武器/ヤツザキ

Last-modified: 2024-02-18 (日) 18:53:01

MH2で初登場した、ショウグンギザミの双剣。

目次

概要

  • 一本の剣に刃が卍型に3本ついている特異な姿。
    一対の双剣を構えるとき、獲物へ六刃の牙を剥く。

性能

MH2、MHF

  • 骨双剣の基本であるボーンシックルから派生する。
    攻撃力210にスロット3という性能で、それなりの汎用性を備えた無属性双剣。
    斬れ味レベル+1でも青が伸びるだけという欠点はあるものの、
    特にレア素材を要求されずギザミを数回こなすだけで簡単に作成可能なため、
    上位上がりたてにおいては非常に強力である。
  • MHFではヤツザキ改→ヤツザキフェスタと強化先が追加された。
    また、SP武器として黄色く染まったサンライズエッジSPも存在する。
    特異な形が印象的な双剣。双子の太陽が名の由来。
    こちらも同じ無属性だが白ゲージとSP武器ボーナスを持つため、実質凄腕での上位互換となる。
    • ヤツザキフェスタ=八つ裂き祭り、ということになる。
      残虐な名前だが、確かに六つの刃を乱舞すれば八つ裂きどころでは済まないだろう。

MHP2(G)

  • 攻撃力266と上位武器ではそこそこ。
    無属性である点を差し引いても長めの青ゲージに会心率15%で汎用性に優れ、
    上位に入ってギザミのクエストを何回か繰り返せばすぐに作成可能なのもMH2から変わらずに便利。
    また、MHP2では斬れ味ゲージが満タンなので、匠がいらず、スキル選択の幅が広い。
    強化前のブレイドエッジも緑ゲージがかなり長いため、
    斬れ味に悩まされる下位やシェンガオレン戦でお世話になった方も多いだろう。
  • MHP2では最終強化だったがMHP2Gでは亜種素材を導入し、
    カーマインエッジを経てキリキザミへと強化される。
    長い紫ゲージに攻撃力364と威力は高いが、
    G級砦蟹素材を使う関係上作成できるのはG★3以降。
    ヤツザキ自身はスロット2に減ったものの、P2Gで斬れ味レベル+1をつけると
    青ゲージからいきなり白30紫20が出現、というふうに地味に強化された。
    • ウカム後は一発生産でヤツザキGが作れる。
      地味に斬れ味補正込みの会心率はキリキザミより高い+20%だが、
      紫ゲージは20と短く攻撃力も低め。
  • 双剣という武器の性質上属性武器が珍重される傾向があるが、
    無属性武器ではこれの他に、 …というように優秀な武器が多く、意外に競争率が高い。

MHX

鎌蟹の爪を利用した斬れ味
鋭い武器。二刀六刃の
ブレードが獲物に襲いかかる
(ブレイドエッジ)

その二刀六刃の前に決して
立つことなかれ。その名に偽り
無し。ブレイドエッジ最終版。
(ヤツザキ)

  • ショウグンギザミと共にこの武器も復活を果たした。
    攻撃力200にスロットが二つ、長めの青ゲージと過去の作品に劣らないスペック。
    しかし、今作は強化に重甲虫天廻龍の爪を要求されるため、作成時期はかなり遅め。
    また今作はモンスターの数が非常に多く、無属性武器の競争率はやたらと高い。
    あえてこの武器を選ぶのなら、業物要らずの長い青ゲージを活かすと良いだろう。
  • 今作では獰猛化の導入により派生先が追加された。
    その名も「キザミヤツザキ」。
    見た目は元のブレイドエッジの中央の刃がやや大きくなり太刀に似た鎌の収納・展開ギミックが追加され、
    左右の刃は小型化、護拳部化している。青の色味も少し変化。
    こちらは攻撃力200に会心率が5%の素白武器だが、スロットが付いていない。
    特に尖ったところのない武器ではあるが、それ以上に燼滅双刃エタンゼルがいる為、特に選択肢に入りづらい。
    攻撃力・会心率が全く同じで白ゲージもこちらより長い。
    そのうえ、爆破属性まで纏っているのだから勝ち目がない。
    獰猛化したギザミは燼滅刃に匹敵するほどの強さなので、作成難度は地味に高い。
    なんとも作成難易度と見合ってないスペックである。
    • 説明文によれば、とある異国の将軍が雇った忍の者達が用いたとされている。
      四棘二爪の剣のそれは、音もなく標的を刻む青き爪となる。
    • キザミヤツザキに強化すると説明文が変化し、
      冷酷な忍び集団の奥義を秘めており、獲物を八つ裂く青き旋風とされている。

