モンスター/ロアルドロス

Last-modified: 2024-01-26 (金) 18:49:09
種族
海竜種(海竜目 海竜亜目 綿毛竜下目 ロアル科)
別名
水獣(すいじゅう)
異名
地を這う水流
英語表記
Royal Ludroth
危険度
MH3・MHP3・MH3G・MHX・MHXX・MHRise・MHR:S:★3
登場作品
MH3, MHP3, MH3G, MHX, MHXX, MHRise, MHR:S, MHXR, MHST, MHST2, MH-R
狩猟地
孤島, 水没林, モガの森, 渓流, 遺群嶺, 溶岩洞, 密林, 獄泉郷

目次

生態・特徴

水の豊富な地に生息する海竜種の大型モンスター。
大型化したルドロスの雄個体で、ハンターズギルドからは《水獣》とも呼ばれる。
また、一部のハンターからは「地を這う水流」とも呼ばれている。
淡水でも海水でも問題なく活動でき、比較的深みがある水辺を好む。
10頭以上の雌のルドロスを従えたハーレムを形成し、群れの長として君臨している。
後頭部から後脚の付根まで広がるスポンジ状の黄色い鬣が特徴。
これは保湿能力に長けた鱗が変質した物で、毛髪のような繊維が死んだ細胞でできている。
更に網目状の構造をしているため、大量の水分を蓄積することが可能。
ルドロス種は乾燥にとても弱く、水分が減ると疲労が蓄積しやすくなるため陸上生活は好まない。
しかし、ロアルドロスはこの鬣に溜めた水によって、長時間の陸上での行動が可能になっている。
繁殖期のルドロスは生活の場を陸上に移し、雌は卵を砂の中に数個産む。
その間、雄は鬣に蓄えた水分を散布して雌の水分補給を行う。
頭部にはトサカのような角が5本生えており、威嚇のために仕切りに動く。
縄張りや群れを争うため、雄同士は頻繁にぶつかり合う。
そのため一個体のロアルドロスが長期間同じ群れに留まることは少ない。
とりわけ長い期間ボスとして君臨しているロアルドロスのハーレムは特大規模である。
肉好きな傾向の強い雑食性。藻類等も食べるが、余程空腹な時以外は好んで食べない。
大きな身体のため小回りが利きにくく、魚を取るのは苦手らしい。
硬く発達した歯を持ち、水中では主に甲殻類を噛み砕いて捕食していると思われる。
群れが集まるとエピオスを襲うこともあり、ロアルドロスは単独でケルビやアプトノスを狙うこともある。
また、死肉でも気にせず食べるため、無暗に水辺で水音を立てていると、
大型モンスターや人間が狩りを行っていると思ったルドロスの群れが現れる場合がある。
力の強いロアルドロスは時にその獲物を奪うこともあるため危険である。
幼体は浅瀬に生息するゴカイや小さな甲殻類を食べる。
獲物の狩猟や外敵との戦闘においては、鬣に蓄えられた大量の水を武器として利用する。
自らの身体を地面に叩き付けて周囲を水浸しにしたり、
体表から水を吸収して粘液を作り出し、それをブレスとして吐き出して攻撃を仕掛ける。
水棲のモンスターにしては比較的陸上でも動きが良く、
発達した爪でしっかりと地面を捉え、這いずるように、しかしなかなか素早い突進を行う。
他の海竜種のような強固な甲殻は持たず、防御力においてはやや劣るものの、
その分体の動きを阻害するものがないため、体全体を大きく転がらせる非常に柔軟な動きを得意とする。
また、狂走エキスと呼ばれる特殊な体液を保有しており、その影響によって驚異的な持久力を有する。
ただし、陸上での戦闘は大量の水を消費しながら戦うため、鬣から水分がどんどん抜けてしまう。
前述の通りルドロス種は乾燥に弱く、一定量以上の水分が鬣から失われると疲労が溜まりやすくなる。
そのため、陸上で長時間に渡って戦闘を続けていると、
次第に疲労の回復が間に合わなくなり、水を利用した攻撃もうまくいかなくなってしまうこともある。
鬣が萎んでくると、滝に打たれたり水中に飛び込んだりして水分を補給しようとする。
なお、上記の心配をする必要がない水中では、
疲労の色を見せることなく積極的に攻撃を仕掛けてくるため、より危険である。
水辺や水中なら従えているルドロスも問題なく動けるため、
群れ一つを纏めて相手にしなければならないという場合もあり得る。
保水性に長けた鱗や海綿質の外皮は硬度はあまりないものの、弾力性と柔軟性に富んでおり、
武具の素材としても充分に利用価値があり、加工の仕方にもよるが純粋な鉄製の装備よりも余程優秀。
また、その保水性を利用した武器は叩き付けると同時に高圧力の水を噴射し、
獲物により深い傷を与えつつ、返り血をそのまま洗い流して切れ味を保つ。
更に水棲の大型モンスターというだけあり、一部の素材は船舶の補強材などとしても利用される。
それ以外にも各素材には様々な用途があることで知られ、取引されている。
その素材を確保するために狩猟の依頼が提示されることも多い。
余談だが、とある地方の上流階級の人々の間でロアルドロスをペットとして飼うことが流行したことがあり、
一時期はハンターズギルドにその地方の領主の関係者から捕獲依頼が提示されるほどの人気を博したらしい。

