キャラクター/【ソラ達の家族】

Last-modified: 2023-11-15 (水) 01:39:24

ソラリクカイリといった主人公達の両親などの家族について。
設定上は存在するはずだが、物語上は特に重要な存在ではないためか、作中に姿は登場せずほとんど言及されることもない。
ただし作中の数少ない断片的な情報から、ある程度推測することはできる。
なお兄弟姉妹については一切言及されず、また物語上の必要性も無いため、ソラ達はいずれも一人っ子として設定されている可能性が高い。

  • 本シリーズのテーマには「絆」「繋がり」といったものがあるが、それらは友情にフォーカスを当てており、家族を重要人物として出すと物語上のテーマがぶれてしまうのであえて影を薄くしていると思われる。

ソラ達の家族について、KHIの序盤からEDまでの間はデスティニーアイランドが消滅しており、トラヴァースタウンでも遭遇しない。
星の大海か別のワールドに流されていた、大量発生していたハートレスのいずれかに心を奪われていた、それとも世界ごと消滅していたなどの可能性が考えられる。
さすがにデスティニーアイランドが復元した時には元に戻ったのだろう。


ソラの家族

デスティニーアイランドの本島にて、小島からそう離れていない場所に家があり、ソラの部屋の窓から小島が見える。
母親はKHIに声だけ登場する。嵐の夜、ソラが窓から部屋を抜け出して小島に向かった後に、母が「ソラ ごはんよ」「おりてらっしゃい ソラ?」という台詞を喋る。声優はノンクレジットのため不明。
父親はBbSに登場するが姿は見えない。幼いソラとリクを舟に乗せて小島まで遊びに連れてきていた。
KHIIIでは「親戚のおじさん」発言もしているし、親戚も何人かいるのかもしれない。


イカダが心配だったとはいえ、危険な嵐の夜に両親に何も言わず窓から家を飛び出すというのは、少々奔放すぎる感はある。
ソラの普段の性格から考えても、ソラの親は子供に対して、割と自由に伸び伸びとした育て方をしていた可能性が高い。靴履いたまま寝てるし。

  • 日本では靴を履いたまま寝る事はないが海外ではベッドでちょっと横になる…程度なら靴を履いたまま横になることがあるらしい。
    • 開発事情的なことを言えば、靴を脱いだソラのポリゴンを作る暇や必要性がなかったというのが真相なんじゃ……(靴を履いたままどころか、武器を背負って防具を着たままベッドに寝てるゲームもごまんとあるし)。
    • 当たり前と言えば当たり前だが、漫画版だとちゃんと脱いでいる。

また、明るく屈託のないソラの性格を考えると、ソラは両親に非常に愛情深く育てられてきたのだろうと想像できる。

  • 下記の通り家族について直接の言及こそしていないが、KHIIでの旅の途中でソラは度々「いつ帰れるんだろう」と零していたことからも「帰りたい」と素直に思える家庭であったということはうかがえる。

KHIのEDでデスティニーアイランドが復活したが、COM開始時点の辺りからKHII序盤までの間は、ソラの親はナミネによって、セルフィ達と同様にソラのことを忘れていたと思われる。

  • しかしながら当然家にはソラの部屋や私物はある訳で、家族がそれらについてどう思っていたのかは不明。単なる忘却ではなく、それら私物の使用者についてソラ抜きで辻褄の合う記憶改変が行われたか、ジミニーメモ約束のお守りが変化した時に近い改変で部屋や私物にまで一時的な改変が起きたと考えられる。
    • ナミネなら部屋ごと見えなくさせるくらいはできそうである。

ただ、記憶が完全に修復されたソラが目覚めた後はソラのことを思い出しているはずで、実際アナザーレポートによればソラとリクは「嵐の日にいなくなった」ということになっているようだ。我が子のことを忘れていたことも含めて心中察して余りある。

それにしてもソラはデスティニーアイランド崩壊後から帰ってくるまで、友達の心配はすれど家族のことについては全く言及していない。言っていないだけで心配はしていたと思いたいが…。

