FF2が初出の斧。
名前の通りほとんどの作品で毒属性を持っていたり毒や猛毒にする追加効果が付いている。
初登場のFF2ではそこそこ高性能な武器であったが、その後登場するFF4やFF5では一転して微妙な性能の武器に。
そしてFF6以降は世界観の関係でそもそも斧自体が登場しない作品が多くなったため、当然ながらこの斧も登場することはなく、今では影の薄い武器の内の1つに。
FF2
非売品で、ルーンアクスに次ぐ威力を持つ斧。
毒属性と猛毒の追加効果を持つ。
竜巻3Fの宝箱に1つある他、同ダンジョンに出現する親衛隊が頻繁に落とす。
パラメキア帝国親衛隊の装備にはこれが採用されているらしい。
レオンハルトの初期装備でもある。
武器の詳細な性能は攻撃力76・命中率55・回避率1・魔法干渉50・毒属性、猛毒の追加効果付。
店では購入不可能な非売品で、売った際の値段は全バージョン共通で1個10000ギル。
- 攻撃力・命中率共にルーンアクスに次ぐ全斧中2番目の高さを誇る。
(PSP版以降追加されたガイ専用斧のギガントアクスを入れると全斧中3位) - 古代の剣・眠りの剣・盲目の弓(暗闇の弓)と同様に、相手の耐性を無視して状態異常にできる武器の内の1つだが、命中率が非常に低く設定されているそれらとは異なりこの斧の命中率のみは普通の武器並にある。
猛毒によるダメージが1桁台と非常に低く戦闘に影響がほぼないため、命中率が普通並にあっても特に問題ないと判断されたのだろうか。
秘紋の迷宮のないバージョンでは、量産できるのは唯一これを落とすしんえいたいが雑魚として出現する竜巻内のみ。
竜巻は期間限定のダンジョンのため、クリアしてしまうとその後はもう二度と入手できなくなってしまう。
個数まで気にするコレクターの場合には、必要な数が集まる前に竜巻のボスであるこうていを倒してしまわないように。
因みに、全武器の内唯一毒属性を持つ武器である。
(エクスカリバーを除く)
ストーンゴーレムやブルードラゴン相手に有効活用しよう。
敵側に状態異常としての毒(猛毒)を与える手段としてはシリーズ初である。
もっともダメージは非常に低いので、フレイバーテキスト程度の意味しか持たないが。
仮にも、パラメキア帝国の皇帝だったレオンハルトが何故部下の所持する斧よりも弱い斧を持っていたのだろうか。
- パラメキア帝国では親衛隊の地位が将軍の地位よりも低くて、レオンハルトが皇帝になる前は親衛隊長だったと思う。
- 親衛隊という華々しい地位にいる者への制式採用武器が刃に毒を塗った斧ってのもアレな感じだ。
- 下手な剣や槍よりは実戦的な訳だし、見た目の華やかさだけにとらわれない革新的な発想力も皇帝を世界の覇者たらしめた要因の一つじゃないだろうか。
- ていうかパラメキア自体、マティウス皇帝のせいで邪悪なイメージが強いから刃に毒を塗った強力な斧でも何とも思わん。
FF2(WSC版以降)
WSC版以降は「武器の持つ属性の耐性を得られる」という仕様(?)があるので、毒属性に耐性を持てるが、これが手に入る時より後で強力な毒属性の攻撃を行うのは、グリーンドラゴンの毒霧とアスタロートのクラウダ16位しかない。
しかし、どちらも手痛い攻撃になりうるので、毒属性耐性を得られてないなら持たせてもいい。
- 攻撃時にきしむような音(WSC)・毒液を飛び散らせたような音(GBA)がする。
- ただし、後のピクセルリマスター版では再び武器の属性が耐性としては機能しなくなったため、これらの武器を含む全ての属性付武器が耐性を補うのに利用することができなくなってしまった。
FF2(GBA版以降)
GBA版以降から追加されたゲーム内の説明文は「どくが ぬりこめられた アクス」。
SORでは、ラキアに現れるデスナイトが落とすことがある。
マサムネを持ち込んでなければ、この時点ではかなり強力な武器になる。
また、ルーンアクスまでのつなぎとしても有効に使える。
毒属性弱点のプリンプリンセス対策にもどうぞ。
