北海道唯一のゴキブリ

Last-modified: 2024-03-24 (日) 06:52:53

北海道日本ハムファイターズ・中島卓也の蔑称。
単にゴキブリとも言われており*1、こちらは阪神タイガース・植田海の蔑称の一つにもなっている。


由来・初出

中島はとにかくファウルを打ち球数を稼ぐ打撃スタイルが特徴且つ非力*2のため、典型的なあへ単とされていた。特にノーパワーぶりは「前に打球を飛ばすことができない」と揶揄されるほどであり、敵味方のベンチや審判、三塁ベースコーチ(白井一幸)を強襲する様子もしばしば見られていた。

2016年6月11日に『「北海道唯一のゴキブリ*3」とかいうアダ名』スレにてこの蔑称が既に書き込まれているが僅か2レスでdat落ちしており、この時点では決定的な叩きには至っていない。

「北海道唯一のゴキブリ」とかいうアダ名
http://raptor.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1465581561/

1:風吹けば名無し@無断転載禁止 2016/06/11(土) 02:59:21.31 ID:dhhInvK50
好き


一躍全国区に

2016年、中島の所属する日本ハムは大逆転でリーグ優勝を果たしCSも突破、日本シリーズに進出して広島東洋カープと対戦する。

迎えた第1戦の第2打席、先発のクリス・ジョンソンが投じた甘い初球フェアゾーンへ打ち返す事なくカット、その後もファールで12球目まで粘って四球を選んだ。
しかし、初球のカットやヒットを打つ気が感じられない消極的な様子はファンの心象を悪くし、中島の打席が完了する前からなんJには批判的なレスが殺到。この時に風化したはずの「北海道唯一のゴキブリ」と書き込まれた事が由来と思われる。

 

なお、この試合を地上波中継したTBSが中島を「ファウル職人」と紹介した事も、火に油を注いだ一因かもしれない。


世界的ゴキブリへ

時は流れて2017年2月。同僚の大谷翔平が2017年のWBCを辞退したことでなんJが盛り上がる中、アメリカの野球専門家が「世界で最も注目を集めている大谷は残念ながらWBCを辞退したが、日本にはもっと変わった選手がいる。中島卓也だ」という記事を発表。

  • 通算本塁打:0*4
  • IsoP*5.025
  • ゴロ率:74.4%
  • 引っ張り方向への打球:16.2%
  • 犠打:62
  • ファウル:759
  • 2ストライク目までにファウルを打つ確率:74.7%

これらのデータを交えながら『中島がいかに変な打者か』という解説をしている。さらに随所で見られる
「中島はゴロの神に愛されている」
「あまりに奇妙で馬鹿馬鹿しい」
という皮肉交じりのコメントに加え、同僚のクリス・マーティンとアンソニー・バースの発言として
「彼はファウルを打ちたいんだと思う」
「彼は試合時間を長くしている」
と記載されており、チーム内からも白い目で見られている*6疑惑が浮上。
この記事によって、無事世界デビューを果たした中島が「ゴキブリ日本代表」へと出世したことは紛れもない事実である。
https://theringer.com/baseball-mlb-npb-ham-fighters-shohei-otani-takuya-nakashima-6a0e7d22d39f#.1dp3mdclr



とはいえ中島は別に卑怯な手を使っているわけではなく、また首脳陣も中島の打法を知った上でチームに貢献できると見て起用しているのもまた事実である*7。このため、プロ同士ならば中島を抑えれば良いという意見も見られる。

 

もっとも近年の中島はわざとらしいカットをすることを減らしており、早いカウントでは引っ張りを含めヒットを狙い、追い込まれたらカットをするといったまともな打撃をしている。
なお、中島の通算のIsoDは約0.7と両リーグ平均をわずかに上回る程度であり、また、四球数もボール球見極め率も目立ったものではない。

 

狩りの様子

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自軍ベンチを狙撃

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審判を狙撃

その後

あくまで「北海道唯一のゴキブリ」という別称はネタ的な意味合いが強かったが2019年の大失速のきっかけとなったエラー以降は評価が一変、それ以降は打撃はおろか自慢の守備でさえやらかすことが多くなってきており、かつて新聞で晒し上げた石井一成にレギュラーを奪われかけていることも相まってファンのヘイトを一気に集めることになってしまった。ちなみに本当に日本で唯一、北海道にはゴキブリは生息しないらしい。


関連項目



Tag: 日ハム 報道機関 なんJ 蔑称 動物


*1 ただし蔑称自体は元々「早打ちの内野安打狙いが主体」であるイチローに対して使われて(この他にも一部の荒らしが使う「カサカサ」という蔑称がある)いた。
*2 2017年7月30日で初HR。しかもアマチュア時代を含めて人生初のHRであり、野手として極めて非力とされる。
*3 寒さに弱いため存在しないというのが定説であるものの、温暖化や移入の影響か近年は進出しているらしく、特にススキノなどで目撃証言がある模様。また、比較的寒さに強い在来種のヤマトゴキブリは、札幌・円山公園への定着が確認されている(ただし、ほとんどがラブルベニア目の菌に寄生されているため、他地域のゴキブリより短命という)。そもそも北海道民が見慣れない事でゴキブリ自体の認識不足という可能性もある。
*4 「水曜日のダウンタウン」(TBS系列)内の企画と取材で、アマチュア時代からの公式戦柵超え未経験が判明した。しかし2017年7月30日の対福岡ソフトバンクホークス戦(ヤフオクドーム)では生涯初となる柵越え本塁打を放ち(2287打席目は史上最遅記録)、2018年5月12日には生涯初の逆転グランドスラム(これまたヤフオクドーム)を放っている。余談だが、千葉ロッテマリーンズ・岡田幸文は2501打席0本塁打でキャリアを終えている。これは500安打以上放った選手としてはぶっちぎりのトップである。
*5 長打率と打率の差。
*6 野球文化の違う外国人選手のコメントだが、同僚への言葉としては辛辣である。
*7 それどころか2019年現在中島は球界でも数少ない1億円プレイヤーであり、守備力と走力を評価されている部分もあるかとは思われるが、どちらにせよフロント側からは高い評価を受けているのは事実である。