システム/スキルランク

Last-modified: 2023-10-21 (土) 09:28:57

MHFで用いられていたパラメーター。通称:SR
2016年4月21日のMHF-G10以降、パラメーターとしてのSRは廃止されたが、
ほぼ同義語である「秘伝書」について記す。
また、「G級秘伝書」「Gスキルランク」も共に当記事で触れる。

目次

秘伝書システムの概要

  • 「秘伝書」はMHFにおける独自要素の一つで、
    ハンターランク5を超えたハンターのみに贈られる、更なる狩りの極意が書かれた書物のこと。
    各武器種に1つずつ存在し、装備することで特徴的な攻撃スタイルが選択可能になる他、
    より強力なモンスターの狩猟が可能となる。
  • 秘伝書は概念としては装備品の一種であるが、装備BOXで「装備する」を選択すると、
    防具に関わらず秘伝書が装備された状態となる。
    逆に言うと、「装備しない」が選択されている状態では以下の一切のシステムが機能しない
    • なお秘伝書は一度装備するとハンター自身で解除するまではずっと有効であり、
      装備している武器を変更するだけで秘伝書も自動的にそれに適したものに切り替わる。
  • 「スキルランク」はかつて秘伝書ごと(つまり各武器種毎)に存在していたランクシステムで、
    MHF-G10アップデート以降はG級昇級後の「G級秘伝書」にのみ「Gスキルランク(GSR)」という形で踏襲されている。
    詳しくは後述。
  • HR5になるとギルドマスターから、
    スラッシュアックスF穿龍棍マグネットスパイク以外の秘伝書11個を受け取れる。
    何故この3武器種が対象外なのかというと、これらはG級昇級後に解禁される武器種であるため。
    これらの秘伝書は解禁(生産)することで後述の「G級秘伝書」を入手できる。
  • 秘伝書の最大の特徴は、「新たなアクションが使用可能になること」である。
    装備すると、既存のスタイル「地ノ型」に加えて、
    新しいアクションを使用できる「天ノ型」「嵐ノ型」が使用可能になる。
    余談だが嵐ノ型は「あらしのかた」ではなく「らんのかた」と読む。
    • 2017年4月18日までは、嵐ノ型の習得には「解放試練」が必要だった。
  • また秘伝書を装備していると、HRに応じて攻撃力の増加、
    特殊効果の設定など様々な恩恵が得られるようになっている他、
    秘伝書装備状態でクエストを受注する際に、
    ハードコアモード」への切替が可能となる。
    ここで登場するのは特異個体
    これまで一部クエストでお目見えしていた特異個体が、秘伝書取得によって正式に狩猟解禁となる。
    今まで戦ってきたモンスター達が新たな技や外見を身に付けて復活するため、狩り甲斐があるだろう。
    ハードコアクエストや特異個体については上記リンクを参照のこと。
    また、HR6になると秘伝書育成ミッションというシステムも解禁され、
    これによって上記の恩恵とは別に秘伝書を強化していくことができる。
    武器種に特化した特殊な防具「秘伝防具」の生産も秘伝書の入手と共に解禁される。
    詳しくは上記リンクを参照のこと。
  • 攻撃力はHRに連動して上昇し、HR7(及びG級昇級後)は武器倍率+50となる。
    これはHR6以降相対する強敵への対策として用意されたもので、
    武器ステータス画面で見る攻撃力が上がるため、ガンランスの砲撃威力もこれによってUPする。
  • ちなみに秘伝書は様々な変遷を経て現在に至るため、
    過渡期であったG10時点では、「秘伝書ステータス」の中に防御力補正や耐性補正など、
    現在では意味のない項目が存在していた。
    G10.1アップデート以降はそれらの項目は削除されている。
  • ちなみにスラッシュアックスF、穿龍棍、マグネットスパイクについては、
    上でも書いたがG級昇級後に何かしらの武器を生産した時点でギルドマスターから秘伝書を受け取れる*1
    G級に昇級してから受け取れるため、最初からG級秘伝書として装備できる。

HC適正ボーナス

  • 秘伝書装備時は、HRに応じて「HC適正武器レア度」が設定される。
    これは何かというと、HC適正武器レア度以下の武器を装備してハードコアクエストに挑んだ場合、
    ゼニーとギルド貢献ポイントが1.5倍になるというボーナスである。
    HC適性レア度はHR7で最終ランクのレア12が開放され、
    G級系列と天廊武器以外は全てHC適性ボーナスの対象となるが、天嵐防具では武器によって適性レア度が低下し、
    早い段階から強力な武器でHC適性ボーナスを得られるようになる。
  • なおG級ハンターでも非G級クエストで当該レア度の装備をして、
    ハードコアクエストに望めば補正が得られるが、G級クエストではこのボーナスは設定されていない。
  • 元々このボーナスはHR帯における秘伝書の強化が必要だった時代の救済要素として設けられたもので、
    現在ではプレイヤーへの恩恵は殆どないものとなっている。
    (かつては秘伝書コースを用いると適正レア度が低下していたが、現在では変化しない)
    その関係もあり、G級昇級後は項目自体が表示されなくなるが、
    HRのクエストで対象武器を装備していれば効果を受けること自体は可能である。

