MHPに登場するトレジャーの一つ。
概要
- メタペ湿密林に生息するタガメの一種。
タキシードを彷彿とさせる独特な模様が特徴。
陸上でも難無く活動することが可能で、密林の奥地でも見つかる場合がある。
- ジャングルに生息する虫系トレジャー。
タガメは水棲の昆虫だが、このタキシードタガメは陸上でも自由自在らしいので、
水辺が近くに無いエリア1やエリア2、エリア5などでも普通に入手できる。
むしろ大河が流れているエリア3やエリア7、水浸しの洞窟エリアでは
水中に隠れてしまっているのかまったく採れない。
このタガメを探すのであれば、あえて水辺に近付かないのがコツである。
- 入手できる採取ポイントは多く、入手確率も比較的高め。
ジャングルでトレジャーハンティングに興じれば、おそらく1匹はポーチに入ってくるだろう。
その分ポイントは低めだが、数が揃えば決してばかにならない。
- レアトレジャーである長者クモの巣を求めてエリア6のクモの巣を漁っていると、
たまにこのタキシードタガメが入手できる場合がある。
間違いなく捕らえられた哀れな獲物だが、まだトレジャーとしての価値は失われていないので、
そのまま持ち去ってしまえる。
ちなみにこのクモの巣には地主ミミズが捕まっていることもある。
余談
- 基本的にタガメは水棲の昆虫だが、陸上で採集されること自体は決して不思議な話ではない。
そもそもタガメは鰓などを持っているわけではないので、大気中でも行動することは可能であり、
繁殖期になると羽を用いて交配相手を探して空を飛び回ったりするし、
冬場は水没しない草の裏や石の下に隠れて越冬したりする生態を持っている。
ただ、やはり通常は水中で生活を送る生き物なので、滅多に地上に姿を見せることが無いだけなのである。
因みにその呼吸は腹部の先端(人間で言えば尻の辺り)にある呼吸管を
逆立ちするようにしながら定期的に水上に出して行われる。
- アジア諸国などではタガメは食材として取引されている地域も多い。
日本でもかつては佃煮にして食べられていた地域もある。
また、中国では漢方薬の原料としても知られている。
タキシードタガメについての詳しい用途などは説明文からは読み取れないが、
虫を食することにそれほど抵抗感の無いMH世界なら、
現実世界と同様に食材や漢方薬の原料として使われていても何らおかしくはないだろう。
- 名前の元ネタはやや明確ではないが、
恐らく名前の響き的に「美少女戦士セーラームーン」のタキシード仮面であろう。
但しそれっぽい要素があまりないので、本当に名前だけ借りたのかもしれない。
- このトレジャーの登場で、モンハン世界にもタキシードと言うものがあることが判明した。
今となっては各種礼服に近い見た目の衣服もあることはとっくに明らかではあるが、
シリーズ最初期の作品であるMHPの時点ではかなり斬新であり、
当時は時折「何でタキシードなんてあるんだよ」などと突っ込まれることもあったという。