GalnetNews3307年8月

Last-modified: 2021-11-05 (金) 20:16:27

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3307年8月31日-Hyfordの貯蔵品から見えてきた謎のプロジェクト

 *パイロット連合より速報*

 衛星Colonia 5 e aに墜落した船が残したデータバンクが再起動し、その起源に関する手がかりが明らかになりました。

 墜落地点は、4年以上前にColonia、Neche、Wasat の各星系に設置されたListening Postによって発見されていました。これらの通信衛星には、船主であるコマンダーHyfordからの通信が入っており、彼が以前働いていた民間軍事組織のメンバーを避けようとしていることが語られていました。

 この最新情報について、Wallglass Investigations AgencyのErik Gunnarson氏は次のように述べています。

 「コマンダーHyfordは、Pleiadesにある名もなき組織に納品していると話し、さらなる詳細を示すデータキャッシュをColonia星系に残していました。Hyford's Cacheと呼ばれるこの貯蔵品は、先週手動で設定されたタイマーシステムが切れるまでロックされたままでした。その中の情報は、パイロットにHIP 26176星系の調査を指示したもようです。」

 「Kit FowlerのBlack Flightに関する最近の理論は、また別のの古くからの謎ですが結局は関連性があることを証明するかもしれません。しかし、もっと大きな疑問に答えなければなりません。Hyfordは誰のために働いていたのか?彼の船が墜落したのは彼らのせいなのか?そしてもしそうなら、彼らはどんな秘密を守ろうとしていたのか?」

3307年8月30日-Onionhead医薬品製造を企業が計画

 製薬大手のNeomedical Industries社は、Onionheadガンマ株を医薬品として量産することを目指しています。

 今回の発表は星間健康機構(IHO)の報告書を受けたもので、これは新しいOnionheadの変種が多くの精神疾患や筋骨格系の症状に有効な治療法であることが詳しく述べられたものです。

 Neomedical Industries社のCEOであるOlwyn Kendrick氏は、メディアに対して次のように述べています。

 「IHOは、私たちが行ったOnionheadガンマ株の特定の医療目的での使用に関する研究結果を確認しました。臨床試験では、その幻覚作用が従来の神経弛緩剤の副作用よりも強くないことが証明されています。」

 「何百万人もの人々の苦しみを取り除くことができる製品を、犯罪組織が提供するのは不適切です。そのため我々は独自の在庫を持ち、一般市場への流通を促進することを目的としています。」

 この発言は、特に連邦内では物議を醸したようです。しかし、多くの独立系派閥から関心を示す声が上がっています。Onionheadガンマ株を製造・販売している犯罪組織Kumo Crewは、今のところ何の反応も示していません。

 Neomedical Industriesは、Vandermeer Corporationと並ぶ銀河系の2大製薬会社の1つです。同盟や独立系星系で独占的に医療サービスや機器を提供しています。

3307年8月27日-内戦後のMarlinistsが再統合の動き

 Marlinist植民地は政治的な内紛や派閥間の対立から回復しつつあります。

 選挙の結果、Octavia Volkovが筆頭大臣に選出されました。Aaron WhyteのNeo-Marlinist運動に対する彼女の断固とした行動はNMLAの政治部門を消滅させ、有権者から大きな支持を得ました。

 議会での演説で、Volkov筆頭大臣は次のように述べました。

 「我々は帝国を変えることよりも、独立した社会を築くことに集中しなければならない。やがて我々は、これまで懸命に努力してきような本格的なMarlinist共和国へと進化し、おそらく帝国の従兄弟たちに民主主義への道を歩むように刺激を与えることになるだろう。」

 Marlinist各派は現在、元々の8つの植民地星系すべてを支配しており、その中には一時的に外部の統治下に置かれていたものもあります。また、いくつかの新しい星系にも進出しています。

 Marlinistの外交責任者であるカヨデ・タウ総領事は、同盟外交関係局および連邦外交団と正式なチャンネルを確立しました。帝国はMarlinist領事館を承認していますが、多くの人が破壊的な元帝国人と考えている彼らとは距離を置いた関係を維持しています。

 Jenna Fairfax筆頭大臣の葬儀が行われました。葬儀では、Jenna Fairfax氏の功績と指導力に注目が集まりました。Aisling Duval王女は帝国からのオリーブの枝(訳注:親善の印)として遠隔で参列し、銀河サミットでFairfaxと会ったときのことについて話しました。