MHXX

  • 通常個体の素材を用いたヤツザキは究極強化で「ヤツザキマクリ」となる。その性能は、
    • 攻撃力330
    • 会心率0%
    • 素で長い青、匠1で白25、匠2で紫10
    • スロット2
    と、スロット以外は最終的には後述のドヤツザキの下位互換となってしまう。
    G4でシャガルマガラを倒せばHR解放前に究極強化ができるのが利点といえば利点だが、
    それなら無明連刃【真諦】の方が良いだろう。
  • 獰猛化個体の素材を用いると、究極強化で「キザミヤツザキマクリ」となる。
    • 攻撃力320
    • 会心率10%
    • 素で紫30、延長不可
    • スロットなし
    ライバルとなるのはナルガクルガの無明連刃【真諦】だろうか。
    攻撃力は300と劣るが、会心率40%のおかげで期待値で上回り、こちらにはないスロット2も持つ。
    おまけに無明連刃はG4で究極強化可能なのに比べ、こちらはHR解放後まで待つことになる。少々分が悪いか。
  • 今作初登場の二つ名個体、鎧裂ショウグンギザミの素材を使って「ヨロイザキエッジ」を作成できる。
    究極強化「鎧裂双剣ドヤツザキ」の性能は、
    • 攻撃力330
    • 会心率5%
    • 素で非常に長い白120、匠2で紫30
    • 二つ名武器共通の狩技ゲージボーナス、スロット0
    特筆すべきは長い白ゲージ。匠で伸ばすより、匠も業物も外してその分火力スキルを盛るのが良いだろう。
    その運用法でライバルとなるのは隻眼軍扇【災】
    斬れ味は素で白80と少し劣るがそれでも十分な長さで、攻撃力320に会心率20%と期待値で上回る。
    超会心との相性も考えるとあちらの方が一歩リードか。
    ただし、白120という非常に長い斬れ味は超特殊許可のような高難易度のクエストで、会心や斬れ味系のスキルを捨てて、
    根性のような生存スキルを多く盛りたい場合にはスキルで斬れ味の強化をしなくても済むドヤツザキの方が優れている。

MHR:S

  • ショウグンギザミの復活に伴い再登場。
    最終強化は「ヤツザキ」だが、しっかりMR級の性能である。
    その性能は、
    • 低めの攻撃力320、会心率0%
    • ないよりマシだがほぼ期待できない水18
    • 素で紫ゲージ50
    • LV2スロット1つに百竜装飾品スロットがLV2
  • 無難な攻撃力に長めの紫ゲージと、スロットLv2&百竜スロットLv2と無属性武器として見れば悪くない。
    ただし、水属性値は雀の涙なので水属性武器としての運用は考えない方がいい。
    • ぶっちゃけて言うと、単純な火力面では同じ攻撃力・素紫ゲージにもかかわらず、
      属性値で上回るミツネ双剣ザザミ片手剣双剣に勝てる要素はほぼない。
      MR解放直後で素の状態で使うなら、カムラノ傑双刃と同様に癖が無く使いやすい部類だが、
      水属性特化装備、無属性特化装備の構築が始まると一気に置いて行かれる器用貧乏枠。
      スロットも平凡で会心率も持たないため、伸び代には乏しい。
    • この双剣の強みは、50の紫ゲージに次ぐ白ゲージがたった20しかないこと。
      つまりは、研磨術【鋭】運用である。
      百竜スロットが2なので鬼人激化を付けられないのは痛いところだが、
      特に補わずとも紫ゲージが必要十分な長さなので、剛刃研磨に頼る必要がないという長所を持つ。
      単純なスペック比較ではなく、このような運用方法で差別化していきたいところ。
  • 銘は従来通りの「ヤツザキ」だが、その形は見慣れた卍ではなく、
    より剣の形状に近づき、先端が折りたたみ可能となったXXの獰猛化鎌蟹派生のものとなっている。
    もう 三└(┐卍^o^)卍 にはなれない。
  • 鉄蟲糸技である鉄蟲研糸の発動モーションが、背後で刃を合わせて研ぎ払うというもの。
    この武器で発動すると、どこかMHXXで登場した鎧裂ショウグンギザミを想起させる。
    白斬れ味の長さの都合上、ソレでは研磨術【鋭】を発動させられないが、
    発動中の紫斬れ味維持のためには使えるか。

余談

  • 見た目的にとても切り口が残虐なことになりそうである。
    実際に振りおろして斬るとなると理論上、下向きの刃部が対象を斬り裂き、
    横を向いた刃の切っ先が喰い込み、更に上向きの刃が加勢して轢断することになる。
    モンスターもかなり痛いのではないだろうか。
    しかもそれをつがいで斬り刻むのである。痛みは計り知れない。
  • また、MHP2Gの最終強化「キリキザミ」は、生涯研がれず、刃こぼれ1つしなかったという。
    斬れ味鋭い武器であることを的確に表しており、非常に頼もしいのだが、
    残念ながらゲームの仕様上再現はほぼ不可能である。*1
    まあ、これほどの斬れ味があればクエスト中は滅多に研ぐことはなくなるが。
    あるいは、その使い手は特別なスキルでも備えていたのだろうか…。
    • その使い手とは、千人を斬ったという狂戦士。
      地道に辻斬りを重ねたのだろうか。
      それとも戦に於いてただひたすらに斬り捨てたのだろうか。
  • 各作品の性能を見ればわかるが、G級、MRでの最終強化銘が異常なまでに安定しない。
    MHP2Gでは「キリキザミ」、MHXXでは「ヤツザキマクリ」「キザミヤツザキマクリ」、MHR:Sでは単なる「ヤツザキ」と、
    同じ名前が全然出てこないのである。
    まあどれも切り刻もうとしているのは同じなので大差はないが
  • MHR:Sではヤツザキと言う名称ながら、デザインがMHXXにおけるキザミヤツザキとなっている。
    ブレイドエッジが綺麗な卍型をしているためハーケンクロイツを連想させてしまうので、
    ユダヤ系からのクレームを避けるためと言われている。
    • なお、同じく獰猛化派生が存在する太刀はデザイン変更されていない。
  • 現実にもアフリカのブワカ族が使ったというフンガ・ムンガという武器がある。
    見た目はヤツザキと酷似しているが、フンガ・ムンガは投げて使う武器であるため、使い方は全く違う。

関連項目

モンスター/ショウグンギザミ
モンスター/ショウグンギザミ亜種
モンスター/鎧裂ショウグンギザミ
武器/ギザミ武器


*1 白ゲージが399もある超斬れ味の双剣そのものは実際に存在するが、この武器でさえ、システム上は最後の1だけは赤ゲージにしなければならない。