編集モードを使いこなそう
地形を変え都市を造り、どんなユニットでも自由自在に配置できちゃう、大体のことは何だって可能な編集モード。
バランスブレイカーになる可能性極めて大なので、慎重に取り扱おう。
基本
- ユニットや都市を新たに配置する、あるいは削除する際の対象となる民族が表示されている
- 消去モード。特産物からユニットや都市まで、消せるものの範囲は広い。
消去するときは「民族」と「種類」を正確に指定した上で消去モードにしなければならず、やや面倒。
例えば画面に見えている「ハッカーの探索者」を消すときは、1でハッカー、7で探索者を選んだ上で消去モードにし、探索者をクリックしなければならない。 - 地形の変更。3から7は全て右クリックで一覧が出る(3の場合は地形一覧)
- 特産物の変更。使い方は2と同じ。海にキジを配置するなんてことはできない
- タイルの特殊状態の変更。道路や川、先住民の集落、公害などを配置できる
- 基地の作成。要塞・空軍基地・ブイの設置。廃墟も置ける。なぜか。
- ユニットの作成。全52種、全てのユニットを配置可能
- 都市の作成。1のところで都市サイズを決定できる
- タイル把握状況の変更。つまりプレイヤーがそのタイルの地図を持っているかどうか(探索済みかどうか)を変更できる。
マップの黒い部分を塗ればそこが探索済みとなり、探索済みの部分を消去モードで塗れば未探索(真っ黒)になる。 - プレイヤーの開始地点の配置。恐らくそのマップで新しくゲームを始めると、プレイヤーの初期地点がそこになるのだろう
- タイルのコピーと貼り付け。1の部分にモード変更アイコンが現れる
コピーの状態でタイルをクリックし、貼り付け状態で別のタイルをクリックするとタイルのコピペができる。
都市を除いて、タイル上の物は全てコピーされるようだ。 - 視点切り替え。どのプレイヤー視点で編集モードを行うか選ぶ。全体観察視点も可能
takeコマンドと同じ効果を持っているので、オンラインでは特に注意。
例えば日本人が編集モードでイギリス人視点にすると、イギリス人はゲームから追い出されてしまう。 - プロパティエディタの起動。詳しくは次で述べる
プロパティエディタ
13のボタンをクリックするか、編集したいタイルをホイールクリックすることで起動。
6つのタブに分かれている。
- タイル
- タイルに道路や基地を配置できるが、わざわざこれを使わずとも4から6のボタンを使った方が早い。
タイル上に文字列を表示するラベルの編集ができる。 - 開始位置
- ゲーム開始時点で初期ユニットが置かれる位置。特定の民族について開始位置を制限できるらしい
- ユニット
- そのタイル上にいる全てのユニットが表示される。
残り移動力、残り体力、錬度などを調整可能。最後はちゃんと適用ボタンを押すこと。 - 都市
- 都市のサイズや、建造済みの都市建造物・不思議を設定できる。
同じ不思議を複数の都市に建造済みとするのは無理。 - プレイヤー
- プレイヤーを追加したり削除したり、民族や名前を変えたり、持っている金や研究を変えたり。
- ゲーム
- シナリオを作る際に説明文などを追加できる。
できないこと
- プレイヤーの同盟関係を変えること
- マップのサイズ・トポロジを変えること
特産物の割合をサーバーオプションで自由に変更できるシナリオの作り方
みんなでつくろうたのしいシナリオ
- どんなマップにするか画像を探す。実在する場所でも、架空の世界地図でも可
- 何タイルx何タイルかマップサイズを決める(マップのトポロジの「等角」は外しておいた方がいいかもしれない)
- Freecivで実際にその大きさでゲームを始める
- マップサイズ自体は編集モードで変更できないので、ここは納得行くまで試行錯誤しよう
- レイヤー機能が使えるグラフィックソフトで「1」の画像を開く
- レイヤーを追加し、「3」で生成されたマップにしたがって格子模様を描く(例:右図)
- 「5」の格子レイヤーを半透明化し、陸地になるタイルと海になるタイルを決める
- Freecivで編集モードを起動し、グラフィックソフトの画面とにらめっこしつつマップを作る
- 川、プレイヤーの開始位置(この個数より多い人数ではプレイ不可)、そしてシナリオの説明(プロパティエディタから)も追加する
- メニュー→編集→シナリオの保存
- 作ったシナリオファイルを解凍し、中の「.sav」ファイルをテキストエディターで開く
- 「options=" +version2 specials"」を「options=" +version2 riversoverlay"」に書き換える
- このオプションについては詳しい技術情報を求む
- "gameseed"と"mapseed"の値を全て0にすることで、特産物をランダム配置できる
- 完成。そのままでもロード可能だが、bz2で再圧縮してもよい
ちなみに人口統計では1タイル=1000平方マイル(およそ50km四方)と表示される。
画像の縮尺と格子の大きさを調整して、Freecivに現実の世界を再現するのもまた一興。