GalnetNews3307年7月

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3307年7月30日-連邦領域に広がる反乱

 5つの星系を支配するNew Kuwembaa Labourが連邦との関係を断ち切ることで第2の離脱の波を引き起こしました。

 Azaladshu Freeの勝利に続いて、少数の連邦派閥が市民監視法に抗議して超大国から離反しています。

 New Kuwembaa LabourのSonal Mishra知事はこのように述べています。

 「連邦政府は自国民を監視するための強硬な権限を自らに与えています。残念ながら、これを避けるためには連邦憲章から離脱するしかありません。大統領には我々の意思を尊重し、主権国家としての地位を認めていただきたい」。

 これに対し、Zachary Hudson大統領はMishra知事に憲法を守るよう命じ、さもなければ報いを受けるとしました。並行してメガシップFortress LibertyをKuwembaa星系に差し向けています。

 政治評論家は他の3つの民主的連邦派閥がNew Kuwembaa Labourの例に倣う準備ができていると考えています。これが実現すれば、最大で28のシステムが独立することになります。

 また、最近脱退したCoalition of UteranとGluscap Labourの有力者が、連邦からの離脱を後悔しているとの情報もあります。これまで彼らを代表してきた連邦議員たちは、これらの派閥が復帰に向けて動く可能性があると考えています。

3307年7月29日-NMLAがMarlinistのスターポートを攻撃

 *パイロット連合より速報*

 NMLAがMarlinist植民地のHIP 22550およびHyades Sector RO-P b6-6星系にある2つのスターポートを爆破しました。

 爆発物はStillman HubとTilman Pointの両ステーションで起爆されました。NMLAが使用した兵器の特徴である腐食性酵素の内容物が広範囲に渡って腐食性のダメージを与えました。

 合計の死者数は数万人、負傷者数はそれ以上です。死者の中にJenna Fairfax筆頭大臣も含まれているとの未確認情報もあります。

 NMLA のプロパガンダ・チャンネルで次のようなメッセージが流されました。

 「なぜ彼らは自分の家を爆撃するのか?なぜTheta Sevenは自分の仲間を殺すのか?なぜならそこは我々の家ではないからだ!私の仲間ではないからだ!そこは裏切り者が追放された者に物乞いをする 刑務所であって植民地ではない 。真のMarlinistはRepublic of Achenarが復活するまで、決して戦いを止めない。」

 今回の攻撃は、Verity DexterがMarlinist総領事選挙に落選したことに対するものと見られています。彼女はその職でNMLSの政治部門を代表することになっていました。

 当選したKayode Tau総領事の発表です。

 「HIP 22550のStillman HubとHyades Sector RO-P b6-6のTilman Pointへの人道支援を銀河系コミュニティに要請します。これらのスターポートに閉じ込められた人々を安全に避難させるための船を緊急に必要としています。」

3307年7月29日-"遠き神教"のメガシップの取り組み終了

 *パイロット連合より速報*

 独立系パイロットはPanjabell星系に資材を届けることで"遠き神教"(Far God cult)を支援してきました。

 Pleiades Concordatは、Moore Hubステーションに輸送されたAuto Fabricators、Emergency Power Cells、Insulating Membraneの輸送費を負担しました。これらは、サーゴイドを信仰する信者が居住するメガシップの艤装に使われます。
地元記者は、教団の新しい信者の1人であるアガシズ集落のレナード・イェーツに話を聞きました。彼は現在、第60支部の"89th Adherent"として知られています。

 「銀河系社会からの恩恵に深く感謝しています。我々の宣教用メガシップTestament号は迫り来る終末のお告げをすべての星系に伝える手助けをしてくれるでしょう。」

 「他のメガシップ、Perdition号とSacrosanct号はまもなく聖なる巡礼の旅に出ます。彼らは何千人もの私たち忠実な信仰者を乗せて虚空に向かい、遠き神と交わってその到来を早めます。」

