アイテム/龍脈石

Last-modified: 2024-04-28 (日) 14:20:02

MHWorldで初登場したアイテム。
装飾品の錬金やカスタム強化に用いる。

目次

概要

  • 歴戦の個体》に認定されたモンスターおよび《歴戦王》と呼ばれる古龍から得られる結晶。
    古龍エネルギーが結晶化したアイテムであり、そのエネルギーにより武具の性能を引き出す、
    古代竜人の錬金術によって装飾品を別の変換するといった形で狩猟生活に利用可能な素材である。
    • 入手手段は歴戦の個体・歴戦王が登場するクエスト報酬及び特別報酬のみ*1
      歴戦の個体が出現する「調査クエスト」は最低でもHR13以上でないと受注できず、
      歴戦の個体/歴戦王が登場するフリークエスト・イベントクエストも同様であるため、
      龍脈石が入手できるのは普通に進めればHRが解放されるエンディング後となる。
  • 武具の性能をアップさせる装備強化、不要な装飾品を変換する古代竜人の錬金術で必要になる、
    有り体に言えばエンディング後のエンドコンテンツの一角に相当するアイテムである。
    このため、クリア後は龍脈石を集めるために歴戦の個体や歴戦王を討伐するのが大きな目標の一つとなる。
  • 通常のものとして龍脈石のかけら龍脈石大龍脈石の3種類が存在しており、
    龍脈石のかけらは危険度1、龍脈石は危険度2、大龍脈石は危険度3に定められた歴戦個体のクエストで入手可能。
    危険度1の調査クエストはHR13以上、危険度2はHR30以上、危険度3はHR50以上を要求されるため、
    手に入れられるようになるタイミングも概ねHRに準拠する。
    • フリークエストやイベントクエストの報酬で入手できる龍脈石の種類は
      そのクエストに登場する歴戦の個体の危険度(=モンスターの種類)によって異なる。
      特定の龍脈石を狙って受注する場合は事前に要求HRや危険度を確認しておくことが望ましい。
  • 龍脈石はカスタム強化する武具のレア度、あるいは錬金術の種類によって必要な種類が異なる
    • レア度6の武具であれば龍脈石のかけらを、レア度7の武具であれば龍脈石を、
      そしてレア度8の武具であれば大龍脈石を用いてカスタム強化を行うことになる。
    • 一方、錬金の場合は大地の錬金術(なぞの珠)には龍脈石のかけらを、
      深海の錬金術(光る珠)には龍脈石を、龍脈の錬金術(古びた珠)には大龍脈石を用いる。
    ご覧の通り種類によって強化できる武具/入手できる装飾品がまるで異なるため、
    例えばレア度6の武具を強化しようと龍脈石を集めたとしても完全に無駄になる。
    事前に武具のレア度や入手したい装飾品が鑑定される珠を確認しておきたい。
    • 下記の「猛者・英雄の龍脈石」よりは入手しやすいが、
      武器のカスタム強化においても猛者・英雄の龍脈石とセットで用いるため用途も多い。
      現在は救済クエストの配信もあって入手難易度は下がったものの、
      レア度別であるため大龍脈石は大量にあるがかけらが足りないという現象も発生しうる。
      特に効率重視で歴戦古龍ばかりを狩っていると起こりがちな逆転現象である。
  • MHW:Iでは武器をMRのものに強化するとカスタム強化が外れ、龍脈石が返還される。
    ただ、龍脈石は下記の2種も含めMRではカスタム強化に全く使わないため、
    代わりとして汚れた・輝く龍脈石にも装飾品錬金の使い道が用意された。