G級秘伝書

  • HR7で昇格試験をクリアし、見事G級ハンターへと昇格した暁には、
    ギルドマスターより秘伝書を「G級秘伝書」へと強化することを薦められ、自動的に強化が行われる。
    入手条件はG級への昇級だけで、入手したからと言って秘伝書の特殊効果が弱体化したりはしない。
    G級秘伝書は所持している全11種の秘伝書が一斉に強化され、
    穿龍棍、スラッシュアックスF、マグネットスパイクに関しては最初からG級秘伝書として入手可能。
    • 元々はプレイヤーの任意で強化を行うものだったが、MHF-Zアップデートで自動強化に変更された。
  • G級秘伝書へと強化を行うと、新たなランクシステムである「Gスキルランク」(通称「GSR」)が設定される。
    これは武器種別に設定されたランクシステムであり、
    ここからは自分のお気に入りの武器種に絞った強化ができるようになる。
    ちなみにGR同様、GSRもG級クエストのクリアポイント(GSRP)で増加していくが、
    ポイント量はGRPの2倍(G級ハードコアクエストにした場合、GRPも2倍になりGSRPと同値になる)である。
    そして、G級秘伝書を入手することで、自動的に新たな秘伝書スタイル「極ノ型」が解禁される。
    余談だが「極ノ型」は「ごくのかた」と読む。
  • 公式では極ノ型の入手は「GR1~」となっている。
    先述の通りG級秘伝書はGR1の時点で無条件で受け取れる仕様になっているため、
    矛盾があるわけではない。
  • 一部のクエストはG級秘伝書の所持が必須となっているものがあるが、
    ランク制限はなく(受注ランクはGSR1~)、G級クエストで使用武器種を制限されることはない。
    GR100で挑めるG級遷悠クエスト、GR200以降に挑める辿異クエストも、GSRは不問である。
  • また、GR500から秘伝防具GXシリーズの強化も解禁されるが、
    強化に必要な素材はGSRを問わず入手できる。
    実際にはその段階までGSR1~のクエスト報酬素材が必要になるので、
    G級秘伝書への強化を行っていないと秘伝防具GXの強化はできないが。
  • ちなみに2017年4月以前からの復帰などで嵐ノ型をG級まで得ていない場合、
    G級秘伝書への強化の後、嵐ノ型が自動的に解禁され、その後すぐに極ノ型が自動解禁される。
  • GSRを上げるメリットとしては、攻撃力の更なる増加や、特殊効果の追加・強化がある。
    攻撃力については、GSR999で武器倍率+100(HR7時から見て+50)になる。
    特殊効果については後述。
  • なおG級秘伝書は、かつての秘伝書システムの各種問題点に対応したものになっており、
    GSRによる制限は無いのでGSRを上げなければG級は遊べない、ということはない。
    武器倍率についても+50程度であればG級の各種スキルで容易に補填できるほどインフレが進んだことや、
    GSR及びGSR特殊効果の指定も現在に至るまでほぼ無いに等しい。
    超高難度クエストでは後述の魂の再燃効果を見込んだ指定、つまり全GSR999指定がされていたことはあるが、
    現在では見られなくなっている。
  • ちなみに2017年4月アップデート以前は、穿龍棍のみGSRが100になった時点で嵐ノ型の解放試練が提示されていた。
    また、「極ノ型」は、それぞれの武器種のGSR300以上が習得の前提条件となっていた。

秘伝書装備状態での各武器の変化

  • 公式では下記のムービーがUPされている。
    各ムービー毎にUPされた時代が異なるため、全武器種の全秘伝書スタイルを余すところなく網羅した動画はない。
    一応UP順に紹介する。
    • なお、スラッシュアックスFは型の紹介ムービーがない、
      マグネットスパイクはそもそも極ノ型しか存在しないため、
      この2武器種については便宜上、プロモーションムービーへのリンクを記載する。
  • なお、スラッシュアックスF、マグネットスパイク、極ノ型については、
    上記紹介ムービーで全モーションが網羅されている訳ではない。
    極ノ型については公式Twitterで、上記ムービーで触れられていない新アクションが11月以降随時公開されている。
  • 秘伝書による新技は、いずれもMHF独自のもので、その武器の長所を生かした技の数々となっている。
    また、秘伝書はハンターの立ち回りそのものを変化させる要素という性質が強い。
    特に天ノ型と嵐ノ型については既存の要素(技・システム)を新しい技に置き換えるものであり、
    変更によって既存の技が使用できなくなることもある*2
    また、極ノ型を除くと必ずしも「地ノ型⇒天ノ型⇒嵐ノ型の順に強い」というわけではなく、
    必要とあらば状況ごとに型の切り替えをして対応することになる。
    逆に言うと、新しい型が気に入らなければ既存スタイルである「地ノ型」に戻すことで、
    従来通りの操作が可能である。
  • また、スラッシュアックスF以外の武器種については、
    秘伝書スタイルの性能でバランスを調整してきたという歴史的経緯を持つことから、
    現在の基準では(或いは実装当初から)使い道が乏しい秘伝書スタイルを持つ武器種も存在する。
    よって「地ノ型⇒天ノ型⇒嵐ノ型の順に強い」という性質を持つ武器種や、
    逆に「HRで取得できるスタイルでは地ノ型が一番使い勝手に優れる」ものもある。
  • 後発の武器種である穿龍棍とスラッシュアックスFについては、
    既存の何か一つの技を新しい技に置き換えるというレベルの変化ではなく、
    武器種のシステム自体が大幅に変化するという特性を持つ。
    スラッシュアックスFは特にその傾向が強い。
    それ以外の武器種では、嵐ノ型は「天ノ型のモーションから更にモーション追加・置き換え」となっている。
  • MHF-Zアップデートで実装となった「極ノ型」は、既存の秘伝書スタイルの上位に位置づけられており、
    穿龍棍とスラッシュアックスF以外の武器でも抜刀ダッシュ受け身が可能になる等、
    史上最大級のモーション追加が行われている。
    • なおこちらは嵐ノ型をベースに更にアクション追加が行われているハンマー、
      天ノ型をベースに嵐ノ型のコンセプトが統合された双剣など、
      武器種によってベースとなるスタイルは異なる。
      中にはガンランスや弓のように、全ての型の要素が融合されているものも。
  • 先にも少し触れたが、MHF-ZZにて実装された新武器種マグネットスパイクは極ノ型のみ使用可能となっている。
    現在のG級では極ノ型を基本とした現行体系が確立している状況であるためだろう。
    • 2018年4月のインタビューの時点で、
      「全スタイル同時に実装されるのでしょうか?」という問いに対し、
      「確定ではないですが、おそらく極ノ型になるかと思います」との回答があった。