概要

  • コロコロ転がって攻撃したりゲリョスのようなブレス吐きまくりパニック走りを繰り出す。
    防具によっては吐き出すブレスで水属性やられが発生、スタミナの回復が遅くなる上に
    更にブレスの威力が増すので注意。
    • 攻撃モーションを引き継いだだけでなく、ゲリョスと同様狂走エキスが取れる。
      MH3系列の作品ではゲリョスがリストラされているため、その穴埋めであろう。
  • 全身海綿体であり、顔面部のタテガミは水分を保つことができるが、乾き出すといそいそと水の中に戻る。
    初見時は結構インパクトがあるのだがこの特徴的なタテガミのお陰で、
    「バナナ」やら「ポンデライ○ン」やら「スポンジボ○」等のあだ名をつけられている。
    • ちなみにそのタテガミを破壊すると中が見えるのだが、その色は白い……
      というか皮を剥いたバナナ。
      更に表層の黄色い部分はそこそこ薄く、その下に白い層が見えるのは、輪切りにしたバナナのよう。
      外見も中身もバナナだったりする。
    • モンでき。で行われた「読者が使っている略称アンケート」では、
      何と「バナナ」と「ポ○デ」を合わせると全体の約半数を占めるという調査結果が出た(3G当時)。
      また、「ポ○デ」に至っては、回答した多くのハンターが
      仲間内だけでしか通用しない内輪ネタだと思っていたらしい。ぶっちゃけ一大勢力です。
  • スタミナが減ると、水分を失ったタテガミは縮んでいき、限界に近づくと水分補給のために水に飛び込む。
    水中にいる間はスタミナの減少が遅くなり、疲労状態になっても地上より早く回復する。
    攻撃のバリエーションも変化し、サイドロールで側面に素早く回り込む等、一見すると地上よりスキが小さくなる。
    しかし、噛みつき尻尾振り上げ、突進にブレスと振り向き噛みを除き正面にしか攻撃できなくなり、
    サイドロールも見てから前に回避すれば続く突進に対しても安全で、
    その突進後のスキも非常に大きい等、弱体化している面も多い。
    また、警戒が解けている時には特定の場所で身体を丸めて休息することがある。
    この時は休眠中の倍の速度で体力とスタミナが回復していくのでわざと視界に入って戦闘態勢に戻そう。
    厄介な点が増えるが、それでもチャナガブルラギアクルスに比べれば楽に戦える相手である。
    再び陸に上がる時は勢いをつけてロケットのように飛んでくる。
  • 上記の通り水の中に飛び込んで水分補給を行うことによってスタミナ回復をするため、
    MH3に出現する古龍種を除いた大型モンスターの中では唯一、捕食や食事行動を行わない。
    設定上は雑食性だが罠肉等には見向きもしない。
    • MHP3では水中戦が大人の都合により省かれたため、滝に打たれて水分補給を行なうようになった。
  • ロアルドロスの水中でのモーションは、後に戦うことになるチャナガブル、ラギアクルス、
    ナバルデウス(亜種含む)などと共通したものが多い。
    というより、水中戦は終盤以降の必修科目になってくるので、
    ロアルドロスを相手に少しでも慣れておくといい。そのため、水中戦の先生との声も。
    • MHP3では水中戦が削除されてしまったため、先生の地位から失墜しかけたが、MH3Gでは水中戦が復活。
      ロアルドロス先生は再びハンターたちに水中戦を教える重要な役割を果たすこととなったのである。
  • タックルには2種類あり、頭を持ち上げた後、左右どちらかにゴロリと転がるもの
    その場で体を横に向けて一気に突っ込んでくるタイプが存在する。
    前者は出こそ遅いものの、横を取って調子に乗っていると気づいたら避けられない状態、なんてことも。
    また使用頻度も高いので、いつでも離脱できる様にしたいところ。
    後者は使用頻度こそ少な目だが、発生・射程・威力に優れた大技(MHP3とMH3Gの亜種は出が遅い)。
    但し隙が非常に大きいため、大剣とハンマーにとっては溜め時間的に非常に美味しい技でもある。
    それぞれ、他の海竜種が地上戦で使うタックルと似たモーションを持っており、前者はチャナガブル
    後者はアグナコトルラギアクルスが使用するものに近い。
    水中戦の先生というイメージが強いが、地上戦でも他の海竜種の練習に打ってつけなのである。
    • なお、前者の行動は尻尾の辺りが安地なので予備動作を確認したら尻尾の下に移動するのも有効。
      しかし、腕を挙げずに後ろを振り向き尻尾を上げる動作の後は尻尾を振って攻撃してくるので注意。
      余談だが、この際おもいっきり頭が海綿体にめり込んでいる。
  • 東京ゲームショウ2010では他の旧モンスターを差し置いてMHP3の試遊台で討伐される運びとなった。
    さらに、MHP3の体験版でも、初心者用のクエストとしてロアルドロスの討伐クエストが実装されている
    ロアルドロス始まったな!
  • MH3GではG級になると、それまで緑ゲージで問題なく斬れた前脚が青でも弾かれる事態に遭う。
    これはG級のクエスト補正でなく肉質その物がG級個体限定で堅くなっているようであり、
    特に斬撃肉質の変化が顕著。
    G級のアオアシラにも似た現象が起こっているが、
    「G級の肩ならしに比較的弱いこいつらと戦うかー」
    …と思って挑んだ★6なりたてのハンターに対する初見殺しのような機能があると思われる。
    ちなみに亜種も同様である。

MHX(X)