3307年8月26日-Zemina Torvalの採掘キャンペーン成功

 *パイロット連合より速報*

 LTT 198星系のTorval-Mastopolos Miningの取り組みが、競合するWreaken Construction社を上回る成果を上げました。

 パイロットたちは採掘した資源をメガシップPride of Bitterwood号とTobias's Gift号に届け、競合する企業を支援しました。最終的により多くの量を受け取ったのは、Mastopolos Mining社の新しい子会社でした。

 Zemina Torval元老院議員が帝国のメディアに声明を発表しました。

 「これは私の新事業にとって幸先の良いスタートです。EGM 559星系のPride of Bitterwoodで支援者に報酬を提供できることを嬉しく思います。」

 Torvalの支援者のうち上位75%には、クレジットに加えて実験的Mining LaserとLTT 198への永久進入許可が与えられます。

 Torval議員の娘の一人であるConstantia Torvalは、Torval-Mastopolos Mining社の運営責任者に就任しています。Mastopolos 家からのZemina Torvalによって自律的に運営されているこの子会社についてのコメントはありません。

 CEOのEmmerich Koenigは、Wreaken ConstructionがLTT 198からまもなく撤退することを確認しました。その努力を支援したパイロットは、EGM 559星系のTobias's Giftで報酬を請求できるようになりました。Koenigの支援者の上位10%には、実験的なAbrasion Blasterが贈られます。

 LTT 198 State LtdはLTT 198星系への進入許可制を復活させました。新しいスターポートが間もなく建設され、Torval-Mastopolos Mining社によって管理される予定です。

3307年8月24日-Onionheadの医療的効果が実証される

 星間健康機構(Interstellar Health Organisation)が"helix "として知られるOnionheadガンマ株に薬効があるというKumo Crewの主張を検証しました。

 IHOの上級研究員の一人であるDr Nisha Deviがメディアに語りました。

 「我々はOnionheadガンマ株が販売されている独立系星系の使用者データを分析しました。予期しなかったことですが、"helix "は薬用に使用できるという当初のマーケティング上の主張が信憑性を帯びてきたのです。」

 「かなりの割合の顧客が、娯楽目的ではなく医療目的で使用していると考えられます。多くの精神疾患の治療に成功しており、従来の神経弛緩薬よりも早く効果が得られるとの報告があります。また筋骨格系疾患の患者さんにも効果的な症状緩和が期待できます。」

 「現在、いくつかの研究施設でOnionheadガンマ株を医療現場で使用する可能性についての臨床試験が行われています。IHOはこれらの研究を監視しており、その結果を公表する予定です。」

 連邦最大の製薬会社であるVandermeer社は、マーケティング責任者であるRonan Roscoe氏の声明を発表しました。

 「この結論は不正確なデータに基づいた偏ったものです。私たちは、あらゆる形態のOnionheadは、長期的に健康を害する危険な麻薬であると主張しています。Vandermeer社の抗精神病治療薬には軽度の幻覚の副作用がなく効果的です。」

3307年8月23日-バラバラになった連邦

 影の大統領Felicia Wintersが、さらなる星系の独立宣言は連邦に深刻なダメージを与えると主張しました。

 彼女の発言はKuwembaa星系での紛争を受けてのものであり、その結果連邦の各派が大国から離脱することになっています。現在、数十の連邦派閥が連邦からの独立を公然と検討しています。

 影の大統領Wintersが議会で演説しました。

 「より多くの市民が私生活への侵入を拒み、大規模な反乱の可能性に直面しています。この権威主義的な監視法を廃止しない限り、多くの派閥や同盟国が連邦政府への信頼を失う危険性があります。」

 Jerome Archer副大統領はこう答えました。

 「事前対策捜査局はすべての連邦星系のセキュリティを強化し、犯罪レベルを低下させる。少数の人たちがその恩恵を拒んだことを深く遺憾に思うが、我々は大局に集中しなければならない。」

 Sovereignニュースフィードでは、新たに分離した星系が政府の監視からの解放を祝っている様子が紹介されています。それによると、最大で50の他の派閥が独立に興味を示しているといいます。

 しかしThe Federal Times紙は、より現実的なリーダーたちが自分たちがより脆弱になったと懸念していると報じています。特に親連邦派による報復や日和見的な敵対勢力からの攻撃が懸念されています。