※各武器種の詳細については以下のリンクを参照のこと。

特殊効果

  • 秘伝書には各武器種別々に「特殊効果」というものを設定することができる。
    言うなれば、秘伝書につき1個設定できる専用のスキルのようなものである。
    最初は「防御力UP」しかないが、HRを上げることで耐性UPや砥石効果UPなどが解禁されていき、
    HR7昇級時には「会心率+20%」「1砥ぎで斬れ味が最大回復する」といった、
    非常に強力な効果も設定可能となる。
  • G級秘伝書では防御力や耐性値がGSRの増加に伴い増えていく(会心率は変更無し)。
    また、穿龍棍、スラッシュアックスF、マグネットスパイクの秘伝書を入手することで、
    更に効果が(若干だが)強化される。
    そしてGSR100以降は特殊効果を2個セット可能になる。
    なお2個セットできるのはGSR100以上になった武器種だけである。
  • 更にGSR独自の特殊効果として、
    • 極限征伐戦限定(至天征伐戦では発動しない)の攻撃力または防御力強化効果
    • 全ての攻撃に対して受け身モーションを取る「受け身達人」(GSR999)
    • 1日1回しか使用できないが絶大な威力を持つ「秘伝開眼奥義」(後述)
    • HP0になった時、1度だけHPを全回復する(根性札グレートと同じ効果)「魂の再燃」(後述)
    がある。

秘伝開眼奥義

  • GSR実装から半年が経過したMHF-GGで追加された、秘伝を極めた者の奥義。
    GSR999で秘伝書特殊効果に「秘伝開眼奥義」が追加され、
    1日1回限定で使用可能になる。キックボタンで発動。
  • 秘伝開眼奥義は剥ぎ取りナイフを取り出し、力をナイフ一点に集中させた後、
    飛び上がって地面に突き刺し、広範囲に地割れを起こして攻撃する「技」である。
    公式紹介映像では、アビオルグ2頭に披露。
    秘伝を極めし者が扱う技としての絶大な威力を見せつけている。
    • 実際の性能としては、ナイフを構えて武器倍率+150の効果を享受した後、
      ナイフを地面に差し込んで地割れを起こし、モンスターの体力を最大HPから一定の割合分減らす
      というものである。
      GSR999の武器種が1つだけだと体力の半分も削れないが、GSR999の武器種が増えれば増えるほど
      威力が増すシステムとなっている。
      無論、GSR999の武器種が1つだけでもその威力は相当なものである。
    • ちなみにナイフを出してしまえばモーションが終了してナイフを仕舞うまでは無敵となる。
      ただしナイフを出す前は普通に怯んでしまうので注意。
      なお発動から地割れを起こすまでにはかなり時間がかかるため、
      モンスターによってはよけられてしまうことも。
    • ちなみに、G級秘伝書実装時のインタビュー記事では、
      「GSR専用の技もその内実装したい」という発言があり、その一つと考えられる。
      別のインタビューでは、当初はオーラをエリア全体に放ち、エリア内のモンスターを全て一撃で葬るという
      ファンタジー全開の仕様が検討されていたようだ。
      流石に幾らなんでも逸脱しすぎていると判断されたことや、
      威力についてもPT4人で使用できることを踏まえて現在の仕様になったそうである。
  • 一部の高難度モンスターは「ダメージを大幅にカットする」耐性を持っている。
    MHF-Z現在はドゥレムディラと極み吼えるジンオウガ、
    極み駆けるナルガクルガの3種が耐性持ちであることが確認されている。
    彼らに共通する点として「全体防御率が非常に低い」、
    クリアしなくても、今後の攻略に一切支障がないチャレンジ要素のモンスター」である点が挙げられるが、
    秘伝開眼奥義の「全体防御率無視のダメージ」は、それに激烈に機能するものとなってしまっている。
    よって、秘伝開眼奥義の有無だけで格差が生まれてしまわないよう、
    かつ「チャレンジ要素」という意味も守るために、この耐性があると考えて良いだろう。
    無論、上述の通り「クリアしなくても一切影響がない」モンスター達だけに確認されているものであるため、
    普段のプレイでは全く気にしなくて良い部分ではある。
    • なおダメージに耐性があるだけであり、こちら側が受ける「武器倍率+150」の効果は問題なく享受可能である。
    • 同じくチャレンジ要素の高難易度クエストである、至天征伐戦では使用できない。
      時期的には至天征伐戦の後で耐性持ちモンスターが登場したため、
      至天征伐戦の段階では「使用できないようにする」事で手を打ったものと見られる。
    • なお、「秘伝開眼奥義の有無だけでの格差」については、
      ドゥレムディラ登場初期、秘伝開眼奥義への耐性が無かったことで、
      1日1回限定とは言え、開眼奥義を当てることで簡単に倒せてしまうという、
      ある意味「」内の事が現実になったと言えなくもないケースはあった。
      その後の修正で耐性が付与され、ダメージが以前より格段に通らなくなったことでこの方法は廃れた。
  • また、一度使用すると、たとえクエストに失敗しようと、
    クエストリタイアしようと1日間使用不能になってしまう。
    誤爆には気をつけたい。
  • 習得・使用条件が厳しいため実装後も積極的に用いるプレイヤーは非常に少なく、
    MHF-G感謝祭においてもネタにされていた。