  • 4シリーズでは登場を逃したロアルドロスだが、MHXにて久々の復活
    今作では亜種がオミットされているため、通常種のみの参戦である。
    • 正式に登場が判明したのはPV第2弾であったものの、PV出演より少し前にルドロスの復活が報じられており、
      同種の雄であるロアルドロスも参戦すると考えていたプレイヤーは多かったらしい。
      こいつらのような状況になる可能性もあったわけだが…
  • 本作では同じく狂走エキスの入手できるゲリョスも続投しており、
    遂に新旧狂走エキスコンビの共演が実現することとなった。
    また、水中戦のない今作でも、アグナコトルやラギアクルス、タマミツネなどといった
    同じような骨格の強大な海竜種が多数存在しており、
    陸上でも他の海竜種と共通したモーションが多かったロアルドロスは、
    今作ではさながら海竜種戦の先生ポジションと言ったところである。
    • ちなみに、MHXでは飛竜種戦の先生イャンクックも続投しており、此方も共演を果たしている。
    • 役回りで言えば後輩と言えるケチャワチャとも初共演(ただしあちらの登場は上位から)。
      因みに彼らに遭遇して似た体験をした人物も存在している*1
  • 時代経過の影響か、亜種が先んじて姿を見せていた渓流にもルドロス共々出現するようになった。
    亜種同様、基本的には水が豊富なエリア6、7、8を歩いて行き来するので*2
    飛竜種のようにエリアを跨いで追走する必要はない。
    なお、疲労時にはエリア6の滝に打たれてスタミナを回復するのではなく、
    エリア8の洞窟にある死骸を貪ってスタミナを回復する。
  • 今作では肉質にいくらか変更が入った。
    以前より軟らかくなった部位もあれば硬化した部位もあったりとまちまち。
    弾肉質は頭のみ痛撃が乗るようになったため、
    物理弾などで挑むならスポンジタテガミに当たらないよう照準をしっかりと合わせよう。
  • MHXXではG級行動としてボディプレス時の水しぶきが大幅強化。
    目に見えて範囲が広くなり尻尾付近にいても当たるほど。
    威力も増大しダメージリアクションも吹き飛ばしに変化している。
    その他にも上位までは怒り時限定であった強タックルを通常時からかなりの頻度で使用したり、
    後ろへの這いずりから間髪入れず他の行動につなげてくるなど各種行動が全般的に強化。
    突進のノーモーション化が侮れない先生ともどもG級の脅威を熱血指導している。
    • 滑り込みを行うMHP3時代のモーションが復活しており、エリア移動のためにこれを使うことがある。
      当たり判定が予備動作の始めから入っており、
      近づいていると躍動感のない動きにもかかわらず急に吹っ飛ばされることも。一体どういうことだ
      幸いダメージはほとんどない。
  • 獰猛化個体の場合、頭、左右前脚、尻尾と忙しなく黒いオーラの部位が入れ替わるが
    攻撃の一つ一つが大振りで、大抵の攻撃には地味に「溜め」が入るため
    黒オーラの有無に関わらず全ての攻撃に当たらない様にするだけで充分に対処は可能。
    逆に一撃でも喰らうと、二つ名も斯くやの威力で体力をごっそり削って来るパワーファイターと言える。
    しかし突進のホーミング性能、絶妙に隙を埋める小技、水弾の狙いの正確性など通常種とほぼ変わらない。
    図体の大きさに見合うだけの体力+獰猛化による増強補正で戦闘自体は長引くものの、
    怒り状態でも理不尽にターボ化する事は無いので、
    獰猛化個体の中ではイャンクックに匹敵する低難度で(比較的)倒しやすい部類である。
    規格外の大幅体力を効率良く削る立ち回りの研究相手として手合わせ練習を繰り返すも良し、
    獰猛化個体の威圧感に気圧されぬ様、通常種と同じ気構えで冷静に挑む胆力を修業する段には
    此処でも打って付けの先生役と言えよう。
    素材集めでは無く「獰猛化と言うシステムに慣れる」と言う目的での連戦も、分の悪い話では無い。
    • 攻撃そのものよりも厄介なのは何の変哲も無いただの移動に攻撃判定とダメージが付いている事だろうか。
      通常はこれに当たると尻もちを付く。
      つまりアーマーがある攻撃であれば攻撃を中断されずに殴れるのだが、逆にこれが問題となる。
      獰猛化個体の攻撃力ともなると、このダメージが無視できない痛さとなる。
      今作海竜種や獣竜種等の縦長モンスターは皆そうなのだが、
      やたらと移動と軸を併せ直す動作を繰り返してくる事が多いため、
      アーマーを持つ行動中にコレをやられると、
      移動の削りダメージだけで体力を半分持って行かれるという訳の分からない被害を受ける。
      怒りモーション中のイャンクックやイャンガルルガ等で似たような経験をした人も居るだろう。
      前述の通り一発が重いため、こまめに回復しておきたい。
    • 又、イベント配信にて水上闘技場でのマンツーマンの補習授業も執り行われている。
      こちらでは「獰猛化クエストであろうとも、取り巻きは平気で邪魔して来る」と言う
      シビアなシステムについて、大量の若手を引き連れて先生直々に実践指導してくれる。
      雑魚のちょっかいに引っ掛かって獰猛化の大技を喰らう恐怖、
      その対策(雑魚に振り回されない立ち回り)など先生からみっちり個別指導してもらおう。