 Pleiades Concordatの取り組みに貢献したパイロットはPanjabell星系のMoore Hubから報酬を受け取ることができます。

3307年7月27日-メガシップを喪失したAegisが調査の対象に

 三列強はAegisを一部停止し、ハイパースペースで消息を絶ったメガシップAlexandriaに関する調査を許可しました。

 フリーランス・ジャーナリストのAlexei KeelがVox Galacticaに投稿しています。

 「Aegisに関する世論は常に不安定でしたが、創設した政府はAegisはサーゴイドに対する防衛上不可欠な役割を果たしていると主張してきました。何千人もの乗組員と貴重なガーディアン遺物を乗せたAlexandriaの悲劇的な喪失は、ここにきて組織の能力に疑問を投げかけています。」

 「同盟、帝国、連邦は、Alexandriaに起きた事実を解明するための独立した調査を共同で命じました。Aegisの多くの活動が停止され、詳細な調査が開始されています。Alba Tesreau教授をはじめとする幹部は、すでに辞任に追い込まれました。」

 「このような精査の理由の一つは匿名の‘Salvation’の登場であり、彼は全く新しい対エイリアン活動を行っていると多くの人が見ています。治安機関の中には、彼が離脱したエージェントと盗んだ資源で構成されたAegisの分派のリーダーではないかと疑っているところもあるのです。」

3307年7月26日-連邦政府の監視が独立運動を妨害

 事前対策捜査局(PDB:Proactive Detection Bureau)が傍受した通信が派閥のさらなる連邦離脱を防ぐために利用されています。

 市民権団体Advocacyの報告書では、連邦情報局(Federal Intelligence Agency)が独立派の個人をプライベート・メッセージを介してターゲットにしていることが証明されています。多くの場合、彼らは憲法違反の犯罪を計画したとして逮捕されています。

 PDBのBethany Blake副局長は、メディアに対して声明を出しました。

 「このような情報を収集することは、我々の法的権限の範囲内であることを確認しています。一方的な独立宣言は、連邦憲章に違反する犯罪行為です。そのため我々は被害が出る前に犯罪者を特定しているのであり、それこそがこの監視ネットワークが設立された目的です。」

 連邦議会ではJerome Archer副議長がPDBは逮捕率を高め命を救っていると擁護しました。しかしBai Zheng議員はPDBについて「NMLAを見つけ出すことはできないが、これまで存在しなかった敵を自国民の中に見つけ出すことにかけては素晴らしい」と発言しました。

 Hudson大統領と影の大統領Winters氏は、それぞれの勢力範囲内にある多くの星系のリーダーと個人的に連絡を取り、彼らの懸念を解消し連邦からの離脱をしないように説得することを目指しています。

3307年7月23日-新種のOnionheadが発売

 *パイロット連合より速報*

 Onionheadのガンマ種が一部のanarchy星系で入手可能になりました。

 Kumo Councilの主導により、anarchy派閥が支配する全industrial市場の約10%に供給するのに十分な量の製品が製造されました。これまでのOnionheadとは異なり、この品種はレアコモティティ扱いにはなっていません。

 Vox GalacticaのジャーナリストAdalyn Cross氏は次のように報告しています。

 「Onionheadガンマ種は薬用として一般に販売されていますが、ほとんどの顧客はその本当の効果について幻想を抱いていません。 Coalition for Legalisationは、『アルコールやコーヒーよりも有害ではなく、中毒性もなく、心理的、緩和的な効果が期待できる 』と主張しています。」

 「しかし、特に連邦政府をはじめとする多くの当局は、全銀河系内で非合法であることを要求しています。現在、無法地帯を除くすべての地域では非合法あつかいです。より有害な物質へのゲートウェイ・ドラッグになるのではないかという深刻な懸念があります。治安機関も、Archon Delaineの財源の収入源が増えることに不満を持っています。」

 「Onionheadガンマ種が驚くべき速さで流通したと指摘する物流の専門家もいます。すでに以下の星系から入手可能と報告されています:Alici、Baraswar、Kishpakho、Nastrond、Nocoriです。Sirius Corporationが密かに貨物輸送網を使ってこの薬の配送を行っており、Kumo CrewとBlue Viper Clubの取引の一環ではないかと言われています。コーポレート・マーケティング担当副社長のSinclair Faraldo氏はこの主張を「ばかげたものであり、中傷だ」と否定しました。」