魂の再燃

  • 秘伝開眼奥義を更に超える、11武器種のGSR999で初めて習得可能な特殊効果。
    詳細な実装時期は不明だが、Gスキルランクと同時(MHF-G2)に実装されたと見られており、
    MHF-G3.1あたりからはプレイヤーにもその存在が確認されていた。
  • その効果は上記の通り、根性札グレートと同じく「体力が0になった時、1度だけ全回復する」というもの。
    1日1回しか使用できない秘伝開眼奥義とは異なり、こちらは1クエスト中に1回であるため、
    その手軽さと効果の強力さから、とりあえず魂の再燃をセットしているというハンターも。
    当時は、その習得条件の厳しさと被弾前提という特性から、
    魂の再燃を所持しているハンター自体が少数派だったが、
    MHF-Z時点では各種ブースト機能が充実している他、
    れらよりは獲得を狙いやすいため、獲得を狙うユーザーは増えてきている。
  • 同効果の根性札グレートとは重複するため、
    魂の再燃をセットして根性札グレートも持ち込めば2回までの生還はほぼ保証される。
    また、公認ネットカフェ(or Nコース)とNブーストコースの併用時に発動する魂の再燃効果とも重複する。
  • ただし近年ではガルバダオラG級ジンオウガなど、
    魂の再燃によって回復した体力をも削りきるほどの超ダメージ攻撃を用いるモンスターも実装されてきている
    (ガルバダオラの烈光攻撃については、そもそも魂の再燃が発動しない)。
    また、狩煉道クエストや不退ノ構の発動時には、魂の再燃が発動しなくなってしまう
    魂の再燃を習得していたとしても過信は禁物である一方、
    辿異種ルコディオラ戦において、魂の再燃(と、根性札グレートとNブーストコース併用特典)の、
    保険としての強力さが再認識されてきている。
  • 根性札グレート持ち込みができない天廊の番人戦において指定されていた事もあり、
    2015年前半期ぐらいには通常募集において魂の再燃を指定する動きも一部で見られたが、
    上記の件もあって現在では見られなくなった。
  • なお、現在のMHFには全部で14武器種が存在するが、
    魂の再燃の習得条件はあくまでも"11武器種のGSR999"。
    これは、魂の再燃が穿龍棍、スラッシュアックスF、
    マグネットスパイクが実装される前に追加されたものであるため。
    また、必ずしもこの3武器種以外の11武器種のGSRを999にする必要はなく、
    たとえば「片手剣、大剣、太刀を除いた11武器種をGSR999にする」といった形でも魂の再燃は習得できる。
    ただし魂の再燃を習得しても、GSR999でない武器種では使用できないので注意。

旧仕様

  • 以上がMHF-G10以降の秘伝書システムの概要であるが、
    G9.1以前は特に非G級の秘伝書システムについて、G10以降とは全く異なるものとなっていた。
  • 簡単に概要を述べると、非G級の時点で武器種別にスキルランクが存在しており、
    これをクエストクリア時のポイントによってHRと共に*3上げ、
    HR999とどれか1武器種のSRが999になることで、初めてG級へと昇格できるというものだった。
    以下はG9.1以前のものである。