MHRise

川瀬 夜降ち 妖し水音 うかつに往くこと まかりならん
瀑布の先には 濡れすがた 黄襟まとう 非情の牙なり
  • 第二弾PVにて復活が確定。
    同じ3系統モンスターのドスフロギィと共に、筆文字の名前を掲げて堂々登場した。
    本作ではロアルドロスの居城たる水没林も復活しており、当然ながら本種も出現する。
    • このロアルドロスの登場により、前作ではリストラされていた海竜種の本作参戦が確定した*3
      ただし本作ではラギア骨格の大型海竜は彼しかおらず、
      他の三種は全員機動に長けたタマミツネ骨格である。
      ウロコトルが居るのにアグナコトルが参戦していないし、
      水没林が復活したのに水没林の顔ともいえるチャナガブルも未参戦な為、
      同期の海竜は小型モンスターを除くと誰も参戦していない。
    • その上、今作の水没林はかなりの激戦区。
      今作に登場する大型海竜種は全員登場する上、
      ビシュテンゴやジュラトドス、トビカガチと言った新顔から
      ジンオウガやラージャンと言った強豪まで姿を見せる。
      がんばれ、ロアルドロス。
    • ところで、ロアルドロスといえば「比較的序盤に登場する危険度の低い大型モンスター」のイメージが強いが、
      本作の彼はフルフルより危険度が高く、ボルボロスやバサルモスと同格である。
      一体彼に何があったのか…。
  • グラフィックの向上により、タテガミの質感が「スポンジらしさ」を増しており、
    公式の立ち絵では乾いて非常に柔らかそうな質感に描写されている。
    ゲーム中では水辺にいるとタテガミが湿って色が濃くなり光を弾くようになったり、
    逆に疲労時には大きく萎んで色褪せるようになるなど、
    水分の有無が非常に分かりやすくなっている。
    また、首のタテガミのみでなく腰や尻尾あたりまで
    スポンジ質の皮膚が伸びている事がはっきりわかるようになった。
    • また、生態行動として従来の様に滝に打たれる行動と、
      逆に岩壁にスポンジを押しつけて水分を抜く行動が見られる様になった。
      こうして水を補給したり減らしたりして適切な水分量に調節しているのだろう。
  • 基本的なモーション自体は過去作とほぼ変わりはないが、
    水ブレスがその場に滞留するのではなく、着弾から少し滑って消失するという形になっている。
    トラップとしての機能はなくなったが、着弾地点から少し後退するという程度の避け方では当たってしまうので注意。
    • 水場で戦うと攻撃性能が向上するため注意。
      具体的には押しつぶしに水属性の飛沫が追加され範囲が拡大*4
      水ブレスが地面の水と融合してちょっとした津波のように押し寄せる、
      後述のすくい上げに水柱が立ち上るなどの変化がある。
      ただし水ブレス以外はたてがみの保水力による影響が大きいらしく
      たてがみを部位破壊しておけば水場であってもそれらの強化は発生しなくなる。
      水場限定ではあるものの、これらの強化が彼の危険度を見直すきっかけとなっているかもしれない。
    • タックルの溜めがMHP3仕様の遅いものになっていたり、
      パニック走りの折り返し点が以前のような一定距離ではなく
      ハンターの位置依存になったりと細かいマイナーチェンジが多い。
  • 前回出演のMHXXと比べると行動のスピードがやや遅くなっている。
    特に怒り時が顕著で、タックル攻撃などは(ハンターの機動力UPも相まって)だいぶ避けやすくなった。
    過去作経験者ならあっさり狩れてしまうことだろう。
  • タテガミを震わせてからハンターをすくい上げるように打ち据える攻撃が追加されており、
    これに被弾すると大きく打ち上げられてしまう。
    また、ここから更にサイドロールへ繋げて追撃してくることもあるが、
    そのまま起き上がらないでいる限りは食らうことはない。
    もちろん、事前に翔蟲受け身で離脱してもよい。
  • 今作ではなんと火山地帯である溶岩洞にも出現するため、面食らった古参ハンターも多いだろう。
    実際の溶岩洞は溶岩のある火山エリアと冷水の流れる地下洞エリアに分かれており、
    ロアルドロスの活動範囲は水に浸された洞窟エリアなので見た目の違和感は少ない。
    彼自身が地下洞エリアを出ようとすることはないが、操竜で火山エリアまで運ぶことは出来るため
    世にも珍しい溶岩地帯を闊歩する水獣を目にする事が可能である。
    せっかく鬣に貯めた水分は根こそぎ蒸発してしまうだろうが
    • 逆に水場も豊富で滝も多く存在する大社跡には登場しない。
      孤島や渓流と似たような環境の様に見えるが何がダメだったのだろうか?
  • 今作にはゲリョスが登場しないため、再び狩猟での狂走エキス入手は彼かディアブロスに頼るしかない。
    オトモ隠密隊でも手に入れる事が出来るが、
    やはり一度に沢山求めるならば交易船でカムラポイントと交換した方が効率がいいだろう。
    ただし狂走エキスがラインナップに並ぶかどうかはランダム。
    物語終盤でポイントが有り余ってるならともかくストーリーを進める段階では少々割高な値段になってしまう。
    よって中盤あたりまでは連戦で手に入れる方が良いだろうが、
    他に目的が無い限り大半のハンターはディアブロスよりもロアルドロスを選択するため、
    強走薬が入り用なハンターは彼にお世話になる事が多くなるだろう。
  • MHRiseでは妖怪がひとつのモチーフとなっている。
    公式設定資料集によれば、現地の住民がロアルドロスの事を
    「下半身が蛇の濡れた髪の女性」に見間違えたという怪談が残っているとされるが、
    これはまさしく日本の妖怪である「濡れ女」の事を指していると思われる。
    名前の由来はずばり髪が濡れている事に由来するので、
    常にスポンジを湿らせる習性のあるロアルドロスにはぴったりだろう。
    ルドロスもモチーフが同じ?生物学的には同種だから問題ない
    • また、今作でもロアルドロスを40頭狩猟で解放される称号は「セイレーン」である。
      セイレーンは人魚竜の担当が相応しそうだが、そこは変えなかったようだ……
      50頭狩猟では「水獅」という称号が手に入るが、こちらは水の獅子(ライオン)を表す言葉だろう。
      大きな王者のタテガミを生やすロアルドロスにピッタリである。
      • ところでこの「水獅」、英語で近いニュアンスの単語にSea Lionがある。
        聞き覚えがある人もいるだろうが、この単語が意味するところはアシカ
        アシカもハーレムによる一夫多妻社会を作ることから、
        もしかするとロアルドロスと重ねられているのかもしれない。