3307年7月22日-"遠き神教"のメガシップ艤装の取り組み

 *パイロット連合より速報*

 Pleiades ConcordatはPanjabell星系の"遠き神教"を支援するために資材を配送することを求めています。

 サーゴイドを崇拝する謎めいた宗派の信者が大挙して集まり、1隻かそれ以上のメガシップを宗教目的で装備する準備をしています。

 この教団には公式なスポークスマンはいませんが、地元のニュースフィードに第58支部のFirst Heraldと呼ばれる上級メンバーの一人からの短いメッセージが掲載されています。

 「信者たちはあまりにも長い間、影に隠れてきました。今こそPleiades Concordatの友人たちの助けを得て、"遠き神"に手を差し伸ばし迎え入れる時なのです。」

 「最初のメガシップTestamentは、全人類に言葉を広めるための宣教船となります。より多くのメガシップのための資材を手に入れることができれば、それらは"遠き神"との交信のために深宇宙へと巡礼の旅に出ることになるでしょう。」

 Pleiades ConcordatはPanjabell星系のMoore HubにAuto Fabricators、Emergency Power Cells、Insulating Membraneを届けるようパイロットに要請しました。

 "遠き神"の信者はサーゴイドを崇拝しているために物議をかもしていますが、一般的には脅威ではないと受け止められています。教団は反エイリアン過激派から日常的に狙われているため、Pleiades Concordatは配送を守るためにすべての指名手配船に懸賞金をかけています。

3307年7月22日-Free Marlinistの候補者が当選

 *パイロット連合より速報*

 Kayode Tauはデータ収集の取り組みを成功させたことに続き、Marlinistの総領事に選出されました。

 Free Marlinist Movementの候補者は、ライバル候補であるVerity Dexterよりも多くの投票を獲得しました。彼の選挙戦は、Anomalous Bulk Scan DataとUnusual Encrypted Filesをより大量に収集したことに支えられました。

 Tau総領事は今後、超大国とのあらゆる取引において、Marlinist植民地の首席外交官を務めることになります。彼はメディアに対してこのような声明を出しました。

 「Marlinist領事館は植民地の独立性を維持し、銀河系の他の地域との外交関係を改善するために行動します。はっきりさせておきたいのは、我々はNeo-Marlinismの過激な意見を代表しているわけではないということです。我々領事は、NMLAを排除するためのあらゆる努力を支援します。」

 Marlinist議会では、Aaron Whyte大臣がNeo-Marlinist勢力を無視することは「さらなる暴力を煽りかねない挑発的な行為」であると抗議しました。 Jenna Fairfax筆頭大臣は、民主的な投票の結果を尊重するよう求めました。

 Kayode Tauを支持したパイロットは、Hyades Sector RO-P b6-6星系のTilman Pointで報酬を受け取ることができます。

3307年7月21日-さらなる分離独立に脅かされる連邦

 先日のAzaladshu星系での紛争を受けて、さらに複数の連邦内の派閥が独立を宣言することを検討しています。

 The Federal Timesの政治ジャーナリストであるSofia Trevino氏が状況の概観を述べています。

 「Azaladshu Freeが政府の監視法に反発して独立した時には、他の3つの派閥が刺激されて追随し、10星系、10億人が独立した。超大国が地方政治で星系を得たり失ったりするのは日常茶飯事だが、加盟派閥が忠誠心を捨てた例は珍しい。」

 「新主権国は事前対策捜査局(Proactive Detection Bureau)とのつながりを絶ったため、彼らの通信はもはや監視されていない。国内テロ対策法は国民に広く支持されているが、個人のプライバシーは憲法上の権利であると考える国民も多い。」

 「他の数十の派閥が今、独立を検討している。これは連邦の支配下にある星系のごく一部にしか影響しないが、Hudson大統領がひどい恥をかいたは影の大統領Wintersにとっても同様だ。彼女の監視法に対する組織的な抵抗が派閥の独立を促したのだ。」