3307年8月20日-陰謀論者がネットワークに居場所を見つける

 独立系ジャーナリストのFlint 'Firemaker' Lafosse氏は、RewiredネットワークがKit Fowler氏の陰謀論に満ちた番組"End Times"を放送すると発表しました。

 自らのセンセーショナルな主張で有名なLafosse氏はこう発表しています。

 「ついに、物事をありのままに見ている人が現れました!Kit Fowlerの鋭い視点は、彼の天才的な技術力と一体のものです。彼の"End Times"の放送を再配信することで、顔の見えないエリートによって心に刷り込まれている条件付けに人々が抵抗する手助けをすることができるでしょう。」

 Kit Fowler氏はCapoya星系にある自分の工房で、専門的なエンジニアリングサービスを提供しています。彼は自分の番組で、この何年にもわたって多くの突飛な主張をしてきました。例えば、影に包まれた人物‘Salvation’をAIの仕業としたり、Utopiaが密かに人類の新種を作っていると非難したり、宇宙の本当の姿は超大国がスポンサーとなっているホログラムによって隠されているといったものです。

 Lafosse氏は"End Times"の最新のエピソードから抜粋してFowler氏のコンテンツを宣伝しています。

 「数年前、Black Flightと呼ばれる邪悪な一団が、第一次大戦後のサーゴイドの活動の証拠を隠すために殺人を含む複数の犯罪を犯した。もちろん主流のニュースフィードはこの話を闇に葬った。しかし、我々を含む恐れを知らない真実の探求者たちは、Black Flightが活動していた場所としてColonia、Neche、Wasatの各星系を繰り返し挙げてきた。」

 「あの地域で今、現実に騒ぎが起きている...あなたに知られたくない何かが起こっている。本当の真実を探すことを諦めてはいけない、みんな!」

3307年8月19日-反NMLA勢力がMarlinist内戦を制する

 *パイロット連合より速報*

 Hyades Sector RO-P b6-2星系における紛争はExiled Marlinist Assembly of Baltah'Sineが勝利を収めました。

 独立系パイロットからの支援がMarlinism Reformation Partyの打倒に重要な役割を果たしました。派閥の首脳陣は全員逮捕され、後任のリーダーは政治的に穏健な路線に沿って派閥を再構築することを誓いました。

 Octavia Volkov大臣は、Marlinist議会で勝利宣言を行いました。

 「Neo-Marlinistは壊滅し、Aaron Whyteは彼のテロリストの親玉が始めた戦争の犠牲者として死んだ。我々の社会がこのような事態に陥ったことは深く遺憾であるが、NMLAの政治部門を完全に破壊したことに悔いはない。」

 Kayode Tau総領事は同盟・帝国・連邦に対し、これを「Marlinist植民地がNMLAとの戦いにおいてあなた方の不動の同盟者であることの証明」と捉えるべきだと言明しました。

 ACTはMarlinism Reformation Partyと、先月のスターポート襲撃事件を引き起こしたテロリストの爆弾製造者であるTheta Groupとの関係を調査するため追加の人員を起用しています。

 Jenna Fairfax筆頭大臣が死亡したことが確認されたため、Amrita Ros筆頭大臣代理は、Marlinist植民地の新しいリーダーを民主的に任命するための臨時選挙を計画しています。

3307年8月19日-LTT 198で採掘競争が開催

 *パイロット連合より速報*

 Torval-Mastopolos Mining社とWreaken Construction社がLTT 198星系で採掘資源の納入を求めています。

 星系の支配派閥であるLTT 198 State Ltdは二つの競合企業のうち一社のみに永続的居住権を許可することにしました。最も成功したキャンペーンを行った企業は、進入許可の必要な星系に新しいスターポートを建設します。

 Mastopolos Mining社の子会社を独占的に支配しているZemina Torval元老院議員の発表です。

 「私の会社では射程距離を伸ばした実験的な採掘レーザーを開発しています。これを実現するためには、LTT 198のメガシップPride of Bitterwoodに十分な量の採掘資源が納入されることが必要です。」

