武器/アズラクグラマサ

Last-modified: 2023-07-24 (月) 11:31:52

MHFに登場する祭武器「アズラク」シリーズの太刀の様ななにか。

目次

概要

青い装飾と三つに分かれた切先が印象的な太刀。
《辿異武器》

  • 第109回狩人祭で実装され、2017年5月17日より生産が可能となった。
    生産素材は鳥魂岩×5と祭典の刻印×10で、
    強化により、ルラキグラマサ→ガルボイグラマサ→ニリィグラマサとなる。
    なお、強化の素材は辿異種ドドブランゴの武器と同じとなっている。
  • 武器説明文の通りアズラクシリーズに共通する青を基調とした涼やかな意匠であり、
    刀身の先端部分は「木」の字の下の様に3方向へと分岐している。

性能

  • 肝心の性能であるが、生産段階のアズラクグラマサでは以下の通り。
    • 攻撃力は生産段階の辿異武器では平均的な2424
    • 属性は複属性として優秀な天翔属性520
    • 斬れ味は既に完成しており、匠で空色40紫50
    • 会心率は0%
    • 辿異スキルは相手を選ぶが、立ち回りや生存に大きく寄与してくれる《風圧強化+1》
    • 辿異武器なのでスロットは当然ユニバーサルスロットが3つ
    • そしてその全てを台無しにするリーチ短
    そう、この武器の重大な欠陥とはそのリーチである。
  • 太刀のリーチ短は片手剣や双剣のリーチ中ほどの攻撃範囲しかなく、まず攻撃を当てることにすら苦労させられる。
    さらに極ノ型の太刀は攻撃中に後退する手段を持たないため、
    必然的に片手剣や双剣以上に密着して戦うこととなり、敵の攻撃にも対処しづらくなってしまう。
    極ノ型でせっかく手に入れた「いなし」というガード手段も、めくられやすくなってしまい活用するのは難しい。
  • そもそも太刀ではリーチ長が人気であり、MHF-G以降の武器の多くがリーチ長か中となっていた。
    そんな中、明らかに時代錯誤であるリーチ短として実装されたのがこのアズラクグラマサであり、
    当然ながら、辿異武器の中では唯一のリーチ短である
    運営は一体何を考えてこんなものを実装したのか。
    一応、味方をこかすことが少ないという利点がないことはないが、
    MHF-Z以降は各武器種のスーパーアーマーも強化されているため従来より気になりづらく、
    もし気になるとしても、モンスターに当てることすら苦労するこの武器を使うよりは、
    いたわりなどのスキルで対処した方がいいことは明らかである。
  • リーチシジルを用いればリーチ中や長の武器として活用できるが、
    その場合ペナルティである武器倍率-25とシジル1枠or2枠の消費が痛い。
    参考までに武器倍率-25のペナルティを考慮した場合の攻撃力は2304と、
    生産段階の辿異武器では最下位となってしまう。
    そして、このシジルの枠で他の優秀なシジルを入れられたり、
    装飾品によりスキルを充実させられることを想定するとその差はさらに開いてしまう。
  • だが、アズラクグラマサは生産段階であり、3度の強化を残している。
    そしてその最終強化ニリィグラマサの性能はというと、
    • 全辿異武器の太刀の中では単独トップとなった攻撃力2736
    • 順当に成長し、十分に強力な天翔属性980
    • 斬れ味、会心率、辿異スキル、スロットは据え置き
    • そして、結局全てが台無しとなるリーチ短も当然ながら据え置き
    ...分かっていたことではあるが、基本性能は高いものの、
    結局は最大の問題であるリーチ短が変わっていないため折角の高性能を活かすことは難しく、
    かなりもったいない性能となっている。
    超風圧を使う辿異種は、エスピナス、リオレウス、ルコディオラ、トリドクレスと、
    いずれも水属性が第1or第2弱点であり、
    これらのモンスター対策として他の武器種のニリィシリーズは高い人気を持つだけに、
    その分本武器のリーチ短が非常に悔やまれる。
    • 登場時さえ、リーチ短により人気が低かったこの武器であるが、
      現在では、水属性に関しては後輩の祭武器のエスデュアシュベルトやポエトリクリンゲが存在し、
      《風圧強化》に関しても優秀な道武器である煉獄ノ刀【夜刀神】があるため、
      本武器にお呼びがかかることはまずない。

余談

  • この武器を含め、水属性の辿異太刀はMHF-Z以降長くの間不遇な時代が続いていた。
    というのも、この武器の次に実装された辿異種ガノトトスの太刀は、
    最大強化時点の匠発動時でさえ斬れ味が空色15、紫20と、
    ある意味この武器以上に運用における重大な問題を抱えており、
    さらにその次に追加された真宝刀・天叢雲剣は性能こそ極めて強力なものの、
    その作成難易度は文字通り桁が違う。
    結局、大きな欠点のない水属性辿異太刀が登場したのは、
    この武器登場から1年以上後のデュアシリーズが初であり、
    MHF-Zアップデートからまともな水属性辿異太刀の登場まで20か月以上も要したといえる。
  • ちなみにリーチ短の太刀はそもそもラインナップが極端に少なく、
    アビオルグの剛種太刀グランツ・レベルが比較的知られているリーチ短太刀であろう。
    そちらの記事を見ていただくと分かる通り、グランツ・レベルが実装されていた当時は
    「やや当てにくいが味方への妨害要素が少なめ」という評価が成されていた。
    前述の通り、MHF-Zの時代になると後者はほぼ無視できるレベルにまで環境が変化し、
    当てづらさのみが強調されてしまうことになる。
    まさに時代錯誤というフレーズに相応しい?武器であろう。
    • なお、他武器種のリーチ短以下武器も同様の理由で不人気なものとなっていた。
      そういう背景もあってかリーチ短以下の武器はMHF-G8を最後にほぼ追加されなくなっており、
      久方ぶりに登場したのがよりによってラインナップに乏しい属性をピンポイントで持っていかれた本武器である。

関連項目

武器/辿異武器
武器/狩人祭武器
武器/特殊リーチ武器 - この武器の最大の問題点
システム/狩人祭