 「公民権団体のAdvocacyは、連邦情報局が分離独立派の首謀者をでっちあげの罪で逮捕し始めたと主張している。 もしそれが事実なら、政府は連邦内に本格的な反乱が広がるのを防ぐためにどんな手段も講じることを示唆していることになる。」

3307年7月20日-IHO、Onionheadの新種を報告

 星間保健機構(Interstellar Health Organisation)は、‘helix’と呼ばれる娯楽用麻薬、Onionheadのガンマ株の予備的分析結果を発表しました。

 「アルファ株、ベータ株、Lucan株と同様に、惑星Panemに自生するOnionheadの花から採れる種子から抽出されたものを有効成分としている。これらにはアルカロイド化合物が含まれており、人間の知覚や認知機能に一時的な精神活性作用を及ぼす。」

 「ガンマ株では、これらの化合物は起源不明の合成分子を用いて遺伝子組み換えされている。これにより向精神薬の濃度が薄まり、それによって激しい幻覚症状が抑えられている。」

 「この改変の実用的な利点は2つある。まず、Onionheadを自然の作物としてではなく、人工的な環境で経済的に大量生産できるようになった。第二に、ガンマ株はより丈夫で貯蔵庫や氷点下の温度の中でも長期間生存することができる。」

 独立系ヘルスケアアナリストのHimari Grey博士は次のようにコメントしています。

 「IHOの報告書によると、これまでのものよりも大量に販売されることを目的とした種類のOnionheadが登場したということのようです。その洗練された組成からBlue Viper Clubが開発したものではないと思われます。遊牧民が正体不明の研究施設から入手し、その供給源としてKumo Crewと取引した可能性があります。」

3307年7月19日-銀河ミステリー:遠き神教(Far God Cult)

 謎に包まれたサーゴイド崇拝の宗教団体を、Wallglass Investigations AgencyのErik Gunnarsonが検証します。

 「銀河系内にある無数の信仰の中でも、遠き神教は最も奇妙で理解されていないものの一つです。しかし、ここ数年で取るに足らない宗派から広く普及した宗教へと成長しています。」

 「その中心的な教義は我々の次元を超えた未知の存在、すなわち"遠き神"です。我々がサーゴイドと呼ぶものはその先触れであり、ハイパースペースから降りてきて全生物を瞬時に絶滅させるための準備をしているとされています。この終末論的な信条はそれゆえに生きがいのない人々を惹きつけ、ハルマゲドンを待つことに目的を見出すのです。」

 「教団には正式な名称や代表者はなく、信者は自らの名前を"信奉者"、"弟子"、"証人"などの称号に進んで置き換えています。この非人間的なアプローチにはメンバーがシンプルな黒いローブを着て、アンモニアガスを充満させたサーゴイドのバイオテクノロジーに似せた巣教会を作ることも含まれています」。

 「異星人に祈りを捧げてはいますが、彼らは多くの人が恐れていたサーゴイドの第5列ではありません。実際、彼らは死を予期して決して抵抗を試みない平和主義の宿命論者です。そのため、他の終末論カルトや反エイリアン活動家、さらには連邦情報局からも被害を受けてきましたが、彼らの穏やかな忍耐力によって生き延びることができました。」

 「Etain星系で2つの放棄されたボイド・テンプルが発見されたことで、カルト信者の考え方を知ることができました。そこで"遠き神 "の到来を待つために仮死状態で埋葬された人々の最後の証言を聞くことができたのです」。

 「最近では、いくつかの教団の支部がPanjabell星系に移住したという報告があります。ここは"遠き神"を信奉する神政主義のPleiades Concordatに支配されており、これまでに見たことのない大きな、あるいは奇妙な何かを準備しているのかもしれません。」

3307年7月15日-Marlinistの選挙に必要なデータ求む

 *パイロット連合より速報*

 対立する候補者から、Marlinist Consulate総領事選挙戦の安全を確保するためのデータ提供の要請がありました。

 Marlinist植民地では誰を総領事に選ぶかの投票を行っています。この影響力のある役職はすべてのMarlinistを外交的に代表し、彼らに代わって幅広い決定を下します。