 Wreaken Construction社のCEOであるEmmerich Koenig氏は、対抗策を提示しました。

 「LTT 198のメガシップ Tobias's Giftに採掘された資源を届けてくれれば高額な報酬を支払います。」

 両社ともColtan、Gallite、Praseodymium、Silverを求めています。

 LTT 198 State Ltdは、この取り組みに貢献するすべての人に、1週間の一時的な星系進入許可を発行します。

3307年8月17日-リークした報告書が暴くAegisの失敗

 Aegisの調査委員会の最初の調査結果がジャーナリストにリークされました。対エイリアン組織内のいくつかの問題がファイルに詳細に記されています。

 Vox Galacticaのジャーナリスト、Alexei Keelがその内容を報告しています。

 「Aegisの独立調査は初期段階にあり、このようなデリケートな情報が漏洩することはさらにみっとものないことです。あくまでも概要ですが、調査員がすぐに気付いた欠点が浮き彫りになっています。」

 「流出したファイルの概要は貧弱な内部組織と過失のパターンです。サーゴイドとの戦闘に入るにあたりAegisは独立系パイロットに大きく依存することを許容したとの指摘があります。」

 「また、第一世代のAX兵器以降技術的なブレークスルーがなかったことも批判されています。辞任したTesreau教授は迅速に展開できる防衛手段の開発よりもサーゴイドとのコミュニケーションを優先したことが問題視されています。」

 「インタビュー記録によると、Aegisの一部の職員は調査自体がより大きな思惑の一部であると考えています。繰り返される主張は、超大国が資金を減らしたことがAegisの非効率性に直接的に影響したのに、今ではAegisの経営陣を事態の進展の無いことのスケープゴートにしている、というものです。」

 「調査委員会の委員長であるPaul Baumann博士は、最終報告書のみを公式とみなすべきだと述べています。一部のニュースフィードで紹介されている"Baumann Report"がいつ出版できるかは不明です。

3307年8月16日-LTT 198でライバル企業が競争

 Torval-Mastopolos Mining社とWreaken Construction社の両社がLTT198星系に進出しました。

 Vox GalacticaのビジネスアナリストであるMarlon Royceがこの状況をレビューしています。

 「2つの巨大企業が同じ場所に新たな本部を設置するのは非常に珍しいことです。しかし、Mastopolos Mining社とWreaken Construction社は、これまでも採掘や輸送の契約をめぐって積極的に競争してきました。彼らのライバル関係の新しい章が始まったようです。」

 「この進入許可が必要な星系を支配しているのは、独立系派閥のLTT 198 State Ltd.です。内部関係者によると、自社船の通行許可と惑星ディニでの工業団地建設許可の見返りに両社に大金を要求したそうです。」

 「これはMastopolos Mining社の独立した分社であるZemina Torval元老院議員の新会社からの最初の重要な動きです。Wreaken Construction社の進出は、彼女の企業が体力を身につける前に宿敵を潰すための努力なのかもしれません。」

 Imperial Herald紙は、Zemina Torvalの娘の一人であるConstantia TorvalがSynteini星系からLTT198に移動したと報じています。ConstantiaはTorval-Mastopolos Mining社の事業を指揮していると考えられています。

3307年8月13日-Onionheadの合法性に関する議論が白熱

 Kumo CrewによるOnionheadガンマ株の導入は、人気の高い麻薬をめぐる長年の議論を再燃させました。

 Coalition for LegalisationのスポークスマンであるZander Lachance氏のインタビュー記事がVox Galacticaに掲載されました。

 「Onionheadが一般的な娯楽物質よりも有害であるという証拠は、まだ見たことがありません。独立系星系の心の広い人々が今、自分自身でこのことを発見しています。」

 これを受けて、他のニュースフィードでは様々な意見が紹介されています。

 Eye on Achenar:「Zachary RackhamやRandolph Plaskett卿のような連邦のお洒落な悪党は、非合法の葉っぱで貿易王を口説くことに快感を覚えるかもしれないが、低価格のOnionheadを合法化すれば、帝国全体が昏睡状態に陥る危険性がある!」

 The Pegasi Sentinel:「‘helix’の人気は着実に高まっており、それが生み出す収入は間違いなくArchon Delaineの支配下で暮らす人々に恩恵をもたらすだろう。」

 Sol Today:「帝国の快楽主義者であるLeatrix議員やRouncival公爵夫人は退廃的なパーティーでそのような違法なご馳走を提供するかもしれませんが、この安価な麻薬を大衆に浴びせれば、連邦全体がユニコーンを追いかけることになるでしょう。」

