プロローグ

Last-modified: 2008-01-18 (金) 01:36:35

多くの英雄たちの尊い犠牲をもって、戦いは幕を閉じた。
しかし、生ける者たちの意志だけでは、時代の循環を完全に食い止めることはできない。

光の時代を破壊しようとする者… それを阻止しようとする者…
闇の次元に飛び込んだ英雄たちはそれぞれの目的を胸に秘め、光の時代への帰還を目指す。
そして、彼らを助けるべく、50 年の時をさかのぼる昔に闇の時代へ吸い込まれていた者たちも動き出す。
光の時代の運命はどうなるのか。それは、プレイヤーであるあなたの手にかかっている。

人間の意志にどれほどの重みがあるのか?
世界を破滅の危機に晒してまで人間の歴史を連ねることに価値はあるのだろうか?

光と闇が分かれ、この世界は生まれた。

世界の和を乱さぬべく、ある約定を光の王ナイブルと闇の王エンカブロサは結んだ。
すなわち、世界を交互に支配しようというのである。
ナイブルが支配する間、
エンカブロサは光の時代の終焉を待ち、
エンカブロサが支配する間、
ナイブルは闇の時代の終焉を待った。
こうして、二人の王の支配の下、世界は栄華を極めた。

だが、幾多の時が流れ、光から闇へと時代が変わるたびに、
多くの気高き生命が闇の時代に吸い込まれ、苦しんできた。
その光景にナイブルの無力感は募り、そして、いつの世か、
光の時代が再び終焉を迎えようという時、遂にナイブルは
エンカブロサとの約定を破棄するに至った。

これにエンカブロサは激怒し、闇の次元から魔族の軍勢を送り込んだ。

数世紀に渡り、ベルシアの地を戦乱の嵐が吹き荒れた。
嵐が去った後には荒廃と混乱が残った。

混沌ある時、英雄は生まれる。彼らは歴史を動かし、荒れ果てた世界に安堵を取り戻した。
大きな戦さは終わり、束の間の平和が訪れた。エンカブロサを再び光の力で闇へと追いやったのだ。
だが、その時、多くの英雄たちも姿を消した。
彼らはどこに消えたのか?
この世界に戻ってくることはもはやないのだろうか?

答えは闇の次元にある。
復讐に燃えるエンカブロサが待つ闇の次元に..

前作の簡易説明

今作が初という人がかなり多いので、作ってみました。
ちなみに前作は全くゲームシステムが違うので注意。
前作をプレイした人はどんどん補足お願いします。

  • 光の時代をナイブル、暗黒の時代をエンカブロサが支配している。
  • ちなみにエンカブロサは、今作みたいな白髪の爺さんや変な影のボス…ではなく、超巨大な骸骨の化け物のような見た目。
  • ナイブルとエンカブロサの心臓が「エインシェント・ハート」という、赤い宝石のようなもの。
  • そのエインシェント・ハートが破壊されたとき、それぞれの時代が決まる。
  • つまり、光の時代・ナイブルのエインシェント・ハートが破壊されると暗黒の時代に、暗黒の時代・エンカブロサのエインシェント・ハートが破壊されると光の時代になる。
  • 前作はその光の時代~光の時代崩壊~暗黒の時代到来~暗黒の時代を光の時代へ戻す、が大まかな流れ。
  • その最後の暗黒の時代を光の時代へ戻すためには、上記説明の通り、エンカブロサのエインシェント・ハートを破壊しなければならないので、主要人物4人、ケンドール、デュエイン、レグナイア、ラインハルトがエンカブロサの体内へ突入。
  • ちなみにエンカブロサの体内は異世界になっている。
  • 無事エンカブロサのエインシェント・ハートを破壊して、光の時代を取り戻したものの、上記4人は異世界に取り残された。
  • その異世界が今作の世界。
  • ちなみに、セリーヌとキュリアンはシリーズ第一作(PCゲーム)の登場人物。