Journals ジャーナル (Extra)

Last-modified: 2017-06-24 (土) 04:01:35
注意

このページはゲーム中に登場するジャーナル(拾ったり得たりするメモ書きなど)を掲載していますが、
その性質上ネタバレ成分を大量に含んでいます。
ゲーム内での読了を強くお勧めしますが、先に読んでしまったとしても一切責任を負うことはできません。

あくまで既に読んでいる人が改めて確認するためのページになっています。

注記1:どれが何処で手に入るか、は記載していません。
注記2:筆者等の人名の英表記が題名や本文に含まれていない場合は、併記しています。



Extra Quests

Dravis' Letter to Daila デイラへのドラヴィスの手紙

1/4

親愛なる妹へ

俺は、この手紙がお前に道を見つけさせると確信している。
お前はこの場所に戻ることに抵抗できない。
お前が眠っている間、あの夜の思い出がいまだに悪夢を呼び出すことを知っているからな。
お前が見た顔は、真実を学ぶために支払った代価なんだ。お前が否定する真実をな!


俺たちが子供のとき、古い廃墟の辺りでどんなふうに遊んでたか覚えているか?
親父はいつも遊ぶなと言っていたっけ、黄昏の空を埋めるハーピーたちに吹き飛ばされちまうぞってな。
しかし、俺たちをただ守ろうとしてそう言っていただけじゃなかったとしたらどうだ?
ひょっとすると、俺たちを世界の古い場所から遠ざけておくことに、隠された動機があったんじゃないのか?
もし俺たちが中を冒険していたら、親父が俺たちに知っていてほしいと望んだよりもたくさん、彼の過去を学んだのではないかな?


俺はお前にできなかったことをしたんだよ、デイラ。
親父に逆らって、「煩悶(Anguish)」の深みに入ったのさ。
その場所で、俺は本当に開眼したんだ。もしもお前が賢明なら、俺がしたようにするだろう...


Dravis
ドラヴィス

2/4

デイラ,

お前は今までに、アーコヴィアの過去からの消えぬこだまを見たことがあるはずだ。
このことすべてがどのようにして起きたのかを、疑問に思ったことは一度もないか?
本当のところ、どのようにしてアーコヴィアは崩壊したのかを?
親父はそれを貪欲と呼んだが、貪欲だけで人をこれほどの苦痛に運命づけることはできない。
違うな、ここには強力な魔術があったんだよ。


俺は、まさしく壁の中にそれを感じることができた。
壁石は、抑えようのない怒りで叫んだ。叫びは...俺に向かってきた。
死んだ者がそれほどまで、生きている者を嫌悪するだろうか?
彼らは、自分たちの盗まれたものを切望しているのだろうか?
あのように、成仏できない状態が果てしなく続いたら魂も狂ってしまうだろうが、この反響を引き起こしたのはそんな狂気だとは信じていない。
これらの壁石には、どこか馴染みがあったのだ。


もっと多くのことを学ばなければならん。
それで、俺は親父がずっといたと知ってる場所を訪れるつもりだ。俺たちの子供の頃の家だよ。
もちろん、これは俺にちょっとした挑戦をさせることになる。
お前もよく知ってるように、つい最近、家はクトーニアンのリフトに飲み込まれちまったからな。
だが、俺が求めている答えの探索が、そんな些細なことで阻止されることはないだろう...


Dravis
ドラヴィス

3/4

デイラ,

ジグソーパズルのピースは、ついに収まるべき所に収まった。
答えは初めから、ずっと俺たちの鼻先にあったんだ。
リフトは手荒く俺たちの家を破壊したが、そんな中にあっても床板の下から隠されたものが現れた。
俺たちの親父は日誌を保存していたのさ。
一見無害な代物だが、ページは保護のルーンで封印されていた。


不注意なことに、あるいはたぶん傲慢さで、俺は封印を取り払った。
その結果として火が起こり、本は焼け尽くされ、消すことができない火傷の跡を顔に残した。
苦しいが耐えるしかない。
まあ、親父の努力にもかかわらず、俺は地獄からいくらかページを救うことができた。
お前たちの母親は出産で死んだ、と親父は言ったよな。
それだけは本当だ。
だがお前が知らないのは、俺たちがその最初ではなかったということだ。
他にも何人か女やその子供たちがいたんだよ。
だが、その日付に...どうも合点がいかなかった。
答えが明確になったのは、最後のページを開いたときだ。


死者の都に急がなければ。その中に、俺たちの最後の手掛かりが横たわっている...