概要

  • HRが300以上になるとギルドマスターから声を掛けられ、秘伝書の話が持ち出される。
    この時点で、各武器ごとに用意された中から1種類の秘伝書を入手可能。
    秘伝書を「装備」することで、秘伝書装備状態のランクである「SR」となる。
    以後、クエスト受注可能ランクはこのSRに準拠することになる。
    例えばSR1では、従来HR1~受注できるクエストしか受けることができず、
    SRを上げることで受注可能ランクが解禁されていく
    (なおこれは秘伝書の装備解除によっていつでも元の状態に戻せる)。
    ちなみに外部閲覧のものを含め、秘伝書有効時は個人ステータス画面のHRがSRに置き換えられる。
  • 秘伝書は全部で12個、つまり穿龍棍を含む12武器種分用意されている。
    そしてSRは武器種ごとに設定されており、例えば片手剣のSRが999であっても、
    太刀のSRが1の場合、太刀でSR100~のクエストは受けられない。
    秘伝書を強化していく過程が旧時代のSRであると考えればよいだろう。
  • SRを上げるために必要なランクポイントの量はHRのものと全く同じである。
    こう書くと気が遠くなるかもしれないが、ハンターナビでも言及されている通り、
    秘伝書取得以降は、様々な補正を利用することでスムーズにSRを上げていくことが可能にはなっていた。
    具体的には後述する。
  • なお旧仕様では、穿龍棍以外の武器種については、
    一度秘伝書を選んでしまうと、新たな秘伝書を入手するには持っているすべての秘伝書が、
    SR200以上になっている
    (早い話、秘伝書一冊をSR200まで上げて新たな秘伝書を一冊入手することを繰り返す)必要があった。
    一度選ぶとSR200までは次の秘伝書を入手できず、破棄もできないため、
    実装から長い間秘伝書システムの問題点の一つとして捉えられていた。
  • 旧仕様ではSR100になることで嵐ノ型の解放試練が提示された。
    ちなみにHR100になるとマイハウスの睡眠学習で秘伝書装備状態の動きを練習できるようになっていた。
  • MHF-G6.1までは、SR100まで防御力・属性耐性にマイナスの補正が生じていた。
    補正はSRを上げていくと緩和されて、上記の通りSR100で解除される。
    なおMHF-G7ではこの補正自体が完全撤廃された
    • かつては使用する武器のランクすら制限されていたのだが、現在では撤廃されている。
      ただし、非常に長い期間このようなシステムとなっていたため、
      インターネット上のMHF関連サイト各所にその名残が見受けられる。
      また武器のランク制限自体は、後述のHC適正武器ボーナスの対象として存続している。
      わかりやすく言えば「レア度に関係なく秘伝書が有効な形で使えるようになったが、
      HCクエストにおけるボーナスの対象については以前の装備制限と同様の
      SRに応じたレア度制限が適用される」ということである。
      例えばSR1(HC適正レア度1)で剛種武器(強化段階にもよるがレア度7~12*4)を担いで
      下位ドスファンゴのHCクエストに挑んでも、
      経験値やゼニーについてはノーマルモードと同じ結果になるということである。
  • 旧仕様では、秘伝書の特殊効果はSR200で解禁されていた。
    特殊効果はSRが100上がるごとに新たな効果が追加されていき、
    更にこれらの効果は、取得した秘伝書の数に応じて効果が上昇する
    11武器種の全SRを999にすると、「会心率+20%」「1砥ぎで斬れ味が最大回復する」など、
    強力な特殊効果を秘伝書に設定可能となる。
    ただし特殊効果の習得自体は各秘伝書ごとになるので、例えば双剣の秘伝書のSRを999にしても、
    大剣の秘伝書のSRが1の場合は特殊効果は設定できず、SRが200になってもSR999用の特殊効果である、
    会心率UPは設定できない。会心率UPを設定したいなら、あくまで大剣もSR999にする必要があった。
  • また、SR300からは各武器種に特化し、
    G級への道程における「武器種特化ルート」の防具として定義されている「秘伝防具」の生産が解禁され、
    更に非G級における最強のクエストランクに位置するモンスターである、「覇種」の狩猟が解禁される。
  • SR500からは「マイミッション」の「秘伝書育成ミッション」が解禁される。
    これは各秘伝書ごとに設定されており、「攻撃力上限解放」などの効果を得ることができる。
    詳しくは上記リンクを参照のこと。
  • そして1つの武器種がSR999になり、なおかつHRも999になっていると、
    G級への道が開かれることになっていた。
    このように、スキルランク自体が「ハンターランクの次」として設計されていたことが分かる。