汚れた龍脈石・輝く龍脈石

  • 龍脈石のかけらを始めとする3種とは別枠の鑑定アイテム。
    鑑定することでそれぞれ「猛者の龍脈石」「英雄の龍脈石」へと変化する。
    ややこしいが、猛者・英雄の龍脈石は「龍脈石」系統のアイテムとは全く別物であり、
    特定の性能を付与する武器のカスタム強化にのみ用いる専用のアイテムとなる。
    猛者の龍脈石はレア度6~7、英雄の龍脈石はレア度8の武器のカスタム強化に用いる。
    • 汚れた・輝く龍脈石は歴戦の個体・歴戦王が登場する調査/イベントクエストの特別報酬に確率で出現する。
      厳密には危険度2の歴戦個体のクエストからは「汚れた龍脈石」のみが、
      危険度3の歴戦個体および歴戦王のクエストからは「汚れた龍脈石」「輝く龍脈石」が出現する。
      ただし救済クエストを兼ねて配信されているイベントクエスト「脈打て、本能」については
      危険度2のイビルジョー歴戦個体が狩猟対象であるが、輝く龍脈石が報酬に登場する。
  • 武器のカスタム強化に猛者・英雄の龍脈石が必要なのは前述の通りだが、
    極めて重要な点として武器種毎に対応する龍脈石が異なっている
    厳密には鑑定されたこれらは「英雄の龍脈石・剣」などという形で武器の名を冠し、
    1つの種類毎に2つの武器種に対応する形となる。一覧は以下の通り。
    • 剣:大剣・太刀
    • 刃:片手剣・双剣
    • 槍:ランス・ガンランス
    • 鎚:ハンマー・狩猟笛
    • 斧:スラッシュアックス・チャージアックス
    • 柄:操虫棍・弓
    • 弩:ライトボウガン・ヘビィボウガン
    つまり「猛者の龍脈石」「英雄の龍脈石」はそれぞれ剣~弩の7種類存在し、
    それに対応する種類・レア度の武具のカスタム強化にのみ用いることができる。
    なお、鑑定前である「汚れた・輝く龍脈石」の段階ではどの種類の龍脈石かは判断できない。
  • ご覧の通り「猛者/英雄の~」については2ランクに加えて7つの種類に分かれているという
    ランダム性の塊のようなアイテムであり、例によってあのセンサーが大暴れする。
    特に特定の武器種を専門とするハンターにとっては他の種類の龍脈石は無価値も同然なのも痛く、
    やっと出てきた英雄の龍脈石が別の武器種の名を冠して肩を落とす程度なら可愛いもので、
    大剣使いが剣を求めて龍脈石を集めていると気づけば鎚が10個ぐらい溜まっているなどという事態も
    日常茶飯事である。勿論、龍脈石・剣は1つも出てこないのがお約束である。
    かくして今日も目当ての龍脈石を求めてハンターたちは調査クエストに赴くのであった…
    • 分類としては素材アイテムなので、プレイヤー間での交換ができないのも悩ましい。
      できたとしてもそれはそれで別の問題を生む可能性もあるのだが…
      ちなみに猛者が10000z、英雄が20000zとやけに高値で売却できるが、
      たとえ自分に必要ない龍脈石であっても、もったいなくてとても売れないというハンターもいるとか。

類似アイテム

霊脈玉

  • MHW:Iで登場したアイテム。
    MRにおいて導きの地の歴戦の個体から入手できる石で、MR版龍脈石と言っても差し支えない。
    危険度1のモンスターからは「霊脈玉のかけら」、危険度2からは「霊脈玉」、危険度3からは「大霊脈玉」を入手できる。
    • なお、MRの歴戦の個体は調査クエストにも登場するがそちらでは入手できない。
      代わりと言ってか、護石の強化に使用する「冥晶原石」を低確率で入手できる。
  • 霊脈玉は剥ぎ取りや狩猟報酬のほか、落とし物を拾うことでも低確率で入手できる。
    特に導きの地のモンスターは落とし物を非常に落としやすくなっている上、
    地質学Lv1で一部モンスターを除いて落とし物を2回拾えるようになるので
    睡眠ぶっ飛ばしなどを利用して落とし物を落とさせまくって集めるのが主流。
    ただ、最高ランクの大霊脈玉は3%という低確率なのでこの方法でも中々落ちない。
  • 使用用途は龍脈石同様に武器や防具のカスタム強化のほか、
    一部重ね着装備を作成する際にも使用する。