 一人目の候補者はNMLAの政治団体として活動しているMarlinism Reformation PartyのVerity Dexterです。彼女はLorcan Scordato元老院議員の支持を得て、帝国のパトロンになることを目指しています。

 「私は帝国元老院において、Neo-Marlinistの声を代弁することができる唯一の立場にあります。総領事としてNMLAとの恒久的和平を交渉します。」

 二人目の候補者である Free Marlinist Movementの Kayode Tauは、Marlinist植民地の存続を重視しています。

 「Neo-Marlinismやテロリズムは我々の共和国の理想にふさわしくありません。私は私たちの星系の独立を維持し、すべての平和的なMarlinistの権利を守るために努力します」。

 選挙戦の安全性を確保するために、両候補者はAnomalous Bulk Scan DataとUnusual Encrypted Filesを求めています。Verity Dexter陣営はHIP22550星系のStillman Hubに、Kayode Tau陣営はHyades Sector RO-P b6-2星系のTilman Pointで納品を受け付ける予定です。

 同盟、帝国、連邦はMarlinist Consulateを大使機関として承認し、その総領事の選出は全くの内政問題であることに合意しました。

3307年7月15日-Kumo Crewがキャンペーンの麻薬の生産を開始

 *パイロット連合より速報*

 Kumo Crewシンジケートが新製品を市場に投入するのに十分な材料を調達しました。

 このドラッグは現在Kumo Cityステーション周辺に浚渫船を設置している放浪海賊コミュニティBlue Viper Clubに由来するものです。

 Agronomic Treatment、Liquid Oxygen、Performance Enhancersなど、大量生産をすぐに開始できる量の入荷が確認されました。またパイロットたちはKumo Crewに敵対すると思われる海賊船から運搬船を守るために戦いました。

  Interstellar Health Organisatio(星間保健機構)は製品サンプルを入手し、‘helix’という名前にもかかわらず、それが娯楽用薬物Onionheadの新しい変種であることを確認しました。そのため、この製品が市場に出回れば、法的にはOnionheadのガンマ種として分類されることになります。

 薬効や精神的な効果を謳っていますが、ほとんどの星系で違法となる可能性が高いです。Zachary Hudson大統領、Aisling Duval王女をはじめとする政界の重鎮たちは、原料の調達方法が公然と行われていることに憤りを示しています。

 これに対し、Kumo Crewの首領であるArchon Delaineは次のように答えました。

 「どの星系の政府も医薬品貿易で稼いでいるくせに、この聖人面した偽善者どもには反吐が出る。Helixはハッピーになるし、俺たちの稼ぎになる。謝罪などしない!」

 このキャンペーンに貢献したパイロットへの報酬は、Pegasi Sector PN-T C3-14星系のKumo Cityで入手可能です。

3307年7月13日-政治的分裂に直面するMarlinist植民地

 銀河系内のMarlinistを代表するために設立されたMarlinist領事館が、植民地内の政治的不安定を引き起こしています。

 地元のニュースフィード「The Marlin Standard」が詳しい状況を伝えています。

 「Marlinist領事館の設立はまもなくそのリーダーの公選によって完了する。首席領事は、超大国に対するMarlinistの公式代表としての役割を果たし、各国に大使館を設立し、広範な外交上の決定を行う。」

 「2人の有力候補者のうちの1人は、Neo-Marlinist派の代弁者となることを公約しているMarlinism Reformation PartyのVerity Dexterだ。Free Marlinist Movementの候補者、Kayode Tauはその立場に真っ向から反対している。」

 「上院議員のLorcan ScordatoはDexter候補を支持し、帝国の親Marlinist市民を代表する帝国のパトロンとして認めるよう提案した。多くの抗議にもかかわらず、Blaine議長はパトロン資格は個々の議員の権限内にあると同意した。」

