ヤマツカミの素材から作れる狩猟笛。法螺貝のようなデザイン。
そのためカリピスト達からは「法螺貝」と呼ばれている。まんまである。
目次
概要・性能
- 長い年月を経て成長した龍木を、まじないをかけながら彫り込んで作られた狩猟笛。
かつて東方で戦が起こる時に吹き鳴らされたという大笛がモデルであるらしい。やはり法螺貝。
極東に伝わる技法によって奏でられる独特で不思議な音色は、
戦に赴こうとする者たちの精神を自然と鼓舞する蠱惑的な神の歌であるという。
一説には龍を呼ぶための笛であるとも言われている。
- 狩猟笛使いからの採用率は高い。その理由は
- 強走効果【大】、攻撃力強化【大】、風圧軽減等、
戦闘が劇的にスムーズになる演奏ができる。 - 麻痺属性なので、一通り演奏し終わっても活躍の場がある。
- 当然打撃属性なので、スタンも狙える。
双剣ハンターがいるPTではこの笛があるかないかでだいぶ戦闘が変わってくる。 - 強走効果【大】、攻撃力強化【大】、風圧軽減等、
- 当然、ソロで使っても効果は薄い。使えない事はないが。
- MH4(G)では一転して使える旋律が状態異常の扱いに特化したものになっているが、
これはこれで強力なため、麻痺属性も合わせて高い支援性能を発揮している。
残念ながら、マヌケ面の巨大ロボットを呼び出す旋律は追加されなかった。
MH2
- 初登場であるMH2ではオンラインでしか作れず、龍木ノ笛⇒龍木ノ笛【宿神】で強化が止まってしまう。
なので厳密にいえば龍木ノ古笛はMH2には存在しない。
【宿神】の性能はというと麻痺属性220、音色は紫青赤と使えなくはない性能だが、
攻撃力が676しかなかった。ボーンホルン改と同等である。
そのため火力は期待できず、
ひたすら吹いてひたすら頭を殴ってスタンさせ、ひたすら麻痺を狙うしか使い道は無いといっていい。
まあMH2では封龍剣【超絶一門】が猛威を振るっていたので、そのオトモとして出番があったかもしれないが。
「強走薬と鬼人薬飲んで4人で超絶担いだ方が早くね?」なんて言うのは禁句である。
だが実際事実だし反論の余地はないだろう。
MHP2、MHP2G
- MHP2では龍木ノ笛【宿神】で強化が止まるが、ステータスはMH2の頃と比べるとかなり強化されている。
まあ狩猟笛自体の扱いが前と比べて改善されたとも言えるだろうが。
MHP2Gでは【宿神】からG級素材を使って龍木ノ古笛⇒龍木ノ古笛【神歌】と強化する。
他のG級ヤマツ武器と同じく色が黒っぽくなり、紫青赤の音色もそのまま。
狩友と行くクエストの旅で大いに活躍してくれるだろう。- 実は初期の龍木ノ笛は下位武器ながら紫音色を持つ上、大型モンスターの素材を必要としない。
この時点で強走効果【大】を吹ける数少ない笛ということもあって、
火薬岩マラソンに大活躍であった。 - ウカムルバスを倒すことで龍木ノ笛【宿神】Gが生産可能。
だがこの笛、作製難度は別にして性能に問題があった。
龍木ノ古笛【神歌】は攻撃力1092、麻痺属性260という性能なのだが、
龍木ノ笛【宿神】Gの方は攻撃力1040、麻痺属性220と完全な下位互換である。
ちなみに両方とも音色に違いは無く、斬れ味も紫まで届き、スロット2も一緒。
しかも演奏時の音まで一緒なのだから実際問題【宿神】Gの存在意義がない。 - しかし龍木ノ笛【宿神】Gにはトレニャーの取ってくる素材だけでも作れるので、
ヤマツカミと戦うのがだるいというハンターには需要があるかもしれない。
とはいえ緊急クエストで一度戦った相手を何回か倒すだけで【神歌】はできてしまうのだが。
- 実は初期の龍木ノ笛は下位武器ながら紫音色を持つ上、大型モンスターの素材を必要としない。
MH4
- 久方ぶりに登場。竜人問屋でヤマツカミの素材を交換することで作成可能。
強化前、強化後は無く、一発生産となる。
使っている素材の関係か、銘は「龍木ノ古笛」でありながらカラーリングは龍木ノ笛と同じ物になっている。
- 攻撃力は下位武器並みの676だが麻痺属性値は320と高く、属性特化型という特徴は相変わらず。
音色は、紫空橙になり
自分強化、耐雪&耐泥、状態異常攻撃強化、全状態異常無効、精霊王の加護
と、それまでの作品とは大きく内容が変更された。
ただでさえ高い麻痺属性値を強化し、こちらは状態異常を一切受け付けない
という状態異常関係のエキスパートである。耐雪&耐泥も地味ながら嬉しい。
また、素で短いながらも斬れ味白を有し、斬れ味レベル+1をつけると白が大きく伸びる。
