武器/炎王鎚【灼岩】

Last-modified: 2023-08-05 (土) 00:52:03

MHFに登場する、炎王龍テオ・テスカトルの素材から作られたハンマー。

剛種テオ・テスカトルの素材を用いて作成できる。

目次

概要

  • 怒れる炎王龍テオ・テスカトルの爆炎漲る、異形の炎鎚。
    剛種テオ・テスカトルの素材を用いる、いわゆる剛種武器である。
    • 武器テキストには異形とあるものの、
      大まかなデザインは横向きの円柱状のヘッドに柄を取り付けた、テスカト武器らしい赤と金の意匠のハンマー。
      ぶっちゃけ異形どころか、かなりの正統派デザインとなっている。
  • 本項では性能違いの天嵐武器炎王獄鎚【炎岳】
    烈種武器炎王烈鎚【黒闇】 も合わせて解説する。

性能

炎王槌【灼岩】

  • 剛種テオ・テスカトルの実装から少し遅れたシーズン8.0にて実装された剛種ハンマーだが、
    実装当時の剛種武器の中でも際立ったポテンシャルを持つ武器として知られた。
    その恐るべき性能とは
    • 攻撃力が当時トップクラスの1248
    • テオの武器だから火属性を纏っているのは当然なのだが、その値が550と非常に高い。
    • 斬れ味ゲージが極めて良質。デフォルトで白ゲージ
      匠を付ければ白ゲージがかなりの長さとなり、更に紫ゲージも現れる。
    • 作成が剛種武器の中でも比較的簡単な部類に入る。
      割と簡単に手に入る剛角や濃血がメインで、当時凶悪な入手難度を誇った剛翼は必要ない
    • 会心率が15%
    • そしてスロットも1つ空いている。
    当時の水準で攻撃力1248の武器はそこそこ存在はしていたのだが、
    属性値、斬れ味、会心率など総合性能が突出していたのがこの炎王槌【灼岩】だった。
    その為多くの無属性ハンマーが産廃の危機に陥る事になった。
    火属性が弱点のモンスターにとっては天敵とでも言うべきか。
    もちろん当時のハンマー使いからの人気は圧倒的であり、シーズン8.0~フォワード.1まで、
    多くの攻略サイトやMHFをプレイしている人のブログには強武器として使用が推奨されていた。
  • ところが、フォワード2で登場した怒髪大鎚【巨浪】が、
    単純な殴りでトップの座を奪ってしまった。
    更にそちらも剛翼をはじめとするレア素材を要求しないため、
    剛種さえ狩猟できれば作れてしまうために多くの人がそちらに流れていった。
    その後別用途で活路を見出すに至っているものの、
    「単純な殴り性能」という点で後発のハンマーと比較され続ける歴史を辿ることになる。
  • フォワード.3ではアビオルグの剛種ハンマー、ラッヘン・レベルが登場した。
    こちらはややレアな獣竜種の燃血を使い、その性能は【灼岩】に匹敵、もしくはそれ以上である。
    • 攻撃力1300、会心率15%
    • 火属性が200と少し低く、ゲージがわずかに短い。
  • そこから1年半後のMHF-G3ではゼルレウスのハンマー「輝界白竜鎚【光殴】」が登場。
    炎王槌【灼岩】と全く同じ斬れ味ゲージを有しながら、 というポテンシャルで炎王槌【灼岩】の利点を奪い取っていった。
  • このように、現時点では炎王鎚【灼岩】は型落ち感が否めない武器にはなってしまっている。
    ただし作成難度自体は輝界白竜鎚【光殴】とほぼ同じぐらいにまで追いついており、
    デザイン等が気に入ったら作ってみてもよいのではないだろうか。