余談

  • 入手判定が行われるのはエンディング後であるが、エンディング内にて、
    プレイヤーは竜人族のハンターが地脈の収束地で拾った「龍脈石のかけら」を譲り受けることになる。
    このアイテムは、龍結晶が非常に多く存在する収束地に落ちていた欠片の1つであるため、
    龍結晶と龍脈石各種は本質的には同じものであることが示唆されている。
  • 設定資料集によれば、「地脈を通して供給されたエネルギーを養分としながら強靭化し、
    長い年月をかけてそのエネルギーを体内に蓄えたモンスター」が生成する結晶が龍脈石だという。
    地脈が巡らせるエネルギーは朽ちた古龍が解放した膨大な生命力であるとされており、
    つまりは古龍エネルギーを体内に宿して強大化した個体こそが歴戦の個体ということだろう。
    • 純度の高い古龍の生命エネルギーは龍結晶として結晶化するという性質も明かされており、
      龍結晶の地に存在する巨大な結晶体の数々は全て古龍エネルギーの具現化である。
      欠片とはいえ龍結晶を生成するほど高純度のエネルギーを摂取し続けたならば、
      歴戦個体の手強さや通常個体にない異様な艶めきも頷ける。
    • ゲーム本編では渡りを行った古龍が瘴気の谷で最期を迎え、
      そのエネルギーが地脈を通して新大陸全土に広がるというサイクルが説明されていた。
      エンディング内にて大団長が
      「肥沃な養分を元に、長い年月を掛けて強靭なモンスターが育っていった」と推測したことを踏まえ、
      プレイヤーの間では歴戦の個体は長い年月を生き抜いただけでなく、
      古龍エネルギーという肥沃な養分を体内で結晶化する程に摂取し、
      強靭に育っていった個体であると早い段階から推察する声も聞かれていた。
  • 通常のモンスターの「龍脈石」と古龍の「大龍脈石」は由来が異なる。
    元より古龍である後者の龍脈石は元来有する生命エネルギーの純度が高まり結晶化したものだが、
    前者の龍脈石は地脈から放たれる古龍の生命エネルギーの影響を受け続けたことで
    体内に後天的に古龍エネルギーを獲得するに至り、長年をかけてそれが結晶化したものである。
    ゲーム中の素材としてのランクが設定に結びついている、なかなか稀有な例といえよう。
    • 大龍脈石ともなると支配者として君臨していたというレベルのモンスターからしか入手できないらしいが、
      実際に大龍脈石が入手できるのは古龍のみなので、これも説明文と実情が一致している。
  • マカ錬金に用いるという性質はMH4(G)における狂竜結晶系アイテム群とよく似ている。
    あちらは元々は古龍由来の物質が結晶化したものと考えられる。
    • MHWorldにおけるマカ錬金は新大陸に古くから住む「古代竜人」の知恵とされており、
      現大陸付近ではシナト村位でしか見られなかった技術が長く継承されていたことが判る。
      これも、新大陸が古龍たちと深い関わりを有している故の事象であろうか。
  • 鉱石類や玉石系とは異なり、尖った結晶状の石という独自のアイコンを貰っている。
    現状同種のアイコンは龍脈石系統以外ではスリンガーの弾であるハジケ結晶のみ。
  • 現実では(主に経済的に)利用価値がないと判断された鉱物脈石*2)と呼ぶ。
    鉱石は経済的に有用な鉱物の事を指すため、脈石鉱石の対義語といえる存在である。
    引く手数多な龍脈石とはなんと対照的なことか。
    実際には龍脈+石であって龍+脈石ではないし、名前は○○だけど実際は○○でない存在はいくらでもあるが*3

関連項目

システム/カスタム強化
システム/調査クエスト
システム/マカ錬金屋


*1 剥ぎ取りでは入手不可。
*2 英語ではgangue(ギャング)という
*3 クラゲじゃないけどキクラゲ、サメじゃないけどコバンザメ、水草じゃないけど流水草etc