操竜

  • 操竜時は足が遅いが攻撃性能は悪くない。
    特に、強攻撃2種の出が早いので安定したダメージが稼げる。
    水やられを付与できるので、敵モンスターの防御力を落とせる優秀な子。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は2連噛みつき。
      タマミツネなどと同じ攻撃だが、出が遅く前進距離も短い残念性能。
      ちょっとした隙に1発入れたくてもこいつを使ってはいけない。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は水ブレス。
      かなり長距離まで飛んでいく、動きの遅いロアルドロスにはありがたい遠距離攻撃。
      敵の飛行をつぶす時だけでなく、水やられにしたい時にも使える。
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は飛びかかり攻撃。
      射程の長い高威力な接近攻撃。敵と距離がある時に使える優秀な技。
      後述ののしかかりと威力は同じなので、慣れたらそちらも使っていこう。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)はスポンジのしかかり。
      大攻撃の割りに出が早いので、回避で接近→のしかかり→回避で接近→のしかかり……
      を繰り返すだけでいいダメージが出る。
      前述の飛びかかりよりも射程が短いぶん隙が小さいので、連発しやすい。
    • 操竜大技(X+A)は水ブレスを吐き散らしながらの突進攻撃。
      これで水やられを誘発できるので、大技を当てるなら水ブレスを当てる必要はない。
      最後は敵に横転がりタックルをかましてから逃げていく。

MHR:S

  • マスターランクでは最序盤の★1から登場。復活フィールドである密林にも出現する。
  • MRでは主に行動スピードの高速化が目立つ。
    特に滑り込み突進やパニック走りの速度は目に見えて上がっている他、
    跳びかかりも予備動作なく歩行モーションからスムーズに繰り出すようになっている。
    上位までは行動速度が抑えられていた分、MRでは機敏な動きに振り回されがち。
    • またボディプレスが2連続になったり、上記の打ち上げコンボは1段目がヒットしなかった場合も
      確定で追撃へ派生するなど、行動パターンにも微妙な変化が加えられている。
  • 傀異クエストではEX★2で登場。傀異化素材は「傀異化した竜骨」。
    特徴として脚に発生した傀異核は「前脚・後脚」が左右それぞれでセットになっている。
    他の四足歩行型モンスターでは後脚は左右セット、前脚は左右別というモンスターが多いため珍しい設定である。
    とはいえ脚の肉質はやや硬めで、サイズも小さめで狙いにくい。
    脚怯みではダウンも取れるので狙う価値がないと言うほどではないが、
    弱点である頭部やタテガミを狙うチャンスがあればそっちを攻撃した方が良いかもしれない。
    • また上述の通り素早い動きでかなりアクティブに動き回るので、
      機動力の低い武器では十分に攻撃できず傀異バーストされがち。
      特にマルチでは、標的がコロコロ変わることや遠距離から狙うガンナーにヘイトが向いた時等で顕著だろう。
      攻撃を当てられさえすれば肉質も火耐性も低いので、猟具生物などの拘束手段も用いるのがベターか。

派生作品

MHST

  • 亜種や取り巻きのルドロスともどもストーリーズの舞台にも見事に参戦。オトモンにも加えられる。
    主にモンソーネ平原の海岸部に生息しており、ストーリー中にも強制戦闘がある。
    出現パターンは海の中を泳いでいる時と砂浜を歩いている時、そして難破船の近くで寝ている時の3つあり、
    そのうち寝ている時は確実に先制攻撃が取れるチャンスである。
    麻痺した状態で討伐すると帰巣しやすいため、タマゴが欲しいときは使用する武器やオトモンの技に注意。
  • 基本的にはパワータイプだが、時折水びたしや圧水ブレスによる特技封じ状態を狙ってくる。
    こちらは最初のうちはスピード攻撃を中心に攻めれば大丈夫だが、
    水びたしを使った次のターンは必ずテクニック攻撃を1回挟む、という特徴がある。
    本作に登場する野生モンスターは多くの場合、行動内容には大まかなパターンが用意されているため、
    このロアルドロスである程度慣れておくと今後の冒険に活かしやすくなるだろう。
    また、順当に冒険を進めていれば、初めて大々的に水属性攻撃を使うモンスターでもある。
    圧水ブレスは地味に痛いため、装備やオトモンの水耐性にも少し気を遣った方がいいかもしれない。
  • ルドロスと一緒に登場することも多い。
    彼らも特技封じを誘発する水びたしを多用してくるため、場合によっては特技の使用はあきらめた方がいいかもしれない。
    ちなみにロアルドロスを先に倒すと、残ったルドロス達はとんずらを使って逃げ出すというルーチンを持つ。

オトモン

  • オトモンと言う観点から見ても、多くの場合初の水属性の使い手になる。
    パワー攻撃がメインだがたまにテクニックも使うという形であり、
    野生の時に使ってきていた水びたしや圧水ブレスは引き続き使用可能。
    また、レベルを上げることで「全力タックル」と言う高威力のパワー技も覚えることができる。
    • 水びたしに関しては固有遺伝子技のため、他のオトモンに伝承させることもできる。
      高確率で特技封じ状態にするだけでなく、雷耐性を下げることもできるため、
      雷属性攻撃に特化させたオトモンに伝承させると便利だろう。
  • MHSTにおいては生粋の水属性の使い手といえるオトモンが他の属性と比べて少ないため、
    独特の立ち位置を築けていると言えるかもしれない。
    しかし同時期に加えられる水の使い手、ボルボロスがなかなか優秀なため、そちらと比べるとやや厳しいか。
    あちらも特技封じが得意な上に守りに向いた能力のため、扱いやすさではどうしても劣ってしまう。
    攻撃力ではこちらの方が上で専用技の圧水ブレスがデメリットなしで使える最強の水属性攻撃の1つである*5ため、
    より水属性に特化させるような育成をさせたいところ。
  • ライドアクションは水上移動魚探知
    水上移動を使わないと行けない場所も結構多いため、一軍運用するかどうかはともかくとして、
    とりあえずパーティに加えるだけでも冒険の手助けにはなるはずだ。
    一方の魚探知は残念ながら使いどころはあまりないが…。
  • 絆技はムーンサルトシャボン
    体を覆う海綿質の皮に極限まで水を溜めこみ、それを相手1体に対し強烈なシャワーとして浴びせかける技。
    3ターンの間、当たった相手の攻撃力をダウンさせる効果がある。
  • 当たり前だがオトモンである以上、本作の灼熱地帯であるドヴァン火山であろうと平気で連れ回せる。
    つまり、実はRiseに先んじて火山地帯を闊歩するロアルドロスという光景は本作でも実現可能だった。