炎王獄鎚【炎岳】

  • フォワード.5にて実装された天嵐武器
    フォワード.4にて怒髪大鎚【巨浪】の天嵐武器強化が行われ、それに負けじとこちらも天嵐武器強化を果たす。
    怒髪大鎚【巨浪】実装前まで長く現役で活躍していたハンマーであっただけあって、
    天嵐強化は古参から注目を集めたようである。
  • で、気になるスペックだが
    • 攻撃力1300、火属性580
    • そして灼岩から変わらずの会心率15%、スロット1
    そして、天嵐武器の特殊効果を得て帰ってきた。
    斬れ味は当時基準でいえばかなり優秀である事に変わりはなく、
    更に当時のスキル環境防具環境がこの武器の重要度を後押しすることになった。
  • ところがこの武器もまた単純な殴り性能という比較に晒された結果、
    既にオディバトラスの覇種ハンマーが実装されていたこと、
    覇種強化自体は既に存在していたものの肝心の覇種テオ・テスカトルが未実装だった事もあり、
    残念視するハンターも多かった。
  • その後、頭部に火属性が非常によく通る覇種パリアプリアが覇襲。
    高火属性を持つ炎岳は相性が非常に良かった事から重用するハンターが多く見られた。
    覇種パリアプリア討伐ランキングにランクインしたハンターも使用していることから、
    弱点さえ合えば既に実装されていた覇種ハンマーに匹敵する性能を発揮することが証明され、
    後のG級クエストにおける布石にもなっている。
  • 要求されるHC素材は剛種テオ・テスカトルの炎王龍の覇角のみ。
    現在のハンマーの環境であれば特異個体剛種テオ・テスカトルはPT・ソロどちらでも良相性であり、
    ハンマー魂・天を集めつつ攻略すれば十分手が届くだろう。
  • なお後発の剛種武器の天嵐強化については、輝界白竜鎚【輝殴】は会心率も含めると性能はほぼ互角で、
    炎角鎚【紅鏡】は性能向上が乏しく、差が縮まっている。
    輝界白竜鎚【輝殴】は天嵐強化に必要な素材がラージャン変種特異個体の「金獅子の漆黒毛」であり、
    強化難度の面では炎王獄鎚【炎岳】に軍配が上がるといえるか。

炎王獄鎚【焦土】

  • 同じフォワード.5の最終盤にて襲来した覇種テオ・テスカトルの素材で強化できる覇種武器。
    その性能は
    • 攻撃力1352、会心率20%と怒髪獄浪鎚【莫浪】に匹敵する数値。
    • 火属性670と最高クラスの数値、そして変わらないスロット1。
    実装以降強力なハンマーの実装で日陰に追いやられていたこの武器も、
    覇種武器への強化先を得て再び(当時)トップクラスの性能に戻った。
    斬れ味も同じであり、総合的な使い勝手面では非常に優秀なハンマーの1つとなっている。
  • 実装時はまたまた「単純な殴り性能」による比較が行われ、
    オディバトラスの覇種ハンマー、及び怒髪獄浪鎚【莫浪】の覇種強化である、
    怒髪獄浪鎚【豪浪】には及ばないという評が一般的であった。
    覇種パリアプリア戦においては最高峰の1振りであることは間違いなかったものの、
    MHF-G開始直前という環境の面もあって、強化の意義を問われる状態になっていたことは否めない。
  • ところがMHF-G1では状況が一変する。
    G1では「火属性が良く通る」G級モンスターが多く、おまけにG級武器の作成が極めて難しく、
    ハメによる狩猟が全盛を極めたことでハンマーの需要が激増し、
    なおかつ既存防具(つまり覇種防具や秘伝防具)の重要度がこれほどまでになく喧伝された。
    この結果、効率狩りにおける最適な武器の一つとして炎王獄鎚【焦土】が認識されるようになったのである。
    G級武器の強化難度が低下したG2においても、
    特定モンスターのハメ狩猟においては指定される事も少なくなかった。*1
    環境が大幅に変わった現在ではこの武器の必要性そのものは認識されていないが、
    火属性が効くモンスターが序盤に比較的多く配置されているのは紛れもない事実であり、
    序盤を乗り切るための1本として、現在でも十分な実力を持つ武器であると言える。
  • 後発の天嵐武器の武器強化については、輝界白竜鎚【眩殴】は会心率の関係で炎王獄鎚【焦土】が優勢であり、
    炎角鎚【日暈】は性能が一気に強化されるが、斬れ味ゲージなどで付け入る部分は残されている。
  • 覇種素材は、言わずがなテオ・テスカトルの「炎王龍の灼翼」20枚である。
    覇種テオ・テスカトルは撃退に徹する場合でも覇種モンスター屈指の難敵であり、
    当該ランクではかなり素材集めしづらいのが難点と言えるか。
    上記2武器が、UNKNOWNとアルガノス&ゴルガノスという、比較的集めやすい覇種素材であるのも厄介なところ。

