政府は、監視プログラムの継続の権限を市民から与えられたと解釈しました。

 市民権団体AdvocacyのディレクターであるRhiannon Grady氏は、メディアに対して次のように述べました。

 「大多数の市民は、自らの行いに関してFIAからの訪問を受けることがないので、自分が何を失ったのかを感じることができません。しかし歴史は、一度手放した自由を取り戻すことがいかに難しいかを教えてくれます。連邦は、個人を軽視する星間警察国家になる大きな一歩を踏み出したのです。」

3307年5月13日- サーゴイドの大規模攻勢 - 非常事態宣言

 *パイロット連合より速報*

 サーゴイドがDelphi星系とCaliforniaおよびCoalsack、Pleiadesの各星雲内の複数の星系に侵攻しました。

 大量のサーゴイドのScoutとInterceptorが複数の星系に現れました。Aegisは可能な限りの防衛戦力を招集していますが、対エイリアン部隊や独立系パイロットにサーゴイドとの戦闘への支援を求めています。

 最近、Delphi星系にはAegisの調査計画の一部としてガーディアン遺物が持ち込まれていました。Alba Tesreau教授は詳しく記録に残っているサーゴイドのガーディアンへの強い嫌悪がDelphi星系が狙われた原因ではないかと推測しています。

 先日犯罪組織Kumo Crewによって建設された二つの宇宙港 - HIP 18390星系のCalifornia FreeportとHIP 62154星系のFort Xeno - もこの攻撃で深刻な被害を受けています。犯罪組織の首領Archon Delaineの声明です。

 「俺は俺たちが建設したばかりのものをこんな汚らわしいエイリアンどもに好きにさせるつもりはない。奴らにも理解できるように俺たちが教えてやる必要がある!」

 攻撃を受けた全てのステーションは銀河コミュニティに住民の救助の支援を求めています。

3307年5月13日- Nova Imperiumが連邦との紛争で勝利

 *パイロット連合より速報*

 Paresa星系における衝突はNova Imperiumが連邦が支援するLeague of Mandu factionを撃退する形で終了しました。

 ImperatorのHadrian Augustus Duval氏は準軍事組織のNMLAを指揮しているとした告発を受け標的となっていました。彼はこう述べています。

 「我々が苦労して手にした勝利は連邦の侵略と戦った全ての人たちに大きな名誉をもたらします。彼らの傲慢は帝国は他の列強とは一線を画すべきだとする我々の長年の信念を裏付けるものですが、Nova Imperiumはテロリズムとの戦いを続けていきます。Mordanticusを忘れるな!」

 連邦外交団のCatherine Carlisle大使は声明を発表しました。

 「NMLAとの戦いへの熱意には感謝しているが、我々のLeague of Manduにいる我々の仲裁団は迅速に行動し、間もなく帝国領域を離れることになるだろう。」

 Nova Imperiumのために戦ったパイロットにはParesa星系のDyson Cityで報酬の支払いが始まっています。

 League of Manduのために戦ったパイロットにはParesa星系のHarmony’s Shieldで報酬の支払いが始まっています。

3307年5月11日- Paresa紛争により列強間で戦争の危機

 Paresa星系における現在の敵対関係により帝国対連邦の全面戦争を引き起こすのではないかとの恐怖が広がっています。

 各主流メディアがこの状況を報じています。

 The Imperial Herald:「HadrianはDuval家にとっての面汚しかもしれないが、しかし彼が連邦の手によって死んだとなれば、名誉のために報復を求めるだろう。皇帝の対応を予期して海軍が集結中だ。」

 The Federal Times:「Nova Imperiumが宇宙港爆弾テロを組織したとの証拠は信用できるものだが、裏工作の可能性も残っている。Hadrian Duvalからの多くの命令をこれほどまでに信憑性のある水準ででっちあげることがNMLAにできただろうか?」

 Eye on Achenar:「彼がテロリストだと明らかになったとしてもDuvalに対する攻撃は我々全員に対する攻撃と同じだ。連邦のクズどもが我々の中で起きた犯罪を裁こうというのはどういうことだ!」