SRの上昇とHC適性ボーナスについて

  • SRはクエストクリアで入手できる「SRP(スキルランクポイント)」で上昇する。
    上述したとおり、SRの上昇に必要なポイントはハンターランクポイントと全く同じである。
  • ただし、各クエストで入手できるSRPは、HRPの2倍となる。
    更にSR499までは報酬ブーストの効果も適用される。
    そのため入手できるSRPは、SR499までの間はクエスト受注画面に表示されているHRPの4倍となる。
  • そして秘伝書装備時は、SRに応じて「HC適正武器レア度」が設定される。
    これは何かというと、HC適正武器レア度以下の武器を装備してハードコアクエストに挑んだ場合、
    HRPが3倍、SRPが4倍、ゼニーとギルド貢献ポイントが1.5倍になるという強力なボーナスである。
    HC適性レア度はSR700で最終ランクのレア12が開放され、G級武器以外は全てHC適性ボーナスの対象となるが、
    天嵐防具や秘伝書コースではこの適性レア度が低下し、
    早い段階から強力な武器でHC適性ボーナスを得られるようになる。
    • なお上記の計算上、SR499以下でHC適性ボーナスを得ると、
      入手できるSRPはクエスト受注画面に表示されているHRPの16倍となる。
      簡単に言えばハンターランク時代の8倍のペースでSRが上がっていくことになる。
  • そのため、HC適性武器レア度の武器を使用してハードコアクエストを攻略し、
    SRを上げてHC適性レア度を引き上げ、更に強力な武器を用いてハードコアクエストを…
    という流れはSRを上げるのに非常に効果的と言える。
    また、近年では定期的に多くのHRP・SRPを入手できるクエストが配信されているので、
    そちらも上手く利用していくとよい。
  • なお、SR状態での入手ポイントは現在のSRに準ずるので、
    SR400まではHR400以上のHRクラス補正が無く、普通にランクポイントが入る。
    これによりHRが上がりやすくなるので、それ以降のHR上げにこだわる必要はあまりない。
    ランク開放の試練だけは忘れないようにしよう。
  • SR500になると報酬ブーストの効果の内、SRP2倍の効果だけが消える。
    そのためSR500以降は、HC適性ボーナスをフル活用していく必要があると言えるだろう。
    その頃には天嵐防具・天嵐武器も手が届くと思われるので、そちらも活用したいところ。
    また、MHF-G7から、SR500以上の秘伝書の所有数に応じたSRPボーナスが発生する。
    もしSR500以降が辛いと感じたら、他の武器種に手を出すのも良策ということになるだろう。
  • このボーナスは取得SRPに固定値で加算され、その量は何と所持数×750。
    現在使用している武器の秘伝書は数に含まれないが、それでも非G級で最大7500、
    G級ハンターが穿龍棍のSRを上げる際には8250ものボーナスが入る。
    ギルドへの推薦状等と同じような感覚だが、あちらと違い計算の大本の数値に加算される。
    その為、このボーナス値にHC適正ボーナスやSRPブースト、
    プレミアムコース等の乗算が加わり、かなりのSRP増加が見込める*5
    全SR999を目指すなら、とにかくSR500以上の秘伝書を揃える事を優先した方が早く目標を達成できる。
  • ちなみに穿龍棍には非G級の武器が無いため、そのままではHC適正レア度ボーナスを享受できない。
    レア度を設定するシジル」を活用するとよい。
  • MHF-G7からはG級クエストでもSRPの入手が可能になる。
    ただしG級クエストはHC適正ボーナスが入らないので注意。
    (SR500以上秘伝書複数所持ボーナスは発生すると思われる)