  • 描写する必要が無かったから描写していないだけで、ドナルドやグーフィー、リクやカイリとそんな会話をしていたのかもしれない。

KHIIのEDでソラ達が島に帰ってきた後は、当然ソラも家に帰って家族と再会したと思われる。
1年以上もどこかに行っていた件については、実際行方不明扱いになっていたのか、ナミネの記憶操作で都合よく辻褄を合わせてもらったのかは謎。

  • ソラに限らず、マスター・ゼアノートのように故郷に本拠を置かないキーブレード使いもいるため、ちゃんとデスティニーアイランドの世界観に合わせて説明し辻褄を合わせているのだろう(我々の世界に例えるなら世界中に支社を持つ会社に就職し、海外に長期出張に出かけるなど)。
    • しかしBbSでのリクの発言によるとゼアノートは「外の世界に旅立った」ことになっている。KHIの話も考えると「海の向こうには別の世界がある」みたいな言い伝えでもあるのだろうか?現実世界にも類型の伝承はあるし。

ソラがキーブレード使いになったことについて知らされたのかどうかも謎だが、3D以降でまた外の世界へと旅に出るからには、さすがにもう両親に何も言わずに家を出ていくということは考えにくいので、何かしらリクと共に旅に出る理由をつけたものと思われる。

  • ソラのことなので案外普通に話したのかもしれない。本来は他の世界に行ったことは内緒なのだが、自慢気にキーブレードを出し親を驚かせる姿が目に浮かぶ。

KHIIIのEDでソラは消えてしまったわけだが、リクやカイリが帰ってきた中でソラだけが帰ってこなかったこの状況に対するソラの両親の嘆きはあまり想像したくない…。

  • 一年以上行方不明だった息子がようやく帰ってきたと思ったらまた程なくして旅立ってしまい、そして他の面々は無事に帰ってきたのに一人だけ帰ってこなかった(しかもその後少なくとも1年ほど行方不明)という状況になっているわけである。嘆くで足りるのだろうか。
    • これも上のような長期出張だったり海外赴任的な話で誤魔化すしかないのだろう(実態はともかく似たようなものだし)。
      実際今後ちゃんと帰ってこられれば、それくらいでも済むだろう。流石に怒られそうな気がしないでもないが。
  • 一応デスティニーアイランドで消えた(らしい)ことを考えれば、もしかすると家族とも一旦は再会したのかもしれない。とはいえ悲しみが薄まるかは…。

リクの家族

嵐の夜、リクは「父さんや母さんには二度と会えないかもしれない」と発言している。
この言葉をそのまま受け取れば、両親は存命であり、家族の仲もそれほど悪くはなかったものと思われる。
またこの発言から、リクが一人っ子であることは確定と見ていい。

  • 漫画版ではリクが自宅のバルコニーらしき場所から小島を眺めているシーンがある。結構立派な造りなので、そこそこ裕福な家庭なのかもしれない。

KHIIでセルフィがリクのことをずっと覚えていたことからも分かるように、リクはソラと違って、リクに関わる人々の中のリクに関する記憶をナミネによって改変されたりはしていない。
デスティニーアイランドでリクは1年以上も行方不明扱いであり、リクの両親の心情はうかがい知れない。

  • この問題もソラの項で説明した通りに…(ry)。

KHIIのEDでソラ達が島に帰ってきた後は、リクも家に帰って家族と再会した可能性が高い。

カイリの家族

カイリは幼い頃はレイディアントガーデンホロウバスティオン)に住んでいた。当時の記憶はおぼろげだが、記憶の中では城の書庫で祖母からおとぎ話を聞かされていた描写がある。
祖母は主人公達の家族の中では珍しく、作中に姿が登場する。詳細はカイリのおばあちゃんを参照。
両親に関しては不明だが、外出したカイリを祖母が迎えに来ていたことから推測すると、共働きであるとか、幼いカイリを残して既に亡くなっている等の可能性が考えられる。
 
その後カイリはゼアノートによって拉致され、箱舟に乗せられて異空の海に流され、デスティニーアイランドに辿り着くこととなる。
幼い頃に行方不明になったことになるため、もしその時点で家族が存命であればその悲しみは想像に難くない。