炎王獄鎚【裂黒】

  • MHF-G2で追加されたG級覇種武器
    その爆炎が残すモノは、黒く裂けた大地のみである。
  • 性能は、攻撃力1404・会心率20%・火属性720と若干の強化に留まっている。
    G級HC素材はヴォルガノスの「溶岩竜の乱牙」1個と、ダイミョウザザミの「盾蟹の鎧殻」2個。
    狩人祭祭ポイントで全て交換可能なので、G級覇種武器としては比較的作りやすい。
  • この段階から生産も可能となるが、「炎王龍の灼翼」50枚がある意味最大のネックと言えるか。
    G級ハンターでも往なしにくい覇種なので、撃退クエストなどを活用しつつ素材を集めたい。

炎王烈鎚【黒闇】

  • MHF-G6.1で追加された烈種武器
    ひとたび振るえば全てが闇へと帰る極熱槌。
  • 烈種武器化まで実に1年半近くの歳月を有した炎王鎚であるが、それに見合う性能を有している。
    具体的には、
    • 並みのG級武器Lv40に比肩する攻撃力2184
    • G級覇種武器同様の会心率20%
    • 火属性940
    • ゲージが大幅に変更され、白ゲージこそ短くなったもののデフォルト紫ゲージを有する
    • スキル「吸血+1」が自動発動
    となっている。
  • 実装時期の関係もあり、
    ずっと差を付けられていたグレンゼブルのハンマーには会心率5%分を除けば完全勝利している。
    また、烈種防具2部位でゲージを強化した場合の性能は、
    攻撃力2340、火属性980、デフォルト空ゲージとなり、
    並のG級武器Lv50と比較しても全く引けをとらないものとなっている。
  • 自動発動スキルの吸血+1はモンスターを攻撃すると一定確率で体力を回復するというもので、
    一見すると一撃重視のハンマーには似合わないスキルにも思えるが、
    実際は回復量はモーション値依存であり、更にMHFのハンマーは手数に優れる乱打も使えるため相性はかなり良い。
  • この武器のライバルとなる烈種武器は、同時に実装されたヴァルサブロスの「炎角鎚【飛輪】」であろう。
    攻撃力2314と素でG級武器Lv50相当の性能を持ち、斬れ味や武器スロットも申し分ない。
    属性値はこちらの方が高いものの、あちらは複属性の炎属性なので、
    龍属性も付いてくるため状況次第では属性ダメージでも負ける。
    また、会心率を考えると物理性能は互角に近いのだが、防具環境の関係で武器の会心率が活かせない場合は、
    物理性能ではほぼ敵わない。
    会心率が活かせる装備構成で用いていくのがベストか。
  • 炎王鎚・炎角鎚共に、G10.1アップデートにて、
    火を司る始種ヴォージャンの素材を用いた始種武器強化が実装される。
    この2振りのライバル関係は、まだまだ続きそうである。

余談

  • ちなみに長い間、通常のテオハンマーが存在せず、ナナハンマーの「ナナ=トリ」が存在していたが、
    MH4で「ナナ=トリ」と入れ替わりで通常のテオハンマーの「テオ=クラリア」が登場した。

関連項目

モンスター/テオ・テスカトル/派生作品 -剛種・特異個体・覇種の解説はこちらを参照
武器/テスカト武器
武器/テオ=クラリア - ようやくMH4で初登場した炎王龍のハンマー・メインシリーズ版


*1 火属性のG級ハンマーにあまり強力なものが無かったのが一因