変遷

  • 元々秘伝書は2010年のシーズン8.0で「初心に帰って一つの武器を極める道」
    というコンセプトのもとで実装された。
    またMHFにおける新たなエンドコンテンツとしての意図があったのも間違いない。
    その為旧仕様の通り「武器種別のハンターランク2週目」という要素が極めて強いものとなっていた。
  • 下位モンスター相手に凄腕装備のままで挑んで、
    無双されてしまっては意味が無いといった観点から、
    武器のレア度制限と防御力・属性耐性の減算補正が用意されていたが、
    実装当初はSR999(カンスト)まで防御力の減算が完全になくならなかった。
    このため「HR100と同じモンスターを相手にしているのに防御力が半分とは何事か」
    といった不満が大量に寄せられ、
    結果として次のアップデートからSR100で防御力減算がなくなるようになった。
  • また、当初は使用できる武器もSRによって制限がされており、
    完全に全ての武器を使用できるようになるのはSR700からであった。
    これはフォワード.5までの極めて長い間続いており、SRの本質的な問題点の一つとされた。
  • 上記の点から当初の秘伝書システムは、
    ある程度SRを上げないと逆にハンターが弱体化するのに、そのSR上げが果てしなく長い
    というものであった。
    そのため、普段あまりMHFをプレイしない(できない)人や、ライト層からは、
    「どうしてモンハンでレベル上げという苦行を強いられなければならないのか」
    「いつからモンハンはRPGになったんだ」という批判も出た。
    • この点について、当時MHFはメインシリーズとの明確な比較対象にされていた経緯があり、
      (詳しくはこちら)当時の主要メインシリーズはHR9で止まるMHP2Gと、HR51で全要素解禁となるMH3であった。
      MHFにおいてはHR100で当時の全要素解禁で、
      様々な事情からこの時点ではHR500程度であれば到達しているプレイヤーが多かったのだが、
      そこから弱い武器からスタートしてSR700まで上げるというのは文字通りの苦行と捉えられたのである。
  • かつては一つの秘伝書だけならまだしも、複数の秘伝書を短期間で上げるとなると、
    ほぼ確実にプレミアムコースやNコースといった課金のサービスを使う必要があったので、
    そういった点でも評判は悪かった。
    特にSR500からはHRPと同じで補正が適用され、特にG1以前はその補正が強烈であったため、
    当時の非課金SR999は苦行そのものであった。
    SR減算補正をプレミアコースで消さなければまともにSRがあがらないほどであったため、
    実質オプション課金前提であると批判されたのである。
  • また、SRの体系で生まれた秘伝防具についても様々な問題と批判が存在する。
    詳細は秘伝防具のページを参照してほしい。
  • G級はSR999武器種を1つ持つ事が昇級の条件であるが、
    発表当時上記の理由で猛烈な批判が乱れ飛ぶこととなる
    (新規やライト層にもSR999にするための課金を強要するのか、ということ。更に本来の想定では、
    SR999武器種3つ持ちが昇級条件であることが明かされたのも火に油を注ぐこととなる)。
    その後、月1回一週間限定でオプション課金コースが無料開放され、
    特にMHF-G前の3ヶ月間は集中的にプレミアムコースが開放、更にSRPを多く取得できるクエストも
    集中的に配信された。そのため上記の批判はなりを潜めることとなる。
  • MHF-G2ではクエストの入手SRPは特に見直されていないが、
    取得SRPが常時2倍、報酬ブーストによってSR1~499までの期間中のSRPがさらに2倍、
    更にはHCクエストで適正レア度の武器を装備しているとボーナスが4倍(従来は2倍)、
    つまりフォワード.5当時から見ると合計8倍のSRPをオプション課金なしで取得できる。
    また、SRP減少補正も緩和され、「SRを上げる」という点については劇的に改善されたと言っていいだろう。
    ちなみに秘伝書システムで実装された特異個体の素材集めについても、MHF-G2アップデートで
    入手手段が改善されている。
  • ちなみに、秘伝書システムが実装されたのは2010年4月。
    本質的にSRが改善されたといえるのはMHF-G1・G2(2013年4月~2013年9月)。
    実に3年半もの月日を要したことになるのである。
    この時の反省からか、後のG級に関する諸問題は秘伝書とは比較にならないほど早く、
    かつ課金オプション追加などと言った正攻法ではない手段に頼らない方法で改善がなされている。
  • MHF-G6.1ではSRPが100分間5倍になるブーストタイムを、
    HR試験のクリアに連動して発動できるようになり、調整が必要だがSR上げが非常に楽になった。
    またMHF-G7ではSR500以上の秘伝書の所持数に応じて上述したようにSRPのボーナスが発生するようになり、
    SR500以降のSR上げも追加課金に頼らずとも円滑に行えるようになった。
  • また、根本的な問題として「秘伝書が取得できるようになるまでが遅すぎる」という声もあった。
    実装当初は秘伝書がエンドコンテンツという設計であったため、
    HR500という数値は特段厳しい条件とはあまり認識されていなかったが、
    それでも新アクションの取得まで長い時間を要することは問題とされていた。
    また、現在はG級まで実装されており、現時点では秘伝書取得前と取得後でHRの上がり方が大きく異なり、
    秘伝書を取得する前よりも取得した後の方がHRが上げやすいことや、
    HR100~HR499の変化の乏しさ、及び大多数のモンスターが特異個体化できるようになったことで、
    マッチングが難しくなったこともあり、HR499までは課金ブースト等をフル活用してすっ飛ばすべき、
    という声も多かった。
    MHF-G7からはこの根本の部分である「秘伝書習得可能HR」が300に引き下げられ、
    上述したHR試験クリアで発動するブーストタイムの存在もあり、上記の問題は大きく前進することとなった。
  • MHF-G10では、スキルランクシステム(とハンターランク)の根本的な変革が行われる計画が発表され、
    当初はスキルランクが名実共にハンターランクの次のランク帯になる
    (従来HRとSRは平行していたが、一定のHR以降はSRに一本化される)というものであった。
    その後調整が進められた結果、全武器種の非G級SRの統合に伴いSRシステム自体が廃止され、
    武器種別のランクシステム(Gスキルランク)はG級昇級よりスタートする形になった。
    また、秘伝書入手ランク自体も剛種の狩猟解禁と同時であるHR5に引き下げられた。
    これによって秘伝書システムで生じていた各種問題の根本的な解決が図られることになった。
  • そして上述した通りMHF-Zアップデート時には、
    実に5年振りとなる新たな秘伝書スタイル極ノ型が実装された。
    この新スタイルは、2016年8月3日の運営レポートによると今までにない
    新しいアクションプレイ」がコンセプトで、既存のどの型よりもスピーディに立ち回れるよう、
    新たな攻撃や移動アクションが追加されるという事が明言されていた。
    これは、凄まじい変貌を遂げていたスラッシュアックスFの実装コンセプトと共通するものであり、
    実際に全武器で抜刀ダッシュが可能になる事を始め、非常に大きな変化が発生する。
    ちなみにこれに先駆けてという訳ではないかもしれないが、
    ブーストタイムの仕様がG10.1で変更され、
    現役のプレイヤーが気軽に発動させてGRP(GSRP)を大幅増加できるようになった。
  • アップデート後の「極ノ型」の反響としては、
    基本的には良好であることが後日実施された開発インタビューで明らかになっている。
    ただ、細かい部分での賛否両論・調整要望は上がっているらしく、
    まずは極ノ型を完成させるという方向で今後調整を行っていくとのことで、
    MHF-Z以降初となるアップデート時には4武器種に調整が加わることが明かされている。
    地・天・嵐もいずれは調整したいという発言があるが、現時点では流石に手が回らないようだ。
  • 2017年4月19日アップデートでは、嵐ノ型の解放試練が廃止され、
    極ノ型も、G級秘伝書の入手と同時(GR1)に習得が可能となるリファインが実施された。
  • 極ノ型の実装以降も、細かなリファイン(武器種によっては別物レベルにも)が行われている。
    変遷は概ね以下の通り。
    逐一の記載は省くが、全て極ノ型に関するリファインである。
    • 2017年2月には以下の4武器種に対するリファインが実施された。
      太刀にて通常の突きを復活(貫刺しとの使い分けが可能に)。
      狩猟笛の音響攻撃の肉質ダウン効果時間を延長。
      ランスのガードストックによる攻撃力UP時間を延長。
      スラッシュアックスFの光剣ゲージが嵐ノ型同様、クエスト開始時に半分溜まった状態になる。
    • 2017年4月には大剣の隙が短くなるよう調整された。
    • 2018年2月7日アップデートでは、
      ガンランスの極ノ型に新アクション(属性ブレード)が追加され、
      双剣の抜刀ダッシュのスタミナが低減される調整が実施された。
      また、ガンランスは天・嵐ノ型のヒートブレードに関する調整も同時に実施されている。
    • 2018年4月アップデートでは穿龍棍のリファインに伴い、
      極ノ型で使える新アクション(空中EX回避)が追加された。
    • 2018年9月のMHF-ZZアップデートでは、
      極ノ型大剣でジャストガード後に回避キャンセルができるようになった。