 「Marlinistの中には何世紀にもわたって疎外されてきた元老院でようやく影響力を得るチャンスだと考える者もいる。またNeo-Marlinistが正統性を獲得し、NMLAの政治部門として活動することに怒りを覚える者もいる。」

 「この対立は議会にも影響し、Fairfax筆頭大臣はAaron Whyte大臣にNMLAの代表をやめ、すべての情報をACTに引き渡すよう再度要求しました。Whyte大臣は彼の外交的な躍進により、すぐにテロ対策部門は不要になると反論した。」

3307年7月12日-Onionheadの物語

 Kumo Crewが製造しようとしている新しい製品は、物議を醸す娯楽用ドラッグであるOnionheadの一種の可能性があるようです。

 医療アナリストのHimari Grey博士が、Vox Galacticaにレビューを掲載しました。

 「'helix'についてはまだほとんど知られていませんが、Onionheadに由来するという根強い噂は、医師、政治家、薬物使用者の間で強い関心を呼んでいます。」

 「Onionheadの有効成分は、Kappa Fornacis星系の惑星Panemでだけ見られる植物の種子から抽出されます。その向精神性と幻覚性は広く実証されていますが、中毒性の強さと毒性については相反する証拠があります」。

 「それでもこれが若者の間で人気があることを懸念した前大統領Jasmina Halseyが3300年に連邦で禁止することは避けられませんでした。Vincent艦隊提督が大統領の命令に反してOnionhead農場を爆撃したことで政治的な混乱が生じ、5年後にはテロリストのScythe of Panemが復讐を図ることにつながりました。」

 「生産はすぐにTanmark星系に移り、LucanのOnionhead種が爆発的人気を博しました。その後さらに2つの亜種が登場しましたが、これは進取の気性に富んだ遺伝子技術者が異なる生態圏でも繁栄できるよう種子を改良した結果です」。

 「'helix'は別の系統なのか?星間保健機構(Interstellar Health Organisation=IHO)は既に分析のためのサンプルを入手しているので、これがOnionheadの悪名高い物語の新たな章をなすものかどうか、すぐに分かることでしょう。」

3307年7月9日-Scriveners Clan、Hesperus号を放棄

 *パイロット連合より速報*

 Scriveners Clanに属する浚渫船が、メガシップHesperus号のあるPerseus Dark Region KC-V c2-2星系を離れました。

 かつてAzimuth Biochemicalsが所有していた200年前の「幽霊船」は4月に発見され、遊動民の部族が資源やデータのサルベージを始めました。

 Wallglass Investigations AgencyのErik Gunnarson氏はこう推測しています。

 「ScrivenersがHesperus号の所有権を主張したとき、私は破片の雲が残るだけだと予想していました。しかし、彼らのサルベージ作業はメガシップの内部を剥ぎ取っただけでほとんど無傷の船体を残したまま、早々に放棄されました。」

 「なぜこんなことをしたのでしょうか?おそらくこの浚渫船の部族が部外者を避けるためでしょう。Hesperus号への世間の関心に触発されて、何千人もの好奇心旺盛な旅行者が自分の目で確かめようとしていて、秘密主義の部族が耐えられないほどの衆目にさらされる可能性があります。」

 「あるいは、Scrivenersは浚渫船のために必要な資源や彼らの‘Knowledge Core’のための新しい情報などが得られるより豊かな収穫源を別の場所に探知したのかもしれません。理論的には、彼らの船のハイパードライブは現代の空母と同程度の航続範囲を持っているので、彼らを追跡することは可能です。」

 「我々はScrivenersについてほとんど知らないし、他の一族についてはさらに知りません。しかし、最近Blue Viper Clubの浚渫船がKumo Cityに現れたことで、これらの放浪共同体についてより多くのことが明らかになるかもしれないと期待しています。」

3307年7月8日-Kumo Crewが新商品の生産に向けて始動

 *パイロット連合より速報*

 Kumo Crewシンジケートが'helix'と呼ばれる娯楽用ドラッグを大量生産するための資源求めています。

 このドラッグは最近Kumo Cityステーションの近くに現れた古い浚渫船に乗って旅をしている遊牧民の一族、Blue Viper Clubに由来すると考えられています。