MHST2

  • 体験版の時点では戦闘する機会もオトモンとして迎え入れる事もできないが、
    NPCとしてマハナ村の浜辺に寝そべっている個体が見られる。
    主人公が接近しても特に反応を見せたりはしないが、大型モンスターが背景の一部として静かに佇む様子は、
    ここがライダーの村であるという事実を強く印象付けるのに一役買っていると言えるだろう。
    物語後半において
    • 物語後半で空が闇に包まれた状態のマハナ村では目の前の子供を見守るかのように起きている。
      その後、異変が解決するとまた寝てしまう。
  • 本格的に登場するのはルトゥ村の周辺であるアルカラ大陸。
    湖の周辺にルドロスと共に出現し、オトモンにする事も可能。
    戦闘では通常時はパワーを、怒り時はテクニックを繰り出してくる。
    ちなみに斬タイプ武器で腹部を破壊すると帰巣しやすくなる。

オトモン

  • 前作同様「水上移動」が使えるので、戦闘で出さずとも水上移動要員としてメンバーに加える人も多い。
    前作ではこいつのせいで戦闘要員としても水上移動要員としても使われるか微妙な所だったが、
    水属性使いも水上移動要員もしばらくはロアルドロスしかいない今作ではメンバー入りする機会が増えるだろう。
    一方で釣りが無くなった為か、魚探知は使えなくなった。
  • アクティブスキルは水びたし遺伝子【小】の「ウォーターハザード」、
    水ブレス遺伝子【小】の「アクアショット」、そして全力遺伝子【大】の「マックスローリング」を持つ。
    • ウォーターハザードはパワー攻撃で単体に水属性小ダメージを与え、
      高確率で雷防御力と素早さをダウンさせる
    • アクアショットは追加効果のないパワータイプの水属性攻撃小ダメージ。
    • マックスローリングはテクニックタイプの水属性攻撃中ダメージ。
      絆消費が10の割には威力が若干高いが、代わりに反動で自身にもダメージが入る。
      これはケチャワチャにも言えることだが、水属性では超貴重なクリティカルが発生する特技であり、
      これ以外でクリティカルが出るものは存在しない
      ただし当然ながらダンサーとの両立はできないため、
      今日もどこかで会心率を捨てるか、ダンサーを捨てるかで悩まれているとか…。
  • マックスローリングに限らず、本作の「マックス○○」系特技は
    ダブルアクションが発生すればダメージ倍率はそのままに反動は無視される。
    ただし、指示を出さない限り使用しない。
  • 前作では自力で3すくみの特技を覚えなかったが、本作では自力でパワーとテクニックの特技を覚える。
    スピード攻撃が欲しい場合は、ボルボロスが持つ「マッドスプラッシュ」辺りを継承すると良いだろう。
  • 絆技は「ムーンサルトシャボン」。特に変更点はない。
  • これは前作の亜種ともども一緒だが、火属性に有効な水属性を使えるモンスターではあるが
    自身も火属性が弱点で予防する方法がないため、火属性対策に出すと相互弱点同士で殴り合う図式になりがち。
    メインシリーズとは異なり属性持ちのモンスターは
    通常攻撃でも属性が乗るため、ブレスが来ないように祈ることもできない。
    火を使わない水属性弱点のモンスターはトビカガチや鏖魔ぐらいしかいないので
    伝承の儀で火耐性や体力増加を積むなりして対策しよう。そもそも前述の2種にはすくみで負けているが...
  • 発売時点では不具合で、本作のロアルドロスの鳴き声はヴォルガノスジュラトドスのものとなっていた。
    怒り状態になった時の咆哮を聴くとわかりやすいか。
    後のアップデートで修正されたが、同時にMHST2作中でヴォルガノスやジュラトドスの鳴き声を聞くことはできなくなった。

