いわゆる「2周目」。クリアデータの内容を引き継いでゲームを最初からプレーする。
この名称の初出はクロノ・トリガー(ただし正式には「つよくてニューゲーム」)。FFシリーズでは10-2にて初登場した。
ちなみにPS版FFTでもアイテムを引き継ぐことができるが、実はバグの産物。
- FF6GBA版にも似たようなバグがある。
- 日本語としては大分不自然。「強いままニューゲーム」とか、字数の事を考えても「つよいニューゲーム」とかの方が自然である。
とはいえ、多少不自然だからこそ頭に残るものになり、用語として定着したとも言えるので、それを狙った意図的なものだろう。- 「(ステータスを)つよく『し』てニューゲーム(を始める)」の「し」抜けかなと思っていた。
- 不自然さによって頭に残るというより、語感のよさを重視したことによるものと思われる。
冷静に考えると変なのだが、響きが良い上にニュアンスは伝わるので違和感を覚えるより前にスッと入ってくる。
関連用語:その他/【周回プレイ】・システム/【クリアデータ】
FF1(PS版以降)
クリアデータを選択するとモンスター図鑑のデータを引き継いで、最初からプレイ出来る。
また、PS版,PSP版,iOS版では、ギャラリーも引き継がれる。
FF4(DS版)
デカントアビリティ(使用前・使用後含む)と
アダマンアーマー・オニオンシリーズ・金&銀のリンゴ・ソーマの雫・ダークマター・
ネズミのしっぽ以外の各種しっぽ・隠し召喚を引き継ぐことができる。
3周で1セットになっており、3周目をクリアしてもそのデータを引き継ぐことはできない。
とある条件を満たしてしまうと3周目に行けなくなるという致命的なバグが存在する。
FF4TA(iOS版)
真月編のクリアデータを選択すると、各シナリオを最初からプレイする時に任意で選択可能(カイン編、真月編除く)。
登場キャラクターのレベル、能力値、修得した魔法、バンド技を引き継げる。
バンド技はレベルもクリアデータ時点での親密度も引き継げる。
ただしリディアはシナリオの都合上、召喚魔法は隠し召喚含めて全て引き継ぎ不可。
全シナリオ共通でアイテム、ギルも引き継げないので注意。
リディアの召喚魔法と同様の理由により魔法の引き継ぎにも若干の例外があり、
シナリオ中のイベントで習得するものに関してのみ、当該のイベントを終えるまでお預けとなる。
具体的には、聖竜騎士カインの白魔法とレオノーラのファイア、ブリザド、サンダーがそれにあたる。
そのため後者に関しては、1周目でレオノーラをそれなりに育てていた場合、
「これからファイアを覚えようという神官見習いがファイラ・ファイガを習得済み」という整合性の欠けた状況が生じる。
- まぁ前作でもリディアが「ファイアもファイラもすっ飛ばしてファイガ修得」とか出来たので……。
CCFF7
レベル・所持金・SP・マテリア・D.M.W達成率などが引き継がれる。
ただし、ミッション達成率・D.M.Wの絵柄・ストーリー進行に必要なキーアイテムは引き継がれない。
各ミッションでは、コンプ報酬でミニイベントアイテムや本編絡みのおまけ会話もあるので、
1周目でストーリーのみのプレイの人や、ストーリー進行によりミッション発生条件を満たせなかった人にオススメ。
FF10-2
10-2ではドレスフィア(とそのアビリティ)・ギル・アイテム(チョコボ系の野菜以外)が引き継がれる。
初プレイで100%を狙うなら必ず使うことになるだろう。
しかし大体は2~3周目くらいでアビリティ・アイテムコンプは達成できるので、
よほどこの作品が好きでなければ5周以上はしないだろう。
- 私は4周目でアイアンデュークを4つ手に入れた時点でもう止めた。
- コンプ率が引き継がれる、という、一番大事なポイントを忘れていないか?