KHI終盤でカイリがホロウバスティオンに滞在していた間に家族と再会したような描写は特にない。
KHIIでは街の復興が進み、生きていれば街のどこかにカイリの家族もいるものだと思われるが、これも作中に登場することはない。
カイリの祖母については、年齢的に既に存命でない可能性もある。

  • KHIIIでカイリに幼少期の記憶がない旨の発言があることから、単純に彼女自身に実の家族に関する手掛かりが何もないだけという可能性も考えられる。下手に記憶が残っていないため家族に会いたいという執着心も芽生えないのではないだろうか。
    • 実際、「私はここで幸せ」というセリフもあるようにカイリはレイディアントガーデンよりもデスティニーアイランドを故郷と思っており、世界が再生しデスティニーアイランドに帰還してからも島に残っている。
    • MoMの戦いを経てカイリは失った記憶を取り戻したが、今後家族に会いに行くことはあるのだろうか。
      • あの場面を思い出しただけで、全ては思い出せてない可能性はある。

異空の海に流され、デスティニーアイランドに流れ着いてからは、村長の家で育てられたらしい。
そのため村長ないしその家族がカイリの育ての親ということになる。
村長の家の家族構成は不明だが、その家の子(カイリにとっては義理の兄弟姉妹?)がいる可能性もあるし、村長に子供がいなかったからこそ引き取られたという可能性もある。
カイリはKHIIで制服を来て学校に通っていたり、お洒落な私服に新調していることから、特に生活に不自由はしておらず健全に育てられてきたようである。
カイリはソラ達と違って世界が修復されると同時にデスティニーアイランドに戻ったため、この時点ではカイリはデスティニーアイランドを離れていないという認識になっているものと思われる。ただKHIIで拉致された時は(時間の流れが世界によって違うためどのくらいの期間かは不明だが)しばらく行方不明だっただろうし、その後も頻繁にカイリは別の世界に行くことになり、KHIIIの後などは1年間ほぼ寝たままでホロウバスティオンで研究を受けていたわけで、そうなるとリクやソラのように育ての親には何がしかの説明をしたのだろう。

ドナルドの家族

甥のヒューイ・デューイ・ルーイと、叔父のスクルージが登場する。彼らは世界を渡っては商売をしている。
KHIIIのスクルージが主催する野外シアターのポスターには叔父のルードヴィヒ・フォン・ドレイクがクレジットされているが、本人は未登場。

  • コミックスではドナルドの母の姉の夫と設定されていて、スクルージにとっては義理の弟となるが、公式設定ではない。アニメーションでドナルドを「我が甥っ子」と呼ぶ場面があるため、彼がドナルドの叔父なのは確かな様である。

恋人だが、デイジーも登場する。

他にもディズニーの公式設定では、父・母(スクルージの妹)・妹(ヒューイ・デューイ・ルーイの母)などなどが存在するが、KHシリーズの作中には未登場。

グーフィーの家族

ディズニーの公式設定ではマックスという息子がいるが、KHシリーズの作中には未登場。
息子がいることを匂わせる描写も今のところは特にない。

ロクサスの家族

その出自から家族は存在しないが、データ世界のトワイライトタウンではロクサスは普通の少年のように家で暮らしているため、データ世界での架空の家族は存在していた可能性が高い。

エラクゥスの家族

祖父が闇との戦いで命を落としていることがバルドルによって語られている。

ゼアノートの家族

UχやDRで母親らしき女性が登場。ちなみにグラフィックやゼアノートの言葉を借りればスクルドに似ている。
ただ赤ん坊の頃に青ローブの人物に引き渡され、その後デスティニーアイランドで暮らしたため、家族として関わりがなく、ゼアノートの家族といえるのは青ローブの人物となる。

  • 母親には「会いたいか?」と問われて肯定はしているものの記憶はないようで、それよりも夢に見る者達の方に関心があったようだ。
  • 実際に幼少期はマスターと呼び慕い、老人になってなお「最初の師」として敬意を払ったほど。きちんと教育していたことがうかがえる。