余談

  • 設定上は、「秘伝書」という装備品が存在し、
    それを強化することで様々な効果が発揮される、ということになっている
    (そのため、ギルドマスターから秘伝書を受け取らないとスキルランクにならない)。
    秘伝書システム実装当初は、MHFはメインシリーズのPC版に相当するものと一部で見做されており
    メインシリーズで堅持されている「ハンターの強さはランクの高さではなく装備と経験による」
    「ハンターの成長要素は一切存在しない」という設定に反するという声もあった。
    実際には当時の技術上、装備品という後付要素にしないといけなかったという事情は大いに考えられるが、
    奇しくもこの設定によって、上記の批判をある程度は緩和させることになったと言える。
    • なお、MHFでは「操作するプレイヤーの実力に寄らないハンターの成長要素」が複数追加されていく事になるが、
      メインシリーズとMHFは根本的に違うと考えるユーザーが増えることで、
      この手の要素追加に対する批判は次第に無くなっていった。
  • 秘伝書のモーションは、それ自体が武器種のバランス調整として使われた側面も有している。
    特に嵐ノ型ではそれが顕著なものとなっており、
    結果的に新スタイルが魅力的に映らなかったり、ユーザーが使う型が固定化されるという事象も起こっていた。
    MHF-Zではあえて「最強の秘伝書スタイル」を提示することで、
    そのような状況を無理矢理変える(使い分けを強制させる)のではなく、
    全武器種のバランス調整を行いつつ、新スタイルへのスムーズな移行を促す事になった。
  • なお、古くからのMHFユーザーは上述したSR上げ時代の苦労を身を持って実感しているためか
    「ランク上げ」に対して凄まじい忌避感を示すことが多い。
    それはG級のGRしかり、極限征伐戦のシステム
    (システムが発表された際、Lvが上がる=ランク上げと認識したユーザーは多かった模様)しかり、
    上述のGSRP(G級秘伝書)しかり、パートナーの成長システムしかり、
    天廊遠征録のタワーランクしかり、である。
    そのため、成長要素が追加されるたびに「またSRの二の舞になるのでは」という声が上がることが多かった。
    MHF-G2以降、多くのハンターが苦行と認識するような成長要素は実装されておらず*6
    MHF-Zの頃になるとそのような声(狩煉道ランク実装時など)は殆ど出なくなった。
  • スタイルによってアクションを切り替えるという要素は、後にMHXにも導入された。
    詳細はシステム/狩猟スタイルを参照。
    こちらは最初から無条件で4つのスタイル*7を自由に選べること、
    武器種ごとの特性というよりはむしろスタイル毎の特性があることが大きな特徴となっている。
  • また、MHRiseでは入れ替え技という、
    特定のアクションをピンポイントで入れ替えられるシステムが登場。
    ゲーム開始直後には使えず解禁に一定の条件が存在する、
    拡張作品のMHR:Sではシリーズ通して使い勝手の悪いアクションをほぼ上位互換に挿げ替えられるなどと言った、
    MHFの秘伝書を彷彿とさせる要素が見られる。

関連項目

システム/ハードコアクエスト
システム/特異個体
システム/ギルド優先依頼
システム/レア度 - HC適正ボーナスに絡む。かつては秘伝書装備において極めて重要な要素だった。
アイテム/難しい書物 - かつて秘伝書強化に必要だったアイテム
システム/マイミッション - 秘伝書育成ミッションについて記載
ゲーム用語/カンスト - 上記に絡む事象
武器/HC武器
防具/秘伝防具
システム/入れ替え技 - 後にメインシリーズで登場した「アクションを任意で差し替えできる」システム。


*1 厳密にはマグネットスパイクのみ少々異なり、解禁イベントを終わらせた時点で工房の親方から受け取れる(親方がギルドマスターから預かっていたという設定)。
*2 既存の一部の技が使用不可になるという点では、MHP3においてガンランスの「突き⇒突き⇒突き」が「突き⇒突き⇒叩きつけ⇒フルバースト」に変更されたようなものと思えば良い。
*3 G10以前はHR1~999までクエストクリア時のポイントで上げるシステムだった
*4 最低の7は炎妃剣【偏愛】、最高の12はクアルセプスの物を荒天および2頭クエの証で強化した物が該当する。
*5 ただし、同様にSRクラス補正等も受けるので、ランク下のクエストクリア時や使用中の武器のSRが500を超えている場合は減少してしまう。
*6 多大な労力を要するものはあるが、SRと違いゲームを円滑に遊ぶのに誰もが避けては通れないという性質のものはない
*7 MHXXでは更に2つが追加された