カッスレ

Last-modified: 2024-01-07 (日) 05:43:39

このページでは、実在の人物と同じ名前を持つ架空のネタキャラクターについて、記載しています。
このキャラクターの特徴は実在の人物のそれと少なからず異なるため、これらの混同には十分にご注意ください
混乱を避けるため、実在の人物は肩書き(所属球団など)・氏名・敬称を略さずに表記しています。

【例】

なんでも実況J(または野球ch)の名物スレであり、別名「巨人小笠原スレ」。
元々は北海道日本ハムファイターズの小笠原道大内野手が読売ジャイアンツへと移籍したことに対するヘイトから産まれたスレだが、何度も建てられるうちにネタスレとして定着した。

 


経緯

プロ野球板にあった北海道日本ハムファイターズの小笠原道大内野手の個人スレは、アンチの手で年中荒らされていた*1

 

そんな中、小笠原は2006年オフにFA権を行使して、日本ハムからさらに風当たりの強い読売ジャイアンツへ移籍。
その際日本ハムに対しては単年に拘って球団提示の複数年契約は乗らなかったのに、巨人の複数年契約には乗ったことや、あの渡邉恒雄オーナー直々に「トレードマークだから剃らなくていい」と言われた髭をジャイアンツの規則に沿って自ら剃った事などから、元からのアンチに加えてアンチ巨人からも批判の的として確立されてしまい、野球板や野球chには彼を非難するスレが乱立した。これらのスレや大正義巨人軍系のスレの中で「巨人小笠原」のイメージが作り上げられていったようである。


ちなみに小笠原は日本ハムがまだ在京球団だった頃に千葉に自宅を新築していたのだが、直後に日本ハムが北海道移転してしまったため妻子を残しての単身赴任という形になっていた。このことから在京志向が強く日本ハム側には単年契約を要求しており在京球団移籍は既定路線だったと言われている。髭に関しては特別扱いを拒否して球団規則に則っただけで本来なら毛頭非難されるような行為ではないのだが、髭姿のサムライ然とした姿を「日ハム小笠原の象徴」とみなしていた多くのなんJ民には「前球団への決別」のように捉えられてしまった。


その後、2007年5月27日に野球板にて「巨人小笠原、国会議事堂前で性器露出して逮捕」というネタスレが立つ。
1の本文は「てすつ」の一語だけだったものの意外にウケ、「通報しますた」「記念パピコ」などで伸びている一方で、残念だが当然を意識したようなコメントや「巨人という言葉の意味は球団の巨人ではない」の原型ともいえるようなレスが複数あり、また今後の展開を予見したともとれる「そろそろ小笠原自殺スレが便乗して立ちそうだな」というレスの一方で「頭悪い、つまらない」「せめて偽ソース貼れ」「高橋尚の方がいい、センスがない」など批判レスも見受けられた。
その後同時期に全盛を誇ったネタスレ「巨人二岡スレ」が“スレタイとは無関係な雑談スレ”と揶揄されていったことに加えて、モデルとなった読売ジャイアンツの二岡智宏内野手が日本ハムに移籍したことにより衰退し、巨人小笠原スレは大きなムーブメントとして台頭していった。

しかし、後述の通り非常に内容面に問題があるスレであり、それらの乱立が野球chに巻き起こったことで大規模な制裁が課されたため、なんJの侵略の遠因ともなったともいえる。


スレの傾向

ほぼ様式で成り立っている。世界観や設定は野球chの定番ネタスレである大正義巨人軍スレが元となっている。

巨人小笠原スレを立てる者や常連は『カッスラー』と呼ばれる。
基本的にスレの>>1は「巨人小笠原に関するニュースをニュース系の板風に書く」という事が暗黙の了解となっており、>>2以降はそのニュースへ採点などを行う。ただし評価は>>2の書き込みに左右される事が多く、それ次第で高評価にも辛辣にもなる流れが特徴。
この仕様上、かつてはスレ立てした>>1は以降当該レスをしてはいけないというマナーがあり、これを破るとどんなクオリティのものでも総スカンとなった。

また、「巨人小笠原」はスレッド毎に死亡するが、「なお、明日の試合には間に合う模様。」と輪廻転生を繰り返す*2。一連の流れは、巨人の小笠原選手が試合中に途中交代しながら次の試合にはしっかり出場する様子が元ネタと思われる。
小笠原選手が故障などで長期離脱した際には「なお、まにあわんもよう」とレスされることも。

 

まとめwikiなどにある通り、傍目からみればマジキチとしか思えないほど不謹慎、下品かつ常軌を逸したセンスであるため、このスレを嫌う者も少なくない。実際、2009年には野球chの規制強化及びスレッド保持数削減などが行われたが、理由の一つに巨人小笠原スレの乱立が挙げられている。この規制後は野球chから離れ、なんでも実況J(なんJ)・プロ野球板(「○○な選手」のタイトルで立てられるスレッドで「小笠原禁止」と入れられることも)で単発のスレッドが立てられている。
また、2010年6月の野球ch復活の際に真っ先に立った定番ネタスレでもある。


