巨人ファンの蔑称。
なんJ民ではフェニキが代表として挙げられる。
概要
巨人はNPBで最も古い1934年に創立され米国遠征を行った大日本野球倶楽部を母体とする最古参であるばかりでなく、川上哲治監督時代に9年連続日本一(V9)を達成し、長嶋茂雄の人気で大きくファンを増やす所謂「スターシステム」を成功させてお茶の間での市民権を獲得するなどNPBを牽引しつづけてきた球団といえる。
他方FA乱獲、湯口事件や江川事件、最近でも賭博問題や中田騒動*1などトラブルも多く、後述の巨人ファンを公言する一部芸能人の問題発言で顰蹙を買うなど悪名高い一面もある。
インターネットが普及する前から巨人という球団に対する蔑称としてネガティブな漢字の当て字による「虚人*2」や「虚塵*3」が広く使われていた。
これらはファンではなく球団に対する蔑称であったが、その後「虚人オタク」あるいは「虚塵オタク」を略した「虚オタ(虚ヲタ)」がファンに対する蔑称として考案され、2ちゃんねる時代の野球民でも当初はこれが使われていた。
しかし、なんJ大移動や2008年の阪神タイガース歴史的V逸を経た頃から阪神ファンに対する蔑称である「珍カス」に対抗する形で「虚カス」という蔑称が使われるようになったとされている。
なお、巨人の負けが込むと「虚弱」という単語が使われることがあるが、「虚弱体質」などにみられる「虚弱」という熟語と「虚人(虚塵)が弱い」という事実を掛けたものである*4。
巨人ファンの著名人
最大手だけに数が多いため、ここでは特に有名なエピソードを持つ人物のみ取り挙げる。
- テリー伊藤(構成作家、タレント)
2013年日本シリーズで対戦した東北楽天ゴールデンイーグルスに対し、自身の出演していた『スッキリ』(日本テレビ系)の生放送で「マー君はもう日本で見れない、巨人が3連勝するから」「内海相手に辛島とか舐めてますよ」と実際に発言。結果的には楽天が球団史上初の日本一となりフラグ回収に見事成功した。