基本動作

Last-modified: 2022-01-16 (日) 15:30:19

基本的な操作事項、知識等

離陸

RBにおいては通常、スタート時は飛行場からのスタートとなるため、離陸動作は確実に行う必要がある。
といっても基本的に難しいことは何もなく、スロットルを100%に設定して加速し、機体が十分な速度に達すれば自然と機体は地面を離れ離陸する。
ただし、マップにより滑走路の長さが短い、あるいは機体改修中で性能が十全ではなかったり、爆装量が多い状態で離陸するなどするなど、素早い離陸が求められるときもあるため、一応の手順は以下のとおり。
ここまで丁寧にやる必要はない。

1.機体周囲の状況確認
地上滑走中は他機との当たり判定はなくすり抜けるが、一度地面を離れてしまえばすり抜けず衝突するため、墜落の危険がある。
試合開始直後は飛行場に機体が密集するため、完全に空くのを待つのは現実的ではないが、ある程度は周囲の機体を確認し、離陸のタイミングが被らないよう注意したい。
以降の動作についても常に他機との位置関係には注意し、場合によっては減速・停止して離陸をやり直すことも考慮する。

2.フラップの格納
フラップ(高揚力装置)は揚力を増加することでより低速での飛行(この場合は離陸も)を可能にするが、一方で抗力も増すため、機体の加速に影響を及ぼす。
離陸滑走時はフラップは格納しておくことで抵抗を減らし、離陸速度まで速やかに増速する。

3.ブレーキを踏んだ状態でスロットルを上げる
スロットルが上がり十分なパワーが発揮できる状態から滑走を始めるため、まずブレーキを踏んだ状態でスロットルを全開まで上げる。
エンジンの温度が上がり、推力が発揮され始めたらブレーキを解除し滑走を開始する。
(レシプロ機においてはあまり関係がないが、特に黎明期のジェットについてはエンジンの温度が完全に上がるまでは時間がかかるため)

4.機首下げ(水平滑走)
ある程度速度が出てくると昇降舵によるピッチコントロールが可能になるので、機首を下げて機体を水平にしての滑走に移行する。
(尾輪式の主脚-尾輪の姿勢では迎え角が大きく抵抗が大きいため、機体を水平にして迎え角を小さくすることで抵抗を抑える)

5.フラップ展開
離陸に必要な速度が近づいたところでフラップを展開し、揚力を増加する。
機体によりフラップの展開に時間がかかる場合があるため、どのタイミングで開くべきか把握しておきたい。

6.機首上げ
フラップ展開し飛行が可能な速度に達したら、機首を上げ離陸を行う。
このとき急激に機首を上げすぎると、尾部が地面に接触する場合があるため注意する。(最悪、尾部が折れ墜落する)
特に前輪式の機体は注意。(尾輪式の場合は尾輪がガードになる。ただし勢いによっては尾輪ごと胴体を破損する)

7.ギアアップ
機首を上げ、主脚と尾輪(または前輪)すべてが地面から離れたことを確認したら、速やかにギアアップ(脚を格納)する。
まだ地面についている、あるいは格納中に地面に設置すると脚が折れるので注意。

8.上昇角度へ
離陸後、しばらくはあまり機首を上げずに飛行し、十分機動を行える速度が出てから機首を上げ、任意の上昇角での上昇を開始する。

着陸

RBにおいては空中リロードがなく、弾薬や各種爆装、ロケットのほか、燃料の補給を実施するには飛行場に着陸する必要があるため、着陸動作も必須の技術となる。
離陸と比べると勝手にできるほどではないものの、そこまで難しいというわけでもない。
究極的には修理可能な状況で降りられればよいが、以下に一通りの手順の例を示す。
もちろんこの通りにしなければならないというわけではない。

1.着陸進入
着陸するためには高度、速度をある程度落としている必要がある。ある程度ってなんだよって思うかもしれないがある程度はある程度である。
速度としてはレシプロ機では300km/h前後、ジェット戦闘機でも500km/h程度。この後ギアを下ろすので、それより少し早いくらい。
高度は飛行場からの距離によるが、スロットルが0~30%程度の状態で緩降下(20度くらい)して上記の速度を維持できるぐらい。
それよりも速度、高度が出すぎている場合は、左右の旋回、バレルロール、サイドスリップなどで減速し調整する。(墜落には注意)
特別な理由がない限りは可能な限り飛行場に対して真っ直ぐになるよう侵入する。(機体の進行方向と、飛行場の向きが一致)

2.フラップ展開/ギアダウン
飛行場がある程度近づいたら、段階的にフラップを下げ減速する。ある程度は感覚で(次の動作にかかる時間による)
ギアがおろせる速度になったら着陸ギアを下ろす。おろせる速度(ギアが破損しない速度)と、ギアが展開する時間は機体によるので、事前に把握しておくこと。

3.最終降下
ギアが降りた時点で機体は着陸可能な状態になるため、最終的な降下を行う。
降下しながら機体をさらに減速させる。ただし失速しないよう余裕は持たせること。
減速量が大きすぎる場合、スロットルを上げて速度を回復して調整する。(降下しての加速は接地時の侵入角が深くなるため非推奨)
逆に、降下すると速度が出すぎてギアやフラップの警告が出る場合、侵入高度が高すぎるので一旦ギアを格納、フラップを段階的に引上げ水平飛行のまま飛行場上空を通過して旋回し、逆方向から再度着陸動作をやり直すことを推奨。(ただし飛行場が十分に長い場合は継続も視野に入る)

4.接地
地面が十分に近づいたら機首を少し上げ、ギアをなるべく静かに接地させる。(侵入角が深すぎる場合、ギアが衝撃で折れて最悪の場合墜落する。)
速度がまだ残っている場合はここで上昇してしまうため、機首が上がりすぎないよう注意する。(上昇しない場合でも地面に尾部が接触し、胴体が折れることもある。)

5.減速/停止
車輪が地面に着いたら(着く前でもよいが)ブレーキを掛け減速する。ある程度減速したら尾輪式の機体は尾輪も接地させる。
尾輪式の機体はこの後もブレーキの効きが強い機体は機首が下がり、そのまま頭から地面に突っ込む場合があるので注意。(最悪の場合、前に一回転して機体が破損したり、パイロットが気絶する)
機首が落ちるような挙動が見えたらすぐにブレーキを離し、再度尾輪が設置してからブレーキを掛け直すこと。
機体がほぼ静止(0~2,3km/hくらい)すると修理や補給が開始され。着陸は完了となる。

ループ

インメルマンターン/スプリットS