 The Sovereign:「独立系星系からの多くの観光客が、Onionheadガンマ株が合法であるAlici、Baraswar、 Kishpakho、Nastrond、Nocori の各星系での休暇を予約している。同盟諸国の市民がこれに追随することは後を絶たず、同盟議会になんらかの方法で正式に合法化するよう圧力をかけることになるかもしれない。」

3307年8月12日-Marlinistの内乱が始まる

 *パイロット連合より速報*

 Hyades Sector RO-P b6-2星系において、マーリニスト植民地の2つの派閥の間で紛争が発生しました。

 Exiled Marlinist Assembly of Baltah'SineがNMLAの政治部門として活動しているMarlinism Reformation Partyに対して宣戦布告しました。

 最近のNMLAによる攻撃を受けて、政治的関係は本格的な戦闘にまで進展し、Amrita Ross筆頭大臣代理は平和的解決のための交渉を試みましたが失敗に終わりました。

 新しいメガシップFreedom's Voiceが就航しました。これはExiled Marlinist Assembly of Baltah'Sineの軍の作戦基地として機能しています。

 Marlinism Reformation Partyの支持者はメガシップSteel Majestyに集まっています。これはかつてNeo-Marlinist Order of Mudhridが母星系から逃れるために使用したものです。

 Octavia Volkov大臣の議会での声明です。

 「Aaron Whyteとその協力者は何万人もの死に直接的責任がある。彼らが倒され、正義がもたらされるまで私は休まない。」

 Aaron Whyte大臣は 自家用船から次のような回答を送っています。

 「Volkovの不法な攻撃は我々の植民地憲章に違反している。すべての真のMarlinistsに、この違法な攻撃から我々を守ることを要請する。」

 同盟・帝国・連邦はこの紛争を全くの内政問題であると考えているとMarlinist領事館に伝えました。

3307年8月12日-独立派が連邦に対して勝利

 *パイロット連合より速報*

 New Kuwembaa Labourが連邦からの脱退に成功し、他の星系での独立宣言のきっかけとなっています。

 Kuwembaa星系での紛争は連邦に忠実なLi Chotep for Equalityが敗北して終結しました。その結果New Kuwembaa Labourが支配するすべての星系は独立を維持することになりました。

 これにより、Selkana Labour、United HIP 108095 Values Party、Mutumu Futureも連邦との関係を断ち切り、反乱はさらに28の星系に広がりました。

 今回の勝利は、New Kuwembaa LabourのリーダーであるSonal Mishra知事によって発表されました。

 「我々は自由を確保するために協力してくれたすべてのパイロットに大きな恩義を感じています。離脱を余儀なくされたことは残念ですが、これはHudson大統領が連邦を危険な道に導いていることへの警告となるはずです。」

 反乱した星系はすべての民間および公共の通信を監視するProactive Detection Bureauとのリンクを遮断しています。より多くの連邦の派閥が、市民のプライバシー権を保証する唯一の方法として分離独立を議論しています。

 New Kuwembaa Labourのために戦ったパイロットたちは、Gagnan Port Stationで報酬を受け取ることができます。Li Chotep for EqualityはメガシップFortress Libertyで連邦軍を支援したパイロットに報酬を支払っています。

3307年8月11日-Aegis、査問委員会により調査中

 三大大国合同の組織Aegisが、その失敗の原因を究明するための調査を受けています。

 独立調査委員会の委員長であるPaul Baumann博士は調査の概要を次のように述べています。

 「戦略や運用上の意思決定について検証する前の段階でまずAegisの業務内容を十分に理解します。上級職員へのインタビューが予定されており、Aden Tanner提督が軍事活動の詳細を提供してくださるでしょう。」

 「具体的に注目しているのは失われたメガシップAlexandriaです。我々は乗組員の背景調査を含めた徹底的な分析を行っています。超空間物理学者はHIP30944に到着しなかった原因を理論的に検討しています。」

 「特にAlexandriaにガーディアン遺物が 集められていたことが、星系がサーゴイドの攻撃を受けた ことに直接つながっていたかどうかについて、我々は責任の所在を明らかにするつもりです。 他の事件についても、過失の可能性があるかどうかを検討する予定です。」

 Alba Tesreau教授、Yazhu Xing所長、Mia Valencourt博士など、Aegisの多くの重要人物が辞任しました。すべての活動中のプロジェクトは中断され、日常の活動は第三者の監視下で続けられています。