スコットはクラウダは覚えてないし、多分大体のプレイヤーは本編で育成可能なキャラにクラウダを覚えさせてないはずだから。
- SORで毒属性弱点の敵はプリンプリンセスだけだったりする。
なので、こいつの毒属性が生きるのは実質プリンプリンセスだけなのである。
(毒属性耐性として作用する場合は除く)
FF2(PSP版以降)
PSP版では追加ダンジョンの秘紋の迷宮の一部フロアにて宝箱から入手できるようになった&これを落とすしんえいたいともいつでもエンカウントできるようになったため、期間を気にすることなく入手&量産することが可能に。
- 迷宮内の宝箱からは「瘴気」のフロアかつ言葉の相性が良い場合のみ入手可能。
- しんえいたいとは「権力」「アルテマの本」「竜巻」のフロアでエンカウント可能。
FF4
毒の追加効果があり、装備して使用するとポイズンの魔法が発動する斧。
攻撃力95、命中率60%。セシル(パラディン)、カイン、シドが装備可能。
幻獣の洞窟の隠し部屋に落ちている他、巨人兵、魔人兵が極稀に落とす。
両手武器のうえ同時期に手に入るディフェンダーが強すぎるため選択肢にも入らない可哀想な武器。
とどめに45000ギルという高値で売れるので一部のプレイヤーには売られる始末。
- ついでに言うと、攻撃力は光の剣にも劣る。
したがって、本当に使われずに換金アイテムにされてしまう。
2の頃の栄光はもはやどこにもない。
SFCデモンズウォール戦でここぞとばかりにカインに装備させたら、360というあまりにもヘボいダメージが出て絶望した。
- せめて命中率が高ければカインのジャンプ用装備として使えるのだが。
一応、巨人種族特効があるが、装備の付け替えの手間と命中率の関係で下位のオーガキラーの方が使える。
FF4イージータイプ
名前が直訳の「どくのおの(毒の斧)」に変更。
攻撃力105、命中率90%。攻撃力・命中率ともにディフェンダー(まもりのけん)と同じに格上げされた。
セシルとカインの二人にまもりのけんと分けて装備させれば、その時点での最大火力となる。
だがやっぱり両手武器なため使いづらい。
- カインはジャンプを主力にしていれば防御面は多少手薄でもカバーできるので、火力重視ならメイン武器にするのも手。
ちなみにイージータイプのカインは最強武器も両手斧なので、そちらの入手を見据えるのならこれで両手武器の扱いに慣れておくといい。
密かになげるに対応するようになった。
イージータイプで強化された風魔手裏剣よりも攻撃力が高いので、困ったら投げてしまうのも手。
FF4(GBA版)
今作では両手武器がメインのシドが最後までいるので使い道が出来た。
- デスマシーンを倒してトールハンマーを手に入れるまでなら役に立つ。
しかしデスマシーンとの戦いでは機械特効のある大地のハンマーの方が有効なので結局影は薄いまま…- どうせシドは盾を装備することなどまずないので、彼の対巨人対策としてはオーガキラーよりこちらを使った方がいい。
レベルさえ上がれば最大の欠点である命中率も改善できる。
- どうせシドは盾を装備することなどまずないので、彼の対巨人対策としてはオーガキラーよりこちらを使った方がいい。
鉄巨人も落とす。
ドロップ率は巨人兵や魔人兵よりも高いが、出現しにくいレアモンスターなので、結局量産は困難。
FF4(DS版)
DS版では片手武器に変更、力・体力にプラス補正追加、攻撃力も強化され実用性が増した。
ただし素早さ、知性、精神にマイナス補正がかかるため過信は禁物。
- DS版での命中率は95。それほど低くはない。
- DS版の斧はなんと一般的な剣よりも命中率が高いので、剣より優秀だったりする。
攻撃力は105と大きく上昇。素早さ、知性、精神が4ずつ低下するが、力と体力は7ずつ上昇する。
同じ階層にあるディフェンダーを盾役のセシルが取り、こちらはカインが装備することが多いだろう。
DS版ではアヴェンジャーを見つけられなかった場合、カインの武器有力候補となる。