余談

  • ロアルドロスは海竜種に分類されているが、通常種、亜種ともに別名が「~」となっている。
    通常種の場合「水竜」だとコイツと被るからだろう。
    このような例は分類そのものがよく分からないという意味で分類されている古龍種を除けば珍しい。
    しかし、MHF-Gで実装されたポカラドン一味にも同じような例が適用された。
    両者ともオタリアやセイウチ(トド)など海(鰭脚類)がモデルの海竜種だからかもしれない。
  • 狩猟船のメンバーは皆一度はロアルドロスを狩ったことがあるらしく、
    亜種に関しても「もう少しで狩れそうだった!」とのことらしい。
    実際、体調がいい日に「絶海の離島」へ狩猟船を向かわせると
    ロアルドロスの素材を取ってきてくれるので、あながち嘘ではないのだろう。
    • ちなみに、尻尾をはじめとするロアルドロスの素材は、船の材料として広く使われているという。
      そのため、ラギアクルスの襲撃で壊された狩猟船を修理するために
      まずハンターはロアルドロスを狩ることとなる。
      漁を生業とするモガの村において、ロアルドロスは欠かすことの出来ない存在なのだろう。
    • なお、危険度3のモンスターは村の男衆総出で普通に返り討ちに遭う強さである。
      単騎でロアルドロスを狩る狩猟船メンバーはハンターに匹敵する強さなのではないだろうか?
      まぁもっとすごい奴も大槍一本で狩ってくるのでこの程度普通なのかもしれないが。
  • 狩りに生きる」によると、通常種は水獣のほかに“地を這う水流”との別名があるらしい。
    ちなみにロアルドロスの登場ムービーのタイトルも「地を這う水流」である。
    • MH3に登場し、その後MHP3にも登場した大型モンスターの登場ムービーは、
      リオレイアなどを除くと前作の使い回しである。
      ドスジャギィクルペッコも、登場する場所が違うだけでムービーの流れは前作と同じである。
      しかし水中戦が無くなったせいなのか、ロアルドロスの登場ムービーは大きく様変わりしてしまった。
      MH3では水没林の濁った水中から勢いよく飛び出してくるという内容だったのだが、
      MHP3では接近するハンターの存在に感づいたのか、カメラに向かって咆えるという内容になっている。
      ちなみにロアルドロスの雄叫びには咆哮の効果は無いのだが、
      何故かムービーではカメラが揺れる程の迫力となっている。
  • MHP3のスタッフロールにおいては、リオレウス、ティガレックスなどが次々と登場する中
    MH3のメインモンスターであるラギアクルスを差し置いて登場。
    これは、転がしニャン次郎が、歴代シリーズに登場した村や町に
    手紙(祭りの招待状)を配達してまわるというムービーであり、
    ムービーの合間に場面に合わせたモンスター達が登場する。
    モガの村を通過するシーンでラギアクルスの登場を期待していたハンター達は、
    まさかのロアルの登場に驚いたという。
    • ラギアクルスを出さなかった理由は、ジエンの生態ムービーと同じく、
      MHP3にはラギアクルスが登場しないからだろう。
  • ノベル版では少し不憫な扱いを受けている。
    第四弾のかなり序盤でその名前が出てきたが、
    強そうだから」というケレスの判断でクエストを却下されてしまう。
    モンスターからすれば褒め言葉にもなろう言葉で、しかし拒否されるとは心境はいかなるものか。
    その後(作中にて)数年の歳月を経て今度こそ相対するも、
    今度は(主にライガの)怒涛の猛攻により、見せ場らしい見せ場も無いまま討伐されてしまった。
    彼がそれなりの活躍を見せてくれるのは、第五弾になってからである。
  • 名前の由来は英語で叫びを意味するRoar+ルドロス、もしくは
    フランス語で王を意味するRoi(ロワ)+ルドロスだと思われるが、
    なぜか武器名などでは「ロアル」で区切られる事が多い。
    その為か、ロア/ルドロス派とロアル/ドロス派で大きく分かれるようだ。
    後者ならば雌はル/ドロスということだろうか。それはそれでオシャレだな
    ちなみに英語版では「Royal Ludroth」。なるほど、確かに高貴なトサカだ。
  • MH3で登場し、リオレウスからモンスター名五十音順のラストを受け継ぎ守ってきた彼であるが、
    MHF-G2にて登場したロロ・ゴウガルフに最後尾の座を明け渡すことになった。
    一応本家だけならまだ最後尾である。やったね!
  • MHSTでは回復アイテムの一つとして複数種類のドーナツが登場しており、
    その中には「ロア・ル・リング」という某ドーナツ店の看板商品を彷彿とさせる代物がある。
    以前からロアルドロスはその外見から「ポン・○・ライオンに似てる」と言われる事が少なからずあったが、
    それがこのアイテムの登場に何らかの影響を与えたのかは不明。
    もちもちバナナ風味だったりするのだろうか
  • 久々に参戦出来たMHX…を飛ばしたMHXXで、なんとまたしてもスタッフロールへの登場を果たしている。
    今回は以前のスタッフロールで関わったユクモ村に縁のあるモンスターとしての出番の様だが、
    他に出演しているのが看板一部復活モンスである中に顔を並べての参加となっている。
    加えてそれを題材としたギルドカードの背景までも存在するなど、
    デフォルメ姿とは言え思わぬ所でかなりの厚遇を受けている。
  • MHRise現在、ロアルドロスは海竜種が狩猟対象となる
    メインシリーズの作品全てに登場している唯一の大型海竜種となっている。
    他種族をみてもこのような例は飛竜種における火竜夫妻や
    甲殻種におけるダイミョウザザミくらいしかないので、割と珍しい。
    • 「比較的序盤に出現する、中堅どころの水属性モンスター」としてロアルドロスは使い勝手が良いのかもしれない。
      海竜種以外で水属性を得意とするモンスターがそもそも少なく、ガノトトスあたりだとやや格上気味。
      このあたり、同じく「中堅どころの氷属性モンスター」としてMHP3で登場して以来、MHW系列以外の全作品に登場したウルクススと似た立場にあると言える。
  • 後ろ足は魚のヒレのように平たく爪がないのだが、MHRiseのモンスターアイコンで描写された後ろ足には、
    爪が描かれているように見える。(ルドロスも同様)