 三大大国の政治家の中にはサーゴイドに対する防衛力が弱まることを懸念して、この調査に抗議している者もいます。またAegisが目的に適っていないと考える人もいて、対エイリアン活動により局所的なアプローチを求めています。

3307年8月10日-Zemina Torval、新会社を設立

 Mastopolos Mining社の新しい独立支社が、主要株主であるZemina Torval元老院議員によって設立されました。

 この巨大企業は有力なMastopolos家が所有していて、帝国内外で事業を展開しています。しかし、大株主であるTorval氏はその活動に強い影響力を持っています。

 Torval議員はThe Imperial Herald紙に声明を発表し、彼女の計画について語りました。

 「現在のビジネス環境では多角化は有効な戦略です。Torval-Mastopolos Mining社は企業としての自主性を持ちながら、新しい顧客層に同じ採掘・輸送サービスを提供することになるでしょう。」

 Vox Galactica社のビジネスアナリスト、Marlon Royce氏のレポートです。

 「Zemina Torvalとその従兄弟であるCEOのGabriella Mastopoloとの間に溝があるという根強い噂は、これによって検証されるかもしれません。関係者の話によると、何十年も裏方に徹してきたTorval は自分の子供たちにもっと具体的な遺産を残したいと考えているといいます。すでに彼女はこの新会社の本社を進入許可の必要な星系にしようと考えているようです。」

 Zemina Torvalは私財と企業で有名なだけでなく、何十年にもわたって帝国元老院の著名なメンバーとして活躍してきました。時には議長を代行したこともあり、帝国の伝統を率直に支持することでも知られています。

3307年8月9日-Marlinist植民地で高まる緊張

 NMLAによるMarlinistの2つのスターポートでの爆破事件が植民地星系全体に政治的な軋轢と市民の抗議を引き起こしています。

 地元のニュースフィードThe Marlin Standardが現在起きていることを報じています。

 「先週のStillman HubとTilman Pointのステーションに対する攻撃の後、我々の社会全体はまだショック状態にあります。さらなるテロを恐れて大規模なパニックに陥っており、Neo-Marlinistの支持者に対する前例のない暴力沙汰も発生しています。」

 「Jenna Fairfax筆頭大臣の尊敬されるリーダーシップがないため、怒りと非難の応酬がMarlinist議会を分断しています。Aaron Whyte大臣はNeo-Marlinistの総領事に投票しなかったことで『我々はこの悲劇を自ら招いた』と主張しました。これに対し、Octavia Volkov大臣は『大量殺人の共犯者』としてWhyte氏の逮捕を求めました。」

 「コミュニティのリーダーの中には帝国元老院でMarlinistの存在感を確立する機会を失ったことを嘆く声もありました。これが帝国への再加盟を信じるAmrita Ross第一大臣代理の見解であることは間違いありません。」

 「同盟と連邦からの医療援助の手配に専念していたKayode Tau総領事にとっては火の粉が降りかかることになってしまいました。Marlinist領事館は近いうちに自国民の仲裁を求められることになるかもしれません。」

3307年8月6日-サーゴイド教団が宗教的な航海を準備中

 信者の獲得と異星人の神を見つけるための最近の努力の一環として、"遠き神教"の3隻のメガシップへの乗船が相次いでいます。

 1隻目のTestamentは宣教船として中枢星系を旅し、新たな信者をサーゴイド崇拝の宗派に改宗させようとしています。

 この神秘的な教団は一般的に秘密主義を貫いていますが、Vox Galacticaは"第70章の第2の証人"という名前のメンバーの発言を入手しました。

 「大衆は遠い神の声を聴こうとしない。あなた方が異星人の怪物と見るものを、我々は実在する多次元の存在からの使者と見る。Testamentはその差し迫った到来を告げる言葉を伝えるのに役立つだろう。」

 他にも2隻のメガシップが長距離航行のために艤装作業中です。PerditionとSacrosanctは、何千人ものカルト信者を乗せて、"遠き神"への巡礼の旅をするといいます。

 神学者であり、この宗教の専門家であるAlfred Ulyanov博士は次のようにコメントしています。

 「この新興宗教は果てしない虐待と攻撃に耐えてきましたが、今や驚くべきレベルの組織に成長しました。私たちの多くはサーゴイドに死と破壊を連想しますが、この人々が神性だけを見ていることはさらに驚くべきことです。」