強くてニューゲームのデータをロードするか
上記のデータをプレイしてソフトリセットすると、タイトル画面に強くてニューゲームが出現する。
- 「強くてニューゲーム」で進めたデータでゲームオーバーになるとその後のタイトル画面で
「強くてニューゲーム」の項目が出現する(役に立つかは不明)。 - 強くてニューゲーム→ソフトリセット→強くてニューゲームの繰り返しで
わざわざ最後までゲームを3周しなくとも、キューソネコカミを3人分揃えることができる。
ILM版では加入しているクリーチャーも引き継ぐ。
レベルはユウナ達と同じくリセットされるが、成長ボーナスを得ることは出来なくなっている。
なお捕獲可能条件が強くてニューゲームのクリーチャーがいるため、1周目はクリクリエンドを達成出来ない。
初めての強くてニューゲームは必ず物語を最後まで見届けてからとなる。
FF12IZJS
FF12インターナショナルにも追加された。
とはいってもクリア前のレベルやアイテムなどのデータを引き継いだりするのではなく、
単に全キャラレベル90からのスタートという微妙なものだが。
クリア後に強くてニューゲームでプレイするかどうかの選択画面がでる。
ちなみに本作には一切経験値を得られない弱くてニューゲームなるものも存在する。
こちらはトライアルを制覇した後にプレイするかどうかを選択できる。
- 「強くて」の方は多分タイムアタック用。
FF12TZA(Switch・XBOX ONE版)
Lv90スタートに加えて武器、防具、アクセサリ、アイテム、魔法、技、LP、所持ギル、所持ガンビットも引継ぎ可能となった。
だいじなもの、おたからは引継ぎ対象外なので、強ニューで始めるならおたからはあらかじめすべて売り払っておいた方がいい。
開始時点で全ての魔法、技を所持、所持ギルも10万を超えていれば、いきなり空賊の隠れ家の3つの項目が埋まる。
周回に制限はないので、強ニューで始めたデータでクリア後にまた強ニューで始めることも出来る。
周回を重ねれば個数限定装備品もいくらでも集めることが出来る。
- 一度クリアーした後にトライアルに挑戦して高レベルでアイテム回収するというやり方も可能。
本来その時点では使えないはずの魔法や技を使用できるようになるため、通常プレイでは意味を成していなかったモンスターの状態異常耐性などの効果を確認することができる。
LRFF13
本作にも存在する。
通常はゲームクリアすることで可能だが2周目以降の箱舟にある贖罪のクリスタルに触れることでいつでも初めから強くてニューゲームを開始できる。
ライトニングの成長、GPアビリティ、だいじなものやアルテマウェポンなど一部を除く所持品、所持ギル、地図、オートクリップ、エネミ―レポートなどを引き継ぐ。
2周目になるとモンスターの生息状況がリセットされまたラストワンと戦える。
一度クリアしたクエストも再び挑戦できるようになっているが報酬が変化している。(ほとんどのクエストで報酬が低くなっている)
一度入手した頭用アクセサリを再入手することでアクセサリのグレードアップが図れる。
ショップの品ぞろえが変化し、鍛冶屋で武器防具の改造が可能になっている。
コンフィグで限界突破を有効にできるようになる。
難易度でHARD MODEが選べるようになる。
13日目に到着する前に世界の寿命が切れるか、最終日に特定の戦いで逃走した際に現れる贖罪のクリスタルに触れた際にも可能。
ただし、一度でもゲームをクリアしていない場合はショップの品ぞろえ変化、改造、限界突破、HARD MODEなどの要素は開放されない。
こちらは所謂詰み対策である。
何気にいつでも次の周回に移行できる作品はFFでは珍しい。
このため、目当てのアビリティ、武器、防具、アクセサリだけとって次の周回といったプレイも可能。
- 10-2もいつでも次の周回に移行できるが、クリアデータを読み込まないと強くてニューゲームの選択肢が出ないため、「1回もクリアせずに」となると史上初。
余談だが今作の冒険は実は既に何百回と失敗を繰り返してきたのでは、という可能性が示唆されている。
過去の記憶が無く、ゲーム開始時の強さも実は過去の積み重ねだったと考えれば確かにあり得ない話ではない。
FF14
詳細はこちら→強くてニューゲーム(NEW GAME+)
クリア済のストーリーを現在の状態のまま再プレイできるシステム。
メインクエストのほか、ジョブクエストなどの一部サブストーリーも対応している。
クエストは一定の長さや実装時期でチャプターが分かれており、セーブも可能でいつでも中断・再開が可能。
ただし、プレイ中はいくつかのシステムに制限が発生する。
FF15
2016/12/21のバージョン1.03の配信により追加された。
以下に示す項目以外はすべて引き継ぎが可能。
- クエストの進捗
- メイン・サブ・別行動・モブハントすべて
- ハンターランク
- 一部の「だいじなもの」
- シナリオ上で手に入るもの
- FF14コラボクエストアイテム(「アラガントームストーン」、「嵐神ガルーダの羽」)
- 六神の証すべて(「雷神の証」等)
- レガリア TYPE-Dへの改造(ロイヤルパックを適用している場合のみ。改造クエストを再度しなければならない)
- レガリア TYPE-Fへの改造
- 光耀の指輪