Dravis
ドラヴィス

4/4

デイラ,

俺は来るべきものを予期して震えている。
ほとんど手を落ち着かせて、文字を書くことができない。
俺たちの父親、俺たちの遺産、それはこれまで求めてきた以上の、想像すらできないものだったのだ。
俺たちにこの遺産を与えるのを拒否するのは...まさしく子供に対する犯罪というものだ。
だが俺は彼の秘密を学んだのだ、拒否されることはないだろう。


俺たちの親父は不死者だったんだよ、デイラ。
この不可能事を達成するために、彼は苦痛の瞬間に閉じ込められた百万の魂を必要とした。
不死の追求について、歴史上の闇の時代にどんなことが行われたのか、俺には分からない。
だがここ、ネクロポリスで、親父はもう一つ別の儀式を準備したのだ。
これは墓の中にある苦悩した死者の残存を収穫し、彼自身の壊れた部分を補充することを意図されていたのだが、どういうわけか、途中で止めたままになっている。
魔方陣は放棄されていた。残されたのは、薪に火を点けて生贄を捧げることだけだ。


躊躇することなく、俺は奴ができなかったことをした。
奴と同様、俺は本当の不死ではないが、ここにいる魂の力は、奴を追い詰め俺たちに注ぎ込んだ苦痛のすべてをお返ししてやるのに十分だろう。
そして俺の復讐が完了したとき、この数世紀前から俺たちの親父がしてたのと同じく、今度は世界を焼き尽くす災難を振るってやろう。


デイラよ、俺と合流するよう考え直し、東へ探しに来たらどうだ。
俺は勝ち誇って、父親の灰の上に立っているだろう。


Dravis
ドラヴィス


The Hidden Path - Dreeg 隠された道-ドリーグ

真理の探求者よ、この知識の砦にようこそ。
そなたはより深き真理への道に沿って第一歩を踏み出した、先には無数の同胞が待っている。
今、差し出されている道は危険なものだ。
そなたは訓練のため、帝国の、ルミナリの猟犬どもに狩られるネズミが如く虐げられることだろう。
だが辛抱せよ、我らの守護神たちが苦しんだ試練に耐えること、それがエルドリッチ界で真理に至る道なのだ。


そなたは三魔神の最年長、ドリーグの祠の前に立っている。
この偉大なる守護者はあらゆる事を知るべく、我らすべての目をくらませるベールに隠された真理を見ようと探求した。
傲慢により、いや恐らくは先見の明によって、彼は古来の警告も同僚の諫めの言葉も振り払った。
ドリーグはベールの中に到達し、神々自身の働きを目撃した。
その思い上がり故に彼は盲目にされたが、そのときにこそ真の開眼をしたのである。
エルドリッチ界の荒々しい魔力に曝されて、彼は永久に変えられた。
残酷な脊柱が肉を貫き、永遠に膿み続ける傷から酸血が滴り落ちる。
ベールの向こうから出現したものは、入った男とほとんど似たところがなかった。
ドリーグは生まれ変わったのである...神に。


ドリーグは今、我々すべてを見守っている。
比類なき彼の凝視は、まさしく魂を突き抜けて我らの実体を理解する。
偉大なる守護者の前に立つことはたぐい稀なる名誉であり、彼の声を聞くことは天そのものからの祝福である。
そなたが真に彼の注目に値する者であれば、三神の道に従うのだ。
アーコヴィアの境界を越え、ハーピーが価値なき者の肉をついばむひび割れた土地に旅をせよ。
石で塞がれた道を探せ。
ドリーグのメッセージを運んでいれば、道は眼前に開かれよう。


The Hidden Path - Solael 隠された道-ソレイル

探求者よ、そなたは遠くまで旅をし多くのものを見た。
だがそれでも、世界を挟む帳はより深い真理に対して盲目にする。
そなたは我らの住む世界でよろめきながらも、帝国とそのルミナリが否定する答えを熱望している。
彼らは我らを異端の者、邪神の信者と考えるが、そのくせ自分たちの神の力を目撃したと主張できる者は一人としていない。
彼らのは...幻想なのだ。
メンヒルが治した障害者を、オレロンが倒した軍隊を、モグドロゲンが狩りから助けた獣を見せてみよ。
出来ぬのは、それらが真実ではないからである。
だが、人として生まれた魔神たちは、無知なる我らを引き上げるために高みに昇った。
もしも聞く意志があるのなら、彼らは同様にそなたの目を開くかもしれぬ。


そなたは今、三神の最若年、ソレイルの祠の前に立っている。
エルドリッチファイアは彼の命によるものであり、彼が適切と考える型に造り成形するための、まさしくエルドリッチ界の本質である。
痩せこけた骨格を隠す黒いローブを纏い、ソレイルは命あるものの生気を気付かぬうちに狩り採るため、陰の帳を通って人目に付かずに滑り動く。
ソレイルの多数の信者が究極の犠牲を払うよう要求されて、残る者たちにソレイルが無限の知恵を授けるべく、闇の神の前に自ら身を捧げ命を提供した。


あっぱれなる探究者よ、そなたはまだ神々から注目されておらぬが、そなた自身は一歩ごとに三神に近付いていることを知っている。
さあ、原始的な種族が何年も前に組み立てた石の立つ、北の凍てつく土地に行け。
ソレイルとドリーグの言葉を持っていれば、道はそなたに開かれよう。