評テンプレ

変態度  ☆☆☆☆☆
基地外度 ☆☆☆☆☆
不謹慎度 ☆☆☆☆☆
死亡度  ☆☆☆☆☆
通報度  ☆☆☆☆☆
小笠原度 ☆☆☆☆☆

※ランク付けは「★」で表す


総合

変態度:いかに変態的な内容であるかを表す。非常識的な嗜好であるほど評価が上がりやすい。
基地外度:変態度と似ているが別。こちらは人間の正常な思考からどれだけ逸脱した内容であるかを表す。
不謹慎度:>>1の人間の覚悟を表す度数。世間的なタブーをいかに侵すかが鍵。時事性が高いものが好まれる傾向にある。
死亡度:いかに壮絶な死を迎えたかを表す度数。巨人小笠原の死に様だけではなく、世間的、人間の存在的死亡、さらには>>1の人生の終了具合も評価されるため、必ずしも生物的な意味で死亡する必要があるわけでもない。
通報度:これも>>1の覚悟を表す度数である。不謹慎度とは異なり、内容が風説の流布で罰せられるレベルであるかを表す度数。
小笠原度:小笠原スレ評価員の持つ「巨人小笠原のイメージ」にいかに近づいているかを表す度数。

 

総合:単純に6つの指標の★数(最大30)が高ければ高くなるわけではない。
「全てを平均的にこなせる選手」よりも「打撃、守備どちらかに特化した選手」のほうが評価が高くなるのと同様です。

目安

SS 30
S 27-29
A 25-26
B 21-23
C 18-20
D 15-17
E 12-14
F 9-11
G 6-8
GG 5以下

近年では簡略化されて「334」、「9800」、「114514」、「810」などといったネタ数字を「その時の気分で」適当に組み合わせたり(3349800点など)、組み合わせた上で小数点を付けたり(1145.14点など)、論ずるに値しない内容のものについてはこれらのネタ数字にマイナスを付けて(-334点など)採点することが一般化しており、上記のような採点基準は廃れつつある。

登場人物

名前性格
巨人小笠原(カッス)このスレの主人公であり言わずと知れた畜生。あらゆる畜生行為を行い、最終的に死亡するケースが多い。
日ハム小笠原カッスとは対を成すぐう聖。カッスを死亡に導くことが多い。
原監督このスレを締める大正義巨人軍の監督。この人のコメントでカッスレの善し悪しが決まることも。
大松カッスと日ハム小笠原が同一人物であるかのような事を話し、カッスを死に追い込む事が多い。
落合2013年後半頃から現れたカッスの飼い主とされる人物。カッスに反撃されることも。
亀井自らの失敗をカッスに押し付ける事が多い大正義巨人軍所属の野手。
巨人丸カッスと同じく畜生。だいたい死亡する。
邪悪大仏澤村筋トレが趣味。カッスを非道な手段で処刑する。
立浪893キャラ。スレ内ではカッスを射殺する冷酷な人物。
長嶋大正義巨人軍の名誉監督。カッスレ内では既に亡くなっている事が多い。
ナベツネ大正義巨人軍の責任者。自らを非難したものを抹消する独裁者。
二岡カッスの協力者だが時に裏切る事もある。
涌井カッスの挑発に対してキレて、頭部死球を食らわせ殺害する人物。

晩年

元ネタの小笠原選手は2010年オフに巨人と2年8.6億円という契約を結んだ。
これにより、カッスレでは巨人小笠原が「俺の年俸は4億3000万」と年俸自慢をするキャラクターが定着。さらに4億3000万という数字も「334」「9800」などと同じように使われるようになっていった。
ところが2011年に統一球導入で成績を大きく落としてからは暗転、2012年は怪我なども重なった結果「.152、0本、4打点」と絶不調に陥る。それと連動するようになんJにおいてもカッスレの勢いが大きく影を潜めてしまうが、それでも一部のカッスラーが細々とスレを立て続けていった。

2013年オフには再度のFA行使(事実上の戦力外通告)*3で中日へ移籍。以後は「中日小笠原」「味噌カッツ」と呼称されるようになるも、なんJでは変わらず「巨人小笠原スレ」が立ち続け、2015年の引退・中日二軍監督への就任後も慣例として継続されていた。この為、「巨人小笠原中日二軍監督内野手」というパラドックスを起こしたような呼称が誕生することになった。

2019年オフに中日を退団した小笠原は、なんと古巣日本ハムにコーチとして復帰。多くのなんJ民が何かを思い出し頭痛に苛まれたという。

なお、2021年オフに日本ハムを退団し二軍打撃コーチとして巨人に復帰すると、現役時代同様に髭を剃って選手の前に現れ、「(巨人時代を)思い出しました」「まーたお薬を打たれたのか」とカッスレの再燃を予感させている。

派生系

関連項目

外部リンク


*1 しかし引退前の時期にはスレ自体が立てられなくなっていた。
*2 例外あり。
*3 戦力外通告による小笠原のイメージ悪化を懸念した球団の配慮でFA行使となったとも言われている。
*4 ただ、現時点では清原のキッヨレは確認されていない