- というより飛竜の槍やオニオンソードがない場合は十分にカインの最終装備候補になりうる。
命中率もなかなか。 - ホーリーランスと比べると命中率で15も負けているため、最終装備にするのは厳しい。
- ところがラストダンジョンの敵が軒並み聖属性耐性を持っているため、毎回持ち変える手間が面倒な人にとってはラストバトル以外ではこちらが選択肢になりうる。
- 巨人族特効のおかげで、凶悪化した魔人兵を相手にするときに役立つ。
DS版の特効武器は防御効果もあるので、攻撃役のカインだけでなく盾役のセシルに持たせても活躍する。
オリジナル版では装備して使用するとポイズンの魔法が発動したが、DS版ではこの効果は削除されている。
DS版では使用した時に効果のある武器がいくつか増えているが、逆に効果が消されたのはこれとムラサメのみ。
なげるに対応するようになった。
毒属性が付与されているが、これは実質あってないようなもの。
と言うのも毒属性に関与するモンスターは全くおらず、バリアチェンジを使うゴルベーザですらも弱点・吸収共に関与しない。
なので無属性と同義として見て差し支えない(バイオも同様)。
売値が47000ギルに増加。巨人兵・魔人兵は5%の確率で落とすように。
通常のドロップ率の上昇やトレジャーハントで入手率が更にUPさせられる事に加えて、魔人兵をルーンアクスやくろのしっぽ狙いで狩っていると少なからず貯まる筈なので、コレクターも気兼ねなく金策に売って良いだろう。
FF4TA
巨人兵、魔人兵が低確率で落とすほか、終章前編でも宝箱から一つだけ手に入る。
攻撃力は95と中々高めだが、ステータス補正などは特にない上、追加効果の毒も殆ど役に立たないため、とりあえず装備させる斧が無い場合に装備させるという程度でいいだろう。
- ただし本作では斧使いの人数がFF4本編より倍増し、また入手直後は一時的にでも最強の斧の座に収まるため、必然的に前作よりも日の目を見る機会は増えている。
前作のように入手→即売却orデブチョコボとならないだけ遥かにマシである。
やったねポイズンアクス。
FF5
バーサーカー専用武器の斧。攻撃力48。打撃自体は無属性。
サーゲイト城で9600ギルで売られている他、リフレクドナイトからレア枠で盗める。
ポイズンの追加効果(発動率67%)を持ち、威力も中々のものだが、それでも話題にならないのはバーサーカーの特性ゆえか。
- 第一世界終盤の大地のハンマー(攻撃力58・隊列無視)が強力すぎて、これを話題にするどころではないとも考えられる。
デスシックルよりも攻撃力が高い。
オールバーサーカーではそれぞれの効果を理解し、使い分けることが大切。
ボスやアンデッドとの戦闘ではこちらの方が役に立つ。
それにしても斧の色がきれいだ。ピンクっぽく毒々しい色彩で猛毒を表現したものと思われる。
斧は投げられる物とそうでない物と分かれているが、こちらは投げられる。
いかにも毒属性を持ってそうな名前だが、毒の発動は追加効果のみで武器自体は無属性。
追加効果のポイズン自体もダメージは無く、猛毒状態にするのみ。
FFRK
「ポイズンアクス【IV】」。FF4共鳴のレア3の斧。低確率で毒を付与する効果を持つ。
ステータスは以下。()は共鳴時。
DFFOO
「ポイズンアクス【V】」。☆5の剣。
ゼザ専用装備かつ相性装備で、相性性能は「魔法も長けた剣士」。
装備時の性能(+相性)は下記。
Lv | HP | 初期BRV | 最大BRV | 攻撃力 | 防御力 | 最大CP |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 116(+23) | 100(+20) | 772(+154) | 250(+50) | 54(+10) | 35 |
相性性能「魔法も長けた剣士」により、『ファイアウェーブ』使用時、以下の効果が発動する。
- BRV威力アップ。
- 「剣士ゼザ」の期間延長。