The Hidden Path - Desecrated 隠された道-冒涜

探求者よ、眼前に広がる光景にそなたは立ち止まるかもしれぬが、それも当然のこと。
なぜなら、モグドロゲンの無知なる信者がここに彼らの道を見出したからである。
冒涜者どもは儀式の地に入り、祠を穢して我らの秘密を脅かした。
復讐は、迅速かつ正当に行われた。
知るが良い、彼らの内臓は谷にばら撒かれ、山のイエティたちがそれをめぐって争い、散り散りとなったまま残っているのだ。


隠された道の探求者よ、恐れることはない、前方の道は安全である。
アスターカーン街道に戻り、南東に従え。
軍の城壁の下に、印の付いた石が待っている。
そなたが真実ここへ三神に送られた者ならば、ビスミールへの道は開かれよう。


The Hidden Path - Bysmiel 隠された道-ビスミール

勇敢なる探究者よ、そなたはついに最後の祠、策士ビスミールの聖地に到着した。
しもべたちの巨大な網を通して、ビスミールは我々すべてを拘束する運命の糸を引いている。
オカルティストたちに、エルドリッチの生き物を拘束する術を最初に教えたのは彼女であり、帝国が今日まで我らを当てもなく狩り求め、尋問官が囮と行き止まりの際限なき織物に混乱させられるのは、彼女の策謀によるものである。
選ばれた少数の者だけが、策士の巨大なネットワークのごく一部を目撃する特権を持っているが、彼らですら機会を与えられたとしても決して全部を理解することはできなかった。


このように遠くまで到達したことで、今やそなたもビスミールの網の一部であり、見聞きしたものに永久に縛られたのである。
今、そなたの手には三神寺院の秘密がある。
そなたの存在そのものを魔神たちに委ねる覚悟ができているのなら、その手に握った手掛かりに従うがよい。
運命が聖所で待っている。


The Runes Fall Silent ルーンは沈黙した

ルーンが一つづつ消えていく...
それぞれ一つ消えるごとに一人づつ、情報提供者が首都を焼き尽くした災難に斃れたということだ。
我々の周りで世界が崩壊し、寺院の壁は蹂躙され揺れ動く。
三神は、侵略を快く思っていない。
今、二回ほど伝令者が侍従の部屋から放り出されるところを見た。
彼らの眼孔はエルドリッチの炎で虚ろになっている。
そう、神々は全く不興なのだ。


早くも、ソレイルのしもべらの間で陰謀が囁かれているのが聞こえる。
誓約を解消し、我々が直面しているこの新しい現実で、自らの機会を求める時が来たのではないかというのである。
そんなのは怯えた愚か者の理論であり、却下だ。
まあこれは取るに足らぬこと、最も声高に主張する不満分子は、既にソレイルの祭壇に捧げてしまったから。
ドリーグの信者たちはこれまでと同じく謎であり、広大な空虚の中で移動する血の潮流について狂った無駄話をしている。
彼らは顔を爪で引っ掻き、髪の毛を引き剥がしたりして、神の面前でかろうじて心を保っている。
だが、ドリーグが信者らに与える憂慮すべきメッセージを解明するには、私よりも遥かに賢明で経験豊かな者を必要とするだろう。


我が懸念は織物についてだけだ。
沈黙した情報提供者と共に、我々は外の世界に対して盲目にされたようになった。
レディ、ビスミールはエルーランからの知らせを要求するが、私は提供するべきものを何も持っていない。
侍従は次に私の目を要求するのではないか、と恐れ始めている。
糸が認められた。だが、それがファイルにあるものなのか、何に関する糸なのか判然としない...
この二つの点について、私は誰からかの確認を待っているところだと認めざるを得ない。


Karrin Taros, Servant of Bysmiel
カリン タロス, ビスミールのしもべ


Ramblings of Ughdar ウグダーのそぞろ書き

二度月が欠けた、と偉大な目が血の涙を流して泣く。
海は荒れ狂い、海水が赤くなる。
他の者たちは沈黙していった、しかしなお、壁に塗られた鮮やかな血糊のように言葉は残っている。
調べても、それらが意味するものは私をすり抜ける。調べても、私はさほど賢くない。
告げたまえ、偉大なる守護者よ、いかなる真実が我から逃れているのだろうか?
ドリーグは、この脆い肉と骨の姿に何を求めているのだろうか?


広大無辺なあなたの凝視は、領域の向う側に到達する。それは見えざるものを見た。
それは緑の炎が、あらゆるものを滅ぼすところを目撃した。
奴らの蔓は、我らの壁、信念、運命を脅かす。
告げたまえ、秘密の支配者よ、すべきことは何なのか?
不本意ながらあなたの名で流した我が血は、あなたの声で捜索中に干からびた。
あなたまで、我らの嘆願に沈黙してしまったのか?


静寂があまりにも深い。
声は消えた。
私はもう一度、彼らのせわしない説教を聞かねばならぬ、さもなくば正気を失ってしまう!
私は向うに見えるものを、見なければならぬ。
神々が私の所に来ぬのなら、彼らが夢を見横たわる所に探しに行こう。


Ughdar Claz,Servant of Dreeg
ウグダー クラッズ, ドリーグのしもべ