素材

水袋
ロアルドロスの体内にある、水を溜めこむ袋状の器官。
ガノトトスやダイミョウザザミなど水のブレスを吐くモンスターは数多く存在するが、
その水を溜めこむ器官を素材として入手できるのは珍しい。
上質でより多くの水を溜め込めるものは「大水袋」、
さらに大量の水を溜め込める最上質のものは「特大水袋」と呼ばれる。
なお亜種の毒はゲリョスやフロギィなどと違い、皮膚から浸透するものであるため、
水袋自体に毒性は無く通常種と同一の素材として扱うことが出来る。
  • ちなみに、ロアルドロス初登場のMH3ではこの素材は登場しなかった。
    また、MHP3からMH3Gまで「水袋」と呼ばれる素材が入手できるのは
    このロアルドロスのみであった。
    ロアルドロスが登場しないMH4シリーズでは、
    ケチャワチャやアルセルタス、ゲネル・セルタスから「水袋」を入手できる。
    両者が登場するMHXでは4体の誰からでも入手できるようになったが、
    ロアルドロス以外は上位からの登場となるため下位の水袋はロアルドロスからの入手が主となる。
狂走エキス
ロアルドロスの体内を流れる特殊な体液。
強力な強壮効果を秘めており、彼らの無尽蔵とも言えるスタミナの秘密がこれにある。
詳細についてはリンク先を参照。
今日もどこかで狩られる原因のひとつ
海綿質の皮
弾力性と保水性に長けるロアルドロスの皮。
この皮に大量の水を含ませることで、長時間に及ぶ陸上での行動を可能としている。
圧し掛かる要領で地面に叩きつければ、小動物なら溺れてしまうほどの水飛沫が立ち上る。
水が無くなると萎んでいき、疲労が溜まりやすくなってしまうため、
時折水中に飛び込んだり滝に打たれたりして水を補給する。
浮力を保つ性質も持っており、船の材料として使われることもあるらしい。
より高い弾力性と保水性を持つものは「海綿質の上皮」、
それ以上に質が良く分厚いものは「海綿質の厚皮」と呼ばれる。
また、「上質な海綿質」と呼ばれるものが入手できることがあり、
こちらは武具の素材よりもモガ村での資源として需要があるようだ。
水獣の鱗
ロアルドロスの身体を覆う鱗。
大型モンスターの鱗にしては非常に小さいが、それはなめらかな動きを優先した進化の結果である。
もちろん素材としても有用であるが、武具の素材として扱うには量が必要となる。
特に高い強度を持ち、より大きい物は「上鱗」と呼ばれ、日に透かすと中で光が乱反射する。
それ以上に上質で分厚いものを「厚鱗」と呼ばれ、日に透かすと虹色に輝く。
極度の興奮状態と化した一部の個体からは、黒ずみ強度を増した特別な鱗が入手できる。
こちらは「獰猛化水獣鱗」と呼ばれ、通常の鱗とは区別して取り扱われる。
水獣の爪
ロアルドロスの四肢に生える青黒い爪。元々は戦闘用ではなく移動用として進化したものだが、
攻撃に用いれば人間や小動物に重傷を負わせるだけの殺傷力は持っている。
硬度はなかなか高く、突進の際には地面に深く食い込み、瞬発力を生み出す。
鋭さを増した上質なものは「鋭爪」、より鋭く硬く発達したものは「剛爪」と呼ばれる。
亜種のものは毒の影響なのか朱く変色しており、その爪自体にも毒を持っているため、
通常種の爪とは区別して扱われる。
入手確率が低めな上に大量に要求されることもあるため、これを求めて連戦しなければならないハンターも。
水獣のトサカ
ロアルドロスの頭部に生える複数本の角。全てをひっくるめて「水獣のトサカ」と呼ぶ。
普段は寝ているが、興奮すると立ち上がって相手を威嚇する。
本数は個体によってバラつきがあるらしく、その数によって群れの中の立場が決まるという。
見た目以上に高い硬度を持ち、適当な武器で攻撃すると弾かれることもある。
より硬く発達したものは「高級なトサカ」と呼ばれる。
MH3時点ではレア素材の扱いだったが、後の作品では入手難度は落ちた。
さらに頑強かつ立派に成長したものは「イカしたトサカ」と呼ばれる。
亜種のものも同様に扱われる。
水獣の尻尾
ロアルドロスのヒレ付きの尻尾。
水中では舵の役割を果たし、陸上でもバランスを取るために使われている。
武具の素材としてだけでなく、船の強化材としての需要もあり、漁村などでは特に需要の高い素材。
とりわけしなやかなものは「水獣の靭尾」と呼ばれる。
通常種のものも亜種のものも同一の素材として扱われる。
MHSTシリーズのみ上位素材の「水獣の上尾」が存在する。上尾はヒレが大きいほど価値が高くなるらしい。
もこもこタテガミ
MH3Gにのみ存在するアイテム。
ロアルドロスの首周りを覆う鬣。海綿質の皮の集合体で、非常に優れた弾力性と保水性を持つ。
しかし、残念なことに武具の素材としては規格外。
それでも全く価値の無いものかと言えばそんなことは無いようで、モガの村では希少特産品の一つ。
詳しい用途は不明だが、現実世界でいうスポンジのように洗浄に使用されているのかもしれない。
(実際、MHP3では「ロアルドロスの鬣を垢擦りにしたい」という依頼が存在する)。
なお、特産品ランクは★3。
水獣の皮
ロアルドロスの皮。
MHXRで追加された固有素材。
前述の海綿質の皮と思われるが、海綿質の皮とは別の素材として扱われる。
水獣の骨
ロアルドロスの骨。
MHXRで追加された固有素材。
クプアス島で雪山の道を塞いだ大きな岩をてこの原理で動かすために使用された。
チリチェリ島では、水獣の骨と合わせて肥料を作った。
肥料はチリチェリ島のいい土を求めて勝手に伸びる習慣のある木の根を育てるために使われた。

関連項目

モンスター/ロアルドロス亜種
武器/ルドロス武器 - ロアルドロスの素材を用いた各武器へのリンクあり。
防具/ルドロスシリーズ
モンスター/ルドロス - 同種の雌個体。
モンスター/ポカラドン - モーションや生態の酷似した、極海に生息する海竜種。


*1 依頼内容が「奴に妙な液体を浴びせられた」「急に息切れがして(スタミナが切れやすくなって)逃げるのも大変だった」「たまたまアイルーに助けてもらった」「あの見た目(ロアル:オレンジ色。ケチャ:派手な毛皮)を思い出すだけで震えが止まらん」と酷似しているクエストが存在する。ただし依頼人の肩書は「中年の探検家」と「中年の漁師」。同一人物の場合、何度もたまたま助けて貰えた事になるが…
*2 ただし亜種とは異なり、エリア4・5にも出現するようになった一方でエリア9には姿を見せない
*3 正確には、PVではロアルドロスよりも先にイソネミクニが映っているのだが、この時点では種族が判明していなかった
*4 押しつぶしの効果範囲の拡大自体は前作でもあったが水の有無に関係なく発生していた
*5 もう1つは砂竜遺伝子の砂塵ブレス。圧水ブレスとの違いは追加効果が目潰しであることと、固有遺伝子なので他のオトモンに伝承できること