- MH4ではブラキディオス、テオ・テスカトル、ティガレックス希少種、ミラバルカンといった
爆破やられを多用し、高い攻撃力を有するモンスターが多く登場する。
そのため全状態異常無効と精霊王の加護を吹けるこの笛は活躍の場が多い。
特に、防具なしでブラキと戦うクエストではスキルで爆破やられの対策をすることができないうえ、
被ダメージも大きいのでこの笛の出番となる。
- ライバルは攻撃力強化が演奏でき、殴り性能も高くスロット持ち…と
バランスの良いパラハザードコールか。
どの武器にも恩恵の大きい攻撃力強化や聴覚保護など汎用性はあちらが上だが
毒殺を始め状態異常主体のPTなどでは龍木ノ古笛の旋律が最大限に発揮される。
またパラハザードコールは属性値が低めであり、単体での麻痺は少々キツい。
PTによって担ぐ笛を決めるのも良いだろう。- また、ムジカも覚醒で麻痺属性を得るが属性値はさらに低く、
覚醒をつけずに無属性の殴り笛として運用される事が多いため、比較されることは殆どない。
- また、ムジカも覚醒で麻痺属性を得るが属性値はさらに低く、
MH4G
- 相変わらずヤマツカミ自体は未登場だが、ヤマツカミのG級素材は流通するようになり、
そのおかげで龍木ノ古笛【神歌】が復活した。
各能力は龍木ノ古笛を順当に強化したような形となっており、音色についても変更は無い。
使い方としてはほとんど変わらないだろう。
- 注目すべきはやはり麻痺属性460。
これを状態異常攻撃強化の演奏でさらに強化できる。
スキル構成なども考慮して運用すれば、単独でも属性値500の大台を軽々と突破する。
もちろん狩猟笛なので眩暈だって狙える。
仲間達との連携を極めれば、誰一人ダメージを受けずに完封勝利を収めることさえ夢ではないかもしれない。
MHF
- 龍木ノ笛⇒龍木ノ笛【宿神】⇒神龍木ノ笛【護神】⇒神龍木ノ笛【来光】と強化可能だが、
神龍苔やら祖龍の角やら古龍種汎用素材やら、面倒な素材ばかり要求される。
さらに言うと、双剣はS7.0より鬼人化した瞬間強走効果が即座に切れるように仕様変更され、
双剣に対しての強走旋律は無意味であった*1。
風圧関連も多数のスキルを発動しやすいMHFでは超絶のピアスVI等の存在によりほぼ忘れ去られている。
しかも麻痺属性の狩猟笛は派生(シリーズ)毎に見ても十数種類が存在し、
麻痺属性で選ぶのならば他に選択肢はいくらでもある。
特にゴゴモア剛種の「緋猛笛【捧舞】」が攻撃力1196・麻痺属性410・非常に長い白ゲージ・紫緑赤と、
驚異的性能だったこともあって、
「麻痺属性の狩猟笛」というアイデンティティしかなかった龍木は現在では殆ど使用されていない
(最終強化の神龍木ノ笛【来光】でも攻撃力988・麻痺属性300)。- こういった理由から、MHFにおいては「MHFの変化」についていけなかった不遇な武器と言える…が、
そんなこの笛も新たな道を歩むことができた。それはラスタの武器としての使用である。
ラスタには武器の使用制限があり、剛種武器でなくともゴゴモアの笛は装備できないようになっている。
しかしこの系統の笛は装備できるうえ、神龍木ノ笛【来光】になると匠で白ゲージがでてくる。
攻撃大と白ゲージが付いている笛はこの来光だけなので、ラスタ装備としては最強の笛として名高い。
…はずだったのだがMHF-Gアップデート時にラスタの武器制限が緩和され
G級武器以外はラスタも担げるようになってしまった。
当然覇種武器である緋猛獄笛【奉納舞】も解禁されてしまったということであり、最後のアイデンティティである
ラスタ武器としての役目も奪われた龍木はデザインにこだわらない限り担がれなくなってしまった。
(向こうは攻撃力1352,麻痺属性520,おまけにスロットは3つ空いており条件を満たせば紫ゲージまで出現する)- また、白色版SP武器の「龍骨の笛SP」も存在し、こちらは雷属性&毒属性だが赤音色は無い。
しめ縄が紅白のカラーリングに変化しているのも特徴的。
落雷を受け帯電した龍骨から削り出しで作られた。
- また、白色版SP武器の「龍骨の笛SP」も存在し、こちらは雷属性&毒属性だが赤音色は無い。
- こういった理由から、MHFにおいては「MHFの変化」についていけなかった不遇な武器と言える…が、
関連項目
モンスター/ヤマツカミ
武器/ヤマツカミ武器
武器/ウネリシェルン - 貝のような形の狩猟笛。こちらは本物の貝が素材。
武器/冥笛エンフォーラル - 同上。こちらはモンスター素材。