(バージョン1.03時点では、引き継ぎ不可であったが、後のアップデートのおかげか、光耀の指輪は、引き継ぎ可能になっている。) - マップの詳細情報
- キャンプ地点のトレーニング
この中ではハンターランクとマップの情報を引き継げないことへの不満が若干聞かれる。
2周目を行っているプレイヤーにとってはまたモブハントを消化してハンターランクを上げるというのは結構しんどい。
- 逆に報酬も初期化されるため、お金やアクセサリーが欲しい場合は重宝するが。
また、モブハントによって解放されるチョコボはニューゲーム開始直後から呼べる状態になっているのでモブハントをリセットする意味合いがあまりない。
マップ情報はトレジャー等を埋めなおすのがかなり面倒。
ファストトラベル可能なフラグ以外は残して欲しかったところ。
オンライン拡張パック:戦友
レスタルムでモニカの背後の扉を調べると、進行状況を初期化するかどうか選択できる。
アバターの成長度や所持アイテム・武器・ギルが保持されたままストーリーを最初から行うことが可能。
クエストのクリア状況、送電の進行状況、稼いだ電力はリセットされる。
セーブデータを1つしか作れないため慎重に。
FF16
クリア後にセーブを促されるのでセーブすると「つよくてニューゲーム」の対象になるセーブデータが作られる。
セーブデータ選択画面で星印が付いているのが特徴。
高難易度モード「ファイナルファンタジーチャレンジ」は「つよくてニューゲーム」からでのみ選択可能だが、
敵の強さも1周クリア時のステータスを引き継ぐ前提の高さに設定されているので楽にはならない。
FFCCRoF
クリアデータをロードすると可能。装備・レベルをそのままに、最初から始められる。
この時難易度設定ができ、Normal・Hard・VeryHardを選択できる
(Hardは2周目から、VeryHardはHardクリア後)。
- これはマルチプレイでの話。
シングルプレイではクリア後、自動的に一つ上の難易度で最初からになる。
続編やマルチプレイと違い、VeryHard以降は難易度の変化はないため、3周目以降は趣味の領域となる。
FFCCEoT
ゲームクリア後、タイトル画面にいくと「はじめから+」という項目が増えている
(ゲームをクリアしてもそのままプレイし続けることが可能)。
それを選択することで強くてニューゲームが可能になる。
RoFと同じく、開始前に難易度設定ができる。
その後冒険者ギルド職安亭にいるキャラクターから主人公となるキャラクターを選択する。
難易度もNormal、Hard、VeryHardとRoFと変わらないが、VeryHardはVeryHard1~VeryHard10まである。
VeryHard10では敵が相当な強さを誇り、少なくともNormalをクリアした程度では瞬殺される。
難易度が上がると敵のステータスが全面的に強化され、ドロップアイテムも変化する。
ただしVeryHard2~10は攻撃力のみが上昇し、それ以外はVeryHard1と変わらない。
DFF(UT版)
無印版からデータを引き継ぐ時に可能。
フレンドカードは没収され、ショップの品揃えは所持していたアイテムに限られるので注意。
全て引き継ぐ場合はとくに不具合は起こらないが、
他の引き継ぎ方だと、追加されたエリクサー系のアクセサリをいくつか入手しているという不具合が起こる。
DDFF
前作のデータの引き継ぎが出来る。
無印版でもUT版でも可能。
肝心の内容はというと、「アクセサリスロット」「プレイヤーアイコン」「PPカタログラインナップ(一部)」の三つ。
プレゼントとしてエリクサーセット(ダスティエリクサー3つ、エリクサー2つ、ハイエリクサー1つ)がついてくる。
レベル・APも引き継ぐ場合はDFFにいたキャラのレベル・アビリティ及びAP(一部除く)も引き継げる。
これから引き継ごうという人は持っているロゼッタ石全てをアクセサリスロットにつぎ込もう!
(リボン装備、機械装備もアリ)
なお、レベル・APを引き継がない「レベルリセット」なんてものもある。
レベルを引き継ぐとボーナスラインが発生するのでいっそレベルリセットする手もアリ。
FF零式
クリアデータをロードすると、自動的に強くてニューゲームになる。
多くの要素が引き継がれているため最初から強いのだが、
2周目以降に解放されるミッションコード【クリムゾン】や、1周目では高難度な実践演習をする場合は丁度いい強さだろう。
また飛空艇を入手していれば、第二章から使用出来るので移動も楽になる。
WOFF
MAXIMAで追加された。
真エンド後以降はタイトル画面に「つづきのはじめから」という項目が出るのでこれを選択すると始められる。
所持ミラージュ(200体まで)、ラァンとレェンと所持ミラージュのレベル、ミラストーンとアイテム、ミラージュ図鑑とキャラクター図鑑、シアターモードの開放状態が引き継がれる。
一体しか捕獲できないミラージュに関しては再度捕獲し直す必要があるが、レベルは引き継がれ、ミラージュボードとマスターボーナスはリセットされた状態で加入する。
一方通常のミラージュはレベルもミラージュボードも選んだマスターボーナスもそのまま引き継がれる。
キャラクター図鑑に関しては説明文はリセットされ、ストーリー進行でまた埋め直していく事になる。
ミズハナの森の道中で難易度ナイトメア級も解放され、以降通常難易度との切り替えが可能になる。