3307年8月5日-新たな反乱に立ち向かう連邦軍

 *パイロット連合より速報*

 Kuwembaa星系では、連邦がさらなる派閥の独立宣言を防ぐために戦っています。

 New Kuwembaa Labourは政府の市民監視プログラムに抗議して連邦との関係を断ち切りました。

 連邦の地方派閥であるLi Chotep for Equalityは、反乱派の軍事力を低下させることを課せられました。Zachary Hudson大統領が完結な発表を行っています。

 「私は連邦の援軍となる全ての人にこの紛争への支援を要請する。このような犯罪行為によって、連邦の評判を簡単に落とすことはできない。」。

 New Kuwembaa LabourのリーダーであるSonal Mishra知事も支援を要請した。

 「連邦憲章はもはや目的に適合していません。我々の憲法上の権利を侵害する行為に対抗するための支援が必要です。」

 他に3つの連邦派閥が独立した主権国家としての宣言をしようとしています。Selkana Labour、United HIP 108095 Values Party、Mutumu Futureです。これらは、合計で28の星系をコントロールしています。

 しかし、最近脱退した2つの派閥、Coalition of UteranとGluscap Labourは、Kuwembaa紛争の結果次第では連邦への復帰を検討しています。

 独立支持派のパイロットは、Gagnan Portステーションにコンバットボンドを届けることでNew Kuwembaa Labourを支援することができます。連邦を援助する側は、メガシップFortress Libertyでコンバットボンドを渡すことで、Li Chotep for Equalityのために戦うことができます。

3307年8月3日-超大国の新しいOnionheadに対する反応

 同盟・帝国・連邦がOnionheadガンマ種の出現に関する公式見解を明らかにしました。

 この人気の高い向精神薬のすべての種類は連邦領域内では依然として違法です。この規則が定められた3300年当時の大統領であったジャスミナ・ハルシー大使は次のように発表しました。

 「Onionheadを違法とした私の判断が受け入れられたことを嬉しく思います。私は、Onionheadがより危険な麻薬の経験につながると考えており、若者をそのような道から遠ざけなければなりません」

 帝国では、裕福な市民が個人的に使用するために輸入しているという噂があるにもかかわらず、Onionheadを違法としています。Aisling Duval王女はメディアにこう語りました。

 「Delaineが銀河サミットへの参加を認められただけでも十分に侮辱的だったのに、今度は汚いドラッグを売って薬だと偽っているのですから!私のように、このような毒で愛する人を失う人が出ないように祈るばかりです。」

 同盟では大多数の加盟星系で違法ですが、無政府主義な政府と分類される星系では入手可能なOnionheadに関して、統一された規則を策定していません。しかし、Angela Corcoran副首相はこの問題を取り上げました。

 「多くの貿易と同様に、我々は地方自治体の法律を尊重します。しかし、我々はIHOと連絡を取り合い、状況を注視しています」と述べています。

 Onionheadガンマ種は、IndustrialかつAnarchyな派閥が統治する一部の星系で引き続き販売されています。

3307年8月2日-スターポート爆破事件で危機に陥るMarlinist

 NMLAによるMarlinist植民地への攻撃が、大量の死傷者、分裂、政治的混乱を引き起こしています。

 この攻撃で35,000人以上の民間人が死亡し、その2倍の人々が怪我や火傷を負いました。Safeguard Interstellarは生存者に必要な物資を提供しており、 Stillman HubとTilman Pointステーションからの避難は継続中です。

 Jenna Fairfax筆頭大臣の死亡が確認されました。Amrita Ross大臣が一時的に指揮を執っていますが、メンバー間の激しい非難の応酬によりMarlinist議会は不安定な状態にあります。
Marlinist Constabularyは警備を強化し、ACTは緊急調査を行っています。Milo Castile大尉はメディアにこう語りました。

 「これは間違いなくNMLAの武器専門家であるTheta Groupの仕業です。 地元のNeo-Marlinistの支持者が後方支援をしていた証拠も見つかっており、逮捕は間近です。しかし、いつものようにテロリストたちは見事に痕跡を隠しています。」

 同盟と連邦の指導者たちは、哀悼のメッセージと医療援助の申し出を送りました。Kayode Tau総領事は両超大国と連絡を取り合い、救援活動を調整しています。

 マーリニストたちが3306年に難民として逃れてきた帝国では、様々な反応があります。元帝国市民の保護を望む者もいれば、共和主義者の信念がNMLAを「作った」ことに対する詩的な正義だと考える者もいます。