 Sol Today:「数十万もの人々が死に五十万人以上が傷ついた…我々にはこれに報いる権利がある。しかしいつものように全ての為政者が気にしているのは彼らの王朝に迎合することだけだ。」

3307年5月10日- 同盟選挙戦再開

 銀河サミットのために延期されていた同盟の首相選挙が5月27日に行われます。

 The Alliance Tribune紙の政治記者のVanya Driscollの報告です。

 「Edmund Mahon首相が選挙を三か月延期したことについては大きな混乱と多数の反対を呼びました。これは次の6年間の首相に再選をめざす彼の選挙運動に致命的な傷をとなるかもしれません。」

 「あとから考えてみればMahon氏がサーゴイドに対抗するために三大勢力の連合を具体化するためのSirius条約を優先したことは明白です。不幸なことに銀河サミットは条約についての合意を前に“Nine Martyrs”による爆弾テロによって中断されてしまいました。」

 「立候補者は複数いますが、Mahon氏にとって脅威となる挑戦者はNakato Kaine評議員だけです。彼女は彼の拡張政策に対する口うるさい批評家であり、同盟諸星系内の貿易を拡大することを主眼におく彼女の政策で大きな支持を得ています。」

 「選挙の投票は同盟議会議員によって行われ、その判断には彼ら自身の選挙民の意向が反映されます。過去歴代の首相がだれ一人再選できなかった前例をMahon氏が打ち破るか、Kaine氏によって歴史が繰り返されるのか明らかになることでしょう。」

3307年5月7日- ‘Salvation’の声

 *パイロット連合より速報*

 謎の人物‘Salvation’より、メガシップ"Hesperus"発見のため先日彼に雇われていたCMDRらに対しメッセージが発せられた模様です。

 Hesperus号はPerseus Dark Region KC-V C2-2星系で発見されましたが、本船から発せられた自動送信のSOSを解読するアクセスキーはこの‘Salvation’を名乗る人物から提供されたものでした。その後パイロットらは残存ログをT Tauri星系のアステロイド基地、Hind MineのTaurus Mining Ventures社に届けるよう促されたとのことです。

 同社のPatience Middleton代表から次の発表が行われました。

 「Hesperus号のログを配送してくださった方に対し200万クレジット、あるいはVoid Opals10トンをお支払いするよう‘Salvation’から許可をいただいております。本契約は3307年5月21日まで有効とさせていただき、以降の支払いは行わないものとします。」

 「また、以下のメッセージをお伝えするよう伺っております。」

 「『私はSalvationだ。まだ正体を明かすわけにはいかないため、こう名乗らせていただく。だが私の科学的躍進は文字通り全人類の救いとなるだろう。私にとってはずっとわかっていたことだが、AdamastorとHesperusは始まりに過ぎない。私の勇敢なパイロットたちよ、さらなる仕事が待っているぞ。』」

 Taurus Mining Ventures社について知られている事は殆ど無く、‘Salvation’も匿名を保ったままです。犯罪組織の可能性もあることから、パイロットらに対し事業引き受けへの注意喚起が行われています。

3307年5月6日- 連邦、Nova Imperiumを攻撃

 *パイロット連合より速報*

 Paresa星系にてNova Imperiumと連邦系勢力League of Manduの武力衝突勃発。

 ACTに提供された証言により、ImperatorことHadrian Augustus Duval氏はNMLAのスターポート爆破事件の首謀者であるとの告発を受けていました。

 メガシップ”Harmony’s Shield”の指揮を執るNatalia Lee大将からこのような宣言がなされています。

 「帝国はかのDuvalの逮捕を拒んだ。あの男とその組織が残虐なテロリストであるとしてもだ。テロで亡くなった数十万の連邦市民の名の下に、我らは正義を執行する。」

 これに対しNova Imperiumの本部、Dyson CityステーションからHadrian Duval氏の声明が発せられました。

 「帝国領に対するこの侵略は虚偽の情報に基づいたものです。それに連邦は我々の判事、陪審、そして死刑執行人として立ち回るような権利をお持ちではないはず。Paresa条約(Treaty of Paresa)に基づき、帝国に対し防衛出動を求めます。」