 Kumo評議会を代表する海賊船長Kay Volantyneは、地元のニュースフィードThe Pegasi Sentinelに詳細を伝えました。

 「helixは銀河中の人々の生活を変える!高品質の有機農作物を原料とし、多くの薬効と心理的効能があり、満足感をもたらすことは折り紙付きだ。」

 「生産を開始するために必要なのは、Pegasi Sector PN-T C3-14星系のKumo CityにAgronomic Treatment、Liquid Oxygen、Performance Enhancersを運ぶことだ。またKumo評議会は、これらの商品を運ぶ商人を保護するために、すべての指名手配船に惜しみない賞金を懸ける。」

 多くの専門家は、これが広範な社会問題となっている薬物中毒や誤用を悪化させるのではないかという懸念を表明しています。しかし、一部の市場にはこの潜在的な新製品に興味を示す動きもあります。

 Vox Galacticaは、helixが非常に有名な幻覚剤であるonionheadのこれまで知られていなかった系統なのかもしれないという噂を報じています。Blue Viper Clubが浚渫船の中でhelixを栽培していたのか、別の場所から入手したのかはまだ不明です。

3307年7月8日-独立気運がAzaladshu星系から拡大

 *パイロット連合より速報*

 Azaladshu FreeはNeche Incの軍を破り、連邦からの独立を維持しました。

 その結果、Azaladshu、LFT 824、LHS 277、LTT 3919の各星系は独立状態を強固にしました。この勝利はまたUteran、Lp 726-6 Free、Gluscap Labourの派閥連合の連邦からの離脱の動きを加速し、彼らの支配下にあるすべての星系に影響を与えています。

 Azaladshu FreeのリーダーであるConstanza Noguera市長はこう宣言しました。

 「国民の権利を乱用する連邦には、何の正当性も無い。忠実な支持者の助けを借りて我々は尊厳と市民権を守るために立ち上がった。」

 この事態は連邦議会の混乱を招き、Zachary Hudson大統領はこの反乱を抑えられなかったことで批判されています。

 影の大統領Felicia Wintersは、離反派を組織したという非難に反論しました。

 「私は、彼らが我々の厳しい監視法を拒否することは支持するが、彼らの抗議方法は支持しない。いかなる理由があろうとも、連邦が加盟星系を失うことを望むものではない。」

 Azaladshu Freeを支持したパイロットは、Eratosthenes Ringで報酬を受け取ることができます。

3307年7月5日-NMLAの政治進出が物議

 準軍事組織であるNMLAは、Marlinism Reformation Partyが政治的代表として活動していることを認めました。

 匿名の声明がNMLAのプロパガンダチャンネルを通じて流されました。

 「Whyte大臣がNeo-Marlinistを代表し、我々の代表として発言することを支持する。我々の目的は変わらない-Duval家の排除と帝国内での民主的な選挙である。」

 これに対する反応がいくつかのニュースフィードで取り上げられています。

 The Imperial Herald: 「Scordato上院議員が提案したMarlinist植民地との外交関係樹立は、すでに論争の的となっている。しかし、皇帝は皇族を殺害しようとした過激派との対話を受け入れることができるだろうか?」

 The Federal Times: 「テロリストと交渉することは帝国にとっても連邦にとっても嫌悪感があります。それでも‘Nine Martyrs’の再来を防ぐ機会を無視することはできません。」

 The Alliance Tribune: 「ACTが大きな進展を見せないなかで、平和的な話し合いだけがテロの脅威を和らげる方法なのかもしれない。それがNMLAの最終目的であったとしても。」

 The Marlin Standard: 「多くの国民は 帝国との関係強化を歓迎しています。特にそれが残された友人や家族との 連絡を意味するのであれば。 しかし、NMLAが議会を彼らの基盤として利用することには不安が広がっています。Aaron Whyteは他の大臣から公然と異議を唱えられており、Marlinistの内戦がありえないとはもはや考えられません。」

3307年7月2日-Dredger ClanがKumo Cityに到着

 *パイロット連合より速報*

 Blue Viper Clubの浚渫船がPegasi Sector PN-T C3-14星系に進入し、Kumo Crewシンジケートとの関係がある可能性が出てきました。

 Dredger-Class Bulk Cruiserは、海賊王Archon Delaineが最近建設した5つのスターポートの1つであるKumo Cityの近くに位置しています。

 Dredger Clanは文明の片隅で活動する遊牧民であり、彼らの古い船はめったに見ることができません。Pegasi Sector PN-T C3-14にいるパイロットは、浚渫船から安全な距離を保つように警告されています。

 Wallglass Investigations AgencyのFrancesca Wolfeが見解を発表しています。

 「Blue Viper Clubは、不愉快な評判を持つ獰猛な独立部族です。Dredger Clanは通常、資源を集めたりサルベージを行って生計を立てていますが、彼らは麻薬の実行や前哨基地の襲撃などのより犯罪的な行動に手を染めています。」

 「部族は複数の浚渫船を所有していますが、これまでは居住星系に立ち入ることはありませんでした。地元の派閥や星系内警察との衝突もありませんでした。しかし、船籍表示の無い人員用シャトルが浚渫船を行き来しているのが目撃されています。」

 「Blue Viper ClubとKumo Crewの間で海賊同盟が結ばれているのでしょうか?Archon DelaineはDredger Clanに手を広げようとしているのでしょうか?それとも彼らが深宇宙で発見した価値ある何かを持ってきたのでしょうか?」

3307年7月1日-連邦がAzaladshu星系の独立派と戦闘

 *パイロット連合より速報*

 複数の連邦システムが独立を宣言するなか、Azaladshu FreeとNeche Incの間で紛争が勃発しました。

 これはAzaladshu Freeが連邦を脱退したことに端を発しており、Azaladshu、LFT 824、LHS 277、LTT 3919が独立星系となりました。この派閥は連邦市民の私的な通信を政府が監視することに強く反対しています。

 他にもCoalition of Uteran、Lp 726-6 Free、Gluscap Labourといった連邦の3つの派閥が独立を宣言しようとしています。いずれもAzaladshuの状況を注視し、次の一手を考えているようです。

 Azaladshu FreeのリーダーであるConstanza Noguera市長は次のように声明を出しました。

 「我々は連邦の強権的な監視法を受け入れることを拒否する。独立を支持するすべての人に、主権を守るために戦うことを呼びかけます!」

 この宣言にZachary Hudson大統領はすぐに反応しました。

 「Azaladshu Freeが連邦協定に違反している以上、私はNeche Incにこの犯罪者たちとの交戦を命じざるを得ない。分離独立に関する事前情報のおかげで、この星系を連邦に奪還するため我々はメガシップFortress Libertyを配備することができた。」

 連邦議会では、影の大統領Felicia Wintersが、彼女の影響力の範囲内で分離独立を許したことについて批判を受けました。彼女は反乱は支持しないが、事前対策捜査局は違憲だと考えていると繰り返しました。

3307年7月1日-‘Salvation’がAegisとのガーディアン遺物獲得競争を制する

 *パイロット連合より速報*

 PMD2009 48星系において、Aegis ResearchとTaurus Mining Venturesによる配送キャンペーン競争が終了しました。

 匿名の‘Salvation’に代理として契約したメガシップGlorious Prospectに運ばれたガーディアン遺物は、AegisのメガシップArchimedesを上回りました。

 Patience MiddletonはTaurus Mining Venturesを支援してくれた人々を祝福しました。

 「これは‘Salvation’の崇高な目標に対する明確な信頼の証です。この目標に対する我々のコミットメントのさらなる証として、貢献者の上位75%には特別に改造されたClass 2 Fixed Guardian Shard Cannonを提供させていただきます。」

 パイロット連盟は、Taurus Mining Venturesが提供する船のモジュールは、自動的に「ホット」とマークされるため、装備の際には追加コストを払って洗浄する必要があると注意を呼びかけています。