 Nova Imperiumは帝国の伝統保持と、他列強と一切の関わりを持たないことを信条とした孤立主義グループとして知られています。また指導者のHadrian Duval氏は先帝Hengistの隠し孫であり、昨年11月にその血統を公的に認められた人物でもあります。

 ACTは現在、Imperatorの指示のもとNeo-Marlinist Order of MudhridがNMLAの支援を行ったとする主張の検証を進めているとのことです。

3307年5月6日- Hudson大統領の計画成功、連邦監視強化へ

 *パイロット連合より速報*

 Zachary Hudson大統領のデータ配送要請により、連邦内における市民監視活動が強化されました。

 事前対策捜査局(Proactive Detection Bureau)の傍受活動から通信を守る手段を配布するとして、Felicia Winters野党大統領もデータ配送依頼を発していました。そのため依頼が競合する事態となっていましたが、Hudson大統領が多くのデータを得る結末となりました。

 両依頼に応え、パイロットたちはAnomalous bulk scan data、Exceptional scrambled emission data、Specialised legacy firmware、Unusual encrypted filesといったデータを配送したようです。

 この勝利をZachary Hudson大統領は連邦政府に対する市民の支持の表れであるとしています。

 「連邦市民は安全を享受すべきであります。市民の皆さんがPDBデータベースに協力してくださったことで、テロから皆さんを守るべくまた一歩前進することができました。」

 アナリストはこの結果を受け、Hudson大統領が個人的に影響力を持つ領域では治安が向上するとみています。一方Winters野党大統領が支配する領域では、市民の支持低下のため安定度が下落すると予想されているようです。

 Hudson大統領を支援したパイロットらに対し、Nanomam星系Gresley Dockで報酬の支払いが行われています。

 Winters野党大統領の支援パイロットらについても、Rhea星系Ito Orbitalでの報酬受取が可能です。

3307年5月3日- Nova Imperium、列強の矛先に

 NMLAの背後にいるのはImperatorことHadrian Duval氏であるとする告発を受け、孤立主義グループNova Imperiumが連邦・帝国系勢力両派からの攻撃に直面しています。

 連邦系勢力League of Manduは先週Paresa星系入りを果たした後、即座に地盤を確保。メガシップ”Harmony’s Shield”で指揮を執るNatalia Lee大将からこのような発表がなされました。

 「我らの目的は多くの連邦市民を虐殺したかのテロリストの排除である。我らが正義を成し遂げるためにも、帝国には身を引くよう忠言申し上げる。」

 これに対し、帝国系勢力であるPeraesii Empire ConsulateのJulius Halstrom支配人(Magister)からも宣言が行われています。

 「皇帝陛下の名の下に、我々にはParesa星系からNMLAを粛清する用意がある。去らぬのなら連邦にも矛先が向けられるであろう。」

 Paresa News Networkを通じ、Hadrian Duval氏からメッセージが配信されました。

 「NMLAはNeo-Marlinist Order of Mudhridと取引する際、私の正体などというものをでっちあげたのです。まんまと乗せられた列強がまた一人Duvalを殺し、NMLAのために役割を果たすことを見越したのでしょう。Nova Imperiumは必要に応じて自衛手段を講じさせていただきますが、いかなるテロリストの攻撃にも責任を負えない点をご留意いただきたい。」

 ACTは未だMudhrid方伯から提供された証言の裏付けを試みています。Nova Imperiumの警備責任者、Leo Magnus法務官が捜査に協力しているとのことです。

 帝国元老院は緊急に皇帝の指示を求めていますが、Blaine宰相は『進行中の捜査に対して陛下の御聖断を